2007年5月22日(火)
嬉野です。
藤村先生が、本日もDVD編集でお急がしので、嬉野が気を利かせて本日も書いております。
えぇ今年は、なんですか、取材とか出張とかが多くてですね、会社にいないことが多いですね。
明日からもまたね、わたくし出張でね、今週来週は、わりと留守をいたしますので、みなさん、しばらくご機嫌よう、というごあいさつも兼ねさせていただきますよ。
あ!藤村先生はいます。
先生は編集室から出られませんから。
ですから出張にも出られません。
今度の出張は、四宮Pと二人です。
藤村先生のDVDの編集が終わるまでにと、いろいろと下準備を四宮Pとしておりますよ。
ですからHTBには、藤村先生お一人。
編集で、手一杯でしょうから、日記もなかなか更新できなくなるかもしれませんが、どうぞお許しを。
さて、さっき掲示板を覗きましたらね、神戸から秋田へ引越してこられた若奥様がね、馴れない土地で、そのぉ、なかなか自分の居場所なんかをまだ見つけられないのでしょうね、
「気持ちが、ふさいでます」みたいなことを書かれてましたが…。
分かりますなぁ。
子供の時も大人になっても、引越し、転校は、辛いよね。
でもね、「はやく一人前の東北人になれるように頑張りたいです」って書いておられましたね。その奥さん。
お腹にお子さんがおられるそうでよ。
妊娠5ヶ月とのことでした。
そしてね、「イライラしててもお腹の子供に好くないでしょうから」って、書いてもおられましたね。
引越し転校とかでね、なんとか頑張って、新しい環境に早く溶け込んでね、自分の居場所を作りたいなと思ってる人、この日記読んでる人の中にも、他に、いっぱいいるだろうなと思いますよ。
お気張りください。
私も11年前、36歳で札幌に越してきましたからね(笑)。
馴染むまでには、私の中では、いろいろあったように思います。
でも、今となってはね、多くの出会いに恵まれましてね、越して来て良かったと思ってますものね。
確かに人生、自分の望まなかった流れに呑まれる時もありますね。
でも、そういう時は、その流れに身を任せているとね、自分だけの判断では、おそらく辿りつかなかっただろう岸に流れ着いてね、自分の力だけでは見るはずも無かった風景を見るものですよ。
それはそれで、ラッキーなことだと思うの。
だからね、世の中は、何が幸いするか分からないということですよ。ほんとにね。
抗えない潮の流れに呑まれている間はね、抗うことなく流れのままに流されるのが案外好かったりします。
体力温存ですよ。
無駄にあがいて体力を消耗しては、おぼれて遭難するばかり。
環境が変わって「上手く行かないよ」と落ち込むような時はね、
「まぁこんなもんだ」と諦めてね、その状況から脱出しようとガムシャラに泳ぐのをやめたほうが好い。
そしてね、ぷかぷか、空を見上げて浮いてる方が好いようです。
落ち込むのを止めるのが一番得ですよ。
落ち込むのを止めるって、出来るもんですよ。
自分の思い描く自分でいたいのに、その自分でいられないから落ち込むんだと、ぼくは思います。
当分、自分の思い描く自分になんかはなれないなと。
不本意な状態だけど、この今の自分の状態のままでしばらく我慢しようと観念したら、多分落ち込むことも無くなると思いますよ。
そしたら、無駄な体力消耗もなくなるはずです。
流され始めたら、簡単には、その流れから抜けられません。
そんなもんです。
だから、そういう時は、流されるままに、ぷかぷか浮いれば好い。
そしたら、そのうち岸にたどり着く。
それは絶対そうですよ。
ですから、それまでは、空を見上げて呑気にしてた方が好い。
ぼくは、そう思ってます。
はい。
では、また。
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以上は関東ローカルでの特別編成となります、全国放送ではありません。
(17:25 嬉野)
2007年5月22日(火)
2007年5月21日(月)
2007年5月21日(月)
嬉野であります。
うちの妻が一週間ほど前からバイクで旅に出ておりまして。
現在東北地方を温泉に浸かり浸かりしながら南下中でありますよ。
「いやいや嬉野さん、あなたのね、そんな家庭内の行事めいたことをね、この場所に書くことはないでしょう」と、お思いの方も多いでしょが、実は先週末、土日を利用いたしまして、私もその妻と岩手で合流しましてね、週末を夫婦で温泉に浸かり浸かりしながら過ごしたわけですよ。
「いやいや、だからと言ってね、それだって、あんたが参加したというだけで、家庭内の行事であるに過ぎないじゃないのよ」なーんてね、固いことを言わずに話に付き合ってくれても好いじゃないのよ、ということでね、ゴリ押しで書き続けていますよ、私は。
もうね、航空会社さんのマイルがたまりましたのでね、掛かった交通費は、札幌、新千歳間の往復の2080円のみ。
岩手花巻空港に着いてからは、妻の運転するバイクの後に乗りまして移動しましたのでね、あとはガソリン代くらいです。
「だから、おめぇの倹約話はいいから」って、今あなた思った?
もうね、ゴリ押しで書いてますから聞く耳持ってないですよ。
で、土曜日の東北は雨でしてね。
雨のバイク旅はきついです。
ばんばん雨に降られて濡れるわけです。
そらそうです、剥き身で風景の中を走っておるわけですから。
全身ずぶ濡れです。
おまけにね、先週の東北は気温も低かった。
それだけでも寒いのに、加えて雨に濡れるもんだから、ますます体が冷えていくわけです。
だから「寒い寒い」と温泉にたどり着いてね、
湯に入った時のぬくもりが身に沁みましたね。
寒い想いをして入る温泉の湯は極楽でありますね。
えぇっと、聞いてます?
まぁ、ゴリ押しで書いてますから、聞いてなくても好いんですけどね。
でも、どっちかというと聞いてて欲しい。
でね、裸になるまでが、めんどくさいですよね、バイクの人は。
寒いからこの時期でもダウンのジャケットを着ているのです。
その上にカッパを着ている。
もう上半身ごわごわです。
下半身も寒いからパンツの上にオーバーパンツをはいている。
その上にカッパをはいている。で、雨なので長靴をはいている。
下半身もごわごわです。
鏡で自らの姿を見ると、夫婦ともどもダルマのようです。
このダルマのように着膨れした装備を、温泉に入るたびに「脱いでは着」しなければならない。考えるだけで、めんどくさい。
だからもしね、いくら走っても寒くなかったらね、
「いいよぉもう、脱ぐのめんどくさいからどんどん走ろうよぉ」
みたいなことを言い出すかもしれない。
それくらい私は、めんどくさがり屋さん。
しかし、寒いもんだから「早く湯に浸かりたいぞ」の一心で、文句も言わず勝手に体が動くのです。
で、「ちょと走っては寒いから温泉、ちょっと走っては寒いから温泉」と、方々の温泉で短時間のうちに着脱作業を繰り返すもんだから、そのうち着脱にも慣れてくる。
やらなきゃしょうがないような状況にいると、私のようなめんどくさがりの男でも、着脱のこつをつかんで文句も言わずに動くようになる。すると、そのうち着脱も面倒に感じなくなる。
「しょうがないぞ!」という状況は、不思議と人間を活動的にさせるようです。
と言うねぇ、えぇ、本日の日記のテーマのようなものがみえてまいりましたね。
なに?説教臭い話は好いから先に進め?
はいはい。
岩手、花巻から霧の八幡平を通りまして秋田へ分け入り、翌日また花巻へぐるりと戻るという週末の嬉野家温泉旅行。
初日、西根の町のマックスバリューで天然酵母の美味しいパンを買いまして、いざ手始めにと松川温泉へ、雨の中、藤七温泉、ふけの湯と進み、乳頭温泉の黒湯の自炊部に泊まりまして、途中摘んでまいりました蕗で晩御飯。
翌日は、お天気も回復いたしまして銀河高原温泉、夏油温泉、魅力的な大沢温泉を通り越して、お隣の鉛温泉の名物、立ち湯に入りまして、川沿いにあります露天風呂へと移る頃には雨も止み晴天となり、風ぬるみまして、青葉目に沁みて気分爽快。
せせらぎの音を聞きながら初夏の東北を裸で満喫したのでありました。
東北は、もう田植えの時期でね。
行く先々の水田には水が張られ、一面に植えられた苗が、まるで赤ん坊の小さな手のようで、それが風に煽られると、あっちの田んぼから、こっちの田んぼからと、いっせに手を振ってくれているようで愛らしかった。
東北は、山近く、今も水と緑に溢れ、人情おだやか。
今の時代、都会より田舎の風景の方がカッコ好いなと思いながら、花巻空港へ戻るという、たった一泊二日の旅でありましたが、実に有意義。
札幌へ向かう列車の中で、自分の体からかすかに漂う硫黄の残り香に包まれながら一人家路へと着き、昨日はぐっすり寝たのでございます(笑)。
とまぁ、ゴリ押しで書き次ぎました本日の日記。
以上で終了。結論なし。
それでは皆様、ま?た明日ぁ?♪
とまぁ、よく分かりませんが、こういう日もあるということで、御了承下さい。
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(18:18 嬉野)
5月18日(金)。今週も終わりますな。
5月18日(金)。今週も終わりますな。
藤村でございます。
現在、DVD第9弾の「サイコロ4」第二夜を編集中。「カントリーサイン」はトントンと編集が進みましたが、「サイコロ4」はなかなか進まない。おもしろいんです。だからついつい手をかけてしまう。大事にしてしまう。おのずとスケジュールは押し押し。しかしながら、懐かしいテープを見ながら、充実した編集をしております。
さて、グッズページで店長がチラリと書いておりますが、長らく試行錯誤を続けておりました通称「日記本」がようやく発売の運びとなりました。発売時期等、まもなく発表になるかと思います。また、再販売と同時に完売してしまった「どうでしょう本1号、2号」も増刷の予定有りとのこと。店長が立ち上げたページで逐一、みなさまにご報告しておりますので、そちらもご覧下さい。
日記本は作業を始めてから1年半かかりましたな。日記を本にする、その意味を改めて何度も考え直してしまった末のことでございます。
何を悩むことがあろうか、いいから出せ。そう思われる方も多いでしょう。しかし、毎日毎日モノを作っておりますと、ただ作ればいい、たくさん売れればいい、そんなことはついぞ思わなくなってくるのです。そんなことより、作った方も買った方も満足できるもの、それだけを、作りたいと。
世の中には、いつのまにか本当に必要かどうかわからないものがたくさん出てまいりました。しかも安価で。なまじっか安いもんだから深く考えずに買ってしまう。せっかくだからと買ってしまう。
店長は、売りの最前線に立っております。たまに、自分を見失うことがある。そう言っておりました。
先週の出張は、途中からグッズ店長も加わり、う先生と3人でモノづくりの本場を見てまいりました。こんなにいいものがある。熱を持って本物を作っている人がいる。こういうモノづくりをしたい。悩むな店長。やろうじゃないか。たくさん売れずとも、正しいモノだけ作り、売っていこう。少なくともここ数年でモノづくりにおいて稀有な経験をしてきた我々。ここであらためて、正しいモノを見極めよう。3人部屋の宿で夜、ずいぶんと語り合ったのであります。
先週はじめは、昨秋に続き岩手にもおじゃましました。今度は嬉野先生も一緒に。そこでも、いろいろと考え、刺激を受けましたが、そのお話はおいおいと。
先週の出張で作業は押し押しですが、収穫は実に多かった。
ささ、編集の続きをやりましょう。
ではみなさん。また来週。
いやぁ「サイコロ4」・・・ほんとおもしろい。
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(19:26 藤村)
2007年5月17日(木)
2007年5月17日(木)
嬉野です。
藤村先生は、現在「212市町村カントリーサインの旅2」の編集を終え、「サイコロ4」の編集に入っております。
ですが、スケジュール的に押しております。
藤村先生、早くもピンチであります。
で、あの人、編集室におこもり状態ですね。
さすがに出てきません。
出て来れないのでありましょう。
そしてきっとね、「サイコロ4」は面白いんだよ。
面白いと編集室から出る気がしねぇ。
そういうこともある。
好い兆候だと思います。
さて、
「『サイコロ4』くらいになれば、もう安心して見れるかな」
昔そんなことを大泉大先生は、言っておられたような気がいたします。
その「サイコロ4」が次のDVDになってとうとう現れるわけですが。
サイコロ4と言いますと、「つう」の方の間では、大泉先生が「登山家」のキャラで出てまいりますことで有名でございますね。
本編内で、大泉さんがキャラ作って登場するようになった最初の作品ではないでしょうか、「サイコロ4」は。
これより以降、「カメラマン」ですとか「校長」ですとか「シェフ」ですとか、「陶芸家」ですとかね、大泉さんは、折に触れ、いろんなキャラを模索しながら登場するようになります。
サイコロ4の「登山家」は、その走りでしたね。
多分、冬山登山家なのだろうと思われます、この大泉さん演じるところの登山家は、しきりに両の手のひらを胸の前で合わせましてね、そこへ自らの口を近づけて熱い息を吐きかけながら暖をとる仕草をします。
突然のブリザードにあって、狭いテントの中でビバークしてでもいるのでしょうか。
とにかく寒いんでしょうね、
しきりと手を温めております。
表情もね、口を尖らせながら、ひん曲げたようなあんばいでね、実に魅力的なキャラですね。
その魅力的な登山家のキャラをね、撮影中に、わたしゃ途中で一部カットしたね。
現場では、よく分からんかったんだね。
面白さが。
で、札幌に戻ってね、編集してたらね、
面白いんだよね、登山家。
「うわぁー面白れぇなぁ」
つってね、どんどんつないでたら、いきなりシーンがぶち切られてるんだね。
「あ!なんでこの先がないんだよ!」
って思ったっけが、オレが自分でカットしてたんだね。
ガッカリした。
まぁその辺のことはね、副音声ででも、触れさせていただきますよ。皆さん方へのお詫びも兼ねてね。
ということで、本日も世間は波乱のようですが、
みなさん、心を強くお暮らしくださいませ。
じゃ、手短ですがまた明日。
解散!
明日もおいでなさいね。
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(19:17 嬉野)
2007年5月16日(水)
2007年5月16日(水)
嬉野です。
札幌は本日晴天。
薫風渡る、のどかな日和でございます。
この、のどかな春の光線を浴びまして、植樹より6回目の春を迎えました「どうでしょう桜」も、HTBの裏庭で、枝もたわわに艶やかなる花を咲き誇らせております。
その開花の模様を伝えるべく、上に、お写真を数葉ご用意いたしましたので、日々のお仕事、家事育児は言うに及ばず、犬も食わない夫婦喧嘩から絶体絶命なる夫婦喧嘩まで、はては親子喧嘩、兄弟喧嘩の局面まで、家庭争議の合間のお茶うけとして、なにとぞお楽しみくださいませ。
気分転換に効果てきめん。
気の抜けて、家庭円満、間違いなしであります。
ということでね、皆様。
本日も一日、のどかに陽気に(多少陰気でも好いです)無理ない程度にお暮らしくださいませ。
それでは本日これまで。
また明日もここにお集まりくださいませ。
解散!
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(16:03 嬉野)
5月15日火曜日。
5月15日火曜日。
お久しぶりにございます。藤村めにございます。
先週はずっと出張しておりまして、こちらの方、留守にしておりました。
どうでしょうという番組を軸にして、各所で、いろいろと、着々と、楽しいお話が進んでおります。
皆様にご報告できる日もいずれはあろうかと思いますが、今日のところは、このようなご報告でいかがでございましょう。
関東一円の皆様方。お待たせいたしました。
テレビ朝日さんで!
「2006年新作」の放送が決定!でございます。
6月24日(日)深夜(お時間未定)第一夜?第四夜を一挙放送!
7月1日(日)同じく深夜に第五夜?第九夜まで一挙放送!
という関東ローカルでの特別編成。
どうぞお楽しみ下さりませ。
さぁ、5月も半分が終わりまして、来月、6月10日のYOSAKOIゴールデン特番まで1ヶ月を切り、DVD第9弾の編集締め切りも同じく、1ヶ月を切り、わたくし、文字通りきりきり舞いと、いったところでございまして、抱腹絶倒、笑死千万のおもしろき日記などしたためる余裕は現在のところ微塵もござりません。
今日のところは上記報告にてお茶を濁し、「本日の日記」これにて終了とさせていただきます。
では諸君。また明日。
どぅりゃあーッ!
気合いを入れてみました。
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(19:30 藤村)
2007年5月14日(月)
2007年5月14日(月)
みなさん、こんちわ。
嬉野です。
えぇ、嬉野、藤村ともども出張から戻りまして、
本日より通常通り勤務しております。
しかしながら!若干の出張疲れもジワっと出ております。
年には勝てないというのがこれであります。
そうは言っても、滞っておりました日記も、
今まさに更新中。
えぇ皆さん方には大変の御無沙汰をいたしておりましたが、
お元気でお過ごしだったでしょうか?
お元気だったですね。
そうでしょう、そうでしょう。
ということでね。
じょじょに、長い文章も書いていくつもりでおりますのでね。
とりあえず本日は、これまで。
短いけどもまた明日!
解散!
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これ以外の地区については、決定次第順次お知らせいたします。
(18:42 嬉野)
2007年5月7日(月)
2007年5月7日(月)
嬉野です。
出張中です。
藤村も出張中です。
ですから二人とも本当は留守なのですがね、でもまぁちょっと出てまいりました。
便利なもんですね。
さて、お集まりのみなさん。
本日、このどうでしょう寺の境内に「藤やん」が馬車に乗ってやってきております。
御覧いただけているでしょうか?
珍しいですねぇ。
馬車に乗った藤やん。
ねぇ。
でも、本当に、結婚式の時は乗ったらしいですよ、馬車に。
誰がって?
藤やんですよ。
ウソだろうって?
ウソじゃないですよ、事実ですよ。
まぁね、なかなか出来ることじゃありませんよ。
結婚式で馬車に乗るって。
私だって、かみさんの運転するバイクの後ろには乗りますが、
かみさんと一緒に、馬車には乗りませんよ。
でも藤やんは、乗ったらしいですよ。
写真見ましたもん。私(笑)。
さぁ!
あんまり言ってると怒られっからやめとこう!
ということでね。
ちょっと脱線しすぎましたが。
私が言おうとしていたことは、そういうことではないんですよ。
私がここで話さなきゃいけないのは、そういうことではないんですよ。
「そもそも、本日、藤やんは、馬車に乗ってここへ何をしに来たのでしょうか」、
ということですよ。
藤やん犬もいるというのにですよ。
ダブル藤やんになっている。
おそらく、なんらかの事情があるから、ここにいるのだと思いますが、
その理由がいまいちハッキリいたしません。
ハッキリはしないんですが、どうしてだか、いるのであります。
おかしなもんです。
そしたら石坂店長が聞いてもいないのに向こうから事情を教えてくれましたよ。
「どうでしょう名セリフ・カレンダー」のね、本日のページ!
つまり5月7日のページからね、なんと!抜け出してね!
(そこに藤やん馬車のイラストがあるんですよ)
ここまでみなさんに御挨拶に来たんだそうですよ!
誰がって?
藤やんですよ!馬車に乗ってるでしょ。
ですからね、
名セリフ・カレンダーをお持ちの方は、今日のページを御覧になると分かるんですよ。
昨日まであった藤やん馬車のイラストがね、今日はシルエットだけになっているでしょう。
つまりね、こっちに来てるから、そっちはシルエットになってるって理屈なわけ。
なに?
買った時からシルエットになってた?
違いますよ。
気のせいですよ。
なにバカなこと言ってるのよ。
ここに来てるから、そっちはシルエットになっちゃってるの。
ねぇ、驚きますよねぇ、すごい仕掛けだ。手が込んでるもの。
そういうことで、みなさんね。
日帰りしても好いだろうって思うだろうけども、
藤やん馬車は、明日まで、ここにいますよ。
なに?
なるだけ早く帰って来てほしい?
うるさいねぇ。
こっちの都合でここに一泊してくから明日は帰れないの。
だから明日まで、日めくりカレンダーの中はシルエットなのよ。
そしてね、あさって9日には、お手元の日めくり・カレンダーの中に戻ると言っているそうなので、ご安心くださいませね。
みたいなことをね、
言ってましたよ、店長が。
ねぇ。
絵が抜け出てくるなんてねぇ。
ロマンよねぇ。
なに?
怪談じゃねぇよ!
さ!そういう都合でね、珍しい藤やん馬車は、5月8日までここで御覧になれます。
9日にはみなさんの日めくりカレンダーの中に戻りますからねー!
なに?
9日のページには、もう藤やん馬車がいます?
見るんじゃないよ!
9日のページは9日に見なさいよ!
じゃ、そういうことでね、
ぼくら出張中なんでね、
出てくるのもあれですから、帰りますね。
また来週!
解散!
もちょっと出張続きます。
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(09:58 嬉野)
2007年5月4日(金)
2007年5月4日(金)
どうも連休中ですが嬉野です。
前回の日記でね、
「一体いつから日本人は、テーブルを囲んで食事をするようになったのだろう」というね、
日本の食卓に対する私の個人的疑問を、
結論も無く疑問のまま書きつけまして、
その結果、
ある日いつものように、何気なく「どうでしょう日記」をお開きになり、読むとも無く読まされた多くの方々を、
問答無用で私同様、中途半端なままの「どうしてなんだろう迷宮」へと引率してしまいはしなかったろうかと悔やんでおりましたところ。
意外や意外。
「なるほど」と。
「嬉野にそういう疑問があるのであれば、自分が、出来る限り補完してやろうではないか」と言う、
まったくもって「同士」と、お呼びしても過言ではない、
付き合いの良い方々が、うちの番組周りには、かなりの数、おられるということを、私、掲示板に寄せられました書き込みを読みながら実感いたしまして、
つまり、私の疑問を少しでも晴らさんが為の、いろいろな情報提供及び面白がり意見が送信されてきたわけなのでございます。
いやぁ、励みになりますなぁ、みなさん(笑)。
マジで。
で、夏目漱石先生の小説「こころ」の中に、こういう件(くだり)があるそうです。
「今では何処の宅でも使っているようですが、その頃そんな卓の周囲に並んで飯を食う家族は殆どなかった」
これは、明治の終わりに明治中頃を回想しての場面だそうです。
つまり漱石先生が、
登場人物を介して少し前のことを回顧しておられるわけですね。
「みんな忘れているようだが、少なくとも明治の中期まで、みんなでひとつのテーブルを囲んで食事をするなんていう習慣なんか、なかったじゃないか、食事の膳は、銘々にひとつずつ、独立したものがあったじゃないか」と。
おそらく、江戸時代以前から、数百年の長い歴史を持ちながら、明治の中期まで日本人のありふれた食事風景だった銘々膳が、それから20年もしないうちに都市部の家庭から消えてしまい、それに代わって、それまで存在もしなかったテーブルとか卓袱台とかいう名の「食卓」が、気が付けば、日本中の家庭の食事風景には欠かせないものになっていたという事実が、この文章からわかるわけであります。
(しかし、こんな文章があったと覚えてる人がいるんですねぇ)
同じく漱石先生の「我輩は猫である」の中にも、くしゃみ先生の御家庭で「食卓」という言葉が文中に出て来るので明治後期には、ひとつの食卓で家族が食事をするという習慣がポピュラーになっていたんではないでしょうかという情報も他の同士の方から頂いておりますが、日本の食卓風景の変革時期を証言するものとしては、「こころ」の漱石先生の文章で、答えが出た感があります。
それと「卓袱台のことを詳しく書いたサイトがあります」という情報もいただきまして、そこを見ましたら、卓袱台は明治10年に開発されたとありました。そして明治30年以降に一般化している。
こうしてみると、漱石先生の「こころ」や「猫」での描写が裏づけるように「卓袱台の普及が日本人の食事風景を変えてきたと考えてもいいのかもしれないなぁ」と思えてきますね。
で、そのサイトにあった「ちゃぶ台、しっぽく台」という文字に私の目は釘付けになりました。
「しっぽく」というのはテーブルの名前だったのかぁ!というのを思いがけず知ったからですよ。
これも前々から個人的に気になっておったのであります。
と言いますのも、ほれ、
長崎に「しっぽく料理」というのがあるでしょう。
旅行雑誌とか開くと名物料理として載ってますよ。
江戸時代から続く名物料理ですよ。
でも、あれのね、何が名物なのか分からなかった。
いえね、旅雑誌の記事を読んでも、「しっぽく料理」というのは、どうも「中華料理」とか「フランス料理」とかいうのとは違って、皿に盛られてる料理の名前ではなさそうだったのです。
そうではなくて「テーブルにいっぱい料理が並んでるのが売り」みたいな説明がなされている。
でも、現代人のぼくとしては、テーブルに料理が並ぶのは別に珍しいことじゃ無いから、いまいち、どこが名物だかわからなかったのです。
だから「しっぽく料理」ってなんだよとずっと思ってた。
でも、もう分かる。
「しっぽく料理」というものは「テーブル料理」というほどの意味だったのですね。
つまり「しっぽく料理」が珍しかった頃は、テーブル自体が珍しかったということなんですよね。
その頃の日本の一般的な食事風景は、独立したお膳を出して、料理は銘々のお膳に乗せて食べるものだったから、大きなひとつのテーブルにいっぱい料理を並べて饗するという風景自体が、既に新奇で花やいで日本人には驚きだったということなんですよね。
だから敢えて「しっぽく料理」と、「テーブル」の名前を料理の名前に付けてね、名物料理にしましたよ、みたいなことだったんでしょうね。
したらね、別の同士が、「ターフル料理」という「テーブル料理」が「おいしんぼ」にありましたという情報を寄せておられましたね。
私が書いたようなことは、既に御存知なんですね。
私も「おいしんぼ」さんを読んでれば、こうまで皆様をお騒がせすることもなかったかなぁと反省しておりますね。
やっぱり日本の漫画はためになる。
それに「ちゃぶ台」も「しっぽく台」もパソコンで打って漢字変換すると「卓袱台」という漢字に変換されるのです。
これって、「ちゃぶ台」と「しっぽく台」は同じものだということなのでしょうか?
うーむ、なんだか、雪崩のようにいろんなことが見えてくる。
ものを知らないということは、知った時の喜びに恵まれると言うことでしょうか、なんだか嬉しい。
そしてね、庶民の銘々膳として「箱膳」というものがありますという情報提供もありました。
おばあちゃんの子供時代まで、我が家は箱膳でしたというものです。
そしてね、「我が家には未だに食卓がありません」という書き込みまでいただいたんですよ。
この方の書き込みが印象的だったので、みなさんにも読んでいただこうと思いまして以下に転載しました。
「嬉野さん、こんばんは!
本日も興味深い日記でした。
我が家は古い日本家屋で、『食卓』というものがありません。テーブルのようなものは、ないのです。
時代劇によく、囲炉裏が出てきますよね。
あの周りに、くるりと座って食べるのです。
しかし、茶碗を直接畳の上に置いたりはしません。
一人一人『お膳』があります。正方形の木箱の中に、その人のご飯茶碗、汁物椀、小皿、湯のみ、お箸が入ってまして、食事するときはそこから食器を取り出し、蓋をひっくりかえして箱の上に置き、こじんまりとした台のようにして、そこに食事を並べるのです。
祖父母が生きていた頃から、みんな揃って食べる習慣はあったので、団欒風景とは呼べると思うのです。
で、食事が終わると、お湯でささっと食器を洗って、またお膳にしまい、それを水屋(食器棚みたいなものですね)に仕舞います。
今は使ってませんが、私は子供の頃、この自分のお膳をもらえたのが、すごく嬉しかったですよ。一人前、って認められたような気がして。
こういう文化も、どんどん消えていくんでしょうね。でも、思い出の中にちゃんと残ってるから、いいのかな」。
この方が、子供の頃、自分のお膳がもらえたことがとても嬉しかったと書かれているのが、ぼくにはとても印象的でした。
とっても分かるような気がしたんですね。
ぼくがね、
そう遠くないであろう過去のある時期に、日本人の食事風景が変わってしまったのだということにある日気づいた時(まぁその、先週なんですけどね)、その変換時期って、いったいいつなのだろうと興味を持ったのも、そういうことから来ている気がするのです。
つまり、様式が変わると、その様式と共に芽生え育まれて来た情緒や想いまでも変わってしまうということを、ぼくらは覚えておかなければいけないのではないかなと思ったんです。
確かに、銘々に膳があるということは、その家の当主が偉いとか、女より男が偉いとかいう階級意識から生まれたものかもしれません。
それでも、それほど階級意識の無かった庶民の家でも、
やはり、お膳は「銘々膳」だったのです。
それが時代というものだと思います。
そして、その銘々膳という様式の中でも家族団らんはあった。
そして間違いなく銘々膳での家族団らんと、
テーブルを囲んでの家族団欒とは、違う情緒をぼくらの気持ちの中に芽生えさせたはずなのです。
初めて自分の箱膳を貰った時の嬉しさ。
少し離れたところに座ってお膳で食事をしているお父さんを見つめながら、その距離の中にしか生まれることのないお父さんへの愛情。
食事のあと、銘々のお茶碗を銘々が流しに持って行き洗って、また銘々の箱膳に仕舞う。その行為と風景の中で感じる家族への想い。
そんな想いは、そんな行為のなかでしか生まれないもの。
ぼくらが思い出せるのは、せいぜい狭い一間で小さな食卓を囲みながら、家族の一員として、そろって食事をする時の連帯感くらい。
でも、この食事風景だって、ずいぶん昔の食事風景なのかもしれない。
やがて知らないうちに、日本人の食事風景は、まったく違った様式にとって変わられているのかもしれない。
ぼくらは気づいていないけど、慣れ親しんだ様式が変わるたびに、ぼくらの感受性も、複雑に変化を強いられているはずなのです。
そんなことを考えるようになったのはね、
きっとぼくが、47年生きてきたからこそだと思うのです。
47年の年月の移り変わりの中で、それまで身の回りにあたり前にあったものが、気が付けば、跡形もなく消えてしまっている。
その反対に、かつて存在もしなかったものが、もうそれ無しでは不便が起きるほどに普及している。
そのことの間で、自分の情緒も、他人に対する想いも変わってしまっている。
様式の変化は、目に見えるもののはずなのに、ぼくらはいつも、変化して行く方向にだけ熱狂して進んで行くから、消え去って行く物の方には、少しも意識が向かわないのでしょうね。
だから、いつの間に変化が完了していたのかさえ気づくことがないのでしょうね。
でも、様式が変化する中で、ぼくらの胸の中に湧き上がる情緒も変化してしまっているのですよね。
そのことに、ぼくらは、気づかないよりは、気づいていたほうが良いのだろうなと、なんとなくぼくは思ったのです。
多分、今後もどんどん、生活様式は変わって行くでしょうからね。
でも、どんな変化の中にも、それなりの家族団らんは、形を変えながら存在するわけですからね、ぼくらに団欒する気さえあれば。
いやはや、また長々しい日記になってしまいましたよ。
そういえば、本日5月4日は、ミスターのお誕生日ですね。
おめでとうございますミスター。
さて、ぼくと藤村先生は、来週いっぱい出張で、あちこち移動いたします。
ですからロケ並みに日記の更新が滞りますが、みなさん元気でいてください。
じゃ、解散!
【「水曜どうでしょう最新作!放送決定!】
KAB熊本朝日さん!5月4日から!
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いずれも「どうでしょうレギュラー枠」での放送となります。
これ以外の地区については、決定次第順次お知らせいたします。
(19:00 嬉野)
2007年5月1日(火)
2007年5月1日(火)
嬉野です。
日本には、食卓をはさんで家族で団らんの中、
食事をする風景というのがありますね。
まぁ、今は色んな事情でね、「なかなか団らんまではこぎつけないわよ」というご家庭もおありかと思いますが、
それでも食卓はあるわけですよね。
家族で囲む機会が無いにしても、囲もうと思えば囲める食卓はあるはずです。
懐かしい昭和の日本というレトロで庶民的なノスタルジーで振り返ればね、畳にすわって家族全員で丸い卓袱台を囲んで食事をするという日本映画や往年のホームドラマで見慣れた和気あいあいとした雰囲気が目に浮かびますね。
昔は気に入らないことがあれば、お母さんが丹精込めて作った料理が載ってても、そのまま卓袱台をひっくり返してまで自分の存在意義を家族に問うた頑固おやじという人もいたそうでね。
それはそれだけ卓袱台というものが、安定感が無く、ひっくり返し易かったという物理的側面も彼の行為を後押ししたでしょうし、
そこまでの行為に及んでも母子ともに、経済的におやじから離れては容易に生きてはいけない時代だったという裏づけでもあったでしょうね。
でも最近の日本家屋では、床が畳ではなく板の間になりましてね、卓袱台に代わって椅子に腰掛けてテーブルにつくという風景が一般的になりまして、重量的にも、ちょっと簡単にはひっくり返せないのでね、頑固おやじもいなくなったようですが。
でもまぁ、卓袱台にしても椅子に腰掛けてテーブルにつくにしてもね、家族が、ひとつの卓を囲んで食事をするという風景に変化はない。
でも、食事時に家族がひとつの卓を囲む風景って、いったいいつから日本の日常風景になったんでしょうね?
ま、というのが、本日のわたくしの気になるところなのでありますがね。
と言いますのもね、時代劇なんかを思い出しましたところね、ひとつの食卓を囲んで家族が食事をするという風景が、どうにも江戸時代には出てこない風景のような気がしたんですよ。
江戸時代の食事風景には、どうも一人一人に独立したお膳があったような気がするのです。家族でひとつの卓を共有するという風景は無かったような気がする。
基本的に狭い日本家屋には、場所をとる食卓なんぞというものを、部屋の真ん中に恒常的に置いておくということは考えられなかったと言うことかも知れませんね。
事実、幕末に日本を訪れた西洋人は、あまりに何も無い日本間の殺風景さに当初戸惑ったみたいですね。
「椅子も机も食器棚も無いじゃないか。日本人はどうやって生活してるんだ」というわけです。
反対に、明治の始めに欧米に渡った日本人は、向こうの生活様式に戸惑ったそうですね。
「こんなに沢山家具を出しっぱなしにして、いったい、いつ仕舞うのだろう」と。
「ここは、納戸部屋なのかしら」
という印象を受けたそうですね。
なるほど、時代劇でも、長崎なんかが舞台になるとね、密輸で儲けた悪徳商人がギヤマンのグラスに赤いワインなぞを注いで悪代官あたりと悪事の前祝なんかをする時にはね、畳の部屋であっても悪人二人を椅子に腰掛けさせた上で、ひとつのテーブルにつかせたい気がしますね。
そう考えるとやっぱり「ひとつの卓を複数で囲む」という風景は西洋から流れ着いてきた文化なんでしょうね。
でもね、時代を明治まで下げても、やっぱり一般家庭には、家族でひとつの食卓を囲む風景がなかなか出てきてくれない。
まだ一般家庭に食卓が流入するのを阻害するなんらかのブレーキが効いていたわけです。
それが昭和という時代まで下ると、反対に庶民生活の風景に卓袱台がないとしっくりしないような気がしてくる。
いったいどのタイミングで、何を切っ掛けにして、家族でひとつのテーブルを囲むという行為が全国的な習慣にまで成り上がり、だれも不思議に思わなくなったのか。
いったいどんな雰囲気の中で、日本人は銘々膳から、ひとつのテーブルを家族で囲む式を食事風景として選び取っていったのか。
その辺りが気になりますねぇ。
「なるほど、なるほど。で?」
おや?
あなた、ここまで読んでこられてそう思われた?
そうですよね。
普通ここまで引っ張れば、「なるほど」くらいの結論はあっても良さそうですよね。
でも無いの。
うーむ、気持ちが悪い。
「結局なんもかんも分からず仕舞いかよ!」
というね。
お怒りもございましょうが、お許しくださいませ。
ということでね、また明日。
この場所でお会いしましょうね奥さん。
じゃ、解散!
すんません、お騒がせしましたね。
明日も懲りずにまたお出で。
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これ以外の地区については、決定次第順次お知らせいたします。
(18:20 嬉野)