2009年12月28日(月)

嬉野

2009年12月28日(月)
嬉野です。
人は、人である限り、表現という行為をします。
詩人が詩を書くように、
画家が絵を描くように、
音楽家が演奏をするように、
はたまた曲をつくるように、
しかしながら、
表現という行為は別段芸術の世界だけの話ではないでしょう。
世間に暮らす誰も彼もが、
いたるところで日常的にしている行為なのです。
むしろ、表現することを差し止められた場合、
人というものはひじょうに苦しむものです。
そのくらい、人が人として生きていく上で、
表現するという行為は切実なほど必要な行為なのです。
しかしながら、表現という行為は、ひとりでは完結できない。
必ず相手が必要な行為なのです。
たとえば恋愛。
人を好きになるということ。
その人を好きだと思ってしまう内なる衝動。
その感情の欲求が後から後から湧き出でて、
この胸はふくれ、はちきれそうになる。
この思いを自分の中だけに止めておく事ができなくなる。
湧き出でるまま外へ出してしまいたくなる。
外へ出してしまいたくなるというその欲求。
その切実なる衝動が、つまり表現という行為そのものなのです。
しかしながら、幸福のうちに表現することが出来るのは、
その思いを受け止めてくれる相手があって初めて成しえるもの。
つまり表現することの幸せを得るためには、その胸のうちで溢れ出る思いを受け取ってくれる対象があって初めて完結できるものなのです。
恋愛というものが楽しくてしょうがないのは、
自分の表現する気持ちを対象となる相手がそのままに受け止めてくれる時だけです。
その時は思いのままに表現が出来る。
だから、後から後から溢れてくる想いも、
その想いの引き取り手がいるから、そのまま外へ出せる。
だから少しも苦しくならない。
幸福でたまらない。
その幸福感。
それが好きな人に好きと言え。
その好きな人からも好きだといわれること。
そういう状態。
その幸せな状態を作っているのは、
その思いを受け止めてくれる相手が存在するから。
だから片思いや、失恋やらが辛いのはあたりまえです。
溢れる想いが湧き出てくるのに、そのはちきれそうな思いを相手が引き取ってくれないのだから。
自分の胸は、その人への想いで、やがてはち切れるでしょう。
だったら胸は苦しくなる。
あたりまえなのです。
だから、なんとしてもその想いを引き取ってもらおうと、
電話をしたり、メールをしたり、手紙を書いたり、
懸命に、この胸で膨満していく想いを引き取ってくれと相手のところへ出向こうとする。
それなのに、その人は、引き取ってくれない。
だとするならば。
今度は、そのくるしさに、たまらず、
怒りや憎しみが生み出されてくるのです。
「この苦しさは、あなたがこの思いを引き取ってくれないからだ」
と、思うようになる。
だが、立場が逆なら分かるはず。
引き取れないものは、引き取れるはずがないのだから。
そう相手は言うでしょう。
それを無理やり引き取らせようとするのなら、相手は益々離れていくのは当然のこと。
それはなんだか商売にも似ていますよね。
だったらと商売人は客の好みを調べ考えて、客が引き取りそうなものだけを渡しにいく。買わせたいものがあっても、買いそうにないと分かればあっさりあきらめて、買いそうな物を持っていく。
恋愛という、このぼくらの日常的な表現行為の中に、
人間が経済的な生き物であるという、その動機も潜んでいるということも、このことを考えていけばニュアンス的に分かる気がします。
やりたいことがない。
書きたいものがない。
書けない。
出来ない。
この社会で、表現者と呼ばれる人や、呼ばれたい人が、
上記のような状態にいるのなら、
みなさんはもうお分かりでしょう、
それはそのまま、自分のなかに切実な状態が無いだけの事だと。
勝手に湧き上がり、
表へ出したくてしょうがない衝動がないから、
いつまでもこの胸は苦しくはならない。
だったら外へ出したくなるようなものはない。
つまり表現など出来るわけが無い。
あたりまえです。
切実なものがなければ、人は表現することをしないのです。
それはそのまま、自分が平穏で無事な状態ということなのです。
そんな状態の人が、何かやらなければという強迫観念に支配され、
自分で自分を追い込んでいくなら。
そんなことがもしあるのなら、
それは、「?」なことではないでしょうか。
好きな人もいないのに、
恋愛は楽しいっていうから、恋愛した方が好いのかしらと思うようなものです。
人とうものは、本当に好く出来ているのです。
特段その気にならないのなら、
普通に起きて食べて寝て呑んでだけで好いのです。
無理になにかやんなきゃとは思わなくて好いんだと、
とにかく安心するべきです。
そのことが先決だと、心得て好いわけです。
時に暴走することもあるでしょうが。
それは仕方が無いとして。
それでも、大体において自分をコントロールすることは大事です。
それは自分に力をつけることになるのだと思いますから。
そのために必要な事は訓練です。
訓練は反復です。
心底、思いますよ。
人間は本当に好く出来ているのです。
誰だってなんとか乗り切って行けるもんです。
恋愛の話は身近なので、たとえ話に最適なのでしましたが。
その実、恋愛という感情の仕組みには、この社会を動かしている人間の、その奥底にとぐろをまく根源的な理由が組み込まれているような気もするのです。
そのあたり、是非、各員に経験を積んだ上で深めていっていただきたいものだと希望します。
なんとしても、よき人生をおくっていただきたい。
諸氏の奮闘を祈る。で、あります。
以上、解散。
あ!そうそう。
DVD第13弾で登場の東北変装ツアーに昔、ご参加いただいたみなさま!
皆様のお顔にはいっさいぼかしなどの処理はいれておりませんのでご承知おきくださいね!
映ってた人の顔は、全員バッキンバッキで見れますからねぇー!
以上。
13弾!予約討ち入り中!
3本立ての中身は!
一、最初で最後の視聴者参加ツアー企画「ばれたら大変!東北変装ツアー!」(名場面:腹を割って話そう!)
一、引いた絵はがきの撮影ポイントを探してたどり着き、その絵はがきと同じ構図で写真の中に大鈴が納まる「日本全国絵はがきの旅1」(名場面:恐怖の四国遍路、他)
一、アラスカのフランベでお馴染みのシェフ大泉がHTBの裏口駐車場にワゴン車を乗り入れて、車内でビストロ大泉を開店。訪れた客の食欲をすべて打ち抜き関係者から激しくバッシングされた1週物の金字塔「シェフ大泉・車内でクリスマスパーティー」!(名場面:プロデューサー炎上、他)
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(16:32 嬉野)