2011年8月26日(金)
どうしても夜中の1時に目が覚める嬉野です。
毎夜目覚めるとエジンバラは深夜1時。
でも8時間先を行く日本は既に朝の9時。
エジンバラの宿のカーテンをからからと開けますと窓外は真っ暗。
そらそーです。だって夜中の1時なんですもん。
ですが日本では、日も高くみなさんご出勤の刻限なんだと思えば、なにやら妙な感じでね。
素直に寝直せない。
私の中の無意識は、まるでご出勤される日本の皆様方に気兼ねでもするかのように夜中というのに寝てられない。
いやいやこのさいゆっくり朝9時くらいまで朝寝してやっかと思うのですが、エジンバラで朝9時と言えば日本はすでに午後の4時。
夕方です。
だいたい仕事も終わろうかというところ。
そんな時間まで寝てるというのは、さすがの私も気がひける。
とでも私の無意識が思うのでしょうか?
寝ても30分後には目が覚める。
こうして1日じゅう私の頭の中の時計は日本に行ったりエジンバラに帰ったりと洋の東西をまたいで行ったり来たりするもんですから私の頭はごっちゃんごっちゃんで、とにかく毎晩あんまり寝た気がしない。
だからエジンバラの午後も3時を過ぎる頃には乱暴な睡魔に襲われ始め、夕方5時にでもなろうもんなら一旦宿に帰って寝ないと倒れそうになる。
確かにエジンバラでは夕方5時とはいえ日本じゃ夜中の1時なんですから、いいかげん寝ないといけない時刻なんだと日本時間が言うのです。
という時差ぼけの毎日でね、疲れますのよ奥さん。
それでも、そのような朦朧たる脳状態でエジンバラの街を歩き回り劇場巡りの日々であります。
でまぁしかたない多少寝ますさ。劇場で。
劇場出てから藤やんとテラスで茶を飲んで話すときに、「でも、あの綱渡りはどうだろうねぇ」とか振られてね、(え?綱渡り?綱渡りなんかあった?記憶にないなぁ?寝てたなオレ)と、こっちゃぁ内心、地味に驚き、なんとなぁく気取られないように話を合わせるという始末でありますよ。
それではみなさん、
そっちはすでにお昼ごはんの時間でしょうが、こっちゃあまだ、夜も明けぬ夜中の4時というわけで。
手前どもは本日も日が昇りましたら、藤村先生のスケジューリングで精力的に劇場巡りをいたします。
諸氏もまた各自の持ち場で奮闘なされてくださりませ。
解散。
(12:41 嬉野)
2011年8月26日(金)
嬉野です。
嬉野です。
私と藤やんの二人は、
12時間の飛行の末、無事イギリスに到着いたしました。
イギリスは現在サマータイムでありますから日本との時差は8時間です。
つまり、こちらは、みなさんの生活の8時間前をやっと進行しているということですから、みなさんが朝ごはんを食べようかという頃には、ぼくらはやっと前の晩のそろそろ寝ようかなという頃合いなわけです。
なんだかタイムスリップしたみたい。
さぁそれではしばらく、
このように遠隔操作で日記を書いていきますのでお楽しみに。
そしてさっそく時差ぼけで眠いです。
では、ここイングランドの地より、本日も諸氏が、各自の持ち場で奮闘されんことを願い上げます。
解散。
【藤村先生の日記メモリアルのコーナー】
現地時間8月21日午後7時30分。
藤村でございます
成田空港から12時間かけてロンドンに到着いたしました
日本時間では日付変わって22日の午前3時30分であります
本日はヒースロー空港近くのホテルに宿を取りまして、明日朝の便でスコットランドのエジンバラに入ります
12時間のフライトでは、嬉野先生と席が離れておりましたが、私は隣の席のご婦人(76歳)とワインを飲みながらすっかり人生について話し込みまして、その後は酔っぱらって5時間ほど寝て、映画を2本観て、わりとあっさりロンドン到着
今回の旅の目的は、エジンバラフェスティバルという世界的に有名な演劇祭で1ヶ月のロングラン公演をしている「白A」というパフォーマンスグループを観ることであります
海外でがんばる日本の若者の姿をしかと観てまいります
ロンドンの午後7時。窓の外はまだまだ明るい…でも眠くてしょうがない
寝ますよもう
今日はここまで
現地から藤村でした
おやすみなさい
(14:36 嬉野)
2011年8月18日(木)
2011年8月18日(木)
嬉野ですよ奥さん。
えぇ、うちの藤村さんが、
先日日記に書き残されましたとおり、
ぼくらは今週末にイギリスに出張しましてね、
10日ばかり札幌を留守にするわけでありますが。
スコットランドのね、
エジンバラというところへね、
行くんでありますが。
もうね、
なんせ今週末のフライトだから、
出発まで、日が無いの。
で、藤村さんは、本日からもう、ひと足先にね、
ひとり東京へ出張に出ちゃうんだということでね、
「じゃぁ、成田で」つって言いながら、
昨日帰りに別れましたよ。
ちゅうことでね、
嬉野さんは、今朝も札幌で、ひとり立て混みながら、
ばたばたとしておりましたら奥さんね、
午前中でしたかしら、
私の携帯にメールが入りまして…。
なにかいな?と、見ましたらね、
藤村さんからですよ。
「おはようございます
わたくし、パスポートを忘れまして、
午前中にカミさんが会社の受付に持っていきます。
受付の子には、嬉野さんのデスクに届けるように、
言っておきましたので、それをね、
成田に持ってきてくださいね。 藤村」
いきなりパスポートを忘れたそうですよ。
笑っちゃってね。
書きながらさすがに彼もバツが悪いと思ったのでしょうか、
メールの末尾2行に「ね」が二つもありますもんね。
あの方の文章の末尾に可愛く「ね」があるなんてさぁ、
見たことないですね。
だもんで面白かったんだけど。
確かに、会社に出てきたらデスクの上にありましたよ。
それらしき封筒が(^^)
「嬉野さま お手数をおかけいたします 藤村パスポート在中」
藤やんの奥様の筆跡ですね。
ご苦労さまでご座居ます奥さま。
そうしましたらですよ、
さっきですよ、
私の携帯にまたメールが入りましてね、
見ましたら今度は、カリスマスタイリストの小松さんからです。
「うれしーさぁ 藤やんとエジンバラ行くんだってね こっちは土曜日、藤村家で飲み会なのよ 藤やんの奥様と(^^)」
なるほど…。
ヒゲの居ぬまの…ねぇ。
そりゃありますさ。
とうことでね、藤村先生。
あなたのパスポートは、確かに私が受け取っております!
案ずるな!
さぁ本日は、くじらさんの納涼イラストの更新日です!
パソコンでご覧のみなさんは眺めましょう!
それとそれと、
掲示板には、「文久三年」目覚ましへの賛辞が、
ズラズラと届いております。もう大人気。
ただ、その書き込みはまだ上げてはおりませんね。
なにしろ、ばたばたしちゃってますからね。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で変わらぬ奮闘をなされますように。
解散!
【藤村さんメモリアルのコーナー】
8月16日火曜日。藤村でございます。
先週、札幌ドームで行われたサッカーの日韓戦を見てきました。
興奮いたしました。テレビ中継とは違い、生で見ておりますと、得点の入りそうな「気配」というのを感じるものであります。
「駒野!もう打て!よし打った!キーパーはじいた!詰めろ!よーし!ヨッシャー!入ったぁー!のぅおうぉーッ!」
もうね、自分の声が届いてるんじゃないかってほど、選手の動きが手に取るようにわかる。いやほんと、実際に聞こえてるんじゃないかってぐらい大声出してましたから。
なにか「気配」を感じる。それが生で見ることの醍醐味であると思うのであります。
嬉野さんと出張する折りには、よく芝居を見に行きます。
ここ数ヶ月で観たのは、「東京タンバリン“ロマン”」「劇団ままごと“我が星”」、大泉さんご出演の「ベッジパードン」、シゲが作り大宮エリーが出演した「戸次式」、「劇団、本谷有希子“クレイジーハニー”」、そして、「東京03単独公演」。
芝居はそれぞれにおもしろさはございますが、自分にとっての芝居は、その芝居、劇団の持つ「雰囲気」を感じられるかどうか、というところにあります。その芝居が作り出す「雰囲気」の中で2時間、浸りきることができるかどうか。そして、見終わったあとに、その芝居についてたっぷり語れるかどうか。
「東京03」は、コントではありますが、その場で笑うだけではなく、あとでなにか話したくなる。今月27日、28日に東京で追加公演もあるそうでございます。見た方がよろしいかと。一度見れば次も必ず見たくなる「東京03」です。
そして、劇団の持つ雰囲気が抜群にいい「ヨーロッパ企画」の公演がまもなく始まるようであります。「ロベルトの操縦」。こいつも楽しみであります。
で、私と嬉野先生は、今週末からある芝居、というか「パフォーマンス」を観るために遠く、イギリスはスコットランドに出張してまいります。
嬉野先生がたぶん「出張つれづれ日記」を現地から送る、とは思いますが、私もなにかしらこちらに書いていこうと思っております。
今月いっぱい、スコットランドで過ごしてきます。
また、良いものに出会える気がします。
(16:04 嬉野)
2011年8月15日(月)
2011年8月15日(月)
嬉野です。
先週末の金曜日にね、
猛暑だった札幌にも、
秋めいた風が吹き出して、
なんだか寂しい…。
みたいなことを、
ここの日記で書きましたがね奥さん。
冗談じゃないよ!っちゅうくらい、
土日の札幌は暑くて蒸してさぁ、
今日だって風もなくてじめじめして、
恨めしいほど蒸し暑いわけ。
あの週末のねぇ、
私の寂寞(せきばく)とした感傷はさぁ、
うーむ、なんだったのでしょう。という…。
まるで、
うちの死んだ親父が生き返ったみたいなあれですよ。
なんつーの?
あれほど、
「あぁ親爺が生きてるうちに、もっと孝行しておけばよかった…」、と悔やんでたところにね、
神の恵みが降りたもうたのか、
死んだはずの親父が、あっさり生き返ってね、
おとうさん!
息子よ!
なんて奇跡でしょう!
なーんつって手を取り合って喜んだのも束の間、
日常が戻るとね、
また、些細な事で親子のこぜりあいが始まって、
「まったく、うっとうしいんだよなぁうちの親爺はよう!」
みたいな感慨に戻り、
孝行する気も起きないという顛末、
みたいな…ね。
いやまぁ…、
これはあんまり、お盆にするたとえ話にしては、
これ、適切ではありませんでしたが…、
えぇ、そのあたりは大人の判断で御容赦願いますよ。
あくまでも我が家の話ですのでね。
で、まぁ、結局こんなに長々しく書いちゃってますけどね、
私が、なにを言いたかったというと、
暑くてかなわん!
と言いたかっただけという…。
それがどうしてこんなに長くなるのか?
自分でもなぞです。
ねぇ奥さん。
こんなに書くんならね、
先日藤やんと、大阪京都出張行った時のことをね、
「出張つれづれ日記」みたいなの書いたほうが、
まだ好かったね。
それにしても暑いなぁ…。
それでは、本日も美味しいご飯をしっかり食べて!
各自の持ち場で変わらず奮闘願います!
あ、そうそう。
本日はクジラさんの納涼イラスト更新の日であります。
パソコン画面からどーぞご覧を!
クジラさんへ頂いたメールは、
順次、八丈島のクジラさんへ送っております。
ぽつんとしているおじさんも、喜んでおります!
ありがとうございます!
では、とりあえず諸君。
解散です。
(11:17 嬉野)
2011年8月12日(金)
2011年8月12日(金)
嬉野です。
昨日まで、あんなに暑かった札幌でしたのに、
今日は夕方になったら少しヒンヤリですよ。
こうなると不意に寂しさが募ってしまうのが北海道でね。
あんなに、蒸し蒸し暑い夏が嫌だったはずなのに、
不意に戸外に出て秋めいた風に吹かれてしまうと、
いよいよ冬が来るのかと身が引き締まるのでしょうか、
侘しくなるのであります。
生き物にとっては、
暑い暑いより寒い寒いのほうが明らかに命の危険が高いということなんでしょうね。夏の終わりというものは、いつもなんだか寂しいのです。
「いつまでも、あると思うな、親と金」
「孝行の、したい時には、親は無し」
なーんか、そんな心境?
あぁ、違うね…。
それは違うそれは違う。
まぁ、こんな夏の終わりの話をしたところで、
道外のみなさんのところは、相変わらずの灼熱の真夏。
まだまだピントの合わない話題でしたね。
それでは、本日のところはこれにて解散いたしましょうか。
それでは諸氏、
本日も各自の持ち場で奮闘されますように。
いや、
みなさん、もう充分に本日は奮闘された後かもしれませんね。
ご苦労さまでした。
どうぞ、今宵も、すやすやとおやすみくださいませ。
明日はきっと、みなさまにとって、好き日でありましょう。
お達者で!
また来週。週明けにおこしくださいませ。
(19:42 嬉野)
2011年8月11日(木)
2011年8月11日(木)
嬉野です。
今日は木曜。
クジラさんの、
納涼イラスト更新の日でございますですよ奥さん。
どうぞご覧を。
さて、暑い暑い夏に、
ここ札幌から、
東京に出張に出ることが、
まま、ありますが。
たいていは、彼の地のその高い湿度と酷熱に気おされてね、
暑さに対してすっかり腰が引けて、
思わず山手線のホームあたりで倒れそうになりますね。
でも、世間には、そんな哀れな男の身の上にも、
神様が不意に微笑みを見せる時があるもので、
暑い暑い夏の出張の午後に、
ぽっかり時間が空くことがある。
そしてそんな時、
タイミングよく観たかった映画が、
どっかの映画館で上映中だったりする。
私は、すぐにプログラムで上映時間を調べてみる。
すると、今から直ぐにダッシュで向かえば、
上映に間に合うという嘘のような瞬間がやってきたりする。
これはもう縁というものでね、
運命と言っても過言ではないわけで、
かくして私は、SUICAをピッピ言わせながら、
電車をさまざまに乗り継いで、
東京都内を縦横に移動する。
目的地で電車を下りると、
ただちに携帯の地図で、
映画館の場所を確認しながら走ってくわけです。
東京は、私の20代から30代あたりの人生を過ごした場所ですから、おおよその見当はつくわけで、
それでも探し探して、ようやく辿り着くわけです。
手元の時計を見ると上映時刻に充分間に合っている。
私は、玉のように汗を吹く身体でチケットを買って、
もぎりのおじさんに半券をちぎらせ館内に入る。
すると、館内は冷房が効いて、
嘘のようにヒンヤリとしている。
あぁ、気持ち好い。
酷暑の夏に、
ぽっかりあいた時間を使って、
見たかった映画を、
冷房の効いた映画館で、
観る。
これは、気持ちよくてたまらぬ時間の過ごし方です。
幸いにして館内は空いている。
私は座席に腰を掛ける。
シートは新しく、
クッションも良く、
フカッとする。
私は、またしても思う。
あぁ、気持ち好い。
その気持ちの好さに押し上げられて、
私は座席に腰掛けたまま幸福感を反芻し始める。
「上映時間にも間に合った、身体も冷えた、
これから観たかった映画が始まる。もうすぐだ。」
めずらしく全てが順調に進んでいる。
その、上等の揺りかごに揺られるような安堵感の中で、
客電が落ち、館内は暗くなっていく。
やがて、おもむろに映写機の光がスクリーンに投影される。
かくて映画は始まり、
私は、スクリーンに映し出された映像の照り返しを浴び、
えもいわれぬ安堵感と幸福感に包まれながら、
徐々に、気を失っていくのです…。
いや。
寝ちゃう…ん、ですよ…ねぇ。
なんだろ、あれ。
なんか体質?
眠り病?
なんだろ、あれ?
上映時間にも間に合ったぁ、
外は蒸し暑いのに館内は冷房でヒンヤリと冷えてるぅ、
ものすごく気持ちが好ぃ、
イスもフカッとしてすごくすわり心地がいぃ、
明りが消えて暗くなったぁ、
神経が安らぐぅ、
映画が始まったぁ、
面白そう、
あぁ、なんかわかんないけど、
意識が遠のいていくぅ、
そんで、
寝ちゃうんですよね。
いやぁ、なんだろ、あれ?
映画がつまらなかったら、
ちっとも寝れないんですよ。
寝たっていいのに腹が立って寝られないの。
条件が同じでもね。
腹が立ってくると寝れないの。
ところがさぁ、
面白そうだなぁとおもっちゃうと、
あっというまに眠くなっちゃうの。
いやぁ、夏冬の映画館で、
こうして、これまでに、どんだけ寝たことか。
もちろん途中で何度も懸命に覚醒して、
話の筋を追おうとするんだけど、
その度にあらがう術もなく人事不省に陥って、
そうしていきなり最後のクライマックスあたりで目が覚めてね、
俳優の吐いてる名セリフを聞くわけですよ。
そして瞬時に悟るの。
「あぁ、今のセリフでグッと来てる筈だ。本来ならば」
そう思って周囲を確認するとね、
果たして暗い客席で涙を拭う人影がちらほら。
あぁ、またやったなぁオレ。
何しに来たんだオレ。
でまぁ、さすがに、この頃はね。
もうそれほどショックでもなく。
どっちかというと、
こういう幸福感に包まれてオレは寝たいんだな、と、
まぁ納得するというか。
どっちかというと、
映画を面白く観ることより、
寝ることのほうに比重が高く設定されているのかもなぁ、
とも、思うわけですよね。
ただ一度の人生。
こんなに寝てて好いんだろうか!
まぁ、いいのだろう。
それが平和な日常のひとコマであることは、
おそらく間違いのないことですから。
眠れないより眠れる方が好いじゃないか。
眠れ眠れ、
束の間の影たちよ。
安らぎに包まれて眠れよ。
それでは、今宵の諸氏の安眠が、やすらかでありますように、
と、ここ札幌の地より願いつつ、本日は筆を置かせて頂きます。
本日も、諸氏の持ち場で奮闘なされますよう、
願いあげ奉りまする。
では解散。
おやすみ。
(16:24 嬉野)
2011年8月10日(水)
2011年8月10日(水)
嬉野です。
全国の奥さん、お久しぶりです。
ついついご無沙汰をしてしまいました。
あのぉ、なんでしょう、暑いですね。
札幌も30度超なのですよ。
そちらとおなじように蒸すのです。
べたーっとしてますの。
でも、このベターっとした、
蒸し蒸し暑さのおかげで、
冷えたビールの喉ごしが美味くてね、
大通公園のビアガーデンは大盛況でありますよ。
さて奥さん、明日木曜日は、
クジラさんの納涼イラストの更新日です。
クジラさんへの励ましのメールも、
予想外にたくさんいただいておりまして、
八丈島で、ぽつんとしてるクジラさんに、
順次、送ってあげようと思っております。
みなさん、どーもありがとーね。
クジラさんの納涼イラストは、
いずれ携帯からも見れるようにいたしますので、
携帯派のみなさんも、どーかお楽しみに。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(12:06 嬉野)
2011年8月1日(月)
2011年8月1日(月)
嬉野です。
さて、本日より、
クジラさんのイラスト連載を始めます(携帯はいずれね…)。
ですので、パソコン画面で御覧のみなさんには、
「ラブレターfrom クジラ」のバナーを、
私が、「べたべた貼ってくれ!」と言って、やたら貼らせたありさまが、
目にも痛かろうと思いますが、どうぞ今しばらくの御辛抱を願います。
そうしてこれから月曜と木曜と、週に2回更新されます、
クジラおじさんの、「ラブレターfromクジラ」と銘打ちました、
八丈島からの心の便り(イラスト)を眺めていただきながら、
この暑い夏を乗り切っていただきたいと思います。
次回更新は、今週の木曜日ですの。
(先にクジラが夏バテで、のびちゃわねぇことを祈ります…)
また、
携帯画面の地べたにも、
うちのありがたい「どうでしょう寺」を、
突貫工事で建立いたしましたので、
携帯からの見た目も変わり、
みなさんも、これまでより、
若干すっきりとした気分の中で、
我々に立ち向かっていただけるものと思います。
それでは本日から8月です。
やに暑かろうが、生き物にとっては、
氷河期になるよりは暑いほうがまだ好いので、
まだまだ地球滅亡の日は遠いぞと思って、
そこそこ安心しながら、
難儀な日々を、ご一緒してまいりましょう。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
以上。解散。
(10:38 嬉野)
2011年7月27日(水)
2011年7月27日(水)
嬉野です。
私の年上の友人でありますクジラさんが、
今年の五月に、八丈島に引っ越していきました。
越した理由には、大人の事情もあったのでね
クジラさんも八丈へ越して行くにあたっては、
なにやら淋しかったであろうかとも、思うのです。
クジラさんは、
へたうまなイラストを描く人で、
札幌のあちこちに、
イラストや、立体造形やと、
妙に惹かれる作品を残しております。
HTBでは、絵本を描いてくれました。
それに、少し昔のことになりますが、
「桜ムーン」というカフェも、
札幌でやっていたそうです。
確かに札幌育ちの30代の男女に聞けば、
「桜ムーン?知ってる知ってる」と、みんな答えるのです。
彼ら彼女らが、10代の頃の伝説のカフェだったそうです。
「桜ムーン」の内装は、
全部クジラさん自身の手になるものだったそうで、
確かにクジラさん、美学の人ですから、
内装もセンス高かったんでしょうね。
なんだか、斬新なデザイン性があったそうです。
それに、クジラさんは料理人でもありますから、
料理の美味さに惹かれたお客も多かったようです。
それでも、クジラさんは、
62歳になる身で、
この五月、
老犬チャチャを連れて、
住み慣れた札幌から、
八丈島に越していきました。
で、今はね、
その八丈島で、
夏ばてなのだそうですよ。
だったらね、その夏ばての状態でも構わないので、
それに、越したばかりで、どうせ暇なんでしょうから、
あの、妙に惹かれる、
クジラさんのイラストを、
八丈島から描き送ってもらうことにしたのです。
そして、
その送ってもらったイラストを、
ここで、みなさんに眺めていただこうと思っています。
八月から始めますので、
出勤前や、疲れ果てて帰宅した夜にでも、
じーっと、眺めてくださいね。
なんか…来るものがある、と、踏んでいますのでね。
あのオジサンが描くイラストからは、
なんか成分不明のものが醸されますのです。
じーっと、眺めてみてください。
8月1日のね、
月曜日から始めますよ。
更新は、
毎週、月曜日と木曜日に行います。
だから週に2回、
クジラさんの新作イラストを、
1枚ずつ、更新していきます。
八丈島で今日も生きる、
哀愁のクジラおじさんから届く、
心の便りだと思し召して、
ひとりで、じーっと…、
眺めていただければ、と思います。
あ、パソコンからしか眺められませんの。
お近くの、パソコン画面で眺めてくださいね。
八月になったら、ここにイラストへの入り口を作ります。
そこからお入りになってご覧ください。
どうぞよろしく。
それでは本日も、どーぞ、各自の持ち場でお気張りください。
それでは、一時解散します。
また明日。
【藤村先生の日記メモリアルのコーナー】
7月20日水曜日。藤村でございます。
現在、嬉野先生と出張中でありますが、遠隔操作でお伝えいたします。
DVD第16弾は昨日、副音声の収録を無事終えまして、いよいよ完成が近づいております。
今回は、豊潤な年と言われた99年モノの中でも特に人気の高い「原付東日本」「シェフ大泉夏野菜スペシャル」という贅沢すぎる2本立て。DVDは、これまで目にしたことのない未公開シーンをたっぷり盛り込んでの完全版。さらには、今回の予約特典が「どうでしょう農園開墾予定地」の看板を見事に再現したストラップ付きフィギュアとありまして、これまでのペースをはるかに上回る予約が急激に入っております。予約受付枚数には限りがございますので、早めのご予約を。
そして本日は、10月5日のDVD発売と同時に、全国のローソン店頭で発売される「水曜どうでしょうフィギュア其の3」の詳細発表でございます。
過去2回発売されたこのフィギュアシリーズは、残念ながらすぐに売り切れたり、店舗によっては入荷されていなかったり、逆にあまっていたりと、なかなか思うようにみなさまの手に届かなかった部分もありますが、我々の思い描く理想像はあくまで、DVDを受け取りにいったローソンの店頭で、駄菓子屋のクジ引きのように、中身のわからないフィギュアを2つ3つ買って、この日ばかりはどうでしょう気分にどっぷりつかり、まずはフィギュアの箱を開けて「あははは!なにこれ」と笑い、「じゃじゃじゃじゃじゃあじゃあ!観ますかぁ」なんつってDVDをゆっくり観る、という楽しみをもっていただくことであります。
そのためにもなんとか、店頭での販売を続けられるように、と強く願っております。
あのー、ですから、「みんなが買えるように」なんつって、遠慮して1つしか買わないとか、そんなことしたらダメです。店頭にあるフィギュアが魅力的であれば、買ってください。こちらとしては、「買っても損なし!」と自信をもって言える、ちゃんと手間をかけたフィギュアを作っております。従って、本当にこれ、びっくりするほど利益は出ません。でもいいんです。だって、たくさん利益が出たところで、私と嬉野先生には何も入ってはこないですから。売上高のかさが大きくて、ギリギリ赤字にはならず、1円でもプラスが出ればそれでいいんです。こんなアバウトな条件でモノが作れるのが、サラリーマン・クリエイターの強みです。
では!今回のフィギュアのラインナップを発表いたします。
まずは、「シェフ大泉夏野菜」にちなみまして、備前焼となった「藤村」と「on」の超精巧なフィギュア。
そして、画面の中でイラストとして登場した筋肉隆々の「マッチョなonちゃん」を、なんとフィギュア化!
「原付東日本」からは、高崎のだるまを積んだ、大泉さんのカブの荷台のフィギュア。
そして、「アラスカ」から、あの「ドーム型」にふくれあがったパスタを見事に再現したフィギュア。
最後は、「原付西日本」から、宮崎の風光明媚な海岸で、なまはげがパンツを洗う姿を見事に再現した「鬼の洗濯」。
以上の5種類、プラス、シークレット・フィギュアもございます。
こちらの実物は、24日に開かれるフィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル」で初公開されます。行かれる方はぜひ「ユニオンクリエイティブさん」のブースに足をお運び下さい。
ということで現在、東京から、台風接近のまっただ中を、西に向かう新幹線の中からお送りいたしました。まもなく名古屋に到着ですー。
(13:17 嬉野)
2011年7月25日(月)
2011年7月25日(月)
嬉野です。
えぇ、先週は結局ね奥さん、
1週間まるごと藤村さんと出張で、
東京へ行きーの、大阪へ行きーの、しましたが。
基本、わたくしは、移動するのが好きなので、
出張が長引いて、転々とするのはありがたいことなのです。
それにね、知らない街をぷらぷらするのは好いです。
知らない街で妙な時間から暇をつぶすのは好いです。
あの日も、大泉さんのお出になってるお芝居を観ようと、
夕方から三軒茶屋へ行きましてね、
少し早く着きすぎたもんですから、
藤村さんと二人で、昭和の匂いのする、
場末くさい並びの居酒屋さんの一軒へ入りました。
この頃は夕方になっても日が高くてね、
涼を求めてなのか、店内は意外に込み合っておりました。
我々はとりあえず、
狭い店内にひしめく客の間にすわってね、
注文いたしましたビールに、
竹輪の揚げたやつなんかを食いながら、
二人で話をしておりました。
わたくしの視線の先には、
今さっき、ガラガラッとあけて入って来た、
店のガラス戸が見えていて、
透き通ったガラス戸からは外の光が洩れ入って来て、
ときおり戸外を行き交う通行人の姿などが見えるのでした。
そんな光景に、やるともなしに目をやっていると、
藤村さんが、
「年寄りってさぁ、なに話してるんだろうね?」
と、ひっそりと言うのです。
「え?」と思って、藤村さんの視線の先を振り返りますと、
70がらみの御老人がお二人、
卓をはさんで熱心にお話しされておるようすで、
わたくしは言いました。
「いや。多分オレらと同じこと話してるよ。原発事故のこととか、震災のこととか、世の中の事とかね…」
「うん」
いつの頃からか、
世間が年寄りに興味を持たなくなったから、
年寄りが考えている事にも興味がなくなったのだと思います。
いや、そもそも、年寄りは、考えたりするものじゃないとまで思っているのかもしれません。
そうやって年寄りは、いつか、
なにか不思議な存在になっていったのかもしれません。
大昔であれば、古老というのは知恵者です。
この目で見、この耳で聞いてきた、
経験という、若者にはない知識が、知恵が、
豊富に蓄積されてある者だったはずです。
でも、知識はやがて書物に頼れば好いものとなり、
今はインターネットでなんでも検索出来る時代ともなれば、
年寄りを古老と敬う遠慮もないでしょう。
そうしてますます世間は年寄りのことを考えなくなる。
それでも当然、年寄りは存在するから目にするけど、
結局、若者の若さを引き立てるような存在としか見られなくなっているのかも知れない。
私は言いました、
「オレ思うけどね、オレもさ、年を取ってるって自覚はないからさぁ…。いや、もちろん、体力はおちるし、人の名前も覚えられなかったり、その辺のさぁ、はなはだしくなるのには驚くから、年取るなぁって思うけど…、でも基本、年をとっても、それで自分が変わったという自覚は生まれないんだよ…、どなに年寄りになっても、若い頃の気持ちのまま生きてるはずだよね。だったら間違いなくオレらとおなじように考えてるよ、当たり前にさ、そしてさぁ、くだんない話をしたり、この国のことを心配したりしてると思う。だから、年寄りにもっと話を聞いてみると当たり前に面白かったりってこと、ぜったいあるんだよ…」
「うん」
藤村さんは、どことなく得心のいった様子で、
またビールを飲み始めました。
わたくしは、ビールを飲む藤村さんに言いました、
「あんたは、そういう人だよね」
それを聞いて、藤村さんは、「え?」という顔をしてわたくしを見ました。
わたくしはそう思うのです。
あの人は、そういう人です。
「年寄りって、なに話してるんだろうね?」
「不景気になる不景気になるって騒いでるけど、不景気になるってイケナイことなんだろうかね?」
あの人はそういうことを言う人です。
「この道ってさ、誰も通らないし、草ぼうぼうだし、人の通らない道みたいに言ってるけど、でもこの道ってさぁ、通っちゃいけないのかね?」
「え?いや、どうだろね…?考えたこともなかったけど」
そして、
そうやってね、通ってみると、
意外に駅に一番近い道だったりする。
そして、そこを通っても、結局なんの不都合も起きない。
そんなことがある。
その道を誰も通らなかったのは、通れない道、通っちゃいけない道だったからじゃなく、たんに、誰も通らないから、通るところじゃないと、勝手にみんなが思い込んでいただけだったりする。
そんなことがあります。
「この道って、通っちゃいけないのかなぁ?」
あの人は、そう言う人です。
そして、
考えるということは、
案外、そういうところからしか始まらないような、気が、
時折わたくしには、するのです。
ささ、皆々様、
本日も各自の持ち場で奮闘していただきたく思います。
そして、今週もよろしくね。
それでは、これにて本日は解散。
また明日。
【藤村先生の日記メモリアルのコーナー】
7月20日水曜日。藤村でございます。
現在、嬉野先生と出張中でありますが、遠隔操作でお伝えいたします。
DVD第16弾は昨日、副音声の収録を無事終えまして、いよいよ完成が近づいております。
今回は、豊潤な年と言われた99年モノの中でも特に人気の高い「原付東日本」「シェフ大泉夏野菜スペシャル」という贅沢すぎる2本立て。DVDは、これまで目にしたことのない未公開シーンをたっぷり盛り込んでの完全版。さらには、今回の予約特典が「どうでしょう農園開墾予定地」の看板を見事に再現したストラップ付きフィギュアとありまして、これまでのペースをはるかに上回る予約が急激に入っております。予約受付枚数には限りがございますので、早めのご予約を。
そして本日は、10月5日のDVD発売と同時に、全国のローソン店頭で発売される「水曜どうでしょうフィギュア其の3」の詳細発表でございます。
過去2回発売されたこのフィギュアシリーズは、残念ながらすぐに売り切れたり、店舗によっては入荷されていなかったり、逆にあまっていたりと、なかなか思うようにみなさまの手に届かなかった部分もありますが、我々の思い描く理想像はあくまで、DVDを受け取りにいったローソンの店頭で、駄菓子屋のクジ引きのように、中身のわからないフィギュアを2つ3つ買って、この日ばかりはどうでしょう気分にどっぷりつかり、まずはフィギュアの箱を開けて「あははは!なにこれ」と笑い、「じゃじゃじゃじゃじゃあじゃあ!観ますかぁ」なんつってDVDをゆっくり観る、という楽しみをもっていただくことであります。
そのためにもなんとか、店頭での販売を続けられるように、と強く願っております。
あのー、ですから、「みんなが買えるように」なんつって、遠慮して1つしか買わないとか、そんなことしたらダメです。店頭にあるフィギュアが魅力的であれば、買ってください。こちらとしては、「買っても損なし!」と自信をもって言える、ちゃんと手間をかけたフィギュアを作っております。従って、本当にこれ、びっくりするほど利益は出ません。でもいいんです。だって、たくさん利益が出たところで、私と嬉野先生には何も入ってはこないですから。売上高のかさが大きくて、ギリギリ赤字にはならず、1円でもプラスが出ればそれでいいんです。こんなアバウトな条件でモノが作れるのが、サラリーマン・クリエイターの強みです。
では!今回のフィギュアのラインナップを発表いたします。
まずは、「シェフ大泉夏野菜」にちなみまして、備前焼となった「藤村」と「on」の超精巧なフィギュア。
そして、画面の中でイラストとして登場した筋肉隆々の「マッチョなonちゃん」を、なんとフィギュア化!
「原付東日本」からは、高崎のだるまを積んだ、大泉さんのカブの荷台のフィギュア。
そして、「アラスカ」から、あの「ドーム型」にふくれあがったパスタを見事に再現したフィギュア。
最後は、「原付西日本」から、宮崎の風光明媚な海岸で、なまはげがパンツを洗う姿を見事に再現した「鬼の洗濯」。
以上の5種類、プラス、シークレット・フィギュアもございます。
こちらの実物は、24日に開かれるフィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル」で初公開されます。行かれる方はぜひ「ユニオンクリエイティブさん」のブースに足をお運び下さい。
ということで現在、東京から、台風接近のまっただ中を、西に向かう新幹線の中からお送りいたしました。まもなく名古屋に到着ですー。
(14:43 嬉野)