2012年6月14日(木)
嬉野です。
なんだろうね奥さん。
こう、波がさぁ。
打ち寄せて来るじゃないすか、浜へね。
ざざざ~とか音立ててね。
繰り返し寄せて来るじゃないすか、浜にいるとさぁ。
あれはなに?どういった理屈で寄せ続けれるわけ?
あれ別に、オレが見てる間だけ寄せてるわけでないよねぇ?
見てないときも、寄せてるわけでしょう?
いったいね。
何年前から寄せ続けているのかしら?
数十万年?もっと?
その間ずっと寄せっぱなしかい?
オレはさぁ、
それを思ったら肝が冷えたもんね。
いや。
昔、宮崎シーガイアへ行ったですよ仕事で。
するとさぁ、波が寄せてくんのよ、屋内にいるのに。
屋根のある、温度管理のできるひっろーいドームの中でね、
冬であっても真夏の気温だからね、
みんな水着を着てね、人工の浜にいてさぁ、
奥の方からでっかい波が寄せてくんのよ。
「いやぁ海だなぁ」って、妙に感動したけど、
あの人工の海に寄せてた波ってね、
裏でなんかでっかい板が動いて水を押して作った波だったのよ。
だから、あれ電力で作ってた波だか、
ガソリン燃やしたでエンジン回した動力で作ってたかする波でしょう?
つまり、お金のかかった波だったわけでしょ。
そうでしょ奥さん、
人工の波だったらと考えると、
波なんか作ればつくるだけ金が掛かるってわけでしょ?
ある時ね、
私、それ考え始めてね、
その金額を、自然の波に当てはめて考えてたらね、
だんだん気が気じゃなくなってきたですよ奥さん。
いったい幾らかかるんだべと思ってさぁ。
日本中に打ち寄せて来る波をね、
みんな日本の国家予算、
つまりオレらの税金でまかなわなければならなくなったらあなた、
気が遠くなるような莫大な金が打ち寄せる波に化けて毎日毎晩消えてなくなるわけでしょ?
だったら、
あっというまに国庫は破たんすんじゃないのって思うわけ。
そりゃカップルだって、
ロマンチックだからって、
夜の浜なんかにうっかり行ったら、
帰りに気が遠くなるくらいの請求書が行政から回ってくることになるでしょう?
行けないよ海。
うちの福屋キャップとか、
休みにサーフィンに行ってるけど、
サラ金でものすごい借金しながらになると思うよ。
だって奥さん、
波に乗るってくらいの波を要求するわけでしょう?
サーファーはさぁ、
そらあなた普通のランク以上の金額になると思いますよ。
夏になるとはびこる雑草だってさぁ、
人為的に植えるって考えたら、途方もないことになるよ。
作業員、何人雇ったっておっつかないよ。
ぜったい都会を再現する方が安くつくよ。
だって、都会は少し前から実際に人為的に作ってるわけだからね。
だったらどう考えたって広範囲に田舎を再現するって、よっぽど高くつく。
まず、山に膨大な植樹。
平地には雑草も植えて、菜の花も植えて、
いや、みんな造花よもちろん。
そんなもん季節の変化とかありませんよもう。
春なら春だけで精いっぱいですよ。
桜だって満開のまんまですよ。
だったら飽きますよ花見だって、いいかげん。
カブトムシみたいな虫だってフィギュアよ。動かないわよ。
あたりまえでしょ?
動かしたら何ぼ掛かると思ってるのよ?
だって、あんな小さいものを動かすったらね、
ものすごい研究予算が必要になるでしょう?
電池エネルギーだったら、
たんびたんびに電池替える人雇わなきゃいけないしさぁ、
とにかく奥さんね、
今ある自然を全部人間が自前の動力で維持運営しなければならないとなると、
これは、もうね、
「やめるしかないよね」
という結論にまで追い詰められるわけでね、
そしたら、ずいぶん殺風景な景色になるだろね。
CGアニメを作って投影するくらいがやっとですね。
そうなると、やっぱりねぇ。
生きる気合が今みたいには入らなくなるよね。
「自然はありがたい」と、
思うしかないということですよ。
風景見てね、
「きれいだなぁ~」って、
思うたんびにね、
行政から請求書まわってきたら、
奥さんだってグレたくなるでしょ?
ということでね、
また余計なことを書いたな、と、
後悔しつつ、今日の日記は終わりよ奥さん。
また明日ね。
でも、けっこう来てるじゃないのよ、みんな。
じゃ、
本日も各自の持ち場で奮闘くださいませ。
みんなが、それぞれにね、
自分の人生なんだから、自分で生きなきゃって思ってるから、
世界は回ってるのよ奥さん。
雑草も勝手に生きてくれてるでしょ。
波だって勝手に寄せてくれてる。
いろんなものが、
「や~めた」
って言わずに生きてくれてるの。
だから、この世界はうまくいってるの。
各自が生きることに意味があるなら、多分それよ。
一人一人が自分の人生を自分で生きているから、
世界は回るの。明日も来るのよ。
分かるでしょ奥さん。
また明日ね。
解散。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(13:18 嬉野)
2012年6月14日(木)
2012年6月13日(水)
2012年6月13日(水)
本日、仕事の前に運転免許の更新してきました。
ICチップが入っているのね。
さて、本日の日記はサボります(^^)
また明日。
今夜はマンションの理事会なのです。
だからそろそろ帰らないと。
昨日の日記読んで、
私が体調悪いと感じた人が何人もおられましたが、
わたしゃ元気で、今のさわやかな季節を堪能しておるだけで、
別に気分がブルーじゃないですよ~。
ただね~、
日ごろから、そんなに
バカみたいに元気でもないってだけですよ~。
普通の状態なんですよ~。
いずれにしても、
みんな優しいね。
ありがとね。
では諸君。また明日な。
またぜひ、お越しください。
本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ。
解散。
【昨日の日記】
北海道はさぁ、
なんだか花だらけだよ奥さん。
なんだろうここは。
ぼくはね、
九州生まれで九州育ちだから、
北海道の初夏の様子が、なんか違うって毎年思う。
今頃、九州ならこんなにいろいろ花なんか咲いてないよ。
それより、緑の葉が力強く茂っているよ。
でもこの北海道の植物にはそんな荒々しさは見えない。
住宅街の空き地で咲き誇るマーガレットの群落も、
誰かのお家の前に並んで咲いてる赤や黄色のチューリップも、
公園の雑草の中に賑やかに咲く黄色いタンポポも、
花の種類を数え上げればきりがないくらい、
可憐に咲いている。
こんなにいろんな花がいっぱい咲いてるなんてさぁ。
不思議な光景に見えるよ。
北国の初夏は空の色も水色で、
遠くに見える青い山並みには、まだ雪が残っていて、
水の張られた水田に、苗を揺らしながら吹き渡る風の色も、
反射して飛び交う光線の力も、
生まれ育った九州とはなんか違う。
なんか、か弱い。
北国の植物が、どこか、おとなしげに見えるのは、
降り注ぐ太陽エネルギーの量の違いなのだろうか。
夏は短いけど、いっせいに花が咲く、
それでもエネルギー量が少ないから、
植物に、はびこる感じが見えない。
それがぼくには、なんか好ましい。
とにかく毎日書きながら、
身体をもとに戻していかないと。
そう思いつつ、本日の日記は終了!
それではみなさん。
本日も各自の持ち場で奮闘ください。
解散。
明日も来てよ。←この表現が、ブルーに見えたかな?
優しいねみんな。
↓なんだか告知をダブルで載せてたみたいね。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(18:24 嬉野)
2012年6月12日(火)
2012年6月12日(火)
北海道はさぁ、
なんだか花だらけだよ奥さん。
なんだろうここは。
ぼくはね、
九州生まれで九州育ちだから、
北海道の初夏の様子が、なんか違うって毎年思う。
今頃、九州ならこんなにいろいろ花なんか咲いてないよ。
それより、緑の葉が力強く茂っているよ。
でもこの北海道の植物にはそんな荒々しさは見えない。
住宅街の空き地で咲き誇るマーガレットの群落も、
誰かのお家の前に並んで咲いてる赤や黄色のチューリップも、
公園の雑草の中に賑やかに咲く黄色いタンポポも、
花の種類を数え上げればきりがないくらい、
可憐に咲いている。
こんなにいろんな花がいっぱい咲いてるなんてさぁ。
不思議な光景に見えるよ。
北国の初夏は空の色も水色で、
遠くに見える青い山並みには、まだ雪が残っていて、
水の張られた水田に、苗を揺らしながら吹き渡る風の色も、
反射して飛び交う光線の力も、
生まれ育った九州とはなんか違う。
なんか、か弱い。
北国の植物が、どこか、おとなしげに見えるのは、
降り注ぐ太陽エネルギーの量の違いなのだろうか。
夏は短いけど、いっせいに花が咲く、
それでもエネルギー量が少ないから、
植物に、はびこる感じが見えない。
それがぼくには、なんか好ましい。
とにかく毎日書きながら、
身体をもとに戻していかないと。
そう思いつつ、本日の日記は終了!
それではみなさん。
本日も各自の持ち場で奮闘ください。
解散。
明日も来てよ。
↓なんだか告知をダブルで載せてたみたいね。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(17:02 嬉野)
2012年6月11日(月)
2012年6月11日(月)
こんにちは奥さん。
嬉野です。
どうでしょう桜の満開の様子をね、
「写真に撮ってみなさんに見ていただきましょうよ」
と、そう言えば、
うちの藤村さんに言われておりました。あれは五月。
「そうだよねぇ〜」
と、のどかにうなづいているうちに
季節は移り、花は散りですよ奥さん。
人間、なにごとも思い立ったが吉日ですよ。
光陰、矢のごとし。
人間老い易く、学、成り難しですよ。
ということでね、
さりげなく言い訳をしつつ、
本日も札幌地方は晴れであります。
内地は梅雨に入ったそうですね。
札幌は、まだまだ空気が乾燥しているので、
木陰や日陰に入れば涼しいですよ。
この先、そんだけ書いても、
とくに気の利いたことも書けそうにないので、
本日もがんばらうと、筆を置く私でありますよ奥さん。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
あなたが持ち場についているから、
明日も日本は平和なのでありますぞ!
ここをお忘れなく。
人生、地味こそすべて。
解散。
↓なんだか告知をダブルで載せてたみたいね。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(16:06 嬉野)
2012年6月8日(金)
2012年6月8日(金)
嬉野であります。
たいへんご無沙汰をいたしておりました。
えぇ嬉野も藤村も、元気に生きておりました。
実は、5月の末から大分の臼杵で
竹細工の職人さんを取材したり、
竹田まで足を延ばして、
姫だるまの後藤久美子さんのご実家へ行ったり、
ついでに私の実家のあります佐賀へ里帰りしたりと、
いろいろしておりましたものですから、
ずいぶんと留守をいたしておりました。
加えて、うちの藤村は、今月の3日に福岡で別れた後も、
その足で東京へ上り、東京でひと仕事終えた後は、
韓国へ渡りと、多忙にしております。
さて、
ただ今も書きましたようにね奥さん、
この月の初めに、手前ども二人して大分の竹田へ参りましてね、
姫だるまを作っておられます後藤久美子さんの手引きでもって、
炭焼きというものを体験してまいりましたよ。
体験といいましてもね奥さん、
実際に山に入って、炭に焼く木を切り出してきたり、
窯の中に入って泥だらけになりながら、
切り出してきた木をぎっしりと並べたり、
夜通し火を絶やさないように薪をくべたりという、
大変な作業をしていたのは、
もっぱら、久美子さんのご主人と、
久美子さんの高校の時の同級生の龍ちゃんという
おじさんたちでありましたがね。
そもそも炭焼きの窯は、
久美子さんのご実家のお父さんのところにありましてね、
そこは奥さん、竹田の町から少し離れた、
棚田の広がる美しい山間の風景の中にありましてね。
久美子さんのお父さんも、実に10年ぶりの炭焼きということで、
実動部隊の久美子さんのご主人も、
久美子さんの同級生の龍ちゃんも、
生まれてこの方、炭焼きを体験したことはないので、
いちいちお父さんの指導のもとに作業をするわけで、
狭い狭い竈の中に腰を屈めて入ってね、
山から切り出してきた、
炭に焼こうという生木をですよ、
こう、竈の中にびっしり隙間なく並べてね、
という、まぁ、このあたりの炭焼きのようすはね、
くどいくらい写真を撮ってきましたので、
できるだけ早く、こちらのページで、
みなさまに紹介したいと思っておりますよ。
だって、どうにも文章だけでは説明できないのでありますよ。
ただ、切り出した木を炭にする理屈というものは単純で、
とにかく植物をすごい高温の空間の中に、
入れっぱなしにしておくというだけのことですから、
そうすれば植物は勝手に炭化して炭になってしまうので、
理屈は難しいものではない。
でも、もちろん、きわめて上質の炭を作るのであれば、
それはそれは大変な経験と技術が必要になるわけでしょうが、
それはまた別の話ですからね。
とりあえず暖をとったり、
煮炊きしたりするために、燃料が必要で、
でも、それなのに電気もガスもないのよねと、なるならば、
その時は、江戸時代のみなさんがやっていたように、
誰もが炭を焼くしかないわけで、
その時には、いきなり上質の炭というよりは、
とにかく生木を高熱でもって炭にしてしまうことが
急務となるわけです。
そう考えればね、
燃えちゃうほどの高温の中に長時間、
生木を置くためには、
長時間、高温のままの部屋がないといけないわけで。
それなら土を盛ってね、
その盛った土を掘って固めて、
中に小部屋を作るのが効率がいいわけで、
で、その小部屋を高温にするためにはどうするかと考えると、
その小部屋の前で火を焚いて、そこから発生する熱気が小部屋の中へ入っていくように空気の通り道を作ればいいということになる。
生木に直火が燃え移って火がつくと、
まぁ、それでも炭になるものはなるでしょうが、
ほとんどは焼けすぎて灰になってしまう。
だから直火ではなく、高温の熱気だけが生木へ行くような、
そんなふうな構造に竈をしなければならない。
そこで、
小部屋の中にぎっしり生木を並べたら、
その小部屋をふさぐように煉瓦を積んで、
でも完全にふさいだら、
生木に熱気が行かなくなるから完全にはふさがない。
いや、いかん。
こうやって文字で説明してると訳が分からなくなるばかり。
とにかく、
竈の中が、とんでもない高温になるまで、
まるまる一昼夜、竈に薪をくべて火を焚くのです。
そうして、竈の中の高熱が外に漏れ出ないように、
煉瓦を積んで焚口を作るんですが、
高温になるにつれ、
煉瓦の隙間から中の熱気が漏れ出てくる。
この熱気をあんまり漏らすと、効率が悪くなるから
隙間はふさぎたい。
そこで、熱の漏れる隙間を
水でこねた土でふさいでいくんだけど、
あまりに竈が熱くなっているから、
すぐに土が乾いてヒビだらけになってしまう。
ヒビだらけになった土は、
やがて熱に焼かれて、焼き物みたいに固くなってきて、
みるみる縮んで、剥がれ落ちそうになる。
やばいな。
どうするよ。
下手に触ると崩壊するんじゃないか。
いろんなことを言う。
とにかく、もう一度、土をこねて上塗りをしろ。
そうだ、それだ。
そうしてひび割れた乾いた土の上にまた水でこねた土を塗る。
それでも、ものすごい熱気で土の水気がみるみる吹き飛んで、
またひび割れがものすごくなってしまう、
もうひび割れだよ。
どうするよ。
放って置くか。
そうだな、触ると被害が広がるな。
いろんなことを言う。
でも、どうだろう。
なに?
この際、固くなって縮んじゃった土をはがしてね。
うん。
そいで、大きな隙間ができちゃうけど。
できるよ、まずいよ。
いや、でもね、そこに煉瓦の小さいのをおいてさ。
うん。
そうして、その隙間にまたこねた土を塗った方が強度が増すよ。
あぁ、そうだわ。それだわ。
こうして、ひび割れと崩落が進むたびに、
試行錯誤の補強が行われる。
そしたらなんだか、
ひび割れを繰り返すたびに、
そして補強が行われるたびに、
なんだか竈の見栄えが堅牢になっていくのです。
ぼくらは、その時思ったのです。
「あぁ、そうだ。変化していく状況に対応していくだけで、人生って好いのかもしれない」
「状況に対応するだけだったら、わりと楽しいかもしれない」
「ものを知らないって、失敗も含めて、いろいろなことを経験することになるのだから、失敗しそうになったら対応する、また失敗しそうになったら対応する、対応を繰り返すことが経験を積むことなのだから、目の前の状況に対応するだけで、生きていける」
「あまり難しく考えず、そのつど困ったら対応するで生きていく、そういう生き方で生きていける。なんだか妙なストレスいっぱいな今の時代に、そう思うことって意外に大事なのかなぁ」
「だって、このあたりにあるものだけを利用して、実は生きていけるわけだよ。そうだから、ぼくら人類は、今まで生きてこれたわけで」
「なんか、生きていくって、簡単じゃないけど、
でも、極端に難しくもないんじゃないか」
「だって、そんなに生きていくのが極端にむずかしいなら、
人間はとうの昔に、生きていけなくなっていたはずだからね」
そのうち炭焼きのこと、
もっと整理して書こうと思っていますが、
今日のところは、
こういうぼんやりだけで終わりますが、
なんか炭焼き見てて、
生きていくことの心構えを再発見したような、
なんか、そんな感慨がありました。
では、奥さん。
また週明けにお会いいたしましょう。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘いたしましょうね。
解散です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(19:38 嬉野)
2012年5月29日(火)
2012年5月29日(火)
嬉野です。
本日は藤村さんのお誕生日であります。
ちゃくちゃくと高齢化しています。
そういえば、
どうでしょう班は、春生まれと夏生まれだけなんですね。
それでお気楽なんでしょうか。
関係ないですね。
それでは本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ奥さん!
【昨日の藤村さんの日記メモリアル】
5月28日月曜日。藤村でございます。
秋に発売されるDVD第18弾「サイコロ6、onちゃんカレンダー、30時間テレビの裏側」の編集をガンガン進めております。今回もテレビでは見られなかったシーンを細かく足して、完全版を作っております。
また、来月から韓国で放送されるバラエティー番組の最終仕上げを東京でしておりまして、このところ留守が多くなっております。再来週は、この番組に出演しているアイドルグループが、いよいよ韓国でデビューするということで、ソウルに行ってまいります。また来週は、新たな「メイド・イン・ジャパン」シリーズのグッズ製作のために九州へ行ってきます。
一方、嬉野先生は、夏に撮影するスペシャルドラマの準備を進めておりまして、こちらも留守がちになっておりまして、たいへん申し訳ございません。
しかしながら、「今は働く時期である」と、ケツメイシの「闘え!サラリーマン」じゃありませんが、「サラリーマンが日本を回しているんだ」と、そういう心づもりでやっていかないといけませんから。
とはいえ、残業しまくりで無我夢中で働いているわけではありません。四十も中盤を過ぎたサラリーマンは、誰しもが「もうね、ラクをしたいですよ」という思考を全面的に押し出してきますからね。
しかしながら、「ラクをする」という手段において、中高年サラリーマンが「後進に道を譲る」的な発想でラクをしようとすると、「部下の仕事に注文を付けるだけ」のイヤな上司になってしまいます。そうではなくて、自ら最前線に出て行ってガンガンやりながら、うま〜く部下の力を利用して、なんとな〜く実労働時間を減らしていって、それでも会社に文句を言われない程度の実績は上げているという、そういうあざとさを身に付けていくのが中高年サラリーマンの理想の姿だと私は思うのです。
というわけでね、気候の良くなった札幌のおいしい空気を吸いながら、午前中はランニング&ウォーキングで体をほぐし、昼からキッチリ8時間だけ仕事をして!さぁ出張で美味いもん食おう!という生活をしております。ADの佐野くん、いつもありがとう!
さて、先月から「オオドオリ大学」という市民に開かれた学校で、先生をやり始めました。「2050年の札幌を考える」という町づくりの講座で、第一回目の授業は、100名近い参加者を集めて、市内中心部にある大通高校という定時制高校の教室を借りて行いました。「それはおもしろそうじゃないですか」ということで、嬉野先生も授業に参加されて、他の生徒に混じって熱っぽい意見を交わしておりました。
嬉野先生いわく「これだけ熱っぽく語ってしまうということは、自分の中に、この町をなんとかしたい!という衝動が隠れていたんだと思い知りました」と。
授業には、札幌市民のみならず、本州からの参加者もおりました。「なんとかしたい」という町づくりの思いは、数多くの人が持っているんです。しかしながら、その思いはなかなかカタチにならない。カタチにしたいと思えば、大きなイベントを開くとか、B級グルメ的な名物を作り出すということで町を盛り上げようとする。それはやっぱり即効性があるし、アピール度も高い。町が一気に活気づいたような気がする。それも大事なことではあります。
でも、今回私がやろうとしている講座は、「2050年」という30年以上も先の「町のあるべき姿を考える」というものです。即効性やアピール度ではなく、「将来に残すもの」「つなげていくもの」を考えて、「じゃあ今、何から始めればよいのか」を実践していこうという趣旨です。目先のことではなく、「この町の思想のようなものを考えていこう」という。「外向き」ではなく、「ここに住んでいる人たちに向けて」の。
おとつい土曜日に開かれた第二回目の授業は、市内の文房具店にあるフリースペースを借りて行いました。今回からは、10名ほどの少人数のゼミ形式で、じっくり語り合いながら「札幌の思想のようなもの」を考えていきます。とても個性的なメンバーが集まりました。これから一年間、月一回の3時間授業で、どんな思想が生まれ、それをどう実践につなげていくのか、それはもう、とてもとても楽しみです。
札幌が、日本の中でも、いや世界の中でも、ちょっと変わってるけど住みやすい都市になればなぁと思っております。
いやぁー札幌はほんと、気持ちのいい季節です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:08 嬉野)
5月28日月曜日。藤村でございます。
5月28日月曜日。藤村でございます。
秋に発売されるDVD第18弾「サイコロ6、onちゃんカレンダー、30時間テレビの裏側」の編集をガンガン進めております。今回もテレビでは見られなかったシーンを細かく足して、完全版を作っております。
また、来月から韓国で放送されるバラエティー番組の最終仕上げを東京でしておりまして、このところ留守が多くなっております。再来週は、この番組に出演しているアイドルグループが、いよいよ韓国でデビューするということで、ソウルに行ってまいります。また来週は、新たな「メイド・イン・ジャパン」シリーズのグッズ製作のために九州へ行ってきます。
一方、嬉野先生は、夏に撮影するスペシャルドラマの準備を進めておりまして、こちらも留守がちになっておりまして、たいへん申し訳ございません。
しかしながら、「今は働く時期である」と、ケツメイシの「闘え!サラリーマン」じゃありませんが、「サラリーマンが日本を回しているんだ」と、そういう心づもりでやっていかないといけませんから。
とはいえ、残業しまくりで無我夢中で働いているわけではありません。四十も中盤を過ぎたサラリーマンは、誰しもが「もうね、ラクをしたいですよ」という思考を全面的に押し出してきますからね。
しかしながら、「ラクをする」という手段において、中高年サラリーマンが「後進に道を譲る」的な発想でラクをしようとすると、「部下の仕事に注文を付けるだけ」のイヤな上司になってしまいます。そうではなくて、自ら最前線に出て行ってガンガンやりながら、うま〜く部下の力を利用して、なんとな〜く実労働時間を減らしていって、それでも会社に文句を言われない程度の実績は上げているという、そういうあざとさを身に付けていくのが中高年サラリーマンの理想の姿だと私は思うのです。
というわけでね、気候の良くなった札幌のおいしい空気を吸いながら、午前中はランニング&ウォーキングで体をほぐし、昼からキッチリ8時間だけ仕事をして!さぁ出張で美味いもん食おう!という生活をしております。ADの佐野くん、いつもありがとう!
さて、先月から「オオドオリ大学」という市民に開かれた学校で、先生をやり始めました。「2050年の札幌を考える」という町づくりの講座で、第一回目の授業は、100名近い参加者を集めて、市内中心部にある大通高校という定時制高校の教室を借りて行いました。「それはおもしろそうじゃないですか」ということで、嬉野先生も授業に参加されて、他の生徒に混じって熱っぽい意見を交わしておりました。
嬉野先生いわく「これだけ熱っぽく語ってしまうということは、自分の中に、この町をなんとかしたい!という衝動が隠れていたんだと思い知りました」と。
授業には、札幌市民のみならず、本州からの参加者もおりました。「なんとかしたい」という町づくりの思いは、数多くの人が持っているんです。しかしながら、その思いはなかなかカタチにならない。カタチにしたいと思えば、大きなイベントを開くとか、B級グルメ的な名物を作り出すということで町を盛り上げようとする。それはやっぱり即効性があるし、アピール度も高い。町が一気に活気づいたような気がする。それも大事なことではあります。
でも、今回私がやろうとしている講座は、「2050年」という30年以上も先の「町のあるべき姿を考える」というものです。即効性やアピール度ではなく、「将来に残すもの」「つなげていくもの」を考えて、「じゃあ今、何から始めればよいのか」を実践していこうという趣旨です。目先のことではなく、「この町の思想のようなものを考えていこう」という。「外向き」ではなく、「ここに住んでいる人たちに向けて」の。
おとつい土曜日に開かれた第二回目の授業は、市内の文房具店にあるフリースペースを借りて行いました。今回からは、10名ほどの少人数のゼミ形式で、じっくり語り合いながら「札幌の思想のようなもの」を考えていきます。とても個性的なメンバーが集まりました。これから一年間、月一回の3時間授業で、どんな思想が生まれ、それをどう実践につなげていくのか、それはもう、とてもとても楽しみです。
札幌が、日本の中でも、いや世界の中でも、ちょっと変わってるけど住みやすい都市になればなぁと思っております。
いやぁー札幌はほんと、気持ちのいい季節です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:56 藤村)
5月16日水曜日。藤村でございます。
5月16日水曜日。藤村でございます。
私は現在、秋に発売予定のDVD第18弾の編集に突入しております。
次回のラインナップは、
「ゴールデンスペシャル サイコロ6」
「onちゃんカレンダー」
「30時間テレビの裏側全部見せます!」
の3本立て!
この中では特に「30時間テレビ」が私は好きです。
さて、「どうでしょう祭」に関するお知らせです。
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
2012年5月15日(火)
嬉野です。
本州のみなさまには今更のことでしょうが、
どうでしょう桜が満開の花をつけて咲いております。
「どうでしょう桜?なんすか?その桜は?」
と、思われる方のほうが、
この頃では、多いかなと思うのですが、
あれは、忘れもしない2001年。
水曜どうでしょうの番組開始5周年を記念しまして、
ミスタさんと大泉さんが、
番組内で、お手ずから植樹された桜の苗木が、
あれから11年の風雪に耐え、
HTB裏の花園に根付き、
今や満開の花を咲かせておるのでございますが。
その桜を、どうでしょう桜と、
手前どもの方で、
勝手に名づけておるのでございます。
それにしても、
桜の木は、10年くらいでは、
なかなか大木にはならんものなのですね。
さて、生き物といいますものは、
本来、一人で生きて行くものなのだと思います。
キツネしかり、
熊しかり、
リスしかり、
たぬきしかり、
なぜなら生き物は、一人で生きていける能力を、
本来持って生まれているはずだからです。
でも、不思議と人の情愛を知ってしまった動物は、
以後、一度知ってしまった人の情愛を
悲しいほどに求めてしまうようになるものです。
犬猫に限らず、いろんな動物に、
そういう傾向、ありますね。
かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、
子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、
厳しく教育されていたそうですが、
ある時現れた日本人スタッフが、
日本人のいつもの調子で、
「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、
おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、
手をつないだり、一緒に寝たりと、
ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、
孤児院内では、
他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、
大顰蹙だったそうですが、
しかしながら、やがて、
いつまでも心を開かなかった子供や、
意欲がなかったり、
きわめて反抗的だった子供たちが、
「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、
みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、
ついに欧州人スタッフたちも、
この日本人の目に余る、
べたべたとした接し方の中に、
もしかすると、何か、
生き物として無視出来ないエレメントが、
隠されているのかもしれないと思い始め、
彼の日本人スタッフの
「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、
おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、
この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。
他の生き物に対してとる、日本人の、
この、なんともゆるい愛情表現。
この、とてもじゃないが英雄は生まない、
なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。
この心情的に呑気な風土と、
日本のという辺境の地に現れた、
気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、
大きな関係性があるように思うのであります。
つまり、
烏合の衆、という、頼りにならない連中を創出する風土。
けして英雄を生まない風土。
呑気にかまえ、油断する、ちっちぇーやつらの故郷。
それが日本だと。
私は、思うのであります。
そういう連中は戦争すれば、そりゃあ負けますよ。
だって、できれば呑気にしてたいんだもん。
だって、呑気にしてられる気候風土にいるのだもの。
そのことを、
私は、誇りにしたいと、この頃は、思うのであります。
ということでね奥さん。
着地点としては、今一歩。というところで、
本日の日記は終了でございます。
それでは、諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(13:29 藤村)
2012年5月15日(火)
2012年5月15日(火)
嬉野です。
本州のみなさまには今更のことでしょうが、
どうでしょう桜が満開の花をつけて咲いております。
「どうでしょう桜?なんすか?その桜は?」
と、思われる方のほうが、
この頃では、多いかなと思うのですが、
あれは、忘れもしない2001年。
水曜どうでしょうの番組開始5周年を記念しまして、
ミスタさんと大泉さんが、
番組内で、お手ずから植樹された桜の苗木が、
あれから11年の風雪に耐え、
HTB裏の花園に根付き、
今や満開の花を咲かせておるのでございますが。
その桜を、どうでしょう桜と、
手前どもの方で、
勝手に名づけておるのでございます。
それにしても、
桜の木は、10年くらいでは、
なかなか大木にはならんものなのですね。
さて、生き物といいますものは、
本来、一人で生きて行くものなのだと思います。
キツネしかり、
熊しかり、
リスしかり、
たぬきしかり、
なぜなら生き物は、一人で生きていける能力を、
本来持って生まれているはずだからです。
でも、不思議と人の情愛を知ってしまった動物は、
以後、一度知ってしまった人の情愛を
悲しいほどに求めてしまうようになるものです。
犬猫に限らず、いろんな動物に、
そういう傾向、ありますね。
かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、
子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、
厳しく教育されていたそうですが、
ある時現れた日本人スタッフが、
日本人のいつもの調子で、
「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、
おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、
手をつないだり、一緒に寝たりと、
ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、
孤児院内では、
他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、
大顰蹙だったそうですが、
しかしながら、やがて、
いつまでも心を開かなかった子供や、
意欲がなかったり、
きわめて反抗的だった子供たちが、
「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、
みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、
ついに欧州人スタッフたちも、
この日本人の目に余る、
べたべたとした接し方の中に、
もしかすると、何か、
生き物として無視出来ないエレメントが、
隠されているのかもしれないと思い始め、
彼の日本人スタッフの
「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、
おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、
この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。
他の生き物に対してとる、日本人の、
この、なんともゆるい愛情表現。
この、とてもじゃないが英雄は生まない、
なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。
この心情的に呑気な風土と、
日本のという辺境の地に現れた、
気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、
大きな関係性があるように思うのであります。
つまり、
烏合の衆、という、頼りにならない連中を創出する風土。
けして英雄を生まない風土。
呑気にかまえ、油断する、ちっちぇーやつらの故郷。
それが日本だと。
私は、思うのであります。
そういう連中は戦争すれば、そりゃあ負けますよ。
だって、できれば呑気にしてたいんだもん。
だって、呑気にしてられる気候風土にいるのだもの。
そのことを、
私は、誇りにしたいと、この頃は、思うのであります。
ということでね奥さん。
着地点としては、今一歩。というところで、
本日の日記は終了でございます。
それでは、諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(14:35 嬉野)
5月2日水曜日。連休の合間に藤村でございます。
5月2日水曜日。連休の合間に藤村でございます。
このところ日記の更新が滞っておりまして、すいませんでしたなぁ。
私は、「ヨーロッパ企画です。」のDVDの仕上げ作業と、韓国で放送される男性アイドルグループのバラエティー番組の編集を並行してやっておりました。
韓国の番組の方は、東京でハングル文字でのテロップ、スーパー付け作業をやっておりまして、「やはり」と申しますか、直前になっていろいろと問題も出てきて、なかなか一筋縄ではいかないなぁと。でも、それにうろたえていては、異国でテレビ番組なんか作れないわけで、解決策をその場その場で見つけて対処していくしかないと思っておる次第です。
でも、韓国人の方が、ハングルでスーパーを付けながら、腹を抱えて笑っていたので、「よしよし」と、ひとまず胸を撫で下ろしました。
嬉野先生は、2年がかりで手直ししていたドラマの脚本がようやく完成し、いよいよ撮影の段取りを急ピッチで進めているところであります。
そんな中で先週は、各地に出張をしておりました。
水曜日は、この日から始まった横浜そごうでの北海道物産展に行きまして、朝早くからHTBのブースに並んでいただいたみなさんにご挨拶をしてまいりました。
相変わらず熱い神奈川藩の諸氏、どうもありがとうございました。
木曜日はNHK仙台放送局の社内講演会に呼ばれまして、ひとり東京から新幹線に乗り、仙台へと向かいました。
E5系というね、新型車両の窓側の席に座りまして、弁当を食べながら春の東北路の風景を眺めておりました。
東京はもう桜が散っておりましたが、福島あたりの山里では、あちこちで桜が花開いておりました。
福島には、きれいな桜が咲いておりました。
田んぼには水が張ってあって、今年も田植えが始まろうとしておりました。
「日本の春の風景」が、福島にはありました。
北海道に住んでいると、「普通の日本の風景」に、たまらなく心を動かされるようになります。北海道は、日本の中の外国なんです。瓦屋根はないし、竹林もないし、茶畑もないし、桜の花も種類が違います。
だから私は、いつしか「日本」という国を、日本に住んでいながら、客観的に見るようになったような気がします。
そうすると、京都や、富士山や、東京の喧噪よりも、「日本」という国を強く意識するのは、新幹線の車窓から見えるような、この国の「普通の風景」です。
日本のどこにでもあるような風景にこそ、この国らしさ、異国情緒を感じるんです。
密集した住宅地を抜け、工場が建ち並ぶ郊外を抜け、田園地帯に入り、川沿いには黄色い菜の花が咲き、桜が咲き、鯉のぼりが風に揺れている。そのすべてに、「日本」という国の美意識を感じます。北海道から来ると、それが、涙が出るぐらい美しい日本の風景に見えるんです。
韓国で番組を作るにあたり、いろんな人に日本の印象を聞きました。その人たちが真っ先に言う言葉は、「クリーン」という言葉でした。
日本の町は「清潔」で、人々はそこに「整然」と暮らしていると。
この国が世界に誇るべきは、こういう「普通の風景」「普通の生活」にこそあるのだと、あらためて実感しました。
われわれが「普通に暮らしていること」が、実は世界の中で高く評価されている。
でも、福島には、「自分の町で普通に暮らすこと」が出来なくなった人たちがいます。それは、この日本という国が犯してしまった、取り返しのつかない重大な過ちです。
普通に暮らすことが、どれだけ大事なことか。
日本人にとって今、それが一番必要なことだと感じます。
土曜日は、再び嬉野先生と合流し、京都にまいりました。
ヨーロッパ企画の連中が、京都の町中にある廃校となった小学校で、「ハイタウン2012」と銘打ったイベントを開いておりまして、その初日のゲストとして呼ばれたのでございます。
予約受付が始まったDVD「ヨーロッパ企画です。」の一部を試写しながら、2時間に渡り、その裏話などをメンバーとともに語るというもので、メンバーにも見せていなかった、完成したばかりの「カレーパン」というVTRを試写で流しましたら、これがかなりな笑いを取りまして、メンバー曰く「実際に劇場で演じたときよりもウケてる」と。「よしよし」と、これまた胸を撫で下ろした次第でございます。
このイベントは、文化祭のような雰囲気で、各教室でカフェを開いたり、アートマーケットがあったり、映画の上映があったり。
その中のメインは、元職員室だった広めの空間を劇場にして、ヨーロッパ企画のメンバーを中心に実験的なコメディーを披露するというもので、「まぁそんなにおもしろくないだろう」とタカをくくっておりましたら、これが思いのほかおもしろくて。
30分ほどの短編コメディーが6つ、時間差でやっております。プログラムや料金は、ヨーロッパ企画のサイトをご覧下さい。ゴールデンウイーク中やっておりますので、関西近郊でおヒマの方は、ぜひ。
映画上映の中にひとつ「かしこい狗は、吠えずに笑う」という自主制作の映画があります。3年前、ヨーロッパ企画主催の「ショートショートムービーフェスティバル」というのに参加したときに、「おっこれは目の付けどころがなかなかいいな」と思う作品がひとつありまして。渡部亮平くんという学生が作ったそのショートムービーに、私は一票を投じたんです。その彼が作った初めての長編映画が、その「かしこい狗〜」なんですが、コレ、すごいです。話の中身は、ちょっとドギツイ場面も出てきてあれなんだけど、ぐいぐいと引き込まれます。主演のミンピという女の子が、これまたすごくいい。ミュージシャンで演技は初めてというのが信じられないぐらい。ヨーロッパ企画の石田くんが、変態教師役で出ていて、これまた新境地を見せています。お子様には決して薦めませんが、映像を志す人は必見です。
ということで、明日からゴールデンウィーク後半。
札幌は気持ちの良い天気で、桜が一気に咲き始めました。
【昨日のう日記】
2012年5月1日(火)
おはようございます奥さん。
嬉野でございますよ。
さて、今日から五月ですよ。
暑くないスか?
札幌はねぇ、おや、ようやく桜の花が枝にぽつと咲き始めたりしてるやつもあるなぁ、
的なところでございますよ。えぇえぇ、今頃ですよ奥さん。
全国的には流行を過ぎた今頃に、
こちら札幌は、さくらの盛りももうすぐか、
というのを迎えようかというところでね、
(まだまだ盛りではない)
桜の開花とかねぇ、
毎朝見る、Zipさんあたりでは、もうもう過ぎた話題でございますが、
こちら札幌は、自分たちのタイミングで桜の満開がすぐそこでございます。
そして本日、あれです、
わりに暑いです。
奥さん、このところ手前どもは出張が多ございましてね、
先日も京都へうちの藤村さんとまいりまして、
ヨーロッパ企画さんが河原町あたりにありますところの、
もうやってない小学校でやっているイベントに出演してまいりました。
なぜ?と言えば奥さん、手前どもの方で、昨年末、ヨーロッパ企画さんを全員呼んで、一週間の合宿生活をしてもらいながら撮影しましたショートコメディー集「ヨーロッパ企画です」を撮り終えて、ぼくらとヨーロッパの面々で「どーですか」といったお話をしながら、放送には載せなかった「カレーパン」という短編を上映しましたら会場に集まってたお客さん爆笑してましたね。
目の前で受けているさまというのは制作者を安心させますよね。
気分が好い。
このDVD「ヨーロッパ企画です」の予約がねぇ奥さん、
たしか本日より全国のローソンさんで始まりますのよ。
ぜひお求めくださいませ!
これ一枚でヨーロッパ企画という連中の独特の面白さがご堪能いただけると思います。
さぁということでねぇ、
なんだか暑くて眠いですよ。
眠くってしょうがないから日記も今日のところはこの辺で終わりますよ奥さん。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願いましたぞ!
解散
明日もおいで!
【お知らせ】
★どうでしょう新作がついに関東圏で放送開始!
東京MX‐TVでは3月11日から!
千葉テレビさんでは4月4日から!
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
3月24日に本が発売されました。自分らで言うのもあれですが、おススメです。
(14:30 藤村)