2007年11月9日(金)

嬉野

2007年11月9日(金)
嬉野です。
本日、札幌の天気は晴れ。
しかしながら、もう冷え始めております。
冬近し。
昨日は、私、カミさんと旭山動物園へ私行きましてね。
格安バスツアーでねぇ、行きました。
安いの。奥さん。これが。
札幌駅から旭山動物園まで行って戻って園内4時間、行きに砂川サービスエリアで北菓楼さんのシュークリームを銘々お土産にいただいけて、しめて2980円!
おまけにあなた、空いてたのよ昨日。
旭山動物園。
全部見れましたの。もう満足。
私ねぇ、初めて行きましたんですよ奥さん。
旭山動物園。
東門の団体入り口から入りましてね。
下っていきましたら、シロサイが遠くに見えまして。
「あ!サイだ!」
私、シロサイで、いきなりやられました。
シロクマ館とかペンギン館とか行く前に。
いきなり入り口付近でやられました。
「あんた、やられんの早すぎるわよ」
と、妻は、いくぶんあきれ顔でしたが、問答無用でやられました。
どうも私は、デカイものに弱いところがある。
惹かれるのでありますね。
デカクて、おっとり系のつぶらな瞳に心惹かれます。
象さんとか。
いや、そらまぁあなたね。
野生の象は怖ろしいですよ。それは。
そら密林の王者ですから、おっとりとはしておりませんさ。
大木だってなぎ倒しますからね。
筆箱だって踏んだら割りますから。
↑40代以上に向けたネタです。
しかし、はるばる異国の動物園で暮らす象さんは、たいがいおっとりしてますでしょう。暮らしぶりがいくぶん楽チンですから。
ですから、旭山動物園のシロサイもおっとり顔で、つぶらな瞳でした。
あぁいう動物を見ておりますと見飽きませんな。
いつまでも見ていられる。
あれはどういう心境なのでしょうなぁ。
ちょうどガキんちょの群れが、飼育員さんに引率されて、シロサイの前で野生動物の講義を受けておるようでした。
「この子たちが、住んでるところは、本当はこういうとこじゃないからね。自分たちで餌を探して食べなければなりません!」
なんてなことを大きな声でお話されてましてね。
好いですね。
あぁいう光景を大人になって端から見るのもね。
幸せな光景です。
で、考えてみましたら私ね、ひょっとしたら動物園なんて来たの初めてだったかもしれないなぁ、なんて思いましたね。
なんだかテレビで、盛んに見てきてるから、もうよく分からなくなっておりますが、サイ見てね、「サイだ!サイだ!」って心が躍るというあたり怪しいですね。初めて間近にみたやつの反応だよね。
事実、昨日、定年後の御夫婦連れみたいなカップルでね、
「あ!アザラシいるよ!ほらアザラシ!」
みたくはしゃいでおられました旦那さんがかなりおられましたね。
あちこちで見かけましたよ。
あの方々も、きっと初めて動物園にきたんじゃないでしょうかね。
あの年齢でね。
でなきゃあんなにはしゃがない。
隣におられた奥さんの方はね、
「そらいるわよ。アザラシ館だもの」
みたいなね、まぁ反応でしたがね。
うちのカミさんも、「小さい頃から上野動物園はよく家族で行ってたよ」、みたいなことを言っておりましたから、シロサイ見ても「だからどーした」みたいな、大人な反応をしておりましたね。
シロサイの隣には、キリンがおりましてね、
「あ”!ほら!キリン!キリン!首が長いよ!」
みたいに私が言いますとね。
「アタシ、キリンの本物アフリカで見たよ」
なんてなことを言うわけです。
「なんだよ、キリンの本物って。あれだってニセモノじゃないだろう。だいたい、いつアフリカなんかに行ってんだよ」
「え?毎年」
みたいなね、ことを言うわけですよ。
まぁ確かに、バイクツアーでね、一時期本当にあの人、毎年アフリカに行ってたことありましてね。
で、3年くらい前にバイクの転倒事故を起こしてナミブ砂漠あたりで大怪我してね、旅行会社のサポーターのお陰で辛うじて死なずに済んだのね。
それくらい深刻な事故だったのよ。
もちろん、プロテクターもヘルメットもちゃんと装着してたのも好かったんだけどね。
でも、その時の傷跡がね、未だにあの人の右足の膝小僧あたりに大きく残って可哀相な気もするけど、元気にミニスカート履いて買い物行くこともあるし、「アタシはバイクで死ねたら本望なの」みたいなことを言って相変わらずバイク旅を続けるからね、私ももう何も言わないのよ。
言わないどころか、それからカミさんには敬意を表しております。
あんな怖い痛い想いをして、それでもまだ乗るっていうんだものね、よっぽど自分の世界がしっかりないと、そこまで人間、腹は決まらんだろうと思うからね。
いやいや!
そういう家庭内の話をここで書こうというわけでなく、
旭山動物園へ行きましたというお話ですよ、本日はね。
さぁシロクマ館!
奥さん行きましたのよ。
シロクマ館へ行きましたの。
空いてましたねぇ昨日は。
ただまぁ、シロクマくんは、池の側にへばりついて微動だにせず。
勢い良くバシャーッと飛び込んで「きゃー!かわいい!」みたいなことにはなりませんでしたが、愛らしいお顔でしたね、シロクマさんはね。
でもあれ、ガラス越しで見てるから愛らしいけど、
ガラス無かったら、愛らしいなんて余裕ないだろうね。
あいつにのしかかられてね、食われそうになりながら
「いやぁ、シロクマ。癒されますねぇ」
みたいなことは、人間思えませんからね。
いつか、シロクマの親子の出てくる映画見ましたよ。
地球温暖化でね、北極も暖かくなっちゃって、氷が沖までなかなか張らないからね、アザラシのコロニーまでシロクマは狩りにいけなくてね、親も子もどんどん飢えてね、衰弱してくるのよ。
「おかあさん。お腹減ったよぉ」
「我慢するの。ほら雪でも食べてなさい」
そのうち、兄弟の一匹が、とうとう飢えて死んでしまったりしてねぇ。もう泣けて泣けて。
やがて、やっと氷が沖まで張ってね、
アザラシのコロニーまで親シロクマが行けてね、
親子は、目出度く命ながらえましたという展開でね、
「いやぁ好かった、好かった」
なんつってね、見てましたけど。
あれ、「アザラシの一生」とかいう映画あの後見たらね、
どうだったんでしょうね奥さん。
シロクマに対する印象。
あきらかに、シロクマが悪党だよね。
この辺りがねぇ、なんともはや、だよね。
いやぁ、人間、いろんな視点でものを見ないと見誤るよね。
世の中を。
というねぇ、格安バスツアーでしたね。
さすが旭川が誇る「旭山動物園」!
奥が深いですね。
それでは、みなさん、また来週!
解散!
こんなんで好かったんだろうか。
本日の日記は。
(13:06 嬉野)