1月19日水曜日。藤村でございます。
さて!3月2日(水)夜11時15分から、北海道内での放送がスタートする「水曜どうでしょう4年ぶりの新作」。
順次、全国各地域でも放送されていく予定ではありますが、「少しでも早く見たい」というみなさまには、地上波とは別に「オンデマンド」でも配信されることになりました。
配信開始は3月3日に日付が変わる午前0時から!
つまり、道内での放送が夜11時15分から45分までですから、「その15分後には全国どこでも新作が見れる」という仕組みでございます。
新作を見るために北海道上陸を企てているみなさまもいらっしゃるでしょうが、まぁ、雪の北海道に来るもよし!しかしながら、北海道とほぼ同時に新作を見れる手段もあると、いうことでございます。
以下、詳細!
待望の最新作が全国のお茶の間でも視聴可能に!
HTB北海道テレビの 『水曜どうでしょう』
北海道ローカルでの放送直後にオンデマンドで登場!
「アクトビラ」、「J:COMオンデマンド」、「ひかりTV」 にて一斉に見逃し配信
北海道テレビは、「アクトビラ」、「J:COM オン デマンド」、「ひかりTV」において、自社バラエティー番組『水曜どうでしょう』の最新作を、北海道ローカルでの放送直後にVOD(ビデオ・オン・デマンド)配信する。
北海道ローカルでの初回は、3月2日(水)よる11時15分より放送されるが、その直後となる3月3日(木)午前0時から各事業者にて一斉に見逃し視聴サービスを開始し、毎週1回のペースで更新する予定。『水曜どうでしょう』の最新作がテレビのVODで見逃し配信されるのは初めてで、これにより北海道ローカルでの放送後すぐに各地のお茶の間でも視聴可能となる。また今回よりフルHDカメラがロケで使用されており、初のHD番組として放送されるが、VOD配信においてもフルHDでの配信となる。
<配信概要>
水曜どうでしょう(新作)30分番組 放送回数未定 (※10回以上を予定)
3月3日(木)午前0時から配信開始(以降、毎週木曜 午前0時より各話を配信予定)
「アクトビラ」IPTV、「J:COM オン デマンド」ケーブルTV、「ひかりTV」IPTV
価格:315円(税込) 視聴時間:168時間 フルHD
(15:03 藤村)
1月19日水曜日。藤村でございます。
1月18日火曜日。藤村でございます。
1月18日火曜日。藤村でございます。
金曜日から嬉野先生、福屋キャップとソウルに行っておりました。
ソウルは驚きのマイナス15度!
とにかく5分と外へ出ていられないほどの寒さ。
私と嬉野先生は以前、ミスターが韓国留学中に冬のソウルを訪れたことがあり、「寒さはハンパじゃない!」ということを知っておりましたが、キャップは「おいおい道産子をバカにするな」とばかり、ナメきった恰好でソウル入りし、「鼻水がお湯のように流れる」という情けない状態になりまして、ぶるぶると震えながらユニクロでダウンジャケットを買っておりました。
我々はソウルの「大学路」という、小さな劇場がたくさん集まった地域で、出演は男3人だけ、という芝居を観まして。
翌日は、これまた出演者が3人だけ、というミュージカルと、ブロードウェイの演目を韓国版にした「ブロンド娘がハーバードのロースクールに入って男を見返す!」みたいな実に爽快なミュージカルを観ました。
私はソウルで芝居を見るのは2回目ですが、いやぁー、実に韓国の役者陣はいい。
言葉はわかりませんが、だいたい話の筋はわかるし、十分に楽しめる。
特にミュージカルがおすすめで、本場ニューヨークのブロードウェイに行かなくても(行ったことはないけど)、韓国の役者陣は実力十分!
歌声は素晴らしい。
そのうえ、チケット代が格段に安いし、席も取りやすい。
日本各地の空港から直行便もたくさん出ているし、国内便よりも安い。
「ソウルに行って、ノリのいい韓国人に囲まれながら韓国語のミュージカルを観る」
これ、かなりおすすめです。
さて、我々はDVD「アメリカ横断」の作業が終わり、完全に「新作」モードになっております。
その新作の放送に関して、明日、ひとつ発表がございます。
明日もこちらに顔を出してください。
今日のところは解散!
茶王サムニダ!
(22:12 藤村)
1月13日木曜日。藤村でございます。
1月13日木曜日。藤村でございます。
DVD第15弾「アメリカ合衆国縦断」が本日、すべての作業を終えました。
1999年2月27日。アメリカ西海岸サンフランシスコを出発し、約6,000キロの長い道のりを走破して、東海岸ワシントンDCまで。
もう12年も昔のあの旅が、今ようやく終わったと、いうような感じでございます。
もうこれで思い残すことなし!
「アメリカ横断」の完全版がいよいよ完成いたしました。
現在、道内HTBグッズ販売店と全国のローソン・ロッピー端末で絶賛予約受付中!であります。
・・・と、言ってる間もなく、年明けから同時進行で「4年ぶりの新作」の編集も行っております。
こちらは昨夜、「第一夜」と「第二夜」のスーパー付けまで終わり、あとは前枠・後枠の撮影をして完成を待つばかり。
今日はこれから、「第三夜」「第四夜」のスーパー付けも一気に終わらせる予定。
なにせ10週以上のロングラン放送が確実な大作になってしまっただけに、編集を先々に進めていかないとまったく終わりが見えない状況。
札幌は大雪で、家の雪かきもやらないかんし、編集も「DVD」と「新作」を同時にやってるし、最近なんか会社にいる間はとにかく時間がもったいなくて、走ってます。
いや、ご心配は無用。過労で倒れるとか、そういう忙しさじゃぁありません。やることがいっぱいあってどんどん動く、という忙しさ。
とてもいいことです。
で、明日から私と嬉野先生は、韓国ソウルに行ってきます。
ソウルで韓国人のお芝居とミュージカルを観てこようと。
札幌からソウルに行くのも、東京に行くのも、時間もお金もほとんど変わらんのです。
私は去年もソウルに行っておりまして、まぁ、なんか、とても韓国の俳優陣が良かったもんだから、まぁ、なんか、嬉野先生にも観てもらいたくて。
この週末はソウルでマッコリをしこたま飲んで、マッコリとしてまいります!
では皆の衆!
今年1ねん、楽しくすごそう!
茶王!
(16:27 藤村)
2011年1月6日木曜日。
2011年1月6日木曜日。
新年のご挨拶が遅れました。藤村でございます。
明けましておめでとうござります。
年明け4日から出社いたしまして、DVD第15弾「アメリカ横断」の総仕上げをやっておりました。
本日、本編のチェックも終え、「特典映像」の編集も終え、残るは「シークレット映像」の編集と、プロダクションIGさんからまもなく送られてくるであろう「珠玉のオープニングアニメ」を待つばかり。アニメーターの浅野くん、がんばっておりますでしょうか。
今回のオープニングアニメは、第14弾の「トムジェリ風」から、またガラリと雰囲気を変え、「和風」な様式で、奇抜なキャラが登場いたします。完成が待ち遠しいばかり。
今年は、3月にDVD第15弾の発売と、そして!いよいよ「4年ぶりの新作」の放送が北海道の3月2日を皮切りにスタートいたします。
たぶん10週はゆうに越える放送回数になりそうですので、もう考えてみたらなんですか、「新作」の放送を終えるころには、
「なんだもう2011年も半分終わっちゃうじゃねぇか」
みたいな、6月の声も聞こえそうな時分になってしまうわけでございます。
おそろしい。
とにかく、2011年は、みなさまにテレビの前でお会いできます。
今年も何卒「水曜どうでしょう」を、どうぞよろしくお願いいたします。
(22:06 藤村)
12月29日水曜日。藤村でございます。
12月29日水曜日。藤村でございます。
2010年もまもなく終わり。わたくし、本日仕事納めであります。会社自体はきのうで仕事収め。ガランとしたオフィスで、嬉野先生と二人、机を並べてパソコンに向かっております。
嬉野先生は明日も出てくるようで、皆様から募集した小さな悩み事相談にのりまして、まぁお互い今年の厄払いをしとこうじゃないか、ということでありましょう。
よいことです。
今年のことは除夜の鐘とともにさらっと流してね、あの瞬間から「おめでとぉーごずわいまぁーす!」と、陽気に笑ってリセットしちまえばいいんです。
実は我々、「電撃ゲームス」というゲーム雑誌で「お悩み相談」の連載を始めまして。
まずもってゲームなんかには興味はすっかり無くなったし、だいたい子供に「おい!ゲームなんかするな」と言うぐらいの人間が、ゲーム雑誌に連載とはどういうことですか?と思いましたが、むこうは「いや、そのほうがいいんです」と。「ゲーム雑誌の中で、『ゲームなんかしてたらダメだ!もっと外へ出ろ!』と言うのもいいんじゃないか」と。
あーそれならいいと、いうわけで連載を始めております。
ひとつの悩みを、藤村、嬉野、それぞれが勝手に答えるということで、まるで違う答えが返ってきて、相談者は結局どうしたらいいのかわからん、ということにもありましょうが、まぁおもしろそうなので、是非ご覧ください。
もうひとつ、我々は、もうずいぶん前から付き合いのある熱血編集長井上氏から熱血依頼を受けて、「Blu-ray&DVD EXPRESS」というフリーペーパーで「観る、思う、考える」と題した連載をしておりましたが、残念ながらこの12月でいったん休刊となるそうで、昨日、熱血氏から休刊に至る無念を書き連ねたメールが届きました。正直「いや長ぇよ」と思いながらも読みまして。「必ず復刊させたいです!」と力説しておりましたが、私、すでに来月号の原稿を書き上げておりまして、この原稿の行き場がなくなってしまったので、「まぁこの日記にのっけてしまえ」ということで、以下、転載いたしまして、わたくしの年末のご挨拶にかえさせていただきます。
皆の衆!よいお年を!
来年は新作!いよいよ放送だぞ!
待望のDVDがいよいよ発売された。フジテレビ「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のDVDだ。その名の通り、「落合博満選手が内野フライを取るところ」とか、「え?そこをマネすんのかよ」「てか、落合が選手だったころ知らないし」という、目の付けどころが細かすぎてほとんどの人には伝わらないモノマネを次々に披露する企画である。
そもそもモノマネとは「比較対象に対して似ているか否か」という判断の上にのみ成立するものであって、つまり前提として、「マネをされる対象のことをみんなが知っていること」が必要である。知っていなければ、似ているか否かの判断ができない。ところがこの「細かすぎて〜」は、その前提をしょっぱなから完全に放棄してしまっている。知ってる人はいいだろうが、知らない人は完全においてけぼり。従って多くの人たちは、「うわぁーすごい似てるぅー!」というモノマネ芸に対する最高級の賛辞を送ることができない。演じる者たちは、だからほとんど賞賛されることがない。しかし不思議なことに、マネされる対象を知らなくても笑うことができ、歴代のモノマネ番組の中で、これが一番おもしろい。それはなぜか?
「モノマネ」を定義するならば、それは「再現」とは意味が異なる。モノマネは、その対象物が発する言葉の一語一句、声の質から顔の表情、動作までを完ペキに再現することではない。すべてを機械的にマネるのであれば、それは「模倣」にすぎない。モノマネとは、その対象物のある特徴を抽出し、それを誇張して表現することによって、その全体像を見る者に投射することである。決してすべてをマネしているわけではなく、ある部分だけを独自の観点で見出し、そこを重点的にマネしているのである。つまり対象物をいったん分解し、精査したのち、ある機能だけを膨張させて再構築する、フルチューンナップのような緻密な作業をしているのである。モノマネ芸のすべては、どこを抽出するかの着眼点であり、それを見出す感性のたまものに他ならない。「細かすぎて〜」が、なぜおもしろいのか。モノマネの対象物を知らなくても、なぜモノマネとして見ることができるのか。それは、「モノマネとは対象物の特徴を見出す感性のたまものである」という、芸の本質的な部分を見事に突いているからである。我々は知らず知らずのうちにモノマネ芸の本質を理解し、似ているかどうかではなく、その着眼点のおもしろさで笑っているのである。
だが、残念ながら海外ではモノマネ芸の評価はとても低いと聞く。日本人を評して「猿まね」という言葉もよく使われる。自動車だって家電だって、もともと西洋で生み出されたものではないか。日本人は、それを猿のようにマネをして作ったに過ぎないのだと。ふっ!バカなことを言うなと。日本人は、西洋が作り出したものを模倣したのではなく、独自の着眼点をもって、その機能をさらに昇華させたのだと。西洋で「細かすぎて人に伝わらないこと」のおもしろさがわかるか?と。これは実に奥深い日本独自の感性なのだと、私は胸を張って言いたい。
もうひとつ。「細かすぎて〜」は、モノマネ芸を披露する者たちが、芸の途中にステージが割れて、突然目の前から消えてしまう。いくら素晴らしい芸を披露しようとも、彼らはスタンディングオベーションなどという西洋的な馴れ合いの賞賛合戦をだらだらと続ける事なく、いさぎよく奈落の底へと落ちていく。それまでじっと見入っていた視聴者たちは、演者がいなくなったカラの舞台を見て爆発的な笑いを引き起こす。すべてが「無」になった時にこそ、そのモノの神髄がそこに存在するという「無の境地」。どうだ、西洋人には到底理解できるまい。
「細かすぎて伝わらないものまね選手権」には、世界に誇るべき日本の文化が、見事に花開いているのだ。
【以下、本日の嬉野日記】
2010年12月29日(水)
おはようございます。
嬉野であります。
昨日、年忘れのお悩みを募集いたしましたところ、
一夜明けまして、さきほど掲示板を閲覧しましたら、
ぎょうさんのお悩みをいただいておりまして、
わたくしも若干慌てまして、
とりあえず、ここらで打ち止めとさせていただきます。
いや、構わないんですよ、この後もどっかんどっかん送られても。読みはしますからね。
ただまぁ、呼びかけたものは、ここらで一旦終了!と、いたします。
回答は年内に!の気持ちはあっても!
やむをえぬ場合は年明けに!
諸般の事情を勘案しつつ、
やれる範囲でやりますので、太い心でお待ちくださいませ。
それでは一旦解散!
【「水曜どうでしょう」新作3月2日(水)放送スタート決定!】
2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。
(16:37 藤村)
12月22日水曜日。藤村でございます。
12月22日水曜日。藤村でございます。
さぁ!お待たせいたしました!
いよいよ4年ぶりの「水曜どうでしょう最新作」の放送開始日が決定いたしました!
2011年3月2日(水)夜11時15分から!
毎週この時間で、北海道内のみなさまには、しばらくお会いすることとなります。
現在のところ「10週以上は確実にやるだろう」という予測しかたっておりません!
また、北海道以外の地区での放送はまだ未定でありますが、決まり次第、順次お知らせすることになるだろうと思います。しばし、お待ちください。
以下、マスコミ各社に発表された内容です。
HTB「水曜どうでしょう」新作 3月2日(水)放送スタート決定!
2002年秋のレギュラー放送終了から年に一回のペースで新作を制作してきた『水曜どうでしょう』は、2006年「ヨーロッパ20カ国完全制覇の旅」のロケを最後に中断したまま、4年の歳月が流れました。
その間、「新作はまだか!」「もう作らないのか!」との世間の声にもただ沈黙を守り、どうでしょう班ディレクター陣は、2008年にはHTB開局40周年スペシャルドラマ『歓喜の歌』、翌2009年にはスペシャルドラマ『ミエルヒ』を制作し、新境地を開いてきました。そして迎えた2010年・夏。ついに『水曜どうでしょう』は満を持して、実に4年ぶりとなる新作ロケの旅へ出ました。
行き先は「海外」か?「国内」か?4年のブランクを打ち破る久々の新作にいやおうなく高まる期待・・・その期待に応えるべく、変わらない往年の名調子は果たして番組内で繰り広げられるのか!?
今回も大泉洋さんは企画内容を一切知らされず、これから自分の身に何が降りかかるのかも分からずに東京都内某所に立ちます。さぁ!4年ぶりの『水曜どうでしょう最新作』、果たして何が起きるのか?放送開始のその日まで、いつものように内容は一切マル秘です・・・。
(14:00 藤村)
12月20日月曜日。いやもう夜10時半ですか、藤村でございます。
12月20日月曜日。いやもう夜10時半ですか、藤村でございます。
DVD「アメリカ横断」は、勇猛果敢な編集ぶりで、先ほど最終夜までの作業をすべて終えました。嬉野先生からアメリカの旅の写真も受け取り、エンディングも情緒豊かに仕上がりまして、あとは特典映像を残すのみ。なんとか年内に作業はすべて終えて、いよいよ年明けからは、「最新作」の編集にどっぷり入れることになりそうであります。
さてその最新作。
北海道での放送日がついに決定いたしました!
マスコミ各社を含め、情報解禁はあさって22日となっております。
22日の日記に注目!
・・・さぁ、では帰りますよぉう。
DVD「アメリカ横断」、現在予約受付中でありますよぉう。
未公開シーンもちょこちょこ入れて編集しましたよぉう。
手間かかってますよぉう。
予約しなさいよぉう。
じゃぁ解散しなさいよぉう。
(22:41 藤村)
12月17日金曜日。
12月17日金曜日。
どーも藤村でございます。ご無沙汰しております。
DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の編集も佳境を迎えておりまして、ずーっと編集室におります。
昨日は嬉野先生がDVDジャケット裏面に書く気の利いたコメントが思い浮かばず、なんらかのヒントを得ようと思ったのでありましょうか、編集室に現れまして私の横でごちゃごちゃと質問を始めました。
私としましては、まさに編集も佳境、できれば作業に没頭したいところであります。早く話を切り上げてほしいと思っておりましたところに、音効の工藤ちゃんから「第一夜から第五夜までの整音作業が終わった」との連絡が入りまして、さっそく工藤ちゃんの部屋で第一夜から順に確認しながら見ていきました。
嬉野先生もその場にやってきて私の横で見始めたわけですが、こともあろうにあの方、途中で居眠りを始めました。なんたる悠々自適ぶり。なんたる傍若無人ぶり。わたくし、嬉野先生の手足を即座に水車にくくりつけまして、高速回転冷水攻めの刑に処した次第でございます。
ほんとうにあんた、裏面のコメント書く気あんのか!と。
さて、先日。
私、日本ハムの武田勝投手と対談をいたしました。
武田投手といえば、登場曲に「1/6の夢旅人」を使うほどの熱烈などうでしょうファン。狭い編集室に弊社の谷口アナと一緒にやってきて、1時間あまりもしゃべっていきました。
彼は今年、ダルビッシュ投手よりも多い14勝をあげたチームの勝ち頭だったわけですが、編集室にやってきた武田投手にはそんなオーラはなく、恐縮して小さくなっておりました。いや、実際にスポーツ選手としては体も小さく、なんなら普通の30代サラリーマン的体型でありまして、プロ野球で14勝もあげた大投手とは思えないフツーぶり。
武田投手といえば、マウンド上では喜怒哀楽をほとんど表情に出さず、実に淡々としていて、ポーカーフェイスなことで有名。しかし私は実際の彼を見て、こう言ったんです。
「実はあれでしょう。マウンド上では考えすぎるぐらい、いろんなこと考えてんでしょう。一球投げたらもう次のこと考えてるから、いちいちガッツポーズなんか取ってるヒマがない。喜んだり悔しがったりしてるヒマがない。人間、考え過ぎると無表情になるんです。だから、結果ポーカーフェイスに見えるだけで、本当は内心、ドッキドキでテンパってるんでしょう?」と。
そしたら、
「図星です」
と。
武田投手は、高校、大学、そして社会人を経て、ようやくプロに入った選手です。本人いわく、
「ぼくは、中学生のころには豪速球のピッチャーでした。誰もぼくの速球を打てなかった。でもスピードはそれ以来まったく伸びてないんです。高校に進んでも大学に行っても、まったく伸びない。だからもうスピードはあきらめたんです」
だから彼は、力で押す投球ではなく、人より考える投球を身につけざるをえなかった。
体も小さく、投球スピードも中学生どまり。実際、武田投手の直球は120キロ台。それって、え?直球?というほどのスピードであります。そんな彼が遠回りをしてようやくプロに入り、豪腕ダルビッシュをしのぐ14もの勝利ををあげた。
おもしろい。実におもしろい。
北海道日本ハム投手陣といえば、早稲田の斎藤くんも入団、なにかと話題のダルビッシュ投手も健在と、実に来年が楽しみではありますが、いやいや、一番おもしろいのは、内心ドッキドキでマウンドにあがっている小さな投手、武田勝であります。
この不可思議な対談の模様は、明日18日朝9時30分からのHTBのスポーツ番組「FFFFF(エフファイブ)」(19日深夜1時50分からの再放送もあり)で放送されます。(道内のみの放送)
武田投手、最後は高台公園で「タコ星人」の衣装を着て、ぐるんぐるんに回っておりました。
「あープロ野球に入ってよかった」と。
「どうでしょうと猫が好き」という、荒々しさのかけらもない武田勝投手、注目であります。
本当にあの人、いい人です。
【嬉野先生の昨日の日記】
2010年12月16日(木)
嬉野です。
ねぇ、もうしょうがないの奥さん。
うちの藤村も現在たしかに編集佳境でね、
なかなかこちらに顔を出せないの。
そこで私が藤村になりすまし!ということもやりましたよ。
バッシングの嵐が起こるかと思いきや、
思いのほか好評で。(わからんもんです)
で、藤村どん、本日も猛編集中でありまして、
わたくし先ほど彼の編集室を表敬訪問してまいりましたよ。
「どうなの藤村くん」
「なに?」
「順調なの?」
「順調だよ」
「なるほどね」
「なに?」
「いやべつに…」
「あ!それよりあんた写真!」と藤村君猛然と発言する。
「写真?」
「アメリカロケの写真!」
「あぁ…大丈夫大丈夫。なに?もうエンディングつなぐの?」
「つなぐよ。明日だよ。明日つなぐよ」
「すごいねぇ藤村くん!じゃもう明日で編集終わるんだ!」
「いや、そうじゃないけど…」
「今回はあれなの…?わりと未公開シーンもつなぎこんだの?」
「そうね、入ってるね。ラストのワシントンもかなり盛り込んでるよ」
「なるほど。じゃぁいよいよDVDの編集も終えて、年明けからとうとうお楽しみの新作の編集に入れわけだ!」
「まぁね。なに?あんた取材してんの?」
「いや、とくに」
「あぁ」
「じゃ、まぁ帰るかな」
「はいはい」
ということでね。
彼は元気でしたよ奥さん。
私もね、毎回DVDのジャケットの裏表紙に書いてる、あらすじめいた文章あるでしょう?おもしろいやつ。あれ、私の担当なのよ奥さん。あれをね書かなきゃなんないんだけど、今回はどうにも思いつかなくてね。締め切りじゃっかん割りましたよ奥さん。
次回は、DVDひっくりかえしたら真っ白かもね。
ということで、今夜は、コンテンツ事業室の忘年会なの。
もうね、年末なの。
諸君もこの年の瀬を、
各自の持ち場で懸命に乗り切るのよ。
じゃぁね。
また明日。
明日も来んのよ!
解散!
(14:45 藤村)
12月7日火曜日。本物の藤村でございます。
12月7日火曜日。本物の藤村でございます。
さぁさぁ!DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の予約受付が全国のローソン・ロッピー端末で始まっております。
私もついに第八夜(最終夜)の編集に突入いたしまして、いよいよ完成も間近となってまいりました。
現在、北海道内ではちょうど「クラシック」でこのアメリカ横断を放送しておりまして、ですから中には、「見たばっかりだからDVDはいらないや」もしくは「録画したからわざわざ買う必要ねぇや」などと申す不届き千万な輩もおりますことでしょう。
しかし編集者本人から言わせてもらえば、
「バカもの」と。
「なにをたわけたことを言ってやがるんだ」と。
「テレビ放送とDVDでは作り方が全然違うんだ」と。
「買っといたほうがいいに決まってんだろう」と。
「損はさせないから」と。
「実際、中古になっても値段は下がらんし」と。
まぁ、そういうことで、水曜どうでしょうDVD全集もいよいよ第15弾!
7年かけてようやく半分ぐらいまでDVD化が進みました。自分でも飽きずによくやってるなぁと思います。
さて、明日から私と嬉野先生、そして福屋営業キャップ部長の3人でシンガポールに行ってまいります。
アジア最大の国際テレビコンクール「アジア・テレビ賞」の「単発ドラマ・テレビ映画部門」で、ドラマ「ミエルヒ」がグランプリ最終選考のノミネート作品に選ばれまして。
そのグランプリ発表の式典に行ってまいります。
結果発表は9日木曜日の現地時間午後6時半から。
ABU(アジア・太平洋放送連合)賞では、韓国のドラマに大賞を取られ、「ミエルヒ」は惜しくも審査員奨励賞でありました。
今度こそビシっとグランプリ取って、シンガポールスリングで乾杯するぞー!
では、明日からしばらく留守にします。
来週には戻ります。
では、茶王!
(16:40 藤村)
12月3日金曜日。本物の藤村でございます。
12月3日金曜日。本物の藤村でございます。
DVD第15弾「アメリカ合衆国横断」の編集が佳境を迎えておりまして、こちらに顔を出すこともままならず、嬉野先生に茶番をさせてしまいました!
とにかく藤村、来週は嬉野先生、福屋キャップとシンガポールへ旅立たないといけないため、猛編集中であります!
ということで、以下↓嬉野日記。
2010年12月3日(金)
さて奥さん。嬉野でございます。
私は昨日ね、うちの藤村に言ったのでございますよ。
「あんたね」
「うん」
「忙しいのは分かるよ」
「あぁ」
「分かるけどさ、たまには日記書いたほうがいいよこれ」
「そうなんだよね。でもさぁ毎日編集ばっかやってるから書くこと思いつかないんだよ」
「だからそれを書けばいいわけでしょう。書きたいと思っているんだけど思いつかないわけです、みなさん、って」
「あぁ、なるほど」
「ねぇ、書くことが無いっていう書くことがあるわけですよ」
「そうだそうだ」
「このままじゃオレが藤村のなりすましでね、あんたの変わりに書くなんてことになるわけでしょう」
「あ、それやんなよ」
「はぁ?」
「あんたそれやんなよ」
「オレが藤村になりすましでかい?」
「そう」
「自作自演かい?」
「そうそう」
「それやっちゃったらあんた、読むほうはこれから疑心暗鬼だよ、これはいったいどっちが書いてるんだって、落ち着いて読めたもんじゃないよ」
「それ明日やんなよ」
「いや、だから…」
「とりあえず明日だけそれやんなよ」
「いや…」
でまぁ、やりましたけどね奥さん。
オレが水車にくくりつけられて高速回転の水攻めに遭わされてね、猛反省して謝ってね、して許されてバケツ持って廊下に立つというね。もうね、あほらしいわけです奥さん私、書きながら。
ということで、善良なるどうでしょうバカの奥さん方には、「うしれーを責めないで!」などと、ご心配いただきまして、なんとも申し訳なし。
ですがまぁ奥さん余興です。
しゃれです洒落です。
すべてはうちの藤村のせいです。
もうしませんよ。
なーんつて、本当はこれも藤村が書いてたりしてね。
…。
はいはい冗談冗談。
冗談はこれっきりにして本日はこれにて解散!
また来週お集まりくださいませ。
「う」と「ふ」でお待ちしております。
それではこの週末も各自の持ち場で奮闘されますように。
嬉野でございました。
そして猛編集中の藤村に合いの手を。いや愛の手を。
【なりすまし日記メモリアルのコーナー】
12月2日木曜日。
まったくもって久しぶりの藤村でございます。
会社に出てくれば編集室にこもりっきりで、こちらにはなかなか顔を出せず、皆の衆には不義理をいたしております。
そういう事情で日記の更新は嬉野先生に一任しておるのですが、あの人は昨日の予約開始という大事な日の日記に、
「雪が積もったの、寺がどうだの、えぇ自作自演でございます」などと、どーでもいいことをほざいてお茶をにごして日記を終わるしまつ。予約開始の「よ」の字もない。
これでは討ち入る皆の衆の足並みがそろわないじゃないか!と心配して掲示板を見ますと「今日は予約開始の日だようれしー」「ヒゲに怒られるようれしー(ヒゲはよけいだ!)」と、反対に奥様方に心配させるという、ていたらく。
はなしにならん!わたくしさっそくにあの先生を編集室に呼びつけまして、罵声をあびせ、巨大水車にくくりつけまして高速回転の水車攻めでヒィーヒィー言わしてやりましたところ、「大変反省しております」と全身ずぶぬれで詫びましたので、わたくしももののわからぬ男ではありませんので許してやることにいたしました。
どうぞ皆の衆も、これに免じてなにとぞ御勘弁を。
嬉野先生には、バツとして、
バケツもたせて廊下に立たせております。
ということで本日も猛編集!
現在「アメリカ合衆国横断」の第六夜を終えたところ。よーし!あと半分だ!
今日もやってやるぞぉー。
藤村でした!
(嬉野だったんですがね)
(何とか言ってやってくださいようちの藤村に、ねぇ奥さん)
(19:17 嬉野)