2月5日(金)。藤村でございます。
つい忘れておりましたが、前回のDVD第12弾「北極圏突入アラスカ他」の「シークレット映像の出し方」をウラにアップしておきました。遅くなってすいません。
もうひとつ。
台湾にお住まいの皆様!いよいよやってまいりました!
アメリカ合衆国ロサンゼルスに続き、どうでしょうさん海外進出でございます。
台湾の日本語ケーブルチャンネル「ゴールドサン國興衛視」で、毎週日曜日夜8時〜9時の1時間、毎週2本ずつ「どうでしょうクラシック」放送であります。
番組の中国語タイトルは、「玩轉世界瘋很大」。直訳すると、”世界を舞台に徹底的にハチャメチャに遊び転げる”という意味だそうです。
ハチャメチャに遊び転げる・・・このタイトルから想像するに、年のころなら22、3という男女4人ぐらいのアイドル系のタレントさんがですね、世界各地でバンジーとか、スカイダイビングとか、そういったものをワーキャー言いながらチャレンジしていって、「今回の旅もチョー楽しかったですっ!」かなんか言いながらまた来週みたいな、そんな番組を想像してしまいますよね。
でもね、台湾の方、違うんですよ。
ぐだぐだのローカルタレントとテレビ局員のおっさん4人組がですね、世界各地でレンタカーとか、バスとか電車とかに揺られて、宿の一室で一杯ひっかけた赤ら顔でぐだぐだにくだをまいて、しまいには「二度と来るかこんなとこ!」と、悪態だけを吐き捨てて帰るような、そんな番組なんですよ。
決してね、「ハチャメチャに」「遊び転げる」なんていう清々しいハツラツとしたシーンは、終生見ることはできないんですよ。
でもね、台湾の方、これが日本では結構な人気なんです。
特に悪態ばかりをつくタレントのニョーイズミニョーなんてのは、映画やドラマに出てけっこうなスターダムにのしあがっているんです。
不思議な国ですねぇ日本は。
でもね、台湾の方。旅っていうのは、きれいな景色や名所旧跡、珍しいもの見たり、美味しいもの食べたり、そういうことだけではないと思うんです。
思い出に残るのは、そういうものばかりではない。
むしろ、一緒に旅に出た人とケンカをしたり、バカ話で盛り上がったり、そういう些細なことが意外と思い出として終生残るもんなんです。
何を見ようと、どこへ行こうと、いや、どこへも行かなくても、そういう些細なことが人の人生に終生残る。
つまり、そういう些細なことが案外、人生を豊かにしていくもんなんです。
旅に出て、「チョー楽しかった」「チョーおいしかった」だけでは、決して人生を豊かに彩りはしない。その人の人生に何かを残してはくれない。
些細なことをどれだけ拾い集められるか、が実は大事なことなんです。
「水曜どうでしょう(玩轉世界瘋很大)」という番組はですね、そこらへんのところを深く追求した、まことにもって知的な、思慮深い番組なんですよ。どうかお子様にも安心して見せてあげていただきたいと、そう思うわけであります。
ただその、あまりにも熱心に見すぎると、なぜか出演者たちの独特の口語口調がうつってしまうという、妙な現象がままあるようです。
この番組の出演者たちは、日本人の一般的な発音言語形態とは若干異なる、ということをご理解の上、ご覧いただければと思います。
では、台湾の皆様!今後とも末永いお付き合いのほどよろしくお願いいたします。
藤村でした。ではまた。再見!
【お知らせ】
今から11年前、DVD第13弾で登場の東北ツアーにご参加いただいたみなさま!皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
(17:09 藤村)
2月5日(金)。藤村でございます。
1月29日(金)。本日も藤村でございます。
1月29日(金)。本日も藤村でございます。
まずは関東一円の皆様にお知らせ、というか確認!
いよいよ!明日土曜日深夜、というか日曜日早朝というか、午前3時10分からテレビ朝日にてドラマ「ミエルヒ」放送であります。
新潟の皆様も明日土曜日午後3時から!ドラマ「ミエルヒ」放送。
なにとぞご覧いただき、感想などお寄せいただければと思っております。
さて、岩手の続き。
大船渡の漁港で極上の朝メシをいただいたあと、我々は大学へと向かいました。
大船渡に大学があるんですね。北里大学海洋生命科学部。窓の向こうには世界三大漁場の三陸沖が遠く見渡せる小高い丘の上に、そのキャンパスはありました。
我々そこで先生から講義を受けました。海洋資源の観点から今の日本の現状を見る。そんな講義でした。
その中から、私が感じたことも含めながら、いくつかお話しましょう。
まずスライドに映し出されたのが、サケの大群が川を埋め尽くす写真。先生がカナダで撮ったものだそうです。人里離れた川の上流、婚姻色で真っ赤になったサケの大群を見るために、海外を含め、多くの人がやってきます。もう立派な観光として成り立っている。是非見てみたいものです。
でも実は、岩手県にだって多くのサケがやってくる。でもカナダのような壮観な風景を見たことがない。なぜなら、ほとんどすべてのサケは下流部で捕獲され、人工的に受精、産卵させられているから。確かに人の手を加えることでサケの個体数は増え、守られてきた。でもそれは、サケという生物を「食料」という観点でのみ利用しようという考え方からきたもの。しかしその何割かでも上流へと上らせ、自然産卵させることにより、ひとつは、カナダのように「観光資源」として利用することができる。もうひとつは、サケが上流まで行って死ぬことにより、それ自体が上流部の栄養源となる、つまりサケを「自然のサイクルのひとつ」として利用することもできる。
なるほどと思いました。サケが川を埋め尽くす風景は、みんな絶対に見てみたいはず。北海道の一部の川では許可されているサケ釣りも、もっと広く観光資源として活用できるはず。でも日本ではなかなかできません。それは、昔はサケはとても貴重な食料で、それを守るために細かな規制が作られたから。そして今だにその規制を変えず、サケを「食料」としてしか見ていないからです。
「地産地消」という言葉にあまりに固執しすぎるのはよくないのではないでしょうか。例えば、この時期のサバは九州の方が美味しいし、たくさん獲れる、となれば九州のサバを食べた方が、日本全体の水産業を考えればいいことではないか。そのとおりだと思います。流行の言葉に踊らされず、全体のバランスをよく考えることが重要です。
スーパーの鮮魚売り場には、海外産のものが多く並んでいます。安いので、ついつい手が伸びてしまう。これからは値札のほかに、この魚が運ばれるまでに一体どれだけのCO2が排出されたか、どれほどの石油を消費したのか、を記入したらどうでしょうかと。いいですね。値段だけを書いて「安さ」を強調して売るのは、あまりにも短絡的です。消費者をバカにしてる。値段のほかに、もうひとつの判断基準を消費者に与える。すると多くの消費者は、値段よりも大事な価値をそこに見つけ出すはずです。主婦だって社会の一員だという自負は強く持っているのです。
先生はこんなことも言っていました。なるべく仕事はサボりたいですと。まったくもって同感です。
今まではわき目もふらずに働くことで社会は発展をとげてきた。発展すればみんなバラ色になる、と信じて。でも今、みんなわかってしまった。発展の先にバラ色は、どうやらないぞと。それどころか、社会はおかしな方向へ行っているぞと。わき目もふらず、何も考えずに働いてきたおかげで、何か大事なことを忘れていたぞと。おいおい、と。それで、ハタと立ち止まるわけです。このまま何も考えずに働いていていいのかと。それが言葉を変えれば、仕事をサボる、という意味だと思います。仕事もしないで、社会に対して何も活動しないで、ただひとりで考えているだけなら、残念ながら社会には何も影響を与えません。仕事をしながら、サボる。つまり、考える。
思えば、岩手で出会った人々は、みんなそうでした。ただわき目もふらずに仕事をしているのでなく、何かを考えていた。
今回、我々をこんな旅に連れて行ってくれたのは、盛岡博報堂という広告代理店の人です。盛岡でのイベントを仕切っていた人たち。我々はそのイベントに呼ばれたわけです。それは「仕事」。でも、その「仕事」以外に、彼らは一緒に寝泊りをしながら、岩手の人々と話す機会を作ってくれた。北海道のテレビ局の人間が岩手の広告代理店の案内でいろんな人に出会ったからといって、それが「仕事(ビジネス)」に直結するとは思えない。つまり我々は、いわゆる「仕事」をサボったわけです。そんなことより、広告代理店、テレビ局の人間として、お互いこれからの社会の中で、どんなことをやらなければいけないのか、その一番大事な部分を考える機会を作ってくれた。「ビジネスに直結する」というわき目もふらない仕事ぶりをやめて、一緒に「仕事」をサボることで、一緒に考えることができた。
心から感謝しています。
というわけで、岩手の旅は終わりました。
いや、最後に花巻の鉛温泉「藤三旅館」という古い大きな旅館で、いい湯に浸かりました。
仕事サボって温泉。なによりも最高です。
ではまた来週!
【きのうの日記】
1月28日(木)、藤村でございます。
岩手のお話の続き。
岩手・三陸といえば美味い海産物。なぜ海産物が有名か。
「試験に出る」大泉校長の語呂を思い出してほしい。
車 だん吉 日本に帰る(黒潮 暖流 日本海流)
親は 寒いぞ 千昌夫(親潮 寒流 千島海流)
日本の太平洋岸には、上記ふたつの海流が流れております。南からは暖かい黒潮(日本海流)、北からは冷たい親潮(千島海流)、それぞれの海流に乗っていろんな魚が日本沿岸へとやってくる。だから日本は漁業が盛んなんです。中でも、南から来る黒潮と北から来る親潮がぶつかる地点、それが岩手の三陸沖。つまり三陸沖には黒潮の魚も親潮の魚も集まってくるわけで、魚の種類が豊富、それゆえ世界三大漁場とも呼ばれております。
もうひとつ。三陸といえばリアス式海岸。複雑に入り組んだ地形が深い入り江を作っている。入り江は外海と遮断されて波もおだやか。だからそこに良い港ができる。その上、静かで深い入り江はカキやホタテ、海苔なんかの養殖がやりやすい。
沖へ出れば世界三大漁場、リアス式海岸では養殖と、そりゃあ海産物の宝庫なわけです。
さて旅の続き。
陸前高田で創業200年の醤油屋さん「八木澤商店」を出たあと我々は、大船渡の小さな漁港へと行きました。ここでホタテ漁師さんの船に乗り、ホタテとカキの養殖の様子を見せてもらいました。
カキもホタテも、ロープ状のものに稚貝を付けて、それを海に沈めておく。ホタテは数ヶ月、カキは1年から2年で出荷できるぐらいの大きさに育つ。養殖とは簡単に言えばそれだけのこと。でも、米や野菜と同じで、種をまけば勝手に育つわけじゃない。出来の悪いものは間引いたり、雑草(海草)をこまめに取ったり。収穫したあとも、殻をきれいに洗い、身を取り出してようやく出荷となる。
カキの漁師さんに聞いた。ひとつのロープには20個ぐらい稚貝を付けるが、その貝と貝との間隔、出来の悪いものを間引くときのタイミング、そんなところに細かいコダワリがあると。そして最終的に良いものに育つのは、20個のうちの7個ぐらいだと。
でもウチのカキはそんなに大きくならない。川があって、そこから生活排水なんかが流れ込む濁った海のほうが栄養が多くてカキは大きくなる。でもここは海がきれい。なるほど見れば、驚くほど海が透きとおっている。つまり、ここは栄養が少ない。だから大きく育たない。でも、このきれいな海で育ったカキの方がおれはいいと思う。漁師さんは胸を張って言った。
米や野菜のコダワリなんかはよく耳にするが、養殖にもそれぞれのコダワリがある。
ホタテの漁師さんには、こんな話を聞いた。北海道のホタテは広い面積にざぁーっと稚貝をまき、大型の漁船で一気にざーっと収穫する。だから安い。かなわない。こっちは、こんな入り江で、ひとつひとつ稚貝を育てて・・・手間がかかるよ。でも、安くしか売れない・・・ギリギリだ。
北海道は漁業も農業も大型化することで発展してきた。三陸でホタテを作っている漁師にとってそれは、外国産と同じ驚異なのだ。
でも、カキの漁師さんは、同級生であるホタテの漁師さんのことをこう言っていた。「あいつにもコダワリがあって、いろんなことを考えながらホタテやってるよ」。
船をおりて、漁港の番屋に寄らせてもらった。木造で、中にダルマストーブがあって、ばあさんがその上でカキを焼き、小さな魚を焼き、どんこ汁を作ってふるまってくれた。ばあさんはこの小屋で、息子(カキの漁師さん)が取って来るカキの殻むきを一日中やっているという。我々も殻むきを教えてもらった。かなりな力仕事だ。うまくできない。でもばあさんはニコニコしながら教えてくれた。こんな汚いところによく来てくれたねぇ、と何度も言っていた。
漁港を出て、近くにある「三陸とれたて市場」というところに行った。
市場といっても、そこに魚が並んでいるわけではない。インターネットで発注を受けて、漁師さんから直接仕入れた魚をそこから全国に発送しているのだ。やっているのは、静岡出身の若い3人の兄ちゃんたち。ひとりがこの三陸の海の素晴らしさに惚れこんで、ここに住みつき、ふたりを静岡から呼んで商売を始めたという。中のひとりがどうでしょうの大ファンで目を丸くしていた。「なっなんで!こんなところに藤村さんと嬉野さんが!」。
そのあと近くの山の上にある温泉に行った。そこに先ほどのホタテ漁師さんの三男坊がやってきた。19歳だというが風呂が好きでしょっちゅうここに来るらしい。明日は夜中の2時半に出漁だという。ほとんど寝る時間ないじゃんか!と思いながらも、湯船につかってずいぶんいろんな話をしていった。
19歳の三男坊にしても、その親である漁師さんたちにしても、そして醤油屋の専務も、とれたて市場を開いた兄ちゃんも、とにかく話を聞けば、いろんな話をしてくれた。つまり彼らには、それだけ話すことがあるということだ。普段は黙々と作業をしているけれども、それは相当、考えながらやっているということだ。考えながらやっているから、次々に話したいことが出てくる。そして話を聞くことで、我々もいろんなことを考える。
その日の夕食は大船渡で「イタリアン」だった。三陸まで来てイタリアン?と思うが、そこのシェフがおもしろいと。
店の名は「ポルコ・ロッソ」。地場の材料でうまいイタリアンを出す店だ。デザートに出たのが「醤油のアイス」。地場の牛乳に地場の有精卵のたまご、そして、陸前高田の八木澤商店の醤油、それだけで作る。それがバカうま。本当の醤油には数百の味の成分がある、と言っていたが、まさにそのとおり。「何味」というくくりができない奥行きのある味だ。
シェフは自分の故郷・大船渡に女性をエスコートできるようなしゃれた店を作りたかったという。動機が実に不純だ。しかし、動機は不純で結構。動機はどうあれ10年前、彼はこんな田舎に、しゃれたイタリア料理屋を作ることに着手したのだ。当然苦労は多い。でもそれは、「客が来る」「来ない」という市場原理的な問題だけだ。単純に「美味い料理を作る」というだけなら、ここには素晴らしい素材がある。実は料理屋にとって素晴らしい環境だったのだ。客を呼ぶには、他に負けない本当に美味いものを提供すればいい。今では東京からもお客さんが来るという。すごいじゃないか!
店が終わったあと、シェフとふたりで大船渡のバーに出かけ、2時まで飲んだ。
翌朝、再び漁港の番屋に寄って、朝メシをいただいた。焼き魚に味噌汁、そしてご飯と卵。八木澤商店の醤油をご飯に垂らし、とれたての有精卵を割り入れる。極上のたまごご飯に、何度も何度もうなずいてしまった。
まだちょっと続きがあるが、本日はここまで。
また明日!
【きのうの日記】
1月27日(水)。藤村でございます。
嬉野先生と岩手に行ってまいりました。
日曜日の昼、盛岡で開かれたイベントで1時間ばかり話をし、その後、盛岡の街を案内してもらいました。案内人は盛岡の「文化地層研究会」の真山さん。「文化地層研究会」というカタイ名称から、地質学的な発掘かなんかやってる団体かと思われますが、まったく違います。文化は今そこに見えているものだけではなく、地層のように積み重なったものである、だから、それを掘り起こしていくことで、その街の本当の姿が見えてくる。たとえばある日。真山さんはいつものように犬の散歩をしておりました。ある学校の前で犬がウンチをしたので、「やれやれ」と腰をかがめると、ふと目の前に小さな記念碑があることに気付いた。見れば「ヘレンケラーお手植えの木」と書いてある。「なんでこんなとこでヘレンケラー?」と思って調べてみると、その昔、盛岡にヘレンケラーがやってきて、この学校に植樹をしたということがわかった。みんなに話しても誰も知らなかった。真山さんは、盛岡の小さな歴史文化をひとつ、発掘したわけだ。まぁ、そんな小さな盛岡文化の発掘現場を、ダジャレ好きの真山さんにおもしろおかしく案内され、最後は「オヤジいい加減にしろ!」と半ばあきれながらもたくさんの話を聞いた。
その夜は、盛岡の「鉈屋町」という地区の古い町屋に文化地層研究会の人たちが中心に集まって酒盛りをしてくれ、そのままその町屋に泊めさせてもらった。
鉈屋町は、盛岡の中でも城下町の風情が少なからず残っている稀少な地区で、キレイな水が湧く共同井戸なんかも残っている。でもそんな鉈屋町の古い町並をつぶして4車線の道路を作る計画が立ち上がったらしい。しかし、市民の反対運動に昨今の財政危機が重なって中止になったという。財政危機も悪くない。金がなければまともになる、ということだろう。
一方で、鉈屋町にある古い消防番屋を取り壊し、新たに建て直す計画が持ち上がったときの反対運動では、その消防番屋を昔から維持してきた人にこう言われたという。
「ここは消防の拠点だ。ここが古くて燃えやすい建物のままでいるわけにはいかない」。
消防番屋は再建されることになった。でも、新しい建物の上には、昔の番屋の雰囲気を残す鐘楼が作られることになった。
古いものを残したい、という一方で、古いままではどうしようもない、ということもある。
こんなふうに、いわゆる観光地を案内されるのではなく、いろんな目線で盛岡の街を案内されて、盛岡がとても魅力的な街に見えた。その夜は話が尽きることなく、岩手日報の若いやつらと岩手大学の学生と夜中3時まで飲んだ。
翌日は盛岡を離れ、海岸沿いの三陸方面に連れて行ってもらった。最初に訪れたのは、陸前高田にある八木澤商店という古い醤油屋だ。創業200年。
蔵を見せてもらった。
200年前の樽で、岩手産の大豆と小麦を使い、昔ながらの手間のかかる製法で醤油を作っている。
醤油ってのは本来、いろんな果物や花に含まれる数百の香りの成分があるのだという。そんなことまったく知らなかったし、そんなこと感じたこともなかった。そりゃそうだろう。普段使っている安売りの醤油にそんなチカラはない。
八木澤商店の「生揚げ醤油」は、作るのに丸2年かける。薄暗い蔵の中に昔から棲みついている菌が、じっくり時間をかけていろんな香りを作り上げていくんだろう。
八木澤商店の専務が話をしてくれた。安いというだけの理由で輸入に頼ってばかりの日本はやがて食料に困窮する。日本で食料を作り出している人を守らなければならない。だから、外国産ではなく地元の原材料を使うのだ。昨今聞きなれた「地産地消」という言葉の、本当の意味がそこにある。
さらに専務は言う。
醤油を搾り出す過程で小麦大豆のカスが出る。カスといったって、そこにも様々な菌類が含まれている。昔はそれを「金肥」といって肥料として売っていたそうだ。それを今はタダで農家に配り(ほとんどの工場では産業廃棄物として処理されているらしい)、その上、出来上がった米を普通よりも高く買い取っているという。そのぐらいやらないと今の農家はつぶれてしまうのだ。
さらに自分たちで田畑も作っている。金肥をあげた農家からもお礼として大量の野菜が届く。それらを従業員たちの「まかない飯」にあてる。
醤油屋が、ひとつの大きな食料自給のサイクルを作り出しているのだ。
すごいと思った。専務の語る言葉に何度もぐっときた。そんな専務はこの醤油屋の跡継ぎ、我々よりも全然年下の男である。
最後に八木澤商店の「まかない飯」を食わせてもらった。古い大きなテーブルを囲んで、おばちゃんが作るまかない飯。自分のところで作った米と漬物、シャケの切り身に八木澤商店の醤油をかけて食べる。すこぶるうまかった。
このあとも岩手三陸の旅は続きますが、今夜は「三陸のカキ」を食べるので今日はここまで!
また明日だ。
【お知らせ】
今から11年前、DVD第13弾で登場の東北ツアーにご参加いただいたみなさま!皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
(18:04 藤村)
1月28日(木)、藤村でございます。
1月28日(木)、藤村でございます。
岩手のお話の続き。
岩手・三陸といえば美味い海産物。なぜ海産物が有名か。
「試験に出る」大泉校長の語呂を思い出してほしい。
車 だん吉 日本に帰る(黒潮 暖流 日本海流)
親は 寒いぞ 千昌夫(親潮 寒流 千島海流)
日本の太平洋岸には、上記ふたつの海流が流れております。南からは暖かい黒潮(日本海流)、北からは冷たい親潮(千島海流)、それぞれの海流に乗っていろんな魚が日本沿岸へとやってくる。だから日本は漁業が盛んなんです。中でも、南から来る黒潮と北から来る親潮がぶつかる地点、それが岩手の三陸沖。つまり三陸沖には黒潮の魚も親潮の魚も集まってくるわけで、魚の種類が豊富、それゆえ世界三大漁場とも呼ばれております。
もうひとつ。三陸といえばリアス式海岸。複雑に入り組んだ地形が深い入り江を作っている。入り江は外海と遮断されて波もおだやか。だからそこに良い港ができる。その上、静かで深い入り江はカキやホタテ、海苔なんかの養殖がやりやすい。
沖へ出れば世界三大漁場、リアス式海岸では養殖と、そりゃあ海産物の宝庫なわけです。
さて旅の続き。
陸前高田で創業200年の醤油屋さん「八木澤商店」を出たあと我々は、大船渡の小さな漁港へと行きました。ここでホタテ漁師さんの船に乗り、ホタテとカキの養殖の様子を見せてもらいました。
カキもホタテも、ロープ状のものに稚貝を付けて、それを海に沈めておく。ホタテは数ヶ月、カキは1年から2年で出荷できるぐらいの大きさに育つ。養殖とは簡単に言えばそれだけのこと。でも、米や野菜と同じで、種をまけば勝手に育つわけじゃない。出来の悪いものは間引いたり、雑草(海草)をこまめに取ったり。収穫したあとも、殻をきれいに洗い、身を取り出してようやく出荷となる。
カキの漁師さんに聞いた。ひとつのロープには20個ぐらい稚貝を付けるが、その貝と貝との間隔、出来の悪いものを間引くときのタイミング、そんなところに細かいコダワリがあると。そして最終的に良いものに育つのは、20個のうちの7個ぐらいだと。
でもウチのカキはそんなに大きくならない。川があって、そこから生活排水なんかが流れ込む濁った海のほうが栄養が多くてカキは大きくなる。でもここは海がきれい。なるほど見れば、驚くほど海が透きとおっている。つまり、ここは栄養が少ない。だから大きく育たない。でも、このきれいな海で育ったカキの方がおれはいいと思う。漁師さんは胸を張って言った。
米や野菜のコダワリなんかはよく耳にするが、養殖にもそれぞれのコダワリがある。
ホタテの漁師さんには、こんな話を聞いた。北海道のホタテは広い面積にざぁーっと稚貝をまき、大型の漁船で一気にざーっと収穫する。だから安い。かなわない。こっちは、こんな入り江で、ひとつひとつ稚貝を育てて・・・手間がかかるよ。でも、安くしか売れない・・・ギリギリだ。
北海道は漁業も農業も大型化することで発展してきた。三陸でホタテを作っている漁師にとってそれは、外国産と同じ驚異なのだ。
でも、カキの漁師さんは、同級生であるホタテの漁師さんのことをこう言っていた。「あいつにもコダワリがあって、いろんなことを考えながらホタテやってるよ」。
船をおりて、漁港の番屋に寄らせてもらった。木造で、中にダルマストーブがあって、ばあさんがその上でカキを焼き、小さな魚を焼き、どんこ汁を作ってふるまってくれた。ばあさんはこの小屋で、息子(カキの漁師さん)が取って来るカキの殻むきを一日中やっているという。我々も殻むきを教えてもらった。かなりな力仕事だ。うまくできない。でもばあさんはニコニコしながら教えてくれた。こんな汚いところによく来てくれたねぇ、と何度も言っていた。
漁港を出て、近くにある「三陸とれたて市場」というところに行った。
市場といっても、そこに魚が並んでいるわけではない。インターネットで発注を受けて、漁師さんから直接仕入れた魚をそこから全国に発送しているのだ。やっているのは、静岡出身の若い3人の兄ちゃんたち。ひとりがこの三陸の海の素晴らしさに惚れこんで、ここに住みつき、ふたりを静岡から呼んで商売を始めたという。中のひとりがどうでしょうの大ファンで目を丸くしていた。「なっなんで!こんなところに藤村さんと嬉野さんが!」。
そのあと近くの山の上にある温泉に行った。そこに先ほどのホタテ漁師さんの三男坊がやってきた。19歳だというが風呂が好きでしょっちゅうここに来るらしい。明日は夜中の2時半に出漁だという。ほとんど寝る時間ないじゃんか!と思いながらも、湯船につかってずいぶんいろんな話をしていった。
19歳の三男坊にしても、その親である漁師さんたちにしても、そして醤油屋の専務も、とれたて市場を開いた兄ちゃんも、とにかく話を聞けば、いろんな話をしてくれた。つまり彼らには、それだけ話すことがあるということだ。普段は黙々と作業をしているけれども、それは相当、考えながらやっているということだ。考えながらやっているから、次々に話したいことが出てくる。そして話を聞くことで、我々もいろんなことを考える。
その日の夕食は大船渡で「イタリアン」だった。三陸まで来てイタリアン?と思うが、そこのシェフがおもしろいと。
店の名は「ポルコ・ロッソ」。地場の材料でうまいイタリアンを出す店だ。デザートに出たのが「醤油のアイス」。地場の牛乳に地場の有精卵のたまご、そして、陸前高田の八木澤商店の醤油、それだけで作る。それがバカうま。本当の醤油には数百の味の成分がある、と言っていたが、まさにそのとおり。「何味」というくくりができない奥行きのある味だ。
シェフは自分の故郷・大船渡に女性をエスコートできるようなしゃれた店を作りたかったという。動機が実に不純だ。しかし、動機は不純で結構。動機はどうあれ10年前、彼はこんな田舎に、しゃれたイタリア料理屋を作ることに着手したのだ。当然苦労は多い。でもそれは、「客が来る」「来ない」という市場原理的な問題だけだ。単純に「美味い料理を作る」というだけなら、ここには素晴らしい素材がある。実は料理屋にとって素晴らしい環境だったのだ。客を呼ぶには、他に負けない本当に美味いものを提供すればいい。今では東京からもお客さんが来るという。すごいじゃないか!
店が終わったあと、シェフとふたりで大船渡のバーに出かけ、2時まで飲んだ。
翌朝、再び漁港の番屋に寄って、朝メシをいただいた。焼き魚に味噌汁、そしてご飯と卵。八木澤商店の醤油をご飯に垂らし、とれたての有精卵を割り入れる。極上のたまごご飯に、何度も何度もうなずいてしまった。
まだちょっと続きがあるが、本日はここまで。
また明日!
【きのうの日記】
1月27日(水)。藤村でございます。
嬉野先生と岩手に行ってまいりました。
日曜日の昼、盛岡で開かれたイベントで1時間ばかり話をし、その後、盛岡の街を案内してもらいました。案内人は盛岡の「文化地層研究会」の真山さん。「文化地層研究会」というカタイ名称から、地質学的な発掘かなんかやってる団体かと思われますが、まったく違います。文化は今そこに見えているものだけではなく、地層のように積み重なったものである、だから、それを掘り起こしていくことで、その街の本当の姿が見えてくる。たとえばある日。真山さんはいつものように犬の散歩をしておりました。ある学校の前で犬がウンチをしたので、「やれやれ」と腰をかがめると、ふと目の前に小さな記念碑があることに気付いた。見れば「ヘレンケラーお手植えの木」と書いてある。「なんでこんなとこでヘレンケラー?」と思って調べてみると、その昔、盛岡にヘレンケラーがやってきて、この学校に植樹をしたということがわかった。みんなに話しても誰も知らなかった。真山さんは、盛岡の小さな歴史文化をひとつ、発掘したわけだ。まぁ、そんな小さな盛岡文化の発掘現場を、ダジャレ好きの真山さんにおもしろおかしく案内され、最後は「オヤジいい加減にしろ!」と半ばあきれながらもたくさんの話を聞いた。
その夜は、盛岡の「鉈屋町」という地区の古い町屋に文化地層研究会の人たちが中心に集まって酒盛りをしてくれ、そのままその町屋に泊めさせてもらった。
鉈屋町は、盛岡の中でも城下町の風情が少なからず残っている稀少な地区で、キレイな水が湧く共同井戸なんかも残っている。でもそんな鉈屋町の古い町並をつぶして4車線の道路を作る計画が立ち上がったらしい。しかし、市民の反対運動に昨今の財政危機が重なって中止になったという。財政危機も悪くない。金がなければまともになる、ということだろう。
一方で、鉈屋町にある古い消防番屋を取り壊し、新たに建て直す計画が持ち上がったときの反対運動では、その消防番屋を昔から維持してきた人にこう言われたという。
「ここは消防の拠点だ。ここが古くて燃えやすい建物のままでいるわけにはいかない」。
消防番屋は再建されることになった。でも、新しい建物の上には、昔の番屋の雰囲気を残す鐘楼が作られることになった。
古いものを残したい、という一方で、古いままではどうしようもない、ということもある。
こんなふうに、いわゆる観光地を案内されるのではなく、いろんな目線で盛岡の街を案内されて、盛岡がとても魅力的な街に見えた。その夜は話が尽きることなく、岩手日報の若いやつらと岩手大学の学生と夜中3時まで飲んだ。
翌日は盛岡を離れ、海岸沿いの三陸方面に連れて行ってもらった。最初に訪れたのは、陸前高田にある八木澤商店という古い醤油屋だ。創業200年。
蔵を見せてもらった。
200年前の樽で、岩手産の大豆と小麦を使い、昔ながらの手間のかかる製法で醤油を作っている。
醤油ってのは本来、いろんな果物や花に含まれる数百の香りの成分があるのだという。そんなことまったく知らなかったし、そんなこと感じたこともなかった。そりゃそうだろう。普段使っている安売りの醤油にそんなチカラはない。
八木澤商店の「生揚げ醤油」は、作るのに丸2年かける。薄暗い蔵の中に昔から棲みついている菌が、じっくり時間をかけていろんな香りを作り上げていくんだろう。
八木澤商店の専務が話をしてくれた。安いというだけの理由で輸入に頼ってばかりの日本はやがて食料に困窮する。日本で食料を作り出している人を守らなければならない。だから、外国産ではなく地元の原材料を使うのだ。昨今聞きなれた「地産地消」という言葉の、本当の意味がそこにある。
さらに専務は言う。
醤油を搾り出す過程で小麦大豆のカスが出る。カスといったって、そこにも様々な菌類が含まれている。昔はそれを「金肥」といって肥料として売っていたそうだ。それを今はタダで農家に配り(ほとんどの工場では産業廃棄物として処理されているらしい)、その上、出来上がった米を普通よりも高く買い取っているという。そのぐらいやらないと今の農家はつぶれてしまうのだ。
さらに自分たちで田畑も作っている。金肥をあげた農家からもお礼として大量の野菜が届く。それらを従業員たちの「まかない飯」にあてる。
醤油屋が、ひとつの大きな食料自給のサイクルを作り出しているのだ。
すごいと思った。専務の語る言葉に何度もぐっときた。そんな専務はこの醤油屋の跡継ぎ、我々よりも全然年下の男である。
最後に八木澤商店の「まかない飯」を食わせてもらった。古い大きなテーブルを囲んで、おばちゃんが作るまかない飯。自分のところで作った米と漬物、シャケの切り身に八木澤商店の醤油をかけて食べる。すこぶるうまかった。
このあとも岩手三陸の旅は続きますが、今夜は「三陸のカキ」を食べるので今日はここまで!
また明日だ。
【お知らせ】
今から11年前、DVD第13弾で登場の東北ツアーにご参加いただいたみなさま!皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
(19:56 藤村)
1月27日(水)。藤村でございます。
1月27日(水)。藤村でございます。
嬉野先生と岩手に行ってまいりました。
日曜日の昼、盛岡で開かれたイベントで1時間ばかり話をし、その後、盛岡の街を案内してもらいました。案内人は盛岡の「文化地層研究会」の真山さん。「文化地層研究会」というカタイ名称から、地質学的な発掘かなんかやってる団体かと思われますが、まったく違います。文化は今そこに見えているものだけではなく、地層のように積み重なったものである、だから、それを掘り起こしていくことで、その街の本当の姿が見えてくる。たとえばある日。真山さんはいつものように犬の散歩をしておりました。ある学校の前で犬がウンチをしたので、「やれやれ」と腰をかがめると、ふと目の前に小さな記念碑があることに気付いた。見れば「ヘレンケラーお手植えの木」と書いてある。「なんでこんなとこでヘレンケラー?」と思って調べてみると、その昔、盛岡にヘレンケラーがやってきて、この学校に植樹をしたということがわかった。みんなに話しても誰も知らなかった。真山さんは、盛岡の小さな歴史文化をひとつ、発掘したわけだ。まぁ、そんな小さな盛岡文化の発掘現場を、ダジャレ好きの真山さんにおもしろおかしく案内され、最後は「オヤジいい加減にしろ!」と半ばあきれながらもたくさんの話を聞いた。
その夜は、盛岡の「鉈屋町」という地区の古い町屋に文化地層研究会の人たちが中心に集まって酒盛りをしてくれ、そのままその町屋に泊めさせてもらった。
鉈屋町は、盛岡の中でも城下町の風情が少なからず残っている稀少な地区で、キレイな水が湧く共同井戸なんかも残っている。でもそんな鉈屋町の古い町並をつぶして4車線の道路を作る計画が立ち上がったらしい。しかし、市民の反対運動に昨今の財政危機が重なって中止になったという。財政危機も悪くない。金がなければまともになる、ということだろう。
一方で、鉈屋町にある古い消防番屋を取り壊し、新たに建て直す計画が持ち上がったときの反対運動では、その消防番屋を昔から維持してきた人にこう言われたという。
「ここは消防の拠点だ。ここが古くて燃えやすい建物のままでいるわけにはいかない」。
消防番屋は再建されることになった。でも、新しい建物の上には、昔の番屋の雰囲気を残す鐘楼が作られることになった。
古いものを残したい、という一方で、古いままではどうしようもない、ということもある。
こんなふうに、いわゆる観光地を案内されるのではなく、いろんな目線で盛岡の街を案内されて、盛岡がとても魅力的な街に見えた。その夜は話が尽きることなく、岩手日報の若いやつらと岩手大学の学生と夜中3時まで飲んだ。
翌日は盛岡を離れ、海岸沿いの三陸方面に連れて行ってもらった。最初に訪れたのは、陸前高田にある八木澤商店という古い醤油屋だ。創業200年。
蔵を見せてもらった。
200年前の樽で、岩手産の大豆と小麦を使い、昔ながらの手間のかかる製法で醤油を作っている。
醤油ってのは本来、いろんな果物や花に含まれる数百の香りの成分があるのだという。そんなことまったく知らなかったし、そんなこと感じたこともなかった。そりゃそうだろう。普段使っている安売りの醤油にそんなチカラはない。
八木澤商店の「生揚げ醤油」は、作るのに丸2年かける。薄暗い蔵の中に昔から棲みついている菌が、じっくり時間をかけていろんな香りを作り上げていくんだろう。
八木澤商店の専務が話をしてくれた。安いというだけの理由で輸入に頼ってばかりの日本はやがて食料に困窮する。日本で食料を作り出している人を守らなければならない。だから、外国産ではなく地元の原材料を使うのだ。昨今聞きなれた「地産地消」という言葉の、本当の意味がそこにある。
さらに専務は言う。
醤油を搾り出す過程で小麦大豆のカスが出る。カスといったって、そこにも様々な菌類が含まれている。昔はそれを「金肥」といって肥料として売っていたそうだ。それを今はタダで農家に配り(ほとんどの工場では産業廃棄物として処理されているらしい)、その上、出来上がった米を普通よりも高く買い取っているという。そのぐらいやらないと今の農家はつぶれてしまうのだ。
さらに自分たちで田畑も作っている。金肥をあげた農家からもお礼として大量の野菜が届く。それらを従業員たちの「まかない飯」にあてる。
醤油屋が、ひとつの大きな食料自給のサイクルを作り出しているのだ。
すごいと思った。専務の語る言葉に何度もぐっときた。そんな専務はこの醤油屋の跡継ぎ、我々よりも全然年下の男である。
最後に八木澤商店の「まかない飯」を食わせてもらった。古い大きなテーブルを囲んで、おばちゃんが作るまかない飯。自分のところで作った米と漬物、シャケの切り身に八木澤商店の醤油をかけて食べる。すこぶるうまかった。
このあとも岩手三陸の旅は続きますが、今夜は「三陸のカキ」を食べるので今日はここまで!
また明日だ。
【お知らせ】
今から11年前、DVD第13弾で登場の東北ツアーにご参加いただいたみなさま!皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
【DVD13弾予約討ち入り中!】
3本立ての中身は!
一、最初で最後の視聴者参加ツアー企画「東北2泊3泊生き地獄ツアー」(名場面:腹を割って話そう!)
一、引いた絵はがきの撮影ポイントを探してたどり着き、その絵はがきと同じ構図で写真の中に大鈴が納まる「日本全国絵はがきの旅」(名場面:恐怖の四国遍路、他)
一、アラスカのフランベでお馴染みのシェフ大泉がHTBの裏口駐車場にワゴン車を乗り入れて、車内でビストロ大泉を開店。訪れた客の食欲をすべて打ち抜き関係者から激しくバッシングされた1週物の金字塔「シェフ大泉車内でクリスマス・パーティー」!(名場面:プロデューサー炎上、他)
(18:25 藤村)
1月22日(金)。藤村でございます。
1月22日(金)。藤村でございます。
まずは岩手の皆様にお知らせ。
藤村・嬉野両名、24日(日)に開かれる「みんなのいわて☆フェスタ〜来て!見て!知って!いわてを感じよう!〜」というイベントにおじゃまいたしまして、1時間ばかりお話をさせていただきます。
会場はアイーナ。時間は11時からでございます。
岩手が好きで、なにか理由があればおじゃまして、そのまんま2、3日岩手に滞在してあちこち見て回るということをもう3回ほどやっております。
前回おじゃましたときに、ある若い陶芸家の工房に行きまして茶碗をひとつ買いました。一番下の坊主用のご飯茶碗であります。3千円ほどしましたか。くそ坊主には高い茶碗のようでありますが、気に入ってしまったので買いました。最近少し端っこが欠けてしまいましたがそれも味のうち、坊主は毎日それでメシを食っています。
我が家の食器は、こんなふうにあちこちの陶芸家から買ったものがほとんどです。別に高価なもんじゃありません。せいぜい3千円台ぐらいまで。そうするとおのずと買えるのは若い作家が作ったものが多くなります。
私は茶碗を買うときに、「その茶碗にお金を払う」というより、自分が気に入ったこの茶碗を作ってくれた「その陶芸家の人にお金を払う」という考え方をします。「これはいい茶碗だ、私は気に入りました、どうかこれからも作り続けてください」という気持ちでお金を払う。人間国宝級ならまだしも、ほとんどの若い陶芸家なんて経済的にたいへんだ。でもなんとか作り続けてほしい。そう考えれば気に入った茶碗に2千円は払える。
茶碗に限らずあちこちのアートマーケットなんかに行って、気に入った絵や手作りのアクセサリーをちょこちょこと買っております。「自分はあなたの作品が気に入りました、これからもがんばって下さい」。
何年か前から、ずっと考えておりました。
絵を書いたり、なにか造形物を作ったり、そういう才能ある人たちになんかできないものかと。
昔は優れた芸術家にはパトロンなんていう貴族の存在があって、文化を作り上げていた。でも今はそんな貴族はいない、余裕のある企業も人も少ない、だったら・・・というほどの金はこっちにも当然ないけれど、少しぐらいなんとかできないものかと。そうしないと文化なんて育たないぞと。
それで、細々ながら始めることにいたしました。
アーティスト応援プログラムなんていう、ありがちな仮の名前でありますが、まぁ、「あなたの作品が気に入りました」というクリエイターの人と一緒になんか作って、気に入ってくれる人に買ってもらおうと。それでクリエイターの人が今後も作品を作り続けていけるぐらいの後押しになればいいと。
で、我々がずいぶん前に知り合って、一緒にキャンプしながらいろいろと語り合い、飲みながらその人となりを気に入ってしまった「鯨森惣七」通称クジラさんという60過ぎのじじいと絵本を作って売ることにしました。
じじいがずいぶんがんばってしまって、ずいぶん分厚い絵本になりました。
来週月曜日25日の夕方に、まずはそのサイトがオープンします。どうぞ報われないクリエイターのじじいに愛の手を!でもじじいの描く絵は、とてもいいです。
【お知らせ】
携帯の待ち受け画面
「HTBきせかえ500水曜どうでしょう」
この度1月15日(金)より、
下記14機種に新たにサービスができるようになりました。
NTTDoCoMo
SH903i、 D903i、F903i、N903i、SH903iTV、D903iTV、F903iX、SH904i、N904i、F904i、D904i、SH704i、D704i
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W41SH
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【HTBきせかえ500「水曜どうでしょう」!】
とうとうauの「ケータイアレンジ」、softbankの「きせかえアレンジ」でもお楽しみいただけるようになりました。
また、docomo903,904シリーズなどいくつかの機種についても新たに対応を開始します。
詳しくは「HTBきせかえ500」の情報サイトからどうぞ。
http://www.htb.co.jp/aboutkisekae/(PC版)
(20:22 藤村)
2010年1月21日(木)
2010年1月21日(木)
嬉野です。
今日の東京は18℃もあったんですか?
こっちゃぁあなた、氷点下7℃ですけどね。
昼間は表は地吹雪いてましたけど。
ねぇ。
温暖化なんですか?
ねぇ。
温暖化といえば奥さん。
いずれ中国山地にも、
日本アルプスあたりにも、
積雪がなくなるかもという観測もあるそうで。
そうなりますと、春の雪解け水がなくなるわけで、
冬の間、雪にして、山の上に水を溜めるということができなくなり、水不足の因となるとのことでね、何かの本で読みましたが、
私の九州の実家の母親は、今年80歳でございますが、
腰が痛くて入院をしておりましてね。
ですが、内臓はおかげさまで高齢の割りに丈夫で、
ご飯もおいしくいただいておるようでありますが奥さん、
とにかく風邪に弱い。
風邪をこじらすタイプでして、はい。
そのことを本人、痛いほど分かっておりますので、
とにかく寒くなるのが怖ろしい。
だもんで、地球温暖化は歓迎だと、
個人的には申しておりまして、ねぇ。
北極で白熊が生きていけなくなると思えば、
老母としても忸怩たる想いがあるかとは思いますが、
いかんせん自分の身の上の方が世事に勝るという理屈で、
独り80の身で、地球温暖化の恩恵に浴しておるそうでありますよ。
しかしながら、
太陽の黒点運動が不活発で、
ひょっとしたら氷河期!という見解もあるそうで。
だったら、うちの老母ではありませんが、
寒いよりは、まだ暑いほうがましという気もしないではない。
氷河期になって、
北極の氷は解けず、ホッキョクグマは命ながらえることになったとしても、手前どもの命が危機に瀕するというのなら、
申し訳ないが、くまさんの方に代わっておくれと言いそうなのが人間でね。
私なんかは言うでしょうねぇ。
さて、本日も暮れました。
皆様の食卓、今夜はどんな献立になりますのやら。
元気なうちに美味しいものを食べておきましょう。
そして、ふかふかのお布団で、たっぷりとした睡眠を、
むさぼられますよう。
それでは、また明日!
解散です!
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携帯の待ち受け画面
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また、docomo903,904シリーズなどいくつかの機種についても新たに対応を開始します。
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(17:23 嬉野)
2010年1月19日(火)
2010年1月19日(火)
嬉野です。
さて、携帯の待ち受け画面「HTBきせかえ500水曜どうでしょう」というサービスがありまして。
私も正確なことは説明できませんのでね、しませんが。
まぁあれですよ、
どうでしょうさんゆかりのキャラクターたちが,
多少アニメ化されてね、
どっかの公園を背景に、
みなさんの携帯電話の待ち受け画面に
出没するというものでして。
みなさんの携帯を開けるたびに、
待ち受け画面の中に、
どうでしょう世界が広がるという仕掛けで、
おまけに世間が日暮れると、待ち受けの中にも夜が来て、
世間が朝ともなれば、待ち受けの中にも日が昇り、
世間が秋めいてくれば、待ち受けの中の木々も紅葉し、
世間が冬ともなれば、
待ち受けの風景も一面新雪におおわれるという、
実に、日本中の方に札幌の風情を醸しだすという趣向で、
ご好評をいただいているのでございますが、
それでも製作サイドの事情でね、
これがまぁ今の日本にある全部の携帯には対応できないという現状があるわけで、
(なにしろ1機種ごとに手作業でカスタマイズするしかないんだそうでありますよ)、
それでも製作サイドもこつこつ頑張りまして、
この度1月15日(金)より、
下記14機種に新たにサービスができるようになりましたので、
ここにお知らせするわけでありますよ。
NTTDoCoMo
SH903i、 D903i、F903i、N903i、SH903iTV、D903iTV、F903iX、SH904i、N904i、F904i、D904i、SH704i、D704i
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とりあえず、上記の機種をお持ちの方で、当サービスをお待ちだった皆様には朗報です!
というのが本日の業務連絡でありました。どうぞよろしく。
さて奥さん。
ある時、ふと思ったことがあるのです。
それは、自分が、他人の中で、何をやれているのか、
ひょっとして、それを一番知らないのが、
実は自分自身なのではないだろうか、ということです。
自分の出来ることは、
人は、意外にすんなりとやってしまうものだから、
やりとげた印象としてはきわめて薄い。
だから印象に残るのは、いつも自分が出来ない事ばかり。
「あんなことが出来ればなぁ」と昔から思い続けただけに、
それが出来ない自分というものだけが、いつまでも印象に残ってしまうのです。
ですが、自分が出来ることは、いつもすんなりとやってしまうので、当人の印象には残らない。
常に印象に残してしまうのは、
自分に出来ない事と、
その自分に出来ない事をスンナリやりとげてしまう他人の存在ばかりでしょう。
こうして、誰もが、自分という人間が何をやれているのか、
最後まで認識できず、
自分は何もやれぬ奴なのだと、
うつむいてしまうことになるのかもしれない、と思う。
だが、
あんがいみんな、
できることをすんなりやっていて、
すでに誰かの助けになっていたりするのだ。
そのことに、少しは気づいてみるがいいのだ、と。
そんなことを、この頃、よく思うのですよ奥さん。
ねぇ奥さん、
いかがですかね。
自分には何が出来て。
そして何が出来ないのか。
そろそろ、見極めて納得するのはいかがでしょうか。
そうすればね、出来ない事は、出来る人にやってもらえば好いのだという結論へと、一気に雪崩れ込めるのでありますよ。
それが堅固なチームの結成というものでありますよ。
それが夫婦であったりするのですよ。
友人ともいうのかもしれない。
自分が出来ない事を、出来る人間がいる。
それが他人です。
そんな他人がたくさんいる。
そしておのおのが、自分に何が出来るのかを認識した上で、
自分の力を出し切って働く。
その助け合いの戦いが組織というものでは無いでしょうか。
どうしても一人の力では仕留められない、
巨大な獲物を捕獲する時、
ぼくらの先祖が集団を組んで狩をした、
それが組織なのではないでしょうか。
組織は、持ちつ持たれつ、
各人が自分のやれる事にとにかく全力を尽くすから、
出来ない仕事は他人に素直に渡せる。
全力を出し切るというその達成感が、
獲物を仕留めたときに、
全員の中で共通の達成感として残るのです。
だから組織には、
実は、スターはいないのだと、ぼくは思うのです。
そのことのためには、
自分の出来ることを見極めて、
自分のできることで、とにかく力を出し切る。
それが大事なことのように思えるのです。
組織というものは、
人が全力を出し合って作り上げなければならないもの。
その辺りに転がっている、
たんなる枠ではないのです。
組織という枠に人が入ってくるのではなく、
ひとが集まり、全力を出し切りながら組織をつくる。
多分そうなのです。
さて皆様、本日も暮れました。
来た道、このまま帰りゃんせ。
では、夜はゆるりと過ごされよ。
解散!
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(18:18 嬉野)
2010年1月18日(月)
2010年1月18日(月)
嬉野です。
先週の木曜日から東京出張になりまして、
留守をしておりましたが、
土曜日の便で札幌に戻りましたよ。
で、そん時、インドへ向かう女房を羽田空港で出迎えましたが、ケージに入れられて一緒に連れてこられたうちのラッキーちゃんは、ケージの中で吐いてたらしく、生まれて初めての乗り物酔いに怯えたか、しょんぼりしておました。
その後ラッキーちゃんは、
うちの女房に背負われて実家へと向かい、
私はひとり、札幌の我が家へと戻っていったのでありますよ。
夜に女房から電話がありました。
ラッキーもさすがに犬。
女房のDNAを実家の両親にも感じ取ったか、
ずいぶん懐いて可愛がられているとのことでね、
そのことを電話で聞きながらホッとしたのでありましたよ。
ラッキーは、
うちの女房が去年の夏に連れてきたトイぷーで、
三月生まれなのでまだ生まれて一年も経っていないチビですが。犬屋に売れ残っていたらしく、
格安で我が家に引き取られて来たやつで、
以来、食っちゃ寝、食っちゃ寝の呑気な生活をしている駄犬です。
実家にラッキーを預けた女房は、
翌日、首尾好くインドへ旅立ち。
あれからラッキーは東京で食っちゃ寝、食っちゃ寝の日々。
亭主は札幌でひとり、どーでもいいようなことを、
相も変わらず、ぐちぐちと考えるばかりでありますよ。
ただね、ちーとばかし我が家が静かで困ります。
さて奥さん、
うちのキャップの福屋渉さんは、
なかなか自宅に帰る理由が見当たらないのか、
自宅の近所のバーによく引っかかって長々と呑んでるようで、
そのためか、いきおい呑み友達が多い。
で、札幌も一応は都会だもんだから、
その中に物作りの人が、少なからず、まぎれていたりする。
でもキャップは、その人らの作品に触れる前に、
その人らの酒癖に触れてしまっているから、
その人らが、どんだけ凄い作品を作る人だと後で分かっても、
なんであんな酒癖の悪い不良親爺に、こんなデリケートな絵が描けるんだと、ちんぷんかんぷんで、妙な憤りも湧くという。
そんなキャップの呑み友達を、
ぼくらは、これから順番に、
奥さん方に紹介していこうと思っておりますの。
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
よろしくね。
凄いもの作る人って、
案外ふつうに夜の酒場で、
呑気に呑んでるのよね。
では本日はこれにて終了。
また明日!
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(18:38 嬉野)
2010年1月13日(水)
2010年1月13日(水)
嬉野です。
さて、この前の日曜日からHTBでも放送が始まりました、
DLEさん制作のアニメ「鷹の爪カウントダウン」。
毎週日曜日25:50から30分間の放送であります。
DLEさんには前々回のどうでしょうDVD11弾でもオープニングアニメを作っていただきましてね、私もアニメ出演をさせていただきまして、お世話になっております。
そのDLEさんが作る「鷹の爪カウントダウン」も、
妙な味わいのあるアニメでしてね。
近頃のアニメにしては動きが少ない所が味噌なのですが、
これが奥さん、
ポケーッと見るうちになにやら感を醸すんです。
だまされたと思って奥さん、
不眠の夜、寝苦しい夜には是非ご覧ください。
お勧めいたしますよ。
さて、わたくしごとですが、
と言いますか、わたくしごと以外、
私は書いた覚えもありませんが、
実は昨日の夜に発熱しましてね、
で、一晩寝たら今朝ほど熱も引きましたんでございますが、
いかなる病であったのか、
わたしゃ風邪でもひいたんでしょうかねぇ皆さん。
只今現在は、無事であるような気がします。
この週末からうちの女房が二年ぶりにインドへ旅立つのですが、
その間、私も出張が頻繁とあったりもするのでね、
その時は、うちのラッキーちゃんをペットホテルにあずけることになりそうだと案じておりましたところ、東京にいる女房の父上母上が世話をしてくれるという話が急浮上いたしまして。
女房の父上母上は、そろそろ七十年配で、
先ごろ飼ってた愛犬も死んじゃって、
「この年から、犬はもう飼えないね」と淋しげだったらしく、
そこへ今回の事情を話しましたところ、
「じゃぁうちで面倒見るわよ」と名乗りを上げてくれまして、
今では、ラッキーがやってくる日を楽しみに待ってくれているようすでね、実にありがたいことだと思うのでありますよ。
ただね、出張から帰っても、オレは我が家で独りかぁと思いますとね、これはこれでまた淋しいものでありますよ。
ということでね、
本日はこれまで。
解散!
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(17:05 嬉野)
1月7日木曜日。藤村でございます。
1月7日木曜日。藤村でございます。
遅まきながら、おめでとうございます。
DVD第13弾がまもなく完成で、ようやく一息つけそうなところであります。
「絵ハガキの旅」「車内でクリスマスパーティー」「東北2泊3日生き地獄ツアー」、いずれも小作品でありますが、案外、名場面、名ゼリフの多い作品であります。
代表的なのは「東北」の「腹を割って話そう」「一生どうでしょうします」。個人的には「青鬼の大泉ですよ」なんてのが好きですね。
「クリスマス」では「onたばこ吸ってんじゃねぇよ!」とか「プロデューサー炎上」なんて場面もございました。
「絵ハガキ」では「八十八ヵ所回ってきました!ハイ地獄へ行って下さい」「なんでそんなスケートみたいなことしなきゃいけないのよ」なんてのが好みであります。
この3作品は98年の年末から99年の初頭にかけて放送されたもので、このあとは「試験に出る」「四国八十八ヵ所」「アメリカ横断」「原付東日本」「シェフ大泉夏野菜」・・・と、実に人気の高い作品が続々と出てきます。
豊作といわれる99年のスタート台に立ったような、心が躍るような3つの小作品と言えるのではないでしょうか。
もちろん、各作品には放送版では見たことのない未公開シーンを細かく盛り込んだ、DVDならではの贅沢な編集をほどこしております。
ね、ある程度ここに顔を出したからには露骨な宣伝をしていきますよ。そりゃそうでしょうあんた、こっちゃぁそのために編集室にこもってろくすっぽ顔出せないんだから。いい話もしたいけどもだ、まずは宣伝だ宣伝!
DVD第13弾!確かに小粒のラインナップだが!絶賛予約受付中ーッ!
まぁとりあえずまだ予約期間はたっぷりあるけどもだ!うかうかしてたら予約終了になりますよ!やれるときにやっときなさいよ!
ではまた明日!
あ、
今年もどうぞよろしく!
今年もバキバキ働きます!
藤村でがすた!
終了!
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映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
【DVD13弾予約討ち入り中!】
3本立ての中身は!
一、最初で最後の視聴者参加ツアー企画「東北2泊3泊生き地獄ツアー」(名場面:腹を割って話そう!)
一、引いた絵はがきの撮影ポイントを探してたどり着き、その絵はがきと同じ構図で写真の中に大鈴が納まる「日本全国絵はがきの旅」(名場面:恐怖の四国遍路、他)
一、アラスカのフランベでお馴染みのシェフ大泉がHTBの裏口駐車場にワゴン車を乗り入れて、車内でビストロ大泉を開店。訪れた客の食欲をすべて打ち抜き関係者から激しくバッシングされた1週物の金字塔「シェフ大泉車内でクリスマス・パーティー」!(名場面:プロデューサー炎上、他)
【HTBきせかえ500「水曜どうでしょう」!】
とうとうauの「ケータイアレンジ」、softbankの「きせかえアレンジ」でもお楽しみいただけるようになりました。
(20:54 藤村)