9月18日火曜日。藤村でございます。

藤村

9月18日火曜日。藤村でございます。
ドラマ「幸せハッピー」の撮影を終えて、しばらく出張に出ておりました。
東京では、劇団「ヨーロッパ企画」と次の映像制作の打ち合わせをしたり、次のどうでしょうフィギュアの打ち合わせをしたり、ドラマのエンディングテーマのレコーディングをしたり。
そして東北では、宮城女川を半年ぶりに訪れました。
震災から1年半が経過した女川の町は、津波で破壊された建物がほとんどすべて撤去されて、町がさら地になっておりました。そのさら地には、草がたくさん生えておりました。
「やっぱり、植物は強いんですよね」
蒲鉾屋「高政」の高橋くんは、そう言っておりました。
高台の病院の駐車場に建てられたプレハブ小屋にある「女川さいがいFM」に顔を出し、番組に出演しました。
元気づけるとか勇気づけるような話が我々にできるわけもなく、ただ「藤村さんにとって幸せとはなんでしょうか?」と問われて、「幸せというか、人が生きている意味は、人と会うことだと思う」と答えました。
嬉野さんは、「生き物は、森や海があれば、そこの恵みで生きていけるでしょう。たぶん人間にとっての森は人で、人々の恵みで生きていける」と言いました。
あとはただ笑って1時間ほど話をして、プレハブ小屋の居酒屋で、鯨の刺身やサンマの刺身をみんなでたらふく食べました。
こうして女川には、顔見知りが何人もできたから、私も嬉野さんも、これからもちょくちょく女川を訪れることになるでしょう。
我々はガレキをどかすということもなく、ただ彼らと会って酒を飲んでたらふく食って帰るだけだから、ガレキがなくなっても、彼らがそこにいる限り、これからも女川を訪れることになるでしょう。そして、少しずつ変わっていく女川の町を、彼らの生活を、これからも興味深く見ていくと思います。
女川には、我々にとっての豊かな森があるわけですから。
さて、急な告知でありますが、明日19日水曜日!札幌パルコで開催中の大宮エリー「思いを伝えるということ」展でのトークイベントにわたくし藤村、出演いたします。時間は夜7時から。飲み友であります大宮エリーとのぐだぐだなお話しをヒマな方はぜひ。トークはどうあれ、展示の内容はすこぶる評判が良いと聞いております。入場料300円は安い!ぜひ。
【水曜どうでしょうDVD18弾予約開始しましたぞ!「サイコロ6/onちゃんカレンダー/30時間テレビの裏側」のシブい企画3本立て!】
【劇団ヨーロッパ企画の芝居短編集「ヨーロッパ企画です。」DVD発売中!】
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:50 藤村)