2008年12月29日月曜日。

藤村

2008年12月29日月曜日。

今年最後の日記。藤村でございます。

本日、DVD第11弾のための枠撮りを久々に行いました。

ここ最近はDVD版の前後枠は撮ってなかったんですが、「おーたまにはまた撮ってみようか」と思い立ち、年も押し迫った本日、大鈴ご両人を呼びつけて、いつもの公園で撮影と相成ったわけでございます。

積雪量ゼロが続いていた札幌も先週末ドカ雪が降り、いつもの公園も一気に雪景色。

久々にソリなど出しまして、ご両人にはアクロバチックなソリ滑りなどご披露いただきました。

考えてみれば、これは2006年「ヨーロッパ」以来の、どうでしょうとしての撮影。

「いやぁーすごく久しぶりですねぇ」

と言いながらも、顔を合わせれば、いつもの大泉洋であり、ミスターであり、我々ディレクター陣。その呼吸は相も変わらず。

撮影前のことであります。

用意した衣装の中に長靴がありました。

そこいらの親父が履くような黒いゴム長。ちょっと地味なので、スタイリスト小松が、水曜どうでしょうのロゴシールをゴム長の前面に貼り付けました。

「どう?オシャレでしょ」と。

「うははは!いいねぇー小松さん」と。

一同盛り上がっておりますと、

「おぉー!これはいいじゃないの小松さん!」

その長靴に人一倍の興味を示した男がおります。

嬉野先生であります。

嬉野先生はすかさずカメラを構えると、

「ちょっと大泉さん、その長靴、そこに置いて・・・そうそう」

と、近くにいた大泉洋に指示を与えております。

「そこそこ、ハイそこに置いて。あーいいねぇ」

「いいですか」

「じゃ撮りますよ」

「はいはい、いいですよ」

大泉洋は長靴に手を添えてポーズをとっております。

「あ、大泉さん、手をどけて下さい」

嬉野先生は、ファインダーをのぞきながら、しれっとそうおっしゃいましたね。

「あ、ぼくはいらないの?」

「あ、大泉さんはいいです」

「あー・・・」

先生は、ただ長靴が撮りたかっただけなんですね。

で、たまたま近くにいた大泉洋に、長靴をセッティングさせただけなんですね。

大泉洋は手をどけながら、多少落ち込みましたね。

嬉野くん、もうぼくは長靴にも勝てないのかと。

しかしながらそこには、どうでしょうのいつもの空気が、変わらずに流れておりましたね。

良い仕事納めとなりました。

ひっそり静まり返ったHTB制作部のフロアで、この日記を打っております。

さぁ来年は、どんな年になりますか。

皆の衆!

今年は世話になるばかりで、新作を見せられず、申し訳なかった。

来年は必ずや!と思っております。

ではあと少し、DVDの作業をして帰ります。

みんな、よいお年を!

(17:00 藤村)