10月27日金曜日。藤村でございます。

藤村

10月27日金曜日。藤村でございます。
申し訳ございません、一昨日より日記の更新が滞っておりました。
現在わたくしは「日記本」の作業、嬉野先生は次回発売のDVD第8弾「西表島」に収録する特典映像「水曜どうでしょう祭」の編集作業に邁進しております。
一昨日、「今日は先生が書くと思ってた」「いや先生がお書きになるって言ったじゃない」と、多少の行き違いがございまして日記更新ならず、さらに昨日も「あれ!先生書いたんじゃないの?」「え?先生が書くんじゃないの?」と、またしても行き違いが発生いたしまして2日連続更新ならず。誠にもって申し訳ござりません。
しかし、ま、それだけ各作業が順調に進んでおる証と、そのようにご理解いただければよろしいかと。
さて、日本一。
北海道日本ハムファイターズが移転3年目にして日本シリーズを制覇。
空振り三振で満場の拍手を受けた唯一のプロ野球選手SINJOのこらえきれない涙。
弊社アナウンサー谷口(「ハナタレ」ナレーション担当)の声も裏返りまくりの感激のヒーローインタビュー。
いったい監督はいつ宙に舞うんだとやきもきした感涙の胴上げ。
それらをあますところなく生中継をいたしました弊社HTBの視聴率はなんと50%を突破。弊社歴代1位の視聴率を達成したそうであります。
それを受けまして弊社社長から大入り袋が配られ、弊社喫茶コーナーでは「ファイターズ日本一記念セール」を実施。「飲食物全品半額でご奉仕!」と、朝から館内放送でガナっております。それも先ほどアリのようにたかる弊社社員にあらかた食い尽くされまして「完売御礼!」「ファイターズ万歳!」と、大いに盛り上がります弊社北海道テレビ放送(株)であります。
そのような中で、本日も変わらず平常業務につく「どうでしょう班」ディレクター2名。ひとりは中日ファン、ひとりは野球に興味なしと、北海道のローカル番組を標榜してやまない当番組にしては、一向に盛り上がらない本日の日記であります。
とはいえ、新庄という選手は、実に素晴らしい、愛すべき選手でございました。彼がチームに与えた功績ははかり知れない。選手全員がそう思っていたからこそ、選手の輪が徐々に外野方向に近づき、新庄を迎えに行った。
彼の加入によって、「戦力的に」チーム力が日本一に向上したかどうかは、わかりません。しかし、彼の加入によって、明らかにチームは「日本一のチーム」になった。
裏も表も充分理解した上での、これまでの新庄選手のパフォーマンスに拍手であります。
やろうと思えば、ひとりの人間で世間はいい方向に変わるのですなぁ。捨てたもんじゃありません。
に、してもだ。そーかそーか、またしてもあっさり敗退かドラゴンズ。
「北海道もがんばっとるし、新庄もがんばっとるで、まぁ負けたってもええんだわ」
たぶん半分近くの名古屋人はそう思ってたでしょうね。
「巨人と阪神には勝ったでもうええんだわ」
星野さんが阪神の監督になったときも名古屋人は怒りませんでしたからね。
「まぁ、阪神は弱いで星野さんが行ってつよしたりゃぁいいがね」
でもその裏では、
「これで大阪は名古屋に借りができたわ」
そう思ってたんですね。
これだからいつまでたっても日本一にはなれんのだわ!
・・・まぁ、それが名古屋だでええんだけど。自分でもそれはわかっとるで。
よし、こうなったら日本シリーズ連敗記録を作れ!ドラゴンズ!
また来年も日本シリーズでめっためたにしてやってくれ!北海道日本ハムファイターズ!
日本一おめでとう!
(15:41 藤村)