2010年10月16日(土)

嬉野

2010年10月16日(土)
嬉野ですの奥さん。
今日は、朝からキャップをやぼ用に誘って、
おっさん二人で車で出掛けましたの。
なんだか今日の札幌地方、好い天気でね。
昨日とはうって変わって寒くも無かった。
「当別あたりに行って見ませんか」
と、私はキャップに言ったわけです。
「あぁ、ぼく好きな浜があるんですよ」
と、即座にキャップは言うのです。
ぼくは答えました。
「浜?当別に海ありました?」
「あります。厚田の手前から見える海なんですけど」
「厚田って厚田村でしょう?」
「当別とわりに近いあたりです」
「はぁ、じゃぁまぁ行ってみますか」
「最高に眺めの好いとこですよ」
車で1時間弱。
走ったら、今年の5月に鯨森惣七と焚き火に行ったところでした。
「あぁ、ここは知ってますよ」
「最高に眺めの好いところですよ」
「眺めいいんですよ」
国道をそれて浜近くの枝道を上がると、
岬の上に出て、波の寄せる浜が一望できました。
「すばらしいですねウレシー!」
キャップは上機嫌でした。
私も同意しました。
「あぁ、確かに綺麗ですよね。これ、もう、ここは日本じゃないですよね、アイルランドとかの漁村の風景ですよね、やぁ!向こうに手稲山が見えますよ、凄い天気ですね今日は!」
今日の日光の照りつけ方は確かに最高で、
お昼前の光線の差し具合が、また好かったわけで。
つまり逆光線で海がギラギラと光ってる。
波打ち際まで走る波が大きな波頭を立てて白く崩れていくのが眼下に見える。
車を走らせる辺りは、
どこまでも草地でススキの穂が茂っている。
真昼に近い時刻の逆光線を受けて、
すべすべの草の葉がギラギラと照り返しながら、
ぼくらの行く手一面を風に揺れながら次々と光っては過ぎる。
日の高い時刻の海と草の葉とススキの穂は、
逆光線に入ると人が変わったように力強く輝きだすのです。
「この波はサーフィン最高じゃないスか。お!やってるじゃないスか!ここ穴場ポイントですよウレシー!ちょと浜に寄ってって好いスか?」
「寄っていいですけど、砂浜、入ったら、車、砂に埋まりますから要注意ですよ」
「大丈夫ですよウレシー、ぼくの車は四駆ですから、走れないところはないですよ。まったく問題なしです」
それから5分もしないうちにキャップの車は砂に嵌りまして。
「あれ?」
「キャップ!タイヤ、きゅるきゅる言ってますよ」
「ウレシー!」
「あぁ、嵌ってますね」
「なんでしょうこれ?」
「いきなり問題ありましたね」
「嵌りましたか?」
「はまってますねぇ、まだ浜に出てもいないのに」
そこは浜に出る前の草地で、
でも草地は砂地には変わりなく、
車から外に出てみると、その草地の砂地のうねに、
乗り上げて前輪も後輪も嵌っておりました。
「これはもうねキャップ」
「はい」
「JAFですよ」
「JAFですね」
それからJAFに電話して、
場所を聞かれましたが、
住所なんてないような場所でしたが、
携帯のGPSで緯度経度を表示して、
それを告げたら緯度検索して、
JAFさんは45分後に助けに来てくれました。
最高に気分の好い天気の、
最高に眺めの好い場所で起きた今日の出来事でした。
札幌って綺麗だなぁ。
最高に綺麗だなぁ、と思えたのも、
JAFさんのお陰であります。
ありがとう!JAF!
冬近い、晩夏の思い出となりました。
じゃぁ週明けは留守がちですが、
みなさんどうぞお達者で!
世間に負けずにお気張りくださいますよう、
願ってやみません。
それでは週明けも各自の持ち場で奮闘されたし!
解散!
(17:27 嬉野)