3月25日月曜日。
先週から長い出張に出ております、藤村でございます。
昨日は、宮城女川で行われた「復幸祭」に今年も呼ばれまして、嬉野先生とふたり、出演してまいりました。女川第一中学校を会場に開かれたこのイベントに、東北をはじめ全国からどうでしょう藩の猛者どもが駆けつけてくれまして、昨年よりも大幅に来場者数が増えたとのことでございます。
実行委員長のマルキチ阿部商店の阿部くんが、舞台上の最後のあいさつで感極まって思わず男泣きという場面もございまして、手作り感満載のこのイベントは大成功に終わりました。
その前日、土曜日に女川で「ラジオ」というドラマの試写会が行われ、拝見いたしました。
これは、女川の「さいがいFM」の高校生パーソナリティーで「某ちゃん」と呼ばれている女の子を主人公にした、実話を元にしたドラマです。ですから登場人物は、実在の人物をモデルに描かれています。2年前の震災のあの夜、避難してきた車の列の中で「ここをキャンプ地とする!」と言い放って周囲をなごませた女川の蒲鉾屋「高政」の高橋くんも重要な役割で出てきます。で、その役を演ずるのが、なんと永遠のイケメン吉田栄作さんでありまして、「いやいやいや」と、「それはいくらなんでも」と、誰しもが突っ込みを入れるところではありますが、いずれにしても登場人物のモデルとなった人たちのことを我々、全員知っているので、なんだか人ごととは思えないドラマなのであります。
主人公の女子高生・某ちゃんは、「水曜どうでしょう」のロゴを真似た「女川どうしよう」のステッカー(初の水曜どうでしょう公認の非公式グッズ)をデザインした張本人で、ドラマの冒頭のシーンで、この「女川どうしよう」のステッカーも登場します。
某ちゃんはじめ、このドラマのモデルになった人たちがみんな大のどうでしょう好きという、藩士諸君も他人事とは思えないこのドラマ「ラジオ」は、明日水曜日の夜10時からNHKさんで放送でございます。ぜひぜひ、ご覧ください。
他局ではございますが、ここに堂々と宣伝をさせていただきます。
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【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(15:36 藤村)
3月25日月曜日。
3月11日月曜日。藤村でございます。
3月11日月曜日。藤村でございます。
3月3日に、大分は姫だるまの里・竹田で執り行われました「名水マラソン」にヒゲマラソン部参加して参りました。
今回、大いなる練習不足からくる自信喪失により、ヒゲ2名には緊張感のかけらもなく、ゆるみきった身体と精神で竹田入りした本番前日は、姫だるま後藤さんの実家でいいだけ焼酎をあおり、私などは飲み過ぎて吐くという大失態をおかす始末。
しかしながら、災い転じて福となすと申しましょうか、ヒゲ2名は夜10時には泥酔の上、爆睡。睡眠を十分すぎるほど取りまして、本番当日の朝を迎えました。
後藤さんの同級生の佐藤龍ちゃんの車に乗りまして会場入り。
車中では竹田を熟知する龍ちゃんに「今回のコースはどのあたりが一番キツいのか?」など情報収集を試みるも、
「まぁ、全体的にやね」
と、アバウトな返答しか得られないまま、若干緊迫しつつ会場着。
会場には早くも九州各地から馳せ参じたどうでしょう大名、隠れどうでしょうの面々が多数集結しておりまして、「これはこれは皆様方、ようこそおいでくだすった」などと、我々ヒゲマラソン部は、ウォーミングアップなどすることもなく、ニコニコ顔で写真撮影に応じておりました。
災い転じて福となすと申しましょうか、九州諸大名の皆様方と談笑するうちに、なんの緊張感もなくスタート時間を迎え、ヒゲ2名は陸上競技場の中へ。
午前10時、「岡の里・名水マラソンン」フルマラソンの部がスタート。参加者は900名ほどと、大阪マラソンとは違って実に小規模。それもまた妙な緊張感もなく走れた大きな要因となりました。
しかしながらこの名水マラソン、地元の道を熟知する龍ちゃんが口を濁すのも当然なほど、マラソンコースにはあり得ないほどのアップダウンの激しさ。最大で200メートルの高低差を上り下りするという極悪非道なコース取り。
20キロを過ぎるぐらいまでは、ヒゲ2名、割と「これ、いけんじゃねぇか?」と自信を回復する余裕を見せておりましたけれども、30キロ付近では両者ともに完全に足がつりそうな状態になりました。
しかしながら、フルマラソン初挑戦で4時間半の好タイムをたたき出した私ヒゲ村は、6時間越えのタイムでフラフラになりながらゴールしたヒゲ坂に負けるわけにはいかない。30キロを過ぎた地点で、ヒゲ坂店長を引き離すべく、スピードを上げたのであります。
30キロ地点の通過タイムは、3時間半。まだまだ十分に4時間台でのゴールを狙えるギリギリのタイムではありました。しかし、心は前に出ようとも、足が全然進まない。35キロ地点で再び上り坂となり、もう完全に走る力は消え失せ、歩くのがやっと。周りを見ても、走っているランナーなどひとりもいないという、ウォーキング大会状態。名水マラソン恐るべし。
それでもなんとか、ヒゲ坂店長をはるかかなたに引き離し、ゴール地点の陸上競技場へ。
そこには、一列に並んだ九州の諸大名たちが満面の笑顔で待ってくれておりました。そんなみなさんと私は、ひとりひとりとハイタッチを交わし、5時間15分で極悪な名水マラソンを完走したのでありました。
「今回はキツかった。オレがこの状態だから、いやぁー店長はもうダメだろう」
と、思っておりましたところ、沿道の諸大名から
「店長さん来ました!」の声。
「なにッ!」と見れば、ヘトヘトになりながらも店長がゴール地点へ。
大阪マラソンでは、私より2時間近くも遅れてゴールしたヒゲ坂店長が、なんと今回は私とたった5分違いの5時間20分で見事ゴール。極悪な名水マラソンでヤツは、1時間近くフルマラソンの個人記録を塗り替えたのであります。
「うーむ・・・店長やるじゃないか・・・っていうか、大阪マラソンの体たらくはなんだったんだ」
ヒゲマラソンは、いよいよ実力伯仲の、戦国時代へと突入したのであります。
「ただおっさんがフルマラソンを走ってみる」「それを沿道で写真を撮りながら応援してみる」というだけの、このヒゲマラソンですが、なんというか「今日は良い一日だったな」と思えるような、不思議な共感を感じるのです。
それは、嬉野先生が、ゴール地点に集まったみなさんを撮った写真を見ればわかります。
全員がニコニコしてこっちを見ている写真は、なかなかあるもんじゃありません。
で、現在、私の隣で嬉野先生が、みなさまから送られてきた写真をアップすべく作業しておりますが、プリントアウトされた写真を見ながら若干、悪態をついております。
「くそう、えらく枚数が多いじゃないかぁー」と。
3月8日(金)
嬉野です。
先日、我々九州に参りまして、
最終日に、佐賀の嬉野温泉に宿泊いたしましたが、
あたりまえですがね奥さん、
「嬉野」という文字が町中に溢れておりますよ。
道路標識にも「嬉野」。建物にはなにかにつけて「嬉野」。
お茶も「嬉野茶」。とにかく嬉野。
住所も「嬉野市嬉野町」。
普段、目に馴染のない光景に出くわすと面食らう。
不思議な気がして、やたらにみんなお茶を買って帰りましたが、
「嬉野さんの名前見たら、となりにオレの名前探しちゃうなぁ」
と、藤村さんも言う始末。
九州は長閑に春爛漫でありました。
本日も22度だというではありませんか。
しかしながら帰り着いた千歳空港は冷え冷え。
それなのに道民はいうのであります、
「今日あたりはあたたかいのよ」
そうでもありましょう。
ありましょうが、その言葉に深く同意は出来ない私だったのではありました。
さて、竹田名水ヒゲマラソン!
これがねぇ二人とも完走しちゃってね。
タフだねぇ。
見て来たように分かる写真紙芝居をどう構成すればいいのやら。
それでもね。
100人近い九州勢が応援に来てくれましてね。
なんだか、集まってくれたみなさんも、
我々も、妙に幸福な気持ちになってしまったのは、
あれは、なんだったんでしょうねぇ、と、
私らは、感慨深く振り返るのでありますよ。
ということで、本日はこれにて。
それでは諸氏!本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散!
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(18:40 藤村)
2月27日水曜日。竹田「名水マラソン」まであと4日!
2月27日水曜日。竹田「名水マラソン」まであと4日!
本日、雪上を3キロほど無理やり走りました藤村でございます。
さて私、昨年の4月に「札幌オオドオリ大学」という市民大学で、「札幌の2050年を勝手に考える」みたいな講座を開きまして、10数人のゼミ生とともに、札幌の町づくりを考えてまいりました。
毎月一回、休日にみんなで集まって3時間あまり、「札幌という街が将来どんな街であってほしいのか」をずっと話し続け、ずっと考え続ける。これをほぼ1年続けてきたわけです。
その最後の授業が、3月16日土曜日に行われます。
昨年4月に開催された1回目の授業と同様、こちらも公開授業として、参加者を募集しています。
最後はみなさんも一緒に「札幌の未来図を勝手に、割りと具体的に考えてみませんか」というものです。「町づくり」といっても、ぜんぜん難しい話ではなく、我々がやっているのは、すごく身近で、すごく敷居の低い話です。
「札幌オオドオリ大学」のサイトで受講生を募集しております。今回はライブハウスを教室にしてやるらしいです。ぜひ興味のある方は!
【昨日の日記】
2月25日月曜日。藤村でございます。
さて今週末の3月3日日曜日。
私と石坂店長のヒゲマラソン部は、大分県竹田で開催されますところの「名水マラソン」に出走いたします。
2回目のフルマラソン挑戦ということでございますが、今冬は青森県の酸ヶ湯で観測史上最高の積雪量を記録するなど、北日本は未曾有の大雪に見舞われておりまして、札幌を本拠といたしますところのヒゲマラソン部も自宅周辺の雪かきに追われる毎日で、トレーニングなどというものはまったく出来てない、というか、そもそも走れる道など札幌には無い、あったとしても寒くて走れない、という完ペキなる調整不足で本番を迎えるという事態に直面しております。
正直言えば、昨年の11月に行われた大阪マラソンでゴールして以来「まったくもって走ってない」という、ゆるみきった小太り状態でのフルマラソン出走という危機的状況であります。
ヒゲマラソン部、今回ばかりは「飲んだ勢いで出場を約束するんじゃなかった!」と強く強く後悔しております。
今回の名水マラソンは、大阪よりも1時間短い「6時間以内での完走」という条件が付与されております。
石坂店長の大阪の記録は6時間超。ヤツの場合、自己新記録を出さない限り途中強制退場という「もう明らかに完走ムリじゃん」的な状況。
大阪で4時間半の好記録を叩き出した私にいたしましても、このゆるみきった小太り状態、さらには、度重なる雪かきでの腰痛状態で4時間台での完走などは到底ムリ。目標は5時間半に置いておりますが、それとて足切りの猶予時間は30分。
従いまして、第2回ヒゲマラソン「竹田名水マラソン編」の見どころといたしましては
「いったい何キロ地点でヒゲが足切り強制退場させられてしまうのか?」
ということになります。
たぶんあれでしょう、33キロ地点に設けられる足切り関門がヤマ場でしょう。ここを4時間45分以内に通過しなければ、ヒゲどもは即刻打ち切り退場、完走ならず!となります。
というわけで、背中に姫だるまが描かれた赤Tシャツに身を包んだゆるみきったヒゲ2名が再び!フルマラソンに挑戦!
時は3月3日日曜日。
場所は大分県竹田。
スタートの号砲は、午前10時に鳴り響きます。
今回も大阪マラソン同様、現場に駆けつけてくださったみなさま方による「記録写真」を募集いたします。
明日、投稿ページが開設されるそうでありますので、九州近郊の諸君!是非とも今週日曜日は、ヒゲ!リタイア!ヒゲ!強制収容!の瞬間を激写せよ。
お待ちしております。
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【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
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(18:04 藤村)
2月25日月曜日。藤村でございます。
2月25日月曜日。藤村でございます。
さて今週末の3月3日日曜日。
私と石坂店長のヒゲマラソン部は、大分県竹田で開催されますところの「名水マラソン」に出走いたします。
2回目のフルマラソン挑戦ということでございますが、今冬は青森県の酸ヶ湯で観測史上最高の積雪量を記録するなど、北日本は未曾有の大雪に見舞われておりまして、札幌を本拠といたしますところのヒゲマラソン部も自宅周辺の雪かきに追われる毎日で、トレーニングなどというものはまったく出来てない、というか、そもそも走れる道など札幌には無い、あったとしても寒くて走れない、という完ペキなる調整不足で本番を迎えるという事態に直面しております。
正直言えば、昨年の11月に行われた大阪マラソンでゴールして以来「まったくもって走ってない」という、ゆるみきった小太り状態でのフルマラソン出走という危機的状況であります。
ヒゲマラソン部、今回ばかりは「飲んだ勢いで出場を約束するんじゃなかった!」と強く強く後悔しております。
今回の名水マラソンは、大阪よりも1時間短い「6時間以内での完走」という条件が付与されております。
石坂店長の大阪の記録は6時間超。ヤツの場合、自己新記録を出さない限り途中強制退場という「もう明らかに完走ムリじゃん」的な状況。
大阪で4時間半の好記録を叩き出した私にいたしましても、このゆるみきった小太り状態、さらには、度重なる雪かきでの腰痛状態で4時間台での完走などは到底ムリ。目標は5時間半に置いておりますが、それとて足切りの猶予時間は30分。
従いまして、第2回ヒゲマラソン「竹田名水マラソン編」の見どころといたしましては
「いったい何キロ地点でヒゲが足切り強制退場させられてしまうのか?」
ということになります。
たぶんあれでしょう、33キロ地点に設けられる足切り関門がヤマ場でしょう。ここを4時間45分以内に通過しなければ、ヒゲどもは即刻打ち切り退場、完走ならず!となります。
というわけで、背中に姫だるまが描かれた赤Tシャツに身を包んだゆるみきったヒゲ2名が再び!フルマラソンに挑戦!
時は3月3日日曜日。
場所は大分県竹田。
スタートの号砲は、午前10時に鳴り響きます。
今回も大阪マラソン同様、現場に駆けつけてくださったみなさま方による「記録写真」を募集いたします。
明日、投稿ページが開設されるそうでありますので、九州近郊の諸君!是非とも今週日曜日は、ヒゲ!リタイア!ヒゲ!強制収容!の瞬間を激写せよ。
お待ちしております。
【DVD第19弾は3月27日受け渡し!只今予約受付中!】
DVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所II」
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【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(17:14 藤村)
2月15日金曜日。藤村でございまする。
2月15日金曜日。藤村でございまする。
今週日曜日は東京で、九州大佐々木先生とともに「結局、どうして面白いのか〜水曜どうでしょうのしくみ」刊行記念といたしまして、抽選で選ばれた数十名の人たちを生徒にして、「水曜どうでしょう学」とでも申しましょうか、そんな授業のようなトークライブを行います。
もうね、番組を知らない人にはまったく理解不能でちっとも面白くないだろうけれど、どうでしょうを知っている人にはたまらないという授業ですね。
テストなんかやったら、ほぼ全員が高得点を叩き出すんでしょうね。
学ぶ対象に大いなる興味があるなら、勉強はとても楽しいものとなり、テストは高得点を取る。ということは、勉強で大事なのは、「その対象にどれだけ興味を抱くか」というただ一点なんでしょうね。
だから教師の仕事は、生徒に「教える」のではなく「興味を抱かせる」のが仕事なんだろうと思いますね。
先生の話が面白いと、その教科が好きになったりしますからね。
さて今年は、水曜どうでしょうさんの活動が活発な年になります。
まずは「新作」。
ミスターさんとの間では、すでに「やりましょう」「旅に出ましょう」ということになっております。
そして「祭り」。
こちらはもう着々と準備を進めております。準備というのは、舞台イベントの中身とかではなくて(そんなものはたいしたことやりません。4人そろってぐだぐだしゃべるぐらいです)、会場内に出店する魅力的なブースを全国からかき集めることです。
前回2005年の祭りの反省点は「飲食ブースがあまりにも少なかった」という、この一点でした。
今回は、飲食のブースを数多く、それもこだわりぬいた店の出店を目指しております。
そして、新たな試みとして、「アートマーケット」「コミケ」のような個人出展者を募集しようかと考えております。水曜どうでしょうに関するイラストやら造形物やら、そんなものを手作りしている方々は実に多い。そんなどうでしょうアーティストのみなさんに風呂敷一枚分ぐらいのスペースに出店していただいて、もちろん気に入ったものがあれば買ってもらうみたいな、祭り会場だけは著作権に関してはフリーみたいな、そんな感じのことをしたいなとも思っております。
とにかく、前回の祭りよりも数倍パワーアップしたものにしたいと思っておりますぞ。
具体的な開催日時はまだ言えませんが、まぁ・・・秋ぐらいじゃないですか。
藩士諸君は!それまで、たっぷり蓄えを増やしておくこと!
祭り会場には、相当魅力的なものが並ぶと思われますぞー。
【一昨日の日記】
2月13日水曜日。藤村でございます。
昨日まで京都に行っておりました。
ウチの次女が京都の大学に今春から行くことになりましてね。
アパートを探しに、次女と二人で。
アパートはもう、一軒目でスパッと決まりまして。
「ここだよな」と、次女と同意見で。
「いいとこに決まったよな」と、大満足で。
そこは、札幌とはまったく違う、古い感じの落ち着いた町並みで。
次女はしきりに
「ここすごくいいよ!」
「安いスーパーもある!」
「病院も近い!」
「あ、ツタヤもある!」
「おとう!なんか全部うまくいったよー」
と、盛り上がって言っておりました。
春からは、ここが次女の町になる。
大阪に住む長女に続き、次女も関西に行くことになりました。
さて!九州の皆様に緊急告知。
明日14日、KBCさんの「ドォーモ」に水曜どうでしょうが出ます。
「ドォーモ」がリニューアルして、その中で木曜日が「木曜ドォーモ」と題して、旅企画なんかをやっていて、それが「どうでしょうをパクってる」と視聴者から指摘を受けたと。
で、「ほんとにこれはパクってるのかどうか」を、どうでしょうのディレクターである私に判断してほしいと。
で、先日わざわざ札幌までロケに来て、いつもの編集室で撮影が行われました。
その様子が明日14日に放送されるとのことです。
九州のみなさんは是非ともご覧ください。
「ドォーモ」のみなさんとは、ロケ終わりでしこたま飲みまして、すっかり仲良くなりました。
今後も良い交流ができればと思っております。
では、また明日。
【DVD第19弾は3月27日受け渡し!只今予約受付中!】
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(13:14 藤村)
2月13日水曜日。藤村でございます。
2月13日水曜日。藤村でございます。
昨日まで京都に行っておりました。
ウチの次女が京都の大学に今春から行くことになりましてね。
アパートを探しに、次女と二人で。
アパートはもう、一軒目でスパッと決まりまして。
「ここだよな」と、次女と同意見で。
「いいとこに決まったよな」と、大満足で。
そこは、札幌とはまったく違う、古い感じの落ち着いた町並みで。
次女はしきりに
「ここすごくいいよ!」
「安いスーパーもある!」
「病院も近い!」
「あ、ツタヤもある!」
「おとう!なんか全部うまくいったよー」
と、盛り上がって言っておりました。
春からは、ここが次女の町になる。
大阪に住む長女に続き、次女も関西に行くことになりました。
さて!九州の皆様に緊急告知。
明日14日、KBCさんの「ドォーモ」に水曜どうでしょうが出ます。
「ドォーモ」がリニューアルして、その中で木曜日が「木曜ドォーモ」と題して、旅企画なんかをやっていて、それが「どうでしょうをパクってる」と視聴者から指摘を受けたと。
で、「ほんとにこれはパクってるのかどうか」を、どうでしょうのディレクターである私に判断してほしいと。
で、先日わざわざ札幌までロケに来て、いつもの編集室で撮影が行われました。
その様子が明日14日に放送されるとのことです。
九州のみなさんは是非ともご覧ください。
「ドォーモ」のみなさんとは、ロケ終わりでしこたま飲みまして、すっかり仲良くなりました。
今後も良い交流ができればと思っております。
では、また明日。
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(15:11 藤村)
2月4日月曜日。藤村でございます。
2月4日月曜日。藤村でございます。
昨年の11月に石坂店長と共に「大阪マラソン」に出場いたしました。
「ヒゲをはやした中年のおっさんが初めてマラソンに挑んだらどうなるのか?」という人体実験的な要素を含んだ通称「ヒゲマラソン」。
結果といたしましては、普段の体力作り、トレーニングという身体的な鍛錬度はもちろんのこと、普段の人格形成と申しましょうか、頭脳の明晰度、精神的な成熟度が大きくものをいいまして、わたくし藤村が、見事「4時間31分26秒」という快記録で完走し、一方の店長は、マラソン中に1時間も沿道に座り込んで休憩するという体たらくで、6時間超の凡記録でなんとか完走を果たしました。
同じヒゲでも、人格の優れたヒゲと、そうでもないヒゲの間には2時間ほどもタイムの差が出るということがわかったこの「ヒゲマラソン」。
その第2回目が早くも!来月とり行われることとなりました。
私と店長が出場するのは、3月3日(日)大分県竹田市を舞台に、アップダウンの激しい山村地帯を走り抜ける「名水マラソン」。
昨年末、竹田の姫だるまの後藤さんをはじめ、竹田のおっさんたちと焼酎をしこたま飲んでいる勢いで、店長と共に「そりゃぁー出ますよぅー」と出場を決めてしまったものであります。
ところが、今年の札幌は例年にない大雪で、一軒家に住む私も店長も毎日雪かきに追われ、トレーニングなど一向にできないまま、今日まで過ごしております。名水マラソンまで残り1か月。果たして「第2回ヒゲマラソン」はどのような結果となるのか。
九州在住の藩士諸君は、ぜひとも!3月3日の竹田にご参集いただき、大阪マラソンと同様、沿道で走るヒゲの記録写真をお撮りいただきたい。今回は大阪と比べれば規模の小さい大会でありますから、写真も撮りやすいかと。
で、その「大阪マラソン」で、みなさんに撮っていただいた写真は、嬉野先生の編纂で「激走!大阪!ヒゲマラソン」と題しまして、明日!ようやっとこちらのページで公開とのことでございます。
ずいぶんお待たせいたしましたね。
そしてそして、もはや恒例となりました「ヒゲマラソン・オリジナルランニングシャツ」の竹田バージョンが、今回も少数ですが販売となります。
発売は2月22日(金)の20時から、HTBオンラインショップにて。詳しくは「グッズページ」で。
というわけで来月、再びフルマラソンに挑戦!であります。
また明日。
【DVD第19弾は3月27日受け渡し!只今予約受付中!】
DVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所?」
HTBオンラインとローソン・ロッピー端末、そして道内HTBグッズ販売店で予約受付中。予約特典は、「般若のループタイ」の精巧なフィギュア!であります(いらねぇー)。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(14:59 藤村)
1月29日火曜日。藤村でございます。
1月29日火曜日。藤村でございます。
おとといは東京で安田さんと、そしてきのうは札幌でミスタさんとなう泉さんとDVDの副音声収録を行いました。
今回のDVDは2000年に放送された「試験に出る石川県・富山県」と「四国八十八カ所Ⅱ」の2本立て。
「四国八十八カ所Ⅱ」のロケでは、「妖怪に取り憑かれやすい」という大泉さんに不思議な現象が起こりました。
その現象というのは、「あるお寺で撮影した映像が、なぜかテープに一切記録されていなかった」というものでありました。
あの日。撮影中にカメラが異常な警告音を出しました。嬉野先生が車の中でテープを巻き戻して確認してみたら、「なにも映像が映っていない」と言う。それで我々はもう一度寺に戻って撮影をしました。すると今度はバッテリーライトが突然消え、撮った映像は使えないくらいに乱れておりました。さらにその後、25度に設定してあった車のエアコンからは、冷気しか出なくなってしまったと。
この出来事で我々がビビリまくっている姿の一部始終は、今回の「四国八十八カ所Ⅱ」の中でおもしろおかしく紹介されております。
ところが、この怪奇現象には、隠された真実がありました。
後日、原付西日本のロケ中に嬉野先生が私に打ち明けました。
嬉野さんはあのとき、「なにも映ってない」と言いましたが、実は「映っていた」のです。映像はちゃんと存在したのです。それを「嬉野さんが消してしまった」のです。
この真実を元に、その後、嬉野先生が脚本を書き、藤村演出、なう泉さん主演で作られたのが「四国R-14」というドラマです(2000年秋放送)。
でも、事実を元にしているとはいえ、あくまでもドラマはフィクション。ドラマの中で扱ったあの日の夜の怪奇現象も、実はフィクションでした。
ちなみにドラマの中では、「寺の前に立つ大沼(大泉さん)に暗闇の中から無数の手が伸びてくる」という映像が映っており、それを見てしまったディレクターの上島(嬉野さん)が、その映像を消してしまうというお話でした。
でも、本当は違います。本当のことは、あの日、そこに映っていた映像を実際に見て、それを「消してしまった」という嬉野先生しか知りません。それが今回の副音声の中で、「もう10年以上前のことだからいいだろう」ということで、あの日に見た本当の映像のことを語っております。
これは興味深いですよぉー。
恐がりの人もそうでない人も、お楽しみに!と。
さて、これでようやくDVD第19弾もようやく完成。今回は、2011年に撮影された大爆笑の「大泉ワンマンショー」幕間VTRも特別収録されまして、4時間をゆうに越えるボリュームでお届けいたします。
3月の受け渡し日までしばし!待たれよ。
【DVD第19弾は3月27日受け渡し!只今予約受付中!】
DVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所Ⅱ」
HTBオンラインとローソン・ロッピー端末、そして道内HTBグッズ販売店で予約受付中。予約特典は、「般若のループタイ」の精巧なフィギュア!であります(いらねぇー)。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(19:29 藤村)
2013年1月17日木曜日。藤村でございます。
2013年1月17日木曜日。藤村でございます。
年明けからDVD第19弾「試験に出る石川富山/四国八十八カ所Ⅱ」を編集しております。現在、本編の編集を終えて、特典映像を作っておるところでございます。今回は特典映像がかなり多い!お楽しみに。
お知らせをいくつか。
ひとつめ!
昨年「結局、どうして面白いのか~水曜どうでしょうのしくみ」という本が刊行されましたが、その著者である九州大学の佐々木先生に、「どうでしょうの複雑なしくみ」について、「実際に授業をしてもらおう」というイベントが、来月17日に開催されることとなりました。
いわば「どうでしょう学」の授業ということですね。もちろん私と嬉野先生も参加いたします。
『結局、どうして面白いのか─「水曜どうでしょう」のしくみ』刊行記念トークライブ
“それで…結局、どうして面白いのか”
応募方法などは・・・
http://www.tvu.co.jp/product/kekkyoku/
テレビマンユニオンHPの「NEWS」で詳細をご確認ください
ふたつめ!
今週土曜日19日は、藤村がテレビ埼玉さんにおじゃまいたしまいて、読売テレビの西田二郎Pと「テレ玉について考える」というトークイベントをやってまいります。こちらはすでに観覧応募は終わってまして、定員の10倍の申し込みがあったとのことでございます。当たった方は、土曜日にお会いいたしましょう。
3つめ!
現在、北海道だけで放送されている「クロス×バトル」。韓国のアイドルグループ「クロスジーン」とナックスリーダー森崎博之が織りなすバラエティー。でも結局べらべらしゃべっているのはディレクターの私という、どうでしょうのスピンオフ的な番組。
こちらが道外ではじめて、神戸のサンテレビさんで放送されることになりました。
放送は2月3日から。毎週日曜日の夜10時から!
ありがとうございます。いい時間です(HTBなんか深夜2時過ぎに編成しやがるもんですから誰も見やしねぇ)。
日本も中国も韓国も、なんだか小さなことで浮き足立っているようですが、こういう時こそ、「なんだぁー韓国人も中国人もみんな一緒じゃん!」と笑ってすませられるようなこの番組「クロス×バトル」を、関西のみなさん、ぜひともご覧ください。
では、引き続きDVDの編集に入ります。
諸君、また!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(14:18 藤村)
2013年1月4日金曜日!
2013年1月4日金曜日!
明けましておめでとぉーございまぁーす。
藤村でございまぁーす。
すでに3日からDVDの編集をやっておりまぁーす!
バラエティー・お笑い部門で3年連続1位2位を独占しておりますところの「水曜どうでしょうDVD全集」を正月からコツコツと作っておりまぁーす。
DVD第19弾は、HTBオンラインショップとローソン・ロッピー端末にて絶賛予約受付中でぇーす。
今年もおじさん、会社のためでじゃなく、日本のために働きます。
今年も皆の衆!どうぞよろしく!
よし!仕事!
2013年1月4日(金)
嬉野です。
年の初めのためしとて
終わりなき世の目出度さを
松竹立てて門ごとに
祝う今日こそ楽しけれ
商売繁盛 家内安全 心願成就 世界平和 百円均一 終日営業
ということでね奥さん、本日は、仕事始めの日ですよ。
そんな中、うちのヒゲ村さんは、
既に昨日から出社してDVDの編集を始めてるそうでございますよ。
やっておりますよ奥さん。
ということでね、
なんとなく気持ちの入れ替わった気のする年明け出社第一日目(まぁ元日に出てきたからね、二日目なんだけどね、でもまぁ気持ちだから)。
華やかな正月気分はどこにもないけれど、それでも、なんだか新しいページをめくったような気はまだするので、これさえあればまだまだいける大丈夫と思いながら、掲示板の方も更新しておきましたでございます。
では、本日も各自の持ち場で、諸君!奮闘願います!
解散。
大阪マラソンの写真紙芝居だってもちろん編集しますよ。
その心づもりはありますともさ。もちろんです!やりますともさ!
一日だって忘れたことはありませんよ!
2013年1月1日(火)
奥さん明けましておめでとうございます。
ことしもどうぞよろしくお願いをいたします。
嬉野でございます。
わたくしはねぇ奥さん。
比較的に会社の近所に住まいしておりますのでね、
まぁこの元日にてくてく出社して参ったわけでございますよ。
雪もね。降っておりませんでしたのでね。
なんで、てくてく出て来たかと言いますとねぇ。
この日記のこの場所がね、
年が明けても去年の記事のままというのがね、
なんだかどうにも落ち着かないのですよ奥さん。
だもんで出てまいりましたが。
もとより正月の会社にゃ火の気はない。
暖房なんか入っちゃおりませんよ。
そらそうです。誰も出てないんですから。
省エネですよ。
当たり前じゃないですか。
ねぇ。
おかげで指先が冷えてますよ。
まぁ正月気分もずいぶん無いですが。
でもなきゃないで好いんです。そんなものは。
正月気分になる理由がないんですから。
そら無理もないの。
人間そんなにねぇ、
わけもなく正月気分だけ欲しがってもしかたがないですよ奥さん。
元旦だってコンビニはやってますでしょう。
スーパーだって明日からは営業するでしょうから。
だったら正月の準備で年末はおおわらわとかなりませんよ。
それにお休みだってねぇ、
ここんとこ連休がずいぶん増えましたからねぇ。
盆暮れ正月だけが休みって時代じゃないですからね。
正月が待ち遠しかったり、
ただただ楽しくて浮かれるなんてことにもならない。
だからまぁ好いんですよ。
どんなに正月気分が無くたって、年は明けるんですから。
なんとなくでも新しい年が始まるんだなぁという認識だけはある。
それがあればね、充分かなと思います。
さて、それではね、
「2013年が、どうぞ穏やかな年になりますように」と。
この元日に、みんなでお祈りしときましょうね。
そうして「今年も一年楽しく過ごす」
これでございます。なにがあろうとね。
この狭い日本ですが、それぞれの人が、
いろんなことになってるはずですから。
気持ちだけでも足並みが揃えば好いなぁと思いますよ。
それではみなさん。
本年も各自の持ち場で奮闘願います。
あなたの持ち場をあなたが守る。
それが日本の明日を維持する唯一のことのように思えます。
ではまたいずれ仕事始めの日に会いましょう(^^)
それまで諸君お元気でお気張りくださいませ。
解散。
【旧年中の日記メモリアルのコーナー】
12月29日土曜日。
仕事を収めきれずに出勤しております、藤村でございます。
DVD第19弾の編集が多少遅れておりまして、このように年末ギリギリまで編集室ごもりが続いております。
さて、2012年も終了となりますな。
小学生のころ、愛知県の新城市という田舎に住んでおりまして、そこの盆踊りで毎年こんな曲が流れておりました。
♪にぃーじゅういっせいきのぉー夜明けはちかぁーいー らんららん
21世紀というのは明るい未来の入口であると、いうようなのんきな歌だったように記憶しております。
21世紀を迎える時、「自分は36歳か」と小学生だった私は計算し、「それはまたずいぶん遠い話だなぁ」と、これまたのんきに思っておりました。
それがもういつのまにやら来年は48歳。21世紀になってから干支が一回りして再びへび年を迎えるという。
私ももう、ずいぶんと遠くへ来てしまいました。
しかしながら先月、名古屋で20年ぶりに会った中学や高校の同級生たちから、「全然変わってないよ!おまえ」と言われて、「そんなことねぇだろう!」と、「ずいぶんオレも変わっただろう!」と、信じられない思いでしたが、「変わってねぇよー藤村は」と、みんなが口をそろえて言うので、たぶんほとんど変わってないんでしょう。
いや、それぞれに年を取って、すっかり禿げ上がっちゃったヤツもいて「うわっ!どーしたッ!どぉーしたんだよッ!おまえ昔カッコよかったじゃん!」と、あまりの見た目の変わりように驚いたりもしましたが、でもしゃべってみると全然変わらなくて、「いやぁーやっぱり変わってないわ」と、私もうれしくなったりもして。
「変わってない」というのは、なぜか、うれしいことなんですね。
多くの人が「自分は変わらなきゃ」と思って、無理してるくせに。
選挙では「日本を変えよう!」とか声高に言っているくせに。
でも、「変わらない」ほうが、実はうれしかったりする。
だったら自分は「これからも変わらないでいよう」と、そんなことを思いました。
さて、来年2013年は、8年ぶりとなる「どうでしょう祭」を、札幌で開催いたします。
「で、来年のいつやるんですか?」と、すぐに聞いてくるでしょうが、発表はまだです。1万人以上のバカが本州から大挙してやってくる大イベントですから、交通機関、宿泊施設などの手回しをしておかなければなりません。発表はもう少しお待ちください。
そして、時期は未定ですが、新作の旅にも出たいと思っております。来年、どっかのタイミングで「しばらく旅に出ます」の置き手紙が、この日記に貼り出されることと思います。
あいも変わらないおっさん4人の旅を、みなさんに見ていただける日を楽しみにしております。
では、2012年も、本当にありがとうございました。
来年も、水曜どうでしょうを、よろしくお願いいたします!
では、皆の衆!
2012年は!今日でひとまず解散!
よいお年を!
あ、DVD第19弾はHTBオンラインとローソンで絶賛予約受付中ーッ!
【昨日のう日記】
2012年12月28日(金)
嬉野です。
本日は、日本各地の多くの職場で仕事納めの運びでしょうね。
札幌の道は大雪のせいも相まって早くも混雑し始めておるようでございますよ。今年も年の瀬です奥さん。
でもまぁ、師走の雰囲気も、やがて迎える新年の気分も、もうとくに湧き上がってこないので、それはまぁ湧き上がる理由もとくに見当たらないからだわいなぁとようやく思い至り、諦めもつき。
帰らざる川ということでね、時代は行くべきところへ流れて行くんだわ、となんか思ってます。
行くべきところというのが、まだ誰にも分からないだけに。
良くない方へ行きそうな予感だけがあり。
でも、それがどう良くないのか、それもまた分からずで。
そもそも良くない方向へ向かいそうな予感の根拠も定かではなく。
それがたんなる思い違いかもしれないということも含め、
「来年のことを言うと鬼が笑う」という諺を思い出すのです。
「未来のこと?誰に分かるよ」
そういって鬼が笑うのだそうです。
明日という未来を語るということは、
ひょっとすると「一足飛び」のことなのかもしれないですね。
「じゃぁ今はどうよ」
鬼はそう続けて言うのだと思います。
「今はさぁ。どんな時代よ」
言われて思うのです。
「そうだ。分からない。今がどんな時代かも分からない」
言ってみれば、今さえも分からないのでは、とぼくは思います。
未来とか、時代とか、世の中とか。
そんな大きなことは、どれも分からない。
でも、今、自分がどんな環境にいるのか。
それくらいはね、分かる。
昨日ちゃんと朝、昼、晩とご飯を食べられた、とか。
毎晩帰る家はある。毎朝出かける職場も仕事もある。
寒い思いもしないで寝られてるな、とか。
食べたいものが食べられてる、とか。
その時、どこからか鬼が出てきて、私の横に腰を下ろすと、
デカい図体のわりに穏やかな口調で私に話しかけたのです。
「大事な人たちは、いるの?」
「いるよ。」
「大事にしてるの?」
「してる、かな?」
「大事な人たちが誰だかわかってる?」
「分かってる、つもり。」
「誰かの世話になっている?」
「え?誰の?」
「生きていく上で。あんたが支え、支えられもしている人」
「あぁ、そうだね、いろんな人の世話になってるかな」
「みんな、大事にしなきゃね」
「そうだね」
鬼は根気よく私の横にすわり遠くを見ています。
「2、3日前さぁ、仲間と飲みに行ったよね」
「うん」
「親しい人間とさ、美味いもの食べたね」
「そうだね」
「あのマグロの刺身、美味かったんじゃない?」
「あぁ、あれ美味かったなぁ」
「ずいぶん安い値段で出す店だったね」
「そう。毎朝市場に出かけて、安くてうまいもの仕入れてくるらしいよ。毎日メニュー書き換えてるらしいんだ」
「美味いもの食べられた時って幸せじゃない?」
「幸せだね」
「好い時代じゃない」
「うん。好い時代だよね」
「こんなに恵まれた時代、オレたち鬼も記憶にないんだよ」
「あぁ」
「不満のないところって、いつか知らないうちに当たり前に思えて来ない?」
「思えてくる」
「国民が日に三食、ちゃんと食べられる国にしなければっていうのが政治のテーマだった時代もあったよ」
「そうなの?」
「うん。そんなに昔のことじゃない」
「知らなかった」
「ほんの60年くらい前のことだよ」
「あぁ」
「その頃の日本からすれば、今、すでに、この国は大成功したということじゃないの?」
「そうだね」
「それ以上なにしようとするの?」
「あ、…」
「誰かに感謝とかする?」
「え?なにを?」
「飢えてた時代から抜け出して、美味しいものが食べられる時代にしてくれた人がこの60年の時代のどこかにいたってことでしょ」
「そうだね」
「その人たちにさ」
「誰だか知らないから」
「誰だか特定できないと感謝しないの?」
「だって、誰に、どういう形で感謝し続けなきゃいけないかイメージが湧かないと」
鬼はしばらく黙っていました。
そしてこう言いました。
「あんたたち人間も、俺たち鬼と同じように、何千年も何万年も生きれたら、きっとどんな時代の果てに今の時代があるかも分かるだろうな。でも、あんたらにとってみれば、ほんの100年生きるのも稀なことだからな。60年も生きたら徐々に衰弱していくし、その間にまた新しい人間が生まれて来るから、前の人間たちが頑張って獲得した幸福は、次に生まれてきた人間たちにとっては当たり前のことになっているだろうから。あんたらの社会は無限に満足できない社会だよ」
そんなことをまぁ、鬼が言ったというよりか、
私が書いてるだけなんですけどね。
自作自演という。いい気なものという、ねぇ。
でもこれ、私が書くより、鬼が言ったってうそついた方がね、
おそらく受け入れやすいものですからと、思いましてね、
鬼にも今回特別に出ていただきまして、
まぁ年の瀬ですから。鬼も暇だろうと思いましたのでね、
やりましたよ。
日本はまだ、国家が国民を戦場へ連れて行くような国ではありませんね。そんな国にしたいと言っている人がいるようですが。
日本人同士が殺し合う内戦もありません。
それだけでも、すでに夢が広がるような国ではないでしょうか。
とりあえず、その認識だけは忘れずにと、
この年の瀬に私は思いますのよ奥さん。
私が思ってるだけですけどね。
それでは諸氏。
本日も各自の持ち場で奮闘願います。
来年、穏やかな日本でありますように。
解散。
12月21日金曜日。藤村でございます。
九州の出張から戻り、編集室にこもってDVD第19弾を猛編集中であります。
現在のところ「試験に出る石川県・富山県」(全4夜)を終え、「四国八十八カ所?」の第一夜を編集中。四国は放送していない未公開部分がかなり多いため、DVD版は長くなりそうです。
で、今回のDVDには、特別に!
昨年行われたイベント「大泉ワンマンショー」の幕間で流しましたVTRを特典映像として収録することになりました。
このVTRは、ワンマンショーを1週間後にひかえた大泉さんが、私と嬉野先生に急きょ発注したもので、実にどうでしょうらしい仕上がりの爆笑VTRになっております。
劇場であのイベントを見た人しか見えられないというのは、あまりにももったいないということで、今回特別にアミューズさんのご協力により、どうでしょうのDVDに収録されることになったわけでございます。
これはねぇ、楽しみにしていてください。
ということで、
水曜どうでしょうDVD全集第19弾は、現在、HTBオンラインと全国のローソン・ロッピー端末で予約受付中でございます。
そういえば、オリコンの2012年DVDチャートのお笑いバラエティー部門で、どうでしょうDVDが1位2位を独占したとのことでございます。それも、3年連続の快挙!と。
次回のDVDも、渾身の編集力で仕上げたいと思っております。
あと、NEWSポストセブンというサイトに、わたくしコラムのようなものを書いております。おヒマな方はぜひ。
さ、明日から3連休ですな。
一足先に、
メリークリスマス!皆の衆!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(14:38 藤村)