藤村

11月30日水曜日でございます。藤村でございます。
10日間に及ぶ「どうでしょう本・第3号」の旅からようやく戻りまして、昨日より平常営業になっております「どうでしょうさん」でございます。
今年8月に発刊されました第2号は、「もっと四国」と題しまして、チームナックス・リーダー巨顔森崎博之を伴っての「香川うどん紀行」、嬉野先生と春の四国をのんびりと旅した「四国快晴」、文豪・大泉洋氏による四国を舞台にした初の書き下ろし小説「一生のその先」などをメインに、四国大特集を組みました。
そして今回は、次号予告にも書いてありましたとおり、どうでしょうさんにはこれまた縁の深い「九州」を大特集でございます。
題して「いっそ九州」。
10日間に及ぶ旅の行き先は、秋の九州でありました。
どうでしょう班にとっての九州とは、「地獄の深夜バスの終着地」・・・というようなものではなく、実は「名宿の宝庫」としての誉れも高い「安息の地」でありました。
九州はどうでしょう班4人に、初めて旅の良さをわからせてくれた土地であったのです。
そこを改めてじっくり旅してみたい。そして、皆さんにも、我々が感じた旅の良さをお伝えしたい。それが今回の趣旨でありました。
旅の前半は、前回と同じく巨顔リーダー森崎博之を伴っての名宿・名湯紀行。ただ、もちろんガイドブック的なものにとどまらず、「うどん紀行」よりも更に、おもしろおかしい旅の写真&紀行文となることは間違いございません。
そして後半は、九州の中でも、あまり知られていない小さな町をのんびりと訪ね歩くD陣の旅。
発売時期は、これからDVD第7弾「ヨーロッパ21カ国」の編集と平行して執筆を進めますし、まだまだ第3号でやりたい企画もありますので、「未定!」でございます。ただ、皆さんの来年の秋の九州旅行には間に合わせたいと切に思っておる次第。
さて、今宵は北海道にて、いよいよ「新作・第七夜」の放送です。
本日の新聞のテレビ欄にはこう書いてあります。
「決してテレビの故障ではありません…」
意味不明でありますが、見ればすぐにわかります。どうぞお見逃しなく。
続いて道内の皆様にお知らせです。
2年前、「チームナックス」と「どうでしょうD陣」がタッグを組んで結成いたしました劇団「水曜天幕團」、伝説のテント芝居時代劇「蟹頭十郎太」が、放送されることとなりました。
正月1月3日深夜1時35分より、第1幕、第2幕を一挙放送!
終わりはもう明け方午前4時を過ぎるという長丁場!
「どうでしょう」のもうひとつのカタチを、どうぞご覧下さい。
(基本的にはDVD化された映像を放送するものです)
他の地区でも、放送が決定しているようです。発表はしばしお待ち下さい。
もうひとつ。皆様からのリクエストが非常に多い「写真集2」の復刻、再販売ですが、間もなく正式決定されるようであります。こちらの詳細もしばしお待ち下さい。
そして明日12月1日から、「どうてちょう&卓上カレンダーセット」の引渡しでございます。討ち入り、お忘れなく。
では、道内の皆様。今宵、テレビでお会いいたしましょう。
【2006年版「どうでしょう卓上カレンダー」】
12月1日よりネット通販「HTBオンラインショップ」と、道内HTBグッズ販売店にて、「卓上カレンダー単品(500円)」の発売開始でございます。以上。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
(14:10 藤村)

藤村

11月29日火曜日。お久しぶりでございます。藤村でございます。
「どうでしょう本・第3号」の執筆のため、先々週の土曜日19日から嬉野先生と二人で旅に出まして、昨夜、ようやく札幌に帰ってきました。
10日間。行き先も決めず、帰る日も決めず。
旅の空は、ずっと晴れ渡っておりました。気持ちのいい空気が流れておりました。
その空気を遠慮なく吸って、なにも考えず、流れに身をまかせて、だから、見るもの聞くもの、すべてをすんなりと受け入れられる。
四十の男には「贅沢な旅」なのかもしれません。「やりたくてもできない旅」なのかもしれません。しかし、「旅とは本来そうあるべき」とも、思うのであります。
旅先で何度か声を掛けられました。いろいろな人に会いました。みなさん、元気でありましょうか。
旅の最後に、9年前にロケで訪れたある場所へと向かいました。
そこは9年前のあの日と、なにひとつ変わっていませんでした。
あの日、鈴井貴之、大泉洋が立っていた場所。
その正面でカメラを構えた嬉野先生が立っていた場所。
その横で笑いながら自分が立っていた場所。
その場所をじっと眺めていると、なんだか不思議と安らいだ気持ちになりました。
いい旅でした。
さぁ、今日からまた働きましょう。四十の男らしく、家族のため、会社のために働きましょう。
そしてまたいつか、こんな旅ができるように、昼メシも食わずに仕事をがんばりましょう。
みなさん、長い間留守にいたしましたが、今日から平常営業でございます。
はりきってまいりましょう!
【2006年版「どうでしょう卓上カレンダー」】
12月1日よりネット通販「HTBオンラインショップ」と、道内HTBグッズ販売店にて、「卓上カレンダー単品(500円)」の発売開始でございます。以上。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
(16:05 藤村)

藤村

11月18日金曜日、夕刻となりました。藤村でございます。
新作の編集もすべて終了いたしまして、私と嬉野先生は来週からしばし、旅に出てまいります。
どうでしょう本「第3号」の執筆のためでございます。
この旅には、札幌の某タレント事務所に所属する顔のデカイタレントさんが、2?3日同行することになっております。
先ほど、その某タレント事務所の副社長から
「ちょっとぉ?来週でしょ?スケジュールとかなんも聞いてないんだけど」
などと電話がありまして、(おっと!そうだった。ヤツに連絡するのをすっかり忘れてた)と、ハタと気づいたところでございます。危うく巨顔タレントをおいてけぼりにするところでございました。
「・・・ふーん、じゃモリはその3日間だけ同行して帰って来るわけね」
「そうだな」
「で、なに藤やんたちは、そのあとも二人で旅をするわけ?」
「そうだな」
「どこ行くの?」
「いや、特に決めてない」
「ちょっとぉ?!決めてないってなにさぁ」
「いや、だって決めてないんだもん」
「いつ帰ってくんの?」
「いや、決めてない」
「ちょっとぉ?!おたくらサラリーマンでしょう!決めてないってなにさぁ?!」
ということで、来週から特に行き先も決めず、フラリと旅に出てまいります。たぶん、今月中には帰って来るでしょうが、今のところいつになるかは未定でございます。
どこか旅の空の下で、のんびりしている二人のサラリーマンを見かけたならば、気軽に声など掛けて下さいな。
どうせ急ぐ旅でもなし。
では皆の衆。
来週からしばらくこちらを留守にいたします。
達者でな。
【2006年版「どうでしょう卓上カレンダー」】
12月1日よりネット通販「HTBオンラインショップ」と、道内HTBグッズ販売店にて、「卓上カレンダー単品(500円)」の発売開始でございます。以上。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
(18:50 藤村)

藤村

11月17日木曜日。藤村でございます。
昨夜、北海道では2005年新作の「第五夜」の放送がございました。
祭り直後の10月19日から放送がスタートして、早いもので全8週(2ヶ月間)の折り返しを過ぎたわけでございます。残るはあと3回。最終夜は師走に入った12月7日ということですから、「おやおや、2005年も終わりじゃないですか」という時節でございます。
ロケに出たのが「はいはい!いよいよ今年の夏がやってきましたよぉ」という、7月初旬のことでしたから、たっぷり半年をかけて放送を終えるわけでございます。
テレビには「撮って出し」という言葉がありまして、文字通り「撮ったらすぐ放送に出す」というテレビの即時性を表した言葉でございます。本来はニュースやスポーツに用いられる用語でありますが、いつのまにやらバラエティーや、そしてドラマをも含めた多くのテレビ番組が「撮って出し」の制作環境に追いやられておるようでございます。
テレビ局はデジタル化という多額な設備投資が必要な時期に突入して、「制作費の削減」と、デジタル化によって「更なるソフトの量的な充実」という相反する作業を求められて、時間と労力を省力化した「撮って出し」の手法に頼らざるをえないのであります。
そんな中で、夏に撮ったものを冬に出す、即時性どころか季節感にもまるで無頓着な「どうでしょうさん」は、時代に逆行しているなぁと。でも、なぜか「時代に逆行してる」ことを、「決して悪いこととは思わない」。ということは、「テレビが向かおうとしている時代が良いものじゃないから」、そんな理屈が、自分の中で成り立ってしまうわけでございます。
昨日、数ヶ月をかけた新作の編集がすべて終わりました。
完成したエンディングをひとりで見ながら、「うん、おもしろかった。今回もよかった」と、そう素直に思えましたから、少なくとも私にとってのテレビは、相変わらず「おもしろいもの」であり続けております。
よし。
今日はビシッとテレビ論をぶったぞ。テレビの現状を憂いながらも、巧みに「ウチの番組だけは違う」みたいな展開でさりげなくどうでしょうを自賛したぞ。
お月さんを見て「うわぁ?うさぎさんがお餅をついてるぅ?」なんつう話とは明らかに一線を画したぞ。
よしよし。では皆の衆、また明日。
【2006年版「どうでしょう卓上カレンダー」】
12月1日よりネット通販「HTBオンラインショップ」と、道内HTBグッズ販売店にて、「卓上カレンダー単品(500円)」の発売開始でございます。以上。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
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●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
(15:34 藤村)

嬉野

11月16日水曜日
嬉野でござりまする。
昨日、日記に「札幌地方、只今、月がきれいでございます」と書きましたらば、たくさんの晴天域にお住まいの方々から「こちらでもきれいな月が見えております」と続々と返信をいただきました。
今朝方の掲示板、リレー中継のようになっておりましたのが面白うございましたのでここに御報告申し上げます。
晴れていれば、日本中どこに住んでいても同じ月が見える。
当たり前のことでございますが、やっぱり不思議な気もいたします。それは皆様もご同様だったみたいですね。
どのような些細なことでありましても「気持ちは一緒なのね」ということがわかりますだけで、人間、「ホッ」とするものでございます。
わたくし、あのように返信をたくさんいただきまして「ホッ」といたしましたる次第。
そして、今夜もまん丸で明るい月が出ております。
あなたの住んでいる町からも見えますでしょうか?
別にまたしても返信を希望しておるわけではございません。
お気遣い無く、願います。
さて、本日は水曜日!
北海道地域の方は「新作どうでしょう」の夜でございます。
二日二晩の出来事を8週掛けて道民の皆様のお茶の間に(お茶の間って死語でしたでしょうかしら?)お届けしております水曜どうでしょう。
今夜は長かった初日も暮れ、二日目の朝が訪れます。
本日も波乱含みでございます。
しかしながら「水曜どうでしょう」、
始まりましてよりこの方までの9年間、
小さな愚痴も「波乱!波乱!」と書き立てて、波乱の乱発を続けてまいりましたので、いまさら「波乱!」で食いついてくる方も少のうございますでしょうか。
「波乱馴れ」という言葉もありますように(ありませんが)波乱ばかりが続いていては諸氏の気持ちも今更動揺なさることもありますまい!
どうぞ平常心で本日もお楽しみくださいませ!
水曜どうでしょう。来年で10年でございます。
頑張っております!
ご清聴!ありがとうござりました!
それではみなさん、また明日!
明日は2006年判「どうでしょう卓上カレンダー」の単品の宣伝をします。お楽しみ!
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(17:56 嬉野)

嬉野

11月15日火曜日
嬉野です。
空にデカイ月が出ています。
その横に並んで出ている赤い星は火星でしょうか。
天気予報を見れば、本日は東と西、すなはち北海道と九州地方しか晴れてないみたいですが、実際はどーなんでしょうかねぇ。
札幌は、午後7時半現在、肌を刺すような冷気漂う夜です。
夜空には、まん丸い月が冴え冴えと輝いてます。
寒いよ札幌。
でも月はきれいよ、みなさん。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
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●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(19:26 嬉野)

藤村

11月14日月曜日。藤村でございます。
おとつい土曜日に、新作の最後の枠撮りを行いました。
今回の枠は、DVD第6弾の「姫だるま」に出てきました「青タイツ・茶タイツ」さんを再度フューチャーしてお送りいたしております。
全身タイツにヅラをちょこんと乗っけたあのいでだちが、私、お気に入りなんですね。
しかしですね、今回は「おもしろくもねぇネタを淡々とこなす漫才師」というイメージで台本を作ってまいりましたので、あの…基本的に「おもしろくない」ことが前提になっておりますよ。いいですか。そこんとこ間違わないで下さいよ。
出演陣もですねぇ、毎回台本を渡すたびに「苦笑」もしくは「失笑」をしながら、私のことを、どこか哀れむような目で見るんですね。明らかに(なんですか?これは)と、言いたげな目なんですね。
そういう視線を私、敏感に察知いたしましてすぐさま言うんです。
「いいか?誤解すんなよ。おもしろいネタを書けと言うんなら、おれは書けるんだぞ。でも今回はわざと、いいか?わざとだぞ!笑えないネタを書いてんだからな!そこんとこを誤解すんなよ!」
多少、声を荒げて言いますと大泉さんあたりは、
「わかってますよ。僕らなんにも言ってないでしょう。なにをいきり立ってるんですか」
と、さらに哀れむような目で言うわけですね。
こうなるともう、こっちは振り上げたこぶしの行き場を失って、さらに卑屈な捨てゼリフを吐くしかなくなりますね。
「くそっ!本当につまんねぇと思ってんだろ!」
なんつってね。
こんなやりとりを毎回繰り返して来たもんだから、出演陣もこっちも、だんだんとですねぇ、本当になにがやりたいのか、どこがおもしろいのか、わかんなくなってきて、「トリオ・ザ・タイツ」のネタは、さらにシュールさを増してきたわけです。
そしておとついの最後の枠撮り。
普通であればね、「今年のどうでしょうもこれで終了かぁ」なんつって多少の感慨深さというのもあるわけですが、んなもん全然なかったですね。「よーし!終わった、終わった」ちゅなもんで、晴れ晴れとした表情で収録を終えましたからね。
「よしよしこれでもう、このくだらん枠撮りに付き合わんでもいいぞ」と。
しかし、その「おざなり」で「消極的」な「受け身」の出演陣の態度がですね、それこそ「おもしろくもねぇネタを淡々とこなす漫才師」という、当初描いていたイメージ通りの表情となって、彼らの内面から滲み出てましてですね…「いい味」でしたねぇ。
大泉洋なんかは終盤、「いいのか?これで終わって…」みたいな感じで完全に目が泳いじゃってましたからね。いや、実にイイ表情で、VTRを何度も見て爆笑しましたですよ。
やっぱ、わけのわからんことを8回もくどくどやると、最後にはそれが「芳醇な深い味わい」となって出てくるんですなぁ。
というわけで、2005年新作は枠も含めてすべての収録を無事に終了。編集も今週いっぱいで全作業終了となりまして、我々もようやくひとだんらく。
そろそろまた…先生と二人で、ふらりと旅に出てみようかなと思っております。
とりあえず、今週も始まりました。
皆の衆、バキッといきましょう。
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日テレビさん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
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●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(13:45 藤村)

藤村

はいどうも!お久しぶりでございます。藤村でございます。
新作の編集、いよいよ最終段階となりまして、編集室ごもりの日々が続いておりました。しかしながら、それも本日をもって「ほぼ完成」となりまして、ホッとしているやら、少し寂しいやらでございます。
皆様からすると、私が編集室にこもるということは、すなわち「お忙しい」「無理はいけません」という印象を受けるのでございましょうが、しかし、本人はいたって「精神的安定」と言いますか「充足感」を感じておるのでございます。
今週は「第七夜」と「第八夜(最終夜)」の文字スーパー付けの作業をしておりまして、この最後の2夜というのは、後ほど放送をご覧いただければわかりますが、文字スーパーの数がハンパじゃない。えらい多いのでございます。
文字スーパーというのは、決して「多い」のが「良い」わけではございません。むしろ、多すぎる、無意味なスーパーの連発ほど腹立たしいものはございません。そうでございましょう?
しかしながら、今回の新作の「第七夜」「第八夜」というのは、「多くしなければならない」のっぴきならぬ理由というのがございまして、文字スーパーが膨大な数になっております。
このスーパーをVTRに1枚づつ編集していく作業というのは、実に細かく根気のいる作業で、セリフに合わせたスーパーなどは「0.03秒」狂っても、コレ、全くダメなのでございます。
皆さんは、あれでしょう?セリフに合わせた文字スーパーというのは、「セリフと同時に出てる」と思っておりますでしょう?
例えば大泉さんが、「こら!ヒゲ」と言ったら、「こら!ヒゲ」というスーパーがセリフと同時に出てると思ってるでしょう?
実は違うんですよ。
でも画面で見てたら「同時に出てる」としか見えないですよ。だって「そう見えるように」編集してるんですから。
つまりですね、セリフの「強弱」であるとか「言いっぷり」によって、微妙にスーパーを出すタイミングを少し「早くしたり」「遅くしたり」してるんです。そうしないと、気持ちよい、セリフに合った見え方はしないんですよ。
すべてのスーパーが決して「同時」ではないんです。セリフによって微妙に変えてるんです。
どうでしょうのスーパーはですねぇ、思ってるよりも精密なんですよぉー。それが「0.03秒」狂うとダメなんです。ハイ、少し自慢しましたよぉー。ねぇ。
ということで、そういう細微な作業をこの数日間ずーっとやっておりましたので、こちらに顔を出せなかったということでございます。
さ、明日はお休み。
札幌はまた雪が降るようでございますな。
寒くなってきますなぁ。皆の衆。
では、また来週。達者でな!
【嬉野日記】
11月11日金曜日
嬉野ですが、本日くらいは、藤村先生が日記を書いて帰られるかしらと思っておりますが、どうなりますことやら。
今のところ先生は「新作」最終夜の編集に余念がございません。
皆様方に「御愛想」して帰るか、集中したまま車に乗って帰るか。
神のみぞ知る。で、ございます。
お楽しみに!
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日放送さん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(20:14 藤村)

嬉野

11月11日金曜日
嬉野ですが、本日くらいは、藤村先生が日記を書いて帰られるかしらと思っておりますが、どうなりますことやら。
今のところ先生は「新作」最終夜の編集に余念がございません。
皆様方に「御愛想」して帰るか、集中したまま車に乗って帰るか。
神のみぞ知る。で、ございます。
お楽しみに!
●SATV静岡朝日放送さん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(15:10 嬉野)

嬉野

11月10日木曜日
はい。嬉野でございます。
札幌地方、今朝、えらい快晴だったもんですから昨日降った雪もあっさり消えましてね、今はたんなる冬枯れた街の風情でございますよ。
ま、雪が消えてね、私などは、ちょっとホットしておるんですが。
ただねぇ。
ただ、あまりにも日が短いのよ、近頃の札幌。
夕方の4時30分に世間は真っ暗になってるのよ。
おかしいでしょう!心細いって!そんな夕方!
冬至っていつでしたっけねぇ?
もちょっと先だよね、今は立冬を過ぎたあたりだっけか?
なんだかよく知りませんが、とにかく冬至は来月の後半頃だよね。
ということはさ、これからその冬至に向けてまだまだ日照時間は短くなって行くわけでしょう。いやぁ、困る。わびしすぎる。
まぁ、北海道は緯度が高いから冬の日が短いのはしょうがないんだけどね。
だって緯度が高いおかげで反対に夏の北海道の昼間の時間は長いわけだしね。
ユーコンなんか、もっと緯度が高いから夏は夜が来ないくらいだしね。ほら、白夜っていうでしょう、あれだね。
ユーコン川の夏は白夜だったなぁ…。
白夜って、ずっと夕方なんだよね。
白い夜って書くから物凄く明るい月夜みたいなものなのかしらってバカみたいに考えてたけど、たんに夕方なんだよね、白夜って。
たんに夏場の内地の夕方5時くらいの日明かりが夜通し続くんだよね。
夕方、日が傾いたまま、そのまま夜中までずっと夕方なんだよね。
明るいってね、人を安心させるんだよ。どうしてなんだろうね。
「まだ、明るいからいいやぁ」
って思っちゃうのね。
で、そんな時、時計覗くと夜の10時半だったりするんだよね。
「え!もうそんな時間なの!」
って、ちょっとはビックリするけど、時計から目を離して辺りを眺めるとさ、やっぱ夏の夕方のままなんだよね。
で、「ま、いいか」って、やっぱりなっちゃうのね。
日が暮れないということはけして不快ではないんだよね。
というか心地良いんだよね。
ぼくらはあの時、ユーコンの流れに乗って川を下って行ってたわけだけど。ぼくらはガイドの熊谷さんとピートとモーターボートに乗って大泉さんとミスターの漕ぐカヌーを追いながら撮影をしていたのね。
で、ある時ね、モーターボートのエンジンを止めてね、ボートを川の流れに任せたのね。
したらエンジンの音が消えたらさぁ、当然だけどいっぺんに静かになって、ぼくが回してるカメラのモーターノイズだけがウィーンって聞こえてるだけだったのね。
ぼくは、カメラのスイッチも切ったよ。
そしたらね。
もう音がしないんだ。
みんな黙ってた。
ただ、時折オールが水をかいている音だけが聞こえてくる。
辺りは白夜だった。
忘れられないね。
あんに神経が休まることはないと思った。
ユーコンのヨシさん(熊谷女子のことね)が、ホワイトホースを離れない理由が、今なら分かる気がするよ。
いろんな世界があるんだよね。
ぼくらが知らないだけでね。
でね、そこへ行けばさ、ぼくらの体は感じることが出来るんだよ。
感じる能力は、ちゃんと持ち合わせているんだよね。
この世界には、いろんな環境があって、でもぼくらは、そんな環境に出会うこともなく、そこで感じる感覚を知らないままに一生を終える。
でも、そこへ行けばさ、誰もが感じることが出来る力を持ってるんだよね。
あらためて考えるとさ、そのことが、なんか不思議なんだよね。
なんか、不思議なんだよねぇ…。
●SATV静岡朝日放送さん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(20:03 嬉野)