4月27日金曜日。藤村でございます。
本日より「どうでしょう本vol.1」「vol.2」の同時再販売が道内各「HTBグッズ販売店」並びにネット通販の「HTBオンラインショップ」で始まっております。一般の書店では取り扱いがございませんので、何卒この機会に一度ご覧下さい。
さて、いつのまにやら夜9時を回っておりましたな。
DVD第9弾「カントリーサイン2/サイコロ4」の編集にどっぷりと入っております。今日あたり「カントリーサイン2」を終わらせて、と思いつつまだ終わっておりません。来週からは登山家「サイコロ4」に取り掛かり、6月頭には編集作業終了の予定であります。
今年はどうでしょうさん以外にも大きな仕事に取り掛かることになっており、嬉野先生は今回、プロデューサー的立場として、早くも四宮Pと二人三脚で事前準備を始めております。
私はその間にDVDを完成させ、YOSAKOIソーランの特番をやり、そして先を走るお二方に合流するという段取りであります。
大きな仕事とはいえ、動いているのはいつもの小所帯。ローカルの良いところですね。忙しくはありますが、ペースは乱れない。
さぁ明日から大型連休。ナックスさんの札幌公演もあるということで、各地から北海道に上陸し、弊社にお土産物を届けてくださる気の利いたエライ方もいらっしゃいます。どうもありがとうございます。
わたくし、連休は返上でございますので、編集の合間にありがたく頂戴いたします。
じゃぁ皆の衆、明日も達者でな!
【「水曜どうでしょう最新作!放送決定!】
KAB熊本朝日さん!5月4日から!
KSB瀬戸内海放送さん5月5日から!
ABA青森朝日さん5月8日から!
メ?テレさん5月11日から!
いずれも「どうでしょうレギュラー枠」での放送となります。
これ以外の地区については、決定次第順次お知らせいたします。
(21:35 藤村)
4月27日金曜日。藤村でございます。
2007年4月25日(水)
2007年4月25日(水)
嬉野です。
この前、偶然つけたBSで変な番組を見ましたよ。
BSは、地味で静かな番組が多いので、わりと好んで覗くことがあるのですが、その番組は地味などころか、どういえばいいのか分からん種類の面白さで、とにかく面白かったのです。
昭和の匂い濃厚の、今いちばん人の目を惹かなさそうな、でも私なんかの世代には一番馴染みのある中途半端に古い店構えのね、酒場(けして今時のシャレたチェーン店などではない)の前に一人のおやじがカメラ目線で立っているのですよ。
面長の顔には無精ひげ。
頭にはハンチング帽を被ってる。
そしてね、笑ってる目でカメラを見てるの。
それも笑みこぼれるといった風の笑顔。
楽しみを目前にして、喜びが体中に充満して、
知らず知らず顔から喜びがこぼれていってしまってます、と言わんばかりの笑顔なわけです。その人。
よほどの酒場好きなのでしょうか。
その顔を見てね、
「いやぁ、この人はステキだ」と、
私はそのおやじに心惹かれたのです。
おやじは、カメラをいざないながら酒場に入って行き、カウンターに座って店の亭主に注文をする。
その日は、アポなしの取材のようでした。
酒場の亭主も、いきなり入って来たカメラに一瞬腰が引けたような顔をしましたが、とくに怒る風もなく、でもどこか困惑の顔も残しながら、それでも平生の客あしらいにつとめて迎え入れてましたね。
そしてね、私が興味深くてたまらなかったのは、
その面長で無精ひげのおやじがね、
見る間にその店の常連客らしき男達と仲良くなっていったことですよ。
これは恐るべき人間力だと思いました。
よほど自分の人柄と人格に覚えがなければ、あのように他人のテリトリーに分け入って行き、ばったばったと初対面の人間と友好的になれるわけがない。
それもどう見ても自分のペースのままで。
彼はまず酒を飲むのです。
うーむ、どうやら美味いらしい。
顔が喜んでいます。
そして次に注文した料理を食べる。
うーむ、これもどうやら美味いらしい。
これも顔から喜びがこぼれている。
そうやってこの人、
始めから終わりまで、喜びをこぼし続けるのです。
まわりに。
飲んでも嬉しい。
食っても嬉しい。
カメラに話しかけても嬉しい。
とにかく酒場に居るだけで嬉しい。
そんな感じ。
番組中、この暖かくて楽しげなムードをこぼし続けるこの人の技は、出来そうで出来ないことのような気がしました。
見ると、その人、サラリーマン風の中年が3人ほどで楽しそうにやってるテーブルに出かけていって、そのテーブルにある料理に箸を伸ばすところまでこぎつけているのです。
「あ、このナスにベーコンが乗った、これは美味しいですね」
「美味しいでしょう!」
なにやら見ている間に意気投合している。
瞬く間に店内に敵なしの構え。
あっぱれなおやじなのです。
「これは大人物に違いない」
私は、すっかり、このおやじのトリコになっていました。
そして最後に、店を後にして夜の歓楽街へと消えていくおやじの背中に文字スーパーが乗りましたね。
これがね、俳句なのね。
この句が、またステキな句でねぇ。
実に番組の最後の一滴まで心が和むわけです。
見てるうちにじんわりと幸福感に包まれるのです。
これねぇ、ハイビジョン放送なのよね。
この酒場をハイビジョンで撮ってどーする!
みたいなね。
そのあたりも好いのよね。
きれいなものがとてもきれいに映るのがハイビジョンだけど、ハイビジョンの底力は、どうやらそれだけではないようですね。
ひょっとしたらハイビジョンの好さって…、と思わせる何かが、このあたりにあるのかもしれないと、あの番組見ながら思ったりしましたね。
あっと言う間の15分でした。
私は慌てて最後にスーパーされた、出演者の名前をメモしました。
「吉田類さん」
それからネットで調べてね、今朝も見ました(笑)。
これねぇ、朝の9時半に放送してるのよね。
誰がターゲットなんだろうというね、そういう疑問も抱かせながらの、この番組の立ち回り方も魅力ですねぇ。
明日も見たいと思います(笑)。
いやぁ好いもん見つけた。
ちょっと幸福な朝を知りました。
お酒なんかひとっつも飲まないのに、酒場であの人を見たいと思いましたねぇ。
知らないうちに幸せな気持ちで見ている自分に気づく番組なのよ。
吉田類さんは、いっぱい本も出してらして、画家の方らしいですね。
さすがに芸術家、好い雰囲気を出しますねぇ。
初めにおやじ呼ばわりをいたしましたが、お許しください。
ねぇ、ということでね、本日も嬉野が日記を書きました。
じゃ、奥さんまた明日。
解散!
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(17:06 嬉野)
2007年4月24日(火)
2007年4月24日(火)
嬉野です。
あのぉ、
人間、死んだらそれまでなのでしょうかねぇ?
生まれ変わると言うことはないのでしょうか?
いえね、こういう問いかけをこういう場でしても不毛だということは理解しているのですよ。
だってね、こういう問題は答えを教えてくれる経験者がこの世には居ないわけですからね、知りたいと思うことに無理があるわけです。
1999年の7の月にね、この世の終わりがやって来る、
みたいなことをね、昔、そういえば盛んに言っていた時期があったよなぁということを思い出しましてね。
若い方はご存じないと思いますがね。
昔、そういう有名な予言があったんです。
その預言書、ベストセラーでね、
みんな読んでたね。
で、みんなけっこうこの世の終わりをどこかで深刻に受け止めていたような気がする。
半分でバカにしながら、あと半分で、ひょっとしたらと思う気持ちが心のどこかにこびりついていた。
そういう心理状態にさせるのが世紀末という時期なのかも知れないね。
だから、そういう時期的なものもあって、ひょっとしたら、今40歳から上の年齢の日本人のほとんどの人は、心のどこかで、なんとなく1999年から先のことは、考えなくても好いのかなぁと無意識の領域でぼんにゃりと思っていたかもしれないなぁと怪しんだりもします。
それくらい、みんなが知ってた予言だったのよ。
でも、お陰さまでね、予言の時期が来ても、とりたてて何の障害もなく(2000年問題というのはありましたが結局問題で終わりましたものね、どうでしょう班も北欧ロケを致してましたしね)世の中は1999年の7月を無事にやり過ごし、西暦2000年を迎えて、今や21世紀をぼくらは生きているわけですよ。
それでもね、どんな生き物でも、いつか死んでしまうようにね、
この大宇宙の一角にある、巧妙で奇跡的な秩序をもって運行している太陽系という天体にもね、老化と言うか、寿命と言うか、私らが生きていくには適さない環境に変貌していく時期は来るのでしょうね。
なんですか、50億年後には、太陽が巨大化して地球上は暑くて暑くて、暑さで全員やってられなくなるというか、生きていけない状態になるとテレビで特番やったりしますもんね。
だけど、50億年も後のことですから、
高々100年足らずの寿命しかない私ら現代人には、毛ほども関係ないことと思いますからね、そういう深刻な未来がこの先に横たわっているにも係わらず、パニックも起きず、私なぞも「ふーん」みたいな感じで落ち着き払って見るわけですね、テレビを。
でも、もしも人間が生まれ変わるのだとするとですよ、
これは一大事です。
他人事ではなくなる。
「あれ!」
みたいなことになるわけでしょう。
50億年後にも生まれ変わっちゃってるわけだから。
それと同じ様に、地獄だって、極楽だって、誰ももう信じちゃいませんが、それだって分かりませんよ。
やっぱり悪いことばっかりしてたら地獄に落とされるのかもしれない。
反対に人の為にと善根を積めば、極楽や天国で、幸せに暮らせるのかもしれませんものね。
嘘を付いたら閻魔様に舌を抜かれるそうですが、
それはちょっとやっぱし怖いですね。
そこまで私、正直に自信ないですから。
脱衣婆(だつえば)っていう、ババアが居るんでしょ、地獄には。
そのババアが私らが着ている衣装を無理やり脱がすらしいじゃないですか。
でもって、なんとかいう木にね、ぬがした衣装を掛けるらしいですよ。
でね、この世で悪いことをしてたらね、その衣装を掛けた木が「バキッ」っつって折れるそうですよ。
嫌ですよ私は。
自分の着物を掛けられた木が「バキッ」なんつって折れたら。
まぁね、こういうことを書きながら、そういう地獄の入り口に行く自分なんてものには九部九厘リアリティーは感じてはいないです。
でもね、最後の一厘のところでね、
年と共に怯える自分がいることを私は知ってますね。
なんとか1999年の7の月みたいなことになってね、死後は、何事もなく終わって欲しいと思いますよ。
まぁ、保険でね、保険で出来るだけ悪いことはしないようにしようとも思っております。
マジで。
じゃ、奥さん、明日も出来るだけ他人に優しく致しましょう。
本日は解散!
藤村先生DVD鋭意編集中!
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(20:14 嬉野)
2007年4月23日(月)
2007年4月23日(月)
嬉野です。
本日、てくてくと徒歩出勤途中に赤いカブに乗って郵便物を配る、
郵便配達人の方を見ましたよ。
どうしてでしょうか、私は宅配の人や、郵便配達の人を見ると心が躍るのです。
自分でもよく理由がわからんのですが、興味津津になってしまう。
本日の郵便配達の方ったら、えらい走りようで、
郵便というのは毎日あんなにあるもんだろうかというくらい、
家から家へと疾走しながら配達されておるわけです。
カブを降りるや手紙の束を持って走りその家のポストに投入。
再び、手ぶらでカブに戻る時も走る。
カブにまたがると一速に入れて走行するも、
隣の家の玄関前で早くも停止、
また郵便の束を鞄から取り出し玄関に走る。
ダイレクトメールがそれだけ多いという事なのか、
彼は隣家から隣家へと小刻みにカブを走らせて配っておりました。
恐らく、日々、配達時間の短縮に自主的に挑戦しているのではないかと思えるくらい、誰も監視していないのに彼は走るのです。
おそらく彼は、郵便局を出る前に充分に仕分けをし、
効率好く配れるように段取りを組んでいるはずです。
そういうことを考えるとそわそわします。
とにかく彼らの一日が知りたい。
出来れば尾行したいくらいです(笑)。
基本的に、私は、他人の生活が気になる人間だというのがベースにあるのでしょう。
その上で、街中を日常的に走り回ることを仕事にしているという生活がどんなものなのかが知りたいと思うのでしょうか?
自分でもよく分からないのですが気になるのです。
前に宅配の人に聞いたことがあります、
「一日何時間くらい配達してます?」って。
そしたら「忙しい時は13時間くらい」だと言ってました。
13時間も配り回るという彼は、じゃぁ一体どれだけの広範囲をテリトリーにしているのだろうと思って聞いたら、物凄い狭い範囲だと言うのです。2キロ四方くらい。
それで益々気になって、そっちもいつか尾行したいと思っております(笑)。
宅配の方は、家の人からハンコもらうという作業が常にあるから、
ドアの向こうから顔を出す人というのを、毎日、物凄い数見てるのだろうなと思うのです。
ピンポーンと押すと家の中から声がする。
ドアの開け方も様々でしょうし、ドアから顔を出す人の顔も仕草も様々でしょう。
その家の雰囲気って、玄関先で分かるようなところもありますのでね、そのへんもなんか興味がある。
ほとんどの人が、仕事先に出かけて見ることのない、
知らない時間帯の町の顔を見ている彼ら。
うーむ。
気になります。
私だけでしょうか。
私だけでしょうね。
すんません。
じゃ、奥さん、また明日。
藤村先生は、鋭意、DVD編集中であります。
請うご期待!
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(18:17 嬉野)
2007年4月20日(金)
2007年4月20日(金)
嬉野です。
昨日の藤村先生の日記は好かったですなぁ。
読んで得したと思ったのであります。
『かしこい主婦は手前の牛乳を買う』という、
新聞広告のキャッチコピーを読んで、
目からウロコが落ちたというやつです。
読んでない奥さんもおられると思いますので、引用いたしますよ。
藤村日記『スーパーに並んだ牛乳。手前の取りやすい所にある牛乳は賞味期限が迫った牛乳で、新しいものは奥に並んでいる。コンビニの弁当なんかもそうですな。まぁ、スーパーのそういうやり口を知っている「かしこい」私なんかは、必ず奥から賞味期限の長い、新しい牛乳を買っておるわけです。
しかし、この新聞広告はこう言うわけですよ。
いいですか。手前に並んだ古い牛乳は、早く飲んであげないと廃棄処分になってしまいます。捨てられてしまうんです、と。
「ほんとにかしこい」主婦は、手前の牛乳から買っていくと。
「なるほど」と。わたくし感服いたしましたね』
という日記でした。
私もこれを読みましてね、
「なるほど」と、深く反省をしたんです。
だって、私だって牛乳を買う時にはね、必ず牛乳の並ぶ列の奥を覗いてね、日付の新しい奴を見つけると、わざわざそれを抜き取って買ってましたもの。
その時どっかで何かを「出し抜いた」気になっていたのだと思います。
「だまされないぞ」と思っていたのだと思います。
「自分はかしこい」くらいのことを思っていたんでしょうね。
でも違った。
全然かしこくなかった。
出来た順に買って飲んでいく。
世の中全体のことを考えれば、それこそが「かしこい」わけですよね。
そんなあたり前のことなのに言われるまで忘れてる。
競争社会とか、能力主義とか、
そういうことが言われて久しいから、
ぼくも、知らないうちに自分のこと基準でしか、ものごとを考えられなくなってしまっているのでしょうか?
別にお店は古いものを売っているわけでもないのに。
いつの間にか、少しでも日付の新しいものを買うことが「かしこいこと」のような気がしていたのです。
とにかく反省しました。
バカだったなぁと思いました。
あんまりショックだったので、本日の日記にまで引っ張ってしまいました。
世の中を好くすれば、自分の人生も好くなるんですものね。
とりあえず私も、賞味期限の迫った牛乳から先に買って行くことにします。なんたって抜きやすい場所にあるわけだし。
じゃ、奥さん、そーいうことで、また来週!
この場所でお会いいたしましょう!
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(16:47 嬉野)
4月19日木曜日ですな。本日も藤村でございます。
4月19日木曜日ですな。本日も藤村でございます。
次のDVD第9弾「カントリーサイン2/サイコロ4」の編集に突入しております。
さてずいぶん前になりますが、新聞広告で「おぉ、なるほど」と、目からウロコのキャッチコピーを目にいたしました。
「かしこい主婦は手前の牛乳を買う」・・・だったかな、言葉はハッキリ覚えちゃいませんが、要はこういうことです。
スーパーに並んだ牛乳。手前の取りやすい所にある牛乳は賞味期限が迫った牛乳で、新しいものは奥に並んでいる。コンビニの弁当なんかもそうですな。まぁ、スーパーのそういうやり口を知っている「かしこい」私なんかは、必ず奥から賞味期限の長い、新しい牛乳を買っておるわけです。
しかし、この新聞広告はこう言うわけですよ。
いいですか。手前に並んだ古い牛乳は、早く飲んであげないと廃棄処分になってしまいます。捨てられてしまうんです、と。
だから、「ほんとにかしこい」主婦は、手前の牛乳から買っていくと。
「なるほど」と。わたくし感服いたしましたね。
折りしも北海道の酪農家では大量の牛乳が処分されていると報じられておりまして、わたくし「北海道の子なんだからおまえらもっと牛乳を飲め!」と、我が子を叱責したばかり。
その親が、スーパーの食品売り場にて、
「いいかおまえら」と、
「新しい牛乳は奥にあるんだぞ」と、
「知ってたか」と、
「うわぁ知らなかった!おとうかしこい!」
「うわっはっは!スーパーにだまされんなよ」と、
自慢げに棚の奥から牛乳を引っ張り出してたかと思うと、不肖藤村恥じ入るばかりであります。
酪農家が泣く泣く廃棄する牛乳も、売れ残って廃棄されるスーパーの牛乳も、同じ牛乳。
「かしこい主婦は手前の牛乳を買う」
見事にやられました。気づかされました。確か、何かの賞を取ってましたね、この広告は。
今では牛乳も弁当も手前の古いものを買います。
割引されてなくても!です。それがひいては環境保全につながるわけですから!割引されてなくても買いますよ。割引されてたらもっと気分良く買いますけども!
さて、最後にお知らせ。
インターネットの有料配信「インプレスTV」さんで、2005年新作「激闘!西表島」の配信が、4月23日(月)からスタートいたします。DVDをお持ちでないご友人等にすすめていただければと。ちなみにこちらはDVD版とは違う「放送版西表島」でございます。
よし。じゃぁ皆の衆また明日だ!
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(19:01 藤村)
4月18日水曜日!藤村でございます。
4月18日水曜日!藤村でございます。
今日の札幌は朝から良い天気。庭に積もった雪もずいぶん少なくなってまいりました。ようやく少しずつ地面も見えて・・・と思っておりましたら、早くも小さな地面にクロッカスが花を咲かせておりました。
すごいですなぁー。ほんの3日前に地面が出たと思ったら、もうそこに花が咲いている。北海道の春はイッキにやってまいります。
雪が溶けて一気に出てくるものはしかし、花ばかりではございません。大量のゴミも出てきます。空き缶、ビニール、犬のふん。冬の間に捨てられて、雪に隠れていたものがこの時期一気に出てきます。
そろそろ市の清掃も入ってきれいになるわけですが、自分の住んでる所ですからね、んなものお役所任せで「早く掃除せえ」などと言うつもりは毛頭ございません。毎朝犬の散歩ついでにゴミを拾っております。どうせバカ犬のでっかいフン処理のために軍手ゴミ袋を常備してるわけですから別にたいした手間じゃない。何日かやればあっという間に散歩コースからゴミはなくなります。
ゴミが落ちている。その場合、「誰だ!こんなとこに捨てたやつは!」「許さん」「処罰しよう」という考え方がありますね。元を正す。捨てる人を根絶する。
しかし、私は「落ちてたら拾えばいいだろう」と、「捨てる人を根絶するより、拾う人が増えればゴミはなくなる」という考え方です。なぜなら、「誰だ!許さん!」というのは、結局自分では何も解決できないから。他人の行動が許せないわけで、自分のことじゃない。他人の行動を変える、変わるのを期待する。変わればしてやったり、変わらなければ腹が立つ。どっちにしたって他人次第。ストレスがたまる。
だったら、つべこべ言ってないで拾えよと、その方が気持ちいいぞと、そう思うわけです。
犬の散歩でゴミ拾いをしながらそんなことを考えておりました。
犬の散歩が終わると、その足でランニングに出かけます。ランニングコースにもゴミが落ちております。しかしランニング中に腰をかがめてゴミを拾う気にはならない。ゴミを横目に「誰だ!ちゃんと掃除せえ」などと走り去るばかり。弱い人間でございます。
しかし何日かするとランニングコースからも徐々にゴミがなくなっていきます。いるんですね、文句も言わずに黙って拾ってる人が。
ありがたいことです。おかげで気持ちよくランニングできます。古傷が、少しまだ痛みますけど。
おっ、そういえば本日は水曜日。道内では、クラシックで「四国八十八か所2」の放送がスタートいたします。
今朝、新聞のラテ欄を見ましたら、こんな文字が書いてありました。
「藤村がバカだ」
確かにそういうセリフ、ありましたけど・・・。う先生の仕業ですね。
ではまた明日!
【「水曜どうでしょう最新作!放送決定!】
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■HOME広島ホームテレビさんで4月4日から「水曜どうでしょうクラシック」がスタート!なんと24:46?25:46までという2話分連続放映!驚異の60分枠!末永いお付き合いを。
(19:30 藤村)
2007年4月17日(火)
2007年4月17日(火)
嬉野です。
1997年の10月1日からHTBで放送が開始された、
「ヨーロッパ21ヵ国完全制覇」は、
結局9週にも及ぶ大作となってしまい、
それまでは、海外企画といっても4週がせいぜいだったものが一挙に9週と聞いて、大泉洋氏も鈴井貴之氏も、
「9週ってなんだよ…続きすぎじゃないのかよ」
みたいな驚きっぷりで次なる企画のロケに臨んだものだったなぁと、今さっき不意に古い記憶が甦りました。
で、その次なる企画というのが、
今年の9月に発売になるDVDのタイトル、
「カントリーサインの旅2」なのです。
前回の「カントリーサインの旅」の最後に大泉氏が引いてそのままにしてしまっていた道北の「猿払村」が、ぼくらが最初に向かわなければならない目的地でした。
それが旅の始まり。
札幌から猿払村まで、400キロくらいあるのでしょうか?
ということは7時間ほどかけてぼくらは走ったのでしょうか?
そんなデータ的なことは何も覚えていませんが、猿払村という見たこともない道北の村へこれから4人で向かうのだということに、北海道へ来て日の浅かったぼくなどはワクワクしたものでした。
ぼくらの道内の旅は、車で移動する旅です。
4人だけで狭い車内で数日を共にするのです。
あの日は確か、日が暮れて、夜になってからの出発でした。
沿道に輝く電光掲示板が0℃を表示していました。
「あ!0℃だよ!」
ミスタさんが車内で叫んだのを覚えています。
八月の末に10日間のヨーロッパロケに出たどうでしょう班が再会した時、札幌の街は雪が降ってもおかしくない季節に差し掛かっていたのです。
札幌の街を抜けると、あっという間に暗闇の中を走ることになります。
道路脇には心細げな外灯の明かりが続くばかり。
他は遠くに点々と見える町の明かりや民家の灯火、
それ以外は闇。
それくらい北海道の夜は暗いのです。
だから晴れた夜空に怖いくらい沢山の星が見える。
そんな道をひたすら走る。
猿払村を目指して。
「カントリーサインの旅」は、企画のためのなんの準備も小道具もなく、自前で作った212市町村のカントリーサインの束を忘れずに携帯し、さんざん走って、はるばる現地へ着いたと言っては盛り上がり、212市町村のエリアの描かれた地図ボードに赤くマーキングをして赤い部分が増えたと言っては盛り上がり、次の目的地を決めるためにまた引いて、引いたカードのある市町村が遠いと言ってはヤケクソ的に盛り上がり、そこへ車を運転して自力で走行するだけという、何の仕掛けもない単純なもの。
仕掛けがない分、確かに気は楽でした。
でも、なぜか長距離移動ばかりが続くものすごく退屈な旅でもあったのです。
だからぼくは、車内で聞くようにと、あるテープを持ち込んでいました。
それは、稲川淳二さんの怖い話です。
闇が続く北海道の夜を、
稲川淳二さんの怪談を聞きながら猿払村へ向けて走る。
稲川さんは、とても話が上手いし、お話自体も完成度が高いから怖いのです。
怪談話が怖いというのは、話自体が面白いと言うことなのです。
あの夜のあれは、独特の怪談観賞だったろうと思います。
暗い夜の中を走る車の狭い空間の中で、怖い語りを聞く。
しかも4人で。
辺りは原野のような暗闇が続く北海道の夜。
でもぼくらを乗せた空間は移動していて、その場に止まることはない。
そして、その空間には4人の人間が居て、稲川さんの話を一緒に聞いている。
怖いシチュエイションのようで、その怖いシチュエイションを共有している人間が4人いる。
それは、怖さよりワクワク感が勝っていられる、ぎりぎりの人数だったように思います。
5人以上いたら、なにか集中力を欠いてしまい、怖いものとして聞くことができなかったかもしれない。
でも3人以下だったら、今度は怖すぎて聞いていられなかったかもしれない。
そういう意味でも4人というのは、きっとギリギリのバランスをとる人数なのです。パーソナルを失わない。集団心理に流されない。
そんな、とても理想的な状況で、ぼくらは、稲川さんの怖い話を聞けたのではないかと、ぼくは未だに懐かしく思うのです。
ま、時間を見つけて、追々話してまいりましょう。
じゃ、そういうことで本日は終わり。
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(18:47 嬉野)
週が明けまして4月16日月曜日。藤村でございます。
週が明けまして4月16日月曜日。藤村でございます。
秋に発売予定のDVD第9弾の編集を始めました。
次回作は97年の年末に放送された「212市町村カントリーサインの旅2」と、98年初頭に放送された「サイコロ4」の2本立て。
番組開始から1年が経過し、「ヨーロッパ21カ国」という大型企画も終えて、少なからず手ごたえのようなものを感じ始めていた時期。と、同時に、いずれの企画も「続編」であることから、少し「気が抜けた」というか、目新しさのない狭間の時期であったかもしれません。
ただ「気が抜けた」と言ってもそれは企画の話であって、出演陣、特に若き日の大泉青年には「気を抜く」などという余裕は一切なく、この企画にも全力投球。カメラが回ればテンションを上げ、ホラ話のひとつもひねり出す。
「がんばってんなぁー、おおいずみくん」
「カントリーサイン2」の冒頭を編集していた私は、思わず画面の中の大泉青年に声をかけてしまいました。
それに比べて、今年の新作。
大泉洋の「落ち着きぶり」は、40を越えて相変わらずハイテンションなディレクターを逆にいさめるほど。
新作、そしてDVD「西表島」を観たあとに、97年当時の大泉青年の空回る奮闘ぶりを観ると、青年期から中年期へと入っていった男の姿が如実に見えて、面白いものであります。
明日からしばらくは、うっとおしいほどの若き大泉青年とお付き合いいたします。
古いVTRを改めてDVDに編集する。今さらながらに不思議な作業でございます。
ではまた明日!
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(19:37 藤村)
2007年4月10日(火)
2007年4月10日(火)
みなさん、こんちわ。
嬉野です。
明日から我々出張でございまして、
今週は留守をいたします。
どーぞみなさん、我々の留守中もお気を確かにもたれまして、
きばってお暮らしくださいませ。
さて、藤村先生も休暇から戻られまして、
本日より、次のDVDの制作に着手されたもようです。
ところで、私、週末、紙足フニャフニャの卓上カレンダーの補強をいたしました。
厚紙でも貼ろうかなと思っておりましたら、
掲示板にですね、実にたくさんの方から紙足補強の実践アイデアを頂きました。
やはりみなさん、いろんなアイデアで自主的に補強されておられるとのことでした。
洗濯バサミ、サイコロキャラメルの空き箱というのもありました。
他にも割り箸、ガムテープ。
いろいろありました。
なかでも、これは簡単と思いましたのがクリップ。
あの針金巻き巻きしたような楕円形のゼムクリップですね。
あのクリップを紙足の接地面から縦に垂直にはさみ込む。
二本の薄い足、それぞれに一本ずつ。
それだけで、しっかりと立つのでございます。
ようするにクリップが骨となって立つみたいなあんばいになるんですね。
簡単に立つようになりました。
ねぇ、最初から頑丈に作っておりましたら、補強なんぞと言う、そんな手間を皆さんにお掛けすることもなかったのでございますが、このような運びとなりました上は、フニャ足でお悩みの皆さんは、是非、このクリップ補強をお試しくださいませ。
というこでね、お詫びをしつつ、
また来週、この場所でお会いいたしましょう。
お待ち申しておりますです。
では、解散!
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(19:07 嬉野)