2015年1月5日(月)

嬉野

2015年1月5日(月)
春でございます。
いや、もちろん暦の上でのことでございますよ。
バーチャルの春でございます。
でもね、
そう書ききると、なんか好いんです。
なんだか書いてるうちに、そんな気もしてくるの。
不思議なものね。
札幌の地でも
冬至を過ぎてよりこの方、
少しずつ日が長くなっているのが分かります。
気温はまだまだ氷点下だけれど、
僅かな日の長さに春を感じます。
ありがたいものです。
春でございます。
おめでとうございます。
そして今年もどうぞよろしく。
仕事始めの日に、
嬉野が新年のご挨拶にまかり出ました。
みなさま、どうぞ今年一年、お健やかに〜。
【2014 年末日記】
雪の札幌より嬉野がお届けいたします。
みなさん今年もお世話になりました。
明年も相変わりませずのご贔屓をたまわりますよう
願いあげるばかりでございます。
さて年が明けますと、
2003年より続けてまいりました
どうでしょうDVD「コスタリカで幻の鳥を激写する!」
の発売がせまります。
思い出せばあの当時。
つまり2001年頃といえば、
まだカメラはデジタルではございませんで、
フィルムでありました。うそみたい。
私はちょうど中古カメラにハマっておりました頃で、
デッカイフィルムを使うデッカイカメラの画質の高さに魅了されておりました。
そこに持ち上がったあの企画。
コスタリカのジャングルに火の鳥のような美しい鳥がいる。
それを撮りに行くということで、
わたくし「よし!分かった!オレに任せろ!」
ということで。
いさんで札幌のレンタルカメラ機材屋さんへ行きましてね。
ペンタックスの6×7というお化けのようなデカさの1眼レフカメラを借りて来まして大興奮。
それへ望遠レンズとして600ミリという、
長大なレンズを借りまして、
それがもう、なにがなんだかわけも分からないくらい重かったんですが、なにぶんカメラ本体も分けわかんないくらい重いので、それに着ける望遠レンズなんだから
「まぁ重くてもしかたないか」
とわたくし思いつつも、
「それでもあれだ、重すぎでねぇか」
と躊躇はしましたものの、
帰りにHTBへ戻るタクシーに乗って揺られてるうちに、
そんな躊躇も忘れまして、
HTBに着くなり勇んで藤村くんの待つ編集室のドアを開け、
「デカした!うれしのくん!実に好いカメラだ!」
という激賞を大いに期待しましたが、
予想に反して彼の顔色は曇り、
「なにこれ?」
といったきわめてトーンの低い声。
「いや、カメラだけど…」
「分かってるよ。だから、なんでこんなに大きいの…」
「いや、それはだって!これはブローニー版という巨大なフィルムが装填できる高級カメラだからさぁ。これでビックリするくらい綺麗な写真が撮れるのよ〜!」
「ジャングル行くんだよオレたち…」
やな顔で私を見上げるわけです。
「あぁ…ま、たしかにね…」
「こんなの持ち歩けるの…?(藤村さんちょっと手にする)おも…!なんだよこれ!バカみたいに重いぞ!」
「ちょっと重かったかな…」
「ちょっとじゃないよ!だれ持つんだよ!」
まことに驚くべき重量を誇りますガラスと鉄の塊を持って、
かくて我々は、遥々中米はコスタリカのジャングルへと分け入っていったのでございます。
なつかしいなぁ。ごめんね大泉くん重くて。
でも企画は意外に面白くて笑っちゃいますよ「コスタリカ」(^^)マリーノの真似をする大泉くんが最高(^^)
ということでね。
さて、今回も発売日にローソンさん店頭で、
バンプレストさんの一番くじが展開の運びと相成ります!
私ね、一番くじの景品好きです。
前回は夏だったからグラスなんかがあったんですが、
今回は冬だからマグカップが用意されてるの(^^)
円安になって、いろんなことが出来なくなって、
それでも試行錯誤しながら景品づくりをバンプレストさんやってるんだけど、考える人にもデザインする人にも、愛を感じるんです。
「こんなのが欲しいな…」っていうところから考えてる。
どんなのが受けるか、市場調査、とか、そんなんじゃなくてね、
「こういうの欲しいな…」って、自分に聞きながら作ってる。
それは結果として「欲しい人のいる品物」になっていく。
クリアファイルのデザインも4種類くらいあるんだけど、どれも欲しい。なかでもミニサイズのやつが欲しい。
あと、だれが考えるのか「雪面の飛び魚」のぬいぐるみが可愛い。
携帯電話やスマホを挿して置くものらしいけど、ほんとよくできてる。
水曜どうでしょうという番組が好きな人が、アイデアを出して、デザインをして、その人たちが自分だったらこんなのが欲しいんだけどとみんなで話しながら作ってる。
自分が「欲しいなぁ〜」って具合に、
周りを見回すんじゃなく自分の心の中に入って行くと、
不思議と誰かも「それ好いね」って共感することがある。
自分の心に本当にあるものを自分の外へ出して形にする。
すると、それに自分以外の人も共感する。
自分の中に入って行くと、意外に世界とつながっていく。
人間には、そういう不思議なところがあるなぁと、
ぼくは、このごろ思うんです。
さて、それではみなさま良いお年をお迎えください。
年が明けたらまた会いましょう!
大晦日の夜はEテレの「2355」「0655」の年末年始スペシャルを見なきゃ〜!
【2014年12月26日の藤村日記】
仕事納めの藤村でございます。
今年はすっかり舞台が楽しくなってしまった年でした。
この年で部活みたいに集える場所ができたことがうれしかったんですね。
よみうりテレビの西田二郎とやり始めた「たまたま」という番組も、収録に参加してくれた視聴者のみなさんと作り上げる部活のような場所で
今年初めて開催しました「東北キャラバン」も、まさしく参加してくれたみなさんとの部活みたいな楽しい場所で
そういう「場所」ができたことがうれしい年でした。
でも一方で、「水曜どうでしょう公式サイト」というこの場所にはなかなか足が向かない年でした。
大きくなり過ぎたんでしょうね、我々おっさん二人には。
こういう場で話をするより、実際に顔を合わせて話をしたいという気持ちが、去年の「祭り」以降大きくなったんでしょうね。
だから、こことは別に、ふたりでやっていけるような小さなサイトを、こじんまりとやっていこうと思ってます。探してみてください。
もちろんこちらのサイトも引き続き!営業活動の拠点として宣伝をバンっバンっやっていきますけれども!
さぁ!年明け1月14日水曜日はいよいよ!DVD「中米コスタリカで幻の鳥を激写する!」の発売&受け渡しが開始となります。
大泉さんの「ノォーッ!」は、私の歴代大泉ツボ語録の中でもトップランクに位置する珠玉の名シーンでございますな。
「大ケツァール展 大人3千5百円 子供3千円」もかなりツボでございまして、こちらの立て看板をフィギュア化したものが今回の予約特典となっておりますので、予約した皆様方はお楽しみに。
今回は未公開シーンも大増量しておりますので、まだ予約がお済みでないみなさまは、ぜひともご予約を!
最後におしらせ
明日27日18時からキューブガーデンで行われる「エレキコミックJAPAN TOUR 2014」にわたくし藤村ゲスト出演いたします。やつい君は大泉洋と同じ系統の顔で親しみがわくというか、違和感を感じないというか、そういうことですのでおヒマな方はぜひ。
では、また年明けにお会いいたしましょう!
皆の衆、どうぞよいお年を!
たぶん嬉野先生からも年末の挨拶あるとおもいます。
【その前の日記】
12月19日金曜日。二日ぶりの藤村でございます。
今夜0時45分からわたくしと嬉野先生がゲストを迎えまして、モノ作りについてトークするという番組「わくわく、はじまる」が放送でございます。
全国のみなさまにおかれましては、23日の午後2時よりBS朝日にて放送でございます。ぜひご覧いただければ!と。
(なんかもう普通にディレクターのおっさんが司会しちゃってるんだから変わった番組だよねぇ)。
さらに21日日曜日!私と読売テレビ西田二郎がやっておりますテレビ埼玉で不定期放送中の「たまたま」(あ、これも普通に司会しちゃってんなぁ)の今年「最後」の公開収録がございます。
今回も嬉野先生がゲスト出演で、長々とトークをしてまいります。
場所は埼玉県熊谷の八木橋百貨店8階ホール。
時間は13時半開場。14時開演。
最近は観に来てくださる奇特な方がどんどん増えてまいりまして、今回は整理券を配布するとのこと。
当日午前9時45分〜午前10時まで1階北口にて着席整理券を発行。ひとり1枚。先着300名。
続いて10時10分からは8階ホール前で残りの整理券を順次配布。
最終的に立ち見でもご覧いただけますが、もしかしたら入れない場合もあると。
詳しくは「たまたま」のフェイスブックで。
続きまして、わたしくしが札幌で初めて舞台に立ちましたお芝居「わりと激しくゆっくりと」(劇団イナダ組)の東京公演(3月10日〜15日)のチケット先行発売第2弾が本日19日から23日まで行われております。先におこなわれた先行発売では、千秋楽といくつかの公演が完売いたしましたが、今回の第2弾発売では席数を調整して千秋楽の席も用意したとのことであります。
チケットはローソンチケットのみの扱い(Lコード32509)
詳しくはイナダ組ホームページで
同じくイナダ組が「札幌演劇シーズン2015冬」にて、大泉さんたちが10数年前にやりましたお芝居「カメヤ演芸場物語」の再演を行います。それにもわたくし出演しておりまして、目下稽古の真っ最中。こちらのチケットも絶賛発売中でございます。
ローソンチケット(Lコード19002)
期間は1月22日から2月1日まで。場所は札幌琴似コンカリーニョ。前売り3千円。
昭和の人情劇ということなんで、おっさんたちもぜひ芝居小屋に足を運んでみてください。
演劇とかね、気軽に観に行く人が多い街になってほしいですよ、札幌がね。それが文化的ってことですからね。居酒屋行くのと変わんないお値段ですから、一度ぐらい芝居観にきてくださいよ。それはもうおっさんのつとめみたいなもんだと俺は思いますよ。文化的な一助として地元の劇団の芝居を観に行く。これぐらいのこと、やっていきましょうや。
というわけで、
12月24日午後10時からはニコニコ動画の「バンプレチャンネル」にて一番くじ第2弾発売記念「ボードゲーム大会」も放送となります。
とりあえず今週日曜日は熊谷にてお会いいたしましょう!
お待ちしておりますよ!
(18:09 嬉野)