2006年10月17日火曜日
嬉野であります。
遅い時間にこんにちは。
えぇ、夕方、日記を書き上げる寸前で、別件の用が入りまして、で、中座する時に、念のために日記をコピーしとこうと思いましてね、キーを押したんですけどね、押し間違えたんですね。
全部消えました。
ねぇ、こういうのはね、そうとうに凹みますよ。
凹みますけど、気を取り直してね、もう一度始めてますよ。
で、こんなに遅いわけですよ。
すいませんね。
えぇ先週末にね、私事ですが東京の友人から電話がありまして、小祭りから戻ったばかりでしたが、この土曜日曜と、また東京に出掛けておりました。
恩ある方にね、お別れをしてきたのでありますよ。
したら東京は汗ばむような陽気でしたね。
まだまだ半袖で丁度好いのですよ。
驚きました。
札幌はこんなに冷え込んできているのに。
なのに東京は汗ばむわけです。
こちらは、そろそろ紅葉も始まろうかという頃なんですよ皆さん。
燃える秋の到来なんですよ。
それなのに東京は半袖。
目に鮮やかな秋というのは、やはり北国特有のものなのでしょうね。東京のあの暖かさから戻って札幌のピリピリと冷え込む大気の中で、今、そんなことを強く思いますね。
おまけにね、せっかくだからということで、東京で、秋ものの服買ったんですけどね、着られやしませんよ、こんなに寒くちゃね。
さぁ、それにしても渋谷の小祭り。
11日間もやっておったんですね。
その時間的な量もあってか、終わった後はなんとなく脱力いたしました。最後のお客さんを送り出す頃には、「終わるんだ」ということに侘しいものをぼんやりと感じたりしましたね。
不思議なものですね。
小祭りに係わった東京のスタッフも全員脱力して、ぼくらが札幌に引き上げてしまった後は、昨日まで続いていた喧騒と慌しさから急に放り出されて、淋しく心細い思いで、小祭りの開催された11日間をぼんやり反芻しているそうでありますよ。
その小祭りの会期中の話。
ぼくと藤村先生は一旦中抜けして札幌に戻ることになったんですが、ぼくだけは札幌に戻らないで青森空港に直行したんです。
どうしてかと言いますとね、青森空港でうちの奥さんと合流して、二泊三日でしたが青森バイク旅に出かけたわけでありますよ。
ちょっと遅い夏休みをね、いただいたのでありますよ。
で、小祭りが始まる前、カミさんは札幌でね、ぼくに聞きました。
「どこに行きたい?」
「久しぶりだからあんたの行きたいところに連れてってあげる」
って。
でもね、ぼくには、とくに行きたいところは無いのですよ。
そう言いましたらね、
「行きたくないなら別に無理して行かなくていいよ」
そう言って、不機嫌になりましたが、そうではないのです。
行きたくないのではけしてない。とても行きたいのです。
ただ、行きたいと強く思う場所がとくに無いだけなのです。
おかしなことを言うようですが、ぼくが見たいのは、どこかへ向けて走る途中、不意に目の前に広がる風景の中にあるのです。
カミさんの運転するバイクの後で、これまでもそんな風景をたくさん見てきました。それはどれも、けして有名な観光地などではないのです。
ただただ普通にさりげなく古びてしまった町なのです。
「あぁ、こんな町が今でもあるんだ」
そう思える町に、移動中、不意に出くわすことがあるのです。
そんな町は有名な観光地ではないから「行ってみたい」目的地には、なかなか挙がらないのです。
でも、観光地ではなく、普通の生活を営みながら普通に古びてしまった町だからこそ落ち着いた生活感が漂っていて、ぼくは、ほっとするのです。
そういうほっとする町に不意に出くわす度に、ぼくはワクワクするのです。ぼくが感じる旅の醍醐味は、どうやらそんな瞬間にあるらしいのですよ。
今回、黒石という町を通りましてね。
黒石は弘前の近くにある町で、「こみせ」という江戸時代から続く木造のアーケードで有名ですから立派な観光地なのですが、それでも観光客でごった返すこともない、静かでひっそりとしたたたずまいを見せる町でした。
ぼくら夫婦は「こみせ」を歩いた後、長崎屋さんという町中にある食堂でラーメンを食べました。
長崎屋さんの隣は地元のデパートのようでしたが、中を覗くとガラン堂で、既に営業はしていないようでした。
他にもところどころ歯抜けのように駐車場がありました。
ここにも少し前にはお店があったのかも知れない、そんなことを思わせるたたずまいの町でした。
長崎屋さんは古い建物でね、ガラガラっと引き戸を開けて入ると床が三和土(たたき)なんですね。
(たたき)なんて、もうめったに見ないし知ってる人も少ないのではないでしょうか。要するに堅く固めた土の床なんですね。
で、堅くしっかりと固まるように粒の揃わない三種類の土を混ぜてるんです。砂と土と砂利石だったかな。
だから三和土と書くそうですよ。
それを固めるためにたたくからでしょうね、だから「三和土」と書いて「たたき」と読ませる。
そんな古いつくりの店がまだ営業してる。
ぼくはなんだか嬉しくなりました。
ぼくらが食べたラーメンは「支那そば」という名前でね、いりこ出汁の利いたスープがとても美味しかったですね。
建物は古いものでしたが、掃除も行き届いていて明るく感じの好いお店でした。
支那そばを作ってくれたおばさんは、「私が元気なうちはこの店を守っていたい」と言ってました。
今年の春に新潟を走った時も、村松とかいう驚くほど普通に古びている町を通過しました。
ぼくの気持ちを揺さぶるそれらの町は、きっと昔、一度大きな繁栄を見せた町だろうと思うのです。
でもその繁栄は、時代の波が大きく変わる時、その波に乗り切れず、そこをピークにそのまま普通に古びていってしまった。
だから、ただ古びただけではなく往事に見せた繁栄の名残がそのまま魅力的に残っている。
そんな風に思うのですね。
そんな町に出くわすと、何日かで好いから住んでみたいとも思いますね。
そんなことを思う時はたいてい午後遅くて、斜めに傾きだした西日が赤い光線を国道沿いに建つ建物のガラス窓に反射させたりしているのです。
暮れ始めた町の中、家路を急ぐ中学生たちが笑いながら歩いていたりするのです。こころなしか皆素朴そうな横顔をしているように見えるのです。
ぼくが、高校生だった30年前と何も変わっていないような気がしてくるのです。
そんな素朴に古びている町が、日本にはまだとてもたくさんあるはずなのです。
小祭りの開催された渋谷の雑踏だけが2006年の風景ではないのですよね。ぼくが旅の途中に出くわすそんな素朴に古びた、時間が止まったような町も、間違いなく2006年の日本の風景なのですからね。
やっぱり、書き直すと着地点が随分変わってまとまりませんが、そんな町を幾つも通り過ぎる旅を、いつかもっと長期間、集中的にやってみたいというのが今のぼくの一番の願いですね。
それでは皆さんまた明日。
本日はこれまで。
解散。
やれやれ。
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あの日、我々が見た北海道の抜けるような青空を、福原美穂の見事な歌いっぷりと共に是非ご覧ください。
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(20:31嬉野)
2006年10月17日火曜日
2006年10月13日金曜日
2006年10月13日金曜日
みなさんお久しぶりです、嬉野であります。
渋谷での小祭りも終わりまして、その間じゃっかん溜まっておりました仕事をさっそく大慌てでやりながらも、ホッとひと息な本日ただ今、札幌はすでに夕方であります。
夕日が透き通ってもうHTB周辺は秋深し。
日毎にヒンヒンと冷えてまいっておるようであります。
さぁ、みなさん、お変わりありませんでしょうか。
まぁね、お変わりあったところでね、こちらにはね、どうすることもね、まぁできませんが、そこはまぁまぁ気は心でございます。
さて「渋谷小祭り」。
中抜けもありましたが、東京に10日ほど居続けまして、その間づっとホテル住まい。
明けても暮れても我が家に帰ることも無く、仕事仲間と日を暮らし、札幌での日常的な感覚からしばし離れ、傍に読みかけの本がごちゃまんとあるわけでなく、ちょっとした空き時間が出来る度に手持ち無沙汰になるのは旅先の常。
ということで何かにつけて退屈になるわけでございます。
勿論、物販で立ち働く店長以下は身を粉にして11日間を馬車馬のように走り回っておりましたが、私と藤村先生なんぞというものは、会場に出ずっぱりというわけでもありませんでしたので、そんな時はパルコさんを抜けまして、他に行き場も無く御近所の喫茶店に入って珈琲を飲んだりしておりました。
そういうこともね、札幌にいましたらございませんよ。
藤村先生と珈琲を飲みながら喫茶店で話をするなんてございません。
昔はね、それこそ毎週毎週「水曜どうでしょう」を放送していた頃はスーパー付けなんかの時は編集室で並んでね、あれもこれもと話しておりましたが、DVDになりましてからは一度つないだ作品の再編集ですから、一緒に編集室に入ることも無くなり、それと共にあの人と話す機会も減りましたね。
だからまぁ、こんどの「渋谷の小祭り」は、そういう意味でもあのヒゲの方と久しぶりにいろいろ話す機会に恵まれた空間と時間を与えてもらった意義あるものだったようにも思います。
不意にぽっかり空き時間が出来ますでしょう。
だからといって遠くへ行けるほどの時間でも無いわけです。
そして身を置くのは不慣れな街。東京渋谷。
そういう状況でぽっかり時間が空いた時、人は退屈を覚えますね。
選択肢がおそろしく少ないからでしょうね。
何も出来ないわけでありますよ。
だから、なんとなく「場所でも変えて珈琲でも飲むか」ということになる。
で、飲んでる内になんとなく話し始める。
ひょんなことから話始めたことが意外な尻尾をつかむ事にもなる。
いろんな思い付きがひとつにまとまり、それまで整理がつかなかったまま放置されていた想いにお互い整理がつくこともある。
映画を見に行ったのも、そんな退屈から逃れるためだったと思います。
だから「フラガール」も見に行った。
それは、住み慣れた札幌の街で、時間を作って見に行く時の映画とは、やはりどこか違っていたように思います。
退屈な時間を埋めるために不慣れな街の映画館の暗闇の中に逃げ込んで、まずほっとしようとする。
そこで、映画を観ながら気持ちを落ち着かせようとするわけです。
そんな気持ちの時に観る映画は、どうも格別のものがあったように思えます。
「退屈」
それはこれまであまり好い意味の言葉ではないように思っていましたが、ひょっとしたらそんな「退屈」は、ぼくら人間にとって、とても具合の好い、とても大事な状態を作っているのかもしれないなと思ったのでありますよ。
あれもこれもと選択肢がある日常のなかで行き詰る「退屈」ではなく。
不慣れな空間で選択肢そのものが少ない今回のような状況で何もすることがなく覚える「退屈」は、映画(娯楽)を格別のものにする様に思いました。
ほら、ちょうど、お腹が減った時に食べた御飯みたいなものだと思うんですね。
お腹が減ってる時に美味しいご飯をガツンと食べる。
とにかくお腹が減ってるからガツンと食べる。
とにかくお腹が減ってるから美味いものは物凄く美味い。
物凄く美味いから、物凄い勢いで残さず食べる。
そこには、美食という後味だけでは味わえない、食べ終わった後の人間的な満足感が物凄くある。
生き物の本質を思い出したような満足感に満たされるのではないでしょうか。言いすぎ、あ、そう。
腹が減った時に食う御飯と、退屈を覚えながらすがるような思いで観に行く映画にはね、物凄い共通項があるように思えますね。
歴史を遡ればさかのぼるほど、きっと昔の人は退屈していたのではないでしょうかね。
便利な物が何も無いから、人と話すのが一番の娯楽だったのかもしれないですね。
だからそんな時にね、日が暮れてテレビもない、ラジオもない、インターネットも無い、電話も無い、本も無い、そうするとね、寝る前に聞く年寄りの昔話なんかは子供等にとっては最大の娯楽ということになる。
なんか楽しそうですね。
暖かそうですね。
多くの楽しみがある中で、その楽しみに飽きてしまって覚える「退屈」ではなくてね、なんの選択肢もない手持ち無沙汰な状況で、自分たちが積極的に貪欲に「退屈」から逃れるために楽しもうとするときの「退屈」には、きっとぼくらが生きていくための原動力が詰まってるのではないかと、そんなことをこの「小祭り」の11日間で妙に実感したのであります。
理屈っぽかった?
だったらごめんなさいませよ。
でもね、ほんとにそう実感したの。
「退屈」って好いものだって。
まぁ、とにかくね。
いろいろ考えることができた新鮮な11日間だったということなんですよ。
会場にお見えになった皆さんからも、間違いなくパワーをいただきましたしね(奪われもしたような気も勿論しますが、それはそれ、これはこれ)。
さぁ、それではまた来週。
それまで皆様解散でございます!
来週まで!ごきげんよう!さようなら!
あら。
なんだかもう札幌は真っ暗になってしまいましたねぇ。
北国の秋は物悲しいですなぁ。
じゃ、また。
さいなら。
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(17:27 嬉野)
2006年10月1日(日曜日)
2006年10月1日(日曜日)
渋谷小祭り会場より嬉野がお送りしております、本日の日記日曜版であります。
さて、いや、もう、あの、大変です。渋谷小祭り会場。
大変なことになっております。
初日、二日目、そして本日の三日目と、日を増すごとに突入してくる精鋭部隊の皆さんは、その数を増すばかりなのでありまして。
なんと本日はですね、午前9時半の段階で、すでに1500人もの藩士の皆さんが渋谷の街に並ばれておられまして(これは初日の2倍の早さです)、列の最後尾は渋谷公会堂を過ぎ、そのまま伸びてNHKさんを過ぎ、なんとその先の代々木公園にまで達する勢いだったそうでございます。
そして午前10時開場。
開場時刻は予定通りでしたが、なんとその1時間後の午前11時には、並ばれた藩士の皆さんの数は、早くも一日の入場者数の上限に達してしまったのであります。
つまり開場から一時間しかたっていない午前11時過ぎに来た皆さんは、もう入場できなくなっていたわけですよ。
恐るべき事態です。
誰も予想し得なかった事態がまたしても起こってしまったのであります。
さすがに明日からは平日ですからね、ゆっくり見れるでしょうと書こうかと思っておりましたが、もう分かりません。へたなことは言えない書けない状況になっております渋谷小祭り会場。
でもまぁ、明日から平日ですのでね、多分ゆったりするだろうなぁ、とは個人的に思います。
でも、とにかく繰り返して書いておきますね。
今回の渋谷小祭り、午前10時より午後9時までとなっておりますが、上で書きましたように、金土日ということもありましてか、これまでの三日間のところ、かなり早い段階で一日の入場者数の上限に達してしまい以降の入場をお断りさせていただくような状況になっておりますので、そのことを頭の片隅に置いておいていただきまして、「そういうこともあるんだなぁ」と、お越しになる時は思っていただきますよう、お願いいたします。
それでは、本日はこれまででございます。
藤村先生も今朝、札幌へ帰りまして、わたくしもそろそろ帰ろうかと思います。いやはやこの三日間で皆さん方の熱烈なるパワーを久しぶりに目のあたりにいたしまして、改めて恐れいったしだいであります。
明日よりは、店長石坂だけが残されまして孤軍奮闘ということになりますので、どうぞ暖かく見守っていただきたいと思います。
小祭り会場へ行かれるみなさん。
田舎者のHTBが渋谷などへ出かけまして、今後もいろいろとご迷惑をかけるかもしれませんが、どうぞよろしく御寛恕(ごかんじょ)くださいますようお願いいたしますで、あります。
それではまた、でございます。
【水曜どうでしょうEXPO渋谷パルコ小祭(こまつり)開催!】
日時:9月29日(金)?10月9日(月・祝)の11日間
場所:東京・渋谷「パルコPART3パルコ・ミュージアム」
門外不出のどうでしょうグッズ、珍品名品の数々が津軽海峡を越えて東京・渋谷のド真ん中にやってまいりました!「小祭り」とはいえ基本的に「小さな展示会」。期待せずにお立ち寄り下さいませ!
【2005年新作の放送が決定!】
9月27日?11月15日まで、ご存知KFB福島放送さんで。
(17:51 嬉野)
2006年9月30日土曜日
2006年9月30日土曜日
東京渋谷EXPO小祭り会場から嬉野がお送りしております、本日の日記でございます。
さて、小祭り二日目の今日も皆さん熱心に御並びで、本日も入場可能人数は午後一時の段階で並びきってしまわれたそうであります。(実際には皆さん整理券をもらわれているので、現在パルコ周辺には列はできておりません)
とにかく、我々の予測を超えた皆さんの熱心さに、関係者一同慌てふためいております。
もうもうありがたいことにグッズが売れておりますて、ついに無くなってしまった商品が、なんと三つも出たのでございます。
まず、藤村先生描きましたところのカブのイラストの「マウスパッド」が完売しました!
次に「名せりふ百円ライター」も完売!
最後に、三年前から在庫を抱えていた永遠の在庫商品「水曜天幕團のパンフレット」まで完売したという信じられない事態まで発生したのであります。
もちろん新商品グッズは健在でございますので基本的にはご安心いただいて良いかと思います。
いやぁそれにしても熱い!
とにかくお見えになるみなさんが熱い!
それなのに掛け声ひとつで整然と動かれる。
実に冷静なのであります。
路上で、あれだけ人が3時間4時間という長い時間並んでいるのに何処からもクレームが入らないのが信じられないと、昨日は東京の関係者から驚きの声が上がっておりました。
ありがたいことであります。
10月9日までの開催ですからまだまだ先は長ごうございますが、どうぞ変わらずよろしくお願いいたします。
さて、札幌から参っておりました私と藤村先生も明日には東京を離れます。
私だけ、明日の午前中くらいまで居残りまして、グッズでも売らせていただこうかと思っておりますのでどうぞよろしく。
そして、あれからずいぶん掲示板の方を覗いておりませんので小祭り会場以外の皆さん方の状況が分かりませんが、相変わらずお元気でお暮らしでありましょうか。
それでは、取り急ぎ本日の日記はこれまで。
また来週!
【水曜どうでしょうEXPO渋谷パルコ小祭(こまつり)開催中!】
日時:9月29日(金)?10月9日(月・祝)の11日間
場所:東京・渋谷「パルコPART3パルコ・ミュージアム」
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9月27日?11月15日まで、ご存知KFB福島放送さんで。
(17:45 嬉野)
2006年9月29日金曜日
2006年9月29日金曜日
嬉野であります。
一昨日より、私と藤村先生とで東京へ出てまいりまして、こつこつと渋谷小祭りの準備のお手伝いをしておりました。そういうわけで昨日まで日記のほうもとどこおっておったわけでございます。
さぁそして本日朝10時より「渋谷小祭り」本番となりました。
私と藤村先生、そしてスタイリスト小松さんの三人で、先ほどまで会場内に整然と突入される冷静に熱烈なる皆様にご挨拶をさせていただいておりました。
いやぁ、とにかく皆さんには並んでいただいております。
会場のある7階までの階段を皆さんは当然のごとく並び、その列はそこから外へ出て、そのまま渋谷公会堂を過ぎNHKさんへ近づく勢いということで、現在2000人近い数のみなさんが並ばれておるそうでございます。
これはどういう事態かと言いますと、すでに本日分の入場者数の上限を早くも突破しそうな勢いだということであります。
ということは、本日これから渋谷へ向かおうとされる方は、これから行かれても本日は会場内に入ることができないかもしれないという状態なのでありますよ。
いやはや、皆様方の熱意には頭が下がる思いでございます。
ありがたい!
ということで、このあたりで藤村先生が、俺にも書かせろとおっしゃっておられますので、代わりましょう代わりましょう。
藤村でございます。
本日は朝から「ご挨拶」というより、いち社員といたしまして会場整理にあたっております。
整理担当といたしまして、会場諸注意を。
会場内での写真撮影は、OKといたしました。ただ、立ち止まっての撮影はご遠慮いただき、なるべく多くの皆様に入場いただけるよう、整然かつ迅速にご覧いただくと。
現在、グッズ売り場が最も混雑しており、会場入り口までたどり着いても入場制限でしばしお待ちいただくこともある、という状態になっております。
しかしながら皆さん、実に楽しげに待っておられる。ありがたいことでございます。
小祭りはまだまだ始まったばかり。
平日あたりは、混雑もなくなるはずでございますので、そこらへん目掛けて来るのも良い選択かと。
しかしながら、渋谷の街にえらい大行列が伸びておる様は、笑ってしまいます。ある意味、一見の価値あり。明日もすごい状態になるんでしょうなぁ。
我々は常に会場にいるわけではありませんので、そのへんはご容赦を。
とりあえず現場から報告でありました。以上。
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【2005年新作の放送が決定!】
9月27日?11月15日まで、ご存知KFB福島放送さんで。
(14:06 嬉野)
2006年9月26日火曜日
2006年9月26日火曜日
秋風冷たき札幌から嬉野がお送りしております。
本日の日記でございます。
さて、ちょっと前まで、夕方になりますとね、
HTBの社屋の上にそびえておりますところの巨大アンテナの上にですね、エライ数のカラスが止まっておりましてね。
あれはそのぉ、妙なものでして。
テレビ局のシンボルと見えるアンテナにね、カラスが群がる様といいますのは、なんでしょう、問答無用で不吉に見えるんですね。
あれ、なんででしょうね。
私、それを見上げるたんびに、
「不吉だなぁ」と思いがちな自分が可笑しかったんですが。
どう思ってみても不吉に見える。
しかもそれが連日。
日が傾くと必ず群がってる。
それもアンテナが見えないくらい真っ黒に群がってる。
ほら、萩原朔太郎さんの詩にね、そういうのがありましたよね。
黒猫がね(やっぱり黒いのよね)、屋根の上でね「おわぁ、こんばんは、おわぁ、この家の主人は病気です」とか言ってるやつ。
まさに、あぁいう感じですね。
その家の家族の知らないところで実は不吉なことが進行しててね、当事者だけが、まだそのことに気づいていないというね、状況ですよ。
そういう時に真っ先に知ってそうなのが、あの黒い奴等なのよね。
黒いのだけが知っているというね。
で、「ここが不吉です」と言わんばかりに、矢印のように、そこに群がるという。
あれです。
でも、そういうのはね、古来より、サスペンス映画とかで随分使われて、さすがに今はテレビや映画でもそんな分かり易い画は使わないないぞ、というくらいにね、古風なものになってるはずなんですが、いざ目の前にするとさぁ、やっぱり、もの凄く分かり易く「不吉」に見えるわけですよ。
どこで刷り込まれたのか分からないけど、どうしたってそういう風に見える。
で、分かり易すぎるというのは、古風なのかも知れないけど、やっぱり強い。そして強いだけに、なんか可笑しい。
昔、藤村先生と二人でね、旅先の宿でもって、分かり易い時代劇を作ったらどうだろうみたいな話をしたことがありましたね。
とにかく分かり易いドラマなんですよ。
とにかく悪役には、もう誰が見たって「悪いだろう!」というくらいのメークをする。誰が見たって「悪いのはこいつです」と思うくらい、もうマークみたいなメークをする。
で、やっぱり犯人は、そいつで。なんの意外性もない。
その悪そうな奴が、殺人事件かなんかあってね、現場に急行してる南町奉行の同心なんかの前で、腰低く控え目に言うわけですよ、
「いったい、どこのどいつがこんな悪事を働いたんでござんしょうねぇ」なぁんて。
観客は、間違いなくおめぇだろう!って思ってるんだけど、登場人物は誰も気づかない。
同心がそいつに尋ねる。
「おめぇ、怪しいやつを知らねぇか」
観客は、間違いなくそいつが怪しいだろう!って思うんだけど、登場人物は気づかない。
「いえ、あっしは何も知りやせん」
「そうか、じゃぁ怪しい奴を見つけたら奉行所まで知らせてくれ」
観客は、だからそいつが一番怪しいだろう!って思うんだけど、登場人物は誰も怪しまない。
みたいなね、感じで、物語は白々しく展開する。
そういうの面白いんじゃなかろうかって言って笑ってましたけど、
まぁ改めて書いてみると、まぁ、そんなに面白くはないか。
はいはい。
さぁ、ということでね。
本日の日記はこれまで。
解散!
またあしたね。
「どうでしょうEXPO渋谷小祭」もうすぐですよぉ。
お暇な方、是非おいでくださいませねぇー。
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(16:50 嬉野)
2006年9月22日金曜日
2006年9月22日金曜日
金曜日?
あぁもう金曜日なのね。早いねぇ。
はい、嬉野であります。
皆様に御連絡。
本日、HTB関係者数人とやまとさん関係者数人の人力のみによって展示物その他の積み込み作業が進められ、いざ、渋谷EXPO会場へと、我がどうでしょう宝物の数々が送り出されていったのでございます。
そのあたりの手に汗握る積み込みの様子を写真班の藤村先生が撮影なさった画像がパソコンでは見れるようになっておりますが、見るまでのこともございません。このなんでしょう、実に貧しい景色ですね。
写真というのは、実にこの、物事をリアルに映し出すばかりでありますので、「どんだけ貧しいものが渋谷に行くんだべ」という侘しささえ感じてしまいます。
しかし皆さん御心配なく。
会場では、魔法が掛けられたように魅力的な展示物となって皆様の前に立ち現れることでありましょう。
へたり具合も長い歴史の風雪を乗り越えて来た証しとお考えくださいますと、あら不思議、貴重に見えてくるのでございます。
渋谷EXPO、多少は小祭り。
どうぞ沢山の御来場をいただけますよう、お待ち申しておりますです。
チケットがね、ちょっと好いね。
じゃ、また来週!
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2006年9月20日水曜日
2006年9月20日水曜日
嬉野です。
さて、今夜から北海道では、どうでしょうクラシックで「ヨーロッパ・リベンジ」が始まります。
これは1999年10月に放送した作品ですから、もうかれこれ7年も前の旅ということになるんですね。
今、あらためて見てみると、一週目の本編冒頭で、いきなり「ぼくたちは写真集を出します!」とか、3週目以降の後枠では「いよいよ今世紀最後の大・大泉洋展を開催します!」とか、番組以外のことを一所懸命に告知してるんですね。
それも毎週毎週くどいくらいに繰り返している。
1999年というのは、番組を始めて3年目という時期でしたが、同時に急に番組の身辺が騒がしく賑やかになって来始めた時期でもあったですね。
そうだったから「じゃぁ、番組以外のいろんなことも、やってみっか」みたいな感じで、番組関係者も世間も盛り上がり始めた時代だったろうと思うんですね。
勿論、北海道内だけでの話です。
そのころはまだ、このホームページも無くて、その代わりにファンサイトっていうんでしょうか、道内の視聴者の方たちが「水曜どうでしょう」の応援サイトを自主的に立ち上げて、番組の情報交換を、ぼくらが頼んだわけでもないのにネット上で熱心に交わし始めてくれた時代でもあったですね。
その数多くの自主的な熱心さが、ネットを通じて放送もされていない地域にいるにもかかわらず「水曜どうでしょう」を知っているという人の存在を増やし続けてくれていたのだろうと思います。
そういう機運が高まりだしたのも、この1999年だったと思うんです。
ちなみに、1998年に行なった「どうでしょうカルトクイズ」の時の話をしますとね、あの時テレビで参加者を募集しまして、撮影当日、HTBの正面駐車場に朝から応募に応えてくれた視聴者が600人も来てくれたと、ぼくらは大いに喜んだわけです。
それでもその人たちは、クイズに間違ったらアッサリどんどん帰って行ってしまう。
参加者全員、「水曜どうでしょう」の出演者には、何の未練もなく帰ってしまう。
誰一人「大泉だぁ!」「洋ちゃーんだぁ!」「鈴井さんだぁー!」と騒ぐ者もなく、それよりクイズに勝ち残って「どうでしょう」に出るとなったらそれはそれで恥ずかしい、みたいな感じの人ばかりだったことを良く覚えています(笑)。
「面白いと思うけど、あの人たちと一緒にされるのはいやだぁー」みたいなね。
どっかで、ぼくらをバカにしてるようなね(笑)。
「好きだけど、あの番組を好きだと周りの人に感ずかれたら恥ずかしい」みたいな。
そんな感じが、その頃「水曜どうでしょう」という番組に対して視聴者のみなさんほとんどが抱いていた正直な印象だったんだろうなと思います。
それが、「大泉洋って、ひょっとしたらカッコ良いのかも知れない」みたいなことを誰かが思い始めてしまうのが、多分、1999年、「ヨーロッパ・リベンジ」が放送されたこの頃だったような気がするのでありますよ。
1996年、ぼくが、HTBに来た十年前。つまり「水曜どうでしょう」を始める頃。
「5パーセントの壁は、なかなか乗り越えられないなぁ」と言うのが、制作部の中堅ディレクターみんなのぼやきでしたね。
そして、当然その5パーセントの壁を乗り越えることができないことから、「水曜どうでしょう」も始まったわけで、2パーセント、3パーセントという週が、長く長くずっとあったわけであります。
それが、「闘痔の旅」「サイコロ2」「オーストラリア縦断」「サイコロ3」と1年半くらい番組を続けていくなかで、1997年の「ヨーロッパ21」の最終回で、不意に9パーセントを越える数字を取ったんですね。ほんとに不意にです。その時だけです。
で、その数字を頼りに1998年から時間帯を23時台に上げたわけです。
放送時間を23時台に上げて全体的な視聴率の底上げはありました。
それでもなかなか10パーセントには届かない。
そんな番組が、北海道内で視聴率のピークを迎えたのが、この年、1999年のことだったわけです。
そして、視聴率をピークに導いたその要因が、どうもこの1999年の夏に放送した「原付・東日本縦断ラリー」だったのではないかと、今、手元の資料を見ると思えてくるんです。
なぜなら、「原付き東日本縦断」が始まるまでにも、潜在的な視聴者としては少なからぬ人たちが「どうでしょう」を見てくれていたと思うのですが、それでもその人たちが全員、足並みを揃えて毎週見てくれていたかというと、そうではなかったわけなのです。
それは視聴率を追ってみるとわかる。
そして多分、テレビの見方と言うのはそういうものなのだと思います。
見たことはある。でも毎週見ようとは思わない。ほとんど忘れてる。
そんな感じ。
事実1999年になっても、上期の視聴率は、平均すると10パーセント横ばいみたいな感じなんですね。
それが「原付き東日本縦断」の最終回でいきなり16パーセントを超えるという驚くべき視聴率を出してしまっている。
おそらくその数字を見て、ぼくら関係者は、当時、全員驚いたと思います。
驚愕したかもしれない。
「どうしました!」という感じだったとも思います。
「原付き東日本縦断」は全部で5週の企画です。
その5週のうちに、北海道の潜在的な「どうでしょう視聴者」の中で面白さが話題になる。
「どうも面白いらしい」「見たほうが好いかもしれない」「見てみるか」
その中で、見たり見なかったり、ずいぶん見るのを忘れてたりしていた視聴者がテレビの前に座りだす。そうしてだんだん足並みが揃ってくる。
そしたら4週目で大泉さんがウイリィーした!
あぁこれはもう見なきゃダメだ!
あれで一気に足並みが揃ってしまった。
大泉さんの「ウイリィー」一発で道民の足並みが揃ってしまった。
乱暴に言えば、そういうことじゃないかと思うのです。
そして、「原付き東日本縦断」の最終夜の段階で視聴率が16パーセントを越えてしまった。
そこから「夏野菜スペシャル」→「ヨーロッパ・リベンジ」と続いていく強力なラインナップが視聴者をテレビの前に縛り付け視聴率を恒常的に上げたのだろうと思うのです。
そして「ヨーロッパ・リベンジ」の第3夜で視聴率はいきなり18パーセントに迫り、最終夜で18.6パーセントという最高視聴率を出したのだろうなと思います。
その夜の番組占拠率は46パーセントでしたから、要するにその時間帯に北海道でテレビを見ていた人の半分は「水曜どうでしょう」を見ていたということになるわけです。
「水曜どうでしょう」を取り巻く1999年というのは、そういう時代だったのだろうと思います。
「水曜どうでしょう」という番組の中身は、昔も今も変わりなく素朴です。
「ヨーロッパ・リベンジ」は、ロケ初日に、いきなり「宿が無いかもしれない」といことで盛り上がっているだけです(笑)。内容は、それだけのことなのです。
でも、そんな素朴な内容を面白いと思うことが出来る。
そのことを、ぼくは、この番組を通して認識した気がします。
面白さというものは、実に多様なんでしょうね。
素朴なことの気楽さが日常の表面から消えていく時代に、素朴なことを楽しめることで、ほっとすることはあると思います。素朴なことでも丹念に拾っていくと、そこには十分楽しめるドラマがある。
そういう発見を毎週しているのが「水曜どうでしょう」という番組なのではないか。そんなことも思います。
さて、ずいぶんと長くなりましたが、「ヨーロッパ・リベンジ」。
今夜から始まりますので、まぁ、御覧くださいませ。ということでございます。
じゃ、また明日。
解散!
【水曜どうでしょうEXPO渋谷パルコ小祭(こまつり)間もなく開催!】
日時:9月29日(金)?10月9日(月・祝)の11日間
場所:東京・渋谷「パルコPART3パルコ・ミュージアム」
門外不出のどうでしょうグッズ、珍品名品の数々が津軽海峡を越えて東京・渋谷のド真ん中にやってまいります!「小祭り」とはいえ基本的に「小さな展示会」。期待せずにお立ち寄り下さいませ!
【2005年新作の放送が決定!】
9月27日?11月15日まで、ご存知KFB福島放送さんで。
(17:43 嬉野)
2006年9月17日日曜日
2006年9月17日日曜日
嬉野であります。
台風が猛烈な勢力を保持したまま、本日午後6時に長崎に上陸したそうであります。
先程、私の実家がございます佐賀の姉から「瞬間最大風速46.5メートルだった!停電してるよー!」という叫びのメールが入りました。なんという数字でしょうか。気になります。
日本でも、2?3年ほど前から、台風の威力がモーレツになってしまい、各地で必ずと言っていいほど大きな爪あとを残して去って行くようになってしまいましたが、今年こそ、どーぞ大きな被害が出ませんようにと、祈るばかりでございます。
今後、台風は、いかなる進路を取るのか、近隣にお住まいの皆様は、くれぐれもご注意くださいませ。
さて、私、本日会社に出てまいりましたら、編集室の面積が半分になっておりまして驚きました。
いつものように、編集室のドアを開けて中へ入りますと、中ほどにまたドアがあるのです。
「あらら?これはなに?」
と、思いまして、さらにそのドアまで進み、ガラガラとドアを開けますと、「おぉ!」と、そこに懐かしき編集機の姿が。
もうびったんびったんでございます。
どうやらHTBは、どうでしょうの編集室を半分にして、編集室の数を倍増させたもようでございます。
いよいよHTB、地べたがなくなってまいりました。
どうでしょう部屋と呼ばれていた編集室の面積も半減。
いよいよ我々は、編集室の奥の四畳半の布団部屋へと追いやられてしまったような態でございます。
内へ内へと拡張して行くHTB。
もう牛々(ぎゅうぎゅう)です。
以上、本日の日記終わり。
奥さん、またね。
ご飯食べた?
早く寝るのよー!どーでも好いけどねぇー!
じゃ、また。
●2005年新作の放送が決定!
9月27日?11月5日まで、ご存知KFB福島放送さんで。
【大泉さん主演!HTB制作のスペシャルドラマ「大麦畑でつかまえて」】
全国各局で放送決定!(詳しい放送スケジュール等は「大麦畑でつかまえて」公式ページにて)
【今秋!水曜どうでしょうEXPO渋谷パルコ小祭(こまつり)開催決定!】
日時:9月29日(金)?10月9日(月・祝)の11日間
場所:東京・渋谷「パルコPART3パルコ・ミュージアム」
門外不出のどうでしょうグッズ、珍品名品の数々が津軽海峡を越えて東京・渋谷のド真ん中にやってまいります!
「小祭り」とはいえ基本的に「小さな展示会」。期待せずにお立ち寄り下さいませ!
(19:27 嬉野)
2006年9月13日水曜日
2006年9月13日水曜日
今晩は奥さん、嬉野であります。
今宵は、水曜どうでしょうクラシックの夜でございます。
北海道地方、本日放送されるのはね「シェフ大泉夏野菜SP」の最終夜でございますよ。
いよいよね、料理自慢の大泉シェフが、その自慢の腕を披露されますですよ。
長かったですね、開墾から調理まで実に2ヶ月という気の長い時間が掛かっております。
地味な大作と言って良いでしょう。
「じゃ、なんでそんなに黄色いんだよ」という、あの大泉シェフの乱暴なセリフも安田顕さんの黄色いキャラと相まって、私の好きなセリフでございますね、今宵お聞きになれますですよ。
そうしましてね、来週。
いよいよ「ヨーロッパ・リベンジ」が始まるのでございます。
「ここをキャンプ地とする!」日も目前でございます!
ちょっと楽しみであります。
さてね。
昨日の藤村先生の日記の最後に夢の話がございましたね。
「夢を見ました」というのがありました。
珍しいですね。
藤村先生から夢の話を聞いたことなど無いですからね。
なんでもですね。
夢の中にどうでしょう班4人が出てきたそうです。
で、やはりミスターが先頭を歩いていたのだそうですね。
で、そのミスターが、ずんずん入って行ったビルの玄関についてた回転ドアが、あろうことか横に回転するのではなく、縦に回転しちゃったそうですよ。
だもんだから、それに捉えられたミスターは、もうハムスターのようになりながらクルクル回っちゃったそうですよ。
その様を見て藤村先生が大笑いをしたという、ま、そういう夢だったそうでね。まぁ夢とは言えね、そんな夢を見られてミスターも気の毒と、いうところでございますね。
オレじゃなくて良かったというね。
で、藤村先生なんですが。
月曜日は早朝5時集合で、一日みっちりロケだったようですね。
どうでしょうと違いますから仕事量は濃いですね。
それで、気疲れも手伝ってか一昨日はロケ帰りにぐったりとされておりましたね。
で、引き続き昨日もぐったりとなさっておられました。
「画が綺麗なんだよ!」と興奮しておられましたけどもね、顔はぐたりしておられましたね。
やっぱりそういう疲れた時に、あれなんでしょうか。
印象的な夢というものは、見られるものなのでしょうかね。
深く沈むような肉体の疲れと、どこか高揚して静まらぬままの脳。
これが印象的な夢を見る時の条件なのかも知れませんね。
まぁ、それにしても、藤村先生の夢に引きずりこまれたミスターさんこそいい迷惑でね、私でなくて良かったわいと重ね重ね安堵しておりますね。
さて、ぼくの友人の竹本Dがね、今、札幌駅のそばにある紀伊国屋書店の2階の隅を借りてね、個展をやってます。
写真のね、個展なのね。
小さい小さい個展だよ。
でもね、面白い写真なのね。
フイルムの幅8ミリしかないちっちゃなフイルムで撮影してるから、写真に伸ばすとボケちゃってボケちゃって、物によっては何が映ってんのかわからないのもある。
じっくり見たってボケボケの画像だけど、なんでだか見飽きず見てしまう写真なのだね。
きっと見てるぼくらに、何かを考えさせる写真なんだろうなと、今ぼくは理解してます。
たまたま札幌に来てて時間のある人や、冷やかしに出かける余裕のある人は、ぜひ覗きに行ってみてください、無料だから。
本買うついでにね、寄ってみてください。
今週の金曜までやってるみたいですよ。
それでは奥さんまた明日。
こっちは快晴だけど、本州は天気悪いのかねぇ。
元気なふりしてでもいいから明日もおいでなさいませね。
じゃ、解散。
また明日。
今日こそ早寝をしたいね。
【大泉さん主演!HTB制作のスペシャルドラマ「大麦畑でつかまえて」】
全国各局で放送決定!(詳しい放送スケジュール等は「大麦畑でつかまえて」公式ページにて)
【今秋!水曜どうでしょうEXPO渋谷パルコ小祭(こまつり)開催決定!】
日時:9月29日(金)?10月9日(月・祝)の11日間
場所:東京・渋谷「パルコPART3パルコ・ミュージアム」
門外不出のどうでしょうグッズ、珍品名品の数々が津軽海峡を越えて東京・渋谷のド真ん中にやってまいります!
「小祭り」とはいえ基本的に「小さな展示会」。期待せずにお立ち寄り下さいませ!
(19:56 嬉野)