2009年5月12日(火)

嬉野

2009年5月12日(火)

嬉野です。

昨日の朝は、わたくし、出張で東京におりました。

ホテルの部屋でボーっとしておりますと電話が鳴りました。

出ますと、姫だるまの後藤さんでした。

どうしました!と言いますと。
NHKをつけろ!と言われるわけであります。

東京のNHKが何チャンネルだったか、もうすっかり忘れていたのでまごついておりますと、早く早く!と言われるわけであります。

煽られてなお一層まごつきながらやっとの思いでNHKに到着すると、
あらま!樋口了一さん!
朝からNHKで特集してるんですか!

「手紙」がね。介護の現場でモーレツに支持されているんですね。あの歌で救われている人がたくさんいるんですね。

樋口さんは、あれからずっと出張無料ライブをされているそうで。
「出張」。「無料」。
その言葉を見ても、あの人らしいいな。と。そう思ったのです。

ぼくらが「手紙」を聴いて、目頭を熱くしてしまう時、
あの歌の歌詞に、ぼくらはいろいろなことを思い出させてもらっているのだという気がするのです。

いつの頃からか、ぼくらは忘れてしまうのです。
父と母に若い日があったということを。
自分が何も出来なかった幼子だったことを。
そんな私に父と母がしてくれたことを。

気付けば、ぼくらは、本当に、多くの事を忘れているのです。

でも、ぼくらは、イメージの扉を開いてしまえば、
一瞬で世界が変わる生き物なのです。

さっきまでの世界となにひとつ変わらないというのに、
もう違う世界を行き始めることができる生き物なのです。

大事なのは、だからイメージなのです。

想像力なのです。

振り返れば、この世界に、退屈な物などなにひとつ無かったと。
そう思えることだってあるのです。

樋口さんの歌声は、そのイメージの扉を開けたのでしょう。

樋口さんは、今の時代を生きる人に、本当に必要な歌を、歌ったのだと、思うのです。

てなことで。
ほんじつはこれまで。

解散!

【「本日の日記2」予約受付中!】
当ホームページの日記をまとめた「本日の日記2」。ローソン・ロッピー端末で予約受付中!【商品番号:581364(後輩寒し!】

(15:22 嬉野)