嬉野

2012年5月29日(火)
嬉野です。
本日は藤村さんのお誕生日であります。
ちゃくちゃくと高齢化しています。
そういえば、
どうでしょう班は、春生まれと夏生まれだけなんですね。
それでお気楽なんでしょうか。
関係ないですね。
それでは本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ奥さん!
【昨日の藤村さんの日記メモリアル】
5月28日月曜日。藤村でございます。
秋に発売されるDVD第18弾「サイコロ6、onちゃんカレンダー、30時間テレビの裏側」の編集をガンガン進めております。今回もテレビでは見られなかったシーンを細かく足して、完全版を作っております。
また、来月から韓国で放送されるバラエティー番組の最終仕上げを東京でしておりまして、このところ留守が多くなっております。再来週は、この番組に出演しているアイドルグループが、いよいよ韓国でデビューするということで、ソウルに行ってまいります。また来週は、新たな「メイド・イン・ジャパン」シリーズのグッズ製作のために九州へ行ってきます。
一方、嬉野先生は、夏に撮影するスペシャルドラマの準備を進めておりまして、こちらも留守がちになっておりまして、たいへん申し訳ございません。
しかしながら、「今は働く時期である」と、ケツメイシの「闘え!サラリーマン」じゃありませんが、「サラリーマンが日本を回しているんだ」と、そういう心づもりでやっていかないといけませんから。
とはいえ、残業しまくりで無我夢中で働いているわけではありません。四十も中盤を過ぎたサラリーマンは、誰しもが「もうね、ラクをしたいですよ」という思考を全面的に押し出してきますからね。
しかしながら、「ラクをする」という手段において、中高年サラリーマンが「後進に道を譲る」的な発想でラクをしようとすると、「部下の仕事に注文を付けるだけ」のイヤな上司になってしまいます。そうではなくて、自ら最前線に出て行ってガンガンやりながら、うま〜く部下の力を利用して、なんとな〜く実労働時間を減らしていって、それでも会社に文句を言われない程度の実績は上げているという、そういうあざとさを身に付けていくのが中高年サラリーマンの理想の姿だと私は思うのです。
というわけでね、気候の良くなった札幌のおいしい空気を吸いながら、午前中はランニング&ウォーキングで体をほぐし、昼からキッチリ8時間だけ仕事をして!さぁ出張で美味いもん食おう!という生活をしております。ADの佐野くん、いつもありがとう!
さて、先月から「オオドオリ大学」という市民に開かれた学校で、先生をやり始めました。「2050年の札幌を考える」という町づくりの講座で、第一回目の授業は、100名近い参加者を集めて、市内中心部にある大通高校という定時制高校の教室を借りて行いました。「それはおもしろそうじゃないですか」ということで、嬉野先生も授業に参加されて、他の生徒に混じって熱っぽい意見を交わしておりました。
嬉野先生いわく「これだけ熱っぽく語ってしまうということは、自分の中に、この町をなんとかしたい!という衝動が隠れていたんだと思い知りました」と。
授業には、札幌市民のみならず、本州からの参加者もおりました。「なんとかしたい」という町づくりの思いは、数多くの人が持っているんです。しかしながら、その思いはなかなかカタチにならない。カタチにしたいと思えば、大きなイベントを開くとか、B級グルメ的な名物を作り出すということで町を盛り上げようとする。それはやっぱり即効性があるし、アピール度も高い。町が一気に活気づいたような気がする。それも大事なことではあります。
でも、今回私がやろうとしている講座は、「2050年」という30年以上も先の「町のあるべき姿を考える」というものです。即効性やアピール度ではなく、「将来に残すもの」「つなげていくもの」を考えて、「じゃあ今、何から始めればよいのか」を実践していこうという趣旨です。目先のことではなく、「この町の思想のようなものを考えていこう」という。「外向き」ではなく、「ここに住んでいる人たちに向けて」の。
おとつい土曜日に開かれた第二回目の授業は、市内の文房具店にあるフリースペースを借りて行いました。今回からは、10名ほどの少人数のゼミ形式で、じっくり語り合いながら「札幌の思想のようなもの」を考えていきます。とても個性的なメンバーが集まりました。これから一年間、月一回の3時間授業で、どんな思想が生まれ、それをどう実践につなげていくのか、それはもう、とてもとても楽しみです。
札幌が、日本の中でも、いや世界の中でも、ちょっと変わってるけど住みやすい都市になればなぁと思っております。
いやぁー札幌はほんと、気持ちのいい季節です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:08 嬉野)

藤村

5月28日月曜日。藤村でございます。
秋に発売されるDVD第18弾「サイコロ6、onちゃんカレンダー、30時間テレビの裏側」の編集をガンガン進めております。今回もテレビでは見られなかったシーンを細かく足して、完全版を作っております。
また、来月から韓国で放送されるバラエティー番組の最終仕上げを東京でしておりまして、このところ留守が多くなっております。再来週は、この番組に出演しているアイドルグループが、いよいよ韓国でデビューするということで、ソウルに行ってまいります。また来週は、新たな「メイド・イン・ジャパン」シリーズのグッズ製作のために九州へ行ってきます。
一方、嬉野先生は、夏に撮影するスペシャルドラマの準備を進めておりまして、こちらも留守がちになっておりまして、たいへん申し訳ございません。
しかしながら、「今は働く時期である」と、ケツメイシの「闘え!サラリーマン」じゃありませんが、「サラリーマンが日本を回しているんだ」と、そういう心づもりでやっていかないといけませんから。
とはいえ、残業しまくりで無我夢中で働いているわけではありません。四十も中盤を過ぎたサラリーマンは、誰しもが「もうね、ラクをしたいですよ」という思考を全面的に押し出してきますからね。
しかしながら、「ラクをする」という手段において、中高年サラリーマンが「後進に道を譲る」的な発想でラクをしようとすると、「部下の仕事に注文を付けるだけ」のイヤな上司になってしまいます。そうではなくて、自ら最前線に出て行ってガンガンやりながら、うま〜く部下の力を利用して、なんとな〜く実労働時間を減らしていって、それでも会社に文句を言われない程度の実績は上げているという、そういうあざとさを身に付けていくのが中高年サラリーマンの理想の姿だと私は思うのです。
というわけでね、気候の良くなった札幌のおいしい空気を吸いながら、午前中はランニング&ウォーキングで体をほぐし、昼からキッチリ8時間だけ仕事をして!さぁ出張で美味いもん食おう!という生活をしております。ADの佐野くん、いつもありがとう!
さて、先月から「オオドオリ大学」という市民に開かれた学校で、先生をやり始めました。「2050年の札幌を考える」という町づくりの講座で、第一回目の授業は、100名近い参加者を集めて、市内中心部にある大通高校という定時制高校の教室を借りて行いました。「それはおもしろそうじゃないですか」ということで、嬉野先生も授業に参加されて、他の生徒に混じって熱っぽい意見を交わしておりました。
嬉野先生いわく「これだけ熱っぽく語ってしまうということは、自分の中に、この町をなんとかしたい!という衝動が隠れていたんだと思い知りました」と。
授業には、札幌市民のみならず、本州からの参加者もおりました。「なんとかしたい」という町づくりの思いは、数多くの人が持っているんです。しかしながら、その思いはなかなかカタチにならない。カタチにしたいと思えば、大きなイベントを開くとか、B級グルメ的な名物を作り出すということで町を盛り上げようとする。それはやっぱり即効性があるし、アピール度も高い。町が一気に活気づいたような気がする。それも大事なことではあります。
でも、今回私がやろうとしている講座は、「2050年」という30年以上も先の「町のあるべき姿を考える」というものです。即効性やアピール度ではなく、「将来に残すもの」「つなげていくもの」を考えて、「じゃあ今、何から始めればよいのか」を実践していこうという趣旨です。目先のことではなく、「この町の思想のようなものを考えていこう」という。「外向き」ではなく、「ここに住んでいる人たちに向けて」の。
おとつい土曜日に開かれた第二回目の授業は、市内の文房具店にあるフリースペースを借りて行いました。今回からは、10名ほどの少人数のゼミ形式で、じっくり語り合いながら「札幌の思想のようなもの」を考えていきます。とても個性的なメンバーが集まりました。これから一年間、月一回の3時間授業で、どんな思想が生まれ、それをどう実践につなげていくのか、それはもう、とてもとても楽しみです。
札幌が、日本の中でも、いや世界の中でも、ちょっと変わってるけど住みやすい都市になればなぁと思っております。
いやぁー札幌はほんと、気持ちのいい季節です。
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:56 藤村)

藤村

5月16日水曜日。藤村でございます。
私は現在、秋に発売予定のDVD第18弾の編集に突入しております。
次回のラインナップは、
「ゴールデンスペシャル サイコロ6」
「onちゃんカレンダー」
「30時間テレビの裏側全部見せます!」
の3本立て!
この中では特に「30時間テレビ」が私は好きです。
さて、「どうでしょう祭」に関するお知らせです。
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R-14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
2012年5月15日(火)
嬉野です。
本州のみなさまには今更のことでしょうが、
どうでしょう桜が満開の花をつけて咲いております。
「どうでしょう桜?なんすか?その桜は?」
と、思われる方のほうが、
この頃では、多いかなと思うのですが、
あれは、忘れもしない2001年。
水曜どうでしょうの番組開始5周年を記念しまして、
ミスタさんと大泉さんが、
番組内で、お手ずから植樹された桜の苗木が、
あれから11年の風雪に耐え、
HTB裏の花園に根付き、
今や満開の花を咲かせておるのでございますが。
その桜を、どうでしょう桜と、
手前どもの方で、
勝手に名づけておるのでございます。
それにしても、
桜の木は、10年くらいでは、
なかなか大木にはならんものなのですね。
さて、生き物といいますものは、
本来、一人で生きて行くものなのだと思います。
キツネしかり、
熊しかり、
リスしかり、
たぬきしかり、
なぜなら生き物は、一人で生きていける能力を、
本来持って生まれているはずだからです。
でも、不思議と人の情愛を知ってしまった動物は、
以後、一度知ってしまった人の情愛を
悲しいほどに求めてしまうようになるものです。
犬猫に限らず、いろんな動物に、
そういう傾向、ありますね。
かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、
子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、
厳しく教育されていたそうですが、
ある時現れた日本人スタッフが、
日本人のいつもの調子で、
「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、
おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、
手をつないだり、一緒に寝たりと、
ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、
孤児院内では、
他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、
大顰蹙だったそうですが、
しかしながら、やがて、
いつまでも心を開かなかった子供や、
意欲がなかったり、
きわめて反抗的だった子供たちが、
「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、
みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、
ついに欧州人スタッフたちも、
この日本人の目に余る、
べたべたとした接し方の中に、
もしかすると、何か、
生き物として無視出来ないエレメントが、
隠されているのかもしれないと思い始め、
彼の日本人スタッフの
「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、
おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、
この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。
他の生き物に対してとる、日本人の、
この、なんともゆるい愛情表現。
この、とてもじゃないが英雄は生まない、
なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。
この心情的に呑気な風土と、
日本のという辺境の地に現れた、
気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、
大きな関係性があるように思うのであります。
つまり、
烏合の衆、という、頼りにならない連中を創出する風土。
けして英雄を生まない風土。
呑気にかまえ、油断する、ちっちぇーやつらの故郷。
それが日本だと。
私は、思うのであります。
そういう連中は戦争すれば、そりゃあ負けますよ。
だって、できれば呑気にしてたいんだもん。
だって、呑気にしてられる気候風土にいるのだもの。
そのことを、
私は、誇りにしたいと、この頃は、思うのであります。
ということでね奥さん。
着地点としては、今一歩。というところで、
本日の日記は終了でございます。
それでは、諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(13:29 藤村)

嬉野

2012年5月15日(火)
嬉野です。
本州のみなさまには今更のことでしょうが、
どうでしょう桜が満開の花をつけて咲いております。
「どうでしょう桜?なんすか?その桜は?」
と、思われる方のほうが、
この頃では、多いかなと思うのですが、
あれは、忘れもしない2001年。
水曜どうでしょうの番組開始5周年を記念しまして、
ミスタさんと大泉さんが、
番組内で、お手ずから植樹された桜の苗木が、
あれから11年の風雪に耐え、
HTB裏の花園に根付き、
今や満開の花を咲かせておるのでございますが。
その桜を、どうでしょう桜と、
手前どもの方で、
勝手に名づけておるのでございます。
それにしても、
桜の木は、10年くらいでは、
なかなか大木にはならんものなのですね。
さて、生き物といいますものは、
本来、一人で生きて行くものなのだと思います。
キツネしかり、
熊しかり、
リスしかり、
たぬきしかり、
なぜなら生き物は、一人で生きていける能力を、
本来持って生まれているはずだからです。
でも、不思議と人の情愛を知ってしまった動物は、
以後、一度知ってしまった人の情愛を
悲しいほどに求めてしまうようになるものです。
犬猫に限らず、いろんな動物に、
そういう傾向、ありますね。
かつて、ある欧州の厳格な孤児院で、
子供達は、子供達の自立心を尊重されながら、
厳しく教育されていたそうですが、
ある時現れた日本人スタッフが、
日本人のいつもの調子で、
「あら、なんとかちゃーん」的に笑いかけたり、
おどけた顔であやしたり、ベタベタ抱っこしたり、
手をつないだり、一緒に寝たりと、
ぼくらには、わり合いに馴染みのある接し方をし始めて、
孤児院内では、
他の欧州のスタッフから違和感をもたれ、
大顰蹙だったそうですが、
しかしながら、やがて、
いつまでも心を開かなかった子供や、
意欲がなかったり、
きわめて反抗的だった子供たちが、
「あら、なんとかちゃーん」の影響で、なのか、
みょうに明るく素直に振舞うようになり出すのを見て、
ついに欧州人スタッフたちも、
この日本人の目に余る、
べたべたとした接し方の中に、
もしかすると、何か、
生き物として無視出来ないエレメントが、
隠されているのかもしれないと思い始め、
彼の日本人スタッフの
「あら、なんとかちゃーん」的な接し方を、
おっかなビックリ取り入れ始めたとのことでございましてね、
この他人に対して、油断出来るまでの情愛でもって接するのが、いつのころからか、このユーラシア大陸の東の端に住み着いて生きてきた、ぼくら日本人の心情の中に自然と宿った、他国にはあまりない緊張感のない情愛なのだなと思うのであります。
他の生き物に対してとる、日本人の、
この、なんともゆるい愛情表現。
この、とてもじゃないが英雄は生まない、
なんとも甘やかしてしまう楽ちんな風土。
この心情的に呑気な風土と、
日本のという辺境の地に現れた、
気候温暖で清涼な水にあふれた風土との間に、
大きな関係性があるように思うのであります。
つまり、
烏合の衆、という、頼りにならない連中を創出する風土。
けして英雄を生まない風土。
呑気にかまえ、油断する、ちっちぇーやつらの故郷。
それが日本だと。
私は、思うのであります。
そういう連中は戦争すれば、そりゃあ負けますよ。
だって、できれば呑気にしてたいんだもん。
だって、呑気にしてられる気候風土にいるのだもの。
そのことを、
私は、誇りにしたいと、この頃は、思うのであります。
ということでね奥さん。
着地点としては、今一歩。というところで、
本日の日記は終了でございます。
それでは、諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。
(14:35 嬉野)

嬉野

5月2日水曜日。連休の合間に藤村でございます。
このところ日記の更新が滞っておりまして、すいませんでしたなぁ。
私は、「ヨーロッパ企画です。」のDVDの仕上げ作業と、韓国で放送される男性アイドルグループのバラエティー番組の編集を並行してやっておりました。
韓国の番組の方は、東京でハングル文字でのテロップ、スーパー付け作業をやっておりまして、「やはり」と申しますか、直前になっていろいろと問題も出てきて、なかなか一筋縄ではいかないなぁと。でも、それにうろたえていては、異国でテレビ番組なんか作れないわけで、解決策をその場その場で見つけて対処していくしかないと思っておる次第です。
でも、韓国人の方が、ハングルでスーパーを付けながら、腹を抱えて笑っていたので、「よしよし」と、ひとまず胸を撫で下ろしました。
嬉野先生は、2年がかりで手直ししていたドラマの脚本がようやく完成し、いよいよ撮影の段取りを急ピッチで進めているところであります。
そんな中で先週は、各地に出張をしておりました。
水曜日は、この日から始まった横浜そごうでの北海道物産展に行きまして、朝早くからHTBのブースに並んでいただいたみなさんにご挨拶をしてまいりました。
相変わらず熱い神奈川藩の諸氏、どうもありがとうございました。
木曜日はNHK仙台放送局の社内講演会に呼ばれまして、ひとり東京から新幹線に乗り、仙台へと向かいました。
E5系というね、新型車両の窓側の席に座りまして、弁当を食べながら春の東北路の風景を眺めておりました。
東京はもう桜が散っておりましたが、福島あたりの山里では、あちこちで桜が花開いておりました。
福島には、きれいな桜が咲いておりました。
田んぼには水が張ってあって、今年も田植えが始まろうとしておりました。
「日本の春の風景」が、福島にはありました。
北海道に住んでいると、「普通の日本の風景」に、たまらなく心を動かされるようになります。北海道は、日本の中の外国なんです。瓦屋根はないし、竹林もないし、茶畑もないし、桜の花も種類が違います。
だから私は、いつしか「日本」という国を、日本に住んでいながら、客観的に見るようになったような気がします。
そうすると、京都や、富士山や、東京の喧噪よりも、「日本」という国を強く意識するのは、新幹線の車窓から見えるような、この国の「普通の風景」です。
日本のどこにでもあるような風景にこそ、この国らしさ、異国情緒を感じるんです。
密集した住宅地を抜け、工場が建ち並ぶ郊外を抜け、田園地帯に入り、川沿いには黄色い菜の花が咲き、桜が咲き、鯉のぼりが風に揺れている。そのすべてに、「日本」という国の美意識を感じます。北海道から来ると、それが、涙が出るぐらい美しい日本の風景に見えるんです。
韓国で番組を作るにあたり、いろんな人に日本の印象を聞きました。その人たちが真っ先に言う言葉は、「クリーン」という言葉でした。
日本の町は「清潔」で、人々はそこに「整然」と暮らしていると。
この国が世界に誇るべきは、こういう「普通の風景」「普通の生活」にこそあるのだと、あらためて実感しました。
われわれが「普通に暮らしていること」が、実は世界の中で高く評価されている。
でも、福島には、「自分の町で普通に暮らすこと」が出来なくなった人たちがいます。それは、この日本という国が犯してしまった、取り返しのつかない重大な過ちです。
普通に暮らすことが、どれだけ大事なことか。
日本人にとって今、それが一番必要なことだと感じます。
土曜日は、再び嬉野先生と合流し、京都にまいりました。
ヨーロッパ企画の連中が、京都の町中にある廃校となった小学校で、「ハイタウン2012」と銘打ったイベントを開いておりまして、その初日のゲストとして呼ばれたのでございます。
予約受付が始まったDVD「ヨーロッパ企画です。」の一部を試写しながら、2時間に渡り、その裏話などをメンバーとともに語るというもので、メンバーにも見せていなかった、完成したばかりの「カレーパン」というVTRを試写で流しましたら、これがかなりな笑いを取りまして、メンバー曰く「実際に劇場で演じたときよりもウケてる」と。「よしよし」と、これまた胸を撫で下ろした次第でございます。
このイベントは、文化祭のような雰囲気で、各教室でカフェを開いたり、アートマーケットがあったり、映画の上映があったり。
その中のメインは、元職員室だった広めの空間を劇場にして、ヨーロッパ企画のメンバーを中心に実験的なコメディーを披露するというもので、「まぁそんなにおもしろくないだろう」とタカをくくっておりましたら、これが思いのほかおもしろくて。
30分ほどの短編コメディーが6つ、時間差でやっております。プログラムや料金は、ヨーロッパ企画のサイトをご覧下さい。ゴールデンウイーク中やっておりますので、関西近郊でおヒマの方は、ぜひ。
映画上映の中にひとつ「かしこい狗は、吠えずに笑う」という自主制作の映画があります。3年前、ヨーロッパ企画主催の「ショートショートムービーフェスティバル」というのに参加したときに、「おっこれは目の付けどころがなかなかいいな」と思う作品がひとつありまして。渡部亮平くんという学生が作ったそのショートムービーに、私は一票を投じたんです。その彼が作った初めての長編映画が、その「かしこい狗〜」なんですが、コレ、すごいです。話の中身は、ちょっとドギツイ場面も出てきてあれなんだけど、ぐいぐいと引き込まれます。主演のミンピという女の子が、これまたすごくいい。ミュージシャンで演技は初めてというのが信じられないぐらい。ヨーロッパ企画の石田くんが、変態教師役で出ていて、これまた新境地を見せています。お子様には決して薦めませんが、映像を志す人は必見です。
ということで、明日からゴールデンウィーク後半。
札幌は気持ちの良い天気で、桜が一気に咲き始めました。
【昨日のう日記】
2012年5月1日(火)
おはようございます奥さん。
嬉野でございますよ。
さて、今日から五月ですよ。
暑くないスか?
札幌はねぇ、おや、ようやく桜の花が枝にぽつと咲き始めたりしてるやつもあるなぁ、
的なところでございますよ。えぇえぇ、今頃ですよ奥さん。
全国的には流行を過ぎた今頃に、
こちら札幌は、さくらの盛りももうすぐか、
というのを迎えようかというところでね、
(まだまだ盛りではない)
桜の開花とかねぇ、
毎朝見る、Zipさんあたりでは、もうもう過ぎた話題でございますが、
こちら札幌は、自分たちのタイミングで桜の満開がすぐそこでございます。
そして本日、あれです、
わりに暑いです。
奥さん、このところ手前どもは出張が多ございましてね、
先日も京都へうちの藤村さんとまいりまして、
ヨーロッパ企画さんが河原町あたりにありますところの、
もうやってない小学校でやっているイベントに出演してまいりました。
なぜ?と言えば奥さん、手前どもの方で、昨年末、ヨーロッパ企画さんを全員呼んで、一週間の合宿生活をしてもらいながら撮影しましたショートコメディー集「ヨーロッパ企画です」を撮り終えて、ぼくらとヨーロッパの面々で「どーですか」といったお話をしながら、放送には載せなかった「カレーパン」という短編を上映しましたら会場に集まってたお客さん爆笑してましたね。
目の前で受けているさまというのは制作者を安心させますよね。
気分が好い。
このDVD「ヨーロッパ企画です」の予約がねぇ奥さん、
たしか本日より全国のローソンさんで始まりますのよ。
ぜひお求めくださいませ!
これ一枚でヨーロッパ企画という連中の独特の面白さがご堪能いただけると思います。
さぁということでねぇ、
なんだか暑くて眠いですよ。
眠くってしょうがないから日記も今日のところはこの辺で終わりますよ奥さん。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願いましたぞ!
解散
明日もおいで!
【お知らせ】
★どうでしょう新作がついに関東圏で放送開始!
東京MX‐TVでは3月11日から!
千葉テレビさんでは4月4日から!
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/
3月24日に本が発売されました。自分らで言うのもあれですが、おススメです。
(14:30 藤村)

嬉野

2012年5月1日(火)
おはようございます奥さん。
今日から五月ですよ。
暑くないスか?
札幌はねぇ、おや、ようやく桜の花が枝にぽつと咲き始めたりしてるやつもあるなぁ、
的なところでございますよ。えぇえぇ、今頃ですよ奥さん。
全国的には流行を過ぎた今頃に、
こちら札幌は、さくらの盛りももうすぐか、
というのを迎えようかというところでね、
(まだまだ盛りではない)
桜の開花とかねぇ、
毎朝見る、Zipさんあたりでは、もうもう過ぎた話題でございますが、
こちら札幌は、自分たちのタイミングで桜の満開がすぐそこでございます。
そして本日、あれです、
わりに暑いです。
奥さん、このところ手前どもは出張が多ございましてね、
先日も京都へうちの藤村さんとまいりまして、
ヨーロッパ企画さんが河原町あたりにありますところの、
もうやってない小学校でやっているイベントに出演してまいりました。
なぜ?と言えば奥さん、手前どもの方で、昨年末、ヨーロッパ企画さんを全員呼んで、一週間の合宿生活をしてもらいながら撮影しましたショートコメディー集「ヨーロッパ企画です」を撮り終えて、ぼくらとヨーロッパの面々で「どーですか」といったお話をしながら、放送には載せなかった「カレーパン」という短編を上映しましたら会場に集まってたお客さん爆笑してましたね。
目の前で受けているさまというのは制作者を安心させますよね。
気分が好い。
このDVD「ヨーロッパ企画です」の予約がねぇ奥さん、
たしか本日より全国のローソンさんで始まりますのよ。
ぜひお求めくださいませ!
これ一枚でヨーロッパ企画という連中の独特の面白さがご堪能いただけると思います。
さぁということでねぇ、
なんだか暑くて眠いですよ。
眠くってしょうがないから日記も今日のところはこの辺で終わりますよ奥さん。
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願いましたぞ!
解散
明日もおいで!
【藤村さんメモリアルのコーナー】
4月17日火曜日。藤村でございます。
京都の劇団「ヨーロッパ企画」といっしょに作りました短編芝居集「ヨーロッパ企画です。」のDVD版が、いよいよ発売決定となりました。
北海道と新潟、秋田、福島、静岡、そして「HTBオンデマンド」では、「苦悩のピラミッダー」「審判」「4人」の3本を放送しましたが、DVD版ではさらに、5本の短編芝居が収録されており、2時間ほどのボリュームとなっております。
追加収録されている短編は以下のラインナップです。
「カレーパン」
テレビで紹介された美味しそうなカレーパンを求めて長い行列ができる。しかし、その行列が、なんとなく2つに分かれてしまう。「こっちの列の方が正しい!」と主張し合う男たちのお話。
「ゴッホ」
美術館でゴッホの名作「ひまわり」を、異常なほどの使命感で守る警備員と、チャラい客のお話。
「ミサイルメン」
ミサイル発射ボタンを持たされてしまった6人の男たちの、かなり社会風刺が効いたお話。
「バス」
もしもバス停にバスが1時間以上も来なかったら、そこにいる人たちはどういう行動に出るのか、というお話。
「イカダ」
無人島に流されてしまった4人の男たち。脱出のためにイカダを作るが、小さくて一度に4人は乗れない。どういう順番で、どういう組み合わせでイカダに乗るのかを延々と続けるお話。
まぁこれ、いずれにしても「ちっちぇー」お話です。でも、これぞ!ヨーロッパ企画の真骨頂!
DVD版「ヨーロッパ企画です。」は、5月1日より、「HTBオンラインショップ」と「ローソン・ロッピー」で予約開始!
発売は6月27日でございます。
【お知らせ】
横浜そごうさんで北海道物産展が開催!
HTBも以下の日程で参加します!
4月25日(水)〜4月30日(祝)までの6日間だけでございます。
★どうでしょう新作がついに関東圏で放送開始!
東京MX‐TVでは3月11日から!
千葉テレビさんでは4月4日から!
★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
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3月24日に本が発売されました。自分らで言うのもあれですが、おススメです。
(13:58 嬉野)