2010年8月11日(水)

嬉野

2010年8月11日(水)
はいはい奥さん嬉野です。
掲示板を久々に更新いたしました。
日記は、サボって昨日のをのっけております
諸君!今日も一日なんとか乗り切っておくれ!
以上。
この前ね、
幕張のワンダーフェスティバルとうフィギュアの祭典へ、
生まれて始めて行きまして。
とにかくまぁ猛暑にもかかわらず、
朝から会場の外は長蛇の列でね。
そして、そのほとんどが男性で。
それを目にしたフィギュア好きの藤やんは言いましたよ。
「結局、フィギュア好きは、男ばっかりなんだよな」と。
もちろん例外もあるのです。
熱心な女性ファンも明らかにいるのです。
しかしそれは全体の割合から見ると、
やはり例外といえる比率でね。
だからやっぱり「フィギュアは男」ということになる。
それを聞いて、私は思いました。
「あ、なるほど。やっぱりそうなんだ」と。
私が高校生の頃に読んだ澁澤龍彦さんの著作にこんなことが書いてありました。
男の子は、ちいさい頃から、自分の股間にある、男の子だけが持つものに興味を持つ、と。
それは、指でいじくっていると、固くなったり膨らんだり、と変化して…。
あぁ奥さん。いえね…。
私は幼児のことを話題にしているわけでね、
なんらいかがわしい話題ではないですよこれ。
言っときますが。
これはもうきわめてアカデミックな話題なわけでね、
なんら御心配にはおよびませんよ。
ということをね、まず言っときますよ。
で、なんでしたっけ?
あぁそうそう。
つまり、いじくってると固くなったり膨らんだりと変化するアレの話しですよ。
いや、アレというと意味深ですが…。
いや、意味深とかそういうのではなくですよ。
これはもうきわめて学術的な…。
まぁいい。
妙に弁解を始めると余計に怪しくなってしまう。
話を進めよう。
いじくっていると固くなったり膨らんだりと変化して、放って置くと、また、ちいさくなって、しぼんでいき。そしてまた、突っついたり握ったりと、していると、デカクなって、固くなって膨らんで、と変化するアレ。
やがて男の子は、その行為とアレの変化の因果関係に気づき、夢中になり、いつか、その興味本位な遊びを繰り返すようになる。
その興味本位な遊びの繰り返しは、やがて、その遊びへの親しみに変わっていく。
それに反して女の子は、箱が好き(バッグやポーチもそうかも知れぬが)。
大切に仕舞うというイメージを実現することのできる箱という入れ物が好きになる。
そこには、いつか自分の子宮の中に、
大切にこどもを宿すのだというイメージが、
幼い頃から、重なっていることを表している、と、
書いてあったような。
もちろん女の子も人形で遊ぶ。
でも、同じ人形で遊ぶにしても、
女の子と男の子では、対象である人形に求めるものが違う。
女の子は、おかあさんが、こどもを育てるように、人形をおんぶしたりだっこしたり、
大切にあつかうことをする。
でも、男の子は、つかんだり、さわったり、ひっぱったりという対象として人形を見る。
だから、手足が可動式のものが好きだったり、いじくって変化させられるものが好きだったりする。
女の子が、たいせつに仕舞うというイメージに惹かれて箱が好きになるように、
男の子は、自分の行為で変化がおきる興味本位の遊びが身についてしまう。
男女という二つの性の違いが、二つの性の好みをここまで変えるのである。
そして、女の子が、入れ物の中に大切に仕舞いこむ行為に熱中するうち、
いつしか女の子は、自分のことも大切に扱って欲しいと願望するようになるのかも知れず。
けれど、男の子は、ただ、変化を楽しむ、興味本位の遊びを繰り返すうちに、対象に対して、大切に扱うというよりは「もてあそぶ」という行為に親しみを覚えてしまう。
対象がなぜそのように変化するのか、と、
相手の気持ちを考える事をしなくなり、
時々に変化していく、その対象の変化だけを、
ただ楽しむということを、男の子は案外平気でする。
その男女が長じて、やがて、巡り会うことになる。
この世に、男と女の二つの性しかない以上、
人生とは、つまり、そういうことであったりする。
ねぇ奥さん。
男女はそれほどに同じではなく、
そしてそこには、それぞれにそれぞれの辿り来たった道があるということで、
それほど長い間の習慣の違いから来る行き違いは、
時に根深かろうなということでございます。
人間というのは、それほどまで、
日常的な繰り返しに、支配される、
ということでございます。
ということでねぇ、
本日も、ためになった人は、ためになり、
響かない人には、まったく響かないという、
あいかわらずのことでございます。
それでは、本日も各自の持ち場で奮闘されたし!
解散!
いやぁ札幌は暑いの、ものすごく。
まぁ、内地ほどではないけれど。
きっと涼しいだろうなと思って観光に来たお客さんは、
金返せ!と思ってるかもしれましぇん。
●水曜どうでしょう初のフィギュアが9月22日(水)に発売!
全5種+シークレット1種で、販売場所は全国のローソン店頭ほか。価格は各368円(税込)。
(15:59 嬉野)