2007年9月25日火曜日!
さぁさぁ皆の衆おまっとさんでした!
今宵、深夜0時の時報とともに全国各地のローソン屋敷にて!
DVD第9弾「カントリーサイン2/サイコロ4」の受け渡し解禁!
討ち入り解禁でぇございます。
「北海道212市町村カントリーサイン2」といえば、
ヒマをもてあました車内でのバカげた「怪談驚かし合戦」。
名場面「牛の仲裁」。
「サイコロ4」といえば、
名トーク「出雲の神様話」。
名キャラ「登山家」の登場。
けして派手な作品ではありませんが、私には妙な懐かしさを感じる作品群であります。
「カントリーサイン2」「サイコロ4」ともに、今から10年前のちょうど今ごろ。秋の気配が濃厚な97年10月に撮影されました。
カントリーサインの冒頭、我々の車が猿払村に到着すると、深夜にもかかわらず大勢のばかやろうどもが大きく手を振って出迎えます。
サイコロ4に続いて放送された「カルトクイズ」では、さらに大勢のばかどもがHTBに集結し「我こそはどうでしょうマニア世界一!」と熱戦を繰り広げました。
10年前の秋。
ここ北海道では、「水曜どうでしょう」という、午前1時に近い時間に放送されていた深夜番組に、確かに多くの、熱いファンが存在していた。
そして我々もそれに気づき始めていた。
夢と希望、そんなありふれた言い回しは使いたくありませんが、でももしかしたら我々4人の中に、そんな青臭い言葉が存在していたかもしれない、そんな時代でありました。
「カントリーサイン2」「サイコロ4」、
これは、「どうでしょう創世記、どうでしょう初期の最後の作品」であったように思います。
どうか皆様も、今宵は10年前に戻ったような気持ちでご覧いただければと思います。
と、その前に、DVD本体を開ける前に、まずは予約特典の「ポストカード10枚セット」、こちらをご覧になりまして、4人それぞれの画風をご堪能いただければと存じます。
では今宵、9回目となりますDVD受け渡し解禁日の長い夜。
う先生は、果たしてホームページ掲示板の終夜営業、通称「祭り」をやるのでありましょうか。
いずれにしても全国津々浦々、皆様からの「討ち入ったり!してやったり!」の戦況報告、お待ち申し上げております。
ではみなのども!準備はよいか!
いざ出陣!
(14:10 藤村)
2007年9月25日火曜日!
9月19日水曜日。本日も藤村でございます。
9月19日水曜日。本日も藤村でございます。
さぁ!いよいよ1週間後の水曜日26日、DVD第9弾「カントリーサイン2/サイコロ4」の発売&受け渡しでございます。
昨日、一足先に我々の手元にサンプル版が届きました。
予約をしていただいた方に贈呈しております恒例の「ポストカード10枚セット」。
前回のDVD「西表島」では、オーバー40のおっさん3名による「絵手紙」をお届けいたしまして、皆様方からは、
「まぁ、もらっとくけども・・・」
「おっさんの絵か・・・」
程度の薄い反応を頂戴いたしました。誠にありがとうございます。
しかしながら今回は、皆様おまちかねの大泉画伯が、ついに絵筆を取りまして、自画像を中心に3枚のポストカードを描き上げております。
ミスターさんも3枚、そして我々D陣がそれぞれ1枚づつ。残る2枚はジャケット等に使用されているイラストをポストカードに移植したものであります。
並べてみると4人それぞれの絵に個性がある。
ミスターさんの絵は、「素朴」な印象。
大泉洋の絵は、「シブ味」のようなものがありますな。上手い。
私の絵は、この中では一番「繊細」でしょう。
こうして見ると、「絵に表れる個性」というのは、普段みなさまが感じている「その人物の個性」とは、少し印象が違う。
しかし、4人の中でとりわけ絵と本人の印象が違うのが、嬉野先生であります。
前回の絵手紙でも、その大胆な構図と荒々しいタッチで、みなさまを驚かせましたが、
今回はさらに拍車をかけて、驚くべき個性を発揮しております。
「狂ってる」とでも言いましょうか。
ミスター=「素朴」
大泉=「シブ味」
藤村=「繊細」
と来て
嬉野=「狂気」
各人の個性からすれば、想像もつかないこの結果。
絵だけを見れば、嬉野先生が飛びぬけて自己主張が強い。
私の絵など弱々しくて、先生の前では押し黙ってしまう。
そんな絵であります。
DVD本編ももちろん楽しみでありますが、こんな視点で見る各人のポストカードというのも、実に興味深い。
DVD第9弾、まもなくみなさまのお手元へ!
じゃぁじゃぁじゃぁ、また明日。
■グッズ宣伝
1、「クリアファイル」。
2、ガラス面の裏側から貼れる「番組ロゴステッカー」。
3、ロケで使用した「ヨーロッパTシャツ」(再販売)。
この3点が14日から道内HTBグッズ販売店、並びにHTBオンラインショップにて発売中。
4、「2008年卓上カレンダー」
5、「2008年どうてちょう」。新たな内容(資料?)を追加しての新登場。「カバーはおととし買ったやつをそのまま使う」というケチ・・・シッカリ者の方には中身の手帳単品での販売もいたします。こちらは全国のローソンロッピー端末にて予約受付中。
(18:55 藤村)
9月18日火曜日。藤村でございます。
9月18日火曜日。藤村でございます。
3連休が明けまして、みなさん充分に英気を養い、さぁまた仕事に勉学にと邁進されておることと存じます。
DVD第9弾「カントリーサイン2/サイコロ4」の発売&受け渡しが来週と迫りましたが、わたくしはすでに次回DVD第10弾の編集作業へと突入しております。
みなさんも気合い充分、わたしも充分ということで、本日もなんら問題なし!
明日もとりあえず問題なし!
以上解散!
ごきげんよう!
■グッズ宣伝
1、「クリアファイル」。
2、ガラス面の裏側から貼れる「番組ロゴステッカー」。
3、ロケで使用した「ヨーロッパTシャツ」(再販売)。
この3点が14日から道内HTBグッズ販売店、並びにHTBオンラインショップにて発売中。
4、「2008年卓上カレンダー」
5、「2008年どうてちょう」。新たな内容(資料?)を追加しての新登場。「カバーはおととし買ったやつをそのまま使う」というケチ・・・シッカリ者の方には中身の手帳単品での販売もいたします。こちらは全国のローソンロッピー端末にて予約受付中。
(18:42 藤村)
2007年9月12日水曜日。藤村でございます。
2007年9月12日水曜日。藤村でございます。
えー昨年の新作「ヨーロッパ」の中で、パエリアを食べたあと、私が酔っ払って大泉さんにからむシーンがありましたな。
「茄子アンダルシアだっけ?おまえスペイン自転車で走ってただろ。走りなさいよ。自転車買ってやるから」
みたいな会話がありました。
「茄子アンダルシアの夏」。スペインが舞台の自転車レースを題材にしたアニメーション映画で、にょうさんは主役のぺぺの声をやっておりました。
監督はジブリさんの「千と千尋」や「ハウル」で作画監督をやっていた高坂希太郎さん。この方、どうでしょうをよーくご覧になっておられる。好きでいらっしゃる。
その高坂さんが、「茄子」の続編をお作りになられた。
「茄子スーツケースの渡り鳥」
主役のぺぺ役はもちろん大泉洋さん。
そして、実にお恥ずかしい話でありますが、わたくしと、そして嬉野先生も、えー出ております。
ぺぺさんの所属する自転車チームが今回は日本へとやってまいりまして、ジャパンカップというレースに出場いたします。
ぺぺさんが走っておりますな。大泉さんですよ。その横にびったりとサポートカーがついております。そこには監督が乗っておりまして、
「ぺぺ、このカーブを抜けたらアタックだ」
みたいなね、指示を出すわけですよ。ヒゲづらの監督が。
わたしですね。
驚きますよ。セリフ多いですよ。監督ですもん。
サポートカーには監督のほかにメカニックが乗っております。
自転車が壊れたらメカニックがすぐに飛び出して行って、
「よっ」
なんつって自転車を交換します。
嬉野先生ですね。
セリフは短いですよ。
「よっ」とか「おっ」とか、セリフというより擬音に近いですね。笑いますよ。
高坂さんから「声の出演をしてくれませんか?」と言われたとき、私はもう単純に「おもしろそうだ!やります!」と即答でしたけど、う先生はたじろいでおりましたよ。
「わたしにはできませんよ!そんなこと」と。
台本がきましたら、思った以上に私のセリフが多くて、う先生は、
「いや先生!大丈夫ですか!こんなに」
と、他人事ながらたじろいでおりましたね。
「大丈夫ですよ」
「多いなぁ・・・」
「嬉野先生は・・・ずいぶん少ないですね」
「いやもう、これぐらいで充分ですよ」
ホッとしてましたね。
やがて東京に行きまして、本番です。
幸いにも私と嬉野先生の二人だけの録音でしたから、まぁ緊張もなかろうと、思いきや、さすがに第一声は緊張しましたねぇ。声が震えました。
「いやー緊張する!」
ここへ来て、私がたじろぎましたね。
録音は頭から順番にやっていきます。
「茄子」というタイトルがドーンと出たら早くも私の出番です。もうずーっとしゃべり続けます。
私の緊張もやがてとけたころ、さぁ!ようやく嬉野先生の出番です。
かなり待ちくたびれた様子で録音ブースに入ってまいりまして、
さぁ満を持してのセリフ、
「危ねって!」
「ハイOKでーす」
特に緊張した様子もなく、またブースを出て行きまして、ガラス窓の向こうから私の長々としたセリフの収録を見ております。
やがて、
「嬉野さんお願いしまーす」
先生、満を持してブースに入ってまいりまして、さぁセリフ、
「おっ」
「ハイOKでーす」
「・・・先生、短いですね」
「ええ」
「でも感情こもってますよ。上手いですよ」
「そうでしょ。ずっと練習してましたもん」
「では嬉野さん続けていかせてくださーい」
「よっ」
「いただきましたー」
「うぅうわぁーッ」
「はーいOKでーす」
先生の最後のセリフはなんでしたかね、確か・・・
「うんうん」
でしたか。
嬉野先生、最後におっしゃいましたね。
「もうちょっと・・・セリフあってもよかったんじゃないかなぁ」
最後はすっかりやる気でしたね。
今回声優なるものを体験してわかりました。にょういずみはやはりすごい。上手です。私はもう反省ばかり。
次の機会があれば、嬉野先生ともども是非!
「茄子スーツケースの渡り鳥」。今回は映画公開ではなくDVD作品だそうであります。
というわけで、みなさんまた明日。
よーし解散!
■グッズ宣伝
1、「クリアファイル」。
2、ガラス面の裏側から貼れる「番組ロゴステッカー」。
3、ロケで使用した「ヨーロッパTシャツ」(再販売)。
この3点が今週金曜14日から道内HTBグッズ販売店、並びにHTBオンラインショップにて発売開始。
4、「2008年卓上カレンダー」
5、「2008年どうてちょう」。新たな内容(資料?)を追加しての新登場。「カバーはおととし買ったやつをそのまま使う」というケチ・・・シッカリ者の方には中身の手帳単品での販売もいたします。こちらは全国のローソンロッピー端末にて今週土曜15日から予約開始であります。
(20:01 藤村)
週が明けまして9月10日月曜日。藤村でございます。
週が明けまして9月10日月曜日。藤村でございます。
まずは忘れないうちに宣伝活動。
↑のグッズコーナーに新グッズの情報がアップされております。
かなりインパクトの強い「クリアファイル」、ガラス面の裏側から貼れる「番組ロゴステッカー」、ロケで使用した「ヨーロッパTシャツ」(再販売)、この3点が今週金曜14日から道内HTBグッズ販売店、並びにHTBオンラインショップにて発売開始。
そして、もうこんな季節でありますなぁ、「2008年卓上カレンダー」、そして今年は作りました「2008年どうてちょう」。新たな内容(資料?)を追加しての新登場。「カバーはおととし買ったやつをそのまま使う」というケチ・・・シッカリ者の方には中身の手帳単品での販売もいたします。こちらは全国のローソンロッピー端末にて今週土曜15日から予約開始であります。
さて、本日は「歯」のはなし。
わたしゃ自慢じゃないが小さいころから歯が悪い。
生来の甘い物好きというのもある。でも、我々の年代はみんなそうじゃないですか?
子供のころ食ってた菓子なんてのは、今のような健康志向、自然志向、甘さ控えめなんて考えは皆無。甘けりゃいいだろう、色が派手なら売れるだろうというおおらかな菓子ばかり。虫歯だらけは当たり前。
そんなわたしも小さいころから歯医者に通い、ようやく治ったかと思えばまた虫歯。えーいめんどくさい!と正露丸を詰めての急場しのぎ。もう痛くない!と自分をだまし、まんじゅうがなければ砂糖をなめてでも糖分摂取に余念の無かった文字通りの甘い青春時代。社会に出れば歯医者に通う時間も無くなり、ついぞおれの人生「歯はカンペキ!」という時代はなかった。
それが数年前、親切・迅速な歯医者さんに出会いまして、すべてカンペキに治してもらい、人生初の「虫歯ゼロ時代」を迎えたのであります。
以来、虫歯もないのに夏と冬の年2回、歯医者さんに出向いて定期健診とクリーニングを欠かさず、今や歯の健康優良中年になったのであります。
検診には家族全員が出席。おかげで中学生の娘たちは生まれつき虫歯知らず。甘い菓子を隠れて食うのを至上の喜びとしているクソ坊主だけは、毎度虫歯を発見されますが、検診の日にチョチョイと治療されたら元通り。翌日からまた思う存分隠れて甘味を食らうという甘美な少年時代を過ごしているのであります。
今年の夏も検診に行き、そのとき私は歯医者さんにほめられました。
タバコを吸ってるのに歯が汚れてない。
クリーニングしても歯ぐきから血が出ない。歯ぐきがしまってる。
理由は電動歯ブラシ。1年ほど前から使い始めておりますが、これがすこぶる歯に良いらしい。
年に2回の検診と電動歯ブラシ(必ず1万円以上するいいやつ)。
これで虫歯の心配なし。
これはねぇ、みなさん、やった方がいいです。
というわけで今日は歯の健康について講釈いたしましたよ。
バカ笑いは健康な歯から!
水曜どうでしょうでした。
以上、解散。また明日!
(19:35 藤村)
2007年9月の6日木曜日。藤村でございますよ。
2007年9月の6日木曜日。藤村でございますよ。
「本日の日記」発売から2日目。掲示板には数多くの感想が寄せられておりまして、うふ共々時間をかけて読んでおります。
読後の感想は自分の胸にしまっておく、というのもいいですが、度量の大きな著者本人が、「直接感想を聞こうじゃないか」って言ってんだから、書いてみてもいいんじゃないかと思いますよ。
かといって「つまらんかった。金返せ」と言われましても、「うるせぇ」と言うだけですけども。
モノを作り、モノを買う、当たり前の行為ですが、よく考えれば人間にしかできない尊い行為でありますな。
自分で作った物、捕った物、育てた物。そこには必ず生産者の感性が生きている。それを他人に譲り渡す。
他人はその対価として、苦労して稼いだお金であったり、自分の持っている物を渡す。
そこにはお互い感謝の気持ちがある。
「譲ってくれてありがとう」
「いやいや、私が作った物を選んでくれてありがとう」
生産者の感性と、それを欲する人との感性。それが合致したときに、幸福な「物のやりとり」が成立する。
消費社会の中で「対価=金銭」「お金を払えばなんでも買える」と単純に考えてしまうと、そこに幸福なやりとりは存在しにくくなる。
ここは消費者の方がふんばらないといけない。よく考えないといけない。なぜなら消費者は無意識のうちに、生産者は金を払う自分のためなら何でもすると思ってしまうから。
だから平気で「つまらんかった。金返せ」と言ってしまう。
違います。
つまらんかった。ならば「つまらん」物を選んでしまった自分の感性、能力の無さを反省しなければいけない。
消費者が何も考えなかったら、この世から良い物は消えて、「安い」というバカでもわかる尺度でしか物は作られなくなる。
だから
「つまらんかった。金返せ」
ではなく、正しく言うならば
「私はあなたが作った物をつまらないと感じました。でもあなたは悪くありません。これを買ってしまった自分が愚かだったのです」
という・・・いや、違うな。これは単に腰の低い嫌味だな。一番タチが悪い。「つまらん!金返せ!」と言われたほうがよっぽどいいじゃねぇか。
ま、とにかくだ。物の売り買いというのは、「金銭のやりとり」ではなく、「感性のやりとり」と考えれば、より人間らしい行為、より幸せな行為となる。
ま、おれは遠まわしに「つまらんと言うな」と、言ってんだ。
さて、札幌の近くに江別という町があります。
子猫ちゃんなどと自らを呼ばわっているおばかさんたちには、「にょういずみが幼少のころを過ごした町」と言えばわかるかな。アカデミックな人には「北海道開拓時代からレンガ作りが盛んな町」と言っておこうか。
その江別の町では年に1回、7月の初旬に大規模な「やきもの市」が開かれます。
「焼き物市」というと、有田焼だの備前だのをトラックに積んで日本各地の駐車場を行脚する「今年も来ました!全国陶器市」みたいなものもありますが、ここのはそうじゃない。
道内在住の陶芸作家、ガラス作家がプロアマ問わずごっそりと出店する、正しい姿の焼き物市なのであります。
数百とあるテント。作った本人が自分の作品を並べて売っている。
別に陶芸に詳しいわけじゃない。でも、「好きな感じ」というのはある。その感性だけを頼りに好きな器を探し歩く。
若手の作家が多いので値段は高くない。
気に入った器に出会うと、「いい物を見つけた」と素直にうれしい。
お金を払うとき、「あんたの作るものは好きだな。これからもがんばって」と思う。
茶碗だのグラスだの、そんなものは100均に行けばなんぼでも手に入る。でもそんなものは買わない。
目の前にいる彼が作り、自分が自分の感性で選んだ茶碗を買う。
1500円。全然高くない。
我が家の食器棚に名の通った高価な皿はないけれど、でも100均で「とりあえず」買ったものもない。
ただ、坊主が使う茶碗にしても、一杯のビールを飲むグラスにしても、「作った人の名前と顔がわかる物」が置いてある。
作り手の感性と自分の感性が合った物を使っていると、それだけで気持ちいい。メシもビールもうまい。
でも・・・まぁ、そうは言ってもクソ坊主が乱暴にメシをかき込んでいると
「おまえわかってんの?これは九州で買った茶碗でな、若いけど賞を取った人が作ったやつでな」
などと小うるさいウンチクを語り、
「おいおまえ!そのグラスで牛乳飲むな!おめぇーはアンパンマンで飲んでろ!」
などと言ってしまうのは、まだまだわたくしも、器が小さいと、そういうところでございますな。
じゃね、おあとがよろしいようでと、あれ・・・外はもう暗い。
日が落ちるのが早くなりましたな。
札幌の夜はずいぶんと寒くなってきましたよ。
じゃぁ今日はこのへんで。
(18:42 藤村)
8月31日金曜日。8月も終わりですな。藤村でございます。
8月31日金曜日。8月も終わりですな。藤村でございます。
今、日記を書こうと思ってデスクに戻りましたら、おもしろいものが置いてありましたよ。
新グッズの見本品です。店長が置いていったんでしょうね。
まだ未発表の品ですからあまり言えませんけど、まぁたいしたもんじゃないですから言いますか。「クリアファイル」です。
書類なんかをね、はさんでおく薄っぺらい透明のクリアファイル。
商品名には
「水曜どうでしょう3ポケットクリアファイル(バンジョー兄弟)」
と書いてあります。
「3ポケット」ってのは、「仕切りが3つある」ということですね。ぺらぺらのクリアファイルが3つ重なってると考えていい。
仕切りとなっている3枚のクリアファイルそれぞれには、別々の絵が描いてあります。
1枚目には、緑のまぶしい高台公園の全景。
2枚目にはバンジョー弟の大泉さん。
そして3枚目にはバンジョー兄のミスターさん。
「クリアファイル」ってぐらいですから透けてます。
ということは、この3枚の絵が透けて、重なって見える。
と・・・どうですか、
「高台公園でバンジョーをかき鳴らすバンジョー兄弟」
という1枚の絵が完成するわけです。
重ね合わせた3枚のクリアファイルそれぞれに絵を描くことで、
手前にミスターさん
ちょっと奥に大泉さん
背景には緑いっぱいの高台公園
という、気持ち立体的な奥行きのある絵になるわけですね。
考えたもんです。
他にも、商品名「試験に出る石川・富山」ってのがありまして、
「雪の公園にいるクソ坊主(ミスターさん)」
「大泉校長」
「丸メガネの安田さん」
という3枚が重なって、見事に「雪が積もった高台公園での前枠」の様子が、奥行きをもって再現されております。
今回はなんといっても絵がいい。迫力があります。
これは、おすすめです。
ほかにも秋に向けて、いろいろと新グッズを考えております。昨年作らなかった「どうてちょう」も、今年は店長、作っております。
そして明日、秋の「北海道物産展」への出店情報が解禁となります。↑のグッズコーナーをクリックすれば、店長主宰の「ユメミル工房」のページに行けますので、明日はそちらをご覧下さい。
今まで出店したことのなかった地区・・・とだけ言っておきましょう。
では、「ユメミル工房」での明日の詳細発表をお楽しみに。
追伸。
ビリー現在は1日おきのペースで続けております。7月入隊ですからもう2ヶ月。しかし別にダイエット目的ではないのでメシはがんがん食っております。結果、体重に変化なし。ただ着実に体はビリー化しています。あるていどでやめないと気持ち悪い51歳になってしまいます。
もうひとつ追伸。
さっぽろ夏まつりのHTB会場にひっそりと置かれてあった「どうでしょうおみくじ」。その収益の一部を地震のあった新潟に送りました。まったくもって小さな額ですので礼には及ばず。ただ「寄付しました!」と言っておくぞ。
ではまた来週!
(18:45 藤村)
8月30日木曜日。藤村でございます。
8月30日木曜日。藤村でございます。
昨夜、大顔森崎リーダーと久しぶりに会いましたよ。
夜の7時にワインのうまい店で待ち合わせをしましてね、イタリアンを食いつつ、いろんな話をしました。
うまい食い物について、良い宿について、お芝居について、ドラマについて、また「リーダーは頭はデカイが脳みそが小さい」ことについて、熱く語りました。
気がつけばワインのボトルが4本空いておりました。
夜の10時。早くも私はふらふらでございました。
リーダーは、うまいピザの話を始めました。
先ほどチーズフォンデュを食ったばかり。
「激ウマのピザを出す店があります」
「そうか」
満腹です。
「あれは驚きます」
「そうか」
「行きますか」
「今からか」
「行きますか」
「行くか」
うまい店に行くというのを断ることはできません。
タクシーで15分ほど走ってイタリア料理屋に着きました。
「まずは飲みますか」
「そうだな」
「今度は白でいきますか」
「ワインか」
「いきますか」
「いくか」
ふらふらであります。
「ピザ来ました」
「お」
「早く!アツアツのうちに食べてください!」
「あ」
食べます。
「う、うまいなぁリーダー!」
「でしょう!」
酔いが飛びました。ものの数分で2枚食べました。
うまかった。我々は再び芝居のこと、ドラマのこと、「リーダーは頭がデカイのに脳みそが小さい」ことについて、熱く語りました。
夜11時半。残念ながらお店は閉店。
「じゃぁ、帰るか」
白ワインでふらふらであります。
「この近くに美味いイタリアンの店があります」
「そうか」
「行きますか」
「行くか」
断りません。流されるままにイタリア料理3軒目。
「まずは」
「ワインか」
「ワインですね」
ふらふらです。
「ここの冷たいスープはうまいですよ」
「リーダー、悪いけどおれは冷たいスープだけは許せないんだ」
「じゃぁ飲んでみてください」
「よし」
「どうですか」
「う、うまいなぁリーダー!」
再び酔いが飛び、芝居のこと、ドラマのこと、「おめぇの頭はデカイが脳みそは小さい」ことについて、熱く語りました。
深夜1時。さすがに帰ります。もう吐く寸前です。
「じゃぁリーダー、おれ歩いて帰る」
「マジですか!」
今タクシーに乗れば間違いなくご迷惑をかける自信がある。
「何キロあるんですか」
「10キロ・・・いや8キロぐらいかな」
「遠いって!」
「じゃぁ、また」
歩き出します。
ちょうどいい気候です。酔いも覚めてきます。
やがて空がうすぼんやりと明るくなり始めました。
午前3時半。
家に着きました。2時間半かかりました。
あんだけ食べたのに、体重は若干減っておりました。
久々にリーダーとたっぷり話をし、楽しい夜でありました。
以上。
じゃぁまた明日。
(18:54 藤村)
週があけまして8月27日月曜日。また藤村でございますな。
週があけまして8月27日月曜日。また藤村でございますな。
う先生は現在、違う書き物をやっておりまして、こちらにはなかなか顔を出す機会なく、というところでありますが、元気にやっておりますのでご心配なく、奥さん。
さて、我々は来年制作予定のドラマの準備を少しずつ始めておるわけですが、毎年恒例の「HTBスペシャルドラマ」は今年も9月に放送されます。
すでに8月初旬に撮影を終えて現在編集中という段階。
監督は今年も社歴が私のひとつ下の多田けん(現スバセカD)が担当。
しかし、プロデューサーは長年勤め上げてきた四宮Pから今年、若手にバトンタッチされました。
私より4つ5つ下の数浜という男であります。世代交代ですな。普段は「夢チカ」という音楽番組を担当している男であります。
彼は入社以来長いこと報道記者をやっており、私は彼の地味なスーツ姿しか印象がありません。ひょうひょうとした、物静かな、記者らしい記者、そんな印象であります。
それがいきなりドラマのプロデューサーを任されたわけですからまったくの畑違い。こっちも多少心配になります。
「ドラマ、大丈夫かい?」
何度か聞いてみましたが、常にこの男の返事は、
「まぁ、大丈夫です」
こっちとしちゃぁ、「大丈夫じゃなさそうだから聞いてんだろ!」というところですが、常にこの男はひょうひょうとして、だからまぁ、はた目には「大丈夫」に見える。
まったく大丈夫なくせに「たいへんだ!もうダメだ!」と慌てる人間よりかはよっぽどいいわけで、だからある意味、このひょうひょうさ加減は、彼の一種の才能だと思うのであります。
しかし、そんな男が多少慌てた姿を初めて見ました。
今月頭にドラマの撮影が始まって、数日後のことであります。
「今年はずいぶん天候で苦労している」
そんな話を聞いておりました。クランクインからずっと天候が不順でスカっと晴れない。撮影スケジュールがどんどん崩れてる。
そんな中、私と嬉野先生が撮影現場を見学に行きました。
現場は札幌から100キロほど離れた滝川市、丸加高原。
「今日も雨じゃないのぉ」
「いやいや、たいへんですなぁこれはぁ」
現場に向かいながらベテランのおっさんふたり、
「こういうときに普段の行いというものが出ますなぁ」
「まったくですなぁ」
と、若手の不幸を喜ぶ了見の狭い会話をしておりました。
この丸加高原という所、去年の秋に私が福原美穂のプロモーションビデオを撮影した同じ場所であります。
その時は前日までの雨模様がうそのように晴れ渡り、雲ひとつない青空のもと、1日できっちり撮影を終えたのであります。
「普段の行いですよぉ」
「ねぇ」
「先生、私が現場に着いたら晴れますよ」
「晴れますか」
「当たり前じゃないの」
「まったくです」
「あいつらどんだけ行いが悪いんだろうね。のはははははは」
「うはははははは」
やがて了見の狭いおっさんふたりが現場に着きますと、
「ほらね」
驚くべきことにちゃんと雨は上がり、撮影開始以来始めてという晴れ間が広がったのであります。
「だいたいさぁー監督の気合いが足りないんじゃないのぉーこういう現場はさぁー気合いがあれば晴れるんだよーおたくの監督だぁれー?あーただけん?気合いが足りないんだよーあいつはさぁーどははははは」
了見の狭い先輩であります。
そこへ、新米Pの数浜がやってきました。
「藤村さん」
「ん?」
いつになく真剣な表情であります。
「お願いがあります」
「なに?」
「明日も来て下さい」
「ん?」
「藤村さん来ると晴れるんですよね」
「いや」
「来て下さい」
「いや、休みだから」
「来て下さい」
「いや」
「お願いです」
「おまえ、真剣に言ってんの?」
「わりと真剣です」
「やだ」
「来て下さい」
「やだって」
・・・普段ひょうひょうとした男の、わらにもすがる顔を初めて見ました。
しかし了見の狭い先輩は、その日を晴れるだけ晴れさせて、翌日はもちろん現場に行かず(当たり前だ。往復200キロだぞ)、結局今年のドラマは最後まで天候不順に泣かされたのでありました。
2007年HTBドラマスペシャル「そらぷち」
これは、新米P数浜が報道記者時代にずっと追い続けていたテーマをドラマ化したものです。
もともとはドキュメンタリーにしたかったテーマ、重いものです、それをドラマにする。それも1時間。短いです。とても短い。脚本には苦労したでしょう。
本日、スペシャルドラマ「そらぷち」のページがアップされました。HTBのトップページから入れます。是非、ご覧下さい。
北海道ほか数地区で、9月29日土曜日午後に放送であります。
全国ネットではありませんので、順次、いろんな地区で放送されることと思います。また、なるべく多くの地区で放送されることを願っております。
ということで、さぁ日も暮れてきましたね。
帰りましょう。また明日。
(19:10 藤村)
2007年8月23日(木)、藤村でございます。
2007年8月23日(木)、藤村でございます。
いよいよ再来週、「日記本」の受け渡し&発売がスタートいたします。我々の手元には一足先に見本が届きましたので、↑の写真コーナーに実物写真、そして↓の「ウラ話」に解説を書きましたよ。
まずはそちらをご覧になり、あと2週間楽しみにお待ち下さい。
思いのほかいいですよ、この本。中身よりまず外観が。実物の「見た目」と「持った感」が。シールを貼りますと、また違った感じになって、これは、意外にも優れた装丁だなぁ。
この本を作るにあたって、デザインにも造詣が深い店長は、いろいろとアイデアを出してきたんです。
最初のデザインは確か「畳(タタミ)」だったなぁ。表紙が全面、畳ですよ。
嬉野先生が最初に書いた原稿は、このホームページを部屋に例えてね、そこにみなさんがいつもお茶を飲みに来るみたいな、そんな書き出しだったんですよ。
「だから畳ですよ!」
と、店長はハリきってましたね。彼は見本品も作ってきました。よく出来てましたね。だって手触りが完全にタタミでしたもん。デコボコして。しまいにゃ「い草の匂いもつけましょう!」なんて乗り気でしたね。
でも、先生の原稿がボツになって、畳もボツ。
次に私が原稿を書きましてね、そこには、「このホームページをご覧になったことがない人も、是非一度、そっと覗きに来て下さい」みたいなことが書いてあったんです。
「覗きでしょ?じゃぁもう板ですよ。穴があいた板塀!」
それで店長は、木目の板張りを本の表紙にしようとしましたね。真剣でしたよ。黒っぽい板でね、真ん中に覗き穴があけてある。そこを覗くとお馴染みのご本尊が見えるみたいなね。
でも、私の原稿もボツになり、板もボツ。
結局はね、日記本はこれからも続くわけだから、最初からあまり意味を持たせずに統一のテイストだけ決めたほうがいい、ということで「布」。和柄の布をモチーフにシリーズを続けていく、ということでまずは「日本てぬぐい」に落ち着いたわけであります。
まぁ、本屋に畳だの板だのが、どでん!と積み重なってるような光景も見てみたかったですけどね。
というわけで、本日はこれまで。
また明日だ。
(18:25 藤村)