2012年6月18日(月)

嬉野

2012年6月18日(月)
嬉野です。
前にぼんやり見てたテレビでね、
鮭が川に戻ってくる様子をうつしてたよ。
したら、テレビの中で、その様子を見てた誰かが言ったの、
「鮭って、どうしてあんなになってまで川に帰って来ちゃうんでしょうね?」って。
私もね、見てていつもそう思うんだよ、
だってさ、
川も上ってけば、だんだん浅瀬になってくるしさ、
鮭だって身体が水面から出ちゃってるくらいでさ、
ウロコだって川床にこすれて傷ついていくしさ、
ほんとにそうだ、
なんで帰ってくるんだとうなぁって思って見てた。
そしたらテレビの中で、そばにいた人が答えたよ。
「帰りたいんだよ!」って。
ひと言。
なんだろう。
それ聞いて泣けちゃった。
「帰りたいんだよ!」
そのひと言が、
生きてる理由のような気がしたのかなぁ。
あぁ、そうだった、って、
なんか、思ったのかな。
シュリーマンだったっけ、
トロイの都は伝説ではなくて本当にあるんだって信じて、
資材を投げ打って発掘した人ね。
あの人だったかなって思ったけど、
シュリーマンは子供のころに確信してたんだね、
トロイの木馬の話を聞きながらトロイの都に魅せられて、
「トロイの都は本当にあったんだ」って直感してた。
シュリーマンは、えらい苦労した人みたいだけど、
結局、事業に大成功して巨万の富を得るんだね。
そして、それを全部トロイの遺跡発掘に投入してしまうんだよね。
そのシュリーマンがね、
言ってたよなぁって記憶するんだけど。
「人間は、幼いころに、全てを手にしていて、
それからの人生は、その手から飛び散ってしまった欠片を
拾い集めることに等しい」って。
「帰りたいんだよ…」
そんな焦がれるような思いだけが、
生き物を突き動かして、
生かすのかもしれない。
つってね、
オレは今書いたけど、
書いといて、
これシュリーマンじゃなかったってことになったらね奥さん、
これはまた、みもふたもない話になるんだけどねぇ。
ということで、
本日も中途半端な知識のままで生きております
嬉野でございました!
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘くださいませ!
解散!
【「どうでしょう祭」に関するお知らせです】
みなさまには、「今年、祭りを開催します」と申し上げておりましたが、少し、延期することにいたしました。
今年の秋、3日間に渡って祭りを開催する予定で、様々な準備を進めておりましたが、ミスターさんのスケジュールがどうしても合わず、3日間のうち、1日しか参加できないという事態になったためです。
「じゃあ、しょうがないね、ミスターは1日だけの参加だね」と申し上げましたところ、「いやいや、朝から晩まで全部参加します」とおっしゃいまして。「いやでもね、各方面と準備を進めてるし、みんなにも今年やるって言っちゃったし、これを変更するのはちょっと大変なことだよ」と重ねて申し上げたところ、「それでも、すいませんが変更してください」と。「マジで?」「マジです」と。
「むかしのことだけど、『四国R−14』のときも、『水曜天幕團』のときも、オレは参加できなくて寂しかったんです」と。
「オレはもう全部出たいんです」と。
「4人いっしょに出たいんです」と。
そういうわけで、今年の秋の開催を延期いたします。秋を逃すと北海道は長い冬に入りまして、屋外での祭り開催は困難となります。しかしながら、7年前と同じく、屋外の広い場所で、数多くの人たちと集いたいと思っておりますので、祭りの開催は、来年、雪が解けてから、ということになります。
最近、ミスターさんとよく飲んでいます。飲みながら、いろんなことを話しております。祭りのこと、次の新作のこと、そして、これからのどうでしょうの、まだまだ長い道のりのこと。
ミスターさんと、嬉野先生と、私の3人で、いろいろ話しております。
先日、酔っぱらった勢いで、もうひとりの男に、3人の赤ら顔のおっさんの写真を送りつけました。
翌朝、その男から返信がありました。
凄い3ショットだ
どんな話をしてたんだろう・・・ちょっと怖い(笑)
でも、なんだか嬉しい3ショットですな
段取りが悪くて、各方面に多大なご迷惑をおかけいたしますが、水曜どうでしょう首脳陣一同、祭り開催の折りには、老体にむち打って、盛り上げる所存に御座います。
どうか、どうか、今しばらくお待ち下さい!
水曜どうでしょうは、今一度、がっちりとスクラムを組み、常に初陣の気持ちで、みなさまにお会いしたいと思っております。
7年前の「どうでしょう祭」で記念に植えた「祭り桜」は、そぼふる雨の中、今、満開の花を咲かせております。
【藤やんうれしーの悩むだけ損!】
ネットサイト「電撃オンライン」にて月2回のペースで「お悩み相談」を執筆しております。
「お悩み相談」を執筆しております。
(15:16 嬉野)