2010年3月3日(水)
嬉野です。
本日はひな祭り。
されば春であります。
そして、
昨夏、我が家にやってきました、
黒プーのミスカラー犬、
嬉野ラッキーちゃんのお誕生日でもあります。
ラッキーちゃんは本日でやっと満一歳。
我が家に来たりて7ヶ月余。
飼い主の私は、先月来、甲状腺を患い、
機能が亢進しちゃって汗だくで早朝散歩を慣行中。
ラッキーちゃんは、
えらい勢いでジャンプをいたします。
うさぎのようにピョンピョンと、
颯爽たる反射神経であります。
夫婦で溺愛しすぎて教育に失敗したかしら
とも思いますが、
そこは犬。
根が素直でありますから大丈夫。
ということで、
無内容な日記とあいなりましたが、
なにとぞ御容赦ねがいたし。
本日も我々は意気軒昂であります。
それでは奥さんまた明日。
今日のところは解散ね。
追伸
「日記本3」と鯨さんの絵本、御予約中でございます。
ぜひ御検討を!
(17:25 嬉野)
2010年3月3日(水)
3月1日月曜日。藤村でございます。
3月1日月曜日。藤村でございます。
本日より「日記本3」の予約開始でござます。
2004年の年明けから年末まで、1年間の日記を一冊にまとめたものであります。
2004年といえば、大泉さんのミュージックステーション騒動に始まり、2年ぶりの新作「ジャングル・リベンジ」、ミスターの韓国への1年間の映画留学、「どうでしょう本創刊号」で私と嬉野先生がスペインへと行き、そして年末には大泉さんが初の連ドラ「救命病棟24時」への出演が決定したと、そんな出来事がありました。
一方、この年の7月に新潟・福島豪雨、福井豪雨、9月以降は大型台風が続々と上陸し、そして10月には新潟県中越地震と、自然災害が多発した年でもありました。
思い出します。それらの災害に直面したみなさんから続々と寄せられる掲示板への書き込み。その生々しい言葉の数々を受け取るうちに、北海道で暮らす我々にとって、他人事でしかなかった出来事が、とても身につまされる出来事へと変わっていったことを。
当時、中越地震の数日後に行われた札幌でのトークショー「ミスター大壮行会」の収益を新潟に送ることを決めました。
あの時、賛否両論がありました。福井にも豪雨があった、台風被害の西日本もある、新潟だけに寄付するのはどうかと。そういう非難の声が上がる可能性があるから、やめた方がいい。最悪寄付してもいいが、ホームページに書くのはやめた方がいい、と。
でも私と嬉野先生は、トークショーの数日前からずっと新潟からの書き込みを読み続け、あの時はもうどうしようもなく新潟に何かをしたかった。「何かをする」というのは、「実際にお金を送る」という寄付行為ではなく、「金を送ったぞ」「おれらは心配してるぞ」と、「言葉に出して伝える」ということでした。言葉をかける、気にしてあげる、ということが、たぶん他人ができる最低限で、最大限の行為なんだろうということを、あの時の「書き込みを読み続ける」という体験で、我々は知ったからです。それで結局トークショーの最後に会場で言い、ホームページにも書きました。
日記本の原稿を読みながら、当時のそんなことを思い出しました。
日記というのは、その日に起こったこと、思ったことだけをただ書き記しているだけ。もちろん「明日大地震が起こる」なんてことは書かれてないし、「明日大地震が起こるから注意しよう」なんてことも書かれてない。ただその日、その日、目の前で起こることに対処しているだけ。
そんな過ぎ去った古い日記を読んで何の意味があるのか?
でも、そうやって目の前で起こることだけに対処している1年間の日記を読んでみると、なんだかやけに気分が清々しかったですよ。
読んでて気持ちよかった。
ただ目の前で起こることにちゃんと対処する。
それこそ最低限で、最大限の人生の生き方であると。
「日記本3」、本日予約開始!であります。
同じく本日より、鯨森惣七の描く絵本「ぺ・RISUBOUの旅・ダララララー」もローソン・ロッピーにて予約開始となります。ほぼ受注生産となる90ページ超の珍しい絵本。こちらも、何か心に残すようなものであると思います。
よし、では本日解散。
また明日だ諸君。
(20:09 藤村)
2月25日木曜日。藤村です。
2月25日木曜日。藤村です。
みなさまにご報告があります。
このたび私と嬉野は、4月1日付けでコンテンツ事業室という部署に異動することとなりました。
基本的にこれまでと業務は変わらない、とのことではありますが、より放送外収入(DVDの制作など)に特化した部署である、と聞いております。
また、「水曜どうでしょう」並びに「ドラマ」のプロデューサーをつとめていたお馴染みキャップこと福屋は、営業部へ異動となります。
そして我々が在籍していた制作部は、朝番組や夕方のワイド番組を作っている情報部と統合され、情報制作部となります。
制作部にいた部員のうち半数が情報制作部にスライドして「ハナタレナックス」を継続して制作、あとの半数は我々のように他の部署へ異動ということになります。
90年代初めの「モザイクな夜」から始まって、「水曜どうでしょう」「ドラバラ」「いばらのもり」「ハナタレナックス」「素晴らしい世界」などの番組制作を行ってきたHTB制作部ですが、4月をもって、なくなることになりました。
ローカル局では珍しいバラエティー番組の制作、年に1本のスペシャルドラマの制作、さらには「夢チカレコード」というレコードレーベルまで立ち上げた、「自主独立の気概」にあふれた部署でした。
HTB制作部の名称は消えますが、情報制作部に異動する面々には、その伝統を引き継いでもらえたら、と思います。
繰り返しになりますが、私と嬉野は基本的にこれまでと変わらない業務内容と聞いております。どうでしょうがなくなるとか、そういうことではありませんので、ご心配なく。
また、嬉野先生の調子も大丈夫ですので、ご心配なく。
ただ、あまりにも急な異動であったので、落ち着くまで日記の更新はしばらく滞るかもしれません。
申し訳ありません。
以上、報告でした。
(18:07 藤村)
2010年2月24日(水)
2010年2月24日(水)
嬉野です。
藤村と嬉野、本日も無事でございます。
奥様方も、どうぞお心安らかにお暮らしください。
それでは本日はこれにて終了いたします。
解散。
どうぞ好い夢をごらんくださいませ。
また明日。
(18:03 嬉野)
2010年2月23日(火)
2010年2月23日(火)
嬉野です。
昨日、お医者で検査してもらいましたが、
なんでしょう、
まぁ、大したことはないみたいで、はい。
で、掲示板を見ましたらね、
大層御心配いただいたようで、
ねぇ、みなさんお優しい。
ありがたいことでございます。
さぁということでね、
本日わたくし嬉野さんも、
「四十路のなんたら」に出演するためにですねぇ、
例の女子アナ二人と録音に臨むのでありますがぁ、
なんだかね、
声がおかしいのであります。
なんだか普通じゃない。
この甲状腺の病を得ましてから、
ずっとおかしいのであります。
あの、こうね、なんだろう、
絞め殺されたようなね、
まぁ殺されちゃいませんが、
なんだかこの喉にフタをされたような按配で、
最悪の状況であります。
ということでね、
今日のところはさようならであります。
ではみなさんまた明日。
解散。
雑な文章ですんません。
(17:22 嬉野)
平成22年2月22日月曜日。藤村でございます。
平成22年2月22日月曜日。藤村でございます。
お知らせが3つ。まずはうれしい知らせ。
ドラマ「ミエルヒ」が1月のギャラクシー月間賞を受賞いたしました。
受賞したのは「秘密のケンミンSHOW」の年始スペシャル、フジテレビのドラマ「神戸新聞の7日間」、NHKのETV特集「シリーズ日本と朝鮮半島」、そしてHTBの「ミエルヒ」の4本。
1月30日の関東圏での放送が賞の対象となったということですから、午前3時からの放送でよくぞと、いうところであります。
今週土曜日27日午後4時からは、ABA青森朝日放送で放送です。青森のみなさまお待たせいたしました。是非ともご覧ください。
お知らせの2つめ。弊社アナウンサー部の面々が徒然なるままにしゃべりたおすという音声配信サービス「HTBポッドキャスト」。小野優子、佐藤麻美アナウンサーによる「遙かなる?四十路への道」というコーナーにわたくし呼ばれましてトークをしております。
「三十路を超えた女子アナは会社にいづらくなる・・・」などと本音を隠さず話す弊社女子アナ2名と、四十を超えたおっさんディレクター。通常の倍以上、50分あまりの音声配信を行っております。まぁほとんどおっさんがしゃべっておりますが、職場で悩む女子諸君は是非。
3つめ。「日記本3」の発売が決定いたしました。5月12日(水)。3月1日からローソン・ロッピー端末並びに道内HTBグッズ販売店で予約開始であります。
ロッピー端末の予約番号商品コードは027320(語呂募集)。
とりあえず日記本と鯨森さんの絵本がひと段落して一息ついた嬉野先生にはゆっくり休養していただいております。
まぁ、「しんどいしんどい」「通常より脈が速い」などとここ最近の症状を隠すことなくおおっぴらに連呼し、しかしおかげで「女房がいろんなことを多目にみてくれる」「藤やんが席を譲ってくれた」等の、いくつかの恩恵を列記し、最終的に「弱った嬉野さんに寛容でありましょう」と世間一般、不特定多数に対して呼びかけて、なんなら見舞い品なども暗に所望しようかという貪欲さですから、さほど心配することではございません。
みなさんはこれまで通り各自の持ち場で通常営業してください。
じゃ、また明日。
(18:19 藤村)
2010年2月19日(金)
2010年2月19日(金)
嬉野です。
なんでしょう、まぁ普通にしんどいですよ。
しかしながらうちの女房は「更年期障害よ」と言うのです。
確かに症状はそうであります。
何かの瞬間に身体がカッと熱くなって、
ドッカン!ドカン!汗をかくわけです。
そしてその反動で今度は冷える。
日常的に脈拍が早くなったのであります。
だもんですからそれでもって身体が熱いのでありましょう。
更年期障害ねぇ。
男にもあるのでしょうか。
というか私は「おばさん化」していたのでありましょうか。
まぁ構いませんが、
「これは甲状腺の異常ですねぇ」と、
お医者は言っておりました。
再検査をするそうですよ。
でまぁ、なんであろうとね、
ちょっと動くと私はハァハァ言うわけでありますよ。
でも奥さん、
そのお陰で女房がいろんなことを大目に見てくれましてね、
優しくしてくれますので、これはありがたい話であります。
先の出張の時も電車の中で藤やんが、
空いた席に座んなさいよ言ってくれまして、
驚きつつも「長生きはするものだわいのぉ」と、
ありがたく座らせてもらいましたしねぇ。
まぁ、弱ると世間が寛容になってくれますので、
私といたしましては予想外のありがたさ。
さて、只今「日記本3」を鋭意制作中であります。
今回の「日記本3」は2004年のお話で、
ミュージックステーションに大泉さんが生出演して歌う!
という物騒な情報が入りHTB制作部ディレクター全員が恐慌状態に陥るところから年が明けます。
あの年は新潟の大水害があり、新潟中越地震もありました。
被災地からの掲示板への生の声が寄せられたりもしました。
「私のどうでしょうDVDが全部流されてしまいました」
そんな書き込みを読み、他人事では済ませられない生々しい気持ちになったことを覚えています。
そして暮れには、ミスターが映画留学で韓国へ旅立ちました。
そんな2004年を綴る「日記本3」。
来る3月1日より予約開始です。
いやぁ、早く回復したいわぁ。
ではまた来週お目にかかりましょう。
それでは奥さん、本日のところは解散であります。
あ!そうそう。
鯨さんの携帯着せ替えが好評です。
どこかほっとする、鯨森惣七の着せ替えの絵柄。
どうぞ試してみてください。
それではみなさま、
弱った嬉野さんに、来週も寛容でありましょう!
(14:22 嬉野)
2月17日水曜日。藤村でございます。
2月17日水曜日。藤村でございます。
本日から「HTBきせかえ500」のコーナーに、「アーティスト応援企画」の鯨森惣七さんの携帯きせかえツールが登場いたしました。
還暦のじじいが1年がかりで描き上げた絵本の世界を、もしよろしければあなたの携帯に。ダウンロード525円でじじいの絵を買ってくださればと。
さて。
もうずいぶん経っちゃったんだけど、去年のクリスマスのことを書こう。
クリスマスイブの夜、子供たちが寝静まったころにサンタクロースがやってきてプレゼントを置いていく。
さすがに高校生と中学生になった長女と次女は、そんなことを信じているわけではないが、でも、いつの年から信じなくなったのか、それはよくわからない。まぁたぶん小学校の高学年ぐらいだったろうとは思うけれど、そのことについては何も言わず、相変わらずクリスマスイブの夜を楽しみに待っている。
一番下の坊主は今、小学5年生。こいつは低学年ですでに、
「サンタはお父さんなんでしょ」
と、禁断の言葉を吐き捨てて、家族全員からヤキを入れられたことがある。それがあってか、以来その言葉は口にしなくなり、おととし、4年生となって迎えたクリスマスの朝には、プレゼントのバスケットシューズに書かれた「中国製」の文字に驚愕し、「サンタどうしたぁーッ!」「なんで中国なんだぁーッ!」と、心の底から雄叫びを上げた。
サンタといえばヨーロッパあたりから来るもんだろう、なんで中国なんだと、彼は当惑し、思いがけず声を荒げてしまったのだ。
その声を寝床で聞きながら、「よしよし」と、「まだ信じてたんだな」と、少し安心したものである。
で、去年の暮れ。5年生となって迎えたクリスマスのこと。
早朝、バタバタと居間に降りていく坊主の足音で目が覚めた。
しばらくすると、「あるよ!あるよ!早く早く!」と、お姉ちゃんたちを起こす坊主のうわずった声が聞こえてきた。その声につられてお姉ちゃんたちも居間に集まってくる。
「ふふふ、よしよし」と、「子供らしいじゃないか」と、3人の声を聞きながらもう一度眠りについた。
目が覚めると子供たちはもう学校に行っていなかった。
居間には、包みを開けたプレゼントが3つ並んでいた。
マフラーや手袋、帽子、カラフルなお菓子・・・。
しかしカミさんはなぜか、少し仏頂面だった。
聞けばあのクソ坊主は、ひとしきりうれしそうな顔でプレゼントを眺めまわし、「いいねぇいいねぇ」と満足そうな顔を見せたあと、そっとカミさんのそばに寄って来て、
「あのさぁ」
と、声をひそめて言ったそうだ。
「あのさぁ、値札は取っとかないと」
クリスマスイブの夜、子供たちが寝静まったころにサンタクロースがやってきてプレゼントを置いていく。
そんな魔法のような、信じられない話を親は子供にする。
「サンタさんはエントツから入ってくるんでしょ?」
「そうだよ」
「サンタさんは大きいんでしょ?」
「大きいよ」
「このエントツの穴に入れるの?」
「入れるよ」
「あ!魔法で小さくなるんだ」
「そうだよ」
でもいつか子供は、それが真実ではないことを知る。
知るけれども、それは言わない。
そんな魔法のような、他の人に言ったらバカにされるような話をする家族という囲みの中で、囲まれている安心感を、いつまでも持ち続けていたい、と願うからだと思う。
子供がいつまでサンタクロースを信じるかは、その子供がどれだけ愛されているかによる。
3人の子供たちがまだ小さかったころに、この日記にそんな言葉を書いた。
でも、たぶん3人の子供たちは去年、サンタクロースを卒業した。
一番上の姉ちゃんは今年、高校3年生。大学受験を迎える。
来年の春にはたぶん、この家からいなくなるだろう。
今年が、だから、5人で迎える最後のクリスマスになる。
今年のクリスマスイブも、これまでと変わらずサンタクロースをしてやろうと思う。
これが2009年のクリスマスの出来事。
よし、また明日。
(18:09 藤村)
2月15日月曜日。藤村でございます。
2月15日月曜日。藤村でございます。
嬉野先生がすでに日記を上げていたようだけど、まぁいいや、もう書き始めちゃった。
そしてこれは「アーティスト応援企画」のブログに書いた方がいいのかもしれないけど、まぁいいや、もう書いちゃった。
絵を描いている人やら、皿を焼いている人やら、そういう具体的にモノ作りをしている人たちに、テレビ局に勤めている我々ならば何かできるんじゃないだろうか、という気持ちで始めた「アーティスト応援企画」。
最初に応援しようと決めたのは鯨森惣七さん。
彼が絵本を描く。それを我々が応援する。
そして、まもなくその絵本が完成する。
それを前に先日、くじらさんが今の心境を文章にして我々に配った。
その文章を少し抜粋してみる。
「物を創りだす」
「やるからにはイイモノを、内容のあるものを、意気を感じてもらえるものを」
「一人でも多くに見てもらいたい、ふれてもらいたい」
「一番はじめの企画としてセイコウさせたい」
「そうすることで企画立案者が、その関係者が、次があることを知るであろう、すくわれるであろう」
「そんな思いではじめたら集中するしかない」
「カラダをはって、あるだけのパワーを使う」「60才のしみこんできたものを表現する」
「だから、他の仕事は手につかないし、できない」「この1年間、他をふりむくことなく、全力をつくしていた、貯金をくずしてやってきた」
「なにか新しいものを作りだすって、なにかをギセイにしないと作れないもの、手はぬけない」
「手にした者に、意気を伝えるものにする」
「物を創るって、そんなもん」
これを読み、くじらさんはこの1年、我々の思いが及ばぬほどの全力で、この企画にのめり込んでいたのだ、ということに、ドキッとした。
その全力ぶりに対し、我々の言う「応援」という言葉の、なんと陳腐なことか、とも思った。
我々のしていることと言ったら、応援企画のサイトを立ち上げ、ブログを書く、ということ。
それを読んでくれる人のほとんどは、この「どうでしょう」の入口から入って来てくれた人たちだろう。
間口が狭い。
せっかく1年がかりで作った絵本の流通にしたって、一斉に全国の書店に並ぶわけではない。今のところは、予約を取っての受注生産と、いくつかの書店の店頭に並べてもらう、ということだけだ。
間口が狭い。
それじゃぁ、「一人でも多くに見てもらいたい、ふれてもらいたい」というくじらさんの願いは叶えられない。
これじゃぁいけない。
もっとうまいPRの方法はないのか、もっと広く流通させる手立てはないのか、もっと、もっと・・・。
間口を広げることへの要望、願望は尽きない。
でも、やらなければ・・・。
一方。
それとはまったく違うところで嬉野先生は、思い悩んでいた。
「どうやったら、くじらさんの描く絵の魅力をわかってもらえるか」
それをずっと考えていた。
間口が広いとか狭いとか、それはまぁともかく、今こうしてこの企画に関心を寄せてくれている人たちに対し、「鯨森惣七の絵の魅力そのものをどう伝えたらいいのか」、ということにのみ、頭を悩ませていた。
「それにはまず絵を見てもらうことだ」と、くじらさんの絵を飾っている店に行き、写真を撮り、自分なり言葉でその魅力を文章に起こした。
嬉野先生は、流通とかなんとか、そういう自分の力の及ばないことには見事なほどに口を出さない、手出しをしない。
出来ないことは出来ない、わからないことはわからない、と、堂々と言ってしまう。
だから誤解されることも多い。
「そういうこともさぁーちゃんとやろうよー」と。
でも、出来ないことを「ちゃんとやろうよー」というノリだけでやらされるのは非常に困る。だって、結果が目に見えているから。
それよりも、自分の考えが及ぶこと、出来ることであれば、体を壊すまで思い悩み、作戦を練り、行動に移すことはできる。
だからまぁ、嬉野先生は、「間口を広げること」とは別次元で、自分の出来ることをやっている。
でも、考えてみれば、くじらさんの「一人でも多くに見てもらいたい、ふれてもらいたい」という願いは、単に「間口を広げる」という物量的なことだけではなく、すでに「ここにいる人たちの中で」、その中で「一人でも多く」という考え方もできる。
嬉野先生のやっている努力は、そういう意味で、くじらさんの「一人でも多く」という願いには、ちゃんと応えているのだと思う。
まぁ本来ならば、流通やPRといった物量的に間口を広げる努力と、その作品の魅力を伝える質的な努力と、両方バランス良くできればいいんだろうけど、現状は、というかたぶんこれからも、我々は作品の魅力そのものを伝える努力の方に重きを置くだろう。だって、そもそも両方できるような規模の組織じゃない。どっちが出来るかをちゃんと見極めないと戦(いくさ)には勝てない。
しかしまぁ、そんな中でもやれることはやっていこう。
まずはあさって17日昼ごろから、「鯨森惣七のきせかえツール」の配信を始めます。
携帯という「額縁」の中に、様々な「鯨森惣七の絵を飾ってみる」というイメージで、彼の絵を買ってみてはいかがでしょうか。525円です。
「どうでしょう」をすでにダウンロードしてる人も、「きせかえ」なんだから、たまに「きせかえ」してもいいんじゃないでしょうか。
そして、パソコン版の応援企画サイトでは、壁紙のダウンロードサービスを始めました。
まずは手っ取り早く、鯨森惣七の絵をパソコンという額縁に飾ってみる、ということですね。まだ一枚ですが、私が「ぜひ壁紙にしてくれ」と頼んだ絵も、そのうちリストに加わると思います。
壁紙なんかは飽きたら、すぐ取り替えてもらってかまいません。
こちらは無料です。
ということで、90ページを超える鯨森惣七の絵本が発売されるまで、とりあえず、彼の絵を手元に置いてみてください。
あの絵、いいんじゃないかと、思いますよ。
嬉野先生が応援企画のブログにこんなことを書いてましたね。
くじらさんが描く絵のキャラクターはどうも目つきが悪い。
だから、放っておいても勝手に生きていくみたいな強さがある。
そこが安心する。
さすがな評論ですね。いい見方です。
【嬉野先生の本日の日記】
2010年2月15日(月)
奥さんどうも、嬉野です。
どうもね、体調が不良ですよ。
元気じゃないわけじゃないんですが、
元気なわけじゃないんです。
よくわからんですが、疲れやすいのです。
動くと、はぁはぁ言っちゃうわけで。
しかしながら、こうして日記を書くくらいの元気はある。
とはいうものの、濃い話は書けないわけで。
考えるのが途中で面倒くさくなっちゃう。
根気というものが行方不明になったわけで。
ですからまぁ、
食っちゃ寝、食っちゃ寝、する分にはね、
まぁさして影響は無い。
さぁということでね、
本日も日本全国でなんとか生きているみなさんに、
きっと好い事ありますように。
私も早いとこ元気になりますように。
ということでね、
本日はこれまで。
解散。
(18:17 藤村)
2010年2月15日(月)
2010年2月15日(月)
奥さんどうも、嬉野です。
どうもね、体調が不良ですよ。
元気じゃないわけじゃないんですが、
元気なわけじゃないんです。
よくわからんですが、疲れやすいのです。
動くと、はぁはぁ言っちゃうわけで。
しかしながら、こうして日記を書くくらいの元気はある。
とはいうものの、濃い話は書けないわけで。
考えるのが途中で面倒くさくなっちゃう。
根気というものが行方不明になったわけで。
ですからまぁ、
食っちゃ寝、食っちゃ寝、する分にはね、
まぁさして影響は無い。
さぁということでね、
本日も日本全国でなんとか生きているみなさんに、
きっと好い事ありますように。
私も早いとこ元気になりますように。
ということでね、
本日はこれまで。
解散。
【お知らせ】
今から11年前、DVD第13弾で登場の東北ツアーにご参加いただいたみなさま!皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
(14:39 嬉野)