嬉野

2011年12月8日(木)
嬉野です奥さん。
今日は朝晴れていてね、
気分が好いなぁと思ったら、
出掛けにいきなり吹雪いてきて、
あっという間に大荒れだなぁとびびっておりましたところ、
ウソのように今またスコブル好いお天気になってて、
斜めの陽が札幌の町並みに美しく差しておりますよ。
北国の西日は儚い光でキレイデス。
冬の日向には平和なニオイガシテマスネ。
みなさんのお住まいの辺りは、
本日はどのような感じでありましたろうか?
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
解散
【12月7日水曜日ノ日記】
1週間ほど留守をしておりました。藤村でございます。
昨日の嬉野日記にありました通り、我々は、京都の劇団「ヨーロッパ企画」の演出家・上田くんと地味な男役者連中8人とで、札幌のスタジオにこもり、短編作品を撮影しておりました。
「短編作品」・・・という言い方が正しいのか、それとも「バカバカしい小芝居」というのか、「コントじみた芝居」というのか、とにかく「笑えるモノ」を作っておりました。
我々とヨーロッパ企画との付き合いは、もう5年ほどになりますでしょうか。彼らの芝居を初めて観に行ったときに、彼らが醸し出している「笑いの方向性」というのが、「自分にとても近しいものだ」と感じたんです。
「えっ?そんな小さいとこにスポットを当てんの!」みたいな。
「いやいや!そこ行く?」みたいな。
テーマに一直線に進むのではなく、そこに行くまでの道程に散りばめられた「些細な右往左往にこそ面白さがある」、という。
そんなヨーロッパ企画の連中となんか作りたい、という思いがここ数年ずっとありまして。でもそれは「どうでしょうみたいなバラエティー番組を一緒にやるとか、そういうことではないなぁ」と思いつつ、「じゃあ何をやれば彼らの面白さが人に伝わるだろう?」とずっと考えてて・・・。
ヨーロッパ企画は、いわゆる「本公演」と言われる長尺のお芝居のほかに、イベントなんかで披露する5分とか20分とか、少し力を抜いた感じの小さな芝居も作っておりまして。で、実は、「そんな短い芝居にこそ彼らの笑いの方向性というのが凝縮されている」ということがわかったんです。
例えばね、こんな短編の芝居がありました。
放課後、学校の職員室で先生たちが寄り集まってなにごとか相談している。来週に迫った体育祭、男子生徒61人が全員出場する組体操の最大の見せ場は「人間ピラミッド」。4段のピラミッドを作るなら、10人の生徒でひとつのピラミッドを作って、それが6つできる。でも、それじゃあ生徒がひとり余ってしまう。5段のピラミッドなら、15人で4つ。いやいやこれもやっぱり、ひとり余ってしまう。どうしましょう・・・保護者の手前、ひとりだけ余ってしまうのはまずいでしょう・・・みたいな話を先生たちが延々と話し合うという「苦悩のピラミッダー」という20分ほどのお芝居。
バカバカしいです。あまりにもテーマが小さい。しかし、たまらなく面白い。
もうひとつ、こんなのもあります。
テレビの情報番組で紹介された美味しいカレーパンのお店。そこに行列を作って並ぶ人たち。でも、ひょんなことから、その行列がふたつに枝分かれしてしまう。どっちの行列が正しいのか・・・こっちですよ!いやこっちの列です!・・・みたいな、どーでもいいけど、でも当人たちはせっぱ詰まっているという「カレーパン」というお芝居。
いずれにしても「えっ?そんなトコにスポット当てんの!」みたいな。でも、そんな小さい状況の中で、真剣に右往左往する人たちの面白さっていう。それこがヨーロッパ企画のお芝居のエッセンスの大事なひとつではないかと、思ったわけです。
それで今回、彼らが過去に演じてきた短編の中から、名作と言われているものを集めて、それをみなさんにお見せしようと。
芝居・・・でもあり、コント・・・でもあり、その中間、という不思議な短編。それを今回は、思い切って8つ、スタジオにこもって撮り続けました。上に挙げた「ピラミッダー」も「カレーパン」も、もちろん撮りました。
出来映えは、かなりいい、と思います。彼らの芝居を初めて見るスタッフ連中も、ずーっと笑ってましたから。そして最後には、あの地味なヨーロッパ企画の面々のファンになってましたから。
放送日もなにも、まだ決まっておりませんが、とりあえず、いいモノが撮れました!
早く笑ってほしいなと思っております。
【昨日のう日記】
2011年12月6日(火)
どーも奥さん、嬉野です。
なんですか、
たいへんな御無沙汰をしておりましたが、
みなさま、お変わりありませんでしたでしょうか?
ねぇ、
あいすんません。
日記を書かないにもほどがあるだろうが!と、
今回ばかりは、奥ゆかしい奥様方も
歯噛みされておったかも知れませんが、
掲示板に怒号の書き込みが来るでなく、
相変わらずの奥ゆかしい書き込みばかりの賑わい。
ありがたいかぎりでございます。
ねぇ奥さん。
実はね、
今回、この札幌にね、
「ヨーロッパ企画」(京都の劇団ですよ)さんを丸ごとパックで向かい入れてね、市内某スタジオに1週間こもり、
毎日楽しげな撮影をしておったのでありますよ。
その撮影が本日、爆笑の内に終わりまして、
やっとのことで、
こうして会社にも立ち寄ることができまして、
このように久方ぶりの日記を書いておるのでございます。
まぁまぁ詳しいことは「おいおい」お話しするとして、
またしても素晴らしいものを皆様にお見せできることになったですよと、とりあえずの御報告をさせていただきましょう。
ということでね、
本日は、嬉野さん、これにて退散つかまつります。
明日からまた、各自の持ち場で奮闘してもらいますよ。
それでは、解散。
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(14:49 嬉野)

嬉野

2011年12月6日(火)
どーも奥さん、嬉野です。
なんですか、
たいへんな御無沙汰をしておりましたが、
みなさま、お変わりありませんでしたでしょうか?
ねぇ、
あいすんません。
日記を書かないにもほどがあるだろうが!と、
今回ばかりは、奥ゆかしい奥様方も
歯噛みされておったかも知れませんが、
掲示板に怒号の書き込みが来るでなく、
相変わらずの奥ゆかしい書き込みばかりの賑わい。
ありがたいかぎりでございます。
ねぇ奥さん。
実はね、
今回、この札幌にね、
「ヨーロッパ企画」(京都の劇団ですよ)さんを丸ごとパックで向かい入れてね、市内某スタジオに1週間こもり、
毎日楽しげな撮影をしておったのでありますよ。
その撮影が本日、爆笑の内に終わりまして、
やっとのことで、
こうして会社にも立ち寄ることができまして、
このように久方ぶりの日記を書いておるのでございます。
まぁまぁ詳しいことは「おいおい」お話しするとして、
またしても素晴らしいものを皆様にお見せできることになったですよと、とりあえずの御報告をさせていただきましょう。
ということでね、
本日は、嬉野さん、これにて退散つかまつります。
明日からまた、各自の持ち場で奮闘してもらいますよ。
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(18:21 嬉野)

嬉野

2011年11月28日(月)
嬉野です。
あのね奥さん。
きたる12月2日と3日にね、
東京タンバリンさんのお芝居
「ゼロから始める」の札幌公演がありますの。
もうすぐなのね。
作・演出の高井浩子さんの作り出す世界はさぁ、
あれなんですよねぇ、
眺めていて、なんとも居心地が好いのですよ。
ぼくらは劇場に入り、イスに座るわけです。
やがて場内が暗くなりますでしょう、
そうして舞台に出てくる人たちを、あとはじっと眺めてる。
奇妙な居心地の好さはそうするうちにやって来るの。
そして思うの、
「あぁ、このまま終わらなくても好いなぁ」って。
タンバリンさんが札幌に来てくれることもそうそうないだろうから、お時間のある方はこの機会に一度体験してみるといいのですよ。
チケットはまだ買えるのだそうですからね。
奥さんさっそく以下のHPへ行ってみてくださいませ。
http://tanbarin.sunnyday.jp/
それと2日は藤村さんと嬉野さんとで、
お芝居の後のアフタートークにお邪魔することになっておりますの。こちらもお楽しみに。なんか気の利いたこと言いますから。
さて、ということでね、
本日、藤やんさんと広島から帰って参りました。
昨日、広島の女子大で行われました
「日本質的心理学会」というものに参加してまいりました。
実は、九州大学で臨床心理学を研究されております
佐々木玲二先生という方が、
1年掛りくらいで、ぼくと藤やんさんにインタビューされてね、
水曜どうでしょうの面白さの構造みたいなものを分析されて、
その一旦をその学会で発表されるということなので、
二人して出かけて行ったわけですが、これが面白いわけです。
ぼくらが聞いて面白いと思うわけですから、
みなさんが聞いて面白くないわけがない。
だからこれねぇ、みなさんに聞いてもらいたいなぁ。
「ははぁ、そう来る」というのがね、
ありまして、ためになりますのさ。
「水曜どうでしょう」を分析することは、
心理学的に意義のあることですと、
佐々木先生は、おしゃってましたですよ奥さん。えぇ。
そしてそこに、あの内田樹先生もお出でになりましてね、
内田先生からもまた実に面白いお話を聞きまして、
非常に幸せな気持ちになって帰ってまいったわけでありますよ。
なんかねぇ、世界経済が破綻して、
世界中がひどいことになっても、
日本人には、宮崎駿の世界という老若男女が共通して認識できてる幸福なモデル世界があるんだから、
日本がどうにかなっちゃったら、
あの宮崎駿の世界に戻れば好いんですよ的なね、
あのトトロの引越しの世界に戻って、
あそこからもう一度、
ぼくらみんなの力で、人間的に幸福な社会を
作っていけばいいって、内田先生が話されたものですから、
私はもうもう、「あぁそれだ!」といたく感激いたしまして、
すっかり幸せな気持ちになったわけであります。
まだまだ我々日本人、
やることありますね奥さん。
その内田樹先生も「水曜どうでしょう」ヘビービュアーですと自認されておりましてね、実にありがたいことでございました。
わたくし「下流志向」以来、
内田先生の新刊が出るたびに買い求めまして、
読み進みながら「いやもうほんと、そうそう!」と、
頷きっぱなしでね、
こっちゃぁもうもう、読むたびに首が痛いくらいでありますよ。
その内田先生と帰り際に握手していただきましてね。
いやぁどうでしょうやってて良かったなぁ、
という幸福の瞬間でありました。はい。
というね、
えぇ、たいそうアカデミックに有意義な、
広島の日々でございましたの奥さん。
ささ、ということでね、
藤村さんは、さっそくDVDの編集を始めております。
みなさんも、各自の持ち場で奮闘くださいませ!
本日も、どうーもありがとう!
★ただ今、電撃オンラインで!
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くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(17:58 嬉野)

嬉野

2011年11月24日(木)
嬉野です。
ここで書いてるぼくらの日記を読んで、
白Aさんの公演を見に行く人がけっこうおられるようで、
あまりの面白さに皆さん一様に驚かれてるようでね、
その驚きの感じが手に取るようで面白いですね。
白Aは、一度見てみるもんですよ。
人間って、こういう刺激を受け取りたがっているんだなってことが、自分で分かりますもんね。
あさは、芝居とは違う、マッサージに近い気持ちの良さですよ。
脳内マッサージね。
さて、
掲示板にこんなのがありました。
【大混乱世界】
シュン@富山県
僕は今思えば、すぐに何でも妥協してました。
高校の部活では、最後まで団体戦メンバーに入れませんでした。
でも心の中では、きつい練習しなくていいから。って理由をつけて、そこから逃げてました。
大学受験は、前期に失敗して、後期で合格した大学へ。
親に「大学楽しいか?」って言われても、「少しも楽しくない。」と親のせいであるかのように言ってしまいます。
憧れてた大学の軽音部もライブに一回出てやめてしまいました。
周りには、「先輩と揉めた。」と言い訳してるけど、
一番の理由はきっとレベルの高さについていけないから。
大学に入ってから始めた初バイト。
これだけは続いていてやっと1年経った。
でも未だにミスばかりで、成長しない自分が歯がゆくて……
やっぱりやめたい。
でも、もう逃げたくない。
もう20歳になるっていうのに。
いろんなものが混ざり合って、
人と距離を感じてしまうようになりました。
目を合わして話すのは苦手だ。
1人でいるのが楽だ。
でも寂しさを感じてしまうのが悔しいです。
長文失礼しました。
でも書いて吐き出したら少し楽になりました。
新しいDVD楽しみにしてますね。
★これ私ね、読んで思ったですけど、
こういう文章って、
読んだ人みんな共感するんじゃないですか?
ほとんどの人がこうだと思うから。
だれも口にしないだけですよね。
でも、こうやって誰かが口にしてくれるとホッとする。
人ってそういうところで生きている。
オレなんかそう思うよね。
これだけ自分のこと分かってりゃ立派なものだと思う。
成長しない自分って書いてるけど、
立派に成長してるとしか思えないけどね。
あとは、これを口にしていくだけじゃない?
あなたの周りの人にこの部分を話していくこと。
それは、自分の出来ない部分を周囲に積極的に見せていくということに繋がっていくのだと思いますから。
世間を生きる極意はね、
出来ない部分をさらして、
「悪いが、ここは出来るようにはならないのでヨロシク!」
と言いながら、なおかつその場所に居座るということだから。
出来ない部分を内緒にして生きていくと疲れるよんだよね。
だから一人でいたくなるの。
本当は、自分のことを分かってくれる人と一緒にいたいんだもん。だったら一人でいちゃだめだよね。
だんだん、だめになってっちゃうよね。
だから口に出して言ってくの、
「あぁ、それはできないんだよねぇ。その能力はないなぁ」
って発言していく。それだよね。
言い馴れてくると、
「できない」を口にする事は抵抗が無くなってくるから。
あれだよ。
掲示板にこれだけ書けるんだからね。
たいしたもんだよ。
オレなんか、読みながら、「あぁ、ねぇ」って思ったよ。
好感持てたってことだよ。
だから、口にしても大丈夫よ。
きっと好感持たれるよ。
親も、息子にこんだけ言ってもらえるとホッとすると思うなぁ。
嬉しいと思う。
だってオレがおめぇの親だったら喜ぶもん。
そんなうち明け話をされてね、
「あぁ、あいつも生きていくんだなぁ」
って思って、聞いた後に親はきっとしみじみする。
「オレの息子だから大した者には、ならんだろうが、
あいつはまともに生きていきそうだなぁ。やっぱりオレの子だ」
ってね、きっと思う。
子ども作って好かったなって思う。
親は何かの折に、親しい友人かなんかに話すだろうね。
「いやぁ、あいつも頑張ってるようでね…」ってね。
「そうねぇ、オレたちにもあったな、若いころな…」って、
その友人もしみじみする。
人間が生きていく世界ってそういうとこだと思うよ。
すっごくちっちゃいの。
世間にある成功物語って、
励みになるけど、
時にみんなを縛るよね。
成功物語を見て、あんな人になりたいと思うのは、
その人が成功しているからなんだよね。
だから、なんでもかんでもその人のようでなければ
ハッピーエンドが手に入らないような気がして、
その人のような人格でなければいけないと思って、
その人と自分を比べて「ずいぶん遠いな」って思う。
当たり前なんだよね遠いのは。
だって、自分はその人じゃないんだから。
少し考えれば分かることなんだけど、
違うってことで勝手に落ち込んだりする。
オレねぇ、思うんだけど、
いっぺん失敗してみればいいんだよね。
逃げないってそういうことだと思う。
「出来ない自分」を自分にも周囲にも見せちゃう。
いい大人が泣きながらそこに居続けるということだね。
カッコ悪いの。
で、みっともないのはね、
周囲に体裁をつけようとする時かな?
あれ、体裁つけてる時って、
もうバレてるんだよね。
隠せないんだ。
あれって本人だけなんだよ、
隠せてる気になっているのは。
本当はみんなにバレテル。
だからなんだよ、当人が出来ないことを口にすると、
魔法のように共感されることがあるのは。
その瞬間から、当人も周囲も気が楽になるんだね。
例えば、ずらだってことがバレテル状況に似てるね。
「ずらなんだよね」って本人に言ってもらった方が周囲も楽なんだよね、だって周囲は知ってるから。
でも、当人がバレてないって思ってて言わないから、
あぁこれって言っちゃいけないんだろうなぁって思って、
周りはその人とといるのがどんどん苦しくなる。
そういう感じだよね。
でも、好いね。
こういうこと言ってくれる若い人って、
オレこういう人、好感もてるよ。
青春って、
まだあったねって思えて、ちょっとうれしいね。
あんまりよく見えないけど、
世間の真実の姿はね、
意外にほとんどの人が、
実はちっちぇ人間なんだということだよね。
だから順にありのままを白状していけば楽になれる、
ほんとはね。
そして、ちっちぇー人たちが、
この世界を支えているんだと思う。
偉大なものだと思う。
ということでね、
しみじみとしつつ、しめだね。
さぁ、ということでね、みなさん。
本日も、ごくろうさまではありますが!
各自の持ち場でどーぞ奮闘くださいませ。
なにとぞよろしく。
解散!
【白A北海道公演あります!】
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(16:14 嬉野)

嬉野

2011年11月21日(月)
嬉野です。
明日まで出張してます。
ちょと留守します。
【白A北海道公演あります!】
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
★ただ今、電撃オンラインで!
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くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(13:41 嬉野)

嬉野

2011年11月16日(水)
どーも、嬉野です。
いきなりですが情報告知します!
水曜どうでしょうDVD第17弾が来年の3月に出ます!
奥さん、「また?」とか言わないで!
タイトルは「ここをキャンプ地とする!」
「私は自由よ〜!」と叫ぶムンクさんが登場する、
「フィヨルドの恋人」でお馴染みの
名作「ヨーロッパ・リベンジ」です!
予約開始日は、
12月1日(木)より
ローソンLoppi、HTBオンラインショップ、HTBグッズ取扱店にて
[お引渡しは]
2012年3月21日(水)です。
ローソンLoppi商品番号は【081029】
[予約特典は]
メルヘン街道の窓がちょっと開いたドア
(フィギュア・根付タイプ)
見てのお楽しみ。あんまり楽しめないかな?
さ、ということでね、
告知をいたしまして、
私の取るに足りない本日の日記でありますさ。
あの寝奥さん。
もう私もいい年なのにね、
世間のことで、
素朴に分からないことがイッパイあってね奥さん。
実に恥ずかしいのですが、
でも、素朴な疑問に対する答えと言うのは、
専門家にとってみると、かなり説明が厄介なことであったり、
今頃どうした!的なものであったりね、するわけで。
そもそも専門家の人に説明をいただけたとしても、
専門家の人の使う言葉が既に難しいのでね、
聞いてる端からね、
「なにもそこまで正確じゃなくてもいいんだがなぁ」とかね、
不埒なことをね、思いそうでね、
というか、だいたいにおいてオレの気軽な知り合いにね、
そういう専門家の人いないですしね、
ないない、いない、できないでね、
やっぱりオノレの素朴な頭で勝手に考えるしかないわけですよ。
実情としては。
で、まぁ考えたのですよ。
私ね、そもそも思っていたのですよ奥さん。
そのぉ、江戸時代にね、
日本人の7割以上が農民だったというのにね、
どうして今ね、ここまで農業人口が減ってしまってていいのかしらというのが不思議でね。
だって7割よ!7割!
それだけの人手がないと、
日本人はご飯を食べていけなかったということでしょ?
日本人が食っていくためにはね、
それだけの規模の農業従事者が必要だったというのによ、
どうして今、これだけ減っても良くなったの?って、
素朴に疑問に思ってて。
そんで、この頃思いついたんだけどね、
あの幕末のね、
西洋列強から開国を強要された時からね、
日本は、
世界を相手の
貿易戦争に
巻き込まれていたんだということだったんだなっ、てね、
そういうことだったんだなっ、て、
この頃、不意に実感したの。
つまり、日本という国は、
外国と付き合わずに、
300年近くも自給自足して生活していたのに、
幕末に、外国の人に強要されて開国させられたばっかりにね、
外国に輸出をして儲けていかないと食い物にされるだけという苛酷な世界に引き込まれたわけでしょ。
世界のルールはもうその時には出来上がってしまっていて、
ルールブックも持たなかった日本は、
あとから都合の悪い制約ばかりを押し付けられていることに気づいたりして、
つまり、世界の事情に疎かったから騙されたんだと思うんだけどね。言葉悪いけどね。
でも、なんか、そんなことって最近のことのように思っていたけど、150年ほど前のあの幕末の時に、
まさに日本はそういう苛酷な世界へ引きずり込まれるしかなかった運命にあったのだということだったのだなぁ、
ということに思い至ってね、
一人でなるほどと、思ったわけでありますよ。
そうに違いないと、
まぁ私が思っているだけだけどね。
「日本の皆さんも外国に輸出をして儲けていけば好いじゃないですか」って、調子のいいこと言われたって、その頃、日本に外国に売れるような品物はなかったはずですよ。
だって、西洋の国の人たちは、産業革命というものを経て、
既に大量に製品を作れるようになっていたわけで、
国内だけでは余るくらい作れるようになっちゃったものだから、その余るほどの分を、どんどん外国の人に買わせようという魂胆で植民地化なんて怖ろしいこともしてたわけだし、
その延長線上で日本も開国を強要されたのでしょうからね。
外国の人にね、
「おたくも輸出すりゃいいじゃん」とか言われましてもね、
売れるほどのものが無ければ、
買い手はつかず、
買わされるばかりですよ。
そういう苛酷な世界貿易戦争に、
なんの準備も無いままに引きずり込まれて、
150年前の日本は、食い物にされてしまうはずだったのに、
それが二度の世界戦争までも経験して、
二度目には、
国が滅びる寸前まで転がり落ちていったにもかかわらず、
戦後、そのどん底から日本は這い上がってしまって、
どんどん、どんどん勝ち進んで行って、
あれきっと、
日本人も気づかない間に、
日本という国は、
130年近くもの間、
常に苛烈な世界貿易戦争の中にありながら、
ついに沈没せず、
1985年頃には、
とうとう、その貿易大戦争に我知らず勝利しちゃってたわけですよね。
その時の勝利の結果としてあるのが、
今の日本ということ。
そういうことではないのかしら、と、
私は思うのです、けれど。
この貿易戦争に勝つためには、海外に売れる(外国の人が買いたいと思ってくれる)製品を作れるようになるということが一番重要だったろうなと思うと、
日本の場合は、それが自動車や家電といった工業製品に集約していったのだということだったかな、と思うと、
7割いたはずの農業従事者も、
ほとんどが、その貿易戦争に勝つためのプロジェクトに、
流れていかざるを得なかったのだろうかなぁと、
思ったりもしたわけです。
こうして、当然、日本国内で足りなくなっていったであろう日本人が生きていくために必要とした食料栽培は、
今もぼくらが栄養満点で生きているところを見れば、
外国からの輸入に頼ったということだったのだろうなと、
思うのでありますよ。
分かりきったことではありますが。
だから、世界貿易戦争に巻き込まれるというのが、
世界の定めであるのなら、
日本の人は、これからも、
外国の人が買いたくなるようなものを、
作りつづけなければならないというテーマは変わることがないのだろうと思うのです。
その売り物を何にするのか。
ははぁ、そのことを日本人はずっと、
考えていかなければならないのだなと、
なんか嬉野さんは思ったのでありますよ。
まぁそのね、
うまく言い足りてはいないだろうし、
好い加減なことを書いてるのかもしれないけどね、
(だって出所はオレだし)
これからを生きる心構えとして、
そんなことを念頭に置いていれば、好いんじゃなかろうかと、
私自身は、私自身に思ったわけでござそうろう。
それでは本日も各自の持ち場で奮闘してください皆さん!
明日の日本のためと!世界平和のためにね!
解散!
【白A北海道公演あります!】
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
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【藤村先生メモリアルのコーナー】
藤村でございます。
嬉野先生も日記を書いておられたようですが、私も。
今朝、私の住む札幌の山麓部では一瞬、雪がちらつきました。例年よりもずいぶんと遅い初雪であります。
わたくしは、先週からずーっと風邪を召しておりまして、土日はゆっくりと読書をしておりました。
このところずいぶんと本を読んでおりまして、最近読んだ本はいずれもおもしろかった。
まずは「マネー・ゲーム」。ブラッド・ピットさん主演の映画が現在公開中であります。映画はまだ観ておりませんが、この原作本はすこぶるおもしろかった。
メジャーリーグの実話をもとにしたお話であります。アスレチックスというチームのオーナーが変わり、「今後は、そんなにお金をかけられない。でも、強いチームを作れ」という、無理な注文が出されまして、それを見事に実践していくゼネラル・マネージャーのお話。彼の右腕となったハーバード大学出の男の発想が実におもしろい。
その発想は、「野球のゲームに勝つにはどうしたらいいのか?」という単純極まりないところからスタートする。その答えは、「相手よりも多くの点を取ること」。当たり前です。では、相手より点を取るためにはどうしたらいいのか?それは、「なるべくアウトにならずに、ずーっと攻撃できればいい」と。そのためには、常にヒットを打てればいいわけだけど、彼の分析によれば、ヒットは、運に左右される部分が非常に大きいと。同じ打球でも、相手の守備がうまければアウトになるし、下手ならヒットになる。そんな不確実なものに頼るのは論理的ではないと。一番確実なのは、四球で出塁することだと。極端な話、全員が四球を選んで出塁していけば、無限に得点が入り続けると。すなわち、勝ち続けることができると。盗塁もしちゃいけない。盗塁は統計上、4割の確率でアウトになるからと。だから野球選手は足が速くなくてもいいと。「そんなバカな」と思うけれど、ゼネラル・マネージャーは、その論理を実践していくわけです。つまり、ヒットも打つし足も速い好打者ではなく、しぶとく四球で出塁する率の高い打者をドラフトやトレードでどんどん獲得していく。そんな地味な選手には誰も注目していないから、安いお金でその選手を獲得することができる。そしてチームは、実際に好成績をあげていくと。
これは、サスセスストーリーなんかではなく、高いお金で有名な選手を獲得しなければ勝てないという常識に、「いや、それだけではねんじゃねぇの?」という考え方を提示した、というお話です。
だって、そんな野球は王道ではないし、観たっておもしろくはないですよ。やっぱり、大打者がホームランをかっ飛ばす痛快な野球のほうがウケがいい。でも、見方をガラリと変えて、野球に新たな論理を生み出す、そんなチームが出てくれば、もっともっと野球の楽しみ方が広くなるはずです。そんな異端児的なチームがあったほうがいい。
で、私はそんなチームが好みですね。
だから、おもしろみがない、地味だ、と言われているけど、確実に勝つ野球をする落合さんの中日が好きです。
落合監督が、江川さんにインタビューを受けて、こんなことを言ってました。
「落合さんは、現役時代に何度も三冠王を取るような大打者だったじゃないですか。打てない選手を見て、不甲斐ないと思うことはないんですか?」と。
「できないことを選手には求めないよ」と。
「自分にできることさえやってくれれば、それでいいんだよ」と。
「その選手で勝つ方法を考えるのが監督の仕事でしょう」と。
とてもシンプルで、とても的を得た監督論だと思いましたね。
落合さんには、またどこかで監督をしてほしいですなぁ。
さて、もう一冊。
真保裕一さんの「覇王の番人」(上下巻)。
織田信長を本能寺で討った明智光秀のお話であります。明智光秀といえば、裏切りの代名詞みたいに言われて、どちらかと言えば悪者にされておりますが、そこに新たな解釈を加えて、実におもしろくて、これまた論理的なお話に仕上げております。
なるほど、そういう見方もあるなぁと、納得させられる。
我々どうでしょう班も「試験に出る日本史」で、信長の一生を勉強いたしました。桶狭間の戦いから、浅井朝倉との姉川の戦い、家康と信玄の三方原の戦い、長篠の合戦と、あの企画で扱ったことが、すべてこの本にも出てきます。ぜひとも、勉強熱心なみなさまには、この「覇王の番人」もお読みいただきたい。
我々が扱ったのは、歴史教科書的な知識、常識でありますが、それとはまた違った角度で物事を見る、実はこの思考こそが、社会に出た者にとって、一番大事な勉強になるのだ、と思うのでございます。
えー、風邪がまだ若干、治っておりません。今宵もゆっくりと本を読むことにいたしましょう。
(15:59 嬉野)

嬉野

2011年11月14日(月)
嬉野です。
札幌は昨日と今日では気温の差が−8度くらいあるそうで、
今週は、雪やみぞれが降るほど寒いのだそうでありますよ。
冬間近。
ということでね、
空気も乾燥してくるでしょうから、
先週、会社でインフルエンザの予防接種を受けましたよ。
あっという間に終わりましたが、
何人かが別室にたまってですね、
自分の番を待つんですが、
あぁした場所では、なんだかテンションの高い人が出ますね。
わりと口数が多くなってるような気がする。
よくしゃべる。しかも笑顔で。
その笑顔が、どこか努めてであるような気がして面白い。
注射は痛いという幼児体験がなにやら、
人を興奮状態にもっていくんですかね?
放っておけば落ちていきそうな気持ちを感じればこそ、
上げよう上げようとするのでしょうかねぇ。
段取り上、
待ってる間に検温とかやりますが、
普段より高かったりする人が出るそうでね、
それもある種の緊張由来の興奮状態だということができますよね。
みんないい歳をした大人になっているのに、
注射を待つ時間と言うのが、どうにも緊張するという。
やっぱり幼児体験というのは根が深いもののようでね、
あの頃の緊張の記憶は、刻まれてそまうのでしょうね。
だって現実問題、
この頃の注射針はものすごく細いから、
チクッてするだけで、
あれは既に痛いという感覚ではなくなっている。
それなのに相変わらずの、この状況。
面白いもんだなと思いましたよ。はい。
えぇ、それだけでして…。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
解散。
また明日!
【11月8日火曜日。藤村でございます】
先週末、東京赤坂で「エジンバラ凱旋公演」と題した「白A」の公演があり、嬉野先生と一緒に観てきました。
8月の1週間あまりをエジンバラでともに過ごした「白A」のメンバーとの再会はとてもうれしいものでありました。
そして、あれから3か月近くが経ち、彼らのパフォーマンスも細かいところでさらに手が加えられておりました。
それにしても、もう何度も観てきた演目でありますが、決して飽きない。そして、楽しい。
1時間ほどの公演ですが、中身は濃いですよ。11月23日から北海道公演がスタートします。チケットも安いし、みなさま、これは観ておいたほうがいい!おススメです。
そして北海道のみなさまにもうひとつ、おススメの公演がございます。
「東京タンバリン」という劇団のお芝居。こちらは北海道初上陸の劇団でありまして、私は「踊る大捜査線」の本広監督から「あの劇団はおもしろいですよ」と教えられて知りました。本広監督は実際に、東京タンバリンの作・演出をしている高井浩子さんと一緒に「ファブリカ」という芝居公演もしているぐらい。
私も嬉野先生と芝居を観に行き、さらに何度か劇団の方々と一緒に飲みまして、我々はいつしかこの劇団を「人妻劇団」と呼ぶようになりました。
いやもう単純に、劇団員はほとんど女性で、なおかつ人妻が多いのであります。
「人妻劇団」・・・なんだかもう、いいじゃないですか。
初の札幌公演は12月2日(金)3日(土)で計3公演
場所は琴似のコンカリーニョ
チケットは前売り2500円!学生にいたっては1500円!
これはもう絶対に買いです。
ちなみに私と嬉野先生は、2日(金)夜公演の後、アフタートークにゲスト出演いたします。
「白A」にしても「東京タンバリン」にしても、おススメのものは、自信を持ってハッキリ「おススメ!」と申し上げますので、そのときはもう、観たほうがいいです。
では!本日もDVD「ヨーロッパ・リベンジ」の編集に取り掛かります。
また明日!
【白A北海道公演あります!】
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
(13:59 嬉野)

嬉野

2011年11月2日(水)
嬉野です。
ただいま札幌は、好い夕方です。
昨日までヨーロッパ企画の上田君が来てました。
明日はお日柄もよく同僚の結婚式。
秋深し。
さぁさぁ奥さん。
本日も各自の持ち場で奮闘願いますぞ。
解散
★札幌のみなさんへ
10/29(土)〜11/06(日)までの間、
おしゃれなスポット札幌マルヤマクラスで、
「マルヤマ文化祭」と銘打って、
いろいろの催しがあるそうでね、
その中に、うちのくじらさんのイラストが、
多数展示されるコーナーも設けられるのだそうですよ。
最寄り駅は地下鉄「円山公園駅」です。
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
【来月!白A北海道公演あります!】
あの白Aが11月に北海道に来ます!
公演場所は滝川市と札幌市、そして鷹栖町。
是非見て欲しい。
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
札幌公演の会場は、キューブガーデンになります。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
売り切れる前に急げ!
【掲示板に来ていた書き込みをいくつか拾ってみました】
ほんとにこのインターネットの先には、
当たり前だけどリアルに人生が脈打っているんですよね。
ここにあつまるぼくたちは、
本当に生きていて、
それぞれ抱える人生を、
各自の力で乗り越えていくのだなぁと、
読みながら、あらためて思いました。
ここは、好い場所なんですね。
★ありがとうございます
【りえ@テキサ】
日本人の殆どいないテキサスの田舎で奮闘しております。
くそぉと思うこともありますが
そのたび、どうでしょうDVDからエネルギーをいただいております。
日本にいると感じない、国同士の競争心などを
辛いおもいを交えつつ感じる中で
「楽しくやろうや」的なルーズ(?失礼!)な考えの柔軟さに
幾度となく救われております。
テキサスの田舎はなんもないですよ!
旅にきてくださいよ!
といいたいところですが、大変興味深いお仕事にまた取り掛かられるとの事
心よりご成功を祈っております
スーパーの野菜売り場にサボテンが売っておりますが
シェフ大泉だったらどのように調理するだろうか?!
想像して日々、楽しんでおります
ストレスフルな毎日の中、ふとHPを見て、
そうだ掲示板に書き込んでみようと思い立ち
つらつら書いてしまいました
札幌帰りたいなぁぁ
私の分まで、どうぞいっぱいお魚を食べて、
より大きくなって(?)ください!
遠方にて、
皆様のご健康とご成功をいつも願っております!
★身の上話
【20代女子@長野】
いつも楽しく拝見しています。
読んでいただけるかわかりませんが、
ちょっと身の上話をします。
私は、宮城県の石巻市に住んでいました。
ご存知でしょうか?震災の被害が大きかったところです。
私も津波から走って逃げ、
ぎりぎりのところで建物の2階に逃げました。
逃げたものの、まわりが火事になって火に取り囲まれまして、
死ぬかと思いました。
そのとき、結婚を考えていた彼宛に遺書も書きました。
(あの状況で、遺書が彼の手に渡るとは思えませんでしたが、書かずにはいられなかったんです。)
運良く助かりましたが、
津波や遺体を見たので、
今でもその光景が思い浮かんでうなされることもあります。
そんなときに、どうでしょうのDVDを見るんです。
安全第一に突っ込んで行ったり、
インキーして土下座したり、
くだらなくて癒されるんですよ。
新作も見ました。
まだ水道が復旧しなくて不便な生活の中でしたが、
放送してくれた局には感謝しています。
散々笑わせてもらいました。
ありがとうございました。
先日、
私は彼が住んでいる長野へ引っ越してきて、結婚しました。
まだうなされることはあります。
けれど、あの震災の日、
生き残ってよかったと思います。
今、幸せだと思います。
どうでしょうが好きな人の中には、
こんな人もいるんだな、と思って下さい。
これからも楽しみにしています。
★思い出したので。
【かーさん@神奈川】
こんばんは。
今月、主人が49歳で亡くなりました。
いきなり重くてごめんなさい。
私が先に見つけて好きになったどうでしょうを
一緒に楽しんだ主人がいなくなってしまいました。
ミスターの壮行会の時、
私は1人で行って札幌の友達と参加しました。
当日、
主人は幼稚園児だった双子の娘のお芋堀りに行ってくれました。
4人で祭りに参加しました。
大通公園のクリスマスイルミネーションに行きました。
札幌の友達も一緒にHTBの見学をしました。
公園で雪だらけになりました。
カリー軒に行きました。
ベトナム料理のお店も行きました。
スープカレーも食べました。
去年の11月、すでに末期のがんだとわかりました。
主人もビックリでした。
札幌の友達がすぐにあれこれ送ってくれました。
本当はいけないのかもしれないけど新作も3度に分けて録画して送ってくれました。
主人も娘達も一緒に観て、わあ!ってなりました。
娘達の学校のすぐ近くを走っているどうでしょう班。
娘の1人は昨年度の担任の先生が札幌出身だと知ってすぐにどうでしょうの話をし、先生もファンだとわかっていたので早速翌日に、
「先生、新作のDVDみたい〜?とーさんが貸してもいいって言ったらね〜。」
と、もったいつけておいてから、
主人の了解を得てウキウキと学校に持参していました。
先生も大喜びでした。
その話しを聞いている主人も嬉しそうでした。
ちなみにもう1人の娘の人生初物真似は3歳の時「子ども達おいで〜」です。
主人は今月はじめに危篤となりましたが、
娘達が修学旅行と運動会(よさこいを踊りました)を全て終えてから、という父親として素晴らしいタイミングだったと思っています。
今、私は各種手続きが一息ついたところです。
もうじき15歳になる黒ラブが足下で退屈そうにしています。
またなにか参加できるような企画があるでしょうか。
3人になってしまいましたが、行きたいです。
来月、
ちょうど1年前に診断が降りて余命宣告された日が四十九日法要となります。
前日には犬が15歳になります。
この犬は主人が抗がん剤治療で入院した後、
4人で旅行に出たら(最後のチャンスでした)帰宅後、
痙攣発作起こして夜間救急に担ぎ込み、
大学病院でMRI撮って全部で20万かかったのに全く異常なくて
「本当にたださみしかっただけですね。」とか言われた犬です。
20万は主人の生命保険の給付金を使いました。
バカ過ぎて可愛いです。
いろいろあって大変は大変なんだけど、
ぐるぐるとまわる大きな流れのひとかけらですよね。
今、大事にしたい思い出を振り返ってみたら、
どうでしょうがたくさんあるなぁと思ったので書き込みしてみました。
これから私、がんばらなくちゃいけないんだけど本当は心底びびってるんです。
案ずるな!って言ってもらいたいです。
今夜寝て、明日の朝起きたら、持ち場に戻ります。がんばります。
企画、楽しみにしています。
おやすみなさい。
ということで、奥さん。
もちろん「案ずるな!」と言わせていただきますよ。
そして、いつでもここにおいでください。
このようなプライベートな胸のうちをね、
こんなにいただけると、
なんだか励まされます。
細々ながらも、
ここを続けてきて好かったと思えます。
いろいろあるんだから、
落ち込むこともあるけれど、
それでもみんな自分で乗り越えていこうとしてる。
人ってすごいなぁって思います。
そのことを教えてもらうとね、励みになります。
人ってそんなふうに出来てるんでしょうね。
他人の生きていく姿に励まされるんですよね。
なにかにすがりながら、
なにかを頼りながら、
それでも歩いていくのは自分の足なんですよね。
生きていくって、そういうことなんですよね。
そんなことをあらためて思いました。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で、どうぞ奮闘願います。
解散。
【藤村さんメモリアルのコーナー】
10月21日金曜日。藤村でございます。
次のDVD「ヨーロッパ・リベンジ」の編集をガシガシと進めております。昨日は「第五夜」、ついにムンクさん登場で、笑いながら編集をしておりました。
そうやって毎日DVDを作りつつ、我々は、他のこともいくつか進めております。
メイド・イン・ジャパンの誇りをあらためて持とうじゃないかと、まずは京都の染物屋で風呂敷を作りましたが、その第2弾を進行中。今度は、趣向をガラリと変えて、大阪の町工場で作られている工業製品、アクリルを使ったキーホルダーを作ってみようと思っております。(たびたび関西に出かけていたのはこれです)
そして、「ミエルヒ」から2年が経ち、実はその間も我々、ずっとドラマの準備を進めておりましたが、3月に震災があり、完成間近だった台本を、もう一度見直そうということになって、今現在もその作業を続けております。(昨日はその打ち合わせで出かけておりました)
そういったことを進めつつ、近々、京都の劇団「ヨーロッパ企画」と組んで、爆笑の短編映像集を作ろうという準備も進めております。
彼らと知り合ってもう何年にもなりますが、その舞台を観るたび、そのスター性のない役者陣に心を惹かれ、その華のない集団に心を奪われ、その派手さのない物語に心を酔わされるという、不思議な劇団であります。そんな彼らのおもしろさを、舞台を観たことのない人たちに、映像でお見せできたらと思っております。(その打ち合わせがこれからあります)
次のDVDのオープニング・アニメーションもまたちゃんと作りたいし(今夜はプロダクションIGさんとメシを食いながら打ち合わせです)、次のフィギュアも凝ったものを作りたい。(そのメシ会にユニオン・クリエイティブさんにも来てもらっております)
・・・いろいろ準備をしているうちに、今年もあと2ヶ月ちょっとですかぁ。
昨日、いつものランニングコースを走っておりましたら、大量の雪虫が舞っておりました。札幌に初雪が降るのは、もうすぐでありましょうな。
そういえば先日、ウチの部でDVDのプロデュース業務をしている男の結婚式がありまして。
彼の高校時代の友人というのが、ビール片手にテーブルを回ってあいさつをしておりました。「お世話になっております」と。「新郎の友人です」と。我々のテーブルにもやってきて、「今後ともよろしくお願いします」と、ビールを注ぐその顔を見て、
(あれ?どっかで見たことある顔だなぁ・・・)
と思いました。
すると、その友人というのが、
「実は僕、藤村さんと昔、お会いしたことがあるんですよ」
と。
「そうだよねぇ・・・」
「あの、実は僕、アメフトを・・・」
「あぁーッ!そうだ!そうだ!」
「わかりますか」
「キミはあの、大泉とスタジオに乱入したときの!」
「そうですそうです」
「あの!一番最初にタイミング間違えてスタジオに入っちゃったヤツだ!」
「あはははは!そうですそうです」
DVDにもなっております「香港大観光旅行」の冒頭。いつもダマされている大泉さんが、「いよいよ仇討ちだ!」とばかりに大石内蔵助に扮し、ミスターのラジオ生放送直後に、屈強なアメフト軍団を引き連れてスタジオに乱入するという、あの名場面。
台本上では、大泉さんひとりがまずスタジオに乱入し、「これまでの恨み・・・」などとミスターに口上を延べ、しかるのちに「出あえーッ!」と号令をかけると、アメフト軍団が突入してくるという段取りでありましたが、段取りを間違えたアメフト部員が、大泉さんと一緒に最初っからスタジオに入ってきてしまい、口上を述べている間も、ぼーっと横に突っ立っていたという。
まさにあの、間抜けなアメフト部員が、彼だったのであります。
「あー!そうかそうか、キミだ!」
私はもう、編集しながら何度も何度も、あの間抜けなアメフト部員の困惑した顔を見て笑っていたので、よーく覚えてるんです。
今、私の目の前で、ビール片手に立っている彼は、もうとっくに大学生ではなく、30半ばを過ぎた男になっておりましたが、彼はまさしくあのアメフト部員でありました。
「いやー、あの時は・・・すいませんでした」
「いやいや、あれは焦っちゃったんでしょ?」
「緊張してたんですね、あっ間違えた!って思ったんですけど、もう立ってるしかなくって・・・」
「あははははは!いいんだよいいんだよ、だってあれ、おもしろかったもん」
それはもう13年も前のことですが、いやーなんか、変わってないなぁ、と思いました。
いや、変わったんでしょうけどね、いろいろ。
いろいろ変わったんでしょうけど、でも、彼はあの時、突入のタイミングを間違えて突っ立っていたアメフト部員で、私はそれを見て大笑いしていたディレクターで。
そんな彼は今、結婚式でビール片手にあいさつ回りをしている新郎の友人で、私はビールを注がれている新郎の同僚で。
なんか、変わったことって、そういう事実、しかないんだろうな、と。
時が経って、変わるってことは、実は、その程度のことなんだろうなと。
だって、13年前のあの日から、彼も私も、ずっと存在しているだけだから。
彼が彼であることは、ずっと続いている。私も私であることは、ずっと地続きで続いている。
その事実は、なにも変わらない。
うーん、なんか嬉野先生みたいなことを言ってますけども、そんなようなことをね、思ったんですよ。
時とともにね、「いろいろ変わっていく」みたいなことはね、実は「そんなにたいしたことないんじゃないか」って。
大きく変えようも、ないんじゃないかって。
変わるってことには、「希望」と「不安」という、両極端の展望があって、その振れ幅があまりにも大きいから、ついつい人はそっちに興味がいって、「どうする?どうなる?」って、騒ぐんだろうけど。
いや、変わんないよ、そんなに。
あくせくしたところで、そんなに変わんない。
今年もね、もうすぐ冬が来て、終わりが近づいてますけど、相変わらず続けていくだけでしょう、自分を。
ね、ということでね、奥さん。
来週も各自の持ち場で奮闘願います!
本日解散!
(15:58 嬉野)

嬉野

2011年10月31日(月)
こんちは。
嬉野です。
この年になってもね奥さん、
おらぁ分からないことばかりですよ。
幸せというのもね、
なんのことやらと思うの。
だってね、
幸せになりたいと思いながらも
実はもう充分に幸せなのかも知れないってこと、
そういうことないですか?奥さん。
幸せって慣れてしまうと、
それをもう幸せとは認識しなくなっちゃうってことあるじゃないですか。
それを思うの。
ほら、昔は良かったみたいなこと、みんな言うけど、
おらぁ平安時代より現代の方が好いと思うよ。
だって奥さん、
平安時代の庶民の住居って
竪穴式住居みたいなやつだったらしいじゃない。
ほれ、登呂遺跡みたいなやつ。
真ん中に炉があって、床は地べたよ、地べた。
水道も無いのよ。
電気も無いの。
秋口に薪をいっぱい作っておかないと
冬に寒さで死にますよ奥さん。
子どもの受験どころの騒ぎじゃないの。
スーパーもないでしょう?
「安寿と厨子王」ってお話あるでしょ?
あれはあなた、地方に任官した国司が左遷されてね、
その家族が地方から都へ帰る途中の道中で日が暮れて、
やむなく野宿してね、
野宿よ奥さん、家族で野宿しての旅行なのよ。
今で言えばあなた、亭主の勤務地から、
家族が徒歩で東京まで帰ってるみたいなことよ、
して、途中は野宿よ。
へとへとよ。
だもんだから、そんな難儀をしているところへね、
人の良さそうなばあさんが現れたらね、
それが人買いのばあさんであっても、
まんまと騙される用意は、できてるわけですよ。
そうして翌朝、親子は別々の小舟に乗せられて泣き別れですよ。
あげくに母は遊女に売られ、
娘と息子は山椒大夫のところへ奴隷として買われていったわけでしょ?
亭主の転勤でこの騒ぎよ。
これ、悲惨このうえない話ですよ。
これが、現代、自分の身の上に起きたと考えたら怖ろしすぎる社会ですよ、平安時代は。
大問題ですよ。
道中きちんと旅が出来るような整備された街道も無かったわけでしょ、
旅人を招きいれる信用の置ける宿も無い、
善人の住む集落ばかりじゃなかったわけでしょ。
あったのは、ひとけのない原っぱと、鬱蒼とした暗い山道。
非道を働く悪人が口を開けて待ってそうなところばかりよ。
追い剥ぎ。山賊。夜盗。
こういう専門の人らが世間に出没してなきゃこんな名前もなかったわけでね、
追い剥ぎも、山賊も、夜盗も、この頃は聞きませんから、
今のところはいないのでしょうけど、
昔、いたものなら、
機会さえあればまた現れますよ。ほんとよ。
平安時代の社会だって、昔あったのだから、
この先、またそこへ戻らないとも限らないですよ。
良くなるばっかだと思ったら大間違いよ、と、
おらぁ真面目に思うよ。
そしたら奥さん、「人を見たら泥棒と思え」ということになるわけでしょ。
まぁ、今だってそうだけど、それがもう甚だしすぎるわけでしょ。
奥さんね、自分以外信じることのできない世間ほど息苦しいものはないのよ。
だからみんな大昔は生まれ育った村におとなしく留まったわけでしょ。
村にさえいれば、どんなに窮屈でも
「村八分」の人情だけは
何があっても保障されているのだからね。
だからおらぁ奥さんね。
それを思うだけで、現代という生き易い社会が
どれだけ幸福をもたらしてくれているかということをつくづくと思うよ。
まぁ、そんなことを書いても何の共感も得られないような予感はしますがね。
おらぁそう思うの。
それくらい幸福の認識ってむずかしいものよ。
だってそうよ。
おれがこんなこと書いたって、今、辛い人は辛いのよ。
それはなんとも手のほどこしようもないの。
それもご同情するの。ほんとよ。
でもね、
気休めで見方を変えられたら、
それもそれで幸福なのよ。
そういう人もいるだろうと思ってね、
書いてるね、オレはね。
それでも、
そんな極端な悲惨のある社会から
現代みたいな治安のよろしい社会へと変わってね、
そこへおれらは生まれて生きている。
おれがいくら年食ったといってもね、
子どもの頃は平安時代だったってわけじゃないから、
今みたいな時代には相当なれてて、
いろんなものを当たり前と思ってる。
でもね、
昔と比べて格段に住み良い社会になっているなら、
そこにはよほど悲惨な過去があったと考えた方がいい。
目に余る悲惨を誰もが共有して、
初めて世の中を良くしようという動きはみんなのものとなるからね。
反対に、昔と比べて格段に住みにくい社会になった時は、
つまりこの先、平安時代なみの大問題な治安に戻った時には、
そこにはよほど怠慢な過去があったと考えていい。
幸福を持て余して、もはやなにが幸福かを感じられなくなって、
快適であることは当たり前で、その先にさらなる快適を要求したくなって、
反省とかなくて、悪いのは自分じゃなくて他人だって誰かが強く強く強行に主張し出して、
でも、世間は、そんな人の言い分も聞かなけりゃって思うくらいに寛大になってて、
そうして、何百年も掛けて刷り込んで刷り込んで受け継いできた道徳心も、少しずつズタボロにしていって。
この頃はね、
使いきれないくらい途方も無くお金を儲ける人たちいますけど、
使えるくらいの儲けにしとけばどうよと、正直、思いますね。
だって私だってお金は欲しいからね。
奥さんだって欲しいでしょ。
若者だって欲しいよね。
じゃぁ使いきれないほど儲けないで、
こっちにも流れてくるように残しておいて欲しいよね、
おれらのためにね。
でも、いったいどうやればそんなに儲けられるんだろう。
誰もが知りたいのかもしれないけどね、
損する人がいっぱいいなけりゃ、
たんと儲ける人はきっといないね。
そうでしょ奥さん。宝くじだってそうですから。
いや、損しないまでも、
儲け損なっている人がすっげぇたくさんいなけりゃ莫大に儲ける人もいないわけでね。
経済の難しいことは分からないけど、
そういうカラクリは普遍のことだと、
おじさんであるおらぁ経験的に思うよ。
だったら、辛い思いをしている人がいなけりゃ幸せな人もいないのかな?
困ってる人がいなけりゃ、快適に生活できるなんてことも無いのかな。
わからんけどね。
でも、そういう風に考えることも出来るのならね。
自分が幸福なら、
誰かに感謝した方がいいねって思ってもいいかもね。
そのためには、自分が幸福だって認識できてないといけない。
でもそれがね、
案外、どこまでいっても、
とてもむずかしいことなのかもしれないね。
こうして話は、振り出しに戻ってしまうのだけれどね。
まぁ何かの退屈しのぎにはなりましたでしょう。
秋深し。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。ほんとよ。
解散。
札幌のみなさんへ
10/29(土)〜11/06(日)までの間、
おしゃれなスポット札幌マルヤマクラスで、
「マルヤマ文化祭」と銘打って、
いろいろの催しがあるそうでね、
その中に、うちのくじらさんのイラストが、
多数展示されるコーナーも設けられるのだそうですよ。
最寄り駅は地下鉄「円山公園駅」です。
★ただ今、電撃オンラインで!
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くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
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【来月!白A北海道公演あります!】
あの白Aが11月に北海道に来ます!
公演場所は滝川市と札幌市、そして鷹栖町。
是非見て欲しい。
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
札幌公演の会場は、キューブガーデンになります。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
売り切れる前に急げ!
【掲示板に来ていた書き込みをいくつか拾ってみました】
ほんとにこのインターネットの先には、
当たり前だけどリアルに人生が脈打っているんですよね。
ここにあつまるぼくたちは、
本当に生きていて、
それぞれ抱える人生を、
各自の力で乗り越えていくのだなぁと、
読みながら、あらためて思いました。
ここは、好い場所なんですね。
★ありがとうございます
【りえ@テキサ】
日本人の殆どいないテキサスの田舎で奮闘しております。
くそぉと思うこともありますが
そのたび、どうでしょうDVDからエネルギーをいただいております。
日本にいると感じない、国同士の競争心などを
辛いおもいを交えつつ感じる中で
「楽しくやろうや」的なルーズ(?失礼!)な考えの柔軟さに
幾度となく救われております。
テキサスの田舎はなんもないですよ!
旅にきてくださいよ!
といいたいところですが、大変興味深いお仕事にまた取り掛かられるとの事
心よりご成功を祈っております
スーパーの野菜売り場にサボテンが売っておりますが
シェフ大泉だったらどのように調理するだろうか?!
想像して日々、楽しんでおります
ストレスフルな毎日の中、ふとHPを見て、
そうだ掲示板に書き込んでみようと思い立ち
つらつら書いてしまいました
札幌帰りたいなぁぁ
私の分まで、どうぞいっぱいお魚を食べて、
より大きくなって(?)ください!
遠方にて、
皆様のご健康とご成功をいつも願っております!
★身の上話
【20代女子@長野】
いつも楽しく拝見しています。
読んでいただけるかわかりませんが、
ちょっと身の上話をします。
私は、宮城県の石巻市に住んでいました。
ご存知でしょうか?震災の被害が大きかったところです。
私も津波から走って逃げ、
ぎりぎりのところで建物の2階に逃げました。
逃げたものの、まわりが火事になって火に取り囲まれまして、
死ぬかと思いました。
そのとき、結婚を考えていた彼宛に遺書も書きました。
(あの状況で、遺書が彼の手に渡るとは思えませんでしたが、書かずにはいられなかったんです。)
運良く助かりましたが、
津波や遺体を見たので、
今でもその光景が思い浮かんでうなされることもあります。
そんなときに、どうでしょうのDVDを見るんです。
安全第一に突っ込んで行ったり、
インキーして土下座したり、
くだらなくて癒されるんですよ。
新作も見ました。
まだ水道が復旧しなくて不便な生活の中でしたが、
放送してくれた局には感謝しています。
散々笑わせてもらいました。
ありがとうございました。
先日、
私は彼が住んでいる長野へ引っ越してきて、結婚しました。
まだうなされることはあります。
けれど、あの震災の日、
生き残ってよかったと思います。
今、幸せだと思います。
どうでしょうが好きな人の中には、
こんな人もいるんだな、と思って下さい。
これからも楽しみにしています。
★思い出したので。
【かーさん@神奈川】
こんばんは。
今月、主人が49歳で亡くなりました。
いきなり重くてごめんなさい。
私が先に見つけて好きになったどうでしょうを
一緒に楽しんだ主人がいなくなってしまいました。
ミスターの壮行会の時、
私は1人で行って札幌の友達と参加しました。
当日、
主人は幼稚園児だった双子の娘のお芋堀りに行ってくれました。
4人で祭りに参加しました。
大通公園のクリスマスイルミネーションに行きました。
札幌の友達も一緒にHTBの見学をしました。
公園で雪だらけになりました。
カリー軒に行きました。
ベトナム料理のお店も行きました。
スープカレーも食べました。
去年の11月、すでに末期のがんだとわかりました。
主人もビックリでした。
札幌の友達がすぐにあれこれ送ってくれました。
本当はいけないのかもしれないけど新作も3度に分けて録画して送ってくれました。
主人も娘達も一緒に観て、わあ!ってなりました。
娘達の学校のすぐ近くを走っているどうでしょう班。
娘の1人は昨年度の担任の先生が札幌出身だと知ってすぐにどうでしょうの話をし、先生もファンだとわかっていたので早速翌日に、
「先生、新作のDVDみたい〜?とーさんが貸してもいいって言ったらね〜。」
と、もったいつけておいてから、
主人の了解を得てウキウキと学校に持参していました。
先生も大喜びでした。
その話しを聞いている主人も嬉しそうでした。
ちなみにもう1人の娘の人生初物真似は3歳の時「子ども達おいで〜」です。
主人は今月はじめに危篤となりましたが、
娘達が修学旅行と運動会(よさこいを踊りました)を全て終えてから、という父親として素晴らしいタイミングだったと思っています。
今、私は各種手続きが一息ついたところです。
もうじき15歳になる黒ラブが足下で退屈そうにしています。
またなにか参加できるような企画があるでしょうか。
3人になってしまいましたが、行きたいです。
来月、
ちょうど1年前に診断が降りて余命宣告された日が四十九日法要となります。
前日には犬が15歳になります。
この犬は主人が抗がん剤治療で入院した後、
4人で旅行に出たら(最後のチャンスでした)帰宅後、
痙攣発作起こして夜間救急に担ぎ込み、
大学病院でMRI撮って全部で20万かかったのに全く異常なくて
「本当にたださみしかっただけですね。」とか言われた犬です。
20万は主人の生命保険の給付金を使いました。
バカ過ぎて可愛いです。
いろいろあって大変は大変なんだけど、
ぐるぐるとまわる大きな流れのひとかけらですよね。
今、大事にしたい思い出を振り返ってみたら、
どうでしょうがたくさんあるなぁと思ったので書き込みしてみました。
これから私、がんばらなくちゃいけないんだけど本当は心底びびってるんです。
案ずるな!って言ってもらいたいです。
今夜寝て、明日の朝起きたら、持ち場に戻ります。がんばります。
企画、楽しみにしています。
おやすみなさい。
ということで、奥さん。
もちろん「案ずるな!」と言わせていただきますよ。
そして、いつでもここにおいでください。
このようなプライベートな胸のうちをね、
こんなにいただけると、
なんだか励まされます。
細々ながらも、
ここを続けてきて好かったと思えます。
いろいろあるんだから、
落ち込むこともあるけれど、
それでもみんな自分で乗り越えていこうとしてる。
人ってすごいなぁって思います。
そのことを教えてもらうとね、励みになります。
人ってそんなふうに出来てるんでしょうね。
他人の生きていく姿に励まされるんですよね。
なにかにすがりながら、
なにかを頼りながら、
それでも歩いていくのは自分の足なんですよね。
生きていくって、そういうことなんですよね。
そんなことをあらためて思いました。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で、どうぞ奮闘願います。
解散。
【藤村さんメモリアルのコーナー】
10月21日金曜日。藤村でございます。
次のDVD「ヨーロッパ・リベンジ」の編集をガシガシと進めております。昨日は「第五夜」、ついにムンクさん登場で、笑いながら編集をしておりました。
そうやって毎日DVDを作りつつ、我々は、他のこともいくつか進めております。
メイド・イン・ジャパンの誇りをあらためて持とうじゃないかと、まずは京都の染物屋で風呂敷を作りましたが、その第2弾を進行中。今度は、趣向をガラリと変えて、大阪の町工場で作られている工業製品、アクリルを使ったキーホルダーを作ってみようと思っております。(たびたび関西に出かけていたのはこれです)
そして、「ミエルヒ」から2年が経ち、実はその間も我々、ずっとドラマの準備を進めておりましたが、3月に震災があり、完成間近だった台本を、もう一度見直そうということになって、今現在もその作業を続けております。(昨日はその打ち合わせで出かけておりました)
そういったことを進めつつ、近々、京都の劇団「ヨーロッパ企画」と組んで、爆笑の短編映像集を作ろうという準備も進めております。
彼らと知り合ってもう何年にもなりますが、その舞台を観るたび、そのスター性のない役者陣に心を惹かれ、その華のない集団に心を奪われ、その派手さのない物語に心を酔わされるという、不思議な劇団であります。そんな彼らのおもしろさを、舞台を観たことのない人たちに、映像でお見せできたらと思っております。(その打ち合わせがこれからあります)
次のDVDのオープニング・アニメーションもまたちゃんと作りたいし(今夜はプロダクションIGさんとメシを食いながら打ち合わせです)、次のフィギュアも凝ったものを作りたい。(そのメシ会にユニオン・クリエイティブさんにも来てもらっております)
・・・いろいろ準備をしているうちに、今年もあと2ヶ月ちょっとですかぁ。
昨日、いつものランニングコースを走っておりましたら、大量の雪虫が舞っておりました。札幌に初雪が降るのは、もうすぐでありましょうな。
そういえば先日、ウチの部でDVDのプロデュース業務をしている男の結婚式がありまして。
彼の高校時代の友人というのが、ビール片手にテーブルを回ってあいさつをしておりました。「お世話になっております」と。「新郎の友人です」と。我々のテーブルにもやってきて、「今後ともよろしくお願いします」と、ビールを注ぐその顔を見て、
(あれ?どっかで見たことある顔だなぁ・・・)
と思いました。
すると、その友人というのが、
「実は僕、藤村さんと昔、お会いしたことがあるんですよ」
と。
「そうだよねぇ・・・」
「あの、実は僕、アメフトを・・・」
「あぁーッ!そうだ!そうだ!」
「わかりますか」
「キミはあの、大泉とスタジオに乱入したときの!」
「そうですそうです」
「あの!一番最初にタイミング間違えてスタジオに入っちゃったヤツだ!」
「あはははは!そうですそうです」
DVDにもなっております「香港大観光旅行」の冒頭。いつもダマされている大泉さんが、「いよいよ仇討ちだ!」とばかりに大石内蔵助に扮し、ミスターのラジオ生放送直後に、屈強なアメフト軍団を引き連れてスタジオに乱入するという、あの名場面。
台本上では、大泉さんひとりがまずスタジオに乱入し、「これまでの恨み・・・」などとミスターに口上を延べ、しかるのちに「出あえーッ!」と号令をかけると、アメフト軍団が突入してくるという段取りでありましたが、段取りを間違えたアメフト部員が、大泉さんと一緒に最初っからスタジオに入ってきてしまい、口上を述べている間も、ぼーっと横に突っ立っていたという。
まさにあの、間抜けなアメフト部員が、彼だったのであります。
「あー!そうかそうか、キミだ!」
私はもう、編集しながら何度も何度も、あの間抜けなアメフト部員の困惑した顔を見て笑っていたので、よーく覚えてるんです。
今、私の目の前で、ビール片手に立っている彼は、もうとっくに大学生ではなく、30半ばを過ぎた男になっておりましたが、彼はまさしくあのアメフト部員でありました。
「いやー、あの時は・・・すいませんでした」
「いやいや、あれは焦っちゃったんでしょ?」
「緊張してたんですね、あっ間違えた!って思ったんですけど、もう立ってるしかなくって・・・」
「あははははは!いいんだよいいんだよ、だってあれ、おもしろかったもん」
それはもう13年も前のことですが、いやーなんか、変わってないなぁ、と思いました。
いや、変わったんでしょうけどね、いろいろ。
いろいろ変わったんでしょうけど、でも、彼はあの時、突入のタイミングを間違えて突っ立っていたアメフト部員で、私はそれを見て大笑いしていたディレクターで。
そんな彼は今、結婚式でビール片手にあいさつ回りをしている新郎の友人で、私はビールを注がれている新郎の同僚で。
なんか、変わったことって、そういう事実、しかないんだろうな、と。
時が経って、変わるってことは、実は、その程度のことなんだろうなと。
だって、13年前のあの日から、彼も私も、ずっと存在しているだけだから。
彼が彼であることは、ずっと続いている。私も私であることは、ずっと地続きで続いている。
その事実は、なにも変わらない。
うーん、なんか嬉野先生みたいなことを言ってますけども、そんなようなことをね、思ったんですよ。
時とともにね、「いろいろ変わっていく」みたいなことはね、実は「そんなにたいしたことないんじゃないか」って。
大きく変えようも、ないんじゃないかって。
変わるってことには、「希望」と「不安」という、両極端の展望があって、その振れ幅があまりにも大きいから、ついつい人はそっちに興味がいって、「どうする?どうなる?」って、騒ぐんだろうけど。
いや、変わんないよ、そんなに。
あくせくしたところで、そんなに変わんない。
今年もね、もうすぐ冬が来て、終わりが近づいてますけど、相変わらず続けていくだけでしょう、自分を。
ね、ということでね、奥さん。
来週も各自の持ち場で奮闘願います!
本日解散!
(15:06 嬉野)

嬉野

2011年10月28日(金)
嬉野です。
最初にご報告から。
これは札幌のみなさんへ、ですね。
明日10/29(土)〜11/06(日)までの間、
おしゃれなスポット札幌マルヤマクラスで、
「マルヤマ文化祭」と銘打って、
いろいろの催しがあるそうでね、
その中に、うちのくじらさんのイラストが、
多数展示されるコーナーも設けられるのだそうですよ。
さすがくじらもり。
最寄り駅は地下鉄「円山公園駅」です。
期間中、秋晴れになりそうな札幌地方、
お時間のある方は、お休みの日にでも、
お出かけになってみて、
くじらさんのイラストを
のんびり眺めてみてはいかがでしょうか。
さて、
ということでね。
掲示板に来ていた書き込みをいくつか拾ってみました。
ほんとにこのインターネットの先には、
当たり前だけどリアルに人生が脈打っているんですよね。
ここにあつまるぼくたちは、
本当に生きていて、
それぞれ抱える人生を、
各自の力で乗り越えていくのだなぁと、
読みながら、あらためて思いました。
ここは、好い場所なんですね。
★ありがとうございます
【りえ@テキサ】
日本人の殆どいないテキサスの田舎で奮闘しております。
くそぉと思うこともありますが
そのたび、どうでしょうDVDからエネルギーをいただいております。
日本にいると感じない、国同士の競争心などを
辛いおもいを交えつつ感じる中で
「楽しくやろうや」的なルーズ(?失礼!)な考えの柔軟さに
幾度となく救われております。
テキサスの田舎はなんもないですよ!
旅にきてくださいよ!
といいたいところですが、大変興味深いお仕事にまた取り掛かられるとの事
心よりご成功を祈っております
スーパーの野菜売り場にサボテンが売っておりますが
シェフ大泉だったらどのように調理するだろうか?!
想像して日々、楽しんでおります
ストレスフルな毎日の中、ふとHPを見て、
そうだ掲示板に書き込んでみようと思い立ち
つらつら書いてしまいました
札幌帰りたいなぁぁ
私の分まで、どうぞいっぱいお魚を食べて、
より大きくなって(?)ください!
遠方にて、
皆様のご健康とご成功をいつも願っております!
★身の上話
【20代女子@長野】
いつも楽しく拝見しています。
読んでいただけるかわかりませんが、
ちょっと身の上話をします。
私は、宮城県の石巻市に住んでいました。
ご存知でしょうか?震災の被害が大きかったところです。
私も津波から走って逃げ、
ぎりぎりのところで建物の2階に逃げました。
逃げたものの、まわりが火事になって火に取り囲まれまして、
死ぬかと思いました。
そのとき、結婚を考えていた彼宛に遺書も書きました。
(あの状況で、遺書が彼の手に渡るとは思えませんでしたが、書かずにはいられなかったんです。)
運良く助かりましたが、
津波や遺体を見たので、
今でもその光景が思い浮かんでうなされることもあります。
そんなときに、どうでしょうのDVDを見るんです。
安全第一に突っ込んで行ったり、
インキーして土下座したり、
くだらなくて癒されるんですよ。
新作も見ました。
まだ水道が復旧しなくて不便な生活の中でしたが、
放送してくれた局には感謝しています。
散々笑わせてもらいました。
ありがとうございました。
先日、
私は彼が住んでいる長野へ引っ越してきて、結婚しました。
まだうなされることはあります。
けれど、あの震災の日、
生き残ってよかったと思います。
今、幸せだと思います。
どうでしょうが好きな人の中には、
こんな人もいるんだな、と思って下さい。
これからも楽しみにしています。
★思い出したので。
【かーさん@神奈川】
こんばんは。
今月、主人が49歳で亡くなりました。
いきなり重くてごめんなさい。
私が先に見つけて好きになったどうでしょうを
一緒に楽しんだ主人がいなくなってしまいました。
ミスターの壮行会の時、
私は1人で行って札幌の友達と参加しました。
当日、
主人は幼稚園児だった双子の娘のお芋堀りに行ってくれました。
4人で祭りに参加しました。
大通公園のクリスマスイルミネーションに行きました。
札幌の友達も一緒にHTBの見学をしました。
公園で雪だらけになりました。
カリー軒に行きました。
ベトナム料理のお店も行きました。
スープカレーも食べました。
去年の11月、すでに末期のがんだとわかりました。
主人もビックリでした。
札幌の友達がすぐにあれこれ送ってくれました。
本当はいけないのかもしれないけど新作も3度に分けて録画して送ってくれました。
主人も娘達も一緒に観て、わあ!ってなりました。
娘達の学校のすぐ近くを走っているどうでしょう班。
娘の1人は昨年度の担任の先生が札幌出身だと知ってすぐにどうでしょうの話をし、先生もファンだとわかっていたので早速翌日に、
「先生、新作のDVDみたい〜?とーさんが貸してもいいって言ったらね〜。」
と、もったいつけておいてから、
主人の了解を得てウキウキと学校に持参していました。
先生も大喜びでした。
その話しを聞いている主人も嬉しそうでした。
ちなみにもう1人の娘の人生初物真似は3歳の時「子ども達おいで〜」です。
主人は今月はじめに危篤となりましたが、
娘達が修学旅行と運動会(よさこいを踊りました)を全て終えてから、という父親として素晴らしいタイミングだったと思っています。
今、私は各種手続きが一息ついたところです。
もうじき15歳になる黒ラブが足下で退屈そうにしています。
またなにか参加できるような企画があるでしょうか。
3人になってしまいましたが、行きたいです。
来月、
ちょうど1年前に診断が降りて余命宣告された日が四十九日法要となります。
前日には犬が15歳になります。
この犬は主人が抗がん剤治療で入院した後、
4人で旅行に出たら(最後のチャンスでした)帰宅後、
痙攣発作起こして夜間救急に担ぎ込み、
大学病院でMRI撮って全部で20万かかったのに全く異常なくて
「本当にたださみしかっただけですね。」とか言われた犬です。
20万は主人の生命保険の給付金を使いました。
バカ過ぎて可愛いです。
いろいろあって大変は大変なんだけど、
ぐるぐるとまわる大きな流れのひとかけらですよね。
今、大事にしたい思い出を振り返ってみたら、
どうでしょうがたくさんあるなぁと思ったので書き込みしてみました。
これから私、がんばらなくちゃいけないんだけど本当は心底びびってるんです。
案ずるな!って言ってもらいたいです。
今夜寝て、明日の朝起きたら、持ち場に戻ります。がんばります。
企画、楽しみにしています。
おやすみなさい。
ということで、奥さん。
もちろん「案ずるな!」と言わせていただきますよ。
そして、いつでもここにおいでください。
このようなプライベートな胸のうちをね、
こんなにいただけると、
なんだか励まされます。
細々ながらも、
ここを続けてきて好かったと思えます。
いろいろあるんだから、
落ち込むこともあるけれど、
それでもみんな自分で乗り越えていこうとしてる。
人ってすごいなぁって思います。
そのことを教えてもらうとね、励みになります。
人ってそんなふうに出来てるんでしょうね。
他人の生きていく姿に励まされるんですよね。
なにかにすがりながら、
なにかを頼りながら、
それでも歩いていくのは自分の足なんですよね。
生きていくって、そういうことなんですよね。
そんなことをあらためて思いました。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で、どうぞ奮闘願います。
解散。
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
【来月!白A北海道公演あります!】
あの白Aが11月に北海道に来ます!
公演場所は滝川市と札幌市、そして鷹栖町。
是非見て欲しい。
11月23日鷹栖公演。
11月24日滝川公演。
11月25日・26日札幌公演。
札幌公演の会場は、キューブガーデンになります。
ローソンチケットで、お買い求めになれます。
(ローソン店頭のロッピより)
売り切れる前に急げ!
【藤村さんメモリアルのコーナー】
10月21日金曜日。藤村でございます。
次のDVD「ヨーロッパ・リベンジ」の編集をガシガシと進めております。昨日は「第五夜」、ついにムンクさん登場で、笑いながら編集をしておりました。
そうやって毎日DVDを作りつつ、我々は、他のこともいくつか進めております。
メイド・イン・ジャパンの誇りをあらためて持とうじゃないかと、まずは京都の染物屋で風呂敷を作りましたが、その第2弾を進行中。今度は、趣向をガラリと変えて、大阪の町工場で作られている工業製品、アクリルを使ったキーホルダーを作ってみようと思っております。(たびたび関西に出かけていたのはこれです)
そして、「ミエルヒ」から2年が経ち、実はその間も我々、ずっとドラマの準備を進めておりましたが、3月に震災があり、完成間近だった台本を、もう一度見直そうということになって、今現在もその作業を続けております。(昨日はその打ち合わせで出かけておりました)
そういったことを進めつつ、近々、京都の劇団「ヨーロッパ企画」と組んで、爆笑の短編映像集を作ろうという準備も進めております。
彼らと知り合ってもう何年にもなりますが、その舞台を観るたび、そのスター性のない役者陣に心を惹かれ、その華のない集団に心を奪われ、その派手さのない物語に心を酔わされるという、不思議な劇団であります。そんな彼らのおもしろさを、舞台を観たことのない人たちに、映像でお見せできたらと思っております。(その打ち合わせがこれからあります)
次のDVDのオープニング・アニメーションもまたちゃんと作りたいし(今夜はプロダクションIGさんとメシを食いながら打ち合わせです)、次のフィギュアも凝ったものを作りたい。(そのメシ会にユニオン・クリエイティブさんにも来てもらっております)
・・・いろいろ準備をしているうちに、今年もあと2ヶ月ちょっとですかぁ。
昨日、いつものランニングコースを走っておりましたら、大量の雪虫が舞っておりました。札幌に初雪が降るのは、もうすぐでありましょうな。
そういえば先日、ウチの部でDVDのプロデュース業務をしている男の結婚式がありまして。
彼の高校時代の友人というのが、ビール片手にテーブルを回ってあいさつをしておりました。「お世話になっております」と。「新郎の友人です」と。我々のテーブルにもやってきて、「今後ともよろしくお願いします」と、ビールを注ぐその顔を見て、
(あれ?どっかで見たことある顔だなぁ・・・)
と思いました。
すると、その友人というのが、
「実は僕、藤村さんと昔、お会いしたことがあるんですよ」
と。
「そうだよねぇ・・・」
「あの、実は僕、アメフトを・・・」
「あぁーッ!そうだ!そうだ!」
「わかりますか」
「キミはあの、大泉とスタジオに乱入したときの!」
「そうですそうです」
「あの!一番最初にタイミング間違えてスタジオに入っちゃったヤツだ!」
「あはははは!そうですそうです」
DVDにもなっております「香港大観光旅行」の冒頭。いつもダマされている大泉さんが、「いよいよ仇討ちだ!」とばかりに大石内蔵助に扮し、ミスターのラジオ生放送直後に、屈強なアメフト軍団を引き連れてスタジオに乱入するという、あの名場面。
台本上では、大泉さんひとりがまずスタジオに乱入し、「これまでの恨み・・・」などとミスターに口上を延べ、しかるのちに「出あえーッ!」と号令をかけると、アメフト軍団が突入してくるという段取りでありましたが、段取りを間違えたアメフト部員が、大泉さんと一緒に最初っからスタジオに入ってきてしまい、口上を述べている間も、ぼーっと横に突っ立っていたという。
まさにあの、間抜けなアメフト部員が、彼だったのであります。
「あー!そうかそうか、キミだ!」
私はもう、編集しながら何度も何度も、あの間抜けなアメフト部員の困惑した顔を見て笑っていたので、よーく覚えてるんです。
今、私の目の前で、ビール片手に立っている彼は、もうとっくに大学生ではなく、30半ばを過ぎた男になっておりましたが、彼はまさしくあのアメフト部員でありました。
「いやー、あの時は・・・すいませんでした」
「いやいや、あれは焦っちゃったんでしょ?」
「緊張してたんですね、あっ間違えた!って思ったんですけど、もう立ってるしかなくって・・・」
「あははははは!いいんだよいいんだよ、だってあれ、おもしろかったもん」
それはもう13年も前のことですが、いやーなんか、変わってないなぁ、と思いました。
いや、変わったんでしょうけどね、いろいろ。
いろいろ変わったんでしょうけど、でも、彼はあの時、突入のタイミングを間違えて突っ立っていたアメフト部員で、私はそれを見て大笑いしていたディレクターで。
そんな彼は今、結婚式でビール片手にあいさつ回りをしている新郎の友人で、私はビールを注がれている新郎の同僚で。
なんか、変わったことって、そういう事実、しかないんだろうな、と。
時が経って、変わるってことは、実は、その程度のことなんだろうなと。
だって、13年前のあの日から、彼も私も、ずっと存在しているだけだから。
彼が彼であることは、ずっと続いている。私も私であることは、ずっと地続きで続いている。
その事実は、なにも変わらない。
うーん、なんか嬉野先生みたいなことを言ってますけども、そんなようなことをね、思ったんですよ。
時とともにね、「いろいろ変わっていく」みたいなことはね、実は「そんなにたいしたことないんじゃないか」って。
大きく変えようも、ないんじゃないかって。
変わるってことには、「希望」と「不安」という、両極端の展望があって、その振れ幅があまりにも大きいから、ついつい人はそっちに興味がいって、「どうする?どうなる?」って、騒ぐんだろうけど。
いや、変わんないよ、そんなに。
あくせくしたところで、そんなに変わんない。
今年もね、もうすぐ冬が来て、終わりが近づいてますけど、相変わらず続けていくだけでしょう、自分を。
ね、ということでね、奥さん。
来週も各自の持ち場で奮闘願います!
本日解散!
(14:39 嬉野)