2012年9月20日(木)
2012年9月20日(木)
はいこんにちは奥さん、
嬉野です。
ただ今、札幌パルコで開催中であります
「大宮エリーさん展」が、おもしろそうだから、
早く行かなきゃと思っております木曜日の私であります。
さて奥さん、今年3年ぶりに撮影の運びとあいなりました
ドラマ「幸せハッピー」のエンディングテーマを、
ぬぁんと!あの斉藤和義さんに歌ってもらっておりますの!
そのレコーディングの日の写真もあわせて、
今朝、ドラマ撮影日記のページにアップしましたので、
まだのお方はどうぞごらんくださいませ!
「ぬぁんで あの名もなきテレビ局に!」と
業界は震撼することでありましょう!
それとね、
九大臨床心理学の佐々木先生が、
札幌のぼくらのもとに3年近くも通われて、
せっせとインタビューしながら分析を続け書き表され、
このたび目出度く出版の運びとなりました、
「結局どうして面白いのか 水曜どうでしょう のしくみ」も、
あっと言う間に初版を売り切って増刷の運びとなったとのこと、
なるほどなるほどと思っております。
さすがにいまや各業界、そして、
社会の多方面に潜伏しておられますどうでしょう藩士のことです。
本好きの読み手の方も多数おられるようで、
あのように文字ばっかりの本にも喰らいついていくような、
練達の読書猛者が果敢に突進しておるのでしょう、
まことにもって頼もしい限りでございます。
「結局、面白さなんて理屈じゃないよ」という
ご意見もあるだとおもうのですよ。
それ、まったくそうなんですよ。
理屈は理屈でしかないですからね。
それでもね、ぼく思うんです、
面白さの周辺に行きつこうとして、
道に迷わないための理屈はあるような気がするのです。
それは、「そもそもの話」ということに
なるんだと思うんですね。
「そういえば、おもしろいって、どういうことなんだろう」
それを考えることの面白さは、
結局、番組を見て面白がってる頭とは違うのですからね。
だから、そういう頭にも興味のあるみなさんには、
とても好い本だと思うのです。
「水曜どうでしょう」という
あなたのよく知っている番組が対象になっていてね、
それを作ってるディレクターが対象になっていてね、
そいつらのしゃべったことを、心理学の先生がどう解釈するのか。
ぼくらの話している理屈だけでなく、
心理学の先生は、
なぜ、その言葉を使ったのかまで見てしまう的なことですからね。
ぼくらにしても、番組という品物を整えていく作業の中では、
常に考え考えしながら仕事はしているのですからね。
だから、そこに理屈が無いはずがないのです。
「なんとなくそうしたいと思ったからそうした」
現場ではその感じです。
だって、そうでなければ、
次々と過ぎ去って行く現実に対応はできないですから。
でも、あとで振り返れば、そのなんとなくにも、
言葉という理屈に変換していくことができることに気づく。
生きていればいろいろな経験をしているのです。
そこで見つけたこともみんなたくさん持っている。
そんなことは聞いてくれる人がいれば、
ぼくら誰もが話してしまうものなのです。
話を聞いてくれる人に、話しながらね、
自分の考えが、整理されていく感じもありましたよ。
佐々木先生は、
つまり練達の聞き手なのだと思いました。
そろそろ世間も秋めいて涼しくなってまいりますからね、
秋の夜長の眠れない夜の過ごし方には、
「結局どうして面白いのか水曜どうでしょうのしくみ」
は、もってこいではないでしょうか奥さん、
と、私は、今一度、ここで、あからさまに宣伝しておきますよ。
それでは、本日も諸氏!
各自の持ち場で奮闘願います!
解散!
また明日。
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(17:22 嬉野)