9月10日火曜日。藤村でございます。
最終日からなんだか声が出なくなりまして、きのうはもう完全にしゃべれなくなって、ようやく今日、声が出るようになりました。酒飲んで大声出し過ぎたんでしょうね。
祭りが終わりました。
いろいろと・・・来場してくれたみなさんにも、出店してくれたみなさんにも、行き届かなかった部分が多々あったと思います。すいませんでした。
でも、みんなで顔を合わすことができて、良かったですな。
それが一番良かったです。
力強かったですわ。
とにかく顔が見れてよかった。
きのうはぼーっとしてて、会社はお休みして、録画してあったサッカーや「半沢直樹」を一気に見て、最後にNHKの「プロフェッショナル」特別編の宮崎駿さんのドキュメントを見て、それでなんか落ち着いたというか、「そうだよなぁ」と、「宮崎さん、やることやったよなぁ」と、そんなことを思っておりました。
今日からまた編集室にこもって、新作の編集をしています。
みんなも無事に帰り着いて、またそれぞれの場所で、いつもの生活に戻ったでしょうか。
会場でも最後に言いましたが、
「どうもありがとう」。
【本の宣伝です!】
藤村、嬉野の「腹を割って話そう」の第2弾「未知との遭遇編」が発売されました。表紙は便器。そのわけは、読めばわかります。
読売テレビの西田さんとの対談本「テレビバカ」も発売されました。どうでしょうをあんまり知らない西田さんと、なぜか一緒にテレビ埼玉で番組をやることになったいきさつ、副題にある「ツッパリオヤジと小悪魔オヤジ」の意味も、読めばわかります。また出版元の角川さんの「ちょくマガ」というメルマガもスタートしました。
今月末には藤村、嬉野の「悩むだけ損」の第2弾も発売の予定でございます。どれも話の中身は、かなり濃いと思います。
(19:44 藤村)
9月10日火曜日。藤村でございます。
9月5日木曜日。藤村でございます。
9月5日木曜日。藤村でございます。
8年ぶりの水曜どうでしょう祭が、いよいよ明日から3日間、札幌真駒内で開催されます。
これは、イベントでもなく、ましてやショーでもなく「お祭り」です。
お祭りってのは、ふだんは静かな神社の参道に、夜店がわんさと並んで、子供からお年寄りまで、なんか知らんがとにかく町中の人が集まってくる。一応は、「神事」みたいなことが境内で執り行われたりしてるんだろうけど、実はみんなそんなことはどうでもよくて、「町中の人が集まってくる」という、そのことに、いつもとは違う雰囲気を感じて、「今日はお祭りだから」という理由で、大人は近所の人と酒を飲み、子供はわけもなくほうぼうを走り回る。
お祭りを開く目的は、そりゃ五穀豊穣を祈願してとか、いろいろあるんだろうけど、要は「この日はみんなで集まりましょうや」ということだろうと思う。
明日。
全国からたくさんの「顔見知り」の連中が、真駒内にやってきます。会ったことはないけど、みんな「顔見知り」です。誰かが「文久3年」とつぶやけば「金八先生!」と答えるバカな知人たちです。
今、数多くのスタッフは目をつりあげて、いろんな準備で走り回っていることでしょう。数万人が集まる「イベント」と考えれば、それも無理のないことです。あれはちゃんと出来ているのか、これはもう準備できているのか。心配は尽きません。
でも、明日の正午からは、お祭り気分で、全国から集まった顔見知りたちと一緒に楽しむ気持ちになってください。
私は、明日からの3日間、昼間っから酒を飲んで、全国から集まってくるバカな知人たちを、陽気に迎えるつもりです。
おっさんたちは陽気に酒を飲み、子供たちは意味もなくそこらへんを走り回る。
それが、お祭りですから。
明日、お会いしましょう。
待ってますよ。陽気などうでしょう軍団のおっさんたちが。
笑いましょう。歌いましょう。食いましょう。飲みましょう。
楽しみですな!皆の衆!
いよいよ祭りですぞッ!
あ、ブース紹介ひとつ忘れてました。石坂店長の店「ZAKA」では、お馴染み「ヒゲマラソン」グッズの販売とスタイリスト小松のクジ引きがあるそうです。私がデザインしました1枚100どうのカリスマステッカーなどを購入すると、様々な人から集めた私物の景品が当たると。「藤やんもなんか出してよ」と言われて私が提供したのは、「原付日本制覇」のロケ最終日に来ていたバーンズのTシャツ(龍馬像のラストカットで着てます)と、先日のフィギュア中国工場でもらったピンクのポロシャツユニフォーム。そして、懐かしいあの「アメリカ横断」のときにサンフランシスコで買ったノースフェイスのトレーナー。この買ったばかりのトレーナーで私は、大泉洋の嘔吐を受けたのであります。そのトレーナー現物を景品にします。んなもんいらねぇ!と言ったって、当たったらもらっていただきます。
2013年9月5日(木)
嬉野であります!
いよいよ明日より祭開催でございます!
札幌はお蔭様で快晴となりました!
しかしながら、関東圏東北圏あたりは激しい雨が降り続き、
本日札幌へ突入してくる諸氏におかれましては、
多大の困難を押して羽田空港をじめとする諸空港へ出向かれたものと思われます!
電車は徐行運転!道路は大渋滞!
無事に空港へたどりつき目当ての飛行機に乗り込めましたで
しょうか!各位の幸運を祈るばかりであります!
さきほど、わたくしも、呑気に会社へてくてく歩きの通勤の道すがら、神奈川より来られました二名の男子に遭遇いたしました!
彼らも本日早朝、必死の思いで、ずぶ濡れになりながら苦難の果てに羽田空港へとたどり着いたとのことでした。
みなさん!ごくろうさんであります!
なお、明日からの祭は、ユーストリームでも三日間、定点カメラではございますが祭会場を中継いたします。
もちろん画像はパッとしないでしょう!
しかし音声はクリアー!
ラジオ的な感覚で見守ってくださいますよう!
願いあげるものであります!
それでは諸氏!明日!
祭で会おう!で、あります。
9月4日水曜日!藤村でございます!
さぁ!いよいよ水曜どうでしょう祭りが、あさってから開幕となりました。
祭りのページには会場の様子を映し出すライブカメラが設置されました。このカメラは、屋内アイスアリーナに設置されて、祭りに参加できなかったひとたちも、祭り会場の様子をご覧いただけるようになっております。
さらに、一部をのぞいてステージでのトークの模様もご覧いただけるようになります。くわしくは明日!
そしてHTBオンラインショップでは、祭り開幕と同時に祭りグッズの販売も開始!会場に来られなかった人も、ここで買うことができるようになります。
多くの藩士がチケットを入手できずに無念の涙を流したことと思います。少しでも、8年ぶりの祭りの、荒ぶる雰囲気を一緒に感じていただければと思っております。
さて、祭りでは、どうでしょう好きのアーティストが出演してのライブも行います。ご紹介しておきましょう。
まずは、ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」のお二人!徳ちゃんは熱狂的などうでしょうファンとして有名で、私が彼らの「紫陽花」という曲のPVを撮影したこともあります。二人のギターの巧みな技を、ぜひ生でお楽しみください。
続いて、女性二人組の「黒色(こくしょく)すみれ」。ゴスロリや、大正ロマン風のきらびやかな着物で、バイオリンを弾きながら歌う異色の二人組。以前、映画祭の会場でお会いしてどうでしょうの大ファンであることを知り、私もその独特な雰囲気がいたく気に入りました。かのティム・バートン監督も彼女たちのファンという国際派。今回の祭りでは、どうでしょうに関する歌も披露してくれるそうであります。これもかなり楽しみ!
そして、さらに異色な「打首獄門同好会」。男ひとりに女性ふたりという組み合わせが実にいい。ずいぶん前に彼らから手紙とCDをいただきました。「どうでしょうが大好きでこんな歌を作ってしまいました」と。それがお遍路の旅を歌った「88(エイティーエイト)」という曲。八十八カ所の寺の名前をただただ歌い上げるという乱暴さにやられて、私これ、かなり聴きました。その他の曲も、どーでもいいことを熱く歌っておりまして、かなりバカです。今回の祭りでは、どうでしょうの名ゼリフをただただ連呼するという乱暴きわまりない歌も披露してくれるそうで、これは盛り上がるでしょう。
そして地元北海道からは、オフィスキュー所属の月光グリーン。そして、DVDの特典映像にある「music from HOKKAIDO」でおなじみの「NOISEMAKER」「smarttail」、ヨーロッパ企画の短編コント集「ヨーロッパ企画です」のオープニングとエンディングテーマを歌ってくれた「REVOLVER AHOSTAR」、そしてDVD「アメリカ横断」のサンフランシスコの場面で挿入曲として使わせてもらった「サトウヨシアキ」。北海道で、北海道の人たちの歌を聞く。ぜひ楽しんでください。
そして最後に、もちろん!この人なしでは祭りは盛り上がらない!樋口了一さん。8年前の祭りでの「1/6の夢旅人」の大合唱は壮観でした。今回も負けじと盛り上がってまいりましょう!
そういえば、弊社マスコットキャラクターonちゃんの、寒い着ぐるみショーもあるようです。温かい目で見てあげましょう。
さぁ、バタバタとしておりましたが、準備は整いました。
今回、会場に来れないみなさんも、ライブカメラをぜひのぞいてみてください。我々は、みなさんのことも待っておりますよ!
9月3日火曜日!
祭りまでいよいよあと3日!
藤村でございます。
舞台イベントの台本が完成いたしまして、ようやくこちらスタンバイオッケー!となりました。
本日、HTBの下にあるローソンさんに立ち寄りましたら、祭りとコラボした限定商品「からあげくんジンギスカン味」と「小倉トースト」がついに売り出されておりました。
こちら、北海道のローソンだけで売られる地域限定のものでございまして、特にからあげくんに関しましては、これまでと食感の違う「ザクザクタイプ」を初めて採用したものだそうでございます。
道内のみなさま、試しに一度ご賞味ください。
もちろん祭り会場で売られます。
さて、今日はこれから、私と嬉野さんと二人で、赤平のミスターの山の家に行ってきます。
一晩泊めてもらって、3人でじっくり飲んで、祭りへの結束を固めてこようと思っております。
皆の衆!こちらの準備は着々とすすんでおりますぞ!
あとは、天気だなこれ。
みなさま、とりあえず雨の用意はしときましょうか。あと、夜は冷えてまいりますから、長そでは必須でございますよ。
では、赤平に行ってきます。
また明日!
2013年9月2日(月)
はい奥さん、嬉野でございますともさ。
「これは凄い!藤村さんも驚いた!匠の技を見学」
のページが、やってみると驚くほどに作業量が多く!
また、わたくしも思いのほか熱が入ったか、
1か月近くを費やして、祭が始まろうという今週なのに、
まだ全部上がっていないという状態ですございます!
ですが本日!
新しく!フィギュアのページが上がっておりますので!
ぜひご覧くださいませ!と、お勧めするものでございます!
絶対ご覧ください!
とにかくご覧ください!マジでご覧ください!
全部ご覧ください!と、くどくどしく言っておくのであります。
えぇ、本日上がっておりますのはですね、フィギュアのページ!
物凄いクオリティーを見せつけます、
水曜どうでしょうフィギュアの生産を支える
中国工場レポートであります。
彼の国で働く彼の国の若者たちの熱意ある仕事ぶりに、
ぼくらは正直、驚きました。
そして、なんと友好的なのでしょう!
その友好ぶりは、工場内に限らず、街へ出ても、
ご飯屋さんに入ってご飯を食べてもなにしても変わらず、
よくニュースで見かけるような排日的なムードは、とりあえず、ぼくらが行った町にはありあませんでした。その辺りの驚きも交えながらレポートしておりますので、ぜひご覧くださいませ!
さてさて、さっき祭ステージの演出チームと、どうでしょうディレクター陣と、打ち合わせ室に集まりまして、藤村先生の書いたステージイベントの台本をひも解きながら、バキバキと打ち合わせをし、段取りを確認しておりましたが、想像するとやっぱり楽しいことになりそうで、
8年前同様、また楽しげな3日間になる予感でございます。
そうは言っても前回より規模が巨大化しております!
そのくせ我々HTB側スタッフは全員8歳も年寄りになっております!我々の至りませんところは、会場に来てくれるみなさんたちの
熱い思いでサポートしていただくばかりと、
今から勝手に願うばかりでございます!
水曜どうでしょう祭2013!
皆様と、ともに作り上げられればと思うばかりでございますともさ!
それでは本日も各自の持ち場で、我々は、さらに奮闘いたします!
みなさまも好い気分で今日の1日を締めくくってくださいませ!
また明日!
【藤村さんの日記】
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(14:43 藤村)
2013年9月5日(木)
2013年9月5日(木)
嬉野であります!
いよいよ明日より祭開催でございます!
札幌はお蔭様で快晴となりました!
しかしながら、関東圏東北圏あたりは激しい雨が降り続き、
本日札幌へ突入してくる諸氏におかれましては、
多大の困難を押して羽田空港をじめとする諸空港へ出向かれたものと思われます!
電車は徐行運転!道路は大渋滞!
無事に空港へたどりつき目当ての飛行機に乗り込めましたで
しょうか!各位の幸運を祈るばかりであります!
さきほど、わたくしも、呑気に会社へてくてく歩きの通勤の道すがら、神奈川より来られました二名の男子に遭遇いたしました!
彼らも本日早朝、必死の思いで、ずぶ濡れになりながら苦難の果てに羽田空港へとたどり着いたとのことでした。
みなさん!ごくろうさんであります!
なお、明日からの祭は、ユーストリームでも三日間、定点カメラではございますが祭会場を中継いたします。
もちろん画像はパッとしないでしょう!
しかし音声はクリアー!
ラジオ的な感覚で見守ってくださいますよう!
願いあげるものであります!
それでは諸氏!明日!
祭で会おう!で、あります。
9月4日水曜日!藤村でございます!
さぁ!いよいよ水曜どうでしょう祭りが、あさってから開幕となりました。
祭りのページには会場の様子を映し出すライブカメラが設置されました。このカメラは、屋内アイスアリーナに設置されて、祭りに参加できなかったひとたちも、祭り会場の様子をご覧いただけるようになっております。
さらに、一部をのぞいてステージでのトークの模様もご覧いただけるようになります。くわしくは明日!
そしてHTBオンラインショップでは、祭り開幕と同時に祭りグッズの販売も開始!会場に来られなかった人も、ここで買うことができるようになります。
多くの藩士がチケットを入手できずに無念の涙を流したことと思います。少しでも、8年ぶりの祭りの、荒ぶる雰囲気を一緒に感じていただければと思っております。
さて、祭りでは、どうでしょう好きのアーティストが出演してのライブも行います。ご紹介しておきましょう。
まずは、ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」のお二人!徳ちゃんは熱狂的などうでしょうファンとして有名で、私が彼らの「紫陽花」という曲のPVを撮影したこともあります。二人のギターの巧みな技を、ぜひ生でお楽しみください。
続いて、女性二人組の「黒色(こくしょく)すみれ」。ゴスロリや、大正ロマン風のきらびやかな着物で、バイオリンを弾きながら歌う異色の二人組。以前、映画祭の会場でお会いしてどうでしょうの大ファンであることを知り、私もその独特な雰囲気がいたく気に入りました。かのティム・バートン監督も彼女たちのファンという国際派。今回の祭りでは、どうでしょうに関する歌も披露してくれるそうであります。これもかなり楽しみ!
そして、さらに異色な「打首獄門同好会」。男ひとりに女性ふたりという組み合わせが実にいい。ずいぶん前に彼らから手紙とCDをいただきました。「どうでしょうが大好きでこんな歌を作ってしまいました」と。それがお遍路の旅を歌った「88(エイティーエイト)」という曲。八十八カ所の寺の名前をただただ歌い上げるという乱暴さにやられて、私これ、かなり聴きました。その他の曲も、どーでもいいことを熱く歌っておりまして、かなりバカです。今回の祭りでは、どうでしょうの名ゼリフをただただ連呼するという乱暴きわまりない歌も披露してくれるそうで、これは盛り上がるでしょう。
そして地元北海道からは、オフィスキュー所属の月光グリーン。そして、DVDの特典映像にある「music from HOKKAIDO」でおなじみの「NOISEMAKER」「smarttail」、ヨーロッパ企画の短編コント集「ヨーロッパ企画です」のオープニングとエンディングテーマを歌ってくれた「REVOLVER AHOSTAR」、そしてDVD「アメリカ横断」のサンフランシスコの場面で挿入曲として使わせてもらった「サトウヨシアキ」。北海道で、北海道の人たちの歌を聞く。ぜひ楽しんでください。
そして最後に、もちろん!この人なしでは祭りは盛り上がらない!樋口了一さん。8年前の祭りでの「1/6の夢旅人」の大合唱は壮観でした。今回も負けじと盛り上がってまいりましょう!
そういえば、弊社マスコットキャラクターonちゃんの、寒い着ぐるみショーもあるようです。温かい目で見てあげましょう。
さぁ、バタバタとしておりましたが、準備は整いました。
今回、会場に来れないみなさんも、ライブカメラをぜひのぞいてみてください。我々は、みなさんのことも待っておりますよ!
9月3日火曜日!
祭りまでいよいよあと3日!
藤村でございます。
舞台イベントの台本が完成いたしまして、ようやくこちらスタンバイオッケー!となりました。
本日、HTBの下にあるローソンさんに立ち寄りましたら、祭りとコラボした限定商品「からあげくんジンギスカン味」と「小倉トースト」がついに売り出されておりました。
こちら、北海道のローソンだけで売られる地域限定のものでございまして、特にからあげくんに関しましては、これまでと食感の違う「ザクザクタイプ」を初めて採用したものだそうでございます。
道内のみなさま、試しに一度ご賞味ください。
もちろん祭り会場で売られます。
さて、今日はこれから、私と嬉野さんと二人で、赤平のミスターの山の家に行ってきます。
一晩泊めてもらって、3人でじっくり飲んで、祭りへの結束を固めてこようと思っております。
皆の衆!こちらの準備は着々とすすんでおりますぞ!
あとは、天気だなこれ。
みなさま、とりあえず雨の用意はしときましょうか。あと、夜は冷えてまいりますから、長そでは必須でございますよ。
では、赤平に行ってきます。
また明日!
2013年9月2日(月)
はい奥さん、嬉野でございますともさ。
「これは凄い!藤村さんも驚いた!匠の技を見学」
のページが、やってみると驚くほどに作業量が多く!
また、わたくしも思いのほか熱が入ったか、
1か月近くを費やして、祭が始まろうという今週なのに、
まだ全部上がっていないという状態ですございます!
ですが本日!
新しく!フィギュアのページが上がっておりますので!
ぜひご覧くださいませ!と、お勧めするものでございます!
絶対ご覧ください!
とにかくご覧ください!マジでご覧ください!
全部ご覧ください!と、くどくどしく言っておくのであります。
えぇ、本日上がっておりますのはですね、フィギュアのページ!
物凄いクオリティーを見せつけます、
水曜どうでしょうフィギュアの生産を支える
中国工場レポートであります。
彼の国で働く彼の国の若者たちの熱意ある仕事ぶりに、
ぼくらは正直、驚きました。
そして、なんと友好的なのでしょう!
その友好ぶりは、工場内に限らず、街へ出ても、
ご飯屋さんに入ってご飯を食べてもなにしても変わらず、
よくニュースで見かけるような排日的なムードは、とりあえず、ぼくらが行った町にはありあませんでした。その辺りの驚きも交えながらレポートしておりますので、ぜひご覧くださいませ!
さてさて、さっき祭ステージの演出チームと、どうでしょうディレクター陣と、打ち合わせ室に集まりまして、藤村先生の書いたステージイベントの台本をひも解きながら、バキバキと打ち合わせをし、段取りを確認しておりましたが、想像するとやっぱり楽しいことになりそうで、
8年前同様、また楽しげな3日間になる予感でございます。
そうは言っても前回より規模が巨大化しております!
そのくせ我々HTB側スタッフは全員8歳も年寄りになっております!我々の至りませんところは、会場に来てくれるみなさんたちの
熱い思いでサポートしていただくばかりと、
今から勝手に願うばかりでございます!
水曜どうでしょう祭2013!
皆様と、ともに作り上げられればと思うばかりでございますともさ!
それでは本日も各自の持ち場で、我々は、さらに奮闘いたします!
みなさまも好い気分で今日の1日を締めくくってくださいませ!
また明日!
【藤村さんの日記】
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(13:29 嬉野)
9月4日水曜日!藤村でございます!
9月4日水曜日!藤村でございます!
さぁ!いよいよ水曜どうでしょう祭りが、あさってから開幕となりました。
祭りのページには会場の様子を映し出すライブカメラが設置されました。このカメラは、屋内アイスアリーナ、屋外オープンスタジアムにも設置されて、祭りに参加できなかったひとたちも、生で祭りの様子をご覧いただけるようになっております。一部をのぞいてステージでのトークの模様もご覧いただけることになっております。
またHTBオンラインショップでは、祭り開幕と同時に祭りグッズの販売も開始!会場に来られなかった人も、ここで買うことがでるようになります。
多くの藩士がチケットを入手できずに無念の涙を流したことと思います。少しでも、8年ぶりの祭りの、荒ぶる雰囲気を一緒に感じていただければと思っております。
さて、祭りでは、どうでしょう好きのアーティストが出演してのライブも行います。ご紹介しておきましょう。
まずは、ギターデュオ「DEPAPEPE(デパペペ)」のお二人!徳ちゃんは熱狂的などうでしょうファンとして有名で、私が彼らの「紫陽花」という曲のPVを撮影したこともあります。二人のギターの巧みな技を、ぜひ生でお楽しみください。
続いて、女性二人組の「黒色(こくしょく)すみれ」。ゴスロリや、大正ロマン風のきらびやかな着物で、バイオリンを弾きながら歌う異色の二人組。以前、映画祭の会場でお会いしてどうでしょうの大ファンであることを知り、私もその独特な雰囲気がいたく気に入りました。かのティム・バートン監督も彼女たちのファンという国際派。今回の祭りでは、どうでしょうに関する歌も披露してくれるそうであります。これもかなり楽しみ!
そして、さらに異色な「打首獄門同好会」。男ひとりに女性ふたりという組み合わせが実にいい。ずいぶん前に彼らから手紙とCDをいただきました。「どうでしょうが大好きでこんな歌を作ってしまいました」と。それがお遍路の旅を歌った「88(エイティーエイト)」という曲。八十八カ所の寺の名前をただただ歌い上げるという乱暴さにやられて、私これ、かなり聴きました。その他の曲も、どーでもいいことを熱く歌っておりまして、かなりバカです。今回の祭りでは、どうでしょうの名ゼリフをただただ連呼するという乱暴きわまりない歌も披露してくれるそうで、これは盛り上がるでしょう。
そして地元北海道からは、オフィスキュー所属の月光グリーン。そして、DVDの特典映像にある「music from HOKKAIDO」でおなじみの「NOISEMAKER」「smarttail」、ヨーロッパ企画の短編コント集「ヨーロッパ企画です」のオープニングとエンディングテーマを歌ってくれた「REVOLVER AHOSTAR」、そしてDVD「アメリカ横断」のサンフランシスコの場面で挿入曲として使わせてもらった「サトウヨシアキ」。北海道で、北海道の人たちの歌を聞く。ぜひ楽しんでください。
そして最後に、もちろん!この人なしでは祭りは盛り上がらない!樋口了一さん。8年前の祭りでの「1/6の夢旅人」の大合唱は壮観でした。今回も負けじと盛り上がってまいりましょう!
そういえば、弊社マスコットキャラクターonちゃんの、寒い着ぐるみショーもあるようです。温かい目で見てあげましょう。
さぁ、バタバタとしておりましたが、準備は整いました。
今回、会場に来れないみなさんも、ライブカメラをぜひのぞいてみてください。我々は、みなさんのことも待っておりますよ!
9月3日火曜日!
祭りまでいよいよあと3日!
藤村でございます。
舞台イベントの台本が完成いたしまして、ようやくこちらスタンバイオッケー!となりました。
本日、HTBの下にあるローソンさんに立ち寄りましたら、祭りとコラボした限定商品「からあげくんジンギスカン味」と「小倉トースト」がついに売り出されておりました。
こちら、北海道のローソンだけで売られる地域限定のものでございまして、特にからあげくんに関しましては、これまでと食感の違う「ザクザクタイプ」を初めて採用したものだそうでございます。
道内のみなさま、試しに一度ご賞味ください。
もちろん祭り会場で売られます。
さて、今日はこれから、私と嬉野さんと二人で、赤平のミスターの山の家に行ってきます。
一晩泊めてもらって、3人でじっくり飲んで、祭りへの結束を固めてこようと思っております。
皆の衆!こちらの準備は着々とすすんでおりますぞ!
あとは、天気だなこれ。
みなさま、とりあえず雨の用意はしときましょうか。あと、夜は冷えてまいりますから、長そでは必須でございますよ。
では、赤平に行ってきます。
また明日!
2013年9月2日(月)
はい奥さん、嬉野でございますともさ。
「これは凄い!藤村さんも驚いた!匠の技を見学」
のページが、やってみると驚くほどに作業量が多く!
また、わたくしも思いのほか熱が入ったか、
1か月近くを費やして、祭が始まろうという今週なのに、
まだ全部上がっていないという状態ですございます!
ですが本日!
新しく!フィギュアのページが上がっておりますので!
ぜひご覧くださいませ!と、お勧めするものでございます!
絶対ご覧ください!
とにかくご覧ください!マジでご覧ください!
全部ご覧ください!と、くどくどしく言っておくのであります。
えぇ、本日上がっておりますのはですね、フィギュアのページ!
物凄いクオリティーを見せつけます、
水曜どうでしょうフィギュアの生産を支える
中国工場レポートであります。
彼の国で働く彼の国の若者たちの熱意ある仕事ぶりに、
ぼくらは正直、驚きました。
そして、なんと友好的なのでしょう!
その友好ぶりは、工場内に限らず、街へ出ても、
ご飯屋さんに入ってご飯を食べてもなにしても変わらず、
よくニュースで見かけるような排日的なムードは、とりあえず、ぼくらが行った町にはありあませんでした。その辺りの驚きも交えながらレポートしておりますので、ぜひご覧くださいませ!
さてさて、さっき祭ステージの演出チームと、どうでしょうディレクター陣と、打ち合わせ室に集まりまして、藤村先生の書いたステージイベントの台本をひも解きながら、バキバキと打ち合わせをし、段取りを確認しておりましたが、想像するとやっぱり楽しいことになりそうで、
8年前同様、また楽しげな3日間になる予感でございます。
そうは言っても前回より規模が巨大化しております!
そのくせ我々HTB側スタッフは全員8歳も年寄りになっております!我々の至りませんところは、会場に来てくれるみなさんたちの
熱い思いでサポートしていただくばかりと、
今から勝手に願うばかりでございます!
水曜どうでしょう祭2013!
皆様と、ともに作り上げられればと思うばかりでございますともさ!
それでは本日も各自の持ち場で、我々は、さらに奮闘いたします!
みなさまも好い気分で今日の1日を締めくくってくださいませ!
また明日!
【藤村さんの日記】
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(18:01 藤村)
9月3日火曜日!
9月3日火曜日!
祭りまでいよいよあと3日!
藤村でございます。
舞台イベントの台本が完成いたしまして、ようやくこちらスタンバイオッケー!となりました。
本日、HTBの下にあるローソンさんに立ち寄りましたら、祭りとコラボした限定商品「からあげくんジンギスカン味」と「小倉トースト」がついに売り出されておりました。
こちら、北海道のローソンだけで売られる地域限定のものでございまして、特にからあげくんに関しましては、これまでと食感の違う「ザクザクタイプ」を初めて採用したものだそうでございます。
道内のみなさま、試しに一度ご賞味ください。
もちろん祭り会場で売られます。
さて、今日はこれから、私と嬉野さんと二人で、赤平のミスターの山の家に行ってきます。
一晩泊めてもらって、3人でじっくり飲んで、祭りへの結束を固めてこようと思っております。
皆の衆!こちらの準備は着々とすすんでおりますぞ!
あとは、天気だなこれ。
みなさま、とりあえず雨の用意はしときましょうか。あと、夜は冷えてまいりますから、長そでは必須でございますよ。
では、赤平に行ってきます。
また明日!
2013年9月2日(月)
はい奥さん、嬉野でございますともさ。
「これは凄い!藤村さんも驚いた!匠の技を見学」
のページが、やってみると驚くほどに作業量が多く!
また、わたくしも思いのほか熱が入ったか、
1か月近くを費やして、祭が始まろうという今週なのに、
まだ全部上がっていないという状態ですございます!
ですが本日!
新しく!フィギュアのページが上がっておりますので!
ぜひご覧くださいませ!と、お勧めするものでございます!
絶対ご覧ください!
とにかくご覧ください!マジでご覧ください!
全部ご覧ください!と、くどくどしく言っておくのであります。
えぇ、本日上がっておりますのはですね、フィギュアのページ!
物凄いクオリティーを見せつけます、
水曜どうでしょうフィギュアの生産を支える
中国工場レポートであります。
彼の国で働く彼の国の若者たちの熱意ある仕事ぶりに、
ぼくらは正直、驚きました。
そして、なんと友好的なのでしょう!
その友好ぶりは、工場内に限らず、街へ出ても、
ご飯屋さんに入ってご飯を食べてもなにしても変わらず、
よくニュースで見かけるような排日的なムードは、とりあえず、ぼくらが行った町にはありあませんでした。その辺りの驚きも交えながらレポートしておりますので、ぜひご覧くださいませ!
さてさて、さっき祭ステージの演出チームと、どうでしょうディレクター陣と、打ち合わせ室に集まりまして、藤村先生の書いたステージイベントの台本をひも解きながら、バキバキと打ち合わせをし、段取りを確認しておりましたが、想像するとやっぱり楽しいことになりそうで、
8年前同様、また楽しげな3日間になる予感でございます。
そうは言っても前回より規模が巨大化しております!
そのくせ我々HTB側スタッフは全員8歳も年寄りになっております!我々の至りませんところは、会場に来てくれるみなさんたちの
熱い思いでサポートしていただくばかりと、
今から勝手に願うばかりでございます!
水曜どうでしょう祭2013!
皆様と、ともに作り上げられればと思うばかりでございますともさ!
それでは本日も各自の持ち場で、我々は、さらに奮闘いたします!
みなさまも好い気分で今日の1日を締めくくってくださいませ!
また明日!
【藤村さんの日記】
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(15:58 藤村)
2013年9月2日(月)
2013年9月2日(月)
はい奥さん、嬉野でございますともさ。
「これは凄い!藤村さんも驚いた!匠の技を見学」
のページが、やってみると驚くほどに作業量が多く!
また、わたくしも思いのほか熱が入ったか、
1か月近くを費やして、祭が始まろうという今週なのに、
まだ全部上がっていないという状態ですございます!
ですが本日!
新しく!フィギュアのページが上がっておりますので!
ぜひご覧くださいませ!と、お勧めするものでございます!
絶対ご覧ください!
とにかくご覧ください!マジでご覧ください!
全部ご覧ください!と、くどくどしく言っておくのであります。
えぇ、本日上がっておりますのはですね、フィギュアのページ!
物凄いクオリティーを見せつけます、
水曜どうでしょうフィギュアの生産を支える
中国工場レポートであります。
彼の国で働く彼の国の若者たちの熱意ある仕事ぶりに、
ぼくらは正直、驚きました。
そして、なんと友好的なのでしょう!
その友好ぶりは、工場内に限らず、街へ出ても、
ご飯屋さんに入ってご飯を食べてもなにしても変わらず、
よくニュースで見かけるような排日的なムードは、とりあえず、ぼくらが行った町にはありあませんでした。その辺りの驚きも交えながらレポートしておりますので、ぜひご覧くださいませ!
さてさて、さっき祭ステージの演出チームと、どうでしょうディレクター陣と、打ち合わせ室に集まりまして、藤村先生の書いたステージイベントの台本をひも解きながら、バキバキと打ち合わせをし、段取りを確認しておりましたが、想像するとやっぱり楽しいことになりそうで、
8年前同様、また楽しげな3日間になる予感でございます。
そうは言っても前回より規模が巨大化しております!
そのくせ我々HTB側スタッフは全員8歳も年寄りになっております!我々の至りませんところは、会場に来てくれるみなさんたちの
熱い思いでサポートしていただくばかりと、
今から勝手に願うばかりでございます!
水曜どうでしょう祭2013!
皆様と、ともに作り上げられればと思うばかりでございますともさ!
それでは本日も各自の持ち場で、我々は、さらに奮闘いたします!
みなさまも好い気分で今日の1日を締めくくってくださいませ!
また明日!
【藤村さんの日記】
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(17:21 嬉野)
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
いよいよ9月になりました。9月1日日曜日。
昨日に続き、休日返上で(休日手当も出ないのにだ)みなさまのために勤務時間を越えて働く(超過勤務手当も出ないのにだ)サラリーマン藤村でございます。
さぁさぁ!祭り開催まであと5日となりました!
日々更新されております祭りページをご覧いただければ分かりますとおり、もう8年前の祭りとは比べモノにならないほどの飲食とグッズのお店が豊富に出店されております!
祭りの準備作業を始めて2年あまり、すべて自分たちのツテだけで集めたお店です。手前味噌ではありますが、こんなに手の込んだ出店は他にはないと自信を持って言えます。グッズ店長石坂、祭り事務局隊長五十嵐、そしてグッズ開発に多大なる協力をしてくれた大阪の山中さんの働きぶりに、軍団を代表して拍手を送ります。
本日は、石坂店長も祭りページのブログで紹介してくれていますが、私からも様々なグッズの出店ブースをご紹介しておきましょう。
まずは、オフィスキューのお店「森崎商店」。ミスターの唇をそのまんま図柄にしたという気色悪い「タイガーキッスTシャツ」など、相変わらずのダサダサグッズを多数販売。
そして、知る人ぞ知る!こだわりのカバンとファッションで業界大注目のメイド・イン・ジャパンブランド「KICHIZO」「PORTER CLASSC」が、祭り限定で「水曜どうでしょう」とのコラボ商品を販売いたします!これはねぇ、本当にスゴいことなんです。なぜ?そんなスゴいブランドが我々のためにコラボ商品を作ってくれたのか。あれはもう7、8年も前のことです。一本の電話がHTBに掛かってきました。「すいませんが、わたくし吉田カバンの吉田と申しますが、藤村ディレクターはいらっしゃいますでしょうか?」と。そのときは私が不在で、伝言だけを聞きまして「はぁ?吉田カバンってどこのカバン屋だ?」と思いましたけれど、「えっ?」と思い直して「まさか吉田カバンって、あの有名なポーターじゃねぇのか!」と。まさにそのポーターの創始者・吉田吉蔵さんの孫でありますところの吉田兄弟からの電話でありました。聞けば彼らは、自分たちが開発したポーターのカバンに「ダイス(サイコロ)」とか「グリーンアイ(虎の目はグリーン)」などという、どうでしょうにちなんだ名前を密かに付けていたほどのどうでしょうの大ファンでありました。そんな彼らがどうでしょうを見るたびに「おれたちが作ったカバンを、いつかどうでしょうの旅に連れて行ってもらいたい」と願い、その気持ちだけは伝えておきたいと、意を決して電話をしてきたのでありました。それから嬉野先生、石坂店長、福屋キャップらと東京へ出張した折りには、彼らと飲み、モノ作りに対する語らいを続けてきました。そんな彼らが、3年ほど前に自分たちの居場所であった吉田カバンを飛び出し、彼らの叔父である吉田克幸さんが展開していたファッションブランド「PORTER CLASSC」に入り、そこで自分たちがイチから作り出したカバンのブランドが「KICHIZO」です。そして今、ようやく彼らが長年思い続けてきた「水曜どうでしょう」のために作るカバンが出来上がったのです。このカバンを作るにあたり、私はこう言いました。「そうは言っても吉田さんが作るカバンって黒とかが多くて地味じゃないですかぁー、おれは派手なのが好きなんですよぉー」と。「わかりました。いいっすよ。じゃあお好みのカバンを作ろうじゃないですか」。それで私が目を付けたのが、どうでしょうオリジナルのジャングル風呂敷を作ってくれた京都の老舗「岡重」さん。ここには(「岡重」さんのホームページをご覧いただければ手っ取り早いんですが)日本古来の男モノの羽織の超ド派手な裏地のデザインが豊富に残っているんです。この羽織の裏地をそのまま、地味な黒いカバンの裏地にしたら、それは粋でカッコいいカバンが出来るんじゃないかと。そして我々は、デザイナーである吉田晃務さんとともに京都の「岡重」さんに出向き、数ある羽織の裏地の中から、藤村、嬉野それぞれが気に入ったデザインを選びました。私が選んだのは、弓矢の「矢羽根」をパターン化したものと「水の流れ」をパターン化した日本古来のふたつのデザイン。これは、「サラリーマンたるもの常に会社に対して弓を引くぐらいの心意気を持って己の仕事に邁進すべし」「サラリーマンたるもの世の中の流れを敏感に感じ取り、その流れに乗りさえすりゃあ案外仕事なんて楽勝だべや」という硬軟ふたつの意味を持たせたものでございます。一方、嬉野先生が選んだデザインは、鮮やかなグリーンの「波」をパターン化したもの。結局のところ「派手なモノを!」と言っていた私が、見た目地味な柄をチョイスし、「私はよくわかりませんから直感で選びますよ」と言っていた嬉野先生が派手な柄をチョイスするという結果となりました。そして、デザイナーである吉田晃務さんがその場で「コレかなりいいデザインですから、裏地にするだけじゃもったいないんで、かなり手は掛かりますけど、完全リバーシブルのカバンにしちゃいましょうよ」ということで、出来上がったカバンが、祭りページの「出店ブース情報」に写真入りで出ております。そしてこのカバンは、今回の「水曜どうでしょう」の最新作の旅のお供となり、吉田兄弟(三味線の兄弟じゃないですよ)の長年の思いが果たされました。カバンのほかにも、ファッションブランド「PORTER CLASSC」の衣類に味のあるイラストを提供している女性(これまたどうでしょうファン)が描いた「ジャングルにたたずむどうでしょう班4人」をあしらったTシャツ、そして彼らが震災の復興を願って東北の地で自ら栽培した綿花を紡いだ完全メイド・イン・ジャパンのストール、「水」の字が刺繍された布製のバッジなども販売されます。ハッキリ言って「高い」です。でも、すべて正真正銘、日本で作られた一級品ばかりです。まずは見るだけでも結構ですので、会場で是非とも手に取ってみてください。
やー長くなりましたが、続いてのブース紹介いきます。
みなさんご存知でありましょう、シャレたスポーツ用品店「ムラサキスポーツ」もどうでしょう祭りに参戦でございます。3年前の春、私と嬉野先生、そして福屋キャップの3人で九州を旅したことがございました。その旅の途中で私は、宮崎の日南海岸で初めてサーフィンを体験しました。その時に、キャップの友人である「ムラサキスポーツ」の柴田くん(韓国向けバラエティ番組「クロスバトル」に出演しています)、そしてHTBのスノーボード番組「ノーマターボード」のMCである松井克師くんがわざわざ北海道から駆けつけてくれて、私にサーフィンを教えてくれました。その縁で今回「ヒゲマラソン部」に続く「ヒゲサーフィン部」を結成することになり、先週の土曜日、サーフィン初体験の石坂店長とともに北海道厚真町の海岸(ドラマ「幸せハッピー」のラストシーンに出た海岸です)で3年ぶりのサーフィンに挑みました。その際、すべての縁をつないでくれた福屋キャップは、開始1時間でサーフボードが顔面を直撃して病院送りという不測の事態が起きましたけれども(福屋キャップは今回の祭りの総合演出なのに今週手術!)、我々おっさんヒゲ部員が果敢にサーフィンに挑戦する姿を「ムラサキスポーツ」のブースでご覧いただくことができます。中高年サラリーマンのご同輩諸氏!サーフィンは決してナンパなスポーツではござりません!おっさんであろうと一日でサーフボードの上に立てます!是非この祭りを機に40オーバーのおっさんもサーフィンに挑戦してみませんか!「ムラサキスポーツ」のブースに是非お立ち寄りください。ヒゲサーフィン部員である真っ黒な柴田店長が出迎えてくれます。
いやもう、ほんとに長くなってきましたので、ポンポンとブース紹介まいりましょう。
我々の住む札幌市が「サッポロスマイル観光PRコーナー」と題したブースを開いてくれるそうです。ここで売られるのが「サッポロスマイル木製バッジ」。これは「IハートNY」のように「我が街札幌を愛する証しとしてのマークを作ろう!」ということでデザインされたものです。「私は札幌が好き」と思う人なら、別に地元民じゃなくても構わない。むしろ私なんか名古屋出身だからこそ、札幌生まれの地元民よりも積極的に付けたいマークで、愛用のカバンにはバッジを、パソコンにはステッカーを貼っています。地元民は地元のことをバカにする、そんな傾向が日本人にはあります。それ故、まだまだ札幌市民には浸透しているとは言いがたいこのマークを、全国から集まってくれたバカの力で、ニューヨークに負けないシンボルマークにしてやりましょう。さすれば日本全国、あなたの地元でも「私は自分の街を愛しています」という誇らしげなマークがきっと出来上がることでしょう。ゆるキャラだけじゃありませんよ。
さて、祭りページのブース紹介の最後に、なにやら日本を代表する巨大家電メーカーの名前がさらっと書かれております。その名も世界の「パナソニック」。しかしこのブース、あくまでも個人的なつながりで出店してくれたブースなのです。去年のことでしたか、我々は足繁く関西方面に出張しておりました。「日本のモノ作りをあらためて見直そう」という趣旨で会社に申請した出張という名の旅の中で、我々は滋賀県彦根にあるパナソニックの工場を見学する機会に恵まれました。我々はしかし、あくまで手作りの、職人技が光るモノ作りを探していたので、巨大企業の工業製品なんかはほとんど眼中にはなく、小学生の社会見学並みの気軽さで彦根工場を訪れたのであります。しかし開口一番、工場長が言い放ったのが「これこそ日本の緻密な職人技です」という言葉。差し出されたのは、やけにデッカくて重々しい「電動ヒゲ剃り」。その名は「ラムダッシュ」。「えーと、正直言いますと、ヒゲ剃りといえばブラウンとかフィリップスとか、海外メーカーのが有名じゃないですか。実際私もブラウンを使っておりまして・・・日本のメーカーがヒゲ剃りに関して、海外のメーカーよりも優れている点ってどこなんでしょうか」。すると工場長は重々しい声で一言こう言いました。「深剃りです」と。「フカゾリこそが日本の技術です」と。そして「私の夢は、ワン・シェイビング、ワン・フィニッシュです」と。電動ヒゲ剃りなんてのは、何回も顔をすべらせながら剃るもんだと思ってましたが、その工場長は、それを1回すべらすだけで、ビシッとフカゾリを完成させる製品を作り出すのが夢であると。その夢に向かって日夜、数ミクロンの世界に挑んでいると、工場長は熱く語ってくれました。「それで、こんなものを作ってみたんですよ」と見せてくれたのが、電動ヒゲ剃り「ラムダッシュ」の商品写真にデッカく「メイド・イン・彦根」と書かれたポスター。それは、世界一のヒゲ剃りを、すべて彦根の工場で作り出しているという自信と誇りが表れたものでした。「ぜひ!貼って下さい」と工場長から手渡されまして、(いや、かさばるなぁ)と思いつつ、我々は彦根の誇りを札幌に持ち帰ったのであります。その彦根工場で商品開発にたずさわっている人たちには、やたらとどうでしょうファンが多いというのも、うれしい話でした。で、そんな工場長が異動となって、今度は「究極の電気炊飯器」の研究に邁進しているということで、今回の祭りに新製品を持って参加するということです。ぜひともみなさま、忌憚のないご意見をどんどん言ってあげてください。そういう客の熱意こそが、日本の研究者たちを奮い立たせ、さらに技術を高めることになるのです。
あと最後に、みなさん「D&DEPARTMENT」ってご存知でしょうか。私は大好きで、東京の渋谷ヒカリエの8階にあるお店なんかが有名ですが、日本の変わらないデザイン(ロングライフデザイン)の商品を全国から集めて扱っているおしゃれなお店です。その札幌店がプロデュースした祭り限定の「北海道のロングライフデザインお土産セット」みたいなものが、オフィシャルグッズショップで少量ですが販売されます。「お土産」の価値観が変わる、そんな感じがします。ぜひこれも会場でご覧になってください。
いやもう、盛りだくさん過ぎて書ききれない。明日もいろいろご紹介します!
さぁ、ステージイベントの構成台本を書かなくては。
【8月30日金曜日の日記】
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(20:44 藤村)
8月30日金曜日!藤村でございます。
8月30日金曜日!藤村でございます。
いよいよ祭りまであと1週間となりました!
新作の編集もあり、ようやく舞台イベントの構成を書きだしたぐらいのわたわたぶりでございます。
さて、出店されるブースについてまた少し書き足しておきましょう。
ご存じ宮城女川から高橋くんはじめ熱き男どもが「女川をキャンプ地とする」と銘打って出店。女川復興のシンボル「女川どうしよう」のステッカー、高政のかまぼこ、復幸祭実行委員長阿部くんが作るさんまの昆布巻き「リアスの詩」などが登場します。この昆布巻きなんかは、どんぶりメシにのっけて食えばもう何杯でもいける!という絶品でございます。
大阪から出店のフロレスタドーナツは、北海道江別産の小麦を使い、実にシンプルな味わい。大阪出張の折には何度か訪れまして、嬉野先生が「うまいうまい」とガツガツ食ったほど。今回は祭り限定のonバージョンも登場します。
札幌の米風亭は、我々がよく利用するお店。油そばはもう、札幌の名物として有名でございます。
8年前に続き、札幌の由緒ある老舗ホテル「グランドホテル」が、総料理長小泉さんを筆頭に今回も参戦。アラスカでシェフ大泉が作ったハリバットのパスタを、小泉さんがきっちり食えるものにして提供。さらに今回は、私藤村のリクエストで2つの甘味を作り限定発売。ひとつはその名も「藤村のバタークリームケーキ」。生クリームばかりが幅を利かす甘味界にあって、私はいまさらながらに、バタークリームの復活を提唱しております。あの、だるさすら感じる、切れ味のまったくないバタークリーム。しかし、あのまとわりつくような食感にこそ真の甘味が隠されている。グランドホテルで行われた試食会では、甘味に弱い石坂店長が無理して1個食い、大いに気分を悪くして1日を棒に振ってしまったという甘味の暴れん坊「藤村のバタークリームケーキ」。甘味好きでなければ食ってはいけないという、食う人を選ぶ甘味の登場でございます。そしてもうひとつは、どうでしょうファンのパティシエが考案した「白熊ずんだ」ケーキ。どうでしょう2大甘味をひとつに合体。白熊はかき氷でありますが、これはあくまでもケーキ。氷は入っておりませんが、見るも美しいケーキに仕上がっております。これは必食!
このほかにも、北海道から「これでもか!」っちゅうぐらいの食が集まっております。全部は書ききれませんが、いずれも食って損はない、自信をもっておすすめできる北海道の味。本州から参戦の主君は、腹を壊す覚悟でのぞまれよ!
では、明日も休日出勤で祭り準備にまい進いたします!
【8月23日金曜日の日記】
祭り開催まであと2週間となりました!藤村でございます。
まずは、本日の午後7時より、引き換えされなかった祭りチケットの追加特別発売がございます。
そして、祭りのサイトでは「会場飲食情報」が一気に公開されました。
8年前の祭りでは、会場内での飲食があまりにも少なかったというのが、私にとっての一番の反省でございました。今回の祭り開催にあたり、とにかく飲食ブースを増やすこと、でも、決して人まかせにせず、安直な選択をせず、うまいと思う店だけに出店のお声がけをすることを胆に銘じて、実行部隊・五十嵐隊長を中心に、我々自身も全国を駆けずり回って集めたお店の数々でございます。出揃ったラインナップを見て、「これは自信を持ってオススメできる!」とあらためて思っておる次第でございます。朝昼晩を使っても食いきれないほどの、やり過ぎたほどのラインナップ!
一部をご紹介しておきましょう。
まずは青屋敷ローソン。ご存知「からあげクン」に、祭り特別バージョンの「ジンギスカン味」が登場。こちらは、私が考案した味でありまして、嬉野先生たちといつも行くジンギスカン屋から着想したものでございます。その店では、ジンギスカンのタレに北海道特産の山わさびをすりおろして入れます。これが実にうまい。今回の「ジンギスカン味」には、わさび風味のパウダーが入っておりまして、これをめいっぱい振りかけて食うという珍しい「からあげクン」に仕上がっております。北海道でしか味わえない特別な「からあげクンジンギスカン味」、話の種にぜひどうぞ。さらに、名古屋の古びた喫茶店「ラディッシュ」のババァが監修した「小倉トースト」も限定発売。これ、ローソンさんは相当苦労したようです。
今やすっかり札幌名物となったスープカレー。超有名店「らっきょ」は、石坂店長の同級生が経営、「SAMURAI」は、私がもうほとんどここしか行かないというぐらいのお気に入りのお店でございまして、自信を持ってオススメいたします。
「味覚園」は、実は近所にありまして、こちらもよく行く焼肉屋。
「本気食(マジショク)聡咲」というのは、元々HTBのすぐ近くにあった居酒屋で、今はすすきのに移転しておりますが、もう何年も通っている馴染みの小汚いお店でございます。本当はね、あまり教えたくはなかったんだけど、遠いところから来ていただくのであれば、自分たちが一番通っているお店を紹介するのが礼儀というもの。隠し立てはいたしません。ここのメニューはいつも手書き、つまり毎日メニューが変わる。その日の朝仕入れた北海道産の美味しいものを、刺身はもちろん、中華やら、カツサンドやら、もう「コダワリないんか!」っちゅうぐらいのバリエーションで出してくれる。いかつい顔の店主が、いかつい笑顔で出迎えてくれます。
「サツラク農業協同組合」は、札幌近郊の酪農家の集まりで、「西表島ロケ」に同行した元ハナタレプロデユーサー・福屋キャップの実家も、このサツラクの牛乳を生産している酪農家。本州ではまったく知られていない「サツラク」ブランドですが、ここの若手酪農家たちはおもしろい連中で、どうでしょう好きも多く、情熱あふれる集団です。北海道に来たならば「サツラク低温殺菌こだわり牛乳」は、必ず飲んでいただきたい。本当の牛乳ってこんなにうまいんか!と思うはずです。
そして、今回の祭りではお酒も出すということで、「会場にバーがあった方がいいだろう」と、福屋キャップが行きつけの円山のバー「REVOLVER」を引っぱり込んでくれました。我々が行くときは、だいたい夜中のへべれけ状態。いつもご迷惑をおかけしております。ドラマ「幸せハッピー」では、劇中で使う音楽が足りないことに気付き、音楽監督の本間さんたちと深夜この店におしかけて、楽器のできるマスターや客たちに演奏させてその場で収録したという思い出もございます。
まだまだ紹介できていないお店もございますが、本日はここまで。残りはまた順次ご紹介いたしましょう。
そして、「スペシャル」のコーナーには、嬉野先生による出店者の「匠の技」を懇切丁寧にご紹介するページも開設されました。こちらも順次公開してまいります。
さぁみなさま!8年ぶりの祭り、もうまもなく開催でございます!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(18:18 藤村)
8月23日金曜日。
8月23日金曜日。
祭り開催まであと2週間となりました!藤村でございます。
まずは、本日の午後7時より、引き換えされなかった祭りチケットの追加特別発売がございます。
そして、祭りのサイトでは「会場飲食情報」が一気に公開されました。
8年前の祭りでは、会場内での飲食があまりにも少なかったというのが、私にとっての一番の反省でございました。今回の祭り開催にあたり、とにかく飲食ブースを増やすこと、でも、決して人まかせにせず、安直な選択をせず、うまいと思う店だけに出店のお声がけをすることを胆に銘じて、実行部隊・五十嵐隊長を中心に、我々自身も全国を駆けずり回って集めたお店の数々でございます。出揃ったラインナップを見て、「これは自信を持ってオススメできる!」とあらためて思っておる次第でございます。朝昼晩を使っても食いきれないほどの、やり過ぎたほどのラインナップ!
一部をご紹介しておきましょう。
まずは青屋敷ローソン。ご存知「からあげクン」に、祭り特別バージョンの「ジンギスカン味」が登場。こちらは、私が考案した味でありまして、嬉野先生たちといつも行くジンギスカン屋から着想したものでございます。その店では、ジンギスカンのタレに北海道特産の山わさびをすりおろして入れます。これが実にうまい。今回の「ジンギスカン味」には、わさび風味のパウダーが入っておりまして、これをめいっぱい振りかけて食うという珍しい「からあげクン」に仕上がっております。北海道でしか味わえない特別な「からあげクンジンギスカン味」、話の種にぜひどうぞ。さらに、名古屋の古びた喫茶店「ラディッシュ」のババァが監修した「小倉トースト」も限定発売。これ、ローソンさんは相当苦労したようです。
今やすっかり札幌名物となったスープカレー。超有名店「らっきょ」は、石坂店長の同級生が経営、「SAMURAI」は、私がもうほとんどここしか行かないというぐらいのお気に入りのお店でございまして、自信を持ってオススメいたします。
「味覚園」は、実は近所にありまして、こちらもよく行く焼肉屋。
「本気食(マジショク)聡咲」というのは、元々HTBのすぐ近くにあった居酒屋で、今はすすきのに移転しておりますが、もう何年も通っている馴染みの小汚いお店でございます。本当はね、あまり教えたくはなかったんだけど、遠いところから来ていただくのであれば、自分たちが一番通っているお店を紹介するのが礼儀というもの。隠し立てはいたしません。ここのメニューはいつも手書き、つまり毎日メニューが変わる。その日の朝仕入れた北海道産の美味しいものを、刺身はもちろん、中華やら、カツサンドやら、もう「コダワリないんか!」っちゅうぐらいのバリエーションで出してくれる。いかつい顔の店主が、いかつい笑顔で出迎えてくれます。
「サツラク農業協同組合」は、札幌近郊の酪農家の集まりで、「西表島ロケ」に同行した元ハナタレプロデユーサー・福屋キャップの実家も、このサツラクの牛乳を生産している酪農家。本州ではまったく知られていない「サツラク」ブランドですが、ここの若手酪農家たちはおもしろい連中で、どうでしょう好きも多く、情熱あふれる集団です。北海道に来たならば「サツラク低温殺菌こだわり牛乳」は、必ず飲んでいただきたい。本当の牛乳ってこんなにうまいんか!と思うはずです。
そして、今回の祭りではお酒も出すということで、「会場にバーがあった方がいいだろう」と、福屋キャップが行きつけの円山のバー「REVOLVER」を引っぱり込んでくれました。我々が行くときは、だいたい夜中のへべれけ状態。いつもご迷惑をおかけしております。ドラマ「幸せハッピー」では、劇中で使う音楽が足りないことに気付き、音楽監督の本間さんたちと深夜この店におしかけて、楽器のできるマスターや客たちに演奏させてその場で収録したという思い出もございます。
まだまだ紹介できていないお店もございますが、本日はここまで。残りはまた順次ご紹介いたしましょう。
そして、「スペシャル」のコーナーには、嬉野先生による出店者の「匠の技」を懇切丁寧にご紹介するページも開設されました。こちらも順次公開してまいります。
さぁみなさま!8年ぶりの祭り、もうまもなく開催でございます!
【8月20日火曜日の日記】
2013年8月20日(火)
お久しぶりでございます、みなさま。
すっかりご無沙汰をいたしておりまるが、
みなさま方、お元気にしておいででございまするか。
嬉野でござります。
さて、どうでしょう祭チケットに関しまする、
これは緊急告知であります。
実は、先般行いました祭チケットの抽選で、
申し込まれて当選したのに引き取りに来られなかったという方が、
相当数おられたのであります。
ただ今、上記しました理由から、
開催直前のこの時期ではございますが、
最後というのか、番外というのか分かりませんが、
今一度、祭チケットの販売を今週末に行うこととなりましたので、
本日、ここに緊急にて、お知らせするものであります。
◆チケットはすべて単日券となります。
◆今回は抽選ではございません。
◆購入方法は以下の3つからお選びください。
?ローソン店頭ロッピーで、つながり次第、購入。
?WEBにて、つながり次第、購入。
?特電にて、つながり次第、購入。
販売場所・発売日時は、それぞれ以下の通りとなります。
?ローソン店頭ロッピー(Lコードは10000です)
8/23(金)19:00〜 8/26(月)23:59まで
(※無くなり次第終了となります)
?WEB http://l-tike.com/event/unite2013/
上記URLより(8/23 19:00より有効となります)お入りください。
8/23(金)19:00〜8/26(月)23:59まで
(※無くなり次第終了となります)
?特電 0570-084-728(Lコードは不要です)
8/23(金)19:00〜8/24(土)9:00まで
(無くなり次第終了となります)
※なお、8/24(土)9:00以降、残席がある場合は、
電話番号が以下に変わります。
変更後の特電 0570-084-001
(この場合はLコードが必要となります:Lコードは10000です)
以上でございます。
みなさま、いろいろございましょうが、
なにぶんよろしくお願いをいたします。
さて、本日、祭本サイトにて、
「これはなんだよ!」藤村さんも驚いた!匠の技を見学の「ひげこけし」のページをアップいたしましたのでご覧くださいませ。
以後、ぞくぞくとアップして参りますのでおたのしみに!
(これで、この頃わたしゃ忙しき日々なのでございまする!)
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で、なにとぞ奮闘願います!
解散!
【どうでしょう祭開催決定!】
2013年9月6日(金)、7日(土)、8日(日)!
いよいよ!伝説の祭りが8年ぶりに開催でございます!
詳しくは祭りページで!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(14:43 藤村)
2013年8月20日(火)
2013年8月20日(火)
お久しぶりでございます、みなさま。
すっかりご無沙汰をいたしておりまるが、
みなさま方、お元気にしておいででございまするか。
嬉野でござります。
さて、どうでしょう祭チケットに関しまする、
これは緊急告知であります。
実は、先般行いました祭チケットの抽選で、
申し込まれて当選したのに引き取りに来られなかったという方が、
相当数おられたのであります。
ただ今、上記しました理由から、
開催直前のこの時期ではございますが、
最後というのか、番外というのか分かりませんが、
今一度、祭チケットの販売を今週末に行うこととなりましたので、
本日、ここに緊急にて、お知らせするものであります。
◆チケットはすべて単日券となります。
◆今回は抽選ではございません。
◆購入方法は以下の3つからお選びください。
①ローソン店頭ロッピーで、つながり次第、購入。
②WEBにて、つながり次第、購入。
③特電にて、つながり次第、購入。
販売場所・発売日時は、それぞれ以下の通りとなります。
①ローソン店頭ロッピー(Lコードは10000です)
8/23(金)19:00~ 8/26(月)23:59まで
(※無くなり次第終了となります)
②WEB http://l-tike.com/event/unite2013/
上記URLより(8/23 19:00より有効となります)お入りください。
8/23(金)19:00~8/26(月)23:59まで
(※無くなり次第終了となります)
③特電 0570-084-728(Lコードは不要です)
8/23(金)19:00~8/24(土)9:00まで
(無くなり次第終了となります)
※なお、8/24(土)9:00以降、残席がある場合は、
電話番号が以下に変わります。
変更後の特電 0570-084-001
(この場合はLコードが必要となります:Lコードは10000です)
以上でございます。
みなさま、いろいろございましょうが、
なにぶんよろしくお願いをいたします。
さて、本日、祭本サイトにて、
「これはなんだよ!」藤村さんも驚いた!匠の技を見学の「ひげこけし」のページをアップいたしましたのでご覧くださいませ。
以後、ぞくぞくとアップして参りますのでおたのしみに!
(これで、この頃わたしゃ忙しき日々なのでございまする!)
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で、なにとぞ奮闘願います!
解散!
【どうでしょう祭開催決定!】
2013年9月6日(金)、7日(土)、8日(日)!
いよいよ!伝説の祭りが8年ぶりに開催でございます!
詳しくは祭りページで!
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
(22:33 嬉野)