9月27日木曜日。藤村でございます。

藤村

9月27日木曜日。藤村でございます。
DVD第9弾の受け渡し解禁、ホームページの終夜営業「嬉野祭り」が今回も賑々しく開催されました。
昨日の朝の書き込みにこんなのがありましたね。
関東にお住まいの方でしたな。
嬉野先生に付き合って掲示板を見ながら夜を明かし、朝方、外へ出ると踏み切りが鳴っている。
やがて向こうから列車がやってくる。
見れば札幌発の寝台列車「北斗星」。
朝の空気をぶわっと揺らして目の前を通り過ぎる。
札幌の空気をここに運んできてくれたようで、祭りのエンディングにふさわしかった。
・・・という、実に情緒あふれるお便りでございました。
いいですね。
寝台列車というのが、またいい。
私も小さいころは鉄道好きの、こてっちゃんでしたからね。今でもそのなごりは充分に残ってて、だからポストカードだって大泉洋ではなく特急列車なわけですよ。
鉄道模型だってもちろん持ってます。Nゲージというやつですね。
先日ふと思い立って、その押入れにしまってあったNゲージを引っ張り出してきました。
くそ坊主に見せるためです。
「どうだ」と。
「おめぇの持ってるプラレールとは品格が違うだろ」と。
ちなみにそのプラレールってのは、大泉さんが坊主の2歳の誕生日にくれたやつです。
ちょうど「四国R?14」を我が家で撮影してたときでね。
「おーちょうどウチの坊主が誕生日なんだよねー」
と言いましたら、やつがしぶしぶ買ってきたプレゼントであります。
あれからもう7年もたちまして、いよいよ私も坊主をひとりの男として認め、
「これで遊んでもいいぞ」と、
許可を与えようと思ったわけです。もう乱暴に扱わないだろうと。
なんせ大泉さんがくれた「こまち」かなんかのプラレールは、その日のうちに坊主が投げて壊しましたからね。
Nゲージ。小さくて精巧です。速度調節もできて、走らせるとヘッドライトも点灯します。
くそ坊主喜びましてね、
「おとう!すごい!」と。
「ブルートレインっていうんだぞ」
寝台列車、ブルートレインです。
その日から坊主は、朝まだ暗いうちから起き出して、ひとりリビングで、シャーっと寝台列車を走らせておりました。
聞けば、
「ヘッドライトが光るから暗いほうがいい」と。
「夜は早く寝ろと言われるから朝にした」と。
なかなかおまえ、情緒があるじゃないかと。
朝方の寝台特急ほど旅情をかきたてるものはない。
おまえもこてっちゃんか?と。
坊主の今年の誕生日も近づいてまいりまして、私思いました。
「そうだ」と。
「今年はNゲージを買ってやろうかな」と。
「好きな列車を買ってやろうかな」と。
「こいつはどんな列車が好きなんだろう」
「おれは寝台特急が好きだったな・・・」
それで、シャーっと走らせてる坊主の横に行って聞きましたよ。
「おまえ、誕生日プレゼントは何がいい?」
「うーん」
「電車にするか?」
「うーん」
「それとも線路たくさん買ってもっと広げるか!」
「うーんとね・・・」
「どうする?」
「妖怪大百科!」
「なんだそれ!妖怪かよ!」
・・・やつはこてっちゃんにはなりませんね。水木的なものが好きらしいですね。
Nゲージは再び押入れの中に戻りました。
さて、今週末29日(土)の午後4時半から、北海道と一部地域にて、HTBスペシャルドラマ「そらぷち」が放送されます。
一足先に見ましたが、見終わって「あぁよかったな」と、素直に思いました。
看護士役で出ている小橋亜樹が実に自然な、自然すぎる風貌で良い演技をされております。
なんせ撮影時には、自然すぎてボランティアスタッフに間違われたぐらいですから。
私も撮影現場に行ったときに驚きましたよ。
ロケバスが到着するわけです。
「おはよーございまーす!」
なんつって役者さんがバスから降りてきます。今回は子役の子も多いですけどね、それでも役者の華やかさがあるわけです。
「おはよーございまーす!」
現場が一気に華やぐわけです。
「よーいしょーとー」
最後にそんな声を出してスタッフの女性が降りてきましてね、と思ったらそれが小橋さんでしたね。
「いやー小橋さん!華がないねぇ!」
久しぶりに会ったそれが第一声でしたね。
「してまたぶさいくだねぇーどうしたの。あ!役作りだ」
「違いますよ」
「さすがだねぇー」
「違いますって」
小橋さん、今最も気になる女優さんであります。
あ、オクラの藤尾も出てます。
お笑いとしては魅力ゼロですが、役者としては、とても良いものをお持ちだと期待を寄せております。
みなさま是非ともご覧下さい。
では本日もご拝聴ありがとうございました。
解散!
(19:33 藤村)