2008年も9月となりましたなぁ。藤村でございます。
まずはお知らせ。
次回DVD第11弾の内容が発表されました。
次回は「桜前線」「十勝二十番勝負」「サイコロ5」の3本立てでございます。
ちょっと順番を変えてカブや夏野菜なんかの人気シリーズから出そうかとも考えておりましたが、今回は順番どおりにしました。
「十勝」と「香港」に関しては、諸々の事情により「クラシック」では放送しておりませんでしたので、見たことがない方も多いのではないでしょうか。
楽しみにお待ち下さい。
もうひとつ。
私と嬉野先生が出演するJAPAN国際コンテンツフェスティバルのオリジナルイベント「劇的3時間SHOW」の観覧申し込み受付が本日正午よりスタートしましたが、あっというまに定員に達した模様。あらためて皆様のバカぢからを痛感いたしました。ありがとうございました。
さて、開局40周年記念「全部たしたら10時間」の生放送が終了しました。
わたくし、金曜日の夜11時15分から放送した第一部は、家で見ておりました。
第一部は札幌ドームではなく、HTBの局舎から生放送。HTBの番組をVTRで振り返るという内容でした。
1980年代後半。世がバブル景気に浮かれるているころ、HTBでは「派手〜ずナイト」という深夜番組がスタートしました。
高田純次さん、泉谷しげるさん、景山民夫さん、井筒監督というスゴイ方々が出演し、好き放題にやっていた番組であります。
テレビの前でパンツ見せたら海外旅行とか、それはもう不謹慎きわまりない内容であります。
その後、「モザイクな夜」が深夜のベルト番組として登場し、さらに内容が過激に。
コサックダンスを踊りながら調子に乗ってススキノ交番に突入していったコサック隊。ストッキングをかぶり、銀行の前をただ全力で走るだけという人騒がせな強盗くん。番組でハダカを出すのは当たり前。
今にして思っても、内容は「お粗末」の一言であります。
おもしろいかと言われれば、おもしろくはないだろうと思います。
では、悪かったかと言われれば、いや、悪くはなかったと思います。
確かに昔は「行き過ぎ」でした。
でも今のテレビは「逆のベクトルで行き過ぎ」ている。
社会と同様、ビクビクしながらテレビを作っている。
おもしろいかおもしろくないか?ではなく、誰にも叩かれないかどうか?で番組が作られている。
危ないことをしない。法に触れることをしない。
挑戦しない。
失敗してはいけない。
それはつまり、クリエイティブなことはしない。
今の方がよっぽどテレビの危機だと思います。
そんなことを思いながら、自分の局の40年を見ておりました。
良い番組でした。
さぁ!いよいよドラマ「歓喜の歌」放送まで1週間を切りました!
本日、DVDレビューの熱血編集長が取材に来て、「歓喜の歌」を一足早くお見せしたら、最後はタオルで涙をぬぐっておりました。
よし、泣かした。
ではまた明日。
(13:46
藤村)