藤村

10月9日火曜日!現在午後8時30分!
このあと午後10時から!
HTB社内のどうでしょう編集室から、私藤村と嬉野先生でユーストリームの生中継をおこないます。
入口は↑の「腹を割って話そう」のところから。パソコンで視聴できます。
さきほどから編集室でカメラのスタンバイが始まっておりまして、すでに編集室の前は機材でぎゅうぎゅうの状態。しかしながら今回も、生中継には不向きな!狭い編集室から、かたくなに生中継を行います。
では、放送スタートまで、しばし待機!
2012年10月9日(月)←火曜だったな(^^)
おはようございます奥さん。
嬉野です。
さて明日は、水曜どうでしょうDVD第18弾の発売日でございます!
そこで、今夜22時より、例によりましてユーストリームにて、
「水曜どうでしょうDVD第18弾発売記念中継」を執り行いますので、良い子のみなさんはパソコンの前にお集まりくださいませ!
あからさまなる宣伝中継をいたします!
入口は、当ホームページ上に、そうねぇ、
本日のお昼くらいまでには出現していると思いますので、
そこよりお入りくださいませ。
それと、HP上で毎回盛大に催しておりました、
大泉鈴井両名の黄金の秘仏御開帳は、
もう私すっかり忘れておりまして!
今回はないのであります!
すんません!奥さん他のみなさん!
どうぞご勘弁を!
ということで。
では、夜にお会いしましょう。
それまで各自の持ち場で奮闘いただきましょう。
とりあえず解散!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(20:46 藤村)

藤村

10月3日水曜日。藤村でございます。
ドラマ「幸せハッピー」の編集をしております。ドラマはこれまで他の人に編集を任せていたんですが、今回は自分でやっております。しかしながら、台本が難しいだけに、編集もとても難しい。細かい部分を何度もやり直しながら、悩みつつやっております。
ということで、相変わらずこちらになかなか顔を出せないのでありますが、
来週!10月10日水曜日のDVD発売&受け渡しの前夜!
9日火曜日の夜10時から、お馴染みHTBのどうでしょう編集室からユーストリームの生中継を行います。
日記に書けなかったことやら、これから世に出していこうとしているグッズやら、来年以降のどうでしょうのことやら、たくさん話をしようと思っております。
ぜひ!来週火曜日夜10時は、パソコンの前に集合!
では、ドラマの編集やってきます。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(11:50 藤村)

藤村

9月18日火曜日。藤村でございます。
ドラマ「幸せハッピー」の撮影を終えて、しばらく出張に出ておりました。
東京では、劇団「ヨーロッパ企画」と次の映像制作の打ち合わせをしたり、次のどうでしょうフィギュアの打ち合わせをしたり、ドラマのエンディングテーマのレコーディングをしたり。
そして東北では、宮城女川を半年ぶりに訪れました。
震災から1年半が経過した女川の町は、津波で破壊された建物がほとんどすべて撤去されて、町がさら地になっておりました。そのさら地には、草がたくさん生えておりました。
「やっぱり、植物は強いんですよね」
蒲鉾屋「高政」の高橋くんは、そう言っておりました。
高台の病院の駐車場に建てられたプレハブ小屋にある「女川さいがいFM」に顔を出し、番組に出演しました。
元気づけるとか勇気づけるような話が我々にできるわけもなく、ただ「藤村さんにとって幸せとはなんでしょうか?」と問われて、「幸せというか、人が生きている意味は、人と会うことだと思う」と答えました。
嬉野さんは、「生き物は、森や海があれば、そこの恵みで生きていけるでしょう。たぶん人間にとっての森は人で、人々の恵みで生きていける」と言いました。
あとはただ笑って1時間ほど話をして、プレハブ小屋の居酒屋で、鯨の刺身やサンマの刺身をみんなでたらふく食べました。
こうして女川には、顔見知りが何人もできたから、私も嬉野さんも、これからもちょくちょく女川を訪れることになるでしょう。
我々はガレキをどかすということもなく、ただ彼らと会って酒を飲んでたらふく食って帰るだけだから、ガレキがなくなっても、彼らがそこにいる限り、これからも女川を訪れることになるでしょう。そして、少しずつ変わっていく女川の町を、彼らの生活を、これからも興味深く見ていくと思います。
女川には、我々にとっての豊かな森があるわけですから。
さて、急な告知でありますが、明日19日水曜日!札幌パルコで開催中の大宮エリー「思いを伝えるということ」展でのトークイベントにわたくし藤村、出演いたします。時間は夜7時から。飲み友であります大宮エリーとのぐだぐだなお話しをヒマな方はぜひ。トークはどうあれ、展示の内容はすこぶる評判が良いと聞いております。入場料300円は安い!ぜひ。
【水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!】
【劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!】
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:50 藤村)

藤村

9月3日月曜日。
ほぼ1ヶ月ぶりの登壇となりました、藤村でございます。
今年の夏は、「幸せハッピー」というドラマ作りで終わりました。今はまだぼーっとしておりまして、気が利いたことも頭に浮かばない状態であります。
今週末、9月8日土曜日は岩手県洋野町の図書館におじゃまいたしまして、嬉野先生とともに「本」について語るという催しが開かれます。岩手近隣のみならず、遠くから足を運ばれる方も多くいらっしゃるそうでありますな。
みなさまとお会いできることを楽しみにしておりますぞ。
じゃじゃじゃじゃじゃあじゃあ、明日からまた出張に行ってきます。
九州大佐々木先生の書いた本、「結局、なにがおもしろいのか〜水曜どうでしょうのしくみ」は、これは興味深いですよ。
では、岩手で。
2012年8月30日(木)
嬉野です。
みなさん、
ご無沙汰をしております。
ドラマ撮影も無事に終え、
わたくしもリハビリを終えまして、
本日、出社しております。
あれから藤村さんは風のように掻き消えて、
この只今も、
またぞろ、どこぞの空の下を流れ流れておられるもののようであります。
そんな本日の札幌、天候は酷熱。
残暑というにもほどがあるだろう!
といったていたらくであります。
さて、足かけ2年に及ぶ準備期間の果てに、
怒涛の撮影を終えましたドラマ「幸せハッピー」は、
その、いっけんして感じる平凡なホームドラマ的物語展開とは裏腹に、随所に激烈な感情が噴出する、
じーっと今という時代を見据えるドラマになっているのだという予感があります。
そこにはやはり、
主演の渡辺えりさんから発せられた、
激烈なるエネルギーの横溢が、
揺るぎなくあってのことだと思うのです。
えりさんの牽引力。増幅力。呪縛力が、
突如、シーンに、不吉なまでの緊張感をもたらすのです。
そして登場人物のキャスティングが全てにおいて、
見事にはまっているからこその共鳴振動的、波紋の広がり方。
ホームドラマの仮面を被って見る者を油断させ、
不意に深淵を覗き込ませるような、
そんな普遍的なテーマを、じーっと見据えて、
淡々と綴る、テレビドラマ。
そいうものになるのだと強く予感するのであります。
奥さん、ここはひとつ、どうぞご期待くださいますように。
さて、もうひとつ。
これは本の話題です。
今、Amazonさんのページをのぞくと、
「結局、どうして面白いのか 水曜どうでしょうのしくみ」
という、ナイスなタイトルの本の予約が始まっています。
著者は、九州大学の臨床心理学の先生である佐々木玲仁さんです。
これは、
ご自身も水曜どうでしょうのヘビービューアーである佐々木先生が、2009年から、ぼくと藤村くんに対して行ったロングインタビューをもとに、二年以上の歳月をかけて書き上げられたもので、
制作者サイドであるぼくら二人の自覚、無自覚、
意識、無意識の領域にまで分け入って、
結局、なりゆきと、ぐだぐださで展開しているだけと思わせがちな水曜どうでしょうという番組の中に、実は、結果的にどういった仕掛けが施されてれてしまっているのか。
もう何度も見て、熟知していいるシーンなのに、
何度見返しても面白いと思えてしまうのは何故なのか、
その理由の底には、いったいなにが横たわっているのか。
水曜どうでしょうという番組に、
無自覚に近い形で隠されていた、面白さの仕組み。
そこを解き明かしてみようという熱意ある試みの本なのであります。
もちろん番組裏話的な本ではありません。
ですから読破するにもある種の好奇心と熱意と根性がいりますが、
でも、そこを押して渡ると、渡った先の最後に、
なぜか、じーんとしてしまう、
作り手のぼくらすら気づいていなかったことに気づかせてくれる、
そんな興味深い本になっているのであります。
我と思わん、水曜どうでしょうヘビービューアーの猛者のみなさんには、ぜひ、一番槍で読み進んでいって欲しい一冊なのであります。
では、諸君。
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
久々に言いましたね。
では、またあした。
【水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!】
【劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!】
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(16:38 嬉野)

藤村

8月6日月曜日。藤村でございます。
いよいよ3年ぶりのドラマ「幸せハッピー」のクランクインが来週日曜日と迫ってまいりまして、嬉野先生ともども、最終的な準備に追われているところでございます。
あさって水曜日には、ドラマのサイトが立ち上がり(まだ仮オープンのようなサイトですが)、これからしばらくは、そちらに撮影日記を書いていくことになります。
12日クランクイン、24日クランクアップ予定。
リアルタイムで、ドラマ撮影の現場からお伝えいたします。
とても難しい台本でありますが、見た後に、必ず何かを残すようなものになると思っております。
では、しばらくはドラマ「幸せハッピー」にお付き合いください!
【水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!】
【劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!】
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(17:24 藤村)

藤村

水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!
劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!
【お祭り延期のお知らせはスタッフルームに移動してます】
7月25日水曜日。藤村でございます。
嬉野先生ともども、なかなかこちらに顔を出せず、すいませんでした。
この間に、DVD第18弾の副音声収録も終えて、めでたくすべての素材が完成いたしました。今回の副音声では、最近すっかり一緒に飲む機会が増えたミスターさんと、これまでのどうでしょうに対する思いや、ミスターさん自身の生き方の変化などを、じっくりと、正直に語っていただきまして、これはとても良い話ができたなぁと思っております。
今年、五十路を迎えたミスターさんは、故郷の赤平に家を作り、チェーンソー片手にひとりで周囲の森を切り開いて、新たな拠点を作ろうとしております。まぁ、あの人のことだから、「つらぁーい!」なんつってそのうちにあっさりねをあげるだろうと思いつつも、自然の中で元気にやっているあの人を見るのは、なんだか気分のいいものです。
一方、父親となって一年が過ぎた大泉さんは、ほとんど休みなく働いているそうで、副音声の収録が終わるとすぐに「早く帰らないと娘が寝てしまうから」と、急いで東京へ戻って行きました。
人間というのは、年を重ねるごとに、ほんとにいろいろと変わっていくものだなぁと、興味深く彼らを見ております。
あと、今回は久しぶりに安田さんにも参加いただきまして、相変わらず悩み多き安田さんの人生を存分に語っております。こちらもお楽しみに。
DVD第18弾は、多彩な内容を盛り込みまして、現在絶賛予約受付中!でございます。
さて、私と嬉野先生は、「ミエルヒ」から3年ぶりとなるドラマ制作の準備に本格的に突入しております。
劇作家青木豪が、2年あまりの歳月を費やし、その間、震災を経て、大幅に書き変えられた脚本がこのたびようやく完成し、いよいよ撮影を迎えます。
2年前、嬉野先生が作家青木豪に、こんな問いかけをしました。
「五十路をとうに越えたフツーのおばさんが、ある日、とても大事なものをなくしてしまいます。その後、おばさんは何を思って生きていくんでしょうか。おばさんは、幸せになれるんでしょうか」
この物語は、はからずも震災後の日本に、「幸せとはなにか?」を問いかけるものとなります。
物語のタイトルは「幸せハッピー」。
やけにあっけらかんとしたタイトルですが、主人公のおばさんを中心に、いろんな登場人物がいて、とても、とても難しい台本です。でも、このおばさんが最後に見上げる空はきっと、われわれに何かを残してくれる、そう思っております。
物語の舞台は、われわれの地元札幌と、そして室蘭。
役者陣はもう、なんというか、実力派揃いの、シブ過ぎるぐらいの、ハッキリ言えばもう、キー局ではあり得ない地味極まりないキャスティングです。
撮影は、8月12日、札幌でクランクイン。クランクアップ予定は、8月24日。私と嬉野先生、今年のお盆休みは、無し!と。
8月に入りましたら、ドラマの公式ページが立ち上がって、撮影に悪戦苦闘する様を、日々ご報告していく予定であります。
ドラマ各賞を総ナメにした「ミエルヒ」から3年!
北海道テレビスペシャルドラマの新作は、「幸せハッピー」。
脚本青木豪、企画嬉野雅道、キャスティング福屋キャップ、演出藤村の変わらぬメンツでお送りいたします。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(12:41 藤村)

藤村

水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!
劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!
【お祭り延期のお知らせはスタッフルームに移動してます】
6月29日金曜日。藤村でございます。
今年の2月にロケをして、先月ようやく完成した韓国向けバラエティー番組(30分×全8回)の出演者であるイケメンのアイドルグループが、6月7日に韓国でデビューしました。
デビュー前だったので、これまで詳しいことは言えませんでしたが、彼らのグループ名は、「CROSS GENE(クロスジーン)」。韓国人3人(シン、ヨンソク、サンミン)中国人2人(キャスパー、J.G)日本人ひとり(タクヤ)の国籍混合6人グループです。
検索すれば、彼らのPVを見ることができます。えらい濃いアジアンな化粧をしてカッコよくやってますが、ヤツらの素顔は実に個性的で、愛着がわくというか。そう、愛着がわいてしまうんです、やつらには。
それは、2年ほど前から何度も韓国に行き、彼らとメシを食い、そして一緒に番組を作って無理難題を押し付けて、やつらの素顔がどんどん出てくる中で感じたことです。
唯一の日本人のタクヤは、JUNONボーイかなんかのコンテストで入賞して、こっちでモデルをやっていたけれど、元来の人の良さからか、他人を押しのけてまで前へ出て行こうとしない。それを見た事務所の人に「ひとりで韓国へ行って来い」と言われて韓国で暮らし始め、たった半年で言葉をマスターして、このグループに入った。でも結局彼には、このグループの中でも積極的に前に出て行こうという欲が見えません。でも国籍の違う6人の中で、タクヤが調和をとっているのは確かです。タクヤはこのグループのリーダーに選ばれました。それは、彼の人の良さが、韓国人と中国人の中では、弱点としてではなく、良い方向に向いたのだと。人はどこに行っても簡単には変わらないけれど、どこかにちゃんと居場所は用意されているんだと、そう思いました。
韓国人3人は、共通してマイペースなやつらです。日本人タクヤの「調和」という言葉からはほど遠いようなやつらですが、とてもフレンドリーで「率直」です。シンは、かわいい顔をして人気も高いし、スター性はあるようだけれど、番組の中ではダメダメぶりを随所に露呈して、そこに愛着がわく。サンミンは明るい性格で、おもしろいやつですが、こいつも番組の中ではダメダメぶりを存分に発揮しています。なんとアイドルでありながら番組内で「吐く」という事件を起こします。ヨンソクは、天然なのか頭がいいのかわからないけど、一番番組の意図を理解しているようなセンスを感じます。いや、たぶんヨンソクはなんにも考えずにやってるんだろうけど。
中国人のふたりには、韓国人3人のような「率直さ」は、最初は感じられませんでした。単純に「どうしていいかわからない」というような「遠さ」をお互いに感じていたのかもしれません。でも、番組を進めていく中で、一番ノッていたのは、中国人のキャスパーとJ.Gでした。キャスパーは英語も話せるし、上海の都会育ちの匂いをプンプンさせているようなやつだけれど、その奥に人柄の良さと親しみが隠されていたことに気付きました。中国の田舎育ちのJ.Gは、たぶんこの番組の主役です。番組の意図を、逆にまったく理解していないような破天荒ぶりが、たまらなくおもしろいんです。単純に「おまえスゲーな」と言いたくなるような。番組のロケが終わり、この中国人ふたりから中国式に注がれる酒をガブ飲みしているうちに、生涯の友を得たような気持ちになりました。
韓国、中国、日本という、歴史的にもいろいろあった近しい国が、今、本当の意味で近しくなれるとすれば、こういう6人の若者たちの個性を、それぞれに理解し、愛着がわくようなところから始まるのではないかと思います。
この番組の韓国での放送は、予定していた6月から遅れ、まだ決まっていません。決まり次第お知らせいたします。
実は韓国にも多くのどうでしょうファンがいることを知りました。
また、日本でも早く放送されて、みなさんに見てもらいたいと強く思っております。
イケメンどもの「早食い競争」は、見物ですぞ。
「アラフォーのチームナックスもいいけれど、もうちょっと若いイケメンも」という奥様方、「CROSS GENE」なかなかオススメです。
ではまた来週!
【昨日のう日記】
2012年6月28日(木)
嬉野です。
いじらしい。
そんな言葉が日本語にはありまして。
私、なんだか好きです。
いじらしいの。
つらい立場にあるのに、主張してない、
ひたすら飲み込んでる感じがあります。
ひたすら飲み込んでるんだからさぁ、
おまえ、もう飲めないだろう? なっ、て、
そばで見てる方が心配するほどで、
それなのに、
それでもなんにも言えずに、
文句もいわず、現実を受け入れてる。
そんな感じがあります。
いじらしい。
もちろんね。文句も言えず、飲んでいるのは、非力だからです。
でも、非力だけど、精いっぱい努力している様子がみえます。
それだから、いじらしいは、可哀そうとは違う。
そう、いじらしいは、まだ、負けてないの。
踏みつけにされてるのに、
踏みつけにされたのに、それを受け入れて、前を向こうとしてる。
いや、
前は向けてないかな、
うつむいて、
よく見れば、その顔は、涙ぐんでるのかもしれない、
でも、身体は、しかたない、動かさないと、
そう思っているのか、動き回ってる。
北国の花を見てると、いじらしい、という言葉を思い出すの。
ほら、南国に比べると、太陽エネルギーが少なくて、
冬の寒さは暴力的でしょ。
植物たちは、一年の半分くらい、
がまんして、飲み込んで生きている。
それだから、雪が融けて春になると、
いっせいに花が咲く。
夏が短いから。
九州育ちの私には、それがなんだか、いじらしい。
日本人は、いじらしい。
こんな過酷な土地で長い歴史の時々に踏みつけにされて、
それでも、せいいっぱい生きている。
負けてないんだよね。
野の花のように。
本日も、各自の持ち場で奮闘ください!
解散!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:58 藤村)

藤村

6月18日月曜日。藤村でございます。
九州、東京、ソウルと出張が続き、いよいよ予約開始となったDVD第18弾も追い込み作業中ということで、なかなかこちらに顔を出せないでおります。
本日は、ひとつお知らせを。
まだ少し先の話ではありますが、9月8日土曜日、私と嬉野先生のふたりで、岩手県洋野(ひろの)町におじゃまいたします。
洋野町の町立図書館の読書推進イベントの一環として、テレビじゃなくて「本」について語ります。
東北のみなさま、お時間が合えば、ぜひぜひ洋野町いらっしゃって顔を見せてください。藤村、嬉野、お待ちしております。
日時:9月8日(土)午後3時〜4時半
場所:岩手県洋野町民文化会館セシリアホール
応募方法:官製はがきに代表者の氏名、住所、電話番号、希望座席数(1人につき3席まで応募可。複数席希望の場合は座席数分の氏名も記入)、藤村嬉野への質問など記入して郵送。
応募先:〒028−7914 岩手県九戸郡洋野町種市23−27−1 洋野町立種市図書館
応募期限は6月30日(土)必着
では、嬉野先生の本日の日記です。どうぞ。
2012年6月18日(月)
嬉野です。
前にぼんやり見てたテレビでね、
鮭が川に戻ってくる様子をうつしてたよ。
したら、テレビの中で、その様子を見てた誰かが言ったの、
「鮭って、どうしてあんなになってまで川に帰って来ちゃうんでしょうね?」って。
私もね、見てていつもそう思うんだよ、
だってさ、
川も上ってけば、だんだん浅瀬になってくるしさ、
鮭だって身体が水面から出ちゃってるくらいでさ、
ウロコだって川床にこすれて傷ついていくしさ、
ほんとにそうだ、
なんで帰ってくるんだとうなぁって思って見てた。
そしたらテレビの中で、そばにいた人が答えたよ。
「帰りたいんだよ!」って。
ひと言。
なんだろう。
それ聞いて泣けちゃった。
「帰りたいんだよ!」
そのひと言が、
生きてる理由のような気がしたのかなぁ。
あぁ、そうだった、って、
なんか、思ったのかな。
シュリーマンだったっけ、
トロイの都は伝説ではなくて本当にあるんだって信じて、
資材を投げ打って発掘した人ね。
あの人だったかなって思ったけど、
シュリーマンは子供のころに確信してたんだね、
トロイの木馬の話を聞きながらトロイの都に魅せられて、
「トロイの都は本当にあったんだ」って直感してた。
シュリーマンは、えらい苦労した人みたいだけど、
結局、事業に大成功して巨万の富を得るんだね。
そして、それを全部トロイの遺跡発掘に投入してしまうんだよね。
そのシュリーマンがね、
言ってたよなぁって記憶するんだけど。
「人間は、幼いころに、全てを手にしていて、
それからの人生は、その手から飛び散ってしまった欠片を
拾い集めることに等しい」って。
「帰りたいんだよ…」
そんな焦がれるような思いだけが、
生き物を突き動かして、
生かすのかもしれない。
つってね、
オレは今書いたけど、
書いといて、
これシュリーマンじゃなかったってことになったらね奥さん、
これはまた、みもふたもない話になるんだけどねぇ。
ということで、
本日も中途半端な知識のままで生きております
嬉野でございました!
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘くださいませ!
解散!
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(16:25 嬉野)

藤村

5月28日月曜日。藤村でございます。
秋に発売されるDVD第18弾「サイコロ6、onちゃんカレンダー、30時間テレビの裏側」の編集をガンガン進めております。今回もテレビでは見られなかったシーンを細かく足して、完全版を作っております。
また、来月から韓国で放送されるバラエティー番組の最終仕上げを東京でしておりまして、このところ留守が多くなっております。再来週は、この番組に出演しているアイドルグループが、いよいよ韓国でデビューするということで、ソウルに行ってまいります。また来週は、新たな「メイド・イン・ジャパン」シリーズのグッズ製作のために九州へ行ってきます。
一方、嬉野先生は、夏に撮影するスペシャルドラマの準備を進めておりまして、こちらも留守がちになっておりまして、たいへん申し訳ございません。
しかしながら、「今は働く時期である」と、ケツメイシの「闘え!サラリーマン」じゃありませんが、「サラリーマンが日本を回しているんだ」と、そういう心づもりでやっていかないといけませんから。
とはいえ、残業しまくりで無我夢中で働いているわけではありません。四十も中盤を過ぎたサラリーマンは、誰しもが「もうね、ラクをしたいですよ」という思考を全面的に押し出してきますからね。
しかしながら、「ラクをする」という手段において、中高年サラリーマンが「後進に道を譲る」的な発想でラクをしようとすると、「部下の仕事に注文を付けるだけ」のイヤな上司になってしまいます。そうではなくて、自ら最前線に出て行ってガンガンやりながら、うま〜く部下の力を利用して、なんとな〜く実労働時間を減らしていって、それでも会社に文句を言われない程度の実績は上げているという、そういうあざとさを身に付けていくのが中高年サラリーマンの理想の姿だと私は思うのです。
というわけでね、気候の良くなった札幌のおいしい空気を吸いながら、午前中はランニング&ウォーキングで体をほぐし、昼からキッチリ8時間だけ仕事をして!さぁ出張で美味いもん食おう!という生活をしております。ADの佐野くん、いつもありがとう!
さて、先月から「オオドオリ大学」という市民に開かれた学校で、先生をやり始めました。「2050年の札幌を考える」という町づくりの講座で、第一回目の授業は、100名近い参加者を集めて、市内中心部にある大通高校という定時制高校の教室を借りて行いました。「それはおもしろそうじゃないですか」ということで、嬉野先生も授業に参加されて、他の生徒に混じって熱っぽい意見を交わしておりました。
嬉野先生いわく「これだけ熱っぽく語ってしまうということは、自分の中に、この町をなんとかしたい!という衝動が隠れていたんだと思い知りました」と。
授業には、札幌市民のみならず、本州からの参加者もおりました。「なんとかしたい」という町づくりの思いは、数多くの人が持っているんです。しかしながら、その思いはなかなかカタチにならない。カタチにしたいと思えば、大きなイベントを開くとか、B級グルメ的な名物を作り出すということで町を盛り上げようとする。それはやっぱり即効性があるし、アピール度も高い。町が一気に活気づいたような気がする。それも大事なことではあります。
でも、今回私がやろうとしている講座は、「2050年」という30年以上も先の「町のあるべき姿を考える」というものです。即効性やアピール度ではなく、「将来に残すもの」「つなげていくもの」を考えて、「じゃあ今、何から始めればよいのか」を実践していこうという趣旨です。目先のことではなく、「この町の思想のようなものを考えていこう」という。「外向き」ではなく、「ここに住んでいる人たちに向けて」の。
おとつい土曜日に開かれた第二回目の授業は、市内の文房具店にあるフリースペースを借りて行いました。今回からは、10名ほどの少人数のゼミ形式で、じっくり語り合いながら「札幌の思想のようなもの」を考えていきます。とても個性的なメンバーが集まりました。これから一年間、月一回の3時間授業で、どんな思想が生まれ、それをどう実践につなげていくのか、それはもう、とてもとても楽しみです。
札幌が、日本の中でも、いや世界の中でも、ちょっと変わってるけど住みやすい都市になればなぁと思っております。
いやぁー札幌はほんと、気持ちのいい季節です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:56 藤村)

藤村

5月16日水曜日。藤村でございます。
私は現在、秋に発売予定のDVD第18弾の編集に突入しております。
次回のラインナップは、
「ゴールデンスペシャル サイコロ6」
「onちゃんカレンダー」
「30時間テレビの裏側全部見せます!」
の3本立て!
この中では特に「30時間テレビ」が私は好きです。
さて、「どうでしょう祭」に関するお知らせです。
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
2012年5月15日(火)
嬉野です。
本州のみなさまには今更のことでしょうが、
どうでしょう桜が満開の花をつけて咲いております。
「どうでしょう桜?なんすか?その桜は?」
と、思われる方のほうが、
この頃では、多いかなと思うのですが、
あれは、忘れもしない2001年。
水曜どうでしょうの番組開始5周年を記念しまして、
ミスタさんと大泉さんが、
番組内で、お手ずから植樹された桜の苗木が、
あれから11年の風雪に耐え、
HTB裏の花園に根付き、
今や満開の花を咲かせておるのでございますが。
その桜を、どうでしょう桜と、
手前どもの方で、
勝手に名づけておるのでございます。
それにしても、
桜の木は、10年くらいでは、
なかなか大木にはならんものなのですね。
さて、生き物といいますものは、
本来、一人で生きて行くものなのだと思います。
キツネしかり、
熊しかり、
リスしかり、
たぬきしかり、
なぜなら生き物は、一人で生きていける能力を、
本来持って生まれているはずだからです。
でも、不思議と人の情愛を知ってしまった動物は、
以後、一度知ってしまった人の情愛を
悲しいほどに求めてしまうようになるものです。
犬猫に限らず、いろんな動物に、
そういう傾向、ありますね。
かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、
子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、
厳しく教育されていたそうですが、
ある時現れた日本人スタッフが、
日本人のいつもの調子で、
「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、
おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、
手をつないだり、一緒に寝たりと、
ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、
孤児院内では、
他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、
大顰蹙だったそうですが、
しかしながら、やがて、
いつまでも心を開かなかった子供や、
意欲がなかったり、
きわめて反抗的だった子供たちが、
「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、
みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、
ついに欧州人スタッフたちも、
この日本人の目に余る、
べたべたとした接し方の中に、
もしかすると、何か、
生き物として無視出来ないエレメントが、
隠されているのかもしれないと思い始め、
彼の日本人スタッフの
「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、
おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、
この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。
他の生き物に対してとる、日本人の、
この、なんともゆるい愛情表現。
この、とてもじゃないが英雄は生まない、
なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。
この心情的に呑気な風土と、
日本のという辺境の地に現れた、
気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、
大きな関係性があるように思うのであります。
つまり、
烏合の衆、という、頼りにならない連中を創出する風土。
けして英雄を生まない風土。
呑気にかまえ、油断する、ちっちぇーやつらの故郷。
それが日本だと。
私は、思うのであります。
そういう連中は戦争すれば、そりゃあ負けますよ。
だって、できれば呑気にしてたいんだもん。
だって、呑気にしてられる気候風土にいるのだもの。
そのことを、
私は、誇りにしたいと、この頃は、思うのであります。
ということでね奥さん。
着地点としては、今一歩。というところで、
本日の日記は終了でございます。
それでは、諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(13:29 藤村)