6月6日月曜日となりました。藤村でございます。

藤村

6月6日月曜日となりました。藤村でございます。

まずは、先週水曜日からスタートしたDVD第6弾「ジャングル・リベンジ」の予約状況ですが、恐ろしいことに早くも「3万枚」を突破しております。

それに呼応するように「どうでしょう本・第2号」の予約も再び伸び始め、こちらは「3万7千部」。

いずれも前回を上回るペースで予約が入っており、あらためて「ご予約はお早めに」と申し述べる次第であります。

さて。

「どうでしょう本・第2号」に掲載される大泉さんの「小説」。

先週水曜日の締め切りに原稿は届いたものの、その分量はごく少ないものでありました。

彼の多忙なスケジュールを思えば、それもいたしかたのないことなのかもしれません。

しかし、彼の文体は前回にも増して味わい深く、私も嬉野くんも、「もっと読みたい」「これで精一杯とおまえは言うのかもしれないが、我々はもっと読みたいのだ」、そういう衝動に駆られたのであります。

「先生!今回も良いです。ですが先生!もっと欲を出すべきです!」

電話口で嬉野先生はそう力説いたしました。
その熱意に押された大泉洋は、

「わかりました。ではこの倍以上の文章を書きましょう。そしてさらに物語を展開させましょう!」

そう、宣言したのであります。

「いやいや大泉さん、もう時間もないことですし、そう欲張らなくても・・・」
「いや、書きます。先生方がそうおっしゃるのであれば、私は書きます」

火に油を注ぐとはこのこと。

締め切りをとうに過ぎた6月2日午前2時。

こうして大泉洋は再び執筆活動へと突入したのであります。

私は午前4時過ぎまでそのまま原稿を待ちましたが、もちろんそんな短時間で彼の文章量が倍に増えることはなく、

「大泉洋の原稿は週末までズレコミます。各部署、各作業ひっ迫いたしますが、臨戦態勢で臨むべし」

との打電をし、いったん帰宅したのであります。

6月2日木曜日。昼過ぎに再び出社すると、大泉洋から新たな原稿が届いておりました。事務所関係者の証言によると、彼は朝9時まで執筆していたとのこと。見れば原稿の送信時間は「午前10時」となっております。

「朝まで書いてたか・・・」

さっそく原稿を読みます。
私と嬉野先生、さらに四宮Pも加わって、「ここは良い」「いや、こうすればもっと良くなる」等々・・・いつのまにやら大泉洋の原稿をダシに、熱い文学論議が交わされておりました。
そして我々は、その論議を元に、筆者大泉洋に対して「さらなる提案」「要望」を出したのであります。

「先生!もっと良くなります!」

翌6月3日金曜日。大泉洋はナックス公演のため大阪へ。
事務所関係者の証言によると、彼は飛行機の中で、熱心に「四国八十八か所」関連の本を読んでいたとのこと。

それから彼は公演の合間に執筆を続け、昨日6月5日日曜日。我々の元に、再び原稿を送ってきたのであります。

原稿を見て驚きました。

全体の文章量が、当初の数倍に膨れ上がっておったのです。

我々が出した「さらなる提案」も見事に彼は文章化しておりました。

この執筆作業中、大泉洋は2回泣いたと言います。

最初は、「皆さんから、是非ここまで書いて欲しいと提案されたとき。夜中に原稿に向かっても何も思い浮かばず、そんなに書けねぇよ!と泣きました」。

そして2回目は、「最後の部分を書きながら泣きました。あの時を思い出して・・・」。

届いた原稿を、私と嬉野先生でさらにチェックして、大泉洋に送り返したのが深夜0時。それを彼が最後にもう一度読み返し、直すところは直し・・・という作業をして、

本日6月6日月曜日。午前10時。

大泉洋から「最終稿」が届きました。見事に完成であります。
同時に、ビジービーに発注してあった「挿絵」も出来上がってきました。

これをもって、大泉洋の小説「一生のその先・第二話」が、予定より5日ほど遅れて入稿となったわけでございます。

印刷屋さんにはご苦労をかけてしまいますが、しかし、素晴らしいものが出来上がりました。

今回、嬉野先生は60ページに及ぶ「四国快晴」というタイトルの文章を書き、私は「うどん紀行」「カリスマinKOREA」という2つの大型企画を書き上げました。

しかしながら、「たった7ページ」の、大泉洋の締め切り遅れの小説に、「やられた」と思わずにはいられません。

彼の文章は力強かった。いい文章です。

それは大いに認めましょう。

しかし・・・締め切りに遅れたのも、これは事実。

それで申し訳ないが、「どうでしょう本・第2号」の「ある企画の表紙」に、「大泉洋のブサイク過ぎる写真」を使用させていただくことにした。
「なぜ表紙にそんな顔を!」という、ブサイク顔だ。しかし私は、これもまた素晴らしいお顔!と思っている。

「どうでしょう本・第2号」は、創刊号の倍!「一挙に100ページ増!」の「200ページ」で、現在絶賛予約受付中であります。

【6月1日より!「DVD第6弾」予約開始!】
ローソン・ロッピー端末の商品番号:330311
(3)散(3)ざん(0)おっ(3)さん(11)いい思い

【「どうでしょう本第2号」予約受付中!】
ロッピー商品番号:200930(二十歳の奥様)

【映画「銀のエンゼル」東北地区ホール上映会開催!】
○秋田県 
6月5日(日)大館市文化会館中ホール 10:00 12:30 15:00
ロッピー(27228)

(18:24 藤村)

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