2014年6月4日(水)

嬉野

2014年6月4日(水)
嬉野でございます。
札幌は暑うございますよ!奥さん!
とは言ってもね、暑いのは日中だけですから、
そして、その暑くてたまらん時間は会社におりますし、
もうこの時間になりますと涼しい風も吹き始めますからね、
そこはやはり内地の猛暑とは規模が違うわけでございます。
ここいらは空気が乾燥しておりますからね
陽が傾くといっきに空気が冷えて、
とってもしのぎやすいのでありますよ、
これは暑くても爽やかな夏と、
内地生まれで内地育ちの私なんかは思うのです。
ということで奥さん、
そろそろ夕方6時を過ぎましたからね。
今夜も藤村さんの稽古場へ向かってみようかと思うのであります。
いや、あの藤村さん。
ひょっとして好い役者なのかもしれませんよ奥さん。
なんか気になる存在感を醸し出しているような気がするんですよ。
「いや、オレね、最終的には、演技してるだけじゃなくて、なんらかの存在感を出すまでに持って行きますよ…」
と、あの方、先日、出張先の東京で、
ばんめしの時に、ぽつりと言ってましてね。
感心したのでありますよ。
「でもあんた、存在感って言ったって、どうやったらでるのよ?」
って聞きましたらね、
「そう。それは分からないんだけど、でも、やろうと思ってるんですよ…」
と、あの方、したたかな顔して言ってましたね。
あの方、恐るべきところのある人ですからね、
なんか確信があるんですね。
いや、それとたしかにね、
稽古を覗きに行くたびに、あの方、気になる存在に
なっておりますよ奥さん。
さぁではみなさん!
本日もあい変わりませず、
各自の持ち場で奮闘を願いますよ!
明日の日本のためでございますよ!
では、楽しげに解散!
【日記メモリアルのコーナー】
5月20日火曜日の藤村日記
先におしらせ。
23日金曜日から角川文庫「けもの道」(藤村著)が発売となります。以前出版した単行本にあとがきを加えて今回、文庫化となりました。表紙はDVDのイラストでおなじみ松村画伯によるもの。この表紙は見ものです。
さて、会社帰りと休日はもっぱらお芝居の稽古に明け暮れております藤村でござります。
イナダ組公演「わりと激しくゆっくりと」の稽古が始まっておよそ半月。すっかり芝居が楽しくなっちゃっております。嬉野先生もすでに3回ほど稽古を見学に来ておられまして、「おっさん舞台デビュー」の密着取材を熱心に行っておられます。
現在、台本が3分の2ほど完成したところで(最初っから完成した台本があるわけではなく、稽古しながら話を作っていくというスタイル)まだラストがどうなるかはわかりませんが、これまでのところで言えることは、わたしくしには、いいセリフ、かっこいいセリフ、人の心を打つセリフ、がひとっつもない!ということです。
言っておきますが、ほぼ主役です。ですが、私にはまったくもって見せ場がない、という不思議な役柄です。
作・演出のイナダさんいわく「藤村さんの持っている印象とはまるで違う人を演じてもらいたい」ということで、今回わたくしが演じるのは「情けない父親」。娘に「器が小さいのよッ!」などとなじられてひと言も言葉を返せないという。
「とはいえラストぐらい、なんかいいセリフあんじゃねぇか?」という期待を持ちつつ、稽古をしておる毎日でございます。
チケットがそろそろ売り切れ近くなっておりますが、19日木曜日と大空町公演はまだ余裕あるみたいです。これ、おもしろいお芝居になりますよ。
劇団イナダ組・藤村忠寿第1回出演作品
「わりと激しくゆっくりと」
★札幌公演
6月18日(水)19:30
6月19日(木)19:30
6月20日(金)19:30
6月21日(土)千秋楽
13:30/17:00(1日2公演)
場所は、札幌琴似にあります
生活支援型文化施設コンカリーニョ
そしてなんと6月28日(土)18:00からは、
女満別にあります大空教育文化会館で道内地方公演もございます!
前売りはどの日も3000円!
ローソンチケット( Lコード 18857 )
(18:15 嬉野)