8月11日金曜日!短い夏休みを終えました藤村でございます。

藤村

8月11日金曜日!短い夏休みを終えました藤村でございます。
どうやら先生は「キャンプに行った」と書かれておったようでありますが、わたくし、考えてみればもう何年もキャンプはしておりません。最後のキャンプ(=テント)は、それこそ「ユーコン」だったのではないでしょうか。
18歳、大学浪人時代から始めたテント泊。バイクツーリングでは一人用のテントを載っけて日本中を回っておりました。社会人となり東京で暮らしていたころには、4人用のテントを買って、カミさんや友人と真冬にもキャンプに行っておりました。その4人用テントは「ヨーロッパ・リベンジ」の名場面、「ここをキャンプ地とする!」にも登場。あれ私物です。やがて子供ができ、家族が増えてからは、めっきりキャンプはしなくなりました。
それはなぜか?
思うに「キャンプ」というのは、せいぜい3人まで。それを越えると装備も大掛かりになり、コスト的にもいきなり高くなる。
キャンプ道具を買い揃えたお父さんはうれしそうに言いますね、
「家族旅行はキャンプが安上がりだ!」
ありゃウソです。その上、装備が大掛かりになればキャンプ自体がめんどくさくなる。お父さんの腰も重くなる。やがて立派な道具だけが押入れを占拠することになる。
そこで我が家ではここ数年、貸切の「コテージ」を利用して旅をしております。キャンプ場に併設されたコテージ、バンガロー。昔は寝るだけのプレハブ小屋みたいなもんでしたが、このところは高級志向で、シャレた別荘風のログハウスなんてのもたくさんある。公共の施設であれば、それを数千円から1万円台で1棟まるごと借りられる。
年に1?2回のキャンプなら道具を揃えるよりずっと経済的。その上、贅沢な別荘気分が味わえる。
というわけで我が家は今回も、大荷物の「キャンプ」ではなく、身軽な「コテージ」利用の2泊3日の道内旅行に出かけたわけでございます。
コテージの予約を入れたのは1週間前。本州ならキャンプ場の予約すら取れない夏休み期間でも、広い北海道なら大丈夫。
まずは一泊目のコテージ。これはちょっと変わっていた。コテージというより昔の民家。それを1軒借り切ることができる。昔の民家というだけあって、風呂もかまども薪で焚く。到着したのは午後3時。普通なら外で遊ぶところだけれど、そんなことをやってるヒマはない。風呂焚きに始まって、かまどに火も入れなきゃいけない。家族総出で火をおこしてるうちに日が暮れる。薪で沸かした五右衛門風呂に入り、かまどで炊いたご飯にレトルトカレーをかけて食べる。ご飯が美味けりゃレトルトで充分。カエルの声を聞きながら夜9時には寝る。朝は5時から起き出して湯をわかし、まだ誰もいない静かなパークゴルフ場で早朝パークゴルフ大会。
2日目はオシャレなコテージ。1棟1万2千円。港町のスーパーで海産物を買い出し。備え付けの炊飯ジャーでメシを炊く。炊き上がったところに新鮮なタコを薄切りにして投入。そのまま10分蒸らすといい具合に柔らかく茹であがる。ジャーの中でタコを混ぜ合わせたら、味なしのタコ飯が出来上がる。それを皿に取り分けて、その上にぶつ切りにしたサーモン、ホタテ、数の子などの海産物をチラシ風にのっける。そこに納豆を投入。最後にカイワレ、シソなどの色味を加えて、醤油をかければ極上の海鮮丼の出来上がり。腹いっぱいになったら、思う存分、枕投げをして夜9時就寝。朝は山の中の手作りパン屋で買ったパンを電子レンジでチンすれば、出来立てのホカホカが味わえる。
そういう旅が、コテージならできる。
せっかく北海道に来たのに、親父の豪快なバーベキューを「ほら食えッ!」と毎晩おみまいされるのは、奥さん、やっぱりちょっとねぇ。
だから家族で、経済的に、北海道を旅行するならコテージ泊がオススメ。
本当は秘密にしておきたかったんだけど、ワンパターンの北海道観光に、少しでもリピーターが増えてくれればそれでよいかと。
「で、それはどこのコテージ?」
って、すぐ人に聞くのはやめなさい。自分で探すのも旅のうち。もっといいコテージは、広い北海道、まだまだたくさんあります。
と、いうことでまた明日。じゃなかった、また来週!
(19:30 藤村)