3月1日月曜日。藤村でございます。

001-藤村

3月1日月曜日。藤村でございます。
本日より「日記本3」の予約開始でござます。
2004年の年明けから年末まで、1年間の日記を一冊にまとめたものであります。
2004年といえば、大泉さんのミュージックステーション騒動に始まり、2年ぶりの新作「ジャングル・リベンジ」、ミスターの韓国への1年間の映画留学、「どうでしょう本創刊号」で私と嬉野先生がスペインへと行き、そして年末には大泉さんが初の連ドラ「救命病棟24時」への出演が決定したと、そんな出来事がありました。
一方、この年の7月に新潟・福島豪雨、福井豪雨、9月以降は大型台風が続々と上陸し、そして10月には新潟県中越地震と、自然災害が多発した年でもありました。
思い出します。それらの災害に直面したみなさんから続々と寄せられる掲示板への書き込み。その生々しい言葉の数々を受け取るうちに、北海道で暮らす我々にとって、他人事でしかなかった出来事が、とても身につまされる出来事へと変わっていったことを。
当時、中越地震の数日後に行われた札幌でのトークショー「ミスター大壮行会」の収益を新潟に送ることを決めました。
あの時、賛否両論がありました。福井にも豪雨があった、台風被害の西日本もある、新潟だけに寄付するのはどうかと。そういう非難の声が上がる可能性があるから、やめた方がいい。最悪寄付してもいいが、ホームページに書くのはやめた方がいい、と。
でも私と嬉野先生は、トークショーの数日前からずっと新潟からの書き込みを読み続け、あの時はもうどうしようもなく新潟に何かをしたかった。「何かをする」というのは、「実際にお金を送る」という寄付行為ではなく、「金を送ったぞ」「おれらは心配してるぞ」と、「言葉に出して伝える」ということでした。言葉をかける、気にしてあげる、ということが、たぶん他人ができる最低限で、最大限の行為なんだろうということを、あの時の「書き込みを読み続ける」という体験で、我々は知ったからです。それで結局トークショーの最後に会場で言い、ホームページにも書きました。
日記本の原稿を読みながら、当時のそんなことを思い出しました。
日記というのは、その日に起こったこと、思ったことだけをただ書き記しているだけ。もちろん「明日大地震が起こる」なんてことは書かれてないし、「明日大地震が起こるから注意しよう」なんてことも書かれてない。ただその日、その日、目の前で起こることに対処しているだけ。
そんな過ぎ去った古い日記を読んで何の意味があるのか?
でも、そうやって目の前で起こることだけに対処している1年間の日記を読んでみると、なんだかやけに気分が清々しかったですよ。
読んでて気持ちよかった。
ただ目の前で起こることにちゃんと対処する。
それこそ最低限で、最大限の人生の生き方であると。
「日記本3」、本日予約開始!であります。
同じく本日より、鯨森惣七の描く絵本「ぺ・RISUBOUの旅・ダララララー」もローソン・ロッピーにて予約開始となります。ほぼ受注生産となる90ページ超の珍しい絵本。こちらも、何か心に残すようなものであると思います。
よし、では本日解散。
また明日だ諸君。
(20:09 藤村)