2012年1月26日(木)

嬉野です。

むかーし昔。
そうねぇ10年くらい昔。

日本のあちこちからHTBに社会科見学に来られたみなさんがね、いつも「どうでしょう」で企画発表をする局の裏口に案内されて来られた時にね、

「ここよ!ここ!ここ!」

的な感じで、大喜びしておられましたが、

帰り際になると、皆さん口をそろえて不思議そうに、

「え、と…意外にあれですね、小さい会社なんですね…」

と、遠慮がちに言われて、
ポカンとしておられたのが印象的でした。

つまり、テレビ局というものは巨大だという思い込みがあったようでね、それで勇んで本州から北海道へ乗り込んでHTBまでやって来て、テレビ画面で見慣れた裏口の景色を目の当たりにして、それがあんまりテレビで見たのとおんなじだったんで(あたりまえですがね…)思わず大はしゃぎしたものの、

その後、冷静になった目でもう一度見返してみると、
まぁ、裏口だとか駐車場だとかなわけですから、
殺風景なだけでね、頭の中で思い描いていたHTBはテレビ局というイメージと、現実の姿がしばらく一致させられなくてね、

「HTBって…、ちっちぇーな…」

と、実感されたということでね。

私は、このリアクションを聞くたびに、
あぁ、こういう感じは好ましいなぁと思いましたね。

つまり、社屋のたたずまいというのはね、
それほどまでに社会に対する影響が大だということです。

社屋が、見上げるように巨大で重厚であれば、
独特の威圧感を与えてしまうでしょうし。

デザイン性に優れてハイセンスであれば、
そこに心安らぐ庶民性は感じられなくなり、
なにやら、畏れ入らねばならないような気がして、
自分がみすぼらしく思えてくるのかもしれない。

そのようなことを考えると、
いったい社屋と言うのは、
どのような見てくれが好ましいのか、と、思いはじめ。

いや現実問題としてね、社屋が老朽化すれば、
新社屋構想というものが浮上してくるでしょうから、
その時には、テレビで見たのとおんなじ裏口の風景はなくなるのでしょうが、それでも、お金も無いのに新しく社屋を作り直さなければならない理由もいろいろあって、

つまりそれは、耐震構造の見直しであったり、
手狭になって仕事がしづらくなったからとかいう切実な理由ですね。

その時、では、いったいどんな新社屋にするのが好いのか。

人間は誰しも考えると思うのです、
せっかく巨費を投じて作り直すのだから、
見てくれも、つまりデザイン性も、
この際とばかり変えたくなるのが人情だろうと。

人間と言うのは、結局、誰しも見栄坊ですよ奥さん。

そこを思えば、新しい社屋の見栄えを考えようとしたら、
他人に対して良く見られ、かつ褒められるようなデザインを標榜するのではなかろうかと思うわけです。

つまり、賢そうな、偉そうな、金持ってそうな、
とにかく世間に自慢できるような見栄えにしようとするのではなかろうかと思うのです。

でも、その結果、

「はぁ、こんな立派な建物の中で仕事してる人なんだから、みんな凄い人たちばかりなんじゃないだろうかぁ」

とか、

「いやぁ、こんな立派な建物を作ってしまえる社長さんや重役さんなんだから、とっても偉い人ばかりなんだろうなぁ」

とか、世間から思われるようでは、HTBのこれまでの好さが失われるような気がするのです。

つまり、HTBへ来て「どうでしょう」さんの舞台裏を見たお客さんが、

「テレビとおんなじだ!」
「テレビとおんなじにみすぼらしいんだ!」

って、うれしそうにはしゃぐのを目の当たりにする時、

はしゃいでいるその当人から出されている開放感の原因に、
HTBの社屋のありようが色濃く反映されていたように思うのです。

つまり、

「意外に…、小さかったんですね…」

という、あれです。

つまり、客にあなどられるという立ち居地です。

客にあなどられる見てくれを世間に晒してさえいれば、
日常的にあなどられわけですから、
そのあなどられる見栄えの建物の中で仕事をしている人たちは、
品物で勝負をしなければ、ますますあなどられるばかり、
という事態になるわけです。

そこに質実剛健な、実用本意な社風が根付くような気がしますね。(私だけでしょうか)

その感慨を大事にしながら、新社屋のデザインは慎重に考えなければならないと思うのです。

ですから私は思うのです。

このさい、HTBの新社屋構想が浮上したら、
新社屋は「シンデレラ城」風、にすればどうだろう、と。

耐震強度は最高の状態です!
手狭になったスペースも広がりました!
そして見栄えは「シンデレラ城」風!

という…。

新社屋がシンデレラ城風であれば、表を通る人が見上げても、
まず間違いなく威圧感は無いと思うのです。

中世の欧風なお城なんですからデザイン性もあるんですけど、
たぶん、あなどられるのです。

だって、遊園地のイメージが強いですから。

「なぁに?あそこの会社?昼まっから遊んでるの?」

って。

その中で、日夜真剣に仕事していても、
なんだか不真面目にしか思われないんです。
遊園地に住んでると思われるからですね。

このあなどられ感が、実は大事なのだと思うのです。

この、あなどられ感を前面に押し出すことが、
絶体絶命の仕事意識を生み出すと私は直感するのです。

そんなおかしな(としかなぜか見えない)社屋に出入りしている人たちが、優秀に見えてしまうということはきっとないだろうと思うのです。(だってディズニーランドにあるべきものが、よそにあった瞬間にそれって怪しいものになりますもんねぇ)

古い話ですが、刑事コロンボ的な見栄えですよね、
犯人にあなどられる見てくれなんだけど、
実は鋭い観察眼を持つ刑事で、すこぶる頭脳明晰なんです。
その実力がわかるほどに、
その見てくれが、あなどられる見てくれであるだけに、
かえって尊敬され畏れられるっていう構図ですね。
頭脳明晰な知能犯の犯人も、

「この人にならつかまろう」

と思う。

私は、新社屋の外観を含め、
なにごとにも、
この「刑事コロンボ式」が一番良いのだと思うのです。

きっと、「まったくそうだね」とは、
誰も言ってくれないとは思うのですが、
昔、藤やんにこの話をしたことがあって、
あの人の同意だけは取り付けてありますので、
まぁ、暇つぶしに書いて見ましたよ奥さん。

ディズニーのみなさん怒らないで!

それでは諸氏!
本日もみなさんの持ち場で奮闘願います!

解散。


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(15:58 嬉野)
2012年1月24日(火)

嬉野です。

今日から「どうでしょうおみくじ」、
携帯からも引けます。(1日1回)

さて、嬉野さん、風邪、治りました。
とても、元気になってます。
札幌も、晴れてます。

掲示板には「タインさんを見ましたぁ!」という、
タレコミ情報が、とにかく来てます。
うっかりテレビで見ちゃった人の衝撃が、
祭のようなテンションを生んだようですが、
あれは、どーいう衝撃なんでしょうね。

「あ!親戚のタインさんがテレビでてる!」

みたいな幹事なんでしょうか。

ベトナムの方が知ったら驚かれるでしょうね。

遠い日本でベトナム人も意味が分からんほど
局地的だが、いやに顔の知れたベトナム人公務員。

あのロケからもうすぐ10年になろうというのに、
うちのお客の物覚えは息が長い。おそるべし。

しかもニャンではなくタインだというあたり。
あなどれん!

それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘願いたしましょうぞ!

明日の日本と子どもたちのために!

解散。



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(15:34 嬉野)
2012年1月23日(月)

嬉野です。

ずいぶんお留守をしておりましたが、
本日より日記再開しますよ。

風邪がはやっているようでね、
私も風邪を引いたようで、
週末は気分悪くて寝ておりましたよ。

ということでね。
ぼちぼちと書いていきますよ。

とりあえず、本日はこの程度で、ね。
なにぶん病み上がりですから奥さん。
おおめに見て。

私に構わず、
みなさんは、各自の持ち場で奮闘くださいね。

解散。


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(11:17 嬉野)
2012年1月14日(土)

嬉野であります。

昨日、大阪は梅田の某所で「こけし展」がありましたぞ、
と、大阪の諜報部員の方々から掲示板に、
一斉タレこみがありました。

こけし、好いのよ。

それにしても、
「どうでしょう諜報部員」の活動は各地で活発です。

それでは、判で押したようであれですが、
本日も各自の持ち場でなにとぞ奮闘ねがいます。

解散。


【藤村先生メモリアルのコーナー】

2012年となりました。

1月7日土曜日。藤村でございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。

年明けは4日から仕事を始めておりまして、DVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の最終仕上げをしております。

美術のビジービーさんがメニュー画面のCG動画を完成させ、プロダクションIGさんからはオープニングのアニメーションが届き、この週末で音効の工藤ちゃんと音入れ作業をして、すべての素材が完成する予定であります。

ビジービーさんのCG動画も、IGさんのアニメーションも、ますますクオリティーが上がってきております。でも、別にコレ、本編とは関係のないもので、なきゃなくてもいいんです。ぺろっと1枚メニュー画面を作ればそれでいいし、オープニングは毎回使い回せばそれでいい。手間もお金もかかるし、本編さえ見られれば基本的には商品として成立するものではあります。しかし、せっかくみんなが足を運んで見に来てくれるんだから、玄関先にキレイな花ぐらいは生けておきたいという、まぁそういう心づもりでやっておる次第でございます。

今回も、みなさんを気持ちよくお迎えする準備ができましたぞ。

ね、ということでDVD「ヨーロッパ・リベンジ」は、予約を受付中でございます。初回生産枚数には限りがございますからねー。ボヤボヤしてると受付終了しますよーぅ。

ささ、商売のお話はここまでといたしまして、よもやま話をいたしましょう。

年末に東京で、日テレの「電波少年」の土屋さんと、「ダウンタウンDX」や関西ローカルの「いつもガリゲル」という番組を作っている読売テレビの西田さんとお話をする機会がありました。

どうでしょうが始まった96年当時は、「電波少年」で猿岩石さんがユーラシア大陸を横断しておりました。どうでしょうの説明をすると必ず「電波少年みたいな番組ね」と言われておりまして、私自身「電波少年みたいな感じです」と言っておりました。あの番組は、まぎれもなく土屋プロデューサーの存在が大きく、私はいつかお話を聞いてみたいと、ずーっと思っておりまして、それが10数年の時を経て、ようやく実現したわけでございます。

土屋さんの話に出てくるキーワードのひとつに「めんどくさい」という言葉がありました。自分は「めんどくさいことはしたくない」という。でもあの番組は、常に「めんどくさいこと」をやり続けていた番組です。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するだの、アポなしで突撃取材するだの、それは「めんどくさいことの極致」です。何がどうなるのかわからない。めんどくさいことがたくさん起こるに違いない番組です。でも土屋さんは、「めんどくさいことはしたくない」と言う。つまり土屋さんが言う「めんどくさいこと」というのは、計画を立て、合意を形成し、段取りを踏んで、リスクを負わないように行動するという、世間一般の行動様式が「めんどくさい」と言っているわけです。

人を楽しませるとか、感情を揺さぶるとか、そういう感性を相手にモノを作る場合には、どこかでハッとするような、予想を裏切るような、そんなものが必要となります。計画を立て、合意を形成していては、そんなハッとするような瞬間は、なかなか生まれない。だから、あえて合意は形成しないし、段取りは崩す。そこから生じるトラブルは、「めんどくさいこと」ではなく、最初から織り込み済みのことで、「はははは!おもしろくなってきたよー」という喜ばしいことだと。私も、まったくそう思います。

しかし一方で、ちゃんと段取りを踏み、リスクを回避することが重要な仕事もあります。「おもしろくなってきたよー」じゃ済まされない仕事もあります。それを絶対に間違えてはいけない。政治や公共の仕事には、人々をハッとさせるような劇的なことは、そんなに必要じゃありません。人々の生活の安泰と安全が一番大事なことです。それがあってはじめて「うはははは!バカなことやってんなぁー」なんて、のんきにテレビ見て笑える社会が出来るわけですから。

読売テレビの西田さんは、実に人間味にあふれた人でした。彼が作っている「いつもガリゲル」という番組には、彼の人の良さがにじみ出ていました。彼はこの番組で、出演する芸人さんに「おもしろい言動」を求めているわけではないと。普通に、「人としての人間味」が出ればいいと言っておりました。それぞれの番組に、それを作っている人の思いや人格が醸し出されれば、それはとても興味深いものとなります。2011年の最後に、良い人たちと出会えたなぁと思いました。

さぁ皆の衆、今年も自分の持ち場で、自分に出来ることを、そんなに肩肘張らずにやっていきましょう。

そして今年、皆の衆と久しぶりに顔を合わせ、酒でも酌み交わせたらよいなと思っております。

2012年。今年も水曜どうでしょうをよろしくお願いいたします。


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(11:41 嬉野)
2012年1月13日(金)

嬉野であります。

えぇ13日の金曜日だということ以外、
特段、なんということもない日でございます。

今、欲しいものは、あまり思いつかないのですが、
旅には出たいなぁとは願うのです。

まぁ年齢も既に若くは無いので、
貧乏旅行はする気もないのですが、
贅沢をする気も特段ない。

それでも出費は気にしないで好いような、
金に飽かせての地味な旅をしてみたい。

まぁ、何をもって地味と称しているのかは、
自分でも分かりませんが、

すでにリゾート地には興味がないですし、
高級旅館に泊まりたいという欲望も今はそんなにない。

昔ながらの温泉宿の並ぶ、ひなびた観光地が好いのです。

グルメの方の行きたがる美味なる晩餐が用意されるような高級旅館には、今はそれほど熱意ある興味は無いです。

それでも、ポイポイ、金は使いたいと思いますので、
金に気兼ねしないで的なことで「金に飽かせて」と思うのです。

計画するのが億劫だから、なんか流れに任せてしまいたい。

とりあえず、どっかから汽車に乗って、
昔ほど人の訪れなくなった温泉町の近くの駅で降りて、
ガランとした駅前に停まっているタクシーに宿も適当なのを紹介してもらって投宿する。

案内された部屋も、二階というだけで、
特段目を見張る調度も無く、
畳も日に焼けていて、でも掃除が行き届いていて、
部屋の真ん中に炬燵があって、

仲居さんが、茶を淹れてくれて。

仲居さんが出て行った後、一人になって浴衣に着替えて、
窓を開けると人気のない狭い通りが見下ろせる。

夏のことだから日暮れにはまだ間があって、
だから、下駄を借りて共同湯へ向かってみる。

夏の日盛りも過ぎた時間で、
この辺りは山深いのか、下界の暑苦しさは無く、
狭い通りの両側に並ぶ宿屋や酒屋や、みやげ物屋の佇まいやら看板やらに往事の喧騒が偲ばれたりすると和みます。

そういう無計画さと手に手をとって、
旅から旅へと流れて行って、

そうだからこそ、早々に帰りたくなるかもしれないし、
妙にハマッテ漂白の旅になるのかもしれない。

その辺りに気を取られないために、
金に飽かせて旅に出たいと思うわけでね。

もちろん、そんな資金援助の宛てもなく、
想像するだけならタダだろうと、
こうしてぶつぶつと書いているのでありますが。

むかし読んだことがあります。

「紀行文では、必ず旅先での出逢いがあるものだけれど、現実には、さしたる出会いもないものですよ」

と、作家のどなたかが書いておられましたが。

「そーいうものかもな」

と、妙に納得して読んだものでしたよ。

そーいうものですよ。
そんな雰囲気の好い出会いなんかないですよね。
だからこそ、物語の中で気になる人に出逢ったりするのでしょう。

でも、長逗留していれば、その宿の人たちとは顔なじみになるでしょうから、そうする家に、温泉町の住人の誰かとも顔なじみになるのかもしれない。

そういうのはね、昔、テレビドラマとかで見て、
自分で勝手にイメージしている待望の世界なのかもしれない。

お手本があって、そのお手本に共感して、
そのお手本通りの体験を、いつか自分の人生に求め始める。

そうした未知の世界が待ったいるかもしれないと、
テレビドラマや映画で昔、学習したから、
その刷り込まれた甘美な記憶が、
自分の人生とどこかで地続きになる時が来るような気がする。

そんな、昔は、ここも立派な旅館が何軒もあって、
芸者さんの置屋もいくつもあって、
夜な夜な宴会の賑やかな三味線や太鼓の音が聞こえて、
景気の好かった時代もあったけど、

あれから幾十年も経って、
今は、誰も訪れないような静かな町で、
それでも、往事の隆盛が偲ばれる朽ちかけた建物や、
古臭い看板が散見する町。

そういう町に、宛てもなく長逗留して、
私は誰に出逢いたいのだろうと思うのですが、

死んだ親父の面影に出逢いたいと、思うことはありますね。

色っぽい人に出逢いたいよりは、
死んだ親父の面影を持つようなおっさん、
いや、自分がもうおっさんですから、
親父の面影を持つなら爺さんかな。
いや、だからこそ、
今の私とそう歳の変わらぬ頃の親父の面影と、
なのかもしれない。

そんなことを、私は勝手に思っているのでしょう。

なぜかしら、そういうひなびてしまって時代から忘れられてしまったような町は、

異界への入り口であるようなね、
そんなイメージが、きっと私の頭に勝手にあるのでしょう。

まぁ、それもどこかで私が刷り込んでしまった、
お手本のある物語なのかもしれませんがね。

もうひとつの世界と繋がっている町。

漂白の旅を続けていると、
そういう町に流れ着くこともあるような気がするから、

私は、わりあい昔から「怪談」やら「ホラー映画」が好きですが、その理由には、それらの物語にある、ある種の情緒にまず惹かれているからなのでしょうね。

いやぁ、なんてとりとめのない日記でしょう。

それでは、本日も各自の持ち場で奮闘願わねばなりませんので、
私の取り留めの無い書き物も、いい加減にしないといけません。

それでは、また来週!

解散。


【藤村先生メモリアルのコーナー】

2012年となりました。

1月7日土曜日。藤村でございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。

年明けは4日から仕事を始めておりまして、DVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の最終仕上げをしております。

美術のビジービーさんがメニュー画面のCG動画を完成させ、プロダクションIGさんからはオープニングのアニメーションが届き、この週末で音効の工藤ちゃんと音入れ作業をして、すべての素材が完成する予定であります。

ビジービーさんのCG動画も、IGさんのアニメーションも、ますますクオリティーが上がってきております。でも、別にコレ、本編とは関係のないもので、なきゃなくてもいいんです。ぺろっと1枚メニュー画面を作ればそれでいいし、オープニングは毎回使い回せばそれでいい。手間もお金もかかるし、本編さえ見られれば基本的には商品として成立するものではあります。しかし、せっかくみんなが足を運んで見に来てくれるんだから、玄関先にキレイな花ぐらいは生けておきたいという、まぁそういう心づもりでやっておる次第でございます。

今回も、みなさんを気持ちよくお迎えする準備ができましたぞ。

ね、ということでDVD「ヨーロッパ・リベンジ」は、予約を受付中でございます。初回生産枚数には限りがございますからねー。ボヤボヤしてると受付終了しますよーぅ。

ささ、商売のお話はここまでといたしまして、よもやま話をいたしましょう。

年末に東京で、日テレの「電波少年」の土屋さんと、「ダウンタウンDX」や関西ローカルの「いつもガリゲル」という番組を作っている読売テレビの西田さんとお話をする機会がありました。

どうでしょうが始まった96年当時は、「電波少年」で猿岩石さんがユーラシア大陸を横断しておりました。どうでしょうの説明をすると必ず「電波少年みたいな番組ね」と言われておりまして、私自身「電波少年みたいな感じです」と言っておりました。あの番組は、まぎれもなく土屋プロデューサーの存在が大きく、私はいつかお話を聞いてみたいと、ずーっと思っておりまして、それが10数年の時を経て、ようやく実現したわけでございます。

土屋さんの話に出てくるキーワードのひとつに「めんどくさい」という言葉がありました。自分は「めんどくさいことはしたくない」という。でもあの番組は、常に「めんどくさいこと」をやり続けていた番組です。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するだの、アポなしで突撃取材するだの、それは「めんどくさいことの極致」です。何がどうなるのかわからない。めんどくさいことがたくさん起こるに違いない番組です。でも土屋さんは、「めんどくさいことはしたくない」と言う。つまり土屋さんが言う「めんどくさいこと」というのは、計画を立て、合意を形成し、段取りを踏んで、リスクを負わないように行動するという、世間一般の行動様式が「めんどくさい」と言っているわけです。

人を楽しませるとか、感情を揺さぶるとか、そういう感性を相手にモノを作る場合には、どこかでハッとするような、予想を裏切るような、そんなものが必要となります。計画を立て、合意を形成していては、そんなハッとするような瞬間は、なかなか生まれない。だから、あえて合意は形成しないし、段取りは崩す。そこから生じるトラブルは、「めんどくさいこと」ではなく、最初から織り込み済みのことで、「はははは!おもしろくなってきたよー」という喜ばしいことだと。私も、まったくそう思います。

しかし一方で、ちゃんと段取りを踏み、リスクを回避することが重要な仕事もあります。「おもしろくなってきたよー」じゃ済まされない仕事もあります。それを絶対に間違えてはいけない。政治や公共の仕事には、人々をハッとさせるような劇的なことは、そんなに必要じゃありません。人々の生活の安泰と安全が一番大事なことです。それがあってはじめて「うはははは!バカなことやってんなぁー」なんて、のんきにテレビ見て笑える社会が出来るわけですから。

読売テレビの西田さんは、実に人間味にあふれた人でした。彼が作っている「いつもガリゲル」という番組には、彼の人の良さがにじみ出ていました。彼はこの番組で、出演する芸人さんに「おもしろい言動」を求めているわけではないと。普通に、「人としての人間味」が出ればいいと言っておりました。それぞれの番組に、それを作っている人の思いや人格が醸し出されれば、それはとても興味深いものとなります。2011年の最後に、良い人たちと出会えたなぁと思いました。

さぁ皆の衆、今年も自分の持ち場で、自分に出来ることを、そんなに肩肘張らずにやっていきましょう。

そして今年、皆の衆と久しぶりに顔を合わせ、酒でも酌み交わせたらよいなと思っております。

2012年。今年も水曜どうでしょうをよろしくお願いいたします。


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(15:15 嬉野)
2012年1月12日(木)

嬉野であります。

えぇ先日は、ここでですね、
まぁ、おっさんの愚痴を書かせてもらいまして、
御無礼をいたしましたが、

そんでも、いろいろあるけど、正気でいなきゃいけないのが、
市民の努めだと思っておりますのでね、正気でいるためには、
つど、愚痴も言いつつという心掛けでおるわけですよ奥さん。

みなさんもそうでしょう?

愚痴というのは言った方が好いのですよ。
ただ、言う相手を間違えてはいけない。

ここが鉄則ですね。

その相手を間違えてしまうと、
取り返しのつかない誤解を生んで、
げっそりしたりするのです。

そこへ行くとね、
ここへ来る皆さんはうってつけですよ。

忍んで愚痴を受け止めてくれるのです、はい。

ありがたいものであります。

掲示板もいい加減更新すりゃいいだろうがとお思いの方も多かろうと思う中、それでもなかなか更新できない有様でね、

先日の私の愚痴も、
掲示板で、実にたくさんの皆さんに受け取っていただきましてね、ありがたいこと限りなしでありましたよ。

えぇ、これからもね、
っこで、ちょくちょく愚痴を書きながら、
聞いてもらいながら、地味に生きていこうと思っとりますよ。

ということでね、
明日も皆さんおいでなさいな。

それでは本日も各自の持ち場で奮闘願います!
解散。


【藤村先生メモリアルのコーナー】

2012年となりました。

1月7日土曜日。藤村でございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。

年明けは4日から仕事を始めておりまして、DVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の最終仕上げをしております。

美術のビジービーさんがメニュー画面のCG動画を完成させ、プロダクションIGさんからはオープニングのアニメーションが届き、この週末で音効の工藤ちゃんと音入れ作業をして、すべての素材が完成する予定であります。

ビジービーさんのCG動画も、IGさんのアニメーションも、ますますクオリティーが上がってきております。でも、別にコレ、本編とは関係のないもので、なきゃなくてもいいんです。ぺろっと1枚メニュー画面を作ればそれでいいし、オープニングは毎回使い回せばそれでいい。手間もお金もかかるし、本編さえ見られれば基本的には商品として成立するものではあります。しかし、せっかくみんなが足を運んで見に来てくれるんだから、玄関先にキレイな花ぐらいは生けておきたいという、まぁそういう心づもりでやっておる次第でございます。

今回も、みなさんを気持ちよくお迎えする準備ができましたぞ。

ね、ということでDVD「ヨーロッパ・リベンジ」は、予約を受付中でございます。初回生産枚数には限りがございますからねー。ボヤボヤしてると受付終了しますよーぅ。

ささ、商売のお話はここまでといたしまして、よもやま話をいたしましょう。

年末に東京で、日テレの「電波少年」の土屋さんと、「ダウンタウンDX」や関西ローカルの「いつもガリゲル」という番組を作っている読売テレビの西田さんとお話をする機会がありました。

どうでしょうが始まった96年当時は、「電波少年」で猿岩石さんがユーラシア大陸を横断しておりました。どうでしょうの説明をすると必ず「電波少年みたいな番組ね」と言われておりまして、私自身「電波少年みたいな感じです」と言っておりました。あの番組は、まぎれもなく土屋プロデューサーの存在が大きく、私はいつかお話を聞いてみたいと、ずーっと思っておりまして、それが10数年の時を経て、ようやく実現したわけでございます。

土屋さんの話に出てくるキーワードのひとつに「めんどくさい」という言葉がありました。自分は「めんどくさいことはしたくない」という。でもあの番組は、常に「めんどくさいこと」をやり続けていた番組です。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するだの、アポなしで突撃取材するだの、それは「めんどくさいことの極致」です。何がどうなるのかわからない。めんどくさいことがたくさん起こるに違いない番組です。でも土屋さんは、「めんどくさいことはしたくない」と言う。つまり土屋さんが言う「めんどくさいこと」というのは、計画を立て、合意を形成し、段取りを踏んで、リスクを負わないように行動するという、世間一般の行動様式が「めんどくさい」と言っているわけです。

人を楽しませるとか、感情を揺さぶるとか、そういう感性を相手にモノを作る場合には、どこかでハッとするような、予想を裏切るような、そんなものが必要となります。計画を立て、合意を形成していては、そんなハッとするような瞬間は、なかなか生まれない。だから、あえて合意は形成しないし、段取りは崩す。そこから生じるトラブルは、「めんどくさいこと」ではなく、最初から織り込み済みのことで、「はははは!おもしろくなってきたよー」という喜ばしいことだと。私も、まったくそう思います。

しかし一方で、ちゃんと段取りを踏み、リスクを回避することが重要な仕事もあります。「おもしろくなってきたよー」じゃ済まされない仕事もあります。それを絶対に間違えてはいけない。政治や公共の仕事には、人々をハッとさせるような劇的なことは、そんなに必要じゃありません。人々の生活の安泰と安全が一番大事なことです。それがあってはじめて「うはははは!バカなことやってんなぁー」なんて、のんきにテレビ見て笑える社会が出来るわけですから。

読売テレビの西田さんは、実に人間味にあふれた人でした。彼が作っている「いつもガリゲル」という番組には、彼の人の良さがにじみ出ていました。彼はこの番組で、出演する芸人さんに「おもしろい言動」を求めているわけではないと。普通に、「人としての人間味」が出ればいいと言っておりました。それぞれの番組に、それを作っている人の思いや人格が醸し出されれば、それはとても興味深いものとなります。2011年の最後に、良い人たちと出会えたなぁと思いました。

さぁ皆の衆、今年も自分の持ち場で、自分に出来ることを、そんなに肩肘張らずにやっていきましょう。

そして今年、皆の衆と久しぶりに顔を合わせ、酒でも酌み交わせたらよいなと思っております。

2012年。今年も水曜どうでしょうをよろしくお願いいたします。


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(17:05 嬉野)
2011年1月10日(火)

嬉野です。

去年の年末だったですけど、
珈琲屋のカウンターでね、

三人ほどで並んでしゃべってましたら、
カップを拭いていた珈琲屋のご亭主がね、

「この頃はケータイがあるからさぁ、こんな喫茶店で待ち合わせする人なんかいないんだよねぇ。世の中も変わるよねぇ」

と、お客の減りをぼやいておられまして。

なるほど携帯電話があるもんですから、
街中で落ち合うにしても、

「今どこにいるの?」

で済んじゃうんでしょうね。

それだから、お互い、時間に縛られることもないわけで。
だったらそうですよね、かつてのように、
あらかじめ時間と場所を決めてね、
待たせてしまいそうな時のことも考えて
喫茶店で待ち合わせることも、
なるほど昔の習わしとなっているわけですね。

かつてのように喫茶店に入り、
待ち人を待ってお茶を飲むという段取りを持つ必要は、
既にこの世からなくなって久しかったということに、
私ども大人三名は、その時、そのことに気づかされたわけです。

いやはや携帯電話を開発した人も、
まさか自分が開発した新時代の電話が、
ゆくゆく喫茶店の客まで奪うとは想像だにしなかったでしょう。

そういえば、大人週刊マンガの発行部数が130万部から13万部へと10分の1に激減したのも携帯のせいだと、
だいぶ前に聞いたことがありますよ。

その時は、

「なんで携帯の出現でマンガが売れなくなるのよ」

と、不思議でしょうがなかったんですが、
話をよくよく聞けば、
要するに大人週刊マンガを買っていた人のほとんどが
電車の中の暇つぶしのために(東京などの都市部ですね)
マンガを買っていたということがこのことで分かったのだそうで。

マンガを読みたいという欲求でというより、
実は電車の中でひまなのが嫌で、
その、いやーなひまというものを潰したい欲求から
駅売りの週刊マンガを買うしかなかったのだと、

確かに言われてみればそうだわと思えるわけで。

つくづく電車移動中とか、
待ち合わせで一人手持ちぶさたな時とか、
次のアクションに移ろうにも移れない宙ぶらりんな状況の時にマンガを購入していた人の数が膨大だったのですね。

そうであるならば、なるほどマンガでなくとも携帯が代わりに暇をつぶしてくれるのでしょうから、

これまでもこれからも、
携帯に市場を奪われてしまう文化はぞくぞくと出てくるでしょうね。

若者がオートバイに乗らなくなったのも

「携帯のせいですよ」

と、馴染みのバイク屋さんがぐちっていたのを聞いたことがありますが、

「マジすか!」

と、あまりにもそこに関連性を見いだせなくて

「それはどーだろう」

と、躊躇しつつも驚嘆したんですが、
うーむ確かにこの際そーいうことにしてしまってもいいかもしれないとも、この頃は思うわけで。

となれば、「とにかく携帯はスゲーな」です。

あたかも、なんでもかんでも食ってしまう巨大な胃袋をみるようです。

かつてこの国で誕生し、やがて愛され長い年月のうちに育まれ培われてきた諸々の文化への愛着も、電話が持ち運びできるようになったことで、あっと言う間に駆逐されていく様はどこかあっけにとられるところがあります。

そして、その携帯電話も既にスマートフォーンという電話へと代わっているのだそうで。

これまでの携帯と、スマホと呼ばれる新しい電話と、
どのような違いがあるのやら知りませんが、
そういうことを聞くにつけ、
このどーでもいい流れは、どこのどなたの策謀だろうかと、
つくづく思うのであります。

いったい我々をどこへ向けて押し流そうとするのやら、
皆目見当がつかない。

これまでにもいろいろなものが無くなったように、
やがて本もなくなるのかな。

つまりスマホの画面で読めればね、
もう本というものはいらないでしょう。

つまり読書も音楽鑑賞も映画鑑賞も株も競馬も、

いっそのこと、そうです、
恋愛も友情も合コンも全部電話でするようになるのでしょう。

そうなった場合、それは、それでもやはり電話なのでしょうか。

私はこの頃の電話を思うと、駅ビルを思い出すのですよ。

そもそも駅ってなんだったっけって思うのです。

たしか電車に乗る場所だったよなぁって。
スコブル素朴な場所だったよなぁってね。

そこにいつの間にかいろんな店舗ができて、くっついて
駅だっったのが巨大な街のようになってる。

でもそこは本当は街じゃないんです。

でも街のようになるから、そこに人が集まりだし、
その流れで、行く必要のなくなったかつての繁華街には人が集まらなくなる。そこはやがて衰退し、いつか変貌する。

携帯電話も駅ビルも、
なんだか出発点には同じ思想があるような気がします。

ひとつのもので事が済めば便利だからと集約されていくのでしょうね。

もちろん「良かれと思って」のことでしょう。

なんだってそうです。
良かれと思って時代は発展してきたのです。
だからこれからも「良かれと思って」社会は変貌を遂げていくのです。

いつの日か、携帯電話をひとつだけポケットに忍ばせていさえすれば、ぼくらは何も困らないという時代が訪れるのでしょう。

なぜならその電話のなかに世界のすべてと繋がる仕組みがあるからです。

もう、困ったって携帯電話に聞けばいいんです。

そして、気がついたら親もいらなくんるでしょう、

学校の先生なんてもっと早くいらなくなってるんでしょう、

友達もいらないでしょうし、
恋人もいらないです、

だって大事な人は、全部、電話の中にいるのですから、
尊敬する人は全員電話の中にいるのですから。

電話さえあれば、誰もいなくても寂しくない。

ひょっとするとあなたの代わりに
電話がぼくらの人生を決断してくれるかもしれない。

それで上手く行かなければ電話会社を訴えるだけで良いのです。

そんなことを電話の中にいる弁護士が言ってくれるでしょう。

そうやって、
電話がぼくらの人生のことごとくを解決してくれるものになるのなら、人類は困らなくなるのでしょうか。

でも、困らなくなった人類は、困らなくなったというそのことで、やがて困ることになるのではないだろうかと、怪しんでも、しかたがないですね。

「良かれと思って」

と、いう思想で考案されるものを
人は真っ向から否定することは出来ないのでしょうね。

「良かれと思って」の力だけで、
ここまで進んできたように、
この先もこのまま進み、

気がついたら取り返しのつかない事態を招いていたとしても、
誰も責任はとってくれそうにもない。

だって「良かれと思って」のことだったんですからね。

とまぁ、わけしりの大人のようなことを書いて、
澄ましているわけではないのですが、

なにぶん気持ちをしっかり持たなければ、
この先、頭がどうにかなりそうな気もするので、
これはいわゆる私のガス抜き的な本日の日記でありますよ。

おっさんの愚痴につきあわせて悪かった。

ささ、
本日も各自の持ち場で奮闘願いますよ奥さん。
幸せな明日を思い描いてね、
なるべく正気で暮らしていきましょうねー。

私は、だんだん自信がなくなってきましたよー。



【藤村先生メモリアルのコーナー】

2012年となりました。

1月7日土曜日。藤村でございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。

年明けは4日から仕事を始めておりまして、DVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の最終仕上げをしております。

美術のビジービーさんがメニュー画面のCG動画を完成させ、プロダクションIGさんからはオープニングのアニメーションが届き、この週末で音効の工藤ちゃんと音入れ作業をして、すべての素材が完成する予定であります。

ビジービーさんのCG動画も、IGさんのアニメーションも、ますますクオリティーが上がってきております。でも、別にコレ、本編とは関係のないもので、なきゃなくてもいいんです。ぺろっと1枚メニュー画面を作ればそれでいいし、オープニングは毎回使い回せばそれでいい。手間もお金もかかるし、本編さえ見られれば基本的には商品として成立するものではあります。しかし、せっかくみんなが足を運んで見に来てくれるんだから、玄関先にキレイな花ぐらいは生けておきたいという、まぁそういう心づもりでやっておる次第でございます。

今回も、みなさんを気持ちよくお迎えする準備ができましたぞ。

ね、ということでDVD「ヨーロッパ・リベンジ」は、予約を受付中でございます。初回生産枚数には限りがございますからねー。ボヤボヤしてると受付終了しますよーぅ。

ささ、商売のお話はここまでといたしまして、よもやま話をいたしましょう。

年末に東京で、日テレの「電波少年」の土屋さんと、「ダウンタウンDX」や関西ローカルの「いつもガリゲル」という番組を作っている読売テレビの西田さんとお話をする機会がありました。

どうでしょうが始まった96年当時は、「電波少年」で猿岩石さんがユーラシア大陸を横断しておりました。どうでしょうの説明をすると必ず「電波少年みたいな番組ね」と言われておりまして、私自身「電波少年みたいな感じです」と言っておりました。あの番組は、まぎれもなく土屋プロデューサーの存在が大きく、私はいつかお話を聞いてみたいと、ずーっと思っておりまして、それが10数年の時を経て、ようやく実現したわけでございます。

土屋さんの話に出てくるキーワードのひとつに「めんどくさい」という言葉がありました。自分は「めんどくさいことはしたくない」という。でもあの番組は、常に「めんどくさいこと」をやり続けていた番組です。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するだの、アポなしで突撃取材するだの、それは「めんどくさいことの極致」です。何がどうなるのかわからない。めんどくさいことがたくさん起こるに違いない番組です。でも土屋さんは、「めんどくさいことはしたくない」と言う。つまり土屋さんが言う「めんどくさいこと」というのは、計画を立て、合意を形成し、段取りを踏んで、リスクを負わないように行動するという、世間一般の行動様式が「めんどくさい」と言っているわけです。

人を楽しませるとか、感情を揺さぶるとか、そういう感性を相手にモノを作る場合には、どこかでハッとするような、予想を裏切るような、そんなものが必要となります。計画を立て、合意を形成していては、そんなハッとするような瞬間は、なかなか生まれない。だから、あえて合意は形成しないし、段取りは崩す。そこから生じるトラブルは、「めんどくさいこと」ではなく、最初から織り込み済みのことで、「はははは!おもしろくなってきたよー」という喜ばしいことだと。私も、まったくそう思います。

しかし一方で、ちゃんと段取りを踏み、リスクを回避することが重要な仕事もあります。「おもしろくなってきたよー」じゃ済まされない仕事もあります。それを絶対に間違えてはいけない。政治や公共の仕事には、人々をハッとさせるような劇的なことは、そんなに必要じゃありません。人々の生活の安泰と安全が一番大事なことです。それがあってはじめて「うはははは!バカなことやってんなぁー」なんて、のんきにテレビ見て笑える社会が出来るわけですから。

読売テレビの西田さんは、実に人間味にあふれた人でした。彼が作っている「いつもガリゲル」という番組には、彼の人の良さがにじみ出ていました。彼はこの番組で、出演する芸人さんに「おもしろい言動」を求めているわけではないと。普通に、「人としての人間味」が出ればいいと言っておりました。それぞれの番組に、それを作っている人の思いや人格が醸し出されれば、それはとても興味深いものとなります。2011年の最後に、良い人たちと出会えたなぁと思いました。

さぁ皆の衆、今年も自分の持ち場で、自分に出来ることを、そんなに肩肘張らずにやっていきましょう。

そして今年、皆の衆と久しぶりに顔を合わせ、酒でも酌み交わせたらよいなと思っております。

2012年。今年も水曜どうでしょうをよろしくお願いいたします。


★ただ今、電撃オンラインで!
「藤やんうれしーの悩むだけ損!」が好評連載中です!
くじらさんもイラスト書いてくれてますの!
http://news.dengeki.com/premium/suidou/


(14:55 嬉野)
2012年となりました。

1月7日土曜日。藤村でございます。

みなさま、明けましておめでとうございます。

年明けは4日から仕事を始めておりまして、DVD第17弾「ヨーロッパ・リベンジ」の最終仕上げをしております。

美術のビジービーさんがメニュー画面のCG動画を完成させ、プロダクションIGさんからはオープニングのアニメーションが届き、この週末で音効の工藤ちゃんと音入れ作業をして、すべての素材が完成する予定であります。

ビジービーさんのCG動画も、IGさんのアニメーションも、ますますクオリティーが上がってきております。でも、別にコレ、本編とは関係のないもので、なきゃなくてもいいんです。ぺろっと1枚メニュー画面を作ればそれでいいし、オープニングは毎回使い回せばそれでいい。手間もお金もかかるし、本編さえ見られれば基本的には商品として成立するものではあります。しかし、せっかくみんなが足を運んで見に来てくれるんだから、玄関先にキレイな花ぐらいは生けておきたいという、まぁそういう心づもりでやっておる次第でございます。

今回も、みなさんを気持ちよくお迎えする準備ができましたぞ。

ね、ということでDVD「ヨーロッパ・リベンジ」は、予約を受付中でございます。初回生産枚数には限りがございますからねー。ボヤボヤしてると受付終了しますよーぅ。

ささ、商売のお話はここまでといたしまして、よもやま話をいたしましょう。

年末に東京で、日テレの「電波少年」の土屋さんと、「ダウンタウンDX」や関西ローカルの「いつもガリゲル」という番組を作っている読売テレビの西田さんとお話をする機会がありました。

どうでしょうが始まった96年当時は、「電波少年」で猿岩石さんがユーラシア大陸を横断しておりました。どうでしょうの説明をすると必ず「電波少年みたいな番組ね」と言われておりまして、私自身「電波少年みたいな感じです」と言っておりました。あの番組は、まぎれもなく土屋プロデューサーの存在が大きく、私はいつかお話を聞いてみたいと、ずーっと思っておりまして、それが10数年の時を経て、ようやく実現したわけでございます。

土屋さんの話に出てくるキーワードのひとつに「めんどくさい」という言葉がありました。自分は「めんどくさいことはしたくない」という。でもあの番組は、常に「めんどくさいこと」をやり続けていた番組です。ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するだの、アポなしで突撃取材するだの、それは「めんどくさいことの極致」です。何がどうなるのかわからない。めんどくさいことがたくさん起こるに違いない番組です。でも土屋さんは、「めんどくさいことはしたくない」と言う。つまり土屋さんが言う「めんどくさいこと」というのは、計画を立て、合意を形成し、段取りを踏んで、リスクを負わないように行動するという、世間一般の行動様式が「めんどくさい」と言っているわけです。

人を楽しませるとか、感情を揺さぶるとか、そういう感性を相手にモノを作る場合には、どこかでハッとするような、予想を裏切るような、そんなものが必要となります。計画を立て、合意を形成していては、そんなハッとするような瞬間は、なかなか生まれない。だから、あえて合意は形成しないし、段取りは崩す。そこから生じるトラブルは、「めんどくさいこと」ではなく、最初から織り込み済みのことで、「はははは!おもしろくなってきたよー」という喜ばしいことだと。私も、まったくそう思います。

しかし一方で、ちゃんと段取りを踏み、リスクを回避することが重要な仕事もあります。「おもしろくなってきたよー」じゃ済まされない仕事もあります。それを絶対に間違えてはいけない。政治や公共の仕事には、人々をハッとさせるような劇的なことは、そんなに必要じゃありません。人々の生活の安泰と安全が一番大事なことです。それがあってはじめて「うはははは!バカなことやってんなぁー」なんて、のんきにテレビ見て笑える社会が出来るわけですから。

読売テレビの西田さんは、実に人間味にあふれた人でした。彼が作っている「いつもガリゲル」という番組には、彼の人の良さがにじみ出ていました。彼はこの番組で、出演する芸人さんに「おもしろい言動」を求めているわけではないと。普通に、「人としての人間味」が出ればいいと言っておりました。それぞれの番組に、それを作っている人の思いや人格が醸し出されれば、それはとても興味深いものとなります。2011年の最後に、良い人たちと出会えたなぁと思いました。

さぁ皆の衆、今年も自分の持ち場で、自分に出来ることを、そんなに肩肘張らずにやっていきましょう。

そして今年、皆の衆と久しぶりに顔を合わせ、酒でも酌み交わせたらよいなと思っております。

2012年。今年も水曜どうでしょうをよろしくお願いいたします。


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(15:47 藤村)
2011年1月4日(水)

嬉野です。

会社は今日から仕事始めです。

そして奥さん。
春ですね。

初春です。

北国も少しずつ夕暮れが遅くなっています。
日が長くなっているのね。ありがたい。

昨年はね、年の暮れまで藤村さんと出張で、
私は大晦日に関西空港から飛行機に乗って、
スコブル好い天気の中を札幌に帰ってきましたが、

飛行機が舞い上がってしばらくすると、
窓から京都の街が見下ろせました。

「あぁあの辺りにいたんだなぁ」
「ゆるい冬だったなぁ」と思っておりますと、

やがてその先に大きな大きな琵琶湖が広がってきたのですが、

そのあたりまではね、関西の地べたはずっと雪も無く、
春のような陽射しの下で、
のどかに住宅やら田畑やらがありましたが、

琵琶湖の北半分あたりから、
不意に地べたは雪で白く覆われ始めたのです。

琵琶湖のね、
ちょうど中ほど辺りに雪の境界線が見えるのでしたよ。

その雪の境界線から北は全部雪で白くなる。

グラデーション的に徐々に白くなっていくのではなくて、
その雪の境界線から北はパキッと白くなっているのです。

琵琶湖のぐるりは、
上から見る限りにおいて、
どう見ても同じ平地にしか見えないのに、

それなのにどうしたものか、
雪は琵琶湖の北半分からパキッと始まるのです。

飛行機はそのまま日本海に出て北上を続けましたが、
そこから先はどこまでもどこまでも白い雪に覆われた日本でしたよ。

だから今も、きっとあの雪はそのままでしょうね。
本当の春が来るまでね。

さて、私は未だに携帯電話を所持しておりますが、
世の中はスマートフォーンなのだそうで、
そうは言っても私は携帯でメールを打つのが相当に早い。
熟練の域に達しておるのでありますよ。
両手打ちです。

携帯でバカみたいな長文が打てます。

ですからこの先もずっと携帯電話のままでなんの不都合も無いのです。

それでも昨日くらいからね、
私の携帯はなんともおかしなことになってきている。

パタッと閉じるとね、
気まぐれに電源が落ちるようになったのです。
つまり落ちたり落ちなかったりするのですよ。

寿命だそうですな。

「まだ三年くらいしか使ってないのに」と、こぼしましたら、

三年も持っているのは持ちすぎだそうで…。

そういうこと、
誰が決めてるんでしょうか?

三年かけてようやく熟練してきたというのに、
またゼロからの出直しをしろということですよ。

チンプンカンプンですよ。

総とっかえに次ぐ、総とっかえ。
とっかえひっかえの世の中ですよ。

だからというわけではありませんがね奥さん。

うちは、今年も相変わらずですよ。
ここはいつ来ても、変わり映えしませんよ。

それでもよろしくおねがいしますよ、
今年もね。その先もね。なんの変化もありません。
年はとりますがね。
でもそれはお互いさまですよ。

では、本日も諸氏。
各自の持ち場でどーか奮闘願います。

とまぁ、本年もこんな感じです。

謹賀新年。



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(14:55 嬉野)
2011年12月31日(土)

嬉野です。

今日は大晦日です。

今年も今日で終わるのです。

少し昔までは(いや、少しでも無いね、昭和の頃だね)
年の瀬といえば、スーパーだって12月30日までで営業を終えてしまい、新年は3日が初売りだったりしましたから、

年末はその間の食料を買出しに出なければならず、
勢い市中は奥さん方と荷物運搬役のお子さんたちとで大賑わい。

家に帰れば、正月三が日までを食いつなぐための保存食(おせち料理ね)を作らねばならないのだと思えば家族総出で一致協力してこれを作り、

正月をきれいな環境で迎えなければ気分が悪いという刷り込みが日本人には伝統的にあったために、

出来るだけきれいにして正月を迎えなければ病気にでもなりそうな気がするもんですから家族手分けして大掃除をして、

なんとか31日の日暮れ前までには各員が全てを片付けて、

「あぁ、終わった終わった!」と
肩の荷が下りたような、華やいだような気分になって、
炬燵に入ってみんなで晩ごはんを食べ、

夜には年に1回しか放送のない特殊な番組
「紅白歌合戦」を見るという段取りでしたね。

そのあと「行く年くる年」を見て、除夜の鐘が突かれるまでの時間を繋いでくれるNHKのアナウンサーさんの厳かなナレーションを聞きながら、やがて鳴る百と八つの梵鐘の音に「ほんとに一年が終わるのだなぁ」と訳も分からず神妙な気分になり、

その後も、大晦日の夜ばかりは、テレビは夜通し面白そうな番組を放送していたので、未成年の小学生の身の上で、夜更しという「非日常的」な行為に挑戦しても、この日ばかりは親からのおとがめも無く、わくわくとする特殊な日だったような気がします。

そんな年の瀬のムードも、正月のムードもウソのように無くなり、ここ数年は、そのことを嘆いていたりしていましたが、

今年はついに、そんなムードが無いことにすら、なんの違和感も感じなくなっている自分がおり、

「うーむ見事に空っぽになっていくものよのぉー」と思いつつ、

それでも、大晦日の本日、

「あぁ今日で今年が終わるなぁ」という、

神妙な感慨だけはまだあるところを見れば、

「年が終わり」「新たな年が訪れる」というイメージは、

世間の賑わいやムードに関係なく、
この先も無くならずあるのだろうなと予感いたします。

やっぱり「古い年は去り行き、新しい年が訪れ来るという、1年ごとにリセットしていくのだ」というこのイメージは、時代がここまで変わっても、人間が生きていく上で、まだまだ有効なイメージなのだだということの証なんだなぁと改めて思いました次第。

さてみなさま。
今年もお世話になりました。
2012年も変わらずよろしくお願いをいたします。

そうして本年も各自の持ち場で、
みなさまよく奮闘なさいました。

ほんとうにお疲れ様でした。
ご苦労さまでしたね。

やっぱり、きちんとしたことは言えませんので、
これで終わりにします。

新年は4日からの仕事始めでございます。


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(17:59 嬉野)

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