11月11日火曜日。藤村でございます。

藤村

11月11日火曜日。藤村でございます。

先週は四宮、嬉野、藤村のどうでしょう制作班3人で、お芝居を4つも立て続けに観てまいりました。

まずは札幌にて、キャラメルボックスさんの「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」。

良かったですねぇ。

芝居というのは、どうしても女性客が多い。ですが、これは是非とも40代?50代のおっさんに観ていただきたい。

最初はキャラメルボックスさんのテンションの高いお芝居に若干腰が引けますが、しかし、最後はぐっとくる。ストーリーがいい。おっさんにオススメです。

そして東京では、「歓喜の歌」に出演してもらった吉本菜穂子さんが出ている「幸せ最高ありがとうマジで」(劇団・本谷有希子)。

これは、おもしろかったですねぇ。

女優さんの芝居に笑わされる、というのは非常に珍しい。

セリフ回しに笑わされました。

いやぁ、おもしろかったなぁ。

そして、同じく「歓喜の歌」の脚本家・チョンさんが書いた「孤独から一番遠い場所」(演劇集団・円)。

浅草近くの赤札堂というスーパーの5階にある小さな劇場。シブイ場所であります。

舞台上が砂浜になっておりまして水が張ってある。小さな劇場とは思えない広がりを感じる美しい舞台。

そこで、水しぶきをバッシャバッシャと上げながら役者さんたちがのたうちまわる。

重ーいテーマの芝居でありましたが、いや、これも良かった。

そして、またまた「歓喜の歌」に出演してもらった、我らがヨーロッパ企画さん総出演の「昭和島ウォーカー」。

V6の井ノ原さん主演。お客さんは、そりゃもう井ノ原さんファンが大多数でありましょう。

ふだんのヨーロッパ企画のお芝居は男性客もかなり多いが、今回は、ほぼすべてが女性。最近のナックスさん並みの客層に、明らかに戸惑うヨーロッパ企画。そんな空気が当初は劇場を覆っておりましたが、しかし、最終的には、いつものヨーロッパ色が出て楽しめました。

お芝居というのは映画を観るよりもずっと高い。

チケットを取るのも難しい。

そのくせおもしろいか、おもしろくないか、当たりハズレが多い。

どっか、先物買いのような要素がある。

だからこそ、いいお芝居に当たったときの喜びは大きい。

芝居はナマ。今、観ないともう観ることはできない。

だから芝居はやめられない。おもしろい。

と、多くの芝居ファンは思うのでありましょうが、私は、おもしろいお芝居を、なんとかもっと多くの人に観てもらうことはできないものか、と強く思うのであります。

芝居中継もあるし、DVDだってある。

でも、正直、どれもおもしろくない。観てられない。

「そりゃ芝居はナマだから」と言ってしまえば、それまで。

なんとか、もっとおもしろく見せられる撮り方はないものか。

いいお芝居を観るたび、「あーもったいない!」「誰にも見せてあげられない!」と思うのであります。

いつか、なんとかしたいなぁ。

よし、また明日。

明日もずっと部屋にこもってDVDの編集であります。

【どうでしょうグッズ九州初上陸!】
11月12日から熊本は鶴屋百貨店さんで開催の「大道産子市」にHTBグッズショップが出店。HTB社員が売り場に参上いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

(20:35
藤村