11月28日火曜日ですな。藤村でございます。
「水曜どうでしょう」今年の新作。編集作業にエンジンが掛かっておりまして、編集室を出ることがほとんどなくなってまいりました。また新たなどうでしょうがひとつ、作り出されております。
先週、樋口了一さんのベストアルバムが発売されました。
樋口さんと言えば、「1/6の夢旅人」なわけでありますが、私にとっては、このアルバムに収録されているいくつかの古い曲に思い出があります。
水曜どうでしょうを始める前にやっていた深夜番組、「モザイクな夜」。制作部に来たばかりの私が最初に担当した番組。
当時、ミスターのラジオ番組「ゴイス」のディレクターだった方が、「彼の歌はいい!」「テレビでも何か彼の企画はできないか」と熱くプッシュしていたのが、樋口了一というアーティストでありました。
それを受けて「モザイクな夜」では、彼のビデオクリップを作ろうということになった。チーフの杉山D(「サイコロ3」に参加)と清水D(「コスタリカ」に参加)が、当時としては思い切ったロケ日数と予算を使って、やがてそれは立派な作品に仕上がった。
「そうかそうか、深夜番組といえど1本のVTRにここまで金と時間を注ぎ込んで作ることもあるのか」
毎夜、編集機にかじりついていた杉山と清水くんを見て、「だじゃれ一本」みたいな安直なVTRを作っていた私は思ったのでありました。
もう10年以上昔、彼らの編集室からずっと聞こえていた「♪エレンディラ」と「♪GOGH」には、だから、ディレクターとして走り出したばかりの若い自分の姿が重なるのであります。
樋口さんとの2回目の出会いは、「水曜どうでしょう」が始まって間もなく。「サイコロ3」で樋口さんの自宅を訪れ、新曲のプロモーションをかねて大泉青年にレコーディング体験をさせた。やつが初々しく興奮してガナった「♪AnniversarySong」。
この曲を聞くと、どこか弾けるような、当時の番組の心意気がよみがえってくるのであります。
それからしばらく樋口さんとの交流は途絶えますが、番組が終わる段になって作ってもらった「♪1/6の夢旅人2002」。これが実に良い曲で、もはや番組になくてはならないテーマソングとなった。今では折にふれて樋口さんとお会いします。嬉野先生なんか今年のロケの前日に、樋口さんと2人でススキノで飲んだそうであります。
先月の「渋谷小祭」にも樋口さんは家族と一緒に来てくれました。奥様は番組の大ファン、小さな息子さんもonちゃんが大好きなんだそうであります。
歌がいいのはもちろんだけれど、これだけ長い付き合いがあるとうのは、なにかしらのご縁と、そして樋口さんの人柄なんだろうと思います。
しかし、そんな樋口さんにも今、大きな悩みがあるとか。
「あの、夢旅人2002はさ、すごくテンポのいい曲でさ」
いいですね。アップテンポで勢いがあって。
「もうさ、コードがすごく複雑なのさ」
かっこいいですね。
「あちこちでアコースティックライブやるじゃない」
盛り上がりますね。
「もうさ、オレ、指がちぎれそうなのさ」
ギターを弾く指が、もはやちぎれそうなんであります。
「まさかこんなにライブで弾くことになるなんて思わなかったからさ、今ちょっとオレ、後悔してるよ。もうちょっとスローな曲にしときゃよかったって」
しかし残念ながら樋口さん、これからもアップテンポで盛り上がる「♪1/6の夢旅人2002」は外せません。
もし本当にちぎれたら、ま、そのとき考えましょ。
それまでは、ギター一本、歌い続けて下さい。
がんばれ!樋口了一!
「ベストコレクション?あの頃の僕がいるなら?」
絶賛発売中!と。
【今週金曜日からDVD第8弾「激闘!西表島」いよいよ予約開始!】
12月1日(金)午前10時より!全国のローソン店頭にあるロッピー端末にて予約受付開始!
オリジナルポストカード10枚セットの予約特典アリ!
商品番号!「387088」(サバンナおばば)
3月21日(水)午前0時の時報とともに全国のローソンにて受け渡し解禁!各自討ち入り!
また、「道内各HTBグッズ販売店」並びにネット通販「HTBオンラインショップ」でも同日より販売開始!
DVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」の追加予約も同じく12月1日より開始。
商品番号「393321」(サンキューさんざん21カ国)
こちらの受け渡しは、2月14日からでございます。
(19:33 藤村)
11月28日火曜日ですな。藤村でございます。
11月22日水曜日。藤村でぇございます。
11月22日水曜日。藤村でぇございます。
最新作の編集にどっぷりと入っております。今日までに、およそ30分ほどのVTRをつなぎ終えました。
企画発表があり、旅立ち、そして現地に到着。到着して移動と、いつもの水曜どうでしょうがそこにありました。
しかし、そこはかとなく、10年の積み重ねと申しますか、老練な、と申しますか、4人が着実に年をくっていることが感じられる今回の出だしであります。
10年前は大泉洋も学生だったわけですから、それこそ学生ノリで賑やかに旅立っていたわけですが、先ほどつないだVTRの中で33歳の大泉洋は、「若者向けと言うより、もうどちらかといえばフルムーンを対象としたエレガントな旅番組にしたい」と、そう申しておりました。
ま、出だしですから、バカがどう思おうと勝手なわけですが、この旅、残念ながらフルムーンどころか、最終的には学生ノリよりも始末の悪い「おっさんの慰安旅行」的な、ぐだぐだな旅になってしまうことを、この時の彼は知らないわけでございます。
どうでしょう班4名、いよいよ「一番手に負えない年齢になってきたな」、そう思うわけでございます。
さて、掲示板の更新が出来ず申し訳ござりません。ただ、私も嬉野先生も、必ずひととおり読んでおりますので、あなたの日々の徒然なることなど、気が向けばどうぞ遠慮なく書いていただければと、思うのであります。
札幌は、今朝方まで降り続いていた雨がいつのまにか雪にかわり、そして今、あたり一面を白くしております。積もりましたね、ついに。
例年より遅れていた冬が、いよいよやって来ました。
編集室ごもりには、まぁ、良い季節ではあります。
おっ、明日は、勤労感謝の日。こっちゃぁサラリーマンだ。ビシッと休むぞ。
じゃぁ、またあさって。
【お知らせ】
先週末に写真掲載までしてアピールしました、「どうでしょうカレンダー二種」の第一次予約がめでたく上限に達したそうでございます。ありがたいことでございます。
【DVD第8弾「激闘!西表島」いよいよ予約開始!】
12月1日(金)午前10時より!全国のローソン店頭にあるロッピー端末にて予約受付開始!
オリジナルポストカード10枚セットの予約特典アリ!
商品番号!「387088」(サバンナおばば)
3月21日(水)午前0時の時報とともに全国のローソンにて受け渡し解禁!各自討ち入り!
また、「道内各HTBグッズ販売店」並びにネット通販「HTBオンラインショップ」でも同日より販売開始!
DVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」の追加予約も同じく12月1日より開始。
商品番号「393321」(語呂募集!)
こちらの受け渡しは、2月14日からでございます。
(21:18 藤村)
夜分恐れ入ります。11月20日月曜日、藤村でございます。
夜分恐れ入ります。11月20日月曜日、藤村でございます。
今年の水曜どうでしょう最新作の作業を始めておりまして、久々に編集室引きこもり生活に入っております。
さきほど冒頭の企画発表部分をつなぎ終わり、「今日のところはこのへんで…」と、パソコンのあるデスクに戻ってまいりました。
この時間になると制作部のあるフロアにも人は少なくなり、静かになってまいります。静けさ、というのは1日の終わりに落ち着きを取り戻してくれますな。静けさと、あと暗さですな。
先月の末に、また岩手に出張してきました。その際に、系列の岩手朝日の人間と地元代理店の方などと連れ立って、あるお宿に行ってきました。
岩手県北部にあるそのお宿は、茅葺屋根に囲炉裏のある、高級宿なんかではございませんが、古い民家をそのまま利用した趣のあるお宿でございます。
日が暮れるかどうかという時間から、黒い板の間に座り、囲炉裏を囲んで酒を飲み始めます。メシを食い、風呂に入り、やがて宿のご主人と奥様も交えて、さらに酒を酌み交わします。テレビはありません。明かりもほとんどありません。静けさと暗さが包み込む中、ただ囲炉裏の火を見ながら、ただゆっくりと話をします。
時計を見てもまだ夜の9時。おだやかな気分で、さらに飲みながら話をします。
夜11時を過ぎたころ、宿の奥さんにうながされて外に出ました。
「おぉーっ!すげぇ!」
空には物凄い数の星がありました。驚きました。驚きすぎて、わたくし放屁いたしました。
「おぉーっ!すげぇ!(バッ!)」
最後の「すげぇ!」とおならはほぼ同時に出ました。それも(ぶっ!)ではなく、もっと豪放な、弾けるような(バッ!)という音色。わたくし、肛門が破裂したかと思いました。肛門が割れるほど、頭上に振りそそぐ星空に驚いたのであります。
寒い寒いと身を固くしながら囲炉裏の部屋に戻り、また酒を飲みます。
「この家には、座敷わらしが住んでるんですよ」
奥さんが話し始めました。
その座敷わらしの名前は、ハルちゃんというらしく、ハルちゃんは、子供が泊まりに来るとうれしそうに出てきて、一緒に遊ぶそうです。事実、小さな子供が暗い部屋に向かって指を差したり、話をしたりすることがよくあると。
「奥さんは、見たことあるんですか?」
「一回だけ」
それは、ある夏の日のことでした。
その日も囲炉裏を囲んで宿泊客と夜更けまで酒を酌み交わしておりました。中に、そういうのが見える方がいらっしゃいまして、「あら、今日は上でハルちゃんがずいぶん騒いでるわね」と言ったそうです。
やがて酒宴もお開きとなり、奥さんは座布団を囲炉裏のそばに積み重ねて片付けました。その夜は蒸し暑かったので、窓を全部開け放して、そのまま寝たそうです。
翌朝早く、奥さんは部屋に煙が充満しているのに気づいて飛び起きました。
「火事だ!と思って、あわてて囲炉裏の部屋に行ったら、座布団が焦げて全部灰になってた」そうであります。たぶん囲炉裏の火が飛んだのでありましょう。座布団は灰になっておりました。
「でも、燃えたのは座布団だけ。もしも風が強かったら、たぶん本当に火事になってた。だから・・・」
だからあの夜、ハルちゃんは騒いでた。そしてきっとハルちゃんがあの夜、この家を守ってくれた。
奥さんはその日、座布団だけが燃えて、四角い焦げあとが付いた床に、お菓子をお供えしたしたそうです。
「ハルちゃん、ありがとう」
お礼をし、部屋を出て、しばらくして振り返ると、その場所にハルちゃんが立っていたそうです。
ハルちゃんの横には、犬がいました。もう死んでしまった、奥さんがかわいがっていた犬のジョイ。
ハルちゃんは、ジョイを連れて、にこにこしながら、その場所に立っていたそうです。
「それ以来、もうなにがあってもハルちゃんがいるからこの家は大丈夫って、思うようになった」
奥さんは、天井を見上げてそう言いました。
「ココに・・・いるんだね?じゃぁ、ハルちゃんが・・・」
「いますね」
「ふーん・・・」
根っからのビビリ屋のわたくしは、(今、ハルちゃんが出てきたら、間違いなくおれの肛門は破裂するな)、そう思いながら、放屁を必死で我慢しておりました。
座敷わらしがいて、家を守ってくれる。だから、大丈夫。そう思って日々生活できる。それは、なんと豊かな暮らしであろうと、思いました。
家を包み込む静けさと、暗さ。物の豊かさはないけれど、心の豊かさはいっぱいある。
岩手で、また良いものに出会いました。
さ、11時になってしまいました。早く帰ります。また明日。
【DVD第8弾「激闘!西表島」発売決定!】
12月1日(金)午前10時より!全国のローソン店頭にあるロッピー端末にて予約受付開始!
オリジナルポストカード10枚セットの予約特典アリ!
商品番号!「387088」(サバンナおばば)
3月21日(水)午前0時の時報とともに全国のローソンにて受け渡し解禁!各自討ち入り!
また、「道内各HTBグッズ販売店」並びにネット通販「HTBオンラインショップ」でも同日より販売開始!
DVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」の追加予約も同じく12月1日より開始。
商品番号「393321」(語呂募集!)
こちらの受け渡しは、2月14日からでございます。
(23:15 藤村)
11月15日水曜日!藤村さんであります。
11月15日水曜日!藤村さんであります。
さて!みなさま大変お待たせいたしました。
水曜どうでしょうDVD全集第8弾「激闘!西表島」の発売詳細が決定いたしました。
予約開始日!
12月1日(金)午前10時より!
全国のローソン店頭にあるロッピー端末にて受付開始!
予約された方には、オリジナルポストカード10枚セットの特典アリ!
商品番号!「387088」
(多分、商品番号入れなくても端末のトップから予約画面に行けるかもしれんが、まぁ景気づけに語呂募集!)
発売&受け渡し日!
3月21日(水)午前0時の時報とともに全国のローソンにて受け渡し解禁!各自討ち入り!
また、「道内各HTBグッズ販売店」並びにネット通販「HTBオンラインショップ」でも同日より販売開始!
さて今回の第8弾は、昨年放送されたばかりの最新作「激闘!西表島」全七話に、未公開シーンをちょこちょこと加えつつ再編集したDVD版。
そして、特典映像には、同じく昨年の秋に開催された身悶えするような3日間!「どうでしょう祭」の映像が1時間以上に渡って収録されております!
本編、特典映像合わせて、今回もゆうに4時間を超える満腹DVDに仕上がっております。
またDVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」の追加予約も同じく12月1日より開始。
商品番号「393321」(語呂募集!)
こちらの受け渡しは、2月14日からでございます。
と、いうわけでございまして皆様、年の瀬も近づきましたこの時節、なにかと物入りではありましょうが、久方ぶりの大型年貢納入の儀、1枚と言わず2枚3枚、1ダース2ダースとご予約いただきまして、関係各位各方面、お世話になったあの方この方、心ばかりのご贈答の品として、こちらの満腹DVDをご活用いただければと、かように思うわけでございますよ。
ダースって、ビールじゃねんだから。
ね、ではまた明日。
(14:13 藤村)
11月13日月曜日でございます!
11月13日月曜日でございます!
お久しぶりにお目にかかります藤村でございます。
先々週はわたくしひとりで岩手に行っており、そして先週は嬉野先生とともに南方面・・・実は「西表島」に行っておりました。
DVD第8弾「激闘!西表島」の予約が始まる前に、ロビンソンにご挨拶とお礼をしておきたかったのであります。
丸1日をかけて西表島に行き、そこで1年ぶりに会ったロビンソンは、白髪を染めたとかで頭が黒々としていたのをのぞけば、相変わらず元気そのもの「あのロビンソン」でありました。
しかし、ロビンソンはえらく驚いておりましたね。この番組のファンのすごさに。
とにかく放送以来、数多くのバカが・・・ファンの皆様が西表にやって来たと。
西表には、見せたいものがいっぱいあるのに、バカ・・・ファンの皆様は、番組に登場したロケ地にとにかく連れて行けと。
「ここが大ウナギの場所ですかぁ!」
「こんなに狭いんですねぇ!」
「ぬぉっ!ここが上原港ですかッ!感激ですッ!」
「寝てもいいですかッ!」
「寝ー釣ーりッ!寝ー釣ーりッ!・・・っくぅ!感激ですッ!」
バカ・・・いいやバカで、その大バカどもは、西表までわざわざやって来て、美しい海を見るより前に、まずは港の岸壁に寝転んで狂喜乱舞するのだと。
「オレもうびっくりしちゃったよ。でもファンっていうのはさ、本当にありがたいね」
ロビンソンは、そう言っておりました。
これまでにも数多くの旅番組が西表でロケをして、ロビンソン自身、現地ガイドもやってきたけれど、これほどまでに「番組を見て来ました!」という人が数多いのは初めてだと。
さらに、「これほどまでにたっぷりと西表を紹介した番組も初めてだ」と。
「オレもさぁ、山でイノシシ撃ったり、ヤマネコを餌付けしたり、いろんなことやってきたんだよー。でもさぁ、テレビに映るのはほんのチョットなんだもん。驚いちゃったよー!オレ」
「それに引き換えこっちゃぁ、カエル捕るだけで2週ぐらいやっちゃうからね。そこまで映さんでいい!ってぐらい」
「そうそう!オレもう驚いちゃったよー!」
とにかくロビンソンは驚いちゃったそうである。
その後、ロビンソンの案内でロケ地を巡りながら、なおも思い出話に花が咲き、嬉野先生はそれぞれのロケ地で写真を撮りました。DVD第8弾に「西表島ロケ地マップ」を入れるつもりなのであります。
この季節、西表島はどんよりとした天気が何日も続き、フリースが必要なぐらい寒い日もあるそうです。しかし我々が訪れた日は気温が30度近くあり、去年のあの夏の日ような、気持ちの良い晴天でありました。
DVD第8弾「激闘!西表島」。
お待たせいたしました。予約開始日、発売日が決定いたしました。あさって15日水曜日にいよいよ詳細発表であります。
ではまた明日。
(18:57 藤村)
11月6日月曜日!
11月6日月曜日!
お久しぶりに藤村でございます!
先週は岩手に行っておりまして本日、久々の出社!
しかしながら!明日からまた遠くへ行ってまいります。
今度は嬉野先生とともに南へ。
従いまして明日から今週いっぱいは当ホームページの更新作業、一切停止いたしますことお許しいただきたい。
皆様方におかれましては、相変わらずのご健勝ぶり、誠にもって喜ばしい限り!
明日も!明後日も!その調子で仕事に勉学に老後の生活にと、益々精進されることを不肖藤村、嬉野両名、願ってやみません!
ということで・・・解散!また来週!
追伸!
このたび大好きな岩手を満喫してまいりました。そのお話はまたあらためて。
(20:14 藤村)
10月27日金曜日。藤村でございます。
10月27日金曜日。藤村でございます。
申し訳ございません、一昨日より日記の更新が滞っておりました。
現在わたくしは「日記本」の作業、嬉野先生は次回発売のDVD第8弾「西表島」に収録する特典映像「水曜どうでしょう祭」の編集作業に邁進しております。
一昨日、「今日は先生が書くと思ってた」「いや先生がお書きになるって言ったじゃない」と、多少の行き違いがございまして日記更新ならず、さらに昨日も「あれ!先生書いたんじゃないの?」「え?先生が書くんじゃないの?」と、またしても行き違いが発生いたしまして2日連続更新ならず。誠にもって申し訳ござりません。
しかし、ま、それだけ各作業が順調に進んでおる証と、そのようにご理解いただければよろしいかと。
さて、日本一。
北海道日本ハムファイターズが移転3年目にして日本シリーズを制覇。
空振り三振で満場の拍手を受けた唯一のプロ野球選手SINJOのこらえきれない涙。
弊社アナウンサー谷口(「ハナタレ」ナレーション担当)の声も裏返りまくりの感激のヒーローインタビュー。
いったい監督はいつ宙に舞うんだとやきもきした感涙の胴上げ。
それらをあますところなく生中継をいたしました弊社HTBの視聴率はなんと50%を突破。弊社歴代1位の視聴率を達成したそうであります。
それを受けまして弊社社長から大入り袋が配られ、弊社喫茶コーナーでは「ファイターズ日本一記念セール」を実施。「飲食物全品半額でご奉仕!」と、朝から館内放送でガナっております。それも先ほどアリのようにたかる弊社社員にあらかた食い尽くされまして「完売御礼!」「ファイターズ万歳!」と、大いに盛り上がります弊社北海道テレビ放送(株)であります。
そのような中で、本日も変わらず平常業務につく「どうでしょう班」ディレクター2名。ひとりは中日ファン、ひとりは野球に興味なしと、北海道のローカル番組を標榜してやまない当番組にしては、一向に盛り上がらない本日の日記であります。
とはいえ、新庄という選手は、実に素晴らしい、愛すべき選手でございました。彼がチームに与えた功績ははかり知れない。選手全員がそう思っていたからこそ、選手の輪が徐々に外野方向に近づき、新庄を迎えに行った。
彼の加入によって、「戦力的に」チーム力が日本一に向上したかどうかは、わかりません。しかし、彼の加入によって、明らかにチームは「日本一のチーム」になった。
裏も表も充分理解した上での、これまでの新庄選手のパフォーマンスに拍手であります。
やろうと思えば、ひとりの人間で世間はいい方向に変わるのですなぁ。捨てたもんじゃありません。
に、してもだ。そーかそーか、またしてもあっさり敗退かドラゴンズ。
「北海道もがんばっとるし、新庄もがんばっとるで、まぁ負けたってもええんだわ」
たぶん半分近くの名古屋人はそう思ってたでしょうね。
「巨人と阪神には勝ったでもうええんだわ」
星野さんが阪神の監督になったときも名古屋人は怒りませんでしたからね。
「まぁ、阪神は弱いで星野さんが行ってつよしたりゃぁいいがね」
でもその裏では、
「これで大阪は名古屋に借りができたわ」
そう思ってたんですね。
これだからいつまでたっても日本一にはなれんのだわ!
・・・まぁ、それが名古屋だでええんだけど。自分でもそれはわかっとるで。
よし、こうなったら日本シリーズ連敗記録を作れ!ドラゴンズ!
また来年も日本シリーズでめっためたにしてやってくれ!北海道日本ハムファイターズ!
日本一おめでとう!
(15:41 藤村)
10月24日火曜日。藤村。本日は早めの更新でございます。
10月24日火曜日。藤村。本日は早めの更新でございます。
出社いたしましたら駐車場に技術スタッフが集結しておりまして「なにごとか」と思いきや、本日、札幌ドームで日本シリーズの中継があるんですね。
番組制作自体はテレビ朝日さんが行いますので、HTBは基本的に応援スタッフの派遣ということですが、それにしても「日本シリーズの中継をやる」なんてことは、ほんの数年前までは考えられなかったことであります。
3年前、日ハムが北海道に来るまでは、ウチに「スポーツ部」ってのは存在しませんでね、制作部の中に「スポーツ班」ってのがありました。「どうでしょう班」と同じ扱いの「スポーツ班」ですよ。たまにプロ野球中継があると、だから「スポーツ班」は慌てましてね、バラエティー一辺倒の「どうでしょう班」からも「ドラバラ班」からもディレクターを借り出して中継をやっておりました。わたくしもスローVTR担当で、プロ野球中継、やったことがあります。
投球フォームをスローで出す。プレステの「電車でGO」のコントローラーみたいなね、レバーがありまして、それをぐっと握りしめて手作業でスピードを調節しながら出すんです。
最初は球の握り方がわかるぐらいにゆっくりと。投げたら少しスピードを速めて、最後はピッチャーのいい表情でビタっと止めるみたいなね。一発本番ですからね、失敗したらそのままテレビに出ちゃう。緊張感のある作業でしたね。
それが今や制作部よりも多いんじゃねぇか?っちゅうぐらいの立派な「スポーツ部」が出来ましたよ。もう四十過ぎのおっさんが、緊張しながら電車でGOすることもないですね。
さて、1勝1敗で名古屋から札幌へと舞台を移した日本シリーズ第3戦。
北海道日本ハムと中日。
「名古屋出身の藤村さんはどっちを応援するんですか?」
シリーズ前は、「どっちだろう?まぁどっちが勝ってもうれしいから」、そう思っておりました。
ところが、実際にシリーズが開幕し、初めて中継を見た瞬間に、「自分が応援するのはどっちか?」、ハッキリと出ましたね。
テレビをつけた時に、中日が勝ってましてね。
「おっ、勝ってる」
思わずそう言いました。
日ハムを応援するつもりなら
「あ、負けてる」
そう言うはずです。
私、断然「中日」でした。
故郷は捨てられないんですね。
生まれて初めて「サイン」というものをもらったのは、中日の高木守道選手でした。やさしいおじさんでした。
生まれて初めて「これ買って」と言った服は、ドラゴンズのTシャツでした。友達がみんな着てました。
そういう子供時代の思い出は、絶対的に残り続ける。
カミさんと子供たちは、札幌ドームでのリーグ最終戦、森崎博之が世紀の大暴投始球式を行った試合を観に行きましてね、「1位通過決定!」の大コーフンを現場で味わって以来、キッチリ「日ハムファン」になりました。新庄だけじゃなく、小笠原もセギノールもマイケルも、みんな名前を覚えた。
北海道の子供たちもほぼ全員、この日本シリーズ進出で日ハムファンになったでしょう。これはもうたぶん生涯変わらない。
北海道にも楽しみが増えましたな。
でもね、一気に楽しみが増えちゃっちゃぁ、それはそれで飽きてしまう。ダメ阪神をご覧なさい。負け続けた末にたまに勝つから愛された。ダメダメ巨人をご覧なさい。昔強かったのに、めっきり弱くなって飽きられた。だからね、日ハムは今年はもうこれで充分。日本一にならなくてもいいですよ。ってか、なるな。いいか、こっちゃぁ50年以上も日本一になってねぇんだ!「巨人と阪神に勝ちゃそれでええんだわ」っていう名古屋根性をいいかげん捨てんとかんのだ!歴史を変えてかんとかんのだ!移転3年目ごときで日本一になられてたまるか!
・・・というわけで、北海道の皆様、応援、おてやわらかに。
ではまた明日!
(15:12 藤村)
10月20日金曜日。藤村でございます。
10月20日金曜日。藤村でございます。
「渋谷小祭」の際に、私と嬉野先生は仕事をサボっ・・・息抜きのために会場を抜け出して、「フラガール」を見に行き、ふたりで大いに号泣した、というお話をいたしました。
あのお話には、続きがございます。
「フラガール」にいたく感動したわたくしどもは、目の周りを多少赤く腫らしながら、映画館の下にあった喫茶店に入りました。
「うーん・・・実によかったですなぁ」
「まったくです」
「話自体は、ありきたりな感じがしますのになぁ」
「泣きましたねぇ」
「どこが他の映画と違ったんでしょうか・・・」
ひとしきり映画の感想、分析を熱心に語り合っておりました。
「ところで、『ゆれる』もここでやってますもんね」
う先生がおっしゃいました。
この「ゆれる」という映画も評判がよく、「フラガール」同様、先に観た四宮Pも絶賛しておりました。フラガールの隣のスクリーンで公開中であります。
「今日まで、って書いてありましたな」
しかし残念ながら、今日が最終日。
「今日で終わりですか」
う先生はかなり落胆されました。
「先生、失敗しましたね。今日『ゆれる』を観て、明日またサボって『フラガール』を観に来ればよかったですね」
「今日・・・観ますか」
「あ?」
「このまま続けて『ゆれる』も観るというのはどうでしょう」
「先生、それはいくらなんでもマズイんじゃないですか?」
大胆にも、う先生は会場に戻らず「このままもう1本映画を観てしまおう」とおっしゃる。
「四宮さんには、2時過ぎには戻るって言いましたからね。これで『ゆれる』も観ちゃったら、もう夕方になりますよ」
「でも、今日までしかやってないんですよ」
「まぁ・・・そうですなぁ」
「もう観れないんですよ」
「んー・・・観ますかぁ?」
「観ましょう!」
「じゃ先生、四宮さんにメールしなさいよ」
「え?」
「黙って夕方まで帰らなかったらマズイでしょ。メールしなさいよ」
「え?おれが?」
「こう、さぁ、フラガールで号泣いたしまして、このような泣き顔でお客さんの前に出るのは気が引けます、みたいなこと書いてさ、先生得意でしょそういうの」
「・・・おれが書くの?」
「書きなさいよ」
先生はしぶしぶメールを打ち始めた。
四宮さん絶賛の「フラガール」を先ほど拝見し、現在、藤村嬉野両名、溢れる涙を止めることかなわず、かくなる上は四宮さん絶賛の「ゆれる」も立て続けに拝見し、乱れる心をいったん鎮めまして・・・
みたいな、不可解なメールを打った。
「かくなる上は・・・って先生、まったく意味がわかりませんが、しかしどこか悲壮な決意のようなものを感じますな。さすが」
そのまま四宮Pに送りつけ、結局ふたりして「ゆれる」も観てしまったのでありました。
「フラガール」の後味の良い涙とは、まったく対極にある映画でありまして、最初はかなり戸惑いましたが、しかし、いつしか「映画の中に入っていく」ような感覚で、最後まで緊張して観てしまいました。
こちらも、良い映画でございました。
映画館を出ますと、渋谷の街はすっかり夕闇に包まれておりまして、藤村嬉野両名、明日はしっかり働こう!と、思いを新たにしたのでございます。
しかしながら翌日も、朝から大行列を作る関東勢の熱き血潮に気おされまして、藤村嬉野両名、またしても会場から逃げ帰り、えー・・・映画を、観に行ったのでございます。
しかし、この日観た映画はイマイチ。
「なぜこういう映画になってしまうんでしょう」
「原作はよかったんですよ」
「いったいどういう話だったんですか」
それから、けんけんごうごう、喫茶店で映画談義に花を咲かせ、気がつけば2時間あまり。
「これならもう1本映画を観れましたよねぇ」
「まったくです」
と、意味不明な反省の弁を残しまして、この日も夕闇迫る渋谷の街を会場へと急いだのであります。
おかげさまで東京では、ずいぶんと嬉野先生とお話をいたしました。
それもこれも、元をただせば、関東勢諸君の暑苦しいばかりの、逃げ出したくなるばかりの絶大なる熱気のおかげ。
この場をお借りしまして、あらためてお礼を申し上げる次第。
「諸君のおかげで映画を3本も観れました。ありがとう!」
というわけで、本日の日記これまで。
諸君、良い週末を。
北海道は、紅葉が真っ盛り、キレイですよ。
(18:47 藤村)
10月18日水曜日。本日は藤村でございますよ。
10月18日水曜日。本日は藤村でございますよ。
昨日はう先生にアクシデントがございましてね。
書いていた日記の全文が一瞬にして消え失せるというね。
私、事故の瞬間、横におりましてね、うろたえる先生のお姿を一部始終拝見いたしましたよ。
「あっ!消えた!書いたやつ消えた!うっそ!あっ!どーしよ!」
意外とあの方、大きな声を出すんですよ。そして、全面的に慌てるんですよ。
「いまコピーしようと思ったのに!あっ!あっ!消えましたよ!あっあっ」
もうぼくは年ですから、なんてことを最近言ってますけどね、あのあわてぶりは「トラじゃんよ!」のころから何も変わってませんね。
「どーしよ。これさぁ、戻る(←)ってのを押せばさぁ、元に戻るのかなぁ」
「どうだろうね。まぁ、やってみる価値はあるね」
「でもさぁ、もし戻らなかったら、もうダメだよね」
「そうだね、リセットされちゃうからね」
「どーしようかなー」
先生、しばらく考えてましたね。
そして、ややあってから、カチっと「戻る」ボタンを押しましたね。
画面を凝視しながらね。
「あっ・・・あっ!出た出た!戻った!やった!」
真っ黒だった画面に日記の全文が戻ってきましたね。
「やった!えっ…あ、あぁっ!」
でも、それがぬか喜びだったことにすぐ気づきましたね。
「なんだよー!これ藤村くんの日記じゃんよー!」
私が前日に書いた日記に「戻っちゃった」わけですね。こうなるともう、完全にアウトですね。この世から先生の日記は消えました。
「えー!マジぃー!うっそぉー!こんなん…えーマジぃ!うっそーん!」
数年前の女子高生のようにね、「ウソ」「マジ」をね、乱発なさっておりましたよ。聞かなくなりましたよね、最近。「うっそーん」なんてね。もうね、老眼鏡もややナナメってるぐらいのね、気合いの入った「うっそーん!」でしたよ。
その後はね、多少落着きを取り戻して、再度「う日記」の執筆に取り掛かりましたよ。そりゃまだ記憶の鮮明なうちにね、脳内での復元を試みないと、もう心も体も萎えちゃいますからね。ここはふんばりどころです。
しばらくね、作業を見守っておりましたら、最初の方は、そりゃもう勢いよくキーを叩いておりましたよ。
「2006年10月17日!火曜日!嬉野であります!」
とね。やっておりました。
ところが、ものの15分ほどでその手がピタっ…と、止まりましたね。
「脳内復元ここまで!」と。
「もうなにを書いたか忘れました!」と。
老眼鏡の奥のうつろな眼差しが、そう言っておりましたよ。
結局、当初書いていたエンディングとは全然違う方向に行ってしまったようですね。でもね、書き直したとは思えないほどの長文でしたね。長かった。ケータイの人なんか、「おいいつ終わるんだ!」と、スクロールする手が根負けするほどの文章量でございました。嬉野雅道あっぱれ!と。
いやー、あれですねー、人の不幸はおもしろいですねぇー!
さ、ということで本日の日記これまで。
そうそう、パソコンの方、↓の「渋谷小祭」のページに、祭りのお写真がたくさんアップされておりますので是非ともご覧ください。
ではまた明日。
のははははははははは!
(19:13 藤村)