2007年4月24日(火)
2007年4月24日(火)
嬉野です。
あのぉ、
人間、死んだらそれまでなのでしょうかねぇ?
生まれ変わると言うことはないのでしょうか?
いえね、こういう問いかけをこういう場でしても不毛だということは理解しているのですよ。
だってね、こういう問題は答えを教えてくれる経験者がこの世には居ないわけですからね、知りたいと思うことに無理があるわけです。
1999年の7の月にね、この世の終わりがやって来る、
みたいなことをね、昔、そういえば盛んに言っていた時期があったよなぁということを思い出しましてね。
若い方はご存じないと思いますがね。
昔、そういう有名な予言があったんです。
その預言書、ベストセラーでね、
みんな読んでたね。
で、みんなけっこうこの世の終わりをどこかで深刻に受け止めていたような気がする。
半分でバカにしながら、あと半分で、ひょっとしたらと思う気持ちが心のどこかにこびりついていた。
そういう心理状態にさせるのが世紀末という時期なのかも知れないね。
だから、そういう時期的なものもあって、ひょっとしたら、今40歳から上の年齢の日本人のほとんどの人は、心のどこかで、なんとなく1999年から先のことは、考えなくても好いのかなぁと無意識の領域でぼんにゃりと思っていたかもしれないなぁと怪しんだりもします。
それくらい、みんなが知ってた予言だったのよ。
でも、お陰さまでね、予言の時期が来ても、とりたてて何の障害もなく(2000年問題というのはありましたが結局問題で終わりましたものね、どうでしょう班も北欧ロケを致してましたしね)世の中は1999年の7月を無事にやり過ごし、西暦2000年を迎えて、今や21世紀をぼくらは生きているわけですよ。
それでもね、どんな生き物でも、いつか死んでしまうようにね、
この大宇宙の一角にある、巧妙で奇跡的な秩序をもって運行している太陽系という天体にもね、老化と言うか、寿命と言うか、私らが生きていくには適さない環境に変貌していく時期は来るのでしょうね。
なんですか、50億年後には、太陽が巨大化して地球上は暑くて暑くて、暑さで全員やってられなくなるというか、生きていけない状態になるとテレビで特番やったりしますもんね。
だけど、50億年も後のことですから、
高々100年足らずの寿命しかない私ら現代人には、毛ほども関係ないことと思いますからね、そういう深刻な未来がこの先に横たわっているにも係わらず、パニックも起きず、私なぞも「ふーん」みたいな感じで落ち着き払って見るわけですね、テレビを。
でも、もしも人間が生まれ変わるのだとするとですよ、
これは一大事です。
他人事ではなくなる。
「あれ!」
みたいなことになるわけでしょう。
50億年後にも生まれ変わっちゃってるわけだから。
それと同じ様に、地獄だって、極楽だって、誰ももう信じちゃいませんが、それだって分かりませんよ。
やっぱり悪いことばっかりしてたら地獄に落とされるのかもしれない。
反対に人の為にと善根を積めば、極楽や天国で、幸せに暮らせるのかもしれませんものね。
嘘を付いたら閻魔様に舌を抜かれるそうですが、
それはちょっとやっぱし怖いですね。
そこまで私、正直に自信ないですから。
脱衣婆(だつえば)っていう、ババアが居るんでしょ、地獄には。
そのババアが私らが着ている衣装を無理やり脱がすらしいじゃないですか。
でもって、なんとかいう木にね、ぬがした衣装を掛けるらしいですよ。
でね、この世で悪いことをしてたらね、その衣装を掛けた木が「バキッ」っつって折れるそうですよ。
嫌ですよ私は。
自分の着物を掛けられた木が「バキッ」なんつって折れたら。
まぁね、こういうことを書きながら、そういう地獄の入り口に行く自分なんてものには九部九厘リアリティーは感じてはいないです。
でもね、最後の一厘のところでね、
年と共に怯える自分がいることを私は知ってますね。
なんとか1999年の7の月みたいなことになってね、死後は、何事もなく終わって欲しいと思いますよ。
まぁ、保険でね、保険で出来るだけ悪いことはしないようにしようとも思っております。
マジで。
じゃ、奥さん、明日も出来るだけ他人に優しく致しましょう。
本日は解散!
藤村先生DVD鋭意編集中!
【「水曜どうでしょう最新作!放送決定!】
KAB熊本朝日さん!5月4日から!
KSB瀬戸内海放送さん5月5日から!
ABA青森朝日さん5月8日から!
メ?テレさん5月11日から!
いずれも「どうでしょうレギュラー枠」での放送となります。
これ以外の地区については、決定次第順次お知らせいたします。
(20:14 嬉野)