2006年10月19日木曜日

嬉野

2006年10月19日木曜日
嬉野であります。
昨日のね。
藤村先生の日記ですけどね。
なんでしょうね、あれ。
おかしなことを書いてましたねぇ。
「うっそーん」
なんですか、それ。
そんなことを私が言ったんですか?
日記をあやまって消しちゃった時、
私がそんなこと叫んだんですか?
知りませんよ私は。
ま、否定もしませんがね。
だって覚えておりませんからね。何を喚いたかなんてのはね。
詳しく思い出しますとですね。
一昨日の夕方のことですよ。
「さてさてこの辺りでよかろうよ」と思って私が日記を書いておりましたところにね、音効の工藤さんが近寄ってこられましてね。
「クラシックの音付けするか」
と申されるわけですよ。準備万端ということですね。
それを受けて私も「よしよしそーか」と。
であるならば席を立つから、念のために、時間を掛けて書き上げたこの日記を全文コピーしておくかということでね、ビシッとキーを押したわけです。
したら、あっさり全文消えまして。
あんなにビッシリあった文字が全部消えて真っ白。
画面には「C」の文字が一文字、ポツンと、うそ寒く残るばかり。
どうやらCtrl+Cと押したつもりで、Shift+Cと押しちゃったんですね。
私はね、唖然としましたね。
横に立って一部始終を見てしまった工藤さんも、同じように唖然としましてね、
「オ、オレのせいじゃないよね、そーだよね」
とだけ発言されましてね、
そそくさとその場を去って行かれました、
去って行かれましたがね…。
その場に藤村先生の影は無しというね、そのことだけはハッキリしておるわけでございますよ皆さん。
オレと工藤ちゃんしかいなかったわけ。
それをさぁ、あのおっさんは、いかにもその瞬間に立ち会ったように書いちゃってさぁ。
昔からそーです、あのおっさんは。
2002年にね、「ベトナム」の最終回の時ね、樋口了一さんから新バージョンの「6分の1夢旅人2002」の曲が藤村先生のパソコンにメールで送られてきましてね、
「おや、メールで来たよ。どーすんのよ」
ということでね、どうやったらこの曲をパソコンから引っ張り出せるのか、そして編集素材としてテープにダビングできるだろうかということで、とりあえずその時その場には、私と藤村先生というアナログ二人組しかいなかったので、大いに難儀したのですがね。
私しゃね。
「とりあえず音質うんぬんは後回しにして、仮で画に当ててみたいわけだ、だったらさぁ」
ということでね、編集室からビデオカメラを持って来ましてね、ヘッドフォンで聞く用にとパソコンについてるオーディオアウトの穴からラインで引っ張って、カメラのオーディオインの穴につないでテープに録音したのでありますよ。
とりあえず、行為としては正しいわけですよ。
さぁそうしましたら、あの先生。
後日、そのくだりを何かにお書きになりましたが、
あの先生の文章に出てきた嬉野さんという人はね、何をするかというと、樋口さんの曲をパソコンのスピーカーからまんま大音量で流して、大胆にもそのスピーカーにカメラマイクを押し当てて、直で音を拾ってるわけですよ。したら当然、回りの話し声やら笑い声まで一緒に拾っちゃってるわけ。
あのですね、事実無根もはなはだしいのよ。
オレは、ちゃんとラインで拾ったの。
マイクで拾うなんて、そんな面白いことしてないの。
今後もね、あの藤村先生のお書きになる文章の中にね、嬉野さんというねぇ、へんてこなことをする面白い人が登場するかもしれませんがね、その面白い嬉野さんと、この嬉野さんは関係ありませんよ、ということをですね、ここでね、はっきり言わせていただきますよ。
実物の嬉野さんは、そんな面白い人じゃありませんよ。
いたって普通の人です。
それをあんなに面白く書かれちゃ、おおいに迷惑。
知らんちゅーのよ。
まぁ、消えた瞬間、以降の話はね、文章の復活を試みるくだりからは、工藤さんとの作業を終えて帰ってきてからの話でしたから藤村先生もおられましたので、だいたい実話ですがね。
だからまぁ、「うっそーん」くらいは言ったかもしれませんがね。
よく分かりません。
さて、ところでね、
消しちゃった文章は、Ctrl+Z、で復活するんだそうですね。
さっきどなたか掲示板に書かれてました。
やってみたら、あっさり復活しましたね。
はははは…。
その方、
「いまさら遅いと思いますが」
とも書き添えておられましたね。
はははは…。
じゃ、奥さん、また明日。
やれやれ。
(16:26 嬉野)