ご無沙汰しておりました。
ご無沙汰しておりました。
11月2日月曜日。藤村でございます。
10月13日にクランクインをしたスペシャルドラマ「ミエルヒ」の撮影がすべて終了し、本日ようやく出社をいたしました。
このドラマ、要は「一人暮らしの父のもとへ、10年ぶりに突然息子が帰って来る」という、ただそれだけの話であります。
そして、ドラマの大部分は「たった二日間の出来事」なのであります。
でも、それなのに、いろんなことを考えさせられる、シリアスなテーマのはずなのに、随所に笑いが巻き起こる、そんなとても不思議なドラマであります。
主演の安田さんは、悩みながら、迷いながらも、最終的にはとても魅力的で、あんまり見たことない主人公像を作り上げてくれました。
残念ながら北海道ローカルでの放送ということでありますが、時期がずれても全国なるべく多くのみなさんに見ていただけることを願っております。
そして、ドラマが終わった翌日には東京・浅草へ。
ジャパン国際コンテンツフェスティバルのオリジナルイベント「浅草藤村大集会」をやってまいりました。
由緒ある浅草公会堂に、三味線の奏でる「どうでしょうのオープニングテーマ」が鳴り響きまして、嬉野先生と二人、たっぷり2時間半お話をいたしました。
日ごろ思っているテレビのこと、ドラマのことを我々のような者が語らせてもらえる、そして、そんな話を聞いてくれる熱心な人々が数多くいる、それは巨大に膨張し過ぎたテレビの世界の中にあって、ひとりひとりの息遣いが聞こえるようなイベントでありました。
このような機会を作っていただいたテレビマンユニオンの重延会長に心の底から感謝しております。
そして、浅草で語らっていたその夜、DVD「香港/釣りバカ/アラスカ」の引渡しが解禁されました。
2枚組およそ5時間の大ボリューム。副音声まで聞けば10時間というバカみたいなDVD。お楽しみいただけておりますでしょうか。
仕事から帰って家で一息ついて、いつもの場所に座り、缶ビールをあける。
それと同じような、どこかほっとした気持ちでこのDVDを観ていただけたら、制作者冥利に尽きます。
さぁ、明日休んだら、ドラマの仕上げと平行して次回DVDの編集に取り掛かります。
ただいま。
藤村、嬉野、本日よりこちらに帰還いたしました!
(17:41
藤村
)