嬉野

2008年1月19日(土)

嬉野です。

今週の木曜日の夜のことね。

「お腹も減ったし、晩ご飯食べてから日記を…」

と思っておりましたですよ。

したが、奥さん、食い過ぎたためでしょうか、
食後、どっと疲れてしまい、やむなく帰宅。で、一字も書けず。

翌、金曜日は、代休をいただきまして、一字も書けず。

本日、土曜日。
コーラスのお母さん方の練習を見学してまいりましたので、帰りに局に寄りまして、遅まきながらこうして日記を書いておるわけであります。

だから、奥さん。ゆるして。
責めないで。

ということでね。
寒いよ北海道。
極寒であります。

旭川でマイナス30℃を下回ったとのことですよ。
怖ろしい寒気です。
当然、バナナで釘が打てるでしょうし、
草花も触ると、ボロボロに砕けてしまうという、
驚天動地の世界でございますよ。

そんな寒気の中で、今日も元気に生活されておられる皆様。
尊敬に値しますな。
わたしゃ、きっと、寒すぎて表に出れないと思います。
実に北海道人は、天晴れでございます。

さて、
家内が家を出まして、はや、二週間が過ぎました。

ケンカしたんじゃないですよ、奥さん。
旅へ出たんです。

あの方、なにを思ったか、今回はインドへ行きました。

主婦、インドへ行く。

主婦にとって、インドは遠いですよ。
気安く主婦が行くところではありません。

でも、行ったんですね。

したら、先日、インドの家内からメールが来ましてね。

「え!インドからメール打てるの!」つってね。
わたしゃ、とんでもなく驚きました。

そら勿論、ものを知らない私だから驚いたというに過ぎない。
勿論そう。
現代の事情に詳しい皆さん方が驚くようなことじゃない。
今や、インドはIT立国。
ネットカフェくらいあるわけです。

でね、メールにはこうありました。

「昨日、ガンジス河で火葬みたよ。私もガンジス河に足を浸けてみました。」

観光客のやりそうな事です。
私だってインドへ行ったらやるでしょう。
でも、メールで読んでいると、
嬉しそうにしている家内の顔が見えるようで、
好かったなと、思いました。

インドも北の方なのでしょうか。
夜はダウンを着ているとありました。
意外に夜寒くて風邪引いたそうです。

主婦、インドで、風邪を引く。

亭主、若干、心配。

にしても、リアルタイムでインドからメールで状況が知れる。
これはやっぱり、ちょっと安心なのでありました。

それでは、本日は、この辺りで終了。
皆様もどうか風邪引かぬよう、お気をつけくださいませ。

寒い時期は、心も寒く、寂しいことがあるものでございます。
したが、みなさま、お心安らかに構えなさってくださいませ。

そのうち、きっと好いことあります。
信じていればこそでございます。

じゃまた来週。

お会いしましょう。

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(20:08
嬉野)

嬉野

2008年1月16日(水)

はい。嬉野です。

北海道地方。
今夜は、楽しい、
「どうでしょうクラシック」の放送日でございます。

対決列島シリーズはいまだに驚くべき人気でありまして、
今夜で第七夜とあいなります。
最終回、鹿児島決戦まであと三夜の道のり。

今夜は、朝から羊羹まるごと一本食わされるはめに陥ったミスターが、ついに、たまりかねて、魔神を叱責いたします。

「あのねぇ、朝からこんなもん食えるやつ、おっかしいよ!」

懐かしい、ミスターの魂の叫び。
どーぞお見逃しなく御覧くださいませ。
「対決列島」は、2001年の作品でございます。

ということでね、風邪引いてた藤やんですが。
本日は、朝から出てきて編集。

したが、夕方、日の暮れる前に帰宅の途につきました。
まだまだ、本調子ではない模様です。
みんなも風邪なんか引かないように注意すんのよ。
お家に帰ったら手洗い、うがいの励行!

さて、こうして徒然と日記をしたためておりまする内にも、掲示板には、今しも討ち入りを果たされましたばかりの藩士の皆様より、

「我、みんごと討ち入りに成功!本懐をとげたり!」と、

ローソン屋敷討ち入りの勇ましき顛末が、
続々と入電されております。

諸氏の敢闘、まことにもってご苦労千万でござります。
それがし、城代家老といたしまして、これにスグル果報無し!

それでは、みなさんまた明日!
いつものように、この場でお会いいたしましょう!

それまで、暫時、解散です!
仕事も勉強も就職活動も、いろいろあるだろうけど、
がんばる時は、がんばるのよぉ〜!
リストラにもまけんじゃないわよ〜!
とにかく正しく生きるのよ〜!

以上。

札幌は、雪景色でございますよ。

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(18:24 嬉野)

嬉野

2008年1月15日(火)

さてもみなさま!
ご機嫌やいかに!
城代家老のうれしのでござりまする!

すでに討ち入りの刻限は過ぎましてござります!
ローソン屋敷に一番槍の皆様から討ち入り成功と!
お昼休みを利用されてか、
ぞくぞくと当方へ入電が相次いでおります!

ありがたや!

そうは言いましても、DVD第10弾の予約は始まったばかりでございます。しばらくやっておりますので、お買い物のついでに打ち入り!電話料金、水道代の支払いのおついでに討ち入り!ということで呑気な打ち入りで結構であります。

いやいや、それでは手ぬるい!と、
先陣を切るのが武士(?)の本懐!
と、仰る方も、どうぞ雪道で転びませんように。
北国の方は足元にご用心!

さぁさぁ!
全日本規模で始まっておりますローソン屋敷の討ち入り騒動。
展開は全国区でも、規模は知る日とぞ知るばかりの小所帯!
ロッピさんの前で、恋の芽生えた話も、未だに聞かず、それでもとうとう、まる5年がすぎました。

みなさま、ありがたき幸せでごじゃりまするぅ!

追伸
えぇ、本日藤村先生、風邪で欠席です。

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(12:49 嬉野)

嬉野

2008年1月11日(金)

はい、みなさん。
嬉野です。

来週1月19日から、大阪のABCさんで、去年、放送しました新作「ヨーロッパ20ヵ国完全制覇」を放送していただくことになりましたので、忘れないうちに、ご報告させていただきますですよ。関西のみなさま、どうぞよろしく。

そして来週火曜日1月15日より!
DVD第10弾の予約が開始でございます。
こちらも合わせまして、よろしくお願いいたしまする!

ということで、今日は「わかんない」話をひとつ。

夫婦になりますと、どなたも御夫婦でケンカをなさいますね。
それも案外、大したことが原因ではなかったりする。

「返事をしない」とか、「した」だとか。
「スプーンが歯に当たった音がした」とか、「しない」とか。
「洗剤を使う量が多い」とか、「多くない」とか。

やっぱり好き合って一緒になった夫婦といいましても、二人とも好い年をした大人ですから、二十年以上の時間をかけて、それぞれの家庭のそれぞれの流儀を自然と身につけて成長した他人なわけです。

それが、いまや、ひとつ屋根の下で共同生活を始めるわけですから、気がついてみるとおたがい、いろんなことが気に掛かる。
でもって、取るに足らないようなことを、意外と人という者は深刻に気にするものだと言う事実に、あらためて直面する。それが結婚の現実ですな。

つまり、人には、
とくに意味もなく許せることと、許せないことがあったりするということです。

「好いじゃないか、そんなのどっちでも」
というよなことが、当人にとっては案外と深刻で、譲れなかったりする。

だからきっと、その一見どうでもいいようなぶつかり合いが、積もり積もって離婚の原因になっていくのかもしれないと、私は思ったりするわけです。

立派な思想信条でもって、ぶつかりあって離婚する夫婦はいないんじゃないのか。
だって、そんな大きな問題を抱えてる男女なら、初めから結婚したりするはずがない。

私だって、昔はうちの奥さんと盛んにケンカしておりました。
で、大体がつまんない理由だったと思うんです。
だって、何が原因であの時ケンカしたかなんて、今、なにひとつ覚えてないわけですから、いずれにしたって大したことが理由じゃないということです。
要するに双方の主張のし合いです。

で、具体的じゃないことを例えに出して、ここでみなさんにお話するのもと思うんですが、仕方がない。とにかくその時、私ら夫婦が、もめたとお思いください。

その時、私には、まったく自分が間違った対応をしたとは思えなかった。
だから何としても譲れなかった。この辺りが揉めた原因だったと思います。

「いい?こういう状況だったから、オレはこういう対応をしたわけでしょ。だからこういう結果になって、そのことに何の不都合もない。わかるよね」
こういう具合に、私は、うちの奥さんに理路整然と状況をおさらいするわけです。

「そうね。たしかにそうね。よぉく分かった」
という言葉を、私は当然のこととしてうちの奥さんに期待するわけです。

ところが、うちの奥さんは、私が期待する言葉をまるっきり吐かない。
それどころか、ただひと言、いうわけです。

「わかんない!」と。

それを聞いた私は、内心憤るわけです。
(分かんない?分かんないってどういうことよ、これだけ説明して、なんでこんなに簡単な理屈がわかんないのよ)。

私は、またも根気良く、話せば分かる内容だと強く思い直して、前にも増して、状況を丁寧に説明していくのです。その作業でこっちはもうへとへとになるくらい。
でもって、何遍も何遍も説明してるから、こっちが間違ってないことがますます明らかとなって、どんどん自信が湧いてくるほど私は間違っていないのです。
だから今度こそ、「そうか…」とうちの奥さんがしおらしく納得してくれるはず。

ところが、うちの奥さんは、またしても言うわけです。

「わかんない」と。

「なぁんでよぉ!何でわかんないのよぉ!」

もうね、エンドレスなんです。
私が幾度、説明を繰り返そうと、水平線の向こうに昇った巨大な疑問符のように、うちの奥さんの「わかんない」の一言の前に、理屈の全てが瓦解するわけなんです(泣)。

結局、何の解決も見ず、
ただ、私の声だけが、説明の度にどんどんデカクなるばかり。

で、その日。
この夫婦のいさかいが、どのあたりで決着を見せたか、
そのことはもう思い出すこともできませませんが。

ただひとつハッキリと覚えているのは、
その夜から、この亭主は、考え始めたということです。

「こんな簡単な理屈、なんで、わかんないんだろう?」と。

来る日も来る日も、亭主は、ぼんやり考えて、
やがて、ひとつの結論にたどり着くのです。

あの時、女房が、「わかんない」と言い張ったのは。
亭主の理屈が分からなかったからではない。

ただただ、理屈を分からせようとしていた亭主の気持ちが、女房にはわからなかったのかもしれない。「わかんない」というのは、そんな亭主に対する女房の答えだったのかもしれない。

理屈なんてどうでもいい。
だれが正しいとか正しくないとか、どうでもいい。
あなたは、どうしてそんに大きな声を出して私を責めるの。

そのことが、あの時の女房には、悲しかったのかも知れない。
だから「わかんない」としか言えなかった。

その結論にたどり着いた時。
なんだか、私は、ぼんやりしました。

どっちが間違ってるとか、間違ってないとか。
どっちが正しいとか正しくないとか。
そんなことに、本当は、たいした意味は無いのかもしれないのに。

そんなことより、もっと大切なことがあるはずのに、
そのことに、少しも気づこうとしない。

本当は、自分だって、心の底では求めているものなのに、
そのことに、少しも気づこうとしないでいる。

ぼくらが、本当に、求めているものは何なのか。
ぼくらに、一番大切なものは何なのか。

そのことをね、
ここに書いてしまった瞬間に、
それは、あっという間に、つまんないものになりそうなので、
書きません。

言葉にした瞬間。
あっという間に、つまんなにものになってしまうような、
そんな頼りないもの。
そんな頼りない、つまんないものが。
本当は、ぼくらにとって、一番大切なものなのかもしれない。

そんなもののあることに、あの日、亭主は、ぼんやりとたどり着いた気がしたのです。

だからね奥さん。
「わかんない!」と、ご亭主に言ってあげることも、
意外と大事なことかも知れませんよ。場合に寄ってはね。

だって人間は、考えるきっかけを与えてもらえないと、死ぬまで考えないで終わるものですから。

分かったような、分からない話だったかしら。
まぁ、好いね。

それでは、本日はこれにて終了。
また来週、ここでお会いしましょうね。

三連休ですから、ちょっと御無沙汰になりますが、元気に生きていてください(笑)。
では、解散!
また来週!

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(19:01 嬉野)

嬉野

2008年1月9日(水)

新年、明けましておめでとうございます。
嬉野です。

今年は、平成20年なんですね、奥さん。

平成2年の2月22日の夜。
私は東京の地下鉄有楽町線の新木場駅のホームに立って、
電車を待っていました。

ホームには人影もなく、ガランとしていました。
ぼくは、ひとけの無いそのホームの天井を見上げていました。
時計を見上げていたのです。

時計のデジタルの数字は、22時22分を表示していました。

平成2年2月22日22時22分。
自分は、東京の地下鉄有楽町線の新木場駅のホームにいて、
ガランとした夜のホームで電車を待っていた。

このことは、きっと、死ぬまで、
忘れることなく、覚えているのだろうなと、その時思いました。

30歳でした。まだ、結婚もしていなかった。

あれから、18年経ったのです。
ぼくは、48歳になってしまいました。
でも、やっぱりあの夜のことは、
未だに忘れられず覚えているのです。

平成22年2月22日22時22分。
もう一度、あの場所に立ってみようかな、と、
あの日、そんなことを、思ったことも、
やっぱりぼくは覚えています。

今年も番組とは関係ないことを書いていくと思いますが、
よろしくお付き合いのほど、お願いいたします。

平成20年。
きっと好い年になりますよ。

それでは、本日はこれにて、解散!
奥さん、明日もまた来てね!

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(16:59 嬉野)

嬉野

2007年12月27日(木)
さて。
ほどなく2007年も暮れますね、みなさん。
去り行く年を見送り、また来る年を迎えて、
私ももう48年になります。
そんなあたり前の繰り返しを、あたり前のようにね、
伴に見送り、伴に迎えてきた人たちも、幾人かは鬼籍に入り、
それでも年は行き、年は来たり。
なんかそんなことを思うと切ないですがね。
そんでもね、こういう年齢になると、
そういうことも多くなるから、
そういう風にも思いがちになるのよ、お若い人よ。
あまり年配者をお笑いなさるな。いずれ誰もが通る道。
ほんでも、あぁ、なんだろう。
この時期になると考える。
年の瀬にはやはり、そうとは気づかず、
ぼくらはやはり、何かを静かに見送っているよね。
終わっていく何かを。
それはやっぱり死んでいった者を見送るのに
似ているのじゃないだろうか。
そうして、過ぎ去ってしまう何かに、
しかたがないと決別をして、
また新しく生まれ来る年を晴れやかに
迎え入れているんじゃなかろうか、とね。
誰が考えたんだろう一年って。
誰が考えたんだろう新しい年を迎えるって。
一年ごとに区切りをつけて、
年の瀬が近づくたびに、今年はこんな年だったなって考えて、
来年はどんな年になるだろうって考えて、
目に見える季節の変化の少ない南の国にだって、
南極の昭和基地にだって、人が住む以上、
そこにはやっぱり一年がある。
だから年の瀬があり、新年がくる。
でも、時間なんて、ぼくらがイメージしなければ、
本来どこにもありはしないものだから、
「あぁ、今年も終わるなぁ」なんて言葉は所詮イメージの世界の話だよ。
でも、一年が終わり、また新しい年が来るって思えるから、
ぼくらは抱えてきたものを清算できる、
一年がなければ、きっと無限の中で途方に暮れる。
そんな気がします。
年の瀬に、なんの理由もなく、
借金いっさい棒引きにしてもらってるから、
また来年、一から、新規まき直しできるって、
なんだか、勝手にイメージできているような気がするのですよ。
だから、ぼくらは、腐らずに生きていける。
そうじゃなかろうか。
さてさて、年末年始の地味企画として、
お正月休みの間中、当ホームページのお寺の四季4年分をね、
過去に遡って、同ポジで、一挙に見れるという、
ほとんど意味のない趣向をご用意いたしましたので、
お閑な時には是非どうぞ。クリック!クリック!
あ、パソコンだけの趣向なので、携帯からは見れませんのよ。
ではみなさま、今年もまことにありがとうございました。
また来るべき2008年も変わらずお付き合いのほどをお願いいたします。
いつの間にか、皆さん方とは、もうもう、長い長いお付き合いになりました。
さりとて、皆さん方に、
何をしてさしあげられるわけでもございませんが、
どうぞご健勝で、とにかく生きていってくださいませ(笑)。
人生の目的は多分生きることですと、いつか日記に書きました。
だから食べることがいちばん大事なことになる。
人生で大事なことは、それですよ。
だから、あなたのためにご飯を作ってくれる人がいるのなら、
多分その人がいちばん偉い(笑)。
自分で作っているのなら、勿論あなたがいちばん偉い(笑)。
それでは、嬉野の日記は、今年はこれにて終了!
また来年。お会いいたしましょう。
どうぞ好いお年をお迎えくださいませ。
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DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」の二本立て。
2008年は、1月15日(火)より、
ローソン屋敷のロッピーさん!
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やっとこ予約開始の運びとなり申す!
特製オリジナルポストカード10枚入り!
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(17:28 嬉野)

嬉野

2007年12月26日(水)
さても皆様方、ご健勝でござりましょうか。
本日のお仕事も順調でござりましたでしょうか!
久しく御無沙汰をしておりました、
城代家老の嬉野でござる。
本日、登城の太鼓を打ち鳴らしまして、
ここにお集まりいただきましたのは他でもござりませぬ。
ただ今、普請奉行の藤村某(なにがし)が、
一人、お蔵にこもりまして、
日夜、こつこつと切った貼ったをしておりますところの、
DVD第10弾、
「東京ウォーカー」
「マレーシアジャングル探検」
の二本立て。
これが、めでたく年も明けたる、
2008年は、1月15日(火)より、
ローソン屋敷のロッピーさん!
および、HTBグッズ取扱店さんで、
やっとこ予約開始の運びとなり申す!
今回も、おまけは、
特製オリジナルポストカード10枚入り!
2003年、年明けより始まりましたる、
水曜どうでしょうDVDシリーズも、
ようよう、まる5年が経過したことにあい成り申す。
まる5年かけて。
まる5年かけて、ようやく番組の、
1年半分をDVD化し終えました。
残すところ、あと4年半分!
いったい、いつの日に、
シリーズは完成するのござろうか。
皆様方も我等も、共に年を取るばかりでござる。
しかれども、いつまでたっても、
映像の中の大鈴両人は、老けることなく、
この後も、あの頃の年頃のままでござるよ。
いづれにしても、皆様方と我等。
もう長い長いお付き合いとなり申したなぁ。
日頃のご愛顧に感謝でござる。
さぁさぁ!どうぞ、我こそはと思われます方々は、
見事ローソン屋敷へ討ち入られませぇー!
どんどんどん!
ということでね奥さん。
藤村先生の編集は、まだ終わっちゃいませんですし、
予約日を迎えましても、まだ終わっていないでしょうが、
すでに列車は走り出してしまったわけでございます。
はたして、藤やんの編集は締め切りに間に合うのでしょうか!
マジで社を上げて不安の日々でござります!
それでは本日はこれまで。
解散!
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(18:54 嬉野)

嬉野

2007年12月19日(水)
えぇ、嬉野です。
さっき、掲示板をパトロールしておりましたら、こんなご相談がありました。
「彼が仕事でミスをして、もの凄く凹んでいます。どうしたら彼を力づけられるでしょうか?やっぱりそっとしとくべきなんでしょうか?男心がわからんです」。
まったくです。
わたしも分からんですよ。
そういう時、
いったいどうすりゃ好いんでしょうな。
好きな彼だから、元気付けてあげたいのに、
言葉が届かないということがありますよ。
でもね、それはもう仕方がない。
だって、その時のあなたと彼では、
きっと見えている風景が違うから。
公園で男の子が泣いているとするでしょう。
転んでしまってね、どこかが痛いわけでもなさそうです。
だって、公園の隅の、ブランコに乗ってね、
大きくブランコをゆするわけでもなく、
ひっそりと、そこに座ってすすり泣いているから。
もう日もずいぶんと回ってね、
西に傾き始めた斜めの光が町にはさして、
その公園だけ取り残されたように静かでね、
そこに男の子がブランコに座って泣いている。
あなたは、気になるからその子の側に寄って行ってね。
言葉を掛ける。
「ぼく。どうしたの?」
その時、その子が、あなたを振り向いて、泣いてる理由を言ってくれればね、
きっとあなたは、その子を慰めてあげる事が出来る。
「家に帰ったけど、カギが掛ってて開かないの」
「そう。じゃぁお姉さんが、お母さんが帰ってくるまで遊んであげるよ」
でも、その子が、あなたの問いかけに何も答えてくれないのなら。
きっと、その子は、誰にも助けてなんかもらえないと思っているのだろうね。
その子の見ている風景が、今のあなたに見えない以上、
あなたの声は、その子には届かない。
その子だって、自分が見せられている風景を、
どう言葉にして告げればいいのか分からなければ、
手を差し伸べられたって、答えることは出来ない。
でも、なんとかして、その人の力になりたい。
その思いは尊いよね。
でも、どうすれば好いんだろう。
残念ながら、その答えは自分で探すしかない。
その人の気持ちを考えて、
少しでもその人の気持ちに立って、
考えるしかない。
それでも、的外れなことを言って、彼を怒らせるかもしれない。
「うるさいよ」と言われるかもしれない。
そのことで傷つくかも知れない。
自分も昔、公園のブランコに乗って、泣いていた経験があれば、
その時の心細さを振り返って、
その子の気持ちのほんの少しでも理解してあげる事が出来るかもしれない。
見えている風景が違う時。
言葉は、その人には届かない。
それは難しいとか、易しいとかではなく。
その人の凹んでいる事情が分かっていたってね、
その事情が、その人にどんな風景を見せているかなんて分からない。
いくら考えたって、
その人に何と言ってあげていいかなんて分からない。
でも、励ましたい。
だったら一緒にいつまでも悩むしかないね。
その人がもう一度元気になるまで、
心配するしかない。
辛抱強く、その人のことを心配しながら元気になるまで待つしかない。
いろんなおせっかいなことをしながら、
その人に疎まれながら、真剣に心配してあげ続けるしかない。
男心なんか分からない、なんて言って、
あきらめないで。
きっと、その彼も立ち上がろうと頑張っているはずだから。
仕事のミスで凹んでいるなら、そう遠くない将来、必ず元気になりますよ。
世の中には、言葉を掛けたくらいでは、
そして時間が少しばかり経過するくらいでは、
とうてい回復しない悩みもあるはずです。
そんな人には、掛けてあげる言葉なんか思いつかない。
それでも、なんとか力づけてあげたいと思う。
そういうものですよね。
いかん。
また偉そうなことを言ってる。
でも、人が見ている風景は、間違いなくそれぞれに違うんですよ。
とくに凹んだ時に見ている風景は、
その人にしか分からない。
だから、そばにいてあげるだけで、
すでに充分なような気がします。
藤村先生、本日もDVD編集中!
そう言えば、藤村先生の母上様から、おミカンをいただきました。
私信ながら、この場をかりまして御礼申し上げます。
おかあさん、ありがとうございます。
息子さんは、本日も業務に邁進されておりますよ。
ご安心くださいませ。
じゃ、解散
そうそう、私は明日から四宮Pと出張です。
藤村先生に余力がなければ、今週はこの日記で、
おしまいかな?
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(16:26 嬉野)

嬉野

2007年12月17日(月)
おや。
本日もやっぱ、オレかい?
もうあんたはいいよって言われそうだけどね。
しかたが、ないじゃないのよ(笑)。
札幌は雪ですが。
気温がわりあい高めなのか、
雪質がなんだか重いですね。
DVD編集は、藤村先生が熱心にやってます。
風邪も引かず、元気そうです。
子供たちは、もうすぐ冬休み。
お正月も近い。
うちの奥さん、
年が明けたら旅に出るそうです(笑)。
年が明けたらって思うとね、
ずいぶん先のことのように思うけど、
もう再来週のことなんだよね、
本当はさ。
なんとか無事に帰ってきますように。
いや、マジで。
じゃ、また明日。
嬉野でしたー!
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(17:09 嬉野)

嬉野

2007年12月14日(金)
本日もやっぱり嬉野です。
寂しさっていうのは、どこからくるんだろうって、
数日前の夜、ふと思ったんです。
我が家の居間でね。
ふと思う。
これはもう持病でね。
なんだか、どうでも好いようなことを、不意にうだうだ考えるんです。
「なんだなんだ」が、なんとなく始まっちゃうんですわ。
あの晩は、会社から戻るとうちの奥さんはもう寝てしまっていたんです。
そんに遅い時間でもなかったんですがね。
ぼくは、冷蔵庫からビールを出して、
一人、暗い居間に座って飲んでおりました。
居間の明かりはつけず、廊下の明かりをつけたままにして。
暗い居間には廊下の明かりがもれていました。
今、ぼくは、うちの奥さんと二人暮しでね。
昔は、もう一匹、犬がいたんだけど。
年を取って、死んでしましまいした。
うちの奥さんは旅好きの主婦でね。
雪が融けるとバイクに乗って旅に出る。
そして、そのまま一ヶ月くらい帰って来ない。
その間、旦那は一人暮らしで、亀や小鳥の世話をしてる(笑)。
ぼくは、あの人が旅に出て不在でも、寂しくなんかはないんです。
その間、この家で、一人で生活していても寂しくなんかはないんです。
でも、もしね。
あぁ、自分は、もう一人きりなんだって思って、
あの部屋に一人で暮らし始めたら、そしたら急に孤独を感じて、
たまらなく寂しいだろうなと不意に思ったんです。
薄暗い居間に座って、明かりに照らされた廊下を眺めながらね。
現実には、奥さんは、ぼくの直ぐ側で寝ているわけなんだけど、
寝室で寝ているから、見えないといえば見えない。
でも、見えなくても、そこに居るんだとぼくは信じている。
信じているから、奥さんのことはとくに考えない。
だから、もちろん、自分はひとりだとは思わない、
だから、どうしたって寂しいなんて思わない。
そうしてなんだか他のことを考えてる。
そう「寂しさ」について考えてる(笑)。
そのことに熱中してる。
いるといない。
いろんな意味で、どういう違いがぼくの頭の中で生じて、
ぼくは寂しさを感じたり感じなかったりするのだろうって、
ちょと考えたんだけど、まぁ、なんだかよくわからないままだった。
うちの犬が死んだ時。
奥さんは、毎日泣き通しでした。
多分、ぼくが死んでもあんなに泣きはしないだろうと思うくらいね。
それくらい泣いてました。
なにしろ結婚する前から飼っていた犬だったし、
あの人が実家を出て、一人暮らしを始めて、いろいろあって。
寂しい時に側でずっとあの人を慰めてくれていた犬だったから、
あの人にとっては特別だった。
あれは、ちょうど「どうでしょう祭」の年でね。
ぼくは、祭り前の準備でわりと忙しかったのかもしれない。
八月の終わりの頃でした。
このまま家にいると、いなくなった犬のことが思い出されるばかりで、
あの人の身が持たない。
だからと思ってぼくは奥さんを旅に出しました。
うちの奥さんは、旅に出る時は、いつも一人だったから。
旅先で一人でいることを彼女は孤独とは思わない。
そして、旅先に犬の姿は無くてあたり前の風景だったから。
だから、いないからといっても、旅先で犬の姿を探し、
いなくなってしまった犬を思い出し、その不在に泣く事もない。
そうね。
いないことに孤独を感じて、寂しさに泣く時、
ぼくらは、きっと思い出しているね。なくなったものを。
寂しいのは、あえて、思い出すからなのかもしれない。
思い出すということは、そこに無いものを求めるということ。
無いものを求めるということは、二度と修復不可能な欠落を強く見つめてしまうということにつながってしまう。
その行為が、ぼくらを寂しい孤独の底に追い落とすのかもしれない。
そうね。
多分そうなんだね。
強く思い出すから、不在がますます際立つ。だから寂しいんだね。
思い出すことばかりをするから、強くその不在を感じ続けてしまうんだね。
だったら、思い出すことなく、何かに熱中できていれば、
そう心掛ければ、寂しさも、和らぐのかもしれない。
それは、ひとつの対処法としてね。
乗り越えるための対処法としてなら有効なのかもしれない。
まぁ、思いつきです(笑)。
泣くという行為があるでしょう。
あれはね。
必ずしも悲しいから泣きたくなるのではないということを、
年配者のぼくは知っています。
悲しくなくたって、人は泣くんです。
ただまぁ、泣いているうちに悲しくはなるけれど。
泣くという行為。
あれは、ぼくら人に与えられた表現なのだと思います。
ぼくはね、ぼくは、そう思うんです。
うちの番組でね、もう5年も前のことだけど、
ベトナムをカブで縦断したことがあったけど、
あの時、ゴールのホーチミン市のホテルに到着して、
藤やんも大泉洋も、
好い年をした大人が、堪えきれずに泣いていました。
あれは悲しいから泣いていたんじゃないと、今ぼくは確信を持って思います。
あの時、あのふたりの胸の中から、なんだか訳のわからないものが堰を切って一時に溢れ出てきたはずなのよ。だから溢れ出た涙が止められなかった。
だからあの時、
なんで今、こんなに涙が出るのか。
その訳が一番分からず当惑していたのは、大泣きしていた当の本人だったとぼくは思う。
そんな時の涙はね、
堪えようとしても堪え切れるものではないのよ。
でも、その行為に、外から見守るぼくらも共感して、また泣いてしまうんです。
かれらの涙の真の意味は分からないままに。
そういうふうにね、
他人の境遇に強く共感することが、
ぼくら人には出来るということです。それが人の持つ能力というものです。
それは、けしてあの二人だけのことではなくて、
ぼくや、みんなの話です。
泣きたい時は、人それぞれにある。
人は、なぜ泣くのか。
それは多分。
胸の中に降り積もる想いの全てが、必ずしも伝達可能なものばかりではないから。
言葉や文章で伝達するには、それらはあまりにも複雑にすぎるから。
だからぼくらの胸の中には、行き場を無くした複雑な感情が、後から後から、幾つも幾つも山のように降り積もっていくのです。
心が弱っている時、
人は、訳も分からず涙が出ることがあります。
それは、その人の胸の中に、複雑な情緒が積もり、
いっぱいいっぱいになっている証拠です。
だから、ほんの些細な衝動に突き動かされても溢れてしまう。
だけど、その時の涙。それは表現だから、
人が持つ、何者かに与えられた表現行為なのだから、
そんな時は素直に、ただ泣けば好い。
そうして、胸の奥にたまった複雑なものを、どんどん表に出せば好い。
「泣いたら、少し、気持ちがスッキリした」
そんな言葉が出るのは、そうしたことが胸の中であったからだと思います。
人間は複雑なのですよ。
ぼくらは、そんな伝達不可能なほど複雑なものを抱えながら、
生きているのだと思います。
だから、どうしたって、辛い想いをするのですよね。
だから、他人には、出来る範囲で優しくしてあげるのが一番です。
だって、私だって優しくしていただきたいわけですから。
誰だってそうなのです。
傷ついたり、困り果てたり、疲れきったりした時にはね。
そんな時に、誰かが優しく手を差し伸べてくれるんだったら、
また立ち上がれる。
そしてまた、安心して生きていけるわけですからね。
どうしたって処理できない想いという複雑なものを抱えて、
人は生きていかねばならないんですよ。
けど、その複雑な想いを処理する能力を人は持っている。
それが泣くという行為。
そして人は、泣いている他人の境遇に共感する能力も持っている。
泣いて、泣いて。
そして誰かが、そのことに共感さえしてくれれば、
不思議に人は、複雑で苦しい想いをその時、処理できる。
それが、この地球で生きて行くための掛け替えのない術として、
きっと太古の昔、誰かが人に与えてくれた力なのではないかなぁと、
ぼくは、思うわけです。
いや、もちろんたんなる思いつきです(笑)。
与太話のたぐいです。どうぞ、お笑いください。
そしてお聞き流しを。
それでは、みなさん本日は金曜日。
また来週この場所で、お会いいたしましょう、ね。
解散。
そうそう、札幌の町は、もう雪景色ですよ。
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(17:57 嬉野)