まずはお知らせ。

藤村

まずはお知らせ。
来年制作を予定しているドラマの詳細、まずはその第一弾を「ウラ」に書きました。ご覧下さい。
さて12月3日月曜日。藤村めにござります。
長いこと風邪で倒れておりました。2年ぶりぐらいですね、床に伏せたのは。おかげでずいぶんと本を読みました。
村上龍先生の「半島を出よ」上下巻、重松清先生の「いとしのヒナゴン」上下巻、「カシオペアの丘で」上下巻、「カシオペア」なんつうのは、ガンに冒された40男のお話でございまして、横になって読んでおりますと、ますますおれ病状が悪化するんじゃないかと逆効果的な読書でありました。
録りだめてあったドラマも見ましたね。「医龍2」。おもしろいですね。実におもしろい。ただ、こちらもますます病状悪化に拍車をかけるような医療問題に鋭く、文字通りメスを入れまくりのドラマでありまして、多少頭がくらくらとしておりました。
そうそう、本といえばあれです、土曜日に発売された「onちゃんの本」。
これは、いいですよ。前半部分のね、子供だましのページはまぁ置いといて、後半部分にある嬉野先生が書いた「巷のonさん」というページ、これは、なんというか、胸に刺さるものがあります。
「どうでしょう本」に掲載されていた「今日のonさん」というコーナー、覚えていらっしゃいますでしょうか。「onちゃんはひとり、赤ちょうちんで飲むのが好きだ」みたいな、「onちゃん」という一人称で語られる安田顕の半生。その、ちょっと哀愁漂うコーナーを、安田顕ではなくフツーの「ちまたの人」に置き換えて、彼ら、彼女らの半生を聞いた、一種のインタビュー集であります。
これが、いいんです。フツーの人々の言葉が胸に刺さるのであります。
いいものを書きました、嬉野先生。
さて我々、今週またこちらを留守にいたします。
いよいよドラマ作りが本格始動しております。
ではみなさん、どうぞ風邪にはお気をつけて。今年の風邪は長引きますぞ。
(19:03 藤村)