嬉野

2006年7月31日月曜日
ほい、嬉野でござんす。
さて、うちの奥さんが、モンゴルから帰ってきまして、さっそく、どうだとばかりに写真を見せられましてね、その写真が全部で1600枚もありまして、1600枚ってどういう数だよ「撮りすぎじゃないの」という風にも思ったんですが、奥さんの解説つきで見てますと、いや、だんだんと臨場感出てきましたね。
あれは1600枚の威力だと思いますね。見続けるだけでも疲れるくらい写真を見るというのがね、やがて旅でもして来たような気にさせるんですね。
それにね、デジカメの写真はモニターで見れますからね、光線ぐあいがとてもステキです。
とくに逆光線がね、モニターで見ると効きます。
光線がこの目に、眩しいほどの力強さを発揮しますね。
あぁ雲が眩しい、空が眩しい。あぁ草原が眩しい。
湿地の水が草の陰から見え隠れして光がキラキラと跳ねている。
ひとつひとつがこの胸に沁みますね。
こんな景色を毎日眺めながら生きている人がいるのねぇ。そう思いました。
奥さんの撮ってきた写真の中にはね、風景だけでなく、ときおり小さなトカゲだとかね、毛むくじゃらのネズミだとか、山羊だとか、ヤクだとか生き物が写ってましてね和みます。
それにあちらの方は、子供の頃から馬に乗られますからね、みなさん、何処へ行くにも馬に乗っていらっしゃるそうですね。
そして、その馬がなんか小さいんですよね。
ロバですとか、ポニーみたいなサイズなんですねぇ。
いわゆる競馬場でぼくらが目にするサラブレッドのようにでかくない。
私、あの、昔にね、カナダで馬に乗りましたが、乗るとき見上げましたもんね、馬の鞍を。壁みたいにデカかったですもんね、馬ったら。
ところが、モンゴルの皆さんが乗ってらっしゃる馬は小さい。
小さい馬に乗って来られても威圧感は無いですね。
ビジュアルの威力って凄いと思いましたね。
見上げるような馬に乗って来られると威圧されますし、だいいちカッコイイーという羨望の目で見てしまって、なんだか自分がちっぽけで恥ずかしいような気がしますが、このモンゴルの皆さんの馬上の風情はね、なにしろ馬が小さいですから圧倒されることが無いですね。かえってなんだか微笑ましい。
馬に乗ってこられてもなんだか緊張感が無い。
呑気なおっさんに見える。
これもまた、逆の意味でビジュアルの力ですね。親近感が湧きます。
ある時、うちの奥さんの乗ったジープが川を渡りきった辺りで湿地のぬかるみに後輪を取られまして前進できなくなって困ったそうですね。
しょうがないからジープに乗ってた全員は降りて、その辺の草原に腰掛けたそうです。
なにしろ今のモンゴルも白夜みたいに日が長い時期だそうで、だれも先のことをあまり深刻に心配しない。
「まぁしょうがないからここで昼ごはんにしようか」みたいなことだったらしいですね。
そこへ馬に乗ったじい様がやって来たんだそうですね。
見ると、じい様の後方遥か草原にぽつ然とただひとつのゲルがある。
(ほらあの丸いテントみたいな草原の住居ですよ)
ははぁあそこから来たのかとすぐわかる。
おそらくじい様は、外国人が川べりで難儀しているのを遥か向こうで見たんでしょうね。
「いやいや、これは、ひとつ行ってやらねば」
そういうことだったろうと思います。
それで遥かに見えるゲルを出て、ひょいと馬に乗ってね、ポクポクと馬と共にやって来た。
ですがまぁ、お越しになったところで、じい様に何が出来るわけでもなく、また、実際何かをしようとするわけでもなくね、迎えたうちの奥さんらも、じい様に何を期待するでもなく、結局じい様は「どうしたのじゃ」みたいな感じでね、ただただ珍しいジープの埋まり具合を眺めながら、一緒にお昼御飯を食べて、しばらく一緒に憩って、「じゃ、私はこれで」みたいな感じで、また遥か彼方のゲルまで馬上豊かに帰って行かれたそうですね。
この話を聞きまして「いやぁなんか好い」と、私そう思いましたね。
何が出来るわけでなくても「どうした?」と声を掛けに来てくれる。
なんだったら家に泊まっていきなさい、みたいなことだと思うんですね。
そのへんの長閑(のどか)な雰囲気が奥さんの解説から想像できて、そしてあの小さな馬に乗ったおじいさんのビジュアルを見てね、私は、よけいに微笑ましい気持ちになりましたね。
気持ちのゆとりって、いったい何処から生まれてくるんでしょうね。
呑気になれる世界って好い。
ということでね本日の日記終わり。
さて皆様、本日は、いかような日になりましたでしょうか。
お元気で、乗り越えられましたでしょうか。
札幌は、好い夏ですよ。早おうお出でなさいませね、観光に。
では、また明日もぜひおいでー。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(15:27 嬉野)

藤村

7月28日金曜日。藤村でございます。
今週、HTB制作のドラマ「大麦畑でつかまえて」が無事、クランクアップしたようでございます。
北海道上富良野町、ビールの原材料となる大麦農家のお話。
主演はご存知・大泉洋。その奥さんに高野志穂さん。お父さんには前田吟さん。お母さんには倍賞美津子さん。そして、おじいさん役には、わたくし大好きであります!大滝秀治先生。そして、農家にCM撮影にやってくるディレクター役にリーダー森崎博之。
なんてこう、魅力的な役者陣なのでありましょう。そして、なんてこう、北海道で作るドラマらしい役者陣なのでありましょうか。
監督は「ドラバラ」の多田D。カメラ・音声などは普段「ハナタレ」を撮っている技術陣。そしてプロデューサーは、我が「どうでしょう」の四宮P。
2日前、その四宮Pが真っ黒に日焼けした顔で帰ってきました。
「どうでしたか?大泉さんは」
「いやぁ…もう、彼はすごい役者さんになってましたよ。感動しました」
まぁ普段から感動が服着て歩いているような人でありますから、何にでも真っ先に感動する方ではありますが、しかし、それを差し引いたとしても、今回の役者・大泉洋の成長ぶりには目を見張るものがあったようでございます。
「7年前ね…」
感動の大家・四宮Pは、テッカテカの黒い顔で、思い出話を始めました。
7年前。「黒い瞳」というドラマを撮影していた時、そのロケ現場に、自転車に乗った大泉青年がフラリと現れたそうでございます。主演の清水美砂さんがお目当てだったのでしょうか。ずいぶん熱心に撮影現場を見学しておったそうでございます。
「僕、いつかドラマをやりたいんです」
彼は四宮Pにそう言ったそうでございます。私からすれば、「有名な女優さんと共演して、記念写真撮りたいんですよね」「そして、できればこう、ねぇ、ラブシーンでも」と、それが本音だろうすずむし!と、断言できるわけでありますが、しかし感動の大家・四宮Pは、「そうなればいいね」と、彼の純粋な願いを心の奥底で受け止めたそうでございます。
時は流れて2年前。いつしか全国的な人気者となった大泉洋が、初めてHTBのドラマに出ることになりました。「6月のさくら」。しかし、彼がドラマの中でその腕に抱いていた共演者は、有名な女優さんではなく、当時幼稚園に通っていたウチの息子。彼は出番も少なく、なんならウチのガキの方が多かったぐらい。
「大泉さんには、とても申し訳なかったと思ってます。でも今回は、彼にピッタリの役がなかった…」
当時、四宮Pが本当に申し訳なさそうな顔をして、そんなことを言っていたのを覚えています。
「でも、やっぱりあのころの大泉さんはまだ、カタかったような気がしますねぇ…」
テカテカに黒光りした顔で四宮Pは、2年前の大泉洋を思い出して、そう言いました。
「それが今年、僕にとっては最後になるドラマに、大泉さんが主役で出てくれることになって、僕は本当によかった…」
四宮Pは、今年でドラマのプロデューサーを卒業するそうであります。それだけに、いつにも増して思い入れが強かった今回のドラマ。
ドラマプロデューサーとして、四宮Pも駆け出しだった7年前。近所の公園のロケ現場にフラリとやって来て「ドラマをやりたい」と言ったおもしろ青年が、いつしか東京で引っ張りだこの役者となり、「そうなるといいね」と言った四宮Pが、その最後のドラマで、「是非、出てください」と、逆に彼に頭を下げて出演をお願いした。そして彼は、大御所の役者さんたちの中で、堂々たる演技を見せつけて、その主役をつとめあげた。
いいではないですか。いーではないですか。
HTB制作のドラマ「大麦畑でつかまえて」。
9月2日土曜日午後4時30分。
残念ながら、北海道だけでの放送です。
(今後、どうでしょうと同じく、各局での放送が順次決まるかと思います。情報をお待ち下さい。でも、誤解を恐れずに言えば、北海道の人に見てもらうために、これだけの役者を揃えてローカル局でドラマを作る。ローカル局冥利に尽きる、そうも思います。あとは…「東京タワー」も、早く見たいものです。)
さぁ!そして、明日土曜日昼12時から、北海道では「パパパパパフィー」のスペシャル版が放送。
「デビュー10周年記念!復活PAPAPAPA PUFFY」
おもしろ青年・大泉洋が、バラエティー部門で初の全国進出を果たした忘れられない番組。もちろん大泉さんご出演。
どうぞこちらもお見逃しなく!
と、巧妙に2番組の宣伝活動をぬかりなくやりましたところで、今週はこれまで。
諸君、また来週!
追伸。
岩手県の皆様、「どうでしょうリターンズ」を永らくご愛顧いただきましてありがとうございました。引き続き、「どうでしょうクラシック」、またまた永いお付き合い、どうぞよろしくお願いいたします!
同じく新潟の皆様。今週から「クラシック」が始まりました。末永いお付き合い、どうぞよろしく!
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(16:09 藤村)

嬉野

2006年7月27日木曜日
こんちは、嬉野です。
今日ね、お昼からちょっと用がありましたんでね、藤村先生の運転する車で、二人して出かけましたね。
ちょっとした用だったんですけど、なにしろ、目的地まで、わりあいに距離があったんで、二人とも、そこそこ午後の時間がつぶれてしまいましたね。
でも、お陰で、二人でちょこっとしたお話を行き帰りの車内でしましてね、面白かったですね。
ぼくとね、あの先生とはね、表現する時の出力の回路がまったく違うんで、考えてることもまったく違うのかとお思いになる方も多いかと思いますが、考えてることはね、ものすごく近いんですよね。当たり前のことですけどね。
でなきゃ、10年も一緒に同じ番組やってきてませんよね。
ただ、あの先生もぼくも、その考えに到達するまでの順路が違う。
つまり、日頃、見ているものが違う。
経験してきたことも違う。
だから表現する時の言葉も違う。
でも、それだけのことだと思います。
他人の意見を興味深く聞こうとする余裕と好奇心と敬意があれば、だれでもが、その事に気づくんだと思います。
「あぁ、考えてること、そんなに遠くないな」みたいなね。
ぼくらはみんな、多分、そんなに大きく違ったことを考えているわけではないですよ。
そんな気がしますけど、さて、みなさんはどう感じているのかな。
さぁ、ということでね、HTBドラマの撮影も昨日、やっと終ったようです。
でもロケの前半部は、北海道も天候が優れなくてね、なかなか晴れ間がなかったね。
だから、プロデューサー四宮氏は、ずっと極度の気疲れと、こまごまとした対応に追われてたんでしょうね、昨日とうとう撮影終了と共にダウンしたらしいですよ(笑)。
でもドラマってね、現場が困難な時って、案外、好い物が撮れてたりするんですよね。
まぁ、もちろんね、宣伝もかねてそういうふうに書いてるとこありますけどね(笑)、でも、嘘じゃないのよ。そういう不思議なとこがドラマの現場にあるのは確かなのよ。
そういうことも加味してね、今年のHTBドラマは、どのような仕上がりを見せますことやら、私も今から楽しみでございますよ。
えぇちなみに、今日の札幌は快晴です。
カラッと乾いた大気の中で、太陽の光線だけがジリジリと一日中強く降り注いでいました。
今日は、そんな夏の日だったですね。みなさんのところはどんな感じだったんでしょうね。
2年前からでしょうか、鹿児島や日本海側で夏場の水害が深刻ですよね。今年は、熊本でもモーレツに降ったしね。
日本の気候自体が変わってしまったんでしょうか。
藩士のみなさんの中にも、暑い日差しの中で、今日も洪水の土砂を取り除く復旧作業を進めている人、多くおられるんでしょうね。
どーぞ、みなさん。本日もそれぞれの持ち場でおきばりくださいませ。
そして、また明日、ここにお集まりくださいませね。
それまで、しばしのお別れでございます。
それでは皆様方、本日はこれにて解散!
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(17:52 嬉野)

藤村

7月26日水曜日。藤村でございます。
DVD第8弾「激闘!西表島」、現在鋭意編集中であります。
この企画、通称「ロビンソン」という名の西表島のガイドさんが、大きなポイントを握っております。彼の言動により企画が思わぬ方向へと動き出していきます。人間的に、とても魅力あふれる方だった。
「ロビンソンがいなかったら、どうなってたんでしょう?」
そう思われる方も多いでしょう。
しかしながらわたくし自身、
「いなかったら、どうなってたんだろう?おもしろくなったんだろうか?」
そう考えることは、まったくありません。考える必要もないからです。
単純に、
「いたから、こうなった」
のであります。
テレビ番組を作る際、バラエティーであれドキュメンタリーであれ、作り手は事前に「こういう画を撮りたい」「こんなシーンが欲しい」「そうすれば面白くなる」、そう頭に描いて、それに対する段取りを周到に整えて、いざ収録に向かうわけでございます。
しかしながら現実には、思い描いていたシーンが撮れないこともある。思わぬ方向に行ってしまうこともある。
さぁその時に、ディレクターはどう判断するか?
「あのシーンを撮れなければダメだ」
まず、ほとんどの人がそう思います。それが特に重要なシーンであれば、それはもう是が非でも撮らなければならない。
この「是が非でも撮らなければ」と思うのには、2つの理由があります。
まず、「自分が納得できない」という作り手としてのプレッシャー。自分の「理想」があるわけですから、そこは譲れない。
そしてもうひとつは、「そのシーンを撮らなければ、番組自体が失敗とみなされる」「撮らないと許されない」という、外部的プレッシャー。「おまえ、なんで撮れなかったんだ?」「バカ野郎!ちゃんと撮って来い!」。
テレビの場合、後者の理由が多いのではないかと思われます。
番組全体を見るプロデューサーがいて、中身を組み立てる構成作家がいて、仕上げをする編集マンがいる。そんな中で、現場を取り仕切るディレクターが「撮れませんでした」では済まされない。だから、「無理やり作っちゃう」場合だってある。
しかしながら、どうでしょうの場合、そのいずれのプレッシャーとも無縁。「無縁」というか、努力して「排除してきた」。
私にも、事前に描く理想の画というのはもちろんあります。今回の場合は、「麦わら帽をかぶり、短パンで鼻をたらしながら全力で虫を追う鈴井貴之、大泉洋の姿」でありました。「おっさんの正しい夏休み」。
ところが、現場に着いてみると、もっとおもしろそうなことを言う人がいた。「だったらそっちについて行こう」。
目標は「おもしろくする」という、ただ一点。その前では、自分の理想も外的プレッシャーも小さな問題。そう考えると、すべての状況に、純粋に対応できる。「それがおもしろくなるか?」。
「もしロビンソンがいなかったら?」
その質問に、あえて答えるとすれば、
「いなかったら、また違う展開になってたでしょうねぇ」
「おもしろくなってた?」
「あぁ?あんた、なに言ってんの?おもしろくなってたに決まってんじゃないの。おもしろくなかったら、放送しないだけだもん」
これが、どうでしょう的な答えになるでしょうなぁ。
さ、明日も西表島、編集します。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(19:06 藤村)

嬉野

2006年7月25日火曜日
嬉野であります。
えぇ先日、わたくし珍しい本をいただきましたよ。
本を開きますとね、同じような図形が2枚、横並びに画いてあるだけの本だったんですが、
これがですねぇ、備え付けの凸レンズメガネで覗くと立体的に見えるのですよ。
で、メガネをはずして2枚の図形を良く良く見くらべると、どうも若干の違いがあるらしい。
この若干違う2枚の図形を凸レンズメガネごしに両目で同時に見ると、この2枚の図形が頭の中でピタッと重なる、するとその瞬間、スコンと立体に見えてしまう。
この立体感がねぇ、どういうことでしょうねぇ、見ていて実に気持ち好い。とにかく頭の中がリラックスする。で、いつまでも眺めてしまう。
結局、その本、最後のページまで全部飛び出す図形でしたが、私、未だに飽きずに眺めておりますよ。
不思議ですねぇ、実生活でも毎日身の回りの風景を、ぼくらは、この両目で立体的に見ているというのにですよ。
それなのに、あらためて人工的な立体画像を見ると「おおぉ!」と興奮してしまうわけです。(まぁね、私だけなのかも知れませんけどね、だったら寂しい、まぁ好いか)
おそらく、平面画像だという認識が目の前で打ち破られて、存在しない奥行きが自分の脳の中だけに生まれている!という認識が驚きの原因なんでしょうねぇ。(私にはね、そうなんですよ)
そこでね、もうね、世間は夏休みですし、家族で旅行に行かれる御家庭も多いかと思いますのでね、ご家庭のビデオカメラで撮ってきた映像をサングラスだけで立体的に見るという方法がございますのでね、ここでお教えしておきましょうねぇ。
まぁ、あの、撮ってきた全ての映像が飛び出すわけではないです。
横移動の風景のみ、立体的に見ることが出来る方法なんですね。
撮影方法は簡単です。
とにかく車窓の景色を延々ビデオに収めていただければ結構です。
でも、その車窓の景色は、必ず横移動でなければいけません。
どうでしょう的な、進行方向正面の車窓は不可です。
世界の車窓からのような、横移動の車窓に限り立体的に見ることができるのです。
さぁこうしてね、旅を行く列車の窓にひたすらビデオカメラを向けて長回ししてきた「横に流れ去る景色」を家のテレビで再生しますでしょ。
その時ね、サングラスをご用意していただきますよ。
で、流れ去っていく方の目に(片目よ)サングラスをかざす。
つまり、画面左に風景が流れ去る場合は、左目だけにサングラスをかざすわけです、そして右目は裸眼のまま。
この状態で横移動の映像をただ見ていると、あら不思議、これだけで立体的な風景がお楽しみいただけるのです。バカバカしいけど、ちょっとビックリしますので、お暇な方はぜひどうぞ、お子達と一緒にお試しを。
さぁて、樋口了一先生の秋田ライブ、かなりの盛り上がりであったとの情報を得ております。
東北藩士は燃えているようであります。
ありがたいことであります。
樋口さんも感激、集まった藩士も感激という、誠に喜ばしいライブであったそうであります。
今週末の土曜日はタワーレコード盛岡店さんでございますね。
また喜ばしく盛り上がって欲しいものであります。
それでは奥さん、また明日。
お忙しいお仕事の合間にまたおいでくださいませ。
それまで、しばし解散!
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(15:47 嬉野)

藤村

週があけまして7月24日月曜日。藤村でございます。
2ヶ月ほど前、大学時代のラグビー部同期の男が結婚をいたしまして、たまたま4つぐらい下の後輩も同時期に結婚式があり、「それじゃぁ」ってんで、「両者の結婚記念試合」なるものを催すことになったらしく、先日、
「あなたはこのたび、結婚記念試合のレギュラーメンバーに選ばれました」
などという、インチキ懸賞まがいのメールが私の元に届きました。
ラグビーなんてのはもう大学卒業以来15年もやっておりません。しかしながら、「よしよし、久しぶりにやって大ケガしてやるか」と、昨日、子供を連れて懐かしの母校北大のグラウンドへと向かったわけでございます。
10年ぶりぐらいに会う懐かしい顔。
「おまえ・・・太ったなぁ」と。
「おまえ体格は変わらないけど・・・いっちゃったなぁ」と。
もう、男も四十となれば「太る」か「ハゲる」かのどちらかでございます。ぴちぴちのラグビージャージにおっさんの哀愁が漂います。
「おいおい、こんなデブとハゲ集めて試合できんのか?」と。
しかし、ラグビーボールを持って走ってみれば、不思議とその感覚は一気に時を越えて体に戻り、ハゲさえ気にしなければ隣を走る男たちも大学生に見えてくる。
30代中盤の後輩組と40代突入組による15年ぶりの試合。
わざわざ奈良から駆けつけた同期の男は開始5分で足がつり、「もうあかん」と早々に退場。「この役立たず!」「おまえ、なにしに来たんや」と罵声を浴び、主役の新婚の男は、「トライさせてやろう」と、みんながパスを集めたせいで猛烈なタックルを浴び続け、腕に裂傷、戦意喪失。「おい、おまえのためにやってんだぞ!」「声出していけや!」と、こちらもふんだりけったりの罵声。
私は毎朝の走り込みのおかげで、バテることなくフル出場。学生時代の「タックルしない」「危ないとこには入らない」、でも「得点チャンスになると必ずいる」「嗅覚だけでラグビーやってる」という、往年のプレースタイルは変わらず、やはりみんなから罵声を浴びたわけでございます。
しかしながら、予想に反して試合は我らチーム40の勝利。「おまえらの代は、やっぱラグビーセンスないんだよ」と、汗だくのハゲ頭で先輩風を吹かせて試合を終えたのでございます。
家に帰り、子供たちがカミさんにこんなことを言っておりました。
「おとう、子供みたいだった」と。
「すごい泥だらけで倒されてた」と。
そうか、おれが走り回って転げまわる姿なんて見たことないもんなぁ。そうか「子供みたい」か、なるほどなぁ、と思ったわけでございます。
本日、朝のランニングは休止いたしました。
両足に大きなスリ傷、そして靴ズレにより足の親指の皮が大きくむけております。
多少、痛いです。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店  7/22(土)16:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店  7/23(日)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(20:25 藤村)

嬉野

2006年7月21日金曜日
みなさん今晩は、嬉野であります。
さて、美味しい日本酒を飲んだ時に、「この日本酒、飲みやすいねぇ!」といって喜ぶ人をよく見かけますが、美味しい晩御飯を食べて、「今日の晩御飯、食べ易いねぇ!」と喜んでいる人を私は知りません。
あれ、不思議ですね。
なぜ、日本酒では「飲みやすい」と感動する人がいるのに、料理では「食べ易い」と感動する人がいないのか。
これはおそらく、ぼくらが、日常的に「食べにくい料理」というものを、食べることがないからだと思うのです。
簡単な話。
だから、けして誰も「食べ易いねぇ」とは喜ばない。
でも、日本酒には、なぜか「飲みやすいねぇ」という感動がある。
どういうことなんでしょうか。
「飲みやすいねぇ!」の喜びの声を聞くたびに、いつも不思議に思うことです。
いっぺん、カミさんが作ってくれた晩飯を食いながら「食べ易いねぇ!」と言ってみたらどうなるだろうと思いながら、未だに恐くて言えないでいるわたくしではあります。
ねっ、ということで、えぇ、ただただ呑気な話でございましたよ。
リズムですね、やっぱり(笑)。
さて、明日の土曜日は、タワーレコード秋田店で、夕方の4時から樋口了一さんのミニライブがありますよ。
藩士のみなさんもお集まりになるやも知れませんので、お時間のある方は樋口さんの応援に行ってあげてくださいね。
いろいろと楽しめますからね。
詳しい日程は、この日記の後に続いてますからお読みくださいませ。
日曜日は、仙台でございますからね。
それでは、みなさん。また来週、お会いしましょうねー。
必ずくるのよー!
では、良い週末をお過ごしくださいませ。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店  7/22(土)16:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店  7/23(日)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(20:32嬉野)

藤村

2006年7月20日木曜日。藤村であります。
さて私はすでに、次回DVD第8弾「激闘!西表島」の編集を進めております。
この企画、昨年編集している当初から、「30分枠での切りどころが難しい」「できるなら連続して一気に見てもらいたい」「その方がきっと面白い」、そう思っておりました。
なんせ、時間にしたら「たった2日間の出来事」を「8週間に渡って放送」してしまったわけです。視聴者の皆様にしたら、「1ヶ月放送を見てても日付が変わらない」という、そら恐ろしい「逆浦島現象」が起こっていたわけです。
それを正常な時間経過とともに、流れるように見ていただきたい。さすれば南海の孤島での2日間が、より一層臨場感を持ってご覧いただけるであろう。
それで異例ではありますが、DVD版では「一気に連続して見てもらう」ために、新たな編集を試みました。
「前枠・後枠」など途中に入れず、「第一夜、第二夜という区切り」「30分ごとの区切り」をなくし、言うなれば「激闘!西表島・4時間スペシャル!」みたいな長尺VTRを1本、作ってやろうと思ったわけであります。
それでわたくし、作りました。
2日間の出来事がノンストップで流れる長いVTR。
「先生、完成しましたよ」
「おや出来ましたか!見ましょう見ましょう」
それで、見ました。
いや、正確に言えば全部見ていません。1時間半ほど見たところで、気づいたんです。
「思ったほど・・・面白くなってない」と。
なんでしょうか、作り手の意思、想像とは違って、「どうでしょうは30分」という、動かしがたい体内時計的なリズムが、すでに出来上がってるんですね。それに気づいた。
30分経ったところで気の抜けた後枠が入り、妙に緊迫感をあおる予告が入る。「また来週」と。「う?む」と。「よくわからんが続きが気になる」「よし見ようか」と。「ちゅいーん」なんつってまたふぬけたオープニングが入る。「よしよし」と。
長がぁ?いVTRを実際に作ってみて、それがよくわかった。
「トムとジェリーも10分だからいいのであって、映画になったらつまらんもんなぁ」と。
それで結局、VTRはすべて作り直し。今まで通り「放送版」を基本とし、各所に未公開シーンを入れつつ、30分ごとに区切ったものをつなげていくと。
そのやり直し作業がようやく本日、終了いたしました。多少回り道をしましたが、次回DVDも、これまでと同じ編集でお送りいたします。
「そうですかそうですか、それはよかった」と。
「それにしても早めに編集が進んでるじゃありませんか」と。
「ということは、次回の発売は早いと・・・」
そう思われている皆様。
いいですか。わたくし、無理をして編集を先々進めているだけでございます。それはこのあと、「やること」があるからでございます。
そう、「今年の新作」。
先週の金曜日、大泉洋氏を除く、いわゆる「どうでしょう首脳陣(大泉氏曰く、無責任なおっさん3人)」が秘密裏に集まりまして、今年の新作についての最終確認会議が行われました。
いつものように1時間ほどで会議は終了しましたが(大泉氏曰く「もっとちゃんと話し合え」)、今回は特に「有意義な話し合いができた」と首脳陣3名(大泉氏曰く、いいかげんなバカ3人)、最後は大きくうなずき合い、お互いの肩をたたきあったのでございます。
「やりますか!」
「やりましょう!」と。
2006年7月14日金曜日、「どうでしょう首脳会議」。
これは、もしかしたらどうでしょう史に残る、重要な会議になったかも・・・しれません。
ね、妙にあおった「予告」を入れたところで、本日の日記これまで。
明日はまた、のんきな日記が入りますよ。
リズムですね、やっぱり。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店  7/22(土)16:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店  7/23(日)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(19:36 藤村)

嬉野

2006年7月19日水曜日
えぇ、北海道民のみなさま。嬉野でございます。
さて、いよいよ今夜でございます。
今夜の「クラシック」より「原付・東日本縦断ラリー」が始まるのでございます。
まぁ、そんなにね、仰々しくお知らせすることでもないのですが、面白いので見ていただきたいぞ、と、思いましたので、念入りに宣伝をしております。
もうね、この企画を御覧になっておられぬ方でも、『激突!大泉洋さん!だるま屋ウイリー事件』と聞けば、「おぉ、あれか!話には聞いておりましたぞ」と膝を乗り出してしまうというほどの名場面が中盤に待ち受けておる企画なのでございます。
この企画は、「水曜どうでしょう」のラスト・ランとなりました「原付・ベトナム縦断」の原型となるものでありますて、
ある企画会議の日、ミスターが、会議の席でこんなことをぶち上げましたのが全ての始まりでございますた。
「知ってます?ホンダのカブって1リッターで100キロメートル走るんですよ」
「そんなに走るんですか」
「100キロったら凄いですよね」
「100キロったら凄いです」
「どうですか、カブに1リッターのガソリンを入れて、札幌からどこまで走れるか、やってみませんか」
札幌?小樽間というのは、50キロほどございます。
抜群の燃費を誇るホンダ・スーパーカブという50ccバイクは、たった1リッターの燃料で、小樽まで行って、ゆうに札幌までまた帰ってくることができることになるのです。
そんなことが、本当に可能なのか。
ならば、ターンなどせずに走れるところまで走ったとしたらば、いったいカブは札幌からどこまで走ってしまうのだろう。
そんな「トリビアの種」のような好奇心が、ミスターの頭の中で、ふつふつと湧き上がったのでございましょう。
ところがオカシナことに、企画会議が終わります頃には、どうしたわけか、
「じゃぁ、東京でカブを買って、乗って帰ってみたら、実際、札幌まで帰ってこれるものだろうか」という、猪突猛進の荒行のような企画に変貌しておったわけなのでございます。
しかしながらミスターはライダー。「派手で好い」と、やる気満々でございました。
一方、もうひとりのモジャ毛の若手は、バイク未経験者でございました。
東京―札幌間は、1100キロもあるそうでございます。
そんな冗談では言えないような距離を、買ったから「さぁ乗ってください」、「さぁ帰りましょう」と、言って「はい、分かりました」と、あいつが乗って帰れるものだろうかと、一瞬三人は目を合わせましたが、それ以上真剣に考えるものは誰一人としておりませんでした。
それよりも、「タレント二人が、ずっとバックショットという画はどうだろうか」、という問題の方が深刻でございました。
おまけに音声に関しては、放送開始以来、常にカメラマイク一本で全てのロケを乗り切ってきたどうでしょう班としては、
「じゃぁ、走ってる間のトークはどうするんだ」という技術的な問題もあったのでございます。
その辺りのことを考えながら、後日、頭の中で企画をシュミレーションしながら藤村くんが言うわけであります。
「これは、あれかなぁ」
「ふむふむ」
「カブで走る二人をオレらが後からカメラ・カーで追いかけるということだよね」
「そうなるね」
「ということはあれかい?トークして欲しい時は、適当に止まってもらって、脇にバイク停めて、そこでいちいちトークしてもらわないとマイクで声が拾えないということかい?」
「そういうことになるねぇ」
「つまりこういうことだよね、ババババッってエンジン音だけが響く二人のバックショットの画が、ある程度続いたら、オレが、『ちょっとこの辺りでお二人に感想を聞いてみましょう』、なーんつって言った後、【感想を聞いてみる】みたいなのが一枚入って、あの二人がトーク始める、みたいなかい?」
「そうだろうねぇ」
「たる過ぎないかい?」
「たる過ぎるよねぇ」
「それって、ある程度間抜けだよね」
「間抜けだねぇ」
「間抜けだよねぇ」
「でも、【バババッ】→【お二人どうですか】→【なにが?】みたいなトークの繰り返しで札幌までやりきるったら、これはある意味凄いことだよ」
「そうねぇ」
結局、テレビ局としては当たり前のことですが、ワイヤレスマイクを二人に付けて声を飛ばしてカメラ・カーで受信、ミキサーを通してその二人の声をカメラへ入力と私は考えました。
ところが、そこまで考えた時に、そういえば、うちにはもう一人、声の出演者がいたなと隣のヒゲに目をやったのでございます。
「じゃあ、このヒゲの声をオレはどうやって拾えばいいんだ」
そう私は思案したわけでございます。
それに、だいたいこのヒゲの声をどうやってタレント二人に聞かしてやれば良いんだろう?
ワイヤレス・マイクは当然一方通行で飛んでくるだけなのです。
おまけに、もし何らかの理由でカメラが車外に緊急的に出動しなければならない時に、カメラに何本もケーブルを差していたら、その度にそのひもを一個一個はずして機動力がモーレツに落ちる。
だいたい一個一個はずすオレが面倒くさい。
問題は山積みでございました。
しかし、そこが技術素人の身の軽さ。
私は、車内に1個のスピーカーを置くことにしました。
つまりワイヤレスマイクから飛んできた二人の声を、ミキサー経由で、このスピーカーにつないだのございます。
そうすると、二人の声はスピーカーから聞こえる→スピーカーから聞こえるからカメラマイクで拾える→だからおヒゲの声も一緒にカメラマイクで拾える→車内のみんなも一緒にタレントのトークを聞ける→だからみんなの笑い声だってカメラマイクで拾える→ということは、またしてもカメラマイク一本でやれる→ステキ。
この「きれいな音を録ることよりは、実践で絶対まごつかず、かつ、どうでしょう的に実りの多いトークに全比重を取り、音質は必要最低限のものを確保するという」野蛮な録音システムのお陰で、どうでしょう班は、またしてもカメラマイク一本でロケを乗り切るのでございます。
そして、この音質的に野蛮なシステムのお陰で、カメラには1本のケーブルも差す必要がありませんから、カメラはフリー。機動力抜群となり、私はストレスがなくなる。
あとはトランシーバーを3個買ってまいりまして、タレントそれぞれに持たせて耳とし、その耳に向かって3個目のトランシーバを握りしめた藤村くんが、車内でガハハと笑うばかりという、いたって単純な段取りでございました。
実に現実的かつ乱暴な割り切りの良さでもって、とうとうストレス皆無な「原付ロケ・録音システム」が出来上がり、やはり「どうでしょう班」はカメラマイク一本でロケを乗り切るに限ると、私は思いを新たにしたのでありました。
しかし、大きな問題がまだありました。
現場の東京で、何も知らない大泉洋さん本人に、どのような誘導をして話を持ちかけるか、です。
いきなり、東京から札幌までバイクで帰るぞと宣言したところで、あのゴネル大泉洋氏が「分かりました」と素直に同意するはずがない。
では、どのような誘導をしたらば、彼自らが意志して、この企みに同意したように持っていけるのか。
その誘導尋問の想定が、藤村くんの課題として残ったのでございます。
さぁ、今夜は、その企画発表の日!
いかなる顛末になりますやら、お楽しみに!
いやぁなつかしい。
さぁ、ということでね、北海道民のみなさま。
そして、順次「クラシック」を御覧頂いております全国のみなさま。
そういうウラ話もご記憶になられまして、楽しく御覧いただければこれ幸いと思うのでございます。
ではみなさん、また明日。お会いしましょうね。
長ぇな、また。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店  7/22(土)16:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店  7/23(日)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(19:26 嬉野)

藤村

3連休が明けました。7月18日火曜日、藤村でございます。
ワールドカップ、ジダン選手の頭突きがずいぶんと話題になりまして、報道ステーションで古館さんは、「彼もサッカーを離れれば、まだ34歳の青年なわけですから・・・」みたいなことをおっしゃいました。
「おっ」
と、思いましたですね。
「34歳は青年なのか・・・」と。
確かに今、「30過ぎればおっさん、おばさん、中年の仲間入り」と言うのは、少し早すぎるような気もする。
では、「いつからそうなったんだろうか」「なぜそうなったのであろうか」と、わたくし社会学的な考察をしばし、いたしましたですね。
20年前、「オレたちひょうきん族」で30歳を迎えたさんまさんは、「♪今年で30知っとるけのけ?」などと自嘲気味に歌っておられました。「30にもなってこんなことをしてていいのか」「自分もいいおっさんなのに」という意味が、そこにはあったわけでございます。
このさんまさんの「知っとるけ」発言により、20年前、確かに世間では「30過ぎればおっさん」という定説はあった、そう裏付けされるわけです。
さんまさん、現在50代。では、さんまさんの次の世代、つまり現在40代を迎えた世代はどうか。
この世代の中高生時代は、松田聖子さんに代表される「アイドル」「ブリッコ」時代、大学生になると、ジュリアナに代表される「ディスコお立ち台」、トレンディードラマ全盛期、そして社会人になるころには「バブル絶頂期」。
つまりこの世代は、「常に浮かれきった状態」で30代に突入した世代であると言えます。特にこの世代の文化の先頭に立ち、大きな扇子を振りかざして踊っていた女性陣。これをして、「30代をおっさん、おばさんと呼ばなくなった」、いや「呼べなくなった」のではないかと推定できるわけです。
このところ、「ニキータ女」などと再び勢力を盛り返し、「若さよりテクニック」などと上手い言い訳を使いこなすこの世代の女性陣を前に、もはや誰も「40代といえどもおばさんと呼べない」という状況にまで押し出されつつある。
となると、「34歳のジダンはまだ青年」と言った古館さんの言葉も、「まぁ、確かに」とうなずけるのであります。
ということで、「浮かれきった世代」で「まだまだおばさん的感情にはなれない」藤村でございました。
ではまた明日!
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店  7/22(土)16:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店  7/23(日)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店  7/29(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店  8/5(土)15:00? 
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(19:55 藤村)