嬉野

2008年1月16日(水)

はい。嬉野です。

北海道地方。
今夜は、楽しい、
「どうでしょうクラシック」の放送日でございます。

対決列島シリーズはいまだに驚くべき人気でありまして、
今夜で第七夜とあいなります。
最終回、鹿児島決戦まであと三夜の道のり。

今夜は、朝から羊羹まるごと一本食わされるはめに陥ったミスターが、ついに、たまりかねて、魔神を叱責いたします。

「あのねぇ、朝からこんなもん食えるやつ、おっかしいよ!」

懐かしい、ミスターの魂の叫び。
どーぞお見逃しなく御覧くださいませ。
「対決列島」は、2001年の作品でございます。

ということでね、風邪引いてた藤やんですが。
本日は、朝から出てきて編集。

したが、夕方、日の暮れる前に帰宅の途につきました。
まだまだ、本調子ではない模様です。
みんなも風邪なんか引かないように注意すんのよ。
お家に帰ったら手洗い、うがいの励行!

さて、こうして徒然と日記をしたためておりまする内にも、掲示板には、今しも討ち入りを果たされましたばかりの藩士の皆様より、

「我、みんごと討ち入りに成功!本懐をとげたり!」と、

ローソン屋敷討ち入りの勇ましき顛末が、
続々と入電されております。

諸氏の敢闘、まことにもってご苦労千万でござります。
それがし、城代家老といたしまして、これにスグル果報無し!

それでは、みなさんまた明日!
いつものように、この場でお会いいたしましょう!

それまで、暫時、解散です!
仕事も勉強も就職活動も、いろいろあるだろうけど、
がんばる時は、がんばるのよぉ〜!
リストラにもまけんじゃないわよ〜!
とにかく正しく生きるのよ〜!

以上。

札幌は、雪景色でございますよ。

【DVD第10弾まもなく予約開始!】
どんどんどん!

さぁさぁ皆の衆!今度のDVDは「東京ウォーカー/マレーシア・ジャングル探検」の豪華!徒歩モノ二本立て!
1月15日(火)よりローソン屋敷のロッピーさん、HTBグッズ取扱店さんで予約開始!
予約特典は特製オリジナルポストカード10枚入り!
どうぞ!我こそはと思われます方々は見事ローソン屋敷へ討ち入られませぇー!

どんどんどん!

【06最新作配信中!】
「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇の旅」が、お馴染み、インプレスTVで配信中です。御覧になってみっかなとお思いの諸兄はどうぞ覗きに行ってみてください。

(18:24 嬉野)

嬉野

2008年1月15日(火)

さてもみなさま!
ご機嫌やいかに!
城代家老のうれしのでござりまする!

すでに討ち入りの刻限は過ぎましてござります!
ローソン屋敷に一番槍の皆様から討ち入り成功と!
お昼休みを利用されてか、
ぞくぞくと当方へ入電が相次いでおります!

ありがたや!

そうは言いましても、DVD第10弾の予約は始まったばかりでございます。しばらくやっておりますので、お買い物のついでに打ち入り!電話料金、水道代の支払いのおついでに討ち入り!ということで呑気な打ち入りで結構であります。

いやいや、それでは手ぬるい!と、
先陣を切るのが武士(?)の本懐!
と、仰る方も、どうぞ雪道で転びませんように。
北国の方は足元にご用心!

さぁさぁ!
全日本規模で始まっておりますローソン屋敷の討ち入り騒動。
展開は全国区でも、規模は知る日とぞ知るばかりの小所帯!
ロッピさんの前で、恋の芽生えた話も、未だに聞かず、それでもとうとう、まる5年がすぎました。

みなさま、ありがたき幸せでごじゃりまするぅ!

追伸
えぇ、本日藤村先生、風邪で欠席です。

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(12:49 嬉野)

嬉野

2008年1月11日(金)

はい、みなさん。
嬉野です。

来週1月19日から、大阪のABCさんで、去年、放送しました新作「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇」を放送していただくことになりましたので、忘れないうちに、ご報告させていただきますですよ。関西のみなさま、どうぞよろしく。

そして来週火曜日1月15日より!
DVD第10弾の予約が開始でございます。
こちらも合わせまして、よろしくお願いいたしまする!

ということで、今日は「わかんない」話をひとつ。

夫婦になりますと、どなたも御夫婦でケンカをなさいますね。
それも案外、大したことが原因ではなかったりする。

「返事をしない」とか、「した」だとか。
「スプーンが歯に当たった音がした」とか、「しない」とか。
「洗剤を使う量が多い」とか、「多くない」とか。

やっぱり好き合って一緒になった夫婦といいましても、二人とも好い年をした大人ですから、二十年以上の時間をかけて、それぞれの家庭のそれぞれの流儀を自然と身につけて成長した他人なわけです。

それが、いまや、ひとつ屋根の下で共同生活を始めるわけですから、気がついてみるとおたがい、いろんなことが気に掛かる。
でもって、取るに足らないようなことを、意外と人という者は深刻に気にするものだと言う事実に、あらためて直面する。それが結婚の現実ですな。

つまり、人には、
とくに意味もなく許せることと、許せないことがあったりするということです。

「好いじゃないか、そんなのどっちでも」
というよなことが、当人にとっては案外と深刻で、譲れなかったりする。

だからきっと、その一見どうでもいいようなぶつかり合いが、積もり積もって離婚の原因になっていくのかもしれないと、私は思ったりするわけです。

立派な思想信条でもって、ぶつかりあって離婚する夫婦はいないんじゃないのか。
だって、そんな大きな問題を抱えてる男女なら、初めから結婚したりするはずがない。

私だって、昔はうちの奥さんと盛んにケンカしておりました。
で、大体がつまんない理由だったと思うんです。
だって、何が原因であの時ケンカしたかなんて、今、なにひとつ覚えてないわけですから、いずれにしたって大したことが理由じゃないということです。
要するに双方の主張のし合いです。

で、具体的じゃないことを例えに出して、ここでみなさんにお話するのもと思うんですが、仕方がない。とにかくその時、私ら夫婦が、もめたとお思いください。

その時、私には、まったく自分が間違った対応をしたとは思えなかった。
だから何としても譲れなかった。この辺りが揉めた原因だったと思います。

「いい?こういう状況だったから、オレはこういう対応をしたわけでしょ。だからこういう結果になって、そのことに何の不都合もない。わかるよね」
こういう具合に、私は、うちの奥さんに理路整然と状況をおさらいするわけです。

「そうね。たしかにそうね。よぉく分かった」
という言葉を、私は当然のこととしてうちの奥さんに期待するわけです。

ところが、うちの奥さんは、私が期待する言葉をまるっきり吐かない。
それどころか、ただひと言、いうわけです。

「わかんない!」と。

それを聞いた私は、内心憤るわけです。
(分かんない?分かんないってどういうことよ、これだけ説明して、なんでこんなに簡単な理屈がわかんないのよ)。

私は、またも根気良く、話せば分かる内容だと強く思い直して、前にも増して、状況を丁寧に説明していくのです。その作業でこっちはもうへとへとになるくらい。
でもって、何遍も何遍も説明してるから、こっちが間違ってないことがますます明らかとなって、どんどん自信が湧いてくるほど私は間違っていないのです。
だから今度こそ、「そうか…」とうちの奥さんがしおらしく納得してくれるはず。

ところが、うちの奥さんは、またしても言うわけです。

「わかんない」と。

「なぁんでよぉ!何でわかんないのよぉ!」

もうね、エンドレスなんです。
私が幾度、説明を繰り返そうと、水平線の向こうに昇った巨大な疑問符のように、うちの奥さんの「わかんない」の一言の前に、理屈の全てが瓦解するわけなんです(泣)。

結局、何の解決も見ず、
ただ、私の声だけが、説明の度にどんどんデカクなるばかり。

で、その日。
この夫婦のいさかいが、どのあたりで決着を見せたか、
そのことはもう思い出すこともできませませんが。

ただひとつハッキリと覚えているのは、
その夜から、この亭主は、考え始めたということです。

「こんな簡単な理屈、なんで、わかんないんだろう?」と。

来る日も来る日も、亭主は、ぼんやり考えて、
やがて、ひとつの結論にたどり着くのです。

あの時、女房が、「わかんない」と言い張ったのは。
亭主の理屈が分からなかったからではない。

ただただ、理屈を分からせようとしていた亭主の気持ちが、女房にはわからなかったのかもしれない。「わかんない」というのは、そんな亭主に対する女房の答えだったのかもしれない。

理屈なんてどうでもいい。
だれが正しいとか正しくないとか、どうでもいい。
あなたは、どうしてそんに大きな声を出して私を責めるの。

そのことが、あの時の女房には、悲しかったのかも知れない。
だから「わかんない」としか言えなかった。

その結論にたどり着いた時。
なんだか、私は、ぼんやりしました。

どっちが間違ってるとか、間違ってないとか。
どっちが正しいとか正しくないとか。
そんなことに、本当は、たいした意味は無いのかもしれないのに。

そんなことより、もっと大切なことがあるはずのに、
そのことに、少しも気づこうとしない。

本当は、自分だって、心の底では求めているものなのに、
そのことに、少しも気づこうとしないでいる。

ぼくらが、本当に、求めているものは何なのか。
ぼくらに、一番大切なものは何なのか。

そのことをね、
ここに書いてしまった瞬間に、
それは、あっという間に、つまんないものになりそうなので、
書きません。

言葉にした瞬間。
あっという間に、つまんなにものになってしまうような、
そんな頼りないもの。
そんな頼りない、つまんないものが。
本当は、ぼくらにとって、一番大切なものなのかもしれない。

そんなもののあることに、あの日、亭主は、ぼんやりとたどり着いた気がしたのです。

だからね奥さん。
「わかんない!」と、ご亭主に言ってあげることも、
意外と大事なことかも知れませんよ。場合に寄ってはね。

だって人間は、考えるきっかけを与えてもらえないと、死ぬまで考えないで終わるものですから。

分かったような、分からない話だったかしら。
まぁ、好いね。

それでは、本日はこれにて終了。
また来週、ここでお会いしましょうね。

三連休ですから、ちょっと御無沙汰になりますが、元気に生きていてください(笑)。
では、解散!
また来週!

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(19:01 嬉野)

嬉野

2008年1月9日(水)

新年、明けましておめでとうございます。
嬉野です。

今年は、平成20年なんですね、奥さん。

平成2年の2月22日の夜。
私は東京の地下鉄有楽町線の新木場駅のホームに立って、
電車を待っていました。

ホームには人影もなく、ガランとしていました。
ぼくは、ひとけの無いそのホームの天井を見上げていました。
時計を見上げていたのです。

時計のデジタルの数字は、22時22分を表示していました。

平成2年2月22日22時22分。
自分は、東京の地下鉄有楽町線の新木場駅のホームにいて、
ガランとした夜のホームで電車を待っていた。

このことは、きっと、死ぬまで、
忘れることなく、覚えているのだろうなと、その時思いました。

30歳でした。まだ、結婚もしていなかった。

あれから、18年経ったのです。
ぼくは、48歳になってしまいました。
でも、やっぱりあの夜のことは、
未だに忘れられず覚えているのです。

平成22年2月22日22時22分。
もう一度、あの場所に立ってみようかな、と、
あの日、そんなことを、思ったことも、
やっぱりぼくは覚えています。

今年も番組とは関係ないことを書いていくと思いますが、
よろしくお付き合いのほど、お願いいたします。

平成20年。
きっと好い年になりますよ。

それでは、本日はこれにて、解散!
奥さん、明日もまた来てね!

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(16:59 嬉野)

藤村

2008年、平成20年、最初の本日の日記であります。

1月7日月曜日。藤村でございます。

本日より仕事始め!・・・ではなく、すでに4日から始動してDVD第10弾の編集に入っております。現在のところ「マレーシア・ジャングル探検」の第二夜までを終了。嬉野先生作成の鬼のようなスケジュールにのっとって年明け早々から猛烈編集中の2008年でございます。

さて、2008年の正月。

「正月」という気分が、ほとんどしなかったのは私だけでありましょうか。

昔のようなお正月気分というのが、ほとんどなかった。

嬉野先生に言ったら、「そりゃもう、みんなそうだよ」と。

ここ何年かでスーパーなんかの元日営業が通常の営業形態となり、おせちやお餅の保存食はもはや正月の必需品ではなくなってしまった。ギリギリ「お正月だから」という、気持ちの上でしか生き残れない風習となってしまった。

門松やしめ飾りもあまり見なくなった。これらはもはや不要品。だって正月から店は開いてんだから、そんなもんが店先にあったらジャマになる。

もちろん元日から働く人も増えている。彼らにとっての正月は普段の生活と変わらない。

「正月気分」がこの世から消えてしまったのは、だから、当たり前のことなんだろう。

日本の正月は、もはや「バーゲン初日」という盛り上がりの方が強い。

そういう文化を作ってしまった。それをハッキリと感じてしまった。それが2008年の正月、ということなんだろう。

正月3が日はみんなお休み。確かにそういう時代が、ちょっと前まであった。

正月はどこもやってないから、年末はあわただしく保存食を作り、たくわえる。

正月はどこもやってないから、親戚一同集まって酒でも飲むしかない。

でも今は、買出しに行かなくても、みんなで集まらなくても、普段どおりに過ごせる。

「正月も営業してよ。だって不便でしょ」

「なるほど正月も開いてた方がお客様に喜ばれる」

便利であることがすべての目標であり、そのニーズにこたえるのが企業の使命。

そのためには効率化にコストカット、そして人員削減。減った分は安い賃金の契約社員でまかなえば効率的。契約社員にはノルマを課せば能率的。

そんな企業のたゆまぬ努力のおかげで製品は安くなり、世の中は便利になった。でもそんな企業のたゆまぬ努力のおかげで人々は職を失い、賃金は安くなり、もはや普通に暮らすことさえできなくなってしまった。

企業は、もう、考えなければいけない。

エコもいいけど、地球にやさしくする前に、働く人々にやさしくなければいけない。

地球温暖化より、灯油代が払えないアルバイトの低温化を救ってやらなければいけない。

人間は、食べるために猟をし、農耕を始めた。

それは集団で行われた。

すべては、「その集団にいる人たちが暮らしていくため」だった。

企業は、決して、利益を生むためだけのシステムではないはずだ。

企業は、そこに暮らす人々の社会を作っていくシステムであるはずだ。

企業は、だから、もっと社会的でなければならない。

そして、もはや狩猟や農耕だけで暮らしている社会ではない現在、企業はもっと「文化的」でなければならない。

文化的。

つかみどころのない言葉ではあるが、でも、企業がもっと文化的な思考であれば、たぶん、いつか日本のお正月も本来の姿を取り戻すだろうな、と思うのです。

でもそのためには、「便利であること」を捨てる覚悟が、人々にあるかどうか、それが、実は企業よりもやっかいな問題なのであります。

年明け早々、社会問題に演説をぶったぞ。

しかし、本当にいろんなことを考えてしまうのだ。

今年もこうして番組とは無関係なことを、特にう先生の方が書くだろうけれど、社会がおかしな方向に向かっている、そう思ったなら書くべきであろうと、たわごとと聞き流されても、えらそうにと批判を受けても、書いていきますと、我々は思っておるのでございます。

ではみなさま。

2008年、スタート!

少しでも良い年になりますように!

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(19:10 藤村)

藤村

12月28日金曜日。藤村でございます。
2007年の、今日が仕事納めでございます。
今日は昼から会議室にこもり、四宮、嬉野両プロデューサーとともにドラマの脚本打ち合わせをしておりました。
立川志の輔さんの落語「歓喜の歌」を原作としたドラマ。
来年の前半は、この制作に全力を投入することとなります。
その前に、次回DVD第10弾「東京ウォーカー/マレーシア・ジャングル探検」の完成でありますな。
98年の年明けから春にかけて作られたこの2作品。
「マレーシア」からは放送時間も11時台に格上げとなり、どうでしょうはいよいよ初期段階を抜け、中期へと入っていった、そんな時期であります。
実際、編集していても安心できると言いますか、作業がはかどるんです。迷うところがない。単純におもしろいんです。
「単純におもしろい」
これが一番ですな。余計なことをぐだぐだ考えるなと。
今年、どうでしょうの新作は作りませんでした。
「なぜ?」と言われて、特にはっきりとした理由はありません。
「大泉さんも忙しいでしょうから」とよく言われますが、忙しくてもこちらが言えばスケジュールを空けて待っててくれますから、これも理由ではありません。
4人が4人とも、
「まぁ、そのうち・・・」ぐらいの気持ちのまま、「気がつけば今年が終わった」というのが本当のところでありましょう。
つまり「なんも考えてない」。
「おい!やる気ねぇのか!」と言われれば、4人が4人とも「バカ言うな!」と怒るでありましょう。
やる気はあります。ただ、なんも考えてない。
4人で、東京をカメラひとつ持って、ただ歩いて、それを番組にした時から10年。
マレーシアのジャングルで、テレビの存在を忘れて本気でトラの恐怖におびえたあの夜から10年。
10年です。その間にいろんな経験をしました。
これからも「単純におもしろい」ものを作るために、私は「常に初陣」でありたいと思っています。
そのために我々は、「あえて!な〜んも考えていないのだ」ということを、強く主張しておきたい。
我々は、ゆっくりゆっくりと、どうでしょうの道を、歩んでおります。
みなさん、今年もありがとう。
来年も、大きな笑い声が聞こえる日が多いといいですな。
じゃ、2007年!水曜どうでしょう、解散!
【お知らせ】
<年末年始の正面玄関ホール>
12月29日(土)〜08年1月3日(木)まで閉鎖でございます。
08年1月4日(金)〜通常どおりとなりまする。
【宣伝】
DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」の二本立て。
2008年は、1月15日(火)より、
ローソン屋敷のロッピーさん!
および、HTBグッズ取扱店さんで、
やっとこ予約開始の運びとなり申す!
特製オリジナルポストカード10枚入り!
どうぞ!我こそはと思われます方々は、
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どんどんどん!
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(19:19 藤村)

お知らせ(管理人から)

現在公式サイトで行われている、
『夏2003-冬2007 どうでしょう寺に巡りくる季節 回顧展』
がなかなか面白いです。
歴代トップ絵が解説付きで。
もし、ここだけ読んでるという奇特な方がいらっしゃいましたら、
ご面倒でも、一度オフィシャルの方までどうぞ。

嬉野

2007年12月27日(木)
さて。
ほどなく2007年も暮れますね、みなさん。
去り行く年を見送り、また来る年を迎えて、
私ももう48年になります。
そんなあたり前の繰り返しを、あたり前のようにね、
伴に見送り、伴に迎えてきた人たちも、幾人かは鬼籍に入り、
それでも年は行き、年は来たり。
なんかそんなことを思うと切ないですがね。
そんでもね、こういう年齢になると、
そういうことも多くなるから、
そういう風にも思いがちになるのよ、お若い人よ。
あまり年配者をお笑いなさるな。いずれ誰もが通る道。
ほんでも、あぁ、なんだろう。
この時期になると考える。
年の瀬にはやはり、そうとは気づかず、
ぼくらはやはり、何かを静かに見送っているよね。
終わっていく何かを。
それはやっぱり死んでいった者を見送るのに
似ているのじゃないだろうか。
そうして、過ぎ去ってしまう何かに、
しかたがないと決別をして、
また新しく生まれ来る年を晴れやかに
迎え入れているんじゃなかろうか、とね。
誰が考えたんだろう一年って。
誰が考えたんだろう新しい年を迎えるって。
一年ごとに区切りをつけて、
年の瀬が近づくたびに、今年はこんな年だったなって考えて、
来年はどんな年になるだろうって考えて、
目に見える季節の変化の少ない南の国にだって、
南極の昭和基地にだって、人が住む以上、
そこにはやっぱり一年がある。
だから年の瀬があり、新年がくる。
でも、時間なんて、ぼくらがイメージしなければ、
本来どこにもありはしないものだから、
「あぁ、今年も終わるなぁ」なんて言葉は所詮イメージの世界の話だよ。
でも、一年が終わり、また新しい年が来るって思えるから、
ぼくらは抱えてきたものを清算できる、
一年がなければ、きっと無限の中で途方に暮れる。
そんな気がします。
年の瀬に、なんの理由もなく、
借金いっさい棒引きにしてもらってるから、
また来年、一から、新規まき直しできるって、
なんだか、勝手にイメージできているような気がするのですよ。
だから、ぼくらは、腐らずに生きていける。
そうじゃなかろうか。
さてさて、年末年始の地味企画として、
お正月休みの間中、当ホームページのお寺の四季4年分をね、
過去に遡って、同ポジで、一挙に見れるという、
ほとんど意味のない趣向をご用意いたしましたので、
お閑な時には是非どうぞ。クリック!クリック!
あ、パソコンだけの趣向なので、携帯からは見れませんのよ。
ではみなさま、今年もまことにありがとうございました。
また来るべき2008年も変わらずお付き合いのほどをお願いいたします。
いつの間にか、皆さん方とは、もうもう、長い長いお付き合いになりました。
さりとて、皆さん方に、
何をしてさしあげられるわけでもございませんが、
どうぞご健勝で、とにかく生きていってくださいませ(笑)。
人生の目的は多分生きることですと、いつか日記に書きました。
だから食べることがいちばん大事なことになる。
人生で大事なことは、それですよ。
だから、あなたのためにご飯を作ってくれる人がいるのなら、
多分その人がいちばん偉い(笑)。
自分で作っているのなら、勿論あなたがいちばん偉い(笑)。
それでは、嬉野の日記は、今年はこれにて終了!
また来年。お会いいたしましょう。
どうぞ好いお年をお迎えくださいませ。
【宣伝】
DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」の二本立て。
2008年は、1月15日(火)より、
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(17:28 嬉野)

嬉野

2007年12月26日(水)
さても皆様方、ご健勝でござりましょうか。
本日のお仕事も順調でござりましたでしょうか!
久しく御無沙汰をしておりました、
城代家老の嬉野でござる。
本日、登城の太鼓を打ち鳴らしまして、
ここにお集まりいただきましたのは他でもござりませぬ。
ただ今、普請奉行の藤村某(なにがし)が、
一人、お蔵にこもりまして、
日夜、こつこつと切った貼ったをしておりますところの、
DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」
の二本立て。
これが、めでたく年も明けたる、
2008年は、1月15日(火)より、
ローソン屋敷のロッピーさん!
および、HTBグッズ取扱店さんで、
やっとこ予約開始の運びとなり申す!
今回も、おまけは、
特製オリジナルポストカード10枚入り!
2003年、年明けより始まりましたる、
水曜どうでしょうDVDシリーズも、
ようよう、まる5年が経過したことにあい成り申す。
まる5年かけて。
まる5年かけて、ようやく番組の、
1年半分をDVD化し終えました。
残すところ、あと4年半分!
いったい、いつの日に、
シリーズは完成するのござろうか。
皆様方も我等も、共に年を取るばかりでござる。
しかれども、いつまでたっても、
映像の中の大鈴両人は、老けることなく、
この後も、あの頃の年頃のままでござるよ。
いづれにしても、皆様方と我等。
もう長い長いお付き合いとなり申したなぁ。
日頃のご愛顧に感謝でござる。
さぁさぁ!どうぞ、我こそはと思われます方々は、
見事ローソン屋敷へ討ち入られませぇー!
どんどんどん!
ということでね奥さん。
藤村先生の編集は、まだ終わっちゃいませんですし、
予約日を迎えましても、まだ終わっていないでしょうが、
すでに列車は走り出してしまったわけでございます。
はたして、藤やんの編集は締め切りに間に合うのでしょうか!
マジで社を上げて不安の日々でござります!
それでは本日はこれまで。
解散!
【06最新作配信中!】
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(18:54 嬉野)

藤村

12月20日木曜日!
お久しぶりの藤村でございます。
そうかそうか、う先生と四宮Pは今日から出張か。さっき日記を読んで知ったばかり。それほど編集室にこもりきり。
そうかそうかおれひとりか。じゃじゃじゃじゃじゃぁ、書くか。
DVD第10弾の編集に日夜邁進中。現在「東京ウォーカー」最終夜のスーパー付けをしておるところ。明日には東京ウォーカーがすべて完成し、続いて「マレーシア・ジャングル探検」に着手。年明け1月中には、こちらも完成させるというスケジュールであります。
「東京ウォーカー」。
ロケは98年の2月。もう10年前ですな。10年前の東京を4人でただ歩いております。
編集しながら、「これは人生そのものだな」と思いましたですね。
ただ歩く。一応、目的地はあります。お台場やら六本木やら浅草やら。しかし、目的地まで行ったところで、なにがあるわけでもない。なにをするわけでもない。
出発する前はいろいろ言ってましたよ。「お台場で芸能人を見たい」「浅草で落語を聴きたい」。
しかし、結局そういうことはせずに、ただひたすら歩く。歩いて歩いて、歩いた挙句、けっきょく最後の目的地はお茶を濁して帰った。
それで終わり。
でも10年経った今、あの旅を思い出すとき、「無駄だった」とは思わない。「楽しかったな」と思う。「良い旅だった」と心から思う。
目的は何も達成していないのに。ラクだったわけでもないのに。遊んだわけでもないのに。
雨の多摩川堰堤で大泉洋がこう言います。
「こればっかりは、目的を再確認しちゃいけない」
雨の五反田駅前でミスターが言います。
「ひとりで考える時間があり過ぎる。いけないけない。勢いで行こう。考えちゃいけない」
目的を持つことは生きる上で重要であります。いい学校に入る、いい会社に就職する、いい人と結婚する、あれを買いたい、あそこへ行きたい。その目的のために悶々とし、うまくいかないと人生終わったような気持ちになる。
「こればっかりは、目的を再確認しちゃいけない」
「ひとりで考える時間があり過ぎる。いけないけない。勢いで行こう。考えちゃいけない」
こういうことは、人生においても重要だと思うのであります。
目的は達成していないけれど、その道中で、グチを言いながら、わき道にそれながら、たまに美味いものを食い、良い景色を眺め、雨に打たれて、夜またゴネる。
でも振り返ると、それを「無駄だった」とは決して思わない。「良い旅だった」と思う。
結局、あの旅の「目的」というのは、「どこへ行くか」ではなく、「歩くことそのもの」であったような気がします。
どこへ行くか、ではなく、目的は歩くことそのもの。
人生の目的、生きる目的なんていうのも、案外、つらいつらいと言いながら暮らし、グチをこぼし、たまに美味いものを食い、良い景色を眺め、夜飲みながらゴネる、「そのこと自体が目的」なんじゃないかと思ったりもするのであります。
ささ、多少の人生訓をたれましたよ。
明日も編集であります。
がんばってまいりましょう。
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(19:58 藤村)