藤村

6月29日水曜日。久しぶりの藤村でございます。
DVD第16弾の編集作業が佳境に入っております。「原付東日本」の編集はすでに終了し、現在「夏野菜」の最終夜を編集中。
やっぱりねぇ、「夏野菜」はおもしろい。これはほんとにね、「DVD」として残しておく価値はありますよ。テレビで放送したものよりも、DVD版は未公開のトークがかなり入っております。楽しみに待っていてください。
楽しみといえば今回から、「予約特典」のオマケが、ポストカードから「フィギュア」といいますか「ストラップ」に変わりました。
「夏野菜」の第一夜に出てくる「どうでしょう農園開墾予定地」と書かれた段ボールの看板を忠実に再現したフィギュアが、予約特典となります。これはねぇ、かなり魅力!であります。
製作は、「水曜どうでしょう」フィギュアシリーズを一緒に作っているユニオン・クリエイティブさん。
DVDの発売と同時に全国のローソン店頭で発売されるフィギュアシリーズも今回で「其の三」。
ラインナップがねぇ、いいですよ。中でも、「シェフ大泉」の中に出てくる「備前焼の藤村」のフィギュアは絶品でございます。なんせ、実物の「備前焼の藤村」を、ものすごい高精度でキャプチャーして、実物とまったく同じ形状を再現しておりますから。
あなたのお手元に!夢の備前焼の藤村が!
今回のDVDは「原付」と「シェフ大泉」という黄金のカップリングで、その上、予約特典の「開墾予定地看板」フィギュアは限定数の生産ですから、かなり早い段階で第一回目の予約受付が終了してしまう可能性があります。
今回ばかりは、本当に早めに予約をしておいた方がよろしいかと。
以上、出てくれば営業ばかりの藤村でございました!
さぁー編集編集!
(16:38 藤村)

藤村

6月2日木曜日。藤村でございます。
先にお知らせをいくつか。
昨日から予約が開始されました「文久目覚まし」に、えらい勢いで予約が入っているとのことでございます。「目覚まし」というには、ちょっと長い音声(というか一部は腹太鼓ですが)が4種類と、普通のアラーム音も1種類入っておりますので、お値段も多少はるものになってしまって。ただ、これはシャレで作っておこうと思いまして。
同じく昨日から発売された「福助ベアブリック」も残りわずかとのことでございます。
あと、2005年の1年間の日記をまとめた「日記本4」の上巻・下巻が現在、予約受付中でございます。
2005年といえば、あの「水曜どうでしょう祭」が真駒内で開催された年。また「どうでしょう本2」なんかも作った年でした。毎日の日記もずいぶん盛況をきわめておりまして、今回は1年分を一気に読んでもらいたいということで、上下巻同時発売となっております。
お気に召しましたらぜひ。
さて、先日の新聞に「屋根の上の船 解体進む」という記事がありました。
岩手県大槌町。津波で民宿の屋根の上に載ってしまった船が陸におろされて、いよいよ解体作業が進んでいるという話です。
津波の恐ろしさ、すさまじさがわかる象徴的なものとして、誰もが見たことのある、あの風景。
今回の震災を後世に伝えるためにも「あの建物と船を保存すべきだ」という意見がある一方、「被災者の心情を考えれば、いつまでも傷跡を残しておくわけにはいかない」という考えです。
両者の意見は、ともに間違ってはいないと思います。どっちも正しい。
でも役所は、保存すべきか、解体すべきか、どちらかの判断を下さなければならない。どっちも正しいけれども、現時点ではどちらかの判断を下さなければならない。
で、役所は「解体」という判断を下しました。
判断の基準となったのは、「今」の被災者の心情を考えて、ということです。
先日、広島に行きました。
お恥ずかしい話ではありますが、私は今回、生まれて初めて原爆資料館を見に行きました。
1945年8月6日。
人類が初めて、核分裂を利用した兵器を使った日。
あの日、広島の上空6百メートルで、原子力爆弾が炸裂しました。爆弾は放射線をまき散らし、2千度という猛烈な熱量を放出して、一瞬のうちに広島の中心部をすべて焼き尽くしました。
でもそんな大惨事の中で、爆心地からほど近い、ある建物だけが、奇跡的に原型を残しておりました。
当時の広島の人たちは、その建物を横目に見つつ、でも身の回りのことに手一杯で、その建物のことなんか、かまっていられなかったんだと思います
ようやく20年以上が経過した1967年。
あの日以来、ずーっと放っておかれたその建物が、未来に渡って保村されることが正式に決まりました。その建物は、上部に特徴的なドーム型の屋根があったことから、「原爆ドーム」と名付けられました。
あの日から、66年が経とうとしている今も、原爆ドームは当時の形を残したまま、そこにあります。
今でもそこにある。
教科書にのっている「広島に原爆が投下されました」という事実が、形として、今でもそこにあり続けている。
もし、当時の広島の人たちに、あの建物を解体する力があったのなら、たぶんすぐにでも解体していたと思います。だって、その建物を見るたび、あのときの恐怖がよみがえってくるから。そんなことよりも、「次」を見なければいけないから。
でも、当時の広島の人たちにはそんな余力がなかった。
それが20年経って、ようやく広島の人たちに、「これを残しておくべきだ」という精神的な余力が生まれた。20年が経って、「あのときの恐怖を消し去りたい」という気持ちよりも、「あのときの恐怖を未来に残しておかなければならない」という気持ちの方が強くなった。
それでぼくらは、66年が経過した「今」も、原爆ドームの前に立てば、あの日のことを、我がことのように感じることができる。
そして「今」、あらためて思う。
いかなる理由があろうとも、何十万人という人間を、一瞬で消し去ってしまうような原子力爆弾を作ってはいけない。いかなる理由があろうとも、未来永劫、日本人として、「絶対にやってはいけないこと」がある。
そう強く思う。
今の日本には、解体したいと思ったらすぐに解体できる力があります。重機の手配さえできれば、なんだって壊すことができる。66年前の日本にはなかった力です。そんな力をわれわれは持っている。「今」に必死で、「今」しか見ることが出来なかった66年前とは違って、「今そこにあるもの」を、いとも簡単になくしてしまう力があります。原子力を、発電という便利な方法に変える力すら持っています。
だからこそ、ぼくらは昔の人たちよりも、もっと考えることが必要なんだと思います。「今」のことだけではなく、「未来」をも見ておかないと、いとも簡単に壊し、いとも簡単に作ることができてしまいます。66年前の人々よりも、目先の感情や利益ではなく、もっと知的に想像する力を持たなければいけないんだと思います。
何か重大な判断を迫られたとき。
ぼくらが「今」ではなく「未来」を、「自分の明日」ではなく「将来を生きる子供たちにとってどうか」ということを考えたらどうか。
そうなればぼくは、迷うことなく様々な判断ができると思います。
いつか遠い将来、「あなたたちの判断のおかげで、今の私たちがいます」と、そう言われるとしたら、ぼくらは「カッコよかったな」と思います。
カッコよくありたいですよ。本当の意味で。
ではまた明日!
【大泉さん長女誕生おめでとう!日記】
5月31日火曜日。藤村でございます。
おとつい、46歳の誕生日を迎えまして、掲示板には数多くのお祝いコメントを頂戴いたしましてね、いやいや、有難いやらお恥ずかしいやらと、頭をかいておりましたところ、
なんですか、その翌日には、「大泉洋氏に長女誕生!」とのビッグニュースが舞い込んでまいりまして、もはや「中年サラリーマンの誕生祝い」などというのは、ものの見事に消し飛んで、「大泉さんおめでとう!」「いよいよパパですか!」的な大祝賀ムード一色となりましてね。
いやいや、そーですかそーですか、ねぇー、私の誕生日の翌日が、大泉さんの娘の誕生日ということですかぁー。
これはもう、どうしたって藤村さんの誕生日も忘れないということですね。
だって娘の誕生日の前の日なんだから。
これからもう5月30日になったらね、大泉さん自らが声を張り上げてね、「♪はっぴ、ばーすでー○○ちゃぁーん」なんて歌うんでしょうけどもね、その前に必ず一家でね、お世話になった藤村さんに対し、同じく「♪はっぴ、ばーすでーふじむらさぁーん」とね、歌うことも忘れてはいけませんよ。
だって、おれの誕生日の翌日なんだから、おめんとこの娘の誕生日は。
これからもう5月30日になったらね、「ほーら!○○ちゃぁーん、お人形さんだよぉー」なんつってね、プレゼントを贈るんでしょうけどもね、その前に必ず私のとこへもね、「ふじむらさん、いつもお世話になっております」と、多少の物品をね、贈与するぐらいの心遣いも忘れてはいけませんよ。
だって、おめんとこの娘の誕生日プレゼントを買いに行くときにはだ、どうしたっておれの誕生日だって頭に浮かぶはずでしょう。おれの誕生日が頭に浮かんでいるのにだ、それを無視して、てめんとこの娘の誕生祝いばかりを派手にやってたらこれ、世間は「大泉冷たいじゃないかー」って、思いますよ。
いやいや、おれの誕生日なんか忘れてるってんなら別にいいんですよ。んな、おっさんの誕生日なんかいちいち覚えてるほうが気持ち悪い。「誕生日を忘れるな」なんて、そんなことをね、ぼくは言ってるんじゃない。今までだって別に、誕生日に何らかのお祝いのしるし的なものを要求したことがあるかい?ないだろう?だって、別に誕生日なんか忘れてると思ったからさ。
しかし、だ。
今年から事情が変わっちゃったな。
だって、おめんとこの娘の誕生日の前の日が、おれの誕生日なんだから。どうしたって忘れることはできないもんね。
5月29日は藤村さんの誕生日。
5月30日はおめんとこの娘の誕生日。
これはもうね、変えられない。どうしたって変えられないよぉ。
おーい、おおいずみー、言っとくぞぉー。
娘の誕生日を気持ちよく祝いたいんなら、おれのことをまず盛大に祝え!
これから毎年だぞ!
とりあえずおめんとこの娘が成人するまでだ。
じゃなかったら、娘の誕生日にロケぶつけてやるぞ。「今年も新作だぁー」かなんか言って、毎年ジャングルの小屋かなんかで、おれの誕生会かなんか開いて、おめぇーの「日本に帰りてぇー」っていう悲痛な叫びをだ、全国に発信してやるぞぉー。
物心ついた娘からはだ、
「パパはどうしてわたしの誕生日にいつもいてくれないの?」
なんて言われてだ
「いや、あれはパパのお仕事なんだ」
「パパのお仕事って!ヒゲのおじさんの誕生会に行くことなの!」
「いや・・・」
「ジャングルの小屋で泣きながらハッピーバースデーを歌うのが
パパの仕事なの!」
「いや・・・」
「どうして断ってくれないの!」
「・・・なんか、すごく人気がある企画になっちゃったんだ」
「パパはわたしよりヒゲのほうが大事なんだね!」
なぁーんてことになっちゃうぞぉー。
これを書いている時点でだ、おれの頭の中では「ジャングルでふじむらの誕生日パーティー」っていう企画があらかた出来上がってきてるぞー。ジャングルの小屋でだ、きみが三角の厚紙の帽子をかぶってだ、泣きながらおれのために「ハッピーバースデー」を歌う姿が浮かんでるよぉーぼくには。
来年の今ごろはジャングルかぁー。
楽しそうだなぁー。
むはははははは。
大泉くん、おめでとう!
いいお父さんになってね!
うはははははは!
おめんとこの娘に靴でも買ってやるよー。マレーシアでな。
むはははははは!
【「HTBきせかえ500」に新作きせかえ登場】
「どうでしょうきせかえ#2」の和風テイストを継承しつつ、さらにこう、いい感じになったのではないかと。
私はすでに試作版をダウンロードして使っておりますが、実に工夫が細かい。最新作にちなんだイラストがさっそく登場しておりますし、待受画面は時間と連動して、夜になると西表島の「寝釣り」の場面がたまーに出てくる。メニュー画面は、コスタリカをイメージしておりまして、写真家が動物を撮っておるんですが、たまーに色鮮やかなケツァールが飛んでくる・・・とか。
デザインも見ていて飽きない。
配信開始は5月31日午前11時から。
(21:31 藤村)

藤村

5月31日月曜日。藤村でございます。
おとつい、46歳の誕生日を迎えまして、掲示板には数多くのお祝いコメントを頂戴いたしましてね、いやいや、有難いやらお恥ずかしいやらと、頭をかいておりましたところ、
なんですか、その翌日には、「大泉洋氏に長女誕生!」とのビッグニュースが舞い込んでまいりまして、もはや「中年サラリーマンの誕生祝い」などというのは、ものの見事に消し飛んで、「大泉さんおもでとう!」「いよいよパパですか!」的な大祝賀ムード一色となりましてね。
いやいや、そーですかそーですか、ねぇー、私の誕生日の翌日が、大泉さんの娘の誕生日ということですかぁー。
これはもう、どうしたって藤村さんの誕生日も忘れないということですね。
だって娘の誕生日の前の日なんだから。
これからもう5月30日になったらね、大泉さん自らが声を張り上げてね、「♪はっぴ、ばーすでー○○ちゃぁーん」なんて歌うんでしょうけどもね、その前に必ず一家でね、お世話になった藤村さんに対し、同じく「♪はっぴ、ばーすでーふじむらさぁーん」とね、歌うことも忘れてはいけませんよ。
だって、おれの誕生日の翌日なんだから、おめんとこの娘の誕生日は。
これからもう5月30日になったらね、「ほーら!○○ちゃぁーん、お人形さんだよぉー」なんつってね、プレゼントを贈るんでしょうけどもね、その前に必ず私のとこへもね、「ふじむらさん、いつもお世話になっております」と、多少の物品をね、贈与するぐらいの心遣いも忘れてはいけませんよ。
だって、おめんとこの娘の誕生日プレゼントを買いに行くときにはだ、どうしたっておれの誕生日だって頭に浮かぶはずでしょう。おれの誕生日が頭に浮かんでいるのにだ、それを無視して、てめんとこの娘の誕生祝いばかりを派手にやってたらこれ、世間は「大泉冷たいじゃないかー」って、思いますよ。
いやいや、おれの誕生日なんか忘れてるってんなら別にいいんですよ。んな、おっさんの誕生日なんかいちいち覚えてるほうが気持ち悪い。「誕生日を忘れるな」なんて、そんなことをね、ぼくは言ってるんじゃない。今までだって別に、誕生日に何らかのお祝いのしるし的なものを要求したことがあるかい?ないだろう?だって、別に誕生日なんか忘れてると思ったからさ。
しかし、だ。
今年から事情が変わっちゃったな。
だって、おめんとこの娘の誕生日の前の日が、おれの誕生日なんだから。どうしたって忘れることはできないもんね。
5月29日は藤村さんの誕生日。
5月30日はおめんとこの娘の誕生日。
これはもうね、変えられない。どうしたって変えられないよぉ。
おーい、おおいずみー、言っとくぞぉー。
娘の誕生日を気持ちよく祝いたいんなら、おれのことをまず盛大に祝え!
これから毎年だぞ!
とりあえずおめんとこの娘が成人するまでだ。
じゃなかったら、娘の誕生日にロケぶつけてやるぞ。「今年も新作だぁー」かなんか言って、毎年ジャングルの小屋かなんかで、おれの誕生会かなんか開いて、おめぇーの「日本に帰りてぇー」っていう悲痛な叫びをだ、全国に発信してやるぞぉー。
物心ついた娘からはだ、
「パパはどうしてわたしの誕生日にいつもいてくれないの?」
なんて言われてだ
「いや、あれはパパのお仕事なんだ」
「パパのお仕事って!ヒゲのおじさんの誕生会に行くことなの!」
「いや・・・」
「ジャングルの小屋で泣きながらハッピーバースデーを歌うのが
パパの仕事なの!」
「いや・・・」
「どうして断ってくれないの!」
「・・・なんか、すごく人気がある企画になっちゃったんだ」
「パパはわたしよりヒゲのほうが大事なんだね!」
なぁーんてことになっちゃうぞぉー。
これを書いている時点でだ、おれの頭の中では「ジャングルでふじむらの誕生日パーティー」っていう企画があらかた出来上がってきてるぞー。ジャングルの小屋でだ、きみが三角の厚紙の帽子をかぶってだ、泣きながらおれのために「ハッピーバースデー」を歌う姿が浮かんでるよぉーぼくには。
来年の今ごろはジャングルかぁー。
楽しそうだなぁー。
むはははははは。
大泉くん、おめでとう!
いいお父さんになってね!
うはははははは!
おめんとこの娘に靴でも買ってやるよー。マレーシアでな。
むはははははは!
【「HTBきせかえ500」に新作きせかえ登場】
「どうでしょうきせかえ#2」の和風テイストを継承しつつ、さらにこう、いい感じになったのではないかと。
私はすでに試作版をダウンロードして使っておりますが、実に工夫が細かい。最新作にちなんだイラストがさっそく登場しておりますし、待受画面は時間と連動して、夜になると西表島の「寝釣り」の場面がたまーに出てくる。メニュー画面は、コスタリカをイメージしておりまして、写真家が動物を撮っておるんですが、たまーに色鮮やかなケツァールが飛んでくる・・・とか。
デザインも見ていて飽きない。
配信開始は5月31日午前11時から。
(16:01 藤村)

藤村

5月26日木曜日。藤村でございます。
先週はわたくし、広島に行っておりました。中国・四国地方の映像プロダクションの総会に呼ばれまして、いろいろと話をしてまいりました。
広島に「アグレッシブですけど何か?」という深夜のバラエティー番組があります。
それを作っている金井くんというディレクターとは、何度も酒を酌み交わし(金井くんはまったく飲めない男ではありますが)、番組作りの話をいろいろとしております。
いつのまにやら私も四十中盤で、この年齢の現場ディレクターというのは、めっきり少なくなりまして、だから話といっても、後輩である彼の悩みを聞くことが多いわけでありますが。
そんな彼が、
「自分の番組のDVDを出したい」
と言いまして、それに対して私が答えたのは、
「それは自分が作りたいからか?」と。
「会社ではなく、ビジネスではなく、あくまでも現場ディレクターの『作りたい』という熱情がまずなければ、作る意味はないと思うよ」と。
すでにテレビ放送で見ているものを、わざわざDVDという形にしてもう一度お客さんに見てもらう。そんな衝動をお客さんに起こしてもらうためには、まず作る側に相当な熱情がなければ、お客さんはきっと振り向いてはくれない。見てもらいたいという熱情があれば、きっと手を変え品を変え、見てもらうための工夫を、誰に言われなくても、時間がかかっても、ディレクターが自分でどんどんするはずで。それではじめて、お客さんに「買ってみるか」と、少しぐらいは思ってもらえるかもしれない。まずそこがなければ、作っても見てもらえない。
そしたら、「はい、ぼくが作りたいんです」と。
「だったらいいと思うよ」と。「まぁ最初は売れないけど、熱情があれば、いつかお客さんに届くから」と。
熱情は人一倍強いが、悩みも多い金井くんが、必死こいて作った「アグレッシブですけど何か?」(広島ホームテレビ)のDVDが本日5月26日から発売となります。
同じ現場ディレクターとして、心から応援しております。
特に!広島のみなさんは、是非見ていただければと。よろしくお願いします!
で、あの「どうでしょう」さんからもお知らせ。
携帯の「HTBきせかえ500」に、新作きせかえが登場いたします。
「どうでしょうきせかえ#2」の和風テイストを継承しつつ、さらにこう、いい感じになったのではないかと。
私はすでに試作版をダウンロードして使っておりますが、実に工夫が細かい。最新作にちなんだイラストがさっそく登場しておりますし、待受画面は時間と連動して、夜になると西表島の「寝釣り」の場面がたまーに出てくる。メニュー画面は、コスタリカをイメージしておりまして、写真家が動物を撮っておるんですが、たまーに色鮮やかなケツァールが飛んでくる・・・とか。
デザインも見ていて飽きない。
配信開始は来週、5月31日午前11時からとなっております。
わたくしは現在、DVD第16弾「原付東日本/シェフ大泉夏野菜」の編集中。
本日は、あの「だるま屋ウィリー事件」を編集しております。
あの衝撃は、10年以上たった今でも、まったく色あせません!
よし、今日もどうでしょうはおもしろかった!
明日からまた出張です。では皆の衆、また来週!
↓嬉野先生の昨日のすごい長い日記。
2011年5月25日(水)
はい嬉野です。
つい、このまえのことですがね奥さん。
わたしゃ東京に用事が出来ましてね。
千歳空港から飛行機に乗って行ったんですよ。
ほら、出張というやつですよ、いわゆるね。
御主人も行かれるでしょう?出張。ねぇ。
私もね、そんなことで飛行機に乗ってね、
行ったわけですよ。あの日ね。
いやここ数年ね、
急に出張が多くなりましてね、
飛行機にも乗る機会が頻繁でね。
しかしアレですねぇ奥さん。
この頃の世間のサービスと言うのはですよ、
あれはなんでしょうね、
言葉遣いと態度がね、えらく丁寧でね、
もうもう、飛行機に乗り込む前から降りるまで、
本当にみなさん頭を下げられるんですよ、
こっちとしては申し訳ないくらいでね、
やめて欲しいくらいですよ。
ほんとにね。
あの日もそうでした。
あの日も御丁寧な言葉漬けの状態でね、
わたしゃ、飛行機に乗ったんですが。
さぁ、それが着陸ということになってね、
機長より不意のアナウンスがありまして。
飛行場から、
緊急なお知らせがあったといういことですよ。
聞けばですよ、
なんでも、
滑走路にね、
物が置かれているので、
着陸を見合わせるように指示があったという事でね、
これより上空を旋回して空中で待機いたしますということでしたよ、
「お急ぎのところ、お客様方には、まことに御迷惑をおかけして申し訳ございませんが…なんだかんで…どうのこうので…」とね、
御丁寧な調子で、くどくどありましてね、
しかしながらね、
まぁこちらとしてはですよ、
仕事には余裕を持ったスケジューリングをする方ですから、
多少遅れたところで行路に支障はないわけでね、
それよりかは、もう、
事故の無いのが一番ありがたいに決まっているわけですよ。
ちゃんと無事に降ろしていただければなんの文句もないわけで、
それでもね、
30分くらい上空を旋回していましたかしら、
さすがに、
「あら、わりに長いね」と思う程度にはね、
旋回していましたね。
でまぁ、その後、
滑走路の片付けも無事に終わったのでしょうね、
その旨、また機長から例の調子でご丁寧なアナウンスがありましてね、
でまぁ、こちらとしては、無事に降ろしていただけさえすれば、
なんの文句も無いどころか、感謝なのに、
いちいち詫びていただかなくても…、
なんてなことを思ってるうちに、
飛行機は見事な腕前で滑走路に着陸いたしまして、
そうしましたら奥さん、
今度は、いわゆる例のね、
自走式のタラップというんですか?
あの飛行機の出口を空港ビルに直結させる廊下あるじゃないですか、
あれが、なんだかの事情で、こちらへ向かうのが遅れていますというアナウンスがね、
また機長の方から、丁寧な口調でね、くどくどとありまして、
「お急ぎのところ、お客様には、えぇ〜」「大変御迷惑をおかけして、どうのこうのぉ〜」と、「え〜」とか、「う〜」とか、無秩序に交えながら長々とありまして、
で、もって、いっこうにドアは開かない。
その辺りからでしょうか?
妙な感情が私の胸の中に湧き立って来る予感がありましたね、
なんなんでしょう?
苛立ちですか?
いや、
でもね奥さん、
苛立つ理由なんかないんですよ、どこにも。
だって私は、時間に余裕があるんだし、
機長は見事な腕前で着陸してくれたし、
なんの文句もない、
ただね、タラップがこないの、
それもね、結局、30分くらいこないの、
でね、
来ないから機長も気を使ったのかね、
盛んにアナウンスを入れてくれるんだけど、
そのアナウンスが例の御丁寧なアナウンスでしょ、
「お急ぎのところ、お客様には大変ご迷惑を…あぁ〜、こう〜なんだかんだ…、」と。
それを聞くうちにね、
どうしたのかしら、
イラつく自分がいるのよね、
いや不思議なの、
自分でも分からないのよ、
私がイラつく動機が。
だって、あんなに丁寧に謝ってくれてんのによ
それに対して怒りが出てくるってどういうことよ、
もうもう自分でも自分の感情の意味が分からないのよ。
そうこうしてたらね、
また、機長からのアナウンスが入ってね、
タラップはもう来ません、代わりにバスが来ますっていうのよ、
そして、
「お急ぎのところ、お客様には大変御迷惑をおかけして、まことに申し訳ございませんが…、」ってまた始まんの。
でね、
気がついたらね、
猛烈に腹を立ててる自分がいたの。
もうね、自分でも分からないのよ奥さん、
私の怒りの理由がさぁ、
だって、機長は見事な腕前で着陸してくれたのよ、
それに遅れたのはまったくもって機長のせいじゃないのよ、
わたしゃ、感謝したいくらいなの、
なのに、なんだか、下りる頃にはものすごく怒っちゃってる私がいるの…。
火のないところに煙は立たないなんていうけど、
この場合まったくなんにもなかったのよ、
怒る理由は。
なのに、
なにがどうなったのか、
腹たって腹たってしかたがないという精神状態でね、
「バスなんか呼びやがって…」と、
にがりきっちゃった感じで、わたしゃ飛行機の階段を下りてたのよ、
してそのままバスに乗ったの。
バスはもう満員よ、
「なんだよ、この満員のバスわぁ!」
という感じでね、
こっちは、わけの分からん怒りの炎を燃やしながらバスに乗るでしょ、
したらバスの運転手さんがね、
プシューッとドア閉めてね、
ぶっきらぼうなさぁ、
気を使う気も無いようなぼそぼそ声でさぁ、
言うのよ、
ただひと言、
「はい、バス発車ぁ」
って、
言ったの、ぶっきらぼうに、
して、いきなり動かすの、
バスをよ、
して言うのよ、
「発車のさいゆれま〜す」って、
言った瞬間、すんごいぐあいに揺れるの、バスが。
その時、その運転手さんのね、
その、ぶっきらぼうな言葉遣いと、
ぞんざいな対応にね、
私は、心底ホッとしてたの。
おかしなことを言うようだけど。
私の気持ちはもう素直に、
「よろしくおねがいしまーす」
みたいな感じでね、
身分の低い私として、
いつもどおりに対応してたのね。
そうしたらさぁ奥さん、
私の意味不明だった怒りが見事に鎮火してたのよ。
あんなに腹立ててたはずだったのに。
なんかそうだったの。
スッとしてホッとしたのよ。
鎖が解けたように。
私は思ったの、
きっとね、
「私が、あんなに丁重に扱われることに意味が無い」と、
私は、ずっと思っていたんじゃないだろうかとね。
だって、殿様じゃないだよ、わたしゃ。
だから、不意にね、
バスに乗ったときにね、
運転手さんから、ぞんざいにね、
いつもの世間のラフな言葉の雰囲気で扱われてさぁ、
やっと低い身分の自分を、
そういう普段どおりの者として、
正しく対応してくれる人に出会えてね、
私は、やっと我に戻ることができてね、
きっとホッとしたんだなぁって思ったの。
だって、あっさり気分が落ち着いたからね。
あれはつまりね奥さん、
魔法が解けた瞬間だったんだろうと思うよ。
周りから、
すんごく丁重に扱われているうちに、
私は、悪い魔法に掛かっていったのかなぁと思うのよ奥さん。
魔法にかかってね、
そうして、だんだん、言葉遣いや、態度だけじゃ満足できなくなってね、
我がまま言いたくなっていったんじゃないかしらね。
「おまえらは、言葉遣いと態度だけは、ものすごく気を使ってるが、結局、段取りが、ひとつもすんなり行かないじゃないか!」
「なにをもたもたしてるんだ!責任をとれ!」みたいなね。
そんなことを身分不相応に私は思ってしまっていたような気がするの、
あれってさぁ、
だから悪い魔法に掛けられてしまってたってことじゃないのかなぁと、
あの日、バスの中で揺らされながら思ったの。
世間が、殿様でもない私らを殿様みたいに扱ってくるから、
殿様みたく扱われ馴れするうちに、
私らは殿様でも無いのに気持ちが殿様になっちゃう。
でも、別に殿様じゃないから、
なんの力も無いままなわけです。
当たり前ですけどね。
でも魔法のせいで「気分は殿様」になっているから、
結局、力は与えられないじゃないか!って思ってしまう、
わがままな怒りが養われてしまうと、
知らぬ間に「気分はすっかり暴君」になっちゃう。
あれは悪い魔法に掛かっているということだよね。
今の世の中は、そういう魔法が不用意にそこここにある。
もちろん、だれも、
魔法を掛けようとは思っていない。
ただ、不用意に呪文を唱えているのだと思う。
過度に「丁重に扱う」というという「呪文」ね。
それが横行してるもんだから、
知らぬうちに、日本のあちこちで、
魔法に掛かった暴君が生まれ育っているのではないのかなぁ。
とまぁ、そんなことを思ったのです。
怖い怖い。
ですからね、
飛行機に乗せていただいて、
何よりありがたいのは、
無事に運んでいただくということに尽きるということをね、
世間は今一度、認識を新たに表明したほうが好いのではないかなぁと思いました。
飛行機を運航される側のみなさんに、
安全運行以外のことにまで気を遣っていただくのは申し訳ない。
我々お客への対応はアッサリで結構だと思います。
そんなことには、どうぞあまり気を遣わないでいただいて、
機長さんを始としたスタッフのみなさんには、
リラックスしていただいて、
連絡事項は、あくまでも事務的にアナウンスしてもらえればと思います。
とくに御自分のせいではないことに、
責任を感じてお詫びになるようなことは、
ないと思いますです、はい。
もしね、
丁重な対応をしないと怒るという人がおられるならば、
その方は、おそらく、
そうとう魔法に掛かっておられる「暴君になってしまって戻れなくなっておられる方」じゃなかろうかと、
私は怪しむのですよ奥さん。
奥さんは、どう思われます?
おや?
誰も返事をしないねぇ?
あれ、
もう誰もついてきていないじゃないのよ?
長すぎた?
聞くだけ野暮?
まぁいいや。
それでは諸君。本日も各自の持ち場で奮闘されたし!
だれも聞いちゃいないねぇな。
では、また明日。
解散!
(18:54 藤村)

藤村

5月13日金曜日。本日も藤村でございます。
次回DVD第16弾の編集をしておりまして、本日は「原付東日本縦断」の第二夜を終えました。
群馬県と新潟県の県境にある三国峠で、ミスターのカブにアクシデントが起こるという、どうでしょうらしからぬ緊迫感のある回であります。
「新作」の編集を終えて、そのまま「原付東日本」の編集に入るというのは、これは実に感慨深い。
あのころみんな若かった
しかし
やってることは本当に変わらない
というのを再確認しております。
未公開シーンをたっぷり盛り込んで編集中。
どうぞお楽しみに。
えーひとつ、新たなグッズのご紹介であります。
「ベアブリック」というのをご存じでありましょうか。
クマの形をした小さなフィギュアでありますが、コレがわたくし好きで。
もう2年近く前から、ベアブリックの「水曜どうでしょう版」の製作を進めておりまして、それがようやく出来上がりました。
オープニングの「福助さん」をそのまんまクマの形にした、たいへんキュートなベアブリック。
週明けにグッズページに実物写真ほか詳細発表であります。
えー、そして、「新作」をすでにご覧のみなさまへ。
えー、「文久目覚まし時計」、鋭意製作中!であります。
さて、来週は出張で不在となります。
皆の衆におかれましては、元気に、各自の持ち場で変わらぬ奮闘を!
では本日、解散!
(21:08 藤村)

藤村

5月12日木曜日。藤村でございます。
昨夜、北海道内とビデオオンデマンドの配信では、2011年最新作の「第11夜」が放送となりました。
大泉洋さんのマニアックなものまねオンパレード、いかがでしたでしょうか。
そして次週が、いよいよ「最終夜」でございます。
ということで今回の新作は、どうでしょう史上最長の全12回。
一回のロケでビシッとワンクール、3か月間の放送となりました。
長いようで、「もう終わっちゃうのか」という一抹の寂しさもございますが、どうぞ最後のゴールまでしかと見届けていただきたいと存じます。
さて、携帯版のサイトにある「メッセージ壁紙ダウンロード」のコーナーに豪華な1枚が加わりました。
DVD第13弾からオープニングアニメーションを作ってくれている「プロダクションIG」さんと、わたくしと嬉野先生がお悩み相談を連載している雑誌「電脳ゲームス」さんとのコラボ企画の1枚。原画を書いてくれているのは、DVDのオープニングアニメも描いてくれている生粋のどうバカ浅野恭司くんであります。
楽しげな絵に仕上がっております。どうぞご覧ください。
えーわたくし案外と洋服が好きで。
安物は買わないといいますか、量産されているような服はあんまり買わなくて。で、なるべく日本製を買うようにしておりまして。
でもそうなると必然的に値段は高いので、家を改築するのにまたローンを組んでしまったサラリーマンにはなかなか買えないので、ほとんどが古着屋、リサイクルショップで買うか、50%オフぐらいになった季節外れの物を買うんですよ。
新着の新品を正価で買ったことがほとんどない。
でも、パンツと靴下だけは、やはり新品を買うわけで、そうなるとどうしても量販店の「3枚990円!」のお世話になるわけです。
たぶん、もの心ついたころから、わたくしは「3枚いくら!」のパンツと靴下しかはいたことがない。
それが先日、前から気になっていた麻製品を扱う奈良のお店が札幌に出店しまして、そこで、靴下を買ったんです。
麻の靴下。もちろん日本製。
1足、1800円!
高いですよ!
今までの靴下なら6足買えますもの。
しかし、だ。
1800円だ。よく考えたら、別に買えない値段じゃない。
1回飲みに行ったら1800円じゃ済まないもの。
で、買ったわけですよ。
いいだろう!このぐらいは!と。
で、その麻の靴下をはいたらですよ、わたしは今まで知らなかった世界を体験しましたよ。
足元にですねぇ、爽やかな風が吹くんですよ。
靴をぬぐと、すわ~っとした風があたるんですよ。いやほんとに。
あのねぇ、蒸れ蒸れギトギト世代のおっさんサラリーマンは、絶対に、安物の靴下じゃなくて、ちょっと高いやつ買ったほうがいいですよ。
いや、むしろ靴下こそ一番、品質にこだわるべきだと、わたくし強く思いました。
足元がほんとに気持ちよくなりますから。
安物の靴下をいっぱい買うより、ちゃんとした麻の靴下を5足そろえること、わたくしの今の目標はそれです。
よし、靴下を買うためにまた明日もがんばろう!
じゃ、本日も終了!
(21:37 藤村)

藤村

5月10日火曜日。藤村でございます。
先月、東京に出張しておりまして。
そんで夜の街を歩きますと、以前と比べてずいぶんと薄暗い。
派手なネオンサインや街角のスピーカーからガンガン流れていた音楽は、計画停電の影響と、そして自粛ムードの中で、なりを潜めておりました。
でも東京の人たちは口々に、
「薄暗くてもまったく問題はない。むしろ、このぐらいがいい」
と、言っておりました。
しかし、数日を過ごすうちに、渋谷交差点あたりでは徐々に音楽が鳴り、またうるさくなり始めておりました。
自粛がそろそろとけた、ということなんでしょうか。
「自粛」・・・
今回の場合、派手なネオンサインやガンガン鳴り響く街角のスピーカーは、そもそも「自粛」ではなく、「節電」という大きな理由があったはずです。
自粛をとくのはそれぞれの判断でしょうが、「節電」がとけるのは、「電力がすべて復旧したとき」、になります。
「電力がすべて復旧したとき」、とはつまり、「原子力発電所を含めた電力供給源が今までと同じく稼働するとき」ということになります。
そこを間違ってはいけないと思います。
社会の人々は今、「原子力発電所が今までと同じく稼働すること」を求めているのでしょうか。
もし、そうではなく、「もう原発には頼らない社会」を求めているのだとしたら、これからも「節電」は続けなくてはいけません。
「節電」を「自粛」という言葉にすりかえて、「さぁ!そろそろ自粛ムードを振り払って、街に明かりを取り戻しましょう!」という動きに、なんとなくなっているとしたら、それはすなわち、「今までと同じく原発を利用しましょう」と言っているに等しいということです。
私は最近、すっかり早寝早起きになりました。
テレビも夜中まで見なくなりました。
街角のネオンが消えていても、別に寂しいとは思いません。むしろ、いい感じだと私も思います。
もう地震はいらない。
もう津波はいらない。
もう原発はいらない。
この中でひとつだけ、自分たちの力でなくせるものがあるんです。
「自粛」という言葉は、私は今、大きらいです。
(18:44 藤村)

藤村

5月9日月曜日。藤村でございます。
「ウラ」にDVD第15弾「アメリカ横断」のシークレットの出し方をアップしておきました。ご覧ください。
私は、連休前に「新作」の編集をすべて終え、連休明けの今日から、秋に発売予定のDVD第16弾の編集に入っております。
次のDVDはいよいよ!
「だるま屋ウィリー事件」で有名な名作「原付東日本縦断ラリー(全5夜)」と、「パイ食わねぇか」で有名な名作「シェフ大泉・夏野菜スペシャル(全4夜)」という超人気企画の2本立て!であります。
本日、さっそく「原付東日本」の第一夜の編集に取り掛かりました。
時は1999年6月25日。場所は東京・銀座の交差点からお話が始まります。
こちらの作品は現在、「どうでしょうクラシック」の放送ラインナップから外れているため、観たことがない人もいるかもしれませんな。
衝撃の名場面「だるま屋ウィリー事件」の全容が、これでようやくご覧になれると。
こちらは北海道での放送当時、「熱闘甲子園」の編成が急きょ変更になったために放送時間が変わり、「だるま屋ウィリー事件」が見られなかったという苦情が殺到いたしまして、翌週の日曜日かなにかの夜にもう一度放送したという逸話が残る作品であります。
今日からわたくしは、またあらためて、11年前のあの旅を、じっくりと編集していくわけでございます。
どうぞ楽しみにお待ちください。
さぁー、ゴールデンウィークは久々にゆっくりと休みを取れました。
また今日から仕事、ばっしばっしとやっていきましょう!
では、また明日。
(20:41 藤村)

藤村

5月2日月曜日。藤村でございます。
ずっと作りたかった「水曜どうでしょうフィギュア其の2」が世に出まして。
名場面「だるま屋ウィリー事件」の再現、「荷台に載った姫だるま」、「演舞するなまはげ」、「七転八倒する牛」、そして「ブンブン・ブラウ」の精巧なミニチュア。
この他に、ラインナップには明記していない「シークレット」として、「昼間のブンブン・ブラウ」というのがございまして。
ラインナップにあるのは、まさに「シカ事件」が起きた深夜0時の「闇夜のブンブン」を表現しておりまして、建物の色も薄暗い感じになっており、付属品には「木陰で目が光っているシカ」がちょこんと付いております。
一方、シークレット版は、明るいときのブンブンで、建物の色もそれなりに付いておりまして、付属品は「木陰」だけが付いております。「シカは昼にはいなかった」という考えで、シカは付いておりません。
しかし、「シークレットの中のシークレット」ということで、ほんの少量、昼間の木陰にシカが付いているものがございます。こいつが若干、誤解を生んだようで、「私のにはシカが付いていません」という申し出がいくつかあったようでございます。
「昼間のブンブン」には、基本的に「シカは付いていません」。シカが付いていたのは「シークレット中のシークレット」ということでございます。ご了承くださいませ。
あ、「シークレット」で思い出した!
DVD第15弾「アメリカ横断」のシークレット映像の出し方を、そろそろお教えしなければなりませんな。連休明けに必ず書きます。
さて、3月2日から北海道とビデオオンデマンドで放送が始まった「新作」も、そろそろ終わりが近づいてきました。
私の編集作業はもうすべて完了しました。あとはみなさん、最後までじっくりと楽しんで下さい。
では、明日から今週いっぱいお休みをいただきます。
関西方面に焼肉を食べに行ってこようかと。
来週また、元気にお会いしましょう!
(18:45 藤村)

藤村

4月21日木曜日。藤村でございます。
えー久しぶりに顔を出したかと思ったら、いきなり宣伝であります。
えー「けもの道」という本が明日22日から発売となります。
なんというか、飲みながら人としゃべっているような本であります。
番組と違ってなかなか冷静に分析できないので、とりあえず読んでみて下さいと、えー、いうことであります。
Amazon
http://books.rakuten.co.jp/rb/%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E9%81%93-%E8%97%A4%E6%9D%91%E5%BF%A0%E5%AF%BF-9784840138833/item/11136297/
楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/rb/%E3%81%91%E3%82%82%E3%81%AE%E9%81%93-%E8%97%A4%E6%9D%91%E5%BF%A0%E5%AF%BF-9784840138833/item/11136297/
うーむ、宣伝だけして本日は終了!と。
<フィギュア「其の2」の東北エリアローソンの店頭販売件>
遅れておりました水曜どうでしょうフィギュア「其の2」の、ローソン東北エリアでの店頭販売に関しまして、一部ではすでに販売されている店舗もありますが、4月23日(土)までには東北エリアのすべてのローソン店頭で、水曜どうでしょうフィギュア「其の2」の販売が行われます。
2011年4月20日(水)
御殿場にね、奥さん。
藤やんと行きましたの。
先週末にね。
好いとこでしたの。
御殿場の人の、
人柄が好かったんですかねぇ。
いえ、
青年会議所の方たちにね、
それこそ何人も会ったんですが、
私、自慢じゃないですが、
だいたいお会いした方のお名前覚えていられないんですね。
そういう年齢なんですのよ奥さん、私ね。もはやね。
ところがさぁ、
御殿場でお会いした青年会議所のみなさんの、
ほとんど名前と顔を覚えている自信が、今、あります。
これは自分でも驚きで。
のどかな土地なんでしょうか。
ゆたかな土地なんでしょうか。
そうすっと、人は、
あぁいう好ましい人柄になれるのでしょうか。
あらあらしいわけでもなく、
目つきが排他的というわけでもなく、
いろんなタイプの人がいるんですが、
それぞれに、他人をほっとかないというか、
ちゃんとめくばせしてるいというのか、
そういう、人としての優しさみたいなものを、
どことなく持ち合わせているように感じるのでしたよ。
面白かったのはねぇ奥さん。
御殿場って「かつまた」さんて苗字がえらい多いのよ。
だから、何人かの名前覚えてね、
他は全員「かつまた」!
みたいな覚え方で済んじゃうの。
ほんとなの!
これもまた、
私が、名前を覚えられた助けになっているかもしれない。
だからね奥さん。
私、思ったの、
御殿場は、「かつまた」さんの里だって。
だからね、
日本全国に散っている
「かつまた」さんのみなさん。
一度、御殿場へ行ってみると好いですよ。
あそこの町は「かつまた」しか、いない勢いです。
言ってみれば、
御殿場は「かつまた」の故郷です。
だから「かつまた」さん同士は、
初対面の名刺交換でも、
名前で呼び合っておられましたね、
「どうも、太郎です」
「あ、浩二郎です」
みたいなね。ことでしたよ。
ですから、
私ぜひお勧めしますが、
ネット上でね、
「かつまた友の会」を立ち上げられてね、
いや、これ全国の「かつまた」さんたちだけに向けて、
今言ってますけどね、
つまり、他府県に散っておられる「かつまた」さんは、
一度「かつまた」さんたちだけで結束して、
団体で、御殿場詣出をしてみていただきたい。
同じ苗字というだけですよ。
でも、同じ苗字であるというだけで、
それだけで、
「おお!好く来たな!待ってたぞ!」
と言ってもらえる。
私はね、これだけでイベントになると思います。
「これだけ」だからこそ、
巨大なイベントになる可能性が高い。
参加できるか否かのハードルはただひとつ。
「かつまた」か、否かです。
「かつまた」の家に生まれついたり、
結婚で「かつまた」と出会ったりしない限り、
「かつまた」には、なれないのです。
自分だけの力では、
「かつまた」にはなれない。
そしてまた、
やたらに多い「田中」「鈴木」では、
マス過ぎて面白みに欠ける、
かといって、
私のように「嬉野」では、
ミニマム過ぎて、盛り上がりに欠ける。
やはり「かつまた」なのです。
私は、そう遠くない将来。
全国の「かつまた」が、
富士の裾野、御殿場の町に、
大挙してやってくる日を夢想いたします。
いろんな人生を抱え、
それぞれに苦難の日々を乗り越えながら、
それでも思うようにならない人生に迷う人々が、
その日、
「かつまた」であるというだけで優遇されるのです。
「よく来たね!」
「待っていたよ!」
そういって歓待してもらえる。
そんな「かつまた祭」がね、
ある天気の好い春の日に、
御殿場の、満開の桜並木の下で、
和やかにとりおこなわれることを、
いまや遅しと、待つものであります。
「かつまた」の誇りが、そういうことは許さない。
「かつまた」の名に掛けて、断じてウソはつかない。
「かつまた」が日本を支えないで誰が支えるというの!
「かつまた」の苗字の人に悪い人はいない。
こうして、
ここに端を発して、
「かつまた」は、地球を救うのだと思います。
いろんな難しいことが無い方が、
人は団結できるのです。
そして、団結がないとね、
きっとなにもできないよね。
団結するためには、なにか「共通」するものが欲しい。
それが「かつまた」だと、
私は思いましたのよ奥さん。
いろんな苗字で、いろんな団結が出来ますが、
「かつまた」さんであれば、
もう会場も御殿場と決められるし。
そこには雄峰冨士もそびえている。
気候は温暖。
人情ほがらか。
そしてなにより「かつまた」さんが多い。
お膳立てはそろっておるのです。
そんなことを、思って、御殿場を後にいたしました。
これからは、「かつまた」さんたちに、
私は、親しく注目していきたいと思います。
それでは、
「かつまた」さんを始めとしまして、
全国の皆様!
本日も各自の持ち場で奮闘されますよう!
ここより祈念しております。
それでは、また明日。
解散!
(19:40 藤村)