藤村

3月5日水曜日。藤村であります。

昨日はみすたさんと副音声の収録を行いまして、これにてDVD第10弾、すべての作業を終えました。

あとは細かい見直し作業をして、素材は松下さんへと送られてまいります。みなさまのお手元に届くまでもう少し!

さて、じっくりと日記だ。

少し前になりますが、母校の北大に呼ばれて講義をしてきました。「大学と社会」という講座で、卒業生が講師となり社会、仕事というものについての講義を担当する、という試みであります。

私は一昨年に続き2回目の「先生」で、今回は「地方で働く意義」について話をしました。北海道という地方の大学で学ぶ学生諸君には、是非とも考えてほしいテーマ。

大部分のバカ学生どもは(まぁ後輩だからいいだろう)おもしろ話でも期待してたんでありましょうが、そんな気はサラッサラございません。マジメに話をしてきました。

えー諸君。

始まりましたよ講義が。

「生きる」とはどういうことだろうか。「生きる意味」。

いきなり大きな話です。

「生きる」とは、生物学的に言えば「種の保存」であります。食って寝て、生命を維持し子孫を残す。単純に言えばそれだけのこと。

でも人間はそのために、「社会」を維持しなければならない。個体の生命を維持していくためには、「社会を正常に維持していく」ことが絶対条件。

「生きる意味」を考えるとき、あなたは自分の内側ばかりに向き合っていないだろうか。

自分自身のことと同等に、「社会の維持」も考えなければ「生きる意味の半分を見失っている」ことになってしまう。

あなたが生きるためには、社会全体のことも考えなければいけない。

では考えてみよう。

果たして今の社会は、生きやすいだろうか。

学生諸君に質問。

「あなたは東京に出て働きたいか?それとも地方に戻って働きたいか?」

この問いに、ほとんどの学生が「地方で働きたい」と答えました。

20年前であれば逆に、ほとんどの学生が「東京で」と答えていたはず。でも今は違う。

学生に限らず今、多くの人が「地方で生活したい」、そう思っています。東京だけでなく、大都市への仕事、人口、情報などの一極集中にどこか違和感を感じている。住みにくいと思っている。

なぜか?

なぜ今人々は地方で生活したいと思うのか?

なぜ一極集中では生きにくいと思うのか?

この20年で日本社会はずいぶん変わったと思います。その変化を私は、「社会のパーソナル化」ととらえています。「社会が個人と直結してる」。わかりにくいですな。説明しましょう。

たとえば電車が動かないとする。するとあなたはまず携帯を開くでしょう。JRの運行情報にアクセスして情報を得る。

つまり個人が直接、JR本体にアクセスするわけです。

これが昔だったら、まず隣の人と「どうしたんでしょうねぇ?」かなんか言いながら、しばし待つ。やがて「ちょっと駅員つかまえてきます」という人が出てきて、つかまった駅員は「まだ本部からの連絡待ちです」かなんか言って、なかなか本体にはたどり着かない。

つまり昔は個人とJRという大きな組織の間に、例えば隣の席の人とか、いくつかの小さなコミュニティーが存在したわけです。

それが今は、個人とJR本体が直結している。隣の人に「困りましたねぇ」と言う前に、直接JRに問い合わせ、物申すこともできる。

便利ではあります。

でも、社会が個人と直結したその結果、「社会が個人的なことにとらわれる」ようになってきた。

「些細なこと」で社会が騒ぐ。「それより大事なことがあるじゃないか」「いいじゃないかそんなこと」と、誰しもが思うようなことで社会が揺れる。でも「いいじゃないか」とはもう、誰も言えない。

思い当たることはいくつもあるはずです。

社会はもっと社会的でなければならない。社会はもっと大人でなければいけない。

でも、今の社会はとても、幼稚だ。

社会がパーソナル化してしまった結果、幼稚で生きにくい社会になってしまった。

本来個人と社会の間にもっと多くのコミュニティー、例えば家族であり、隣近所であり、町であり、県であり、地方であり・・・そういったものが存在していれば、個人的な問題はそこで消化吸収されていたはずだ。

ローカルコミュニティーが機能していれば、社会全体の緩衝材的な役割を果たし、社会は本来の社会性を取り戻す。

便利さだけを追求した一極集中ではなく、地方独自の考え方、文化が各地で花開けば、社会はもっと成熟する。

あなたの生きる意味を考える場合、同じく社会のことも考えなければならない。

地方の大学で学び、働こうと思っている諸君ならば、地方の存在意義を常に考えていてほしい。

キミらが地方で働き、そこでしっかりと生活する。それだけでも今の社会では、立派な社会貢献となるのだ。

・・・とまぁ、このような話をしたわけであります。

ボーイズ・ビー・アンビシャス!

また明日!

【DVD第10弾・怒涛の予約討ち入り中!】
どんどんどん!
さぁさぁ皆の衆!今度のDVDは「東京2泊3日70km/マレーシア・ジャングル探検」の豪華!徒歩モノ二本立て!
1月15日(火)よりローソン屋敷のロッピーさん、HTBグッズ取扱店さんで予約受付中!
予約特典は特製オリジナルポストカード10枚入り!
どうぞ!我こそはと思われます方々は見事ローソン屋敷へ討ち入られませぇー!
どんどんどん!

(19:23 藤村)

藤村

3月ですなぁ。3月3日月曜日!藤村でございます。

先週、東京でのーいずみのーと副音声収録を行い、明日、みすたさんと収録を行いまして、これをもってDVD第10弾の作業がめでたく終了いたします。

今回のDVD、いつもと違う、と言いますか、パワーアップしたものが2つございます。

ひとつは、オープニングのonちゃんアニメーション。

そしてもうひとつは、予告編の音楽。

いずれも、どうでしょう好きのある方に特別に制作してもらいました。

詳しくは近々ウラに「DVD第10弾の全容」として書きますが、良い出来ですよ、これは。

さて、作業もひと段落ということで、ようやく日記も書けるようになったわけですが、みなさん、あらためてお久しぶりですなぁ。

掲示板の更新もままならない状況でしたが、目は通しておりました。

そんな中で、

「藤村さん、ところでビリーはどうなりましたか」

というようなたわけたことを、この期に及んでまだ言っている輩がけっこういる。

「なにを言ってんだ」と。

「いまだにビリーか」と。

「いまだにビリってるやつなんて聞いたことがないぞ」と。

でも、

「おれはずっとやってるぞ」と。

やってるんです。

驚くかもしれんが、週に2、3回は相変わらずやってるんです。ブートキャンプを。今じゃビリーバンドをビンビンに伸ばしてバンバンにビリってるんです。

いますか?周りに。ずっとやってるやつ。いないでしょう。

貴重です。かれこれもう半年以上続けてるおっさんなんて。

世間ではもう逆に恥ずかしくて言えません。

でもみなさんには言いましょう。

おれはビリーをやっています。

そして、教えてあげましょう。

ビリーを続けているとどうなるか?

体重は、確かに少しずつ減ります。

でも半年もやってると、今はもうほとんど変わりません。

しかし、体つきというか、そういったものは明らかに変化します。

ひとことで言うなら、「ビリーになります」。

特に肩から腕にかけて、ビリー化します。

腹筋も確かに付きます。私の場合、長年の不摂生が腹回り、内臓脂肪となっていまだ頑固に取り巻いておりますが、それにしても腹筋という存在感は確かにある。

こうなると、もうビリー化は止まりません。日常生活においても筋肉を意識します。

世に筋肉自慢の男ほどうっとおしい存在はありません。

私はすでに家庭内で「ビリー」と呼ばれ、おもしろがられる存在になりつつあります。

この夏、タンクトップ一丁で通勤する危険性も充分にはらんでいます。

四十を過ぎてビリーを続けると、ビリーになる。

この当然とも言える論理の帰結を、私は今おおいに実感しています。

というわけでビリー、明日は腹筋プログラムだ!

ビクトリーッ!

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(19:48 藤村)

藤村

2月29日(うるう年!)金曜日。

ずいぶんお久しぶりの藤村でございます。

私も嬉野先生も出張が続いておりまして日記が丸一週間ストップしておりました。すいませんなぁ。

私は先週火曜日にDVD第10弾の作業をほぼ終えて、翌日から広島に行っておりました。

広島ホームテレビさんでやっておりますローカル深夜番組「アグレッシブですけど何か?」の勉強会のようなものに呼ばれまして、いろいろ話をしたり、聞いたりしてきたのでございます。

スタートしてまだ1年あまりの番組。バラエティーなど経験のないディレクター陣が休みもなく日々試行錯誤を続けておるようでありました。

彼らの心中というもの、手にとるようにわかりましたなぁ。

「自由におもしろいものを作れ」

そう言われて「よーし」と、やる気と熱情があふれている。

「広島でもおもしろい番組を作りたい」と志を高くしている。

でも一方で、「自由に」と言われると、逆に「不自由」を感じ、「おもしろく」と言われると、なにがおもしろいのかわからなくなってしまう。

今、彼らはそんな葛藤の中にいるんだろうなと思いました。

でも今は、そういう時期なんだろうと思います。

広島のみなさん、是非ともあの番組を見るときには、彼らのそんな葛藤も、見てあげてほしいと思うのであります。あんたらの地元ローカル番組です。地元であればこそ、彼らのこころざしを見てほしいと思うのであります。

・・・なんてこと思っておりましたら、ずいぶんとあの番組、良い数字を取っておるようで、それはどうでしょう初期よりもずっと高い。

「なんだよなんだよ」と、「えらそーなこと言ったけど、おまえらずいぶん視聴率取ってんじゃんよ」と、若干の気恥ずかしさも感じた広島でありました。

さて、DVDの作業も終わりまして、いよいよ私もドラマモード。

来週から私はまた「すばらしい世界」のドラマコーナーを1本担当させてもらいます。

今回はたいへん気に入っている京都の劇団「ヨーロッパ企画」さんとのドラマ作りであります。

楽しくなりそうです。

よーし!やりますよう。

ではまた来週!解散!

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(19:08 藤村)

藤村

2月18日月曜日!

お久しぶりでございます!

みなさまに笑いと感動をお届けするために昨日も!休日出勤でDVDの総仕上げをしております藤村!藤村でございます。

本日も!みなさまに笑いと感動をお届けするため編集作業に邁進いたしますゆえ、誠に簡単ではございますが、これをもちまして本日の日記とかえさせていただきます。

以上終了解散!

【業務連絡】
本日から新コンプリート箱の予約開始ですよ奥さん。
旧コンプリート箱は、もっとねぇ、後になりますからね。
首を長ぁ?くして待っててください。

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(12:49 藤村)

藤村

2008年1月25日金曜日。藤村でございます。

こちらになかなか顔を出せず申し訳ござりません。

DVD第10弾、相変わらずの猛編集中でございます。

現在のところマレーシア・ジャングル探検の第三夜までを完成。残るは「トラ騒動」第四夜と「洞窟探検」最終夜の2本であります。

すべてのVTRを見直して、イチから作り直すという作業を続けております。

そして本日いよいよ、あのトラに襲われた戦慄の一夜を、オリジナルテープからあらためて見直して、今の感覚で再び編集するわけでございます。

こういう作業によって、過去の我々の旅を、わたしなりにひとつずつカタをつけていく、そんな感じでありますな。

そしてもう二度と、過去のVTRに触れることはない。

そう思うとね、ついついじっくりやってしまうわけですよ。

というわけでまた引き続き作業に入りますよ。

以上、大雪の札幌からでござりました。

皆の衆、明日も達者で!

解散!

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(17:30
藤村)

藤村

藤村でございます。

今しがたう先生に「日記書きました?」と聞きましたら、

「ん?あー・・・」

と、言葉に窮し、やがて開き直ったように

「あんた書きなさいよ」

と、ずっと編集室にこもっていた私に言うものですから、

「あぁ?」

と、

「オレがか?編集を終えて、ふー疲れたと、ようやく編集室から出てきたばかりの、この病み上がりのオレがか?」

と、あからさまに不服な顔をしましたところ、

「風邪完治!と、それだけでいいですから」

と、言うものですから、じゃぁじゃぁじゃぁ書きますよ。

2008年1月21日月曜日!

藤村、風邪完治!

DVD第10弾予約受付中ーッ!

編集若干遅れ気味ーッ!

以上解散!

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(18:52
藤村)

藤村

2008年、平成20年、最初の本日の日記であります。

1月7日月曜日。藤村でございます。

本日より仕事始め!・・・ではなく、すでに4日から始動してDVD第10弾の編集に入っております。現在のところ「マレーシア・ジャングル探検」の第二夜までを終了。嬉野先生作成の鬼のようなスケジュールにのっとって年明け早々から猛烈編集中の2008年でございます。

さて、2008年の正月。

「正月」という気分が、ほとんどしなかったのは私だけでありましょうか。

昔のようなお正月気分というのが、ほとんどなかった。

嬉野先生に言ったら、「そりゃもう、みんなそうだよ」と。

ここ何年かでスーパーなんかの元日営業が通常の営業形態となり、おせちやお餅の保存食はもはや正月の必需品ではなくなってしまった。ギリギリ「お正月だから」という、気持ちの上でしか生き残れない風習となってしまった。

門松やしめ飾りもあまり見なくなった。これらはもはや不要品。だって正月から店は開いてんだから、そんなもんが店先にあったらジャマになる。

もちろん元日から働く人も増えている。彼らにとっての正月は普段の生活と変わらない。

「正月気分」がこの世から消えてしまったのは、だから、当たり前のことなんだろう。

日本の正月は、もはや「バーゲン初日」という盛り上がりの方が強い。

そういう文化を作ってしまった。それをハッキリと感じてしまった。それが2008年の正月、ということなんだろう。

正月3が日はみんなお休み。確かにそういう時代が、ちょっと前まであった。

正月はどこもやってないから、年末はあわただしく保存食を作り、たくわえる。

正月はどこもやってないから、親戚一同集まって酒でも飲むしかない。

でも今は、買出しに行かなくても、みんなで集まらなくても、普段どおりに過ごせる。

「正月も営業してよ。だって不便でしょ」

「なるほど正月も開いてた方がお客様に喜ばれる」

便利であることがすべての目標であり、そのニーズにこたえるのが企業の使命。

そのためには効率化にコストカット、そして人員削減。減った分は安い賃金の契約社員でまかなえば効率的。契約社員にはノルマを課せば能率的。

そんな企業のたゆまぬ努力のおかげで製品は安くなり、世の中は便利になった。でもそんな企業のたゆまぬ努力のおかげで人々は職を失い、賃金は安くなり、もはや普通に暮らすことさえできなくなってしまった。

企業は、もう、考えなければいけない。

エコもいいけど、地球にやさしくする前に、働く人々にやさしくなければいけない。

地球温暖化より、灯油代が払えないアルバイトの低温化を救ってやらなければいけない。

人間は、食べるために猟をし、農耕を始めた。

それは集団で行われた。

すべては、「その集団にいる人たちが暮らしていくため」だった。

企業は、決して、利益を生むためだけのシステムではないはずだ。

企業は、そこに暮らす人々の社会を作っていくシステムであるはずだ。

企業は、だから、もっと社会的でなければならない。

そして、もはや狩猟や農耕だけで暮らしている社会ではない現在、企業はもっと「文化的」でなければならない。

文化的。

つかみどころのない言葉ではあるが、でも、企業がもっと文化的な思考であれば、たぶん、いつか日本のお正月も本来の姿を取り戻すだろうな、と思うのです。

でもそのためには、「便利であること」を捨てる覚悟が、人々にあるかどうか、それが、実は企業よりもやっかいな問題なのであります。

年明け早々、社会問題に演説をぶったぞ。

しかし、本当にいろんなことを考えてしまうのだ。

今年もこうして番組とは無関係なことを、特にう先生の方が書くだろうけれど、社会がおかしな方向に向かっている、そう思ったなら書くべきであろうと、たわごとと聞き流されても、えらそうにと批判を受けても、書いていきますと、我々は思っておるのでございます。

ではみなさま。

2008年、スタート!

少しでも良い年になりますように!

【DVD第10弾まもなく予約開始!】
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(19:10 藤村)

藤村

12月28日金曜日。藤村でございます。
2007年の、今日が仕事納めでございます。
今日は昼から会議室にこもり、四宮、嬉野両プロデューサーとともにドラマの脚本打ち合わせをしておりました。
立川志の輔さんの落語「歓喜の歌」を原作としたドラマ。
来年の前半は、この制作に全力を投入することとなります。
その前に、次回DVD第10弾「東京ウォーカー/マレーシア・ジャングル探検」の完成でありますな。
98年の年明けから春にかけて作られたこの2作品。
「マレーシア」からは放送時間も11時台に格上げとなり、どうでしょうはいよいよ初期段階を抜け、中期へと入っていった、そんな時期であります。
実際、編集していても安心できると言いますか、作業がはかどるんです。迷うところがない。単純におもしろいんです。
「単純におもしろい」
これが一番ですな。余計なことをぐだぐだ考えるなと。
今年、どうでしょうの新作は作りませんでした。
「なぜ?」と言われて、特にはっきりとした理由はありません。
「大泉さんも忙しいでしょうから」とよく言われますが、忙しくてもこちらが言えばスケジュールを空けて待っててくれますから、これも理由ではありません。
4人が4人とも、
「まぁ、そのうち・・・」ぐらいの気持ちのまま、「気がつけば今年が終わった」というのが本当のところでありましょう。
つまり「なんも考えてない」。
「おい!やる気ねぇのか!」と言われれば、4人が4人とも「バカ言うな!」と怒るでありましょう。
やる気はあります。ただ、なんも考えてない。
4人で、東京をカメラひとつ持って、ただ歩いて、それを番組にした時から10年。
マレーシアのジャングルで、テレビの存在を忘れて本気でトラの恐怖におびえたあの夜から10年。
10年です。その間にいろんな経験をしました。
これからも「単純におもしろい」ものを作るために、私は「常に初陣」でありたいと思っています。
そのために我々は、「あえて!な〜んも考えていないのだ」ということを、強く主張しておきたい。
我々は、ゆっくりゆっくりと、どうでしょうの道を、歩んでおります。
みなさん、今年もありがとう。
来年も、大きな笑い声が聞こえる日が多いといいですな。
じゃ、2007年!水曜どうでしょう、解散!
【お知らせ】
<年末年始の正面玄関ホール>
12月29日(土)〜08年1月3日(木)まで閉鎖でございます。
08年1月4日(金)〜通常どおりとなりまする。
【宣伝】
DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」の二本立て。
2008年は、1月15日(火)より、
ローソン屋敷のロッピーさん!
および、HTBグッズ取扱店さんで、
やっとこ予約開始の運びとなり申す!
特製オリジナルポストカード10枚入り!
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(19:19 藤村)

藤村

12月20日木曜日!
お久しぶりの藤村でございます。
そうかそうか、う先生と四宮Pは今日から出張か。さっき日記を読んで知ったばかり。それほど編集室にこもりきり。
そうかそうかおれひとりか。じゃじゃじゃじゃじゃぁ、書くか。
DVD第10弾の編集に日夜邁進中。現在「東京ウォーカー」最終夜のスーパー付けをしておるところ。明日には東京ウォーカーがすべて完成し、続いて「マレーシア・ジャングル探検」に着手。年明け1月中には、こちらも完成させるというスケジュールであります。
「東京ウォーカー」。
ロケは98年の2月。もう10年前ですな。10年前の東京を4人でただ歩いております。
編集しながら、「これは人生そのものだな」と思いましたですね。
ただ歩く。一応、目的地はあります。お台場やら六本木やら浅草やら。しかし、目的地まで行ったところで、なにがあるわけでもない。なにをするわけでもない。
出発する前はいろいろ言ってましたよ。「お台場で芸能人を見たい」「浅草で落語を聴きたい」。
しかし、結局そういうことはせずに、ただひたすら歩く。歩いて歩いて、歩いた挙句、けっきょく最後の目的地はお茶を濁して帰った。
それで終わり。
でも10年経った今、あの旅を思い出すとき、「無駄だった」とは思わない。「楽しかったな」と思う。「良い旅だった」と心から思う。
目的は何も達成していないのに。ラクだったわけでもないのに。遊んだわけでもないのに。
雨の多摩川堰堤で大泉洋がこう言います。
「こればっかりは、目的を再確認しちゃいけない」
雨の五反田駅前でミスターが言います。
「ひとりで考える時間があり過ぎる。いけないけない。勢いで行こう。考えちゃいけない」
目的を持つことは生きる上で重要であります。いい学校に入る、いい会社に就職する、いい人と結婚する、あれを買いたい、あそこへ行きたい。その目的のために悶々とし、うまくいかないと人生終わったような気持ちになる。
「こればっかりは、目的を再確認しちゃいけない」
「ひとりで考える時間があり過ぎる。いけないけない。勢いで行こう。考えちゃいけない」
こういうことは、人生においても重要だと思うのであります。
目的は達成していないけれど、その道中で、グチを言いながら、わき道にそれながら、たまに美味いものを食い、良い景色を眺め、雨に打たれて、夜またゴネる。
でも振り返ると、それを「無駄だった」とは決して思わない。「良い旅だった」と思う。
結局、あの旅の「目的」というのは、「どこへ行くか」ではなく、「歩くことそのもの」であったような気がします。
どこへ行くか、ではなく、目的は歩くことそのもの。
人生の目的、生きる目的なんていうのも、案外、つらいつらいと言いながら暮らし、グチをこぼし、たまに美味いものを食い、良い景色を眺め、夜飲みながらゴネる、「そのこと自体が目的」なんじゃないかと思ったりもするのであります。
ささ、多少の人生訓をたれましたよ。
明日も編集であります。
がんばってまいりましょう。
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(19:58 藤村)

藤村

まずはお知らせ。
来年制作を予定しているドラマの詳細、まずはその第一弾を「ウラ」に書きました。ご覧下さい。
さて12月3日月曜日。藤村めにござります。
長いこと風邪で倒れておりました。2年ぶりぐらいですね、床に伏せたのは。おかげでずいぶんと本を読みました。
村上龍先生の「半島を出よ」上下巻、重松清先生の「いとしのヒナゴン」上下巻、「カシオペアの丘で」上下巻、「カシオペア」なんつうのは、ガンに冒された40男のお話でございまして、横になって読んでおりますと、ますますおれ病状が悪化するんじゃないかと逆効果的な読書でありました。
録りだめてあったドラマも見ましたね。「医龍2」。おもしろいですね。実におもしろい。ただ、こちらもますます病状悪化に拍車をかけるような医療問題に鋭く、文字通りメスを入れまくりのドラマでありまして、多少頭がくらくらとしておりました。
そうそう、本といえばあれです、土曜日に発売された「onちゃんの本」。
これは、いいですよ。前半部分のね、子供だましのページはまぁ置いといて、後半部分にある嬉野先生が書いた「巷のonさん」というページ、これは、なんというか、胸に刺さるものがあります。
「どうでしょう本」に掲載されていた「今日のonさん」というコーナー、覚えていらっしゃいますでしょうか。「onちゃんはひとり、赤ちょうちんで飲むのが好きだ」みたいな、「onちゃん」という一人称で語られる安田顕の半生。その、ちょっと哀愁漂うコーナーを、安田顕ではなくフツーの「ちまたの人」に置き換えて、彼ら、彼女らの半生を聞いた、一種のインタビュー集であります。
これが、いいんです。フツーの人々の言葉が胸に刺さるのであります。
いいものを書きました、嬉野先生。
さて我々、今週またこちらを留守にいたします。
いよいよドラマ作りが本格始動しております。
ではみなさん、どうぞ風邪にはお気をつけて。今年の風邪は長引きますぞ。
(19:03 藤村)