11月11日金曜日その2

藤村

はいどうも!お久しぶりでございます。藤村でございます。
新作の編集、いよいよ最終段階となりまして、編集室ごもりの日々が続いておりました。しかしながら、それも本日をもって「ほぼ完成」となりまして、ホッとしているやら、少し寂しいやらでございます。
皆様からすると、私が編集室にこもるということは、すなわち「お忙しい」「無理はいけません」という印象を受けるのでございましょうが、しかし、本人はいたって「精神的安定」と言いますか「充足感」を感じておるのでございます。
今週は「第七夜」と「第八夜(最終夜)」の文字スーパー付けの作業をしておりまして、この最後の2夜というのは、後ほど放送をご覧いただければわかりますが、文字スーパーの数がハンパじゃない。えらい多いのでございます。
文字スーパーというのは、決して「多い」のが「良い」わけではございません。むしろ、多すぎる、無意味なスーパーの連発ほど腹立たしいものはございません。そうでございましょう?
しかしながら、今回の新作の「第七夜」「第八夜」というのは、「多くしなければならない」のっぴきならぬ理由というのがございまして、文字スーパーが膨大な数になっております。
このスーパーをVTRに1枚づつ編集していく作業というのは、実に細かく根気のいる作業で、セリフに合わせたスーパーなどは「0.03秒」狂っても、コレ、全くダメなのでございます。
皆さんは、あれでしょう?セリフに合わせた文字スーパーというのは、「セリフと同時に出てる」と思っておりますでしょう?
例えば大泉さんが、「こら!ヒゲ」と言ったら、「こら!ヒゲ」というスーパーがセリフと同時に出てると思ってるでしょう?
実は違うんですよ。
でも画面で見てたら「同時に出てる」としか見えないですよ。だって「そう見えるように」編集してるんですから。
つまりですね、セリフの「強弱」であるとか「言いっぷり」によって、微妙にスーパーを出すタイミングを少し「早くしたり」「遅くしたり」してるんです。そうしないと、気持ちよい、セリフに合った見え方はしないんですよ。
すべてのスーパーが決して「同時」ではないんです。セリフによって微妙に変えてるんです。
どうでしょうのスーパーはですねぇ、思ってるよりも精密なんですよぉー。それが「0.03秒」狂うとダメなんです。ハイ、少し自慢しましたよぉー。ねぇ。
ということで、そういう細微な作業をこの数日間ずーっとやっておりましたので、こちらに顔を出せなかったということでございます。
さ、明日はお休み。
札幌はまた雪が降るようでございますな。
寒くなってきますなぁ。皆の衆。
では、また来週。達者でな!
【嬉野日記】
11月11日金曜日
嬉野ですが、本日くらいは、藤村先生が日記を書いて帰られるかしらと思っておりますが、どうなりますことやら。
今のところ先生は「新作」最終夜の編集に余念がございません。
皆様方に「御愛想」して帰るか、集中したまま車に乗って帰るか。
神のみぞ知る。で、ございます。
お楽しみに!
【2005年新作(全八夜)放送決定】
●本家・HTB北海道テレビ→10月19日(水)23:15から
●SATV静岡朝日放送さん→11月23日(水)24:46から
●AAB秋田朝日放送さん →12月9日 (金)24:15から
●KHB東日本放送さん  →12月14日(水)24:16から
●KKB鹿児島放送さん  →12月8日(木)25:10から
●NKT日本海テレビさん →12月7日 (水)24:25から
(20:14 藤村)