2006年5月1日(月)

嬉野

2006年5月1日(月)
みなさん、ごぶさたいたしておりました。
嬉野であります。
私、一週間ばかり生まれ故郷の九州に里帰りしておりましたよ。
でね、藤村先生におかれましてはですね、その間ここを独りで死守されましてね、日夜、連投に継ぐ連投で頑張られまして「まぁさぞや大変でしたでしょうね藤村さん」などというね、印象をですよ、多くの方がさ、先週あたり藤村先生がお書きになった日記の文面からね、お受けになったようにも思いますがね。
まぁなんでしょうね、そんなこともないんですよ奥さん。
だってね奥さん!昔の日記をひも解きましたらですよ、あの方けっこう連投される方なんですよ。
でもそういう時なんかはね当然書くことがあるわけ。
だからそんな時はさぁ、もう文面が書こうという気迫で泡立つちゃって泡立っちゃって、もうもうもう瘴気(しょうき)ぷんぷんなわけですよ。
あぁいう時のあの方の文章は間違えたって他人に大変だなんてひとっつも思わせませんね。
まぁだからね、言ってみれば藤村先生、先週は途中で書くことが思いつかんかった、というわけでね。
書くことがある時にはね「この場は誰にも渡さん!」みたいな気迫で二週間でも三週間でもバカみたいに書いてる人ですよ、あの先生はね。
でまぁそんな先生のね、書くことが無い時の要員がオレだよ。
言ってみればさ。
「あ、嬉野くん。きみ今日当番だから。きみやって…」
みたいなね。
でまぁね、先週は、お気の毒なことに先生の頭の中に書くこと無い時にオレがいなかったもんだから大変だった感が日記の文面に出たというね、まぁその程度のことですよ奥さん。
まぁそれにね、先生現在、大量に執筆活動されてますのでね、そういう時は案外日記の腕はふるわないでしょうね、別のところでさんざん書いてるわけだからね。
でもね。
先週の木曜だかにさぁ、書くことに困ってオレの言い回しを真似して書いてる部分があったんだけどね。
あれは読みながら笑ったね。
だってあまりにもオレの書いてるそのままだったから。
「確かにオレ、こう書くよ」みたいなね。
「こういう風に書く」じゃないんだよね。
「こう書く」と思わせるんだよね。本人に。
あの辺のねぇ他人のものをひょいと自分の物にしちゃうとこなんか恐ろしいね。
いや、ほんと恐ろしいのよ。
剽窃の天才だから。
気をつけないと、どんどん持ってかれるのよ。
つーか気をつけてたってどんどん持ってかれるのよ。
へたすっとオレが真似してるみたいなことになってるのよ最終的にはさぁ。
そういう人とね。10年も一緒にいるのよ私は。
気がついたら身ぐるみ剥がされてるなんてことになりかねないわけ。手が早いから。
とにかく自分の作るものを面白くするためなら手段を選ばない人だからね。
まぁそういった意味では客を喜ばせる事に関して生真面目に貪欲な人だよね。
立派なもんです。
と言うことでね、さて、九州。
今回はね、飛行機の旅ではなく地べたを走る列車に乗って札幌から順々に九州まで移動しようと思っておったのですよ。
「呑気に帰ろう」とね、考えていたんです。
だってね久しぶりのまとまった休みでしたからね。
ところが出発の直前に東京まではカミさんと行くということになりましてね。
「あたしも行きたい!」と言い出したわけですよ。うちの奥さんが。
あのぉ皆さんね。
我が家では「カミさんと行くことになった」ということは「バイクで行くことになった」ということを意味するわけですよ。
うちの奥さんは異常なほどのバイク好きですからね。
ですからカミさんが「あたしも行く!」と発言した段階で東京までは列車の旅ではなくバイク旅になったわけですよ。
そこで急浮上したルートが新潟経由ですよ。
まず新潟まではフェリー。その後、新潟港からはカミさんの運転するバイクの後ろに乗ってね、三国峠を越えて東京へ向かう。
でも、これはちょと懐かしいルートだったね。
つまり「サイコロ1」で乗ったあの18時間かかって小樽に着いたフェリーに、今度は逆に小樽から乗って新潟を目指したわけですからね。で、その先は「原付東日本」でミスターさんと大泉さんが必死にカブで越えた三国峠をぼくら夫婦は新潟の方から越えたわけだ。
当時の番組の画像に映ってるガソリンスタンドが、今は廃墟になってしまっていたりね。いろいろ見ましたね。
ということでね、まぁ最初は列車で札幌から仙台、東京と下って行く気だったから新潟なんかは当然ルートに入っていなかった。
でもその新潟でね。
桜が満開だったんですよ奥さん。
良かったなぁ。
桜の時期にはもう遅いかと諦めていたら「今年は大分遅いですよ」と地元の方がおっしゃってましてね。運良く見れたということね。
でも、さすがに新潟の平野部では、桜の花も盛りの時期を過ぎようとしていたけれど、少し山へ入るとちょうど見ごろだったですね。
新潟は米所でしょう、さすがに水田が多い。視界いっぱいに広がってるのよ。
それはね、山の方に高度を上げて行っても同じでね、道の両側には山までも続こうという水田が広がっているわけですよ。
で、その高いところにある水田にはね、ところどころに黒い土を少しばかり覗かせてはいるものの、まだうっすらと皮膜のように雪が表面を白く覆っているわけです。
その白い水田の向こうには屏風のようにそびえる峨々たる山並。
そしてその山々の谷の部分には、まだ雪が白く残る。
残雪の風景ですよ。
これぞ早春ですよ。いわゆるこれが日本の早春の風景ですよ。
その早春の寒々とした残雪の風景を背後に従えて、しかしその中に満開に花を咲かせた桜が凛と立っているわけです。
その景色たるや凄みがあるくらいにきれいだったねぇ。
まだまだ美しいね日本。
田舎に行けば良い景色がたくさん残っているよ、ニッポン。
そんなことを強く思いましたね。
ありがたい旅でしたよ。
じゃ、みなさん、また明日お会いしましょう。
あしたも必ず来んのよー。
つーか、すぐ連休だけどね。
【いよいよ宮城仙台で!どうでしょうさん出店!】
場所は仙台さくら野百貨店さんで!
5月10日(水)から16日(火)まで!
北海道物産展にHTBグッズコーナーが出店!
新グッズ「ユーロ21Tシャツ」も北海道と同時発売!
宮城およびその周辺の東北勢!来月はさくら野百貨店に集結!
●DVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」予約受付中!
発売日&受け渡しは、6月21日水曜日!
予約は全国のローソン・ロッピー端末、並びに道内各HTBグッズ販売店にて!
ロッピー端末商品番号:018180(大岩岩男)
6月21日の発売日からネット通販「HTBオンラインショップ」でも取り扱い開始!
その他詳細はHP上に特設ページが立ち上がっております!
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●新潟NT21さん→5月25日から7月13日まで。
その後は「どうでしょうクラシック」が新たにスタート!
●ABN長野朝日放送さん→5月23日から毎週火曜24:45?
まずは「ジャングルリベンジ全7話」それに続いて「2005年新作」の放送が決定!
●CTC千葉テレビさん→5月1日?6月19日まで毎週月曜24:25?
●EAT愛媛朝日さん→4月26日から放送。6/21からは「クラシック」がスタート!
(17:03 嬉野)