2006年6月20日火曜日!午後5時を回りました。藤村でございます。
さぁさぁ皆の衆!皆の衆!
いよいよ今夜!午前0時を過ぎ!日付が6月23日に変わるや否や!全国のローソンさんにて水曜どうでしょうDVD第7弾「ヨーロッパ21カ国完全制覇」のお受け取りが解禁となりますぞ!
2月15日の予約開始から4ヶ月以上!
成長の早い小学生ならなんぼか背も伸びようかというこの長期に渡り、じっと予約引換票を握りしめ、この日を待ち望んでおられた実直なる藩士諸君!
いよいよ今夜!
キミの手にあるその1枚の小さな紙が!
4時間48分もの映像が収められた2枚組DVDに変わるのでありますぞ!
お待たせしましたお待たせしました!
DISC1には、DVDのために撮り下ろした「前枠」に始まって、「ヨーロッパ完全制覇・第一夜から第四夜まで」の計2時間9分、続くDISC2には、「第五夜から最終夜まで」の5話分とDVD版の「後枠」、そして面白いものからつまらないものまで強弱つけた「特典映像が3つ」の計2時間39分と、それぞれ映像が収められております。
このほか恒例の「シークレット映像」も2つ、隠れております。今回は拍子抜けするほど簡単な操作で出てまいりますので、「なんかウラがあんじゃねぇのか?」と深読みするベテランエリートもおりましょうが、今回は本当に簡単。奥様方も安心して、とりあえずなんらかのボタンを押してみて下さい。
そしてもちろん、最近では「これを聞かなきゃ始まらない」という中毒患者も増殖しております「副音声解説」、こちらもビタッとご用意いたしております(今回は、特典映像には副音声は付いておりません)。
さぁ今夜、見事ローソン屋敷に討ち入りを果たし、我が家へと帰り着いたあなたは、はやる心を抑えつつ、まずはDVDのジャケットをしげしげと眺めるでありましょう。
目を凝らして表紙を眺めれば、その絵の中で、きっと誰かがあなたのうれしそうな顔を、そっと覗いているのに気づくでしょう。
続いては裏面に書かれた文章を読んで下さい。9年の時を越えて、これからあなたの目の前で始まるヨーロッパの旅路・・・いやがおうにも気分が盛り上がってまいります。
ビニールをはがす手ももどかしく、パッケージを開いてみましょう。中にはチャプター表、次回DVD予告が載ったチラシ、そしてオマケの地図が封入されております。
一緒にもらった予約特典のポストカード。これは本編を見終わってから開封する方が楽しめますから、まずはそのまま置いといて、さぁ!ディスクを入れたらいよいよヨーロッパの旅が始まります!
今夜一気に見ようが、さわりだけ見てあとは楽しみにとっておこうが、それはもうあなたの自由です。
9年前の、若き日のどうでしょう班の旅路は、あなたが手にしたその小さなディスクの中に、永遠に記録されているのでございます。もうどこへも逃げません。
私が、あのヨーロッパの旅を、編集し直すことはもうありません。これが完全な旅の記録。
見終わったら是非とも感想をお聞かせ下さい。
では今夜!
皆の衆!
いざ出陣!
(17:25 藤村)
2006年6月20日火曜日!午後5時を回りました。藤村でございます。
2006年6月19日月曜!
2006年6月19日月曜!
ちょっと奥さん!嬉野です!
さっきニュース見てたら、なんでしょう、
「ロボQ」ってのが出てましたが驚きましたよ!
なんですかあれは!
ロボットじゃないですか!
つまり奥さんね。
人間みたいな体をした銀色のボディーのやつがね、
ユンボ(ショベルカー?)の操縦席に座って両手で操縦レバーを掴んでユンボを前進させたりショベルで地面を掘ったりしてるんですよ!奥さん!
ようするにね、今後危険な現場とかで作業をしなければならない時にあの「ロボQ]が出動するんだそうですが、いや凄い!
ついにロボット登場なんだね!
なんかね、ユンボ自体にコンピュータ組み込まれて動くんじゃなくて、人の形をした「ロボQ」ってやつが、わざわざユンボに乗り込んで動かすってところがいいね。うん。凄く良い。
いまにきっと来ると思うよ、
「やっぱ、人間より、ロボQの方が感じが好いよね」って、
言ちゃう時代がね。
おらぁもう、それでもいいや。
ということで、また明日!
奥さん、またおいでねー!
(18:27 嬉野)
6月16日金曜日。今週も終わりでございます。藤村にございます。
6月16日金曜日。今週も終わりでございます。藤村にございます。
6月1日から北海道でもデジタル放送が始まりまして、先週のYOSAKOIソーラン祭りが実質的なデジタルハイビジョン中継の最初となりました。
いわゆる「地デジ対応テレビ」、横長薄型の高級なやつですな、あれを持っているご家庭では、明らかに今までとは比べもんにならんクリアな映像をご覧いただけたはず。私も会社の横長テレビで見ましたが、それはちょっと、軽くショックをおぼえるほどの美しい画面でございました。
しかし、まだまだ「地デジ対応テレビ」など高級品。「いよいよ地デジスタート!」などと声高に叫ぶテレビ局の社員ですら持っている人はほんのひと握り。我が制作部にいたっては「誰も持ってねぇ」という世間一般よりもひどい普及率。
「なんかボタン押したら情報が出てくるらしいが、んなもんメンドくさくてやらねぇよ」
「いくら映像がキレイったってねぇ、バラエティー見るのに高画質はいらねーなぁ」
「まだウチのテレビ壊れてないし」
「だいたい高すぎるんだよ!テレビに30万も出せるか!」
デジタル放送に対する意見というのは、皆様のところもだいたいこんな感じでしょう。
「映像がキレイ以外の、デジタル放送の利点がよくわからん」
根本的に、
「デジタルとアナログの違いがよくわからん。何が違うのよ」
まったくですね。テレビ局に勤めている私ですらその違いがよくわかりません。
結果、「今のままでいいや」と。
ところが、です。
先日のYOSAKOI中継でわたくし、デジタルとアナログの違いを初めて実感いたしました。「映像がキレイ」とか、そういうことじゃございません。「もっとわかりやすい、見た目の違い」。
説明しましょう。
デジタルテレビは「横長」でございます。ヨコ:タテの比率が「16:9」の長方形。一方、奥さんとこのアナログテレビは「4:3」。正方形に近い形でございます。
我々は先日の中継で初めて「デジタルハイビジョン中継車」を使用しました。カメラマンが映し出す映像はすべて「横長」であります。デジタルテレビであれば、カメラマンが映した通りの横長の映像が映ります。しかし、奥さんとこのテレビは正方形。カメラマンが映した通りの映像は映りません。ではどんな映像が映るのか?
「両サイドを切り落とした映像」が映ります。
つまり、「真ん中あたりだけ」が映る。
そうすると例えば、画面の右端に大泉さんがいたとしたら、奥さんとこのテレビには映らない。しかしそうならないように、ちょっと映像が端っこにずれようもんなら、
「おい!アナログテレビじゃそこ映ってないぞ!」
中継車からカメラマンにすぐさま指示が飛びます。
カメラマンは大変。横長のファインダーをのぞきつつ、中央付近の正方形の映像も意識しなければならない。いやむしろ現在の普及率を考えれば、アナログの正方形の映像を中心に考えなければならない。「おい!そこ映ってないぞ!」全員の意識も中央に集中します。おかげでアナログテレビでも違和感のない映像を見ることができる。
ところが、今後デジタルテレビの普及率が上がっていけば、我々の意識も徐々に「横長」にシフトしていく。すると、中央だけでなく全体で画作りを考えるようになる。端っこに映ってるか映ってないか、そこには無頓着になる可能性もある。
でも、「映像の両サイドをカットする」というのは、昔から映画をテレビで流す場合にやっていることなので、まぁそれほど見た目上の問題になることはないでしょう。
しかし、同じ「横長」でも「映画」と「デジタルテレビ」では、決定的に違うところがあります。
映画とテレビで映像上、決定的に違うところ。
わかりますか?奥さん。
テロップや文字スーパーですよ。
テレビは、文字スーパーやテロップを映像に多用する。むしろそれがあって初めて、テレビの映像が成り立つと言ってもいい。
となると、こればかりは映像のように「カット」できないわけです。映像として成り立たなくなってしまう。そうなると、「横長」映像であったとしても両サイドには文字スーパーが出せないということになる。すべて中央付近に出さなければならない。
奥さんちのアナログテレビで見てたら別に違和感はないんですよ。今までと同じ。でも、横長のデジタルテレビで見たら、妙にスーパーが真ん中に集まっちゃって違和感ありまくり。
「アナログとデジタルのわかりやすい違い」というのは、スーパー・テロップ類の見え方だと思うのです。
そしてたぶん、アナログからデジタルへ移行するとき、我々作り手が一番苦労するのは、このスーパー・テロップ類の出し方だと思うのであります。
わかりやすく言おうか。
我々どうでしょう班が使うデジカメも、そのうち「横長」になるでしょう。出演者は2人だ。そうすると文字スーパーをどこに出す?真ん中?いや、たぶん、おさまりがいいのは両サイドだろう。そうなると・・・奥さん、お宅のテレビじゃ珠玉のセリフスーパーが見えないよ。どうする?困るよね。でも、いつか必ずその日が来る。
「アナログとデジタルの違い」
「アナログからデジタルに移行した」
「デジタルテレビ買わないと!」
そう実感するのは、文字スーパーが見づらくなる瞬間じゃないだろうか。
2011年にテレビはすべてデジタル化されます。しかしそれまでの5年間、いったいどの時点で視聴者と作り手の意識が「横長」へと変化していくのか。その一番わかりやすい指針が、「文字スーパーの処理方法だ」と、わたくしはにらんでいるのであります。
ちなみに我々どうでしょう班、まだまだ「横長」の導入は考えておりません。今のところ「全番組の中で一番遅く導入」ぐらいの漫然とした構えで状況を見守っております。
ということで、皆の衆、本日はテレビマンらしいお話をしましたよ。
達者でな。また来週。
(18:12 藤村)
2006年6月15日
2006年6月15日
こんにちは、パブロ・ピカソです。
さて、5月の末に東京からカミさんの両親が北海道に出てきてくれましてね、
虎杖浜温泉の民宿で太平洋を眺めながら露天風呂に入り、ささやかに宴を催しましたが、その折にね、ポロト湖のそばのアイヌ民族資料館まで足を伸ばしましたよ。
天気も良くてね、湖もきれいで、でもまだちょと寒かったかな。
日曜ということもあってね、お客さんもたくさん来てましたね。
アイヌの人たちの踊りを見ましたよ。
一緒に記念撮影もしましてね。
アイヌの人、舞台でのしゃべりが上手くてね、楽しかった。
で、帰り際に資料館に入って、いろんな展示品を見ました。
着物の柄も、器のデザインも、みんな上品なんですよね。
きれいだなぁって見てたら、陳列棚の途中にガラス張りのジオラマがありましたよ。
人形芝居の舞台セットみたいな模型ですよね。
薄暗い茂みの奥に、ひっそりとアイヌの人の民家があって、
その中にアイヌのお父さんとお母さん、お祖父さんとお祖母さん、
そして子どもたちがいるんです。もちろん人形ですよ。
あたりは夜の風情に作ってありましたね。
虫が鳴いているから夏の夜なんでしょうね。
家の中では子どもたちが囲炉裏の火を囲んで、年寄りが話す、
なにやらお話を興味深げに聞いているようでしたよ。
家の外の茂みには、いくつかの小動物も佇んでいました。
平和でのどかな夏の夜の風情でしたよ。
その時、ふっとひとつの言葉が浮かんだんですよ。
「日本人資料館」。
「昔、日本人という民族がいました」って。
「幸せに暮らしていました」って。
そしたら急に寂しくなってね、その時、初めて実感できたんです。
あぁ、アイヌ民族資料館って、そういうことだったんだよなって。
表に出たら、相変わらず明るい日差しだったけど風が強かった。
檻の中には熊がいましてね、その檻の前の柵の中にはアイヌ犬がいました。
まだ若い犬でしたが、手を伸ばすと、ぼくの手にじゃれついてくれましたよ。
その時、久しぶりに犬にさわって気持ちが和みましたね。
「日本民族資料館」
それはやっぱり寂しいね。
さて、DVD第7弾「ヨーロッパ完全制覇」の受け取りも来週ですね。お楽しみにね。
(12:40 嬉野)
本日も札幌はいい天気でございました。
本日も札幌はいい天気でございました。
2006年6月14日水曜日。藤村でございます。
いよいよ!DVD第7弾「ヨーロッパ完全制覇」の発売&受け渡しまで1週間と、なりました。
予約が始まったのは2月15日。雪がわんさか降っている真冬のことでございました。
受験生であればまさに入学試験の真っ最中。この先オレはどうなるの?と暗中模索の時期。それが今や晴れて入学を果たし、5月病も乗り越えて、新しい仲間たちとの楽しい夏の計画がそろそろ頭をよぎる初夏6月。今ようやくDVD第7弾がキミの手に届きます。
皆様のお手元にある予約引き換え票、「常に財布に入れて持ち歩く」という方も数多いと聞いております。無事でありましょうか。
長らくお待たせして申し訳ございませんでした。
皆様よりも一足早く、我々の手元に昨日サンプル版が届きました。
DVDのジャケット、目を凝らして見ますれば、誰かがこちらを見ています。
ご予約をされた方には、「名場面ポストカード10枚セット」が付いてきます。これは、本編を見終わったあとに開けて見るのがよろしいかと。
「そうかそうか、こんなところをポストカードにしたか」と、失笑を隠せないカードもきっとございましょう。
さぁ、あと1週間であります。
1週間後、日本は1次リーグ敗退が決まっているのでありましょうか。それとも翌日のブラジル戦に望みをつないでいるのでありましょうか。いずれにしても18日のクロアチア戦。これに負けたらもう、もうおれはワールドカップなんか見ない!見ないぞ!ちくしょう!あんな負け方しやがって!明け方まで寝れなかったじゃないか!久々だ!あんなに気持ちが沈んだのは!おれが出場してるわけでもないのにだ!
というわけで皆様、DVD第7弾、お受け取りまであと1週間。
個人的なオススメは、特典映像の「NG集」。こちらの方でね、思う存分笑っていただきたい、沈んだ気持ちを吹き飛ばしていただきたい、そう思っておりますよ。
今日は本当に良い天気でございましてね、おかげでサッカーのことも忘れて朝から気持ちよく庭仕事。一汗かいて「さぁ出勤!」と、思わず手に取ったTシャツが鮮やかなブルー。わたしの気持ちは再びブルーというわけでございまして、本日の日記これまで。
また明日。
(19:34 藤村)
2006年6月13日火曜日
2006年6月13日火曜日
昨日は、お休みしましてね。
家で録画したYOSAKOIファイナル見ましたよ。
良かったですね。番組も最後まで面白かった。
人間、あれだけ踊れると良いね。
幸せそうだ。
きっと、生きてるぞっ!て実感できてる瞬間なんだろうなと思いながら見てました。
生きてるぞってね、心底、思える瞬間が、誰の人生にもあれば好いなと、思いますよね。
そんな喜びを感じるために、きっとぼくらは生まれてきたはずだものね。
そんな瞬間の泣き顔や笑い顔がね、そんなことを見ているぼくらに教えてくれる。
人生は、やっぱり長いよ。
どうすれば、自分の中に溜め込んだものを外に向かって放出できるか。
若かろうと年をとっていようと、その手段を探すことって、きっと大事なことだろうと思うよね。
それを経験するだけで、世の中の景色は、まるで違って見えるのかもしれないものね。
そんなことをね、昨日はね、せんべい齧りながら思いましたよ。
ぬれせんべい、妙に美味いね。
じゃ、奥さんまた明日ね。
「う」でした。
えー・・・ちょっとすいませんね。
きのうの夜、せんべい食いながらそんなこと考えてたのは、日本中で嬉野先生だけですよ。
あー、生きるってつらい。
じゃ、旦那さん次は18日ね。
「ふ」でした。
(17:26 嬉野)
2006年6月13日火曜日
2006年6月13日火曜日
昨日は、お休みしましてね。
家で録画したYOSAKOIファイナル見ましたよ。
良かったですね。番組も最後まで面白かった。
人間、あれだけ踊れると良いね。
幸せそうだ。
きっと、生きてるぞっ!て実感できてる瞬間なんだろうなと思いながら見てました。
生きてるぞってね、心底、思える瞬間が、誰の人生にもあれば好いなと、思いますよね。
そんな喜びを感じるために、きっとぼくらは生まれてきたはずだものね。
そんな瞬間の泣き顔や笑い顔がね、そんなことを見ているぼくらに教えてくれる。
人生は、やっぱり長いよ。
どうすれば、自分の中に溜め込んだものを外に向かって放出できるか。
若かろうと年をとっていようと、その手段を探すことって、きっと大事なことだろうと思うよね。
それを経験するだけで、世の中の景色は、まるで違って見えるのかもしれないものね。
そんなことをね、昨日はね、せんべい齧りながら思いましたよ。
ぬれせんべい、妙に美味いね。
じゃ、奥さんまた明日ね。
「う」でした。
(16:23 嬉野)
6月12日月曜日となりました。藤村でございます。
6月12日月曜日となりました。藤村でございます。
「どうでしょう」とは別のお仕事、「YOSAKOI祭り特番」の放送が昨夜、終わりました。
今年は初めてゴールデンタイムに祭りのクライマックス、350チームの頂点を決めるファイナルコンテストを、BS朝日を通じて全国に放送いたしました。
放送を前にわたくし、スタッフに今回の番組のねらいを説明いたしました。
この番組は基本的に「ステージ上で行われるファイナルコンテストの模様を中継するだけのもの」であると。実際、昨年までの番組は「ただ中継するだけのもの」であったと。
しかし、中継するからには「視聴者に見せたいもの」があるはずだと。
それはなんだと。
あの素晴らしい踊り?
違うと。
私が一番見せたいのは、大賞が決まった瞬間の「舞台裏の踊り子たちの歓喜の一瞬」であると。その「ワンカット」を見せるために、我々は2時間の中継をやるんだと。
そのために我々は彼らの踊りを撮る。
彼らの踊りは素晴らしい。
なぜ素晴らしいのか?
彼ら彼女たちはプロでもなんでもない。フツーの人だ。フツーの人が地域ごとに集まってチームを作る。10歳もいれば50歳もいる。それが一糸乱れぬ踊りを見せる。
それが素晴らしいのだ。
ならばその踊りをどうやって撮る?
アップ?
違う。
全体が見える引きの画だ。
彼らは、一人一人の踊りがスゴイのではなく、その群舞が素晴らしいのだ。だったら引きの画で彼らの踊り全体を見せた方がその素晴らしさは伝わるはずだ。
映像の目標を明確に!
スタッフ全員!
感動の一瞬に向けて、それまでをいかに盛り上げていくか!
そこを各人が肝に命じて中継に臨んでほしい!
昨年までの番組とは全く違うんだ!
・・・と、わたくし力説したわけでございます。
スキのない論理と明確な目標設定。聞いていた嬉野先生も、「藤村くん、素晴らしいね」と賛辞を惜しまず、わたくしも意気揚々、あとは本番を待つばかり、スタッフ諸君たのんだぞ!おれはもう特にやることなし!と、なっておったわけでございます。
そして昨日、本番当日。
大泉、安田、森崎の出演陣を前に、わたくし再びこの「番組のねらい」を力説いたしました。
「…わかったな!キミら出演陣それぞれが、感動の一瞬に向けて番組を盛り上げてほしい!昨年までの番組とはまったく違うんだ!いいか!まかせたぞ!」
威風堂々、戦国武将なみの言いっぷりで一気にまくしたてたわけでございます。
すると、最前線に送り出される大泉洋が言いましたね。
「じゃ、盛り上げるためのVTRとか、あるのかな?」と。
「ん?」
「いや、例えばそういうね、普段は普通の生活をしている人たちがね、苦労して練習してるみたいな、そういうVTRがあるのかな?」
「ん?」
「いや、そういう前フリのVTRがあってね、はじめてキミ、『あぁみんな大変だったね』『これから踊るんだね』って盛り上がるわけでしょう。そういうVTR、ないの?」
「ない」
「じゃキミ、結局去年までの、ステージを撮るだけの番組と一緒でしょ」
「あぁ?全然違うよ」
「なにが?」
「なにがって・・・気合いが」
「キミねぇ…結局キミは僕らのコメントで盛り上げろって言ってるだけでしょう」
「あぁ?」
「盛り上げろったってそれは限界があるよ。なんらかのVTRなりね…」
「うるさい!とにかくいいか!おまえら感動しろ!リーダーは最初のレポートから感動しろ!レポートは2分だ!顔面の小ネタをやったら残り1分半だ!1分半で感動まで持ってけ!」
「いっ…1分半で!」
「うるさい!やれ!よし!もう打ち合わせ終わり!じゃがんばって!」
・・・と、いうことで出演陣はなんらの後方援護もなく最前線、ゴールデンの生放送へと挑んでいったわけでございます。
しかし本番が始まってみれば、ファイナルの踊り子たちのステージに、作り込んだVTRなど必要はなく、それだけで見る者すべてを感動させ、最終的には大泉洋も自然と目頭が熱くなってしまったのでございます。
生放送というもの、実は私はあまり好きではありません。
「生に失敗はつきもの」「それが生の醍醐味」と言いつつ、どうしても私には「やりっぱなし」という印象がぬぐえないのであります。だから本当はやりたくない。「お客さんに見せるなら手の込んだカンペキなものを」と。
しかし、昨夜の生放送は初めて満足いたしました。リーダーは冒頭飛ばしすぎたものの、大泉洋のコメントも、安田さんのコメントも、実に的確でありました。おかげで最後の「ワンカット」に向かって番組は自然と盛り上がっていきました。最終的には、関わったスタッフ全員が感動しながらエンディングを迎え、ねらい通りの番組が出来上がったのでございます。
それにしても、大泉洋という人間。やはりあなどれません。
ヤツだけは、私が言い放った「番組のねらい」の、大きな穴の部分をズバリと突いてきました。
「藤村くん、なんだかんだ言ってキミはめんどくさいからVTRを作りたくなかったんだろう。論理的と言いつつ、結局は気合いで乗り切れみたいなことじゃないか」と。
その通り。さすがであります。
番組は、プロデューサー福屋キャップの目標「視聴率30%」には少し届かなかったものの、YOSAKOI関連番組としては全局あわせて史上最高を記録しました。
よかったよかった。
(18:51 藤村)
本日YOSAKOI特番
北海道在住ではない管理人にとって、貴重な機会であります。GJ!>テレ朝
本日もお仕事ですので、生には実は間に合いませんが、
録画予約はばっちりなので、直帰で追いかけます。
楽しみだなぁ。
6月10日土曜日。藤村でございます。
6月10日土曜日。藤村でございます。
YOSAKOI特番の朝を迎えております。
札幌地方は現在、雨。
しかし、放送開始の12時までに晴れる予定!ご心配なく!
さて!道内の皆様のみならず、道外からもこのYOSAKOIを見るために札幌に乗り込んでいる方が多数いらっしゃるとのこと。
そんな方々にYOSAKOI見物情報であります。
HTBの中継会場は大通西6丁目の審査会場と、地下鉄宮の沢駅近くの白い恋人パーク会場(チョコレートファクトリー)の二つ。
このうち、大通会場は例年、込み合っております。祭りだから込み合ってる方が盛り上がっていい!という方はこちらがオススメ。ただし、踊りや中継放送席は、なかなかちゃんと見られませんのでそこらへんご注意を。
一方、白い恋人パークは、スタジアムになっており全席無料。ゆっくり座っての見物が可能。平岸天神はじめ新琴似天舞龍神など強豪チームもこちらの会場に登場。意外と穴場であります。中継レポーターは森崎博之と音尾琢真。幸い顔がデカく、目が離れておりますので、両者とも観客席からハッキリと顔が見えます。さらに晴れ男森崎博之が言うに「天候は宮の沢方面から徐々に回復!」とのことでありますので、雨がキライな人もどうぞこちらの会場へ。
いずれにしても見物の皆様は、雨と、そして「寒さ」対策は怠りなく!
では、本番まであと1時間。
大泉洋とナックス連中、久々の生放送をどうぞお楽しみください。
では!
【昨日の日記】
2006年6月9日金曜日
みなさん。
明日のお昼からは、HTBで、YOSAKOIソーラン祭を観ましょうね。
そしてあさって日曜は、夜6時58分から大賞チームが決まります、ファイナルの生中継もございます。
北海道の方は地上派で、北海道以外の方はBS朝日で、それぞれ御覧いただけますので、どーぞ、テレビの前にお集まりくださいませね。
と、いうふうにですね、あからさまなほどに直接的な呼びかけをして、本日の日記は終わりでございます。
さて、パソコンユーザーのみなさま。
HTBのホームページに「HTBアナウンサーズ」というのがございます。
その中へ入りますとね、YOSAKOI中継に向けての力強い意気込みを述べている、チームナックスの面々の動画がお楽しみいただけます。観ましょうね。
ではみなさん。
明日あさってと、YOSAKOIでお会いしましょう。
ということでね、あれですよ。
明日もあさってもお仕事でしょ、ぼくら。
で、明日とあさっては土曜と日曜でしょ。
ということはね、月曜と火曜、ぼくらは、お休みと言うことが、ある程度、考えられるね。
さぁ、ということでね。
HTBの!
明日あさってのYOSAKOI特番お楽しみに!
以上!
(11:02 藤村)