2006年8月7日月曜日
うです。
いやぁ暑いです札幌。
この暑さは徒歩通勤者にはキツイ。
ガリガリ君でもかじりながらでないと歩けないほどです。
とは言うてもね、内地の異常な暑さに比べたら札幌市民は夏を満喫といった感じですよ。
だって大通公園のビアガーデンは盛況ですしね、海水浴に行ったって寒さでクチビルが紫色になることもありませんしね、一番好いのは朝晩には涼しくなるということですね。
クーラー無くても熱中症になることないですからね。
ほんと、30年くらい前の九州の夏を思い出しますね。
この程度でしたよ、だって我が家にクーラーありませんでしたものあの頃、九州なのにね。そんなもんだったんですよ昔の夏は。
ところでね、みなさん、
ふさんは本日より夏休みに突入されましたよ。
家族でキャンプだそうですね。
多分今週一杯帰ってきませんよ。
キャンプしっ放しですよ。楽しそうですね。
私は、ひとり残されまして留守番をしておりますのでね。
よろしくお願いね。
さてと、わたくし春先にね「雀を見かけないなぁ」と日記に書いておりましたけども、この頃は良く見かけますね。
私の通勤途中にもいますもの。
公園脇のね、わりかし木陰の多い石段のあたりを飛び跳ねてますね。可愛いですね。
それでもこの私がですね、「雀が可愛い」なんぞと思うようになったのは、ここ数年のことですね。
なんの拍子にか、ある日、妙に雀に親近感が湧きましてね、それからしげしげと観察しておるうちに愛に変わりましたね。
なにしろ小さくて愛らしいのに、なかなか、なついてくれない。
その辺りの呼吸が愛好者には好いのかもしれませんね。
手が届きそうで、けして届かないというね。
眺めるだけという微笑ましさ。ねぇ。
それでもね、もう16年くらい前でしたか、ほら、松本にお城あるでしょう、松本城。
あそこのね、お城の根元のベンチで涼んでました時ね、あぁあれも夏でしたね。その時ね、ひょいとベンチの背もたれの上に目をやりましたらね、小さいさやつがいましたね。
尺取虫というやつですね。
じっさい「尺」という形を自らの肉体で作りながら彼は前進してましたね。それはそれは、とても根気の要る前進でしたが彼は熱心でしたね。それを見ながら私はやっぱり彼に愛を感じましたね。
どうもねみなさん。
やっぱり熱心にひとつのものを観察するということはね、どうやら愛に通じるきっかけになるようですね。
私の場合その傾向が顕著ですね。
だいたいにおいて尺取虫はね、恐ろしげな体毛も生えておりませんし、とにかく小さいです。それに体の色もね、若草色と言いますかね、きれいな色ですから親しみが湧き易いですね。
そいつが私の目の前を懸命に「尺」と「一」を繰り返しながらね、のろくのろく前進していたわけですよ。
平和を感じましたね。感動的な気持ちになっておりました。
と、そこへですね、不意に一陣の風が舞いまして巨大な黒い影が通り過ぎていったのでございます。
私は、呑気な気持ちで油断しきっておりましたのでギョッとしましたね。
見ると哀れにも尺取は鳥の餌食になってしまっていたのでございますよ。
その鳥がね、どうも雀だったな、という、ことでね…。
あん時は雀が巨大に見えましたし、情け容赦の無い獰猛な生き物に見えましたからね「目線が変われば物の見えようも変わるわい」ということでね。恐ろしや恐ろしやでございます。
しかしまぁ、それが自然の摂理と言われる方もおられますね。
「弱肉強食」というやつですね。
自然と言うのは本来そうしたものだから我々も社会で生き残るためには食われないようにしなければとかね、能力主義であるとかね、自然淘汰ですとかね、いろいろ渡世の教訓のように言われる方もおられますが、でも「本当にそうでしょうか」と私は思いますね。
だってね、人間はそういった自然がやりきれないから社会というものを作ったんじゃないでしょうかねぇ。
強い物が弱い者に勝つと言うのは、あまりにもあたり前だから面白くないというのが人間の本来の考えだったのではないでしょうかねぇ。
ほら、ジャンケンってあるじゃないですか。
あれ、「チョキ」は「グー」に負けますけどね、だからと言って「チョキ」が一番弱いかというとそうじゃない。「チョキ」は「パー」には勝つのです。
じゃぁ「パー」が一番弱いのかというとそうではない、「パー」は「チョキ」より強い「グー」に勝つのですよ。
これがゲームというものですよね。
自然界の摂理とは違うルールを作って「強」も「弱」も安定的なものでなくすることによって面白がる、というのがきっと人間的なことなんですよね。
なんか、そんなことを思いましたがね。
まぁ貧しい頭が考えた素朴なことですので適当にお読みくださいませね。
それでは、本日も暑さに負けずお気張りくださいませ!
ではまた、明日。
明日も、うでございますよー。
奥さん明日もまたいらっしゃいねー!
嬉野でござりやんしたー!
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(13:18 嬉野)
2006年8月7日月曜日
2006年8月4日金曜日
2006年8月4日金曜日
嬉野であります。
昨日の藤村先生の日記にもありましたが、昨日、久しぶりにミスターと大泉さんがHTBにお見えになりましてね、藤村先生も嬉しかったんでしょうね、集合場所の会議室のドアを開けるやいなや、メイク中の大泉さんを見つけますとね、「いやぁ大泉さん!」と懐かしそうに声を掛けられまして、これに呼応するように大泉さんもメイク中にもかかわらず「おぉ、これはこれは藤村先生どうされました!」と、もうもう、それはそれは、そうほう慇懃(いんぎん)に挨拶を交わしましてね、その後は、お互い笑顔で、いつ果てるともなく、ののしり合っておられましたね。
楽しかったんでしょうね。
それに、聴衆が多かったのも刺激になったみたいですね。
メイクの方とかね、その他諸々スタッフが会議室におりましたのでね、あの二人の舌戦も熱を帯びたのではないかと私、愚考いたしますね。
二人きりの時にはね、そんなに「ののしり合う」ことはないですよ。とにかく一人は、誰かそばにいる。これが、ののしり合いの最低条件みたいですね。
でもまぁね、あの二人のあれが始まりますとね、私もミスターも割りに早く黙るんでね、昨日はそういうことで、聴衆が多くて良かったですね。かなり盛り上がっておられました。
さて、明日8月5日土曜は、今度は下田のタワーレコードさんで樋口さんのミニ・ライブがございますね。
札幌のパルコさんでは、今日から、オフィス・キューさんの展覧会みたいなのが始まってるんですよね。
HTBの喫茶のお姉さんがね、「今日はお客さんが多いわぁ、どうしたんだろう」なんてね、言ってたそうですけどね、きっとキューさんの展覧会のついでにHTBに寄っていただいてるんでしょうね。
HTBは、この週末の土曜も日曜も、夕方の5時までは、通常通り玄関先で、どうでしょう関連の貧しい展示会をやっておりますのでね、御旅行等で札幌へ起こしの皆さん、お暇な限りお寄りくださいましね。
それでは、また来週!
みなさん元気でお会いいたしましょう!
もう直ぐお盆!ご先祖さまがお帰りになりますよー!
だから、好い子にしてましょうねぇー!
では御機嫌良う。
・タワーレコード下田店8/5(土)15:00?
ミニライブ&サイン会
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2006年8月2日水曜日
2006年8月2日水曜日
嬉野であります。
いやぁ世の中、相変わらず夏ですなぁ。
お盆も近いしね、ご先祖様だってお帰りになりますからね、うちのHPの社(やしろ)の前にもね、亡者の方々が、所々で納涼されておりますのでね、パソコンユーザーの方は、驚かれませぬように。
すでにお化けを発見された方、複数出ておられるようですけどね、祟(たたりり)とかありませんのでね、ご安心くださいませ。
昔はねぇ、こういうビニールプールを庭先に引っ張り出しまして、涼んだものでございます。
でもね、現在、我が家などはね、マンション住まいですから、プールを引っ張り出す庭すらありませんが、ビニールプール、今でもどこかでは、活躍しているのでしょうかね。
その辺の事情は分かりませんが、
とりあえず、どうでしょう周辺では、美術担当の坂谷女史の手になりますところの、いつもながらに古風で、のどかな夏が展開しておるりますので、皆さんどうぞ、お涼みくださいませ。
さて、せんだってね、ここの日記でね、モンゴル帰りのうちの奥さんの土産話を書きましたがね。
「あれ読んだけど、話が違うわよ」と、クレームが入りましたね。
草原の湿地のぬかるみにね、家の奥さんが乗ってた車の後輪がはまって、しょうがないと昼ご飯食べてたら、馬に乗ったじい様が来てね、一緒に昼ご飯食べてまた帰って行った、みたいなね、話を書きましたが。私の勘違いで、2つの話がごっちゃになってたようですね。
草原で、お爺さんが馬に乗ってやって来たのは、車の後輪がはまった時じゃなくて、たんにお昼ごはん食べてる時で、それだって、お爺さんは、ただ飯食べて帰ったんじゃなくて、ちゃんとお礼に「馬乳酒」を持って来てくれたのよ。ということでしたね。
車の後輪がはまった時は、近くに住んでた人が総出で引き上げてくれたということでしたね。
モンゴルの人は、困ってる人をほっとくことはないのよと、家の奥さんは、わたくしに訂正を要求してきましたね。
ということでね、一昨日の日記読んじゃった皆さん、ごめんなさいね。それと、モンゴル人の皆様もごめんなさいね。
どうも私の頭は、呑気な部分だけに反応してましたね。
いけません、いけません。
事実を曲げてまで、呑気にしてはいけませんね。反省反省。
さぁ、今夜、北海道地域で放送の「水曜どうでしょうクラシック」は、『原付き・東日本縦断ラリー』の第3夜でございます。
今夜いよいよ、あなたは伝説の『だるま屋ウイリー事件』を見ることができるのか!
お楽しみ!
それでは、奥様方、また明日、
この場所でお会いいたしましょうね。
それまで、解散でございます!
くれぐれも、お怪我などのないようーに!
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
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(19:35 嬉野)
2006年7月31日月曜日
2006年7月31日月曜日
ほい、嬉野でござんす。
さて、うちの奥さんが、モンゴルから帰ってきまして、さっそく、どうだとばかりに写真を見せられましてね、その写真が全部で1600枚もありまして、1600枚ってどういう数だよ「撮りすぎじゃないの」という風にも思ったんですが、奥さんの解説つきで見てますと、いや、だんだんと臨場感出てきましたね。
あれは1600枚の威力だと思いますね。見続けるだけでも疲れるくらい写真を見るというのがね、やがて旅でもして来たような気にさせるんですね。
それにね、デジカメの写真はモニターで見れますからね、光線ぐあいがとてもステキです。
とくに逆光線がね、モニターで見ると効きます。
光線がこの目に、眩しいほどの力強さを発揮しますね。
あぁ雲が眩しい、空が眩しい。あぁ草原が眩しい。
湿地の水が草の陰から見え隠れして光がキラキラと跳ねている。
ひとつひとつがこの胸に沁みますね。
こんな景色を毎日眺めながら生きている人がいるのねぇ。そう思いました。
奥さんの撮ってきた写真の中にはね、風景だけでなく、ときおり小さなトカゲだとかね、毛むくじゃらのネズミだとか、山羊だとか、ヤクだとか生き物が写ってましてね和みます。
それにあちらの方は、子供の頃から馬に乗られますからね、みなさん、何処へ行くにも馬に乗っていらっしゃるそうですね。
そして、その馬がなんか小さいんですよね。
ロバですとか、ポニーみたいなサイズなんですねぇ。
いわゆる競馬場でぼくらが目にするサラブレッドのようにでかくない。
私、あの、昔にね、カナダで馬に乗りましたが、乗るとき見上げましたもんね、馬の鞍を。壁みたいにデカかったですもんね、馬ったら。
ところが、モンゴルの皆さんが乗ってらっしゃる馬は小さい。
小さい馬に乗って来られても威圧感は無いですね。
ビジュアルの威力って凄いと思いましたね。
見上げるような馬に乗って来られると威圧されますし、だいいちカッコイイーという羨望の目で見てしまって、なんだか自分がちっぽけで恥ずかしいような気がしますが、このモンゴルの皆さんの馬上の風情はね、なにしろ馬が小さいですから圧倒されることが無いですね。かえってなんだか微笑ましい。
馬に乗ってこられてもなんだか緊張感が無い。
呑気なおっさんに見える。
これもまた、逆の意味でビジュアルの力ですね。親近感が湧きます。
ある時、うちの奥さんの乗ったジープが川を渡りきった辺りで湿地のぬかるみに後輪を取られまして前進できなくなって困ったそうですね。
しょうがないからジープに乗ってた全員は降りて、その辺の草原に腰掛けたそうです。
なにしろ今のモンゴルも白夜みたいに日が長い時期だそうで、だれも先のことをあまり深刻に心配しない。
「まぁしょうがないからここで昼ごはんにしようか」みたいなことだったらしいですね。
そこへ馬に乗ったじい様がやって来たんだそうですね。
見ると、じい様の後方遥か草原にぽつ然とただひとつのゲルがある。
(ほらあの丸いテントみたいな草原の住居ですよ)
ははぁあそこから来たのかとすぐわかる。
おそらくじい様は、外国人が川べりで難儀しているのを遥か向こうで見たんでしょうね。
「いやいや、これは、ひとつ行ってやらねば」
そういうことだったろうと思います。
それで遥かに見えるゲルを出て、ひょいと馬に乗ってね、ポクポクと馬と共にやって来た。
ですがまぁ、お越しになったところで、じい様に何が出来るわけでもなく、また、実際何かをしようとするわけでもなくね、迎えたうちの奥さんらも、じい様に何を期待するでもなく、結局じい様は「どうしたのじゃ」みたいな感じでね、ただただ珍しいジープの埋まり具合を眺めながら、一緒にお昼御飯を食べて、しばらく一緒に憩って、「じゃ、私はこれで」みたいな感じで、また遥か彼方のゲルまで馬上豊かに帰って行かれたそうですね。
この話を聞きまして「いやぁなんか好い」と、私そう思いましたね。
何が出来るわけでなくても「どうした?」と声を掛けに来てくれる。
なんだったら家に泊まっていきなさい、みたいなことだと思うんですね。
そのへんの長閑(のどか)な雰囲気が奥さんの解説から想像できて、そしてあの小さな馬に乗ったおじいさんのビジュアルを見てね、私は、よけいに微笑ましい気持ちになりましたね。
気持ちのゆとりって、いったい何処から生まれてくるんでしょうね。
呑気になれる世界って好い。
ということでね本日の日記終わり。
さて皆様、本日は、いかような日になりましたでしょうか。
お元気で、乗り越えられましたでしょうか。
札幌は、好い夏ですよ。早おうお出でなさいませね、観光に。
では、また明日もぜひおいでー。
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(15:27 嬉野)
2006年7月27日木曜日
2006年7月27日木曜日
こんちは、嬉野です。
今日ね、お昼からちょっと用がありましたんでね、藤村先生の運転する車で、二人して出かけましたね。
ちょっとした用だったんですけど、なにしろ、目的地まで、わりあいに距離があったんで、二人とも、そこそこ午後の時間がつぶれてしまいましたね。
でも、お陰で、二人でちょこっとしたお話を行き帰りの車内でしましてね、面白かったですね。
ぼくとね、あの先生とはね、表現する時の出力の回路がまったく違うんで、考えてることもまったく違うのかとお思いになる方も多いかと思いますが、考えてることはね、ものすごく近いんですよね。当たり前のことですけどね。
でなきゃ、10年も一緒に同じ番組やってきてませんよね。
ただ、あの先生もぼくも、その考えに到達するまでの順路が違う。
つまり、日頃、見ているものが違う。
経験してきたことも違う。
だから表現する時の言葉も違う。
でも、それだけのことだと思います。
他人の意見を興味深く聞こうとする余裕と好奇心と敬意があれば、だれでもが、その事に気づくんだと思います。
「あぁ、考えてること、そんなに遠くないな」みたいなね。
ぼくらはみんな、多分、そんなに大きく違ったことを考えているわけではないですよ。
そんな気がしますけど、さて、みなさんはどう感じているのかな。
さぁ、ということでね、HTBドラマの撮影も昨日、やっと終ったようです。
でもロケの前半部は、北海道も天候が優れなくてね、なかなか晴れ間がなかったね。
だから、プロデューサー四宮氏は、ずっと極度の気疲れと、こまごまとした対応に追われてたんでしょうね、昨日とうとう撮影終了と共にダウンしたらしいですよ(笑)。
でもドラマってね、現場が困難な時って、案外、好い物が撮れてたりするんですよね。
まぁ、もちろんね、宣伝もかねてそういうふうに書いてるとこありますけどね(笑)、でも、嘘じゃないのよ。そういう不思議なとこがドラマの現場にあるのは確かなのよ。
そういうことも加味してね、今年のHTBドラマは、どのような仕上がりを見せますことやら、私も今から楽しみでございますよ。
えぇちなみに、今日の札幌は快晴です。
カラッと乾いた大気の中で、太陽の光線だけがジリジリと一日中強く降り注いでいました。
今日は、そんな夏の日だったですね。みなさんのところはどんな感じだったんでしょうね。
2年前からでしょうか、鹿児島や日本海側で夏場の水害が深刻ですよね。今年は、熊本でもモーレツに降ったしね。
日本の気候自体が変わってしまったんでしょうか。
藩士のみなさんの中にも、暑い日差しの中で、今日も洪水の土砂を取り除く復旧作業を進めている人、多くおられるんでしょうね。
どーぞ、みなさん。本日もそれぞれの持ち場でおきばりくださいませ。
そして、また明日、ここにお集まりくださいませね。
それまで、しばしのお別れでございます。
それでは皆様方、本日はこれにて解散!
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(17:52 嬉野)
2006年7月25日火曜日
2006年7月25日火曜日
嬉野であります。
えぇ先日、わたくし珍しい本をいただきましたよ。
本を開きますとね、同じような図形が2枚、横並びに画いてあるだけの本だったんですが、
これがですねぇ、備え付けの凸レンズメガネで覗くと立体的に見えるのですよ。
で、メガネをはずして2枚の図形を良く良く見くらべると、どうも若干の違いがあるらしい。
この若干違う2枚の図形を凸レンズメガネごしに両目で同時に見ると、この2枚の図形が頭の中でピタッと重なる、するとその瞬間、スコンと立体に見えてしまう。
この立体感がねぇ、どういうことでしょうねぇ、見ていて実に気持ち好い。とにかく頭の中がリラックスする。で、いつまでも眺めてしまう。
結局、その本、最後のページまで全部飛び出す図形でしたが、私、未だに飽きずに眺めておりますよ。
不思議ですねぇ、実生活でも毎日身の回りの風景を、ぼくらは、この両目で立体的に見ているというのにですよ。
それなのに、あらためて人工的な立体画像を見ると「おおぉ!」と興奮してしまうわけです。(まぁね、私だけなのかも知れませんけどね、だったら寂しい、まぁ好いか)
おそらく、平面画像だという認識が目の前で打ち破られて、存在しない奥行きが自分の脳の中だけに生まれている!という認識が驚きの原因なんでしょうねぇ。(私にはね、そうなんですよ)
そこでね、もうね、世間は夏休みですし、家族で旅行に行かれる御家庭も多いかと思いますのでね、ご家庭のビデオカメラで撮ってきた映像をサングラスだけで立体的に見るという方法がございますのでね、ここでお教えしておきましょうねぇ。
まぁ、あの、撮ってきた全ての映像が飛び出すわけではないです。
横移動の風景のみ、立体的に見ることが出来る方法なんですね。
撮影方法は簡単です。
とにかく車窓の景色を延々ビデオに収めていただければ結構です。
でも、その車窓の景色は、必ず横移動でなければいけません。
どうでしょう的な、進行方向正面の車窓は不可です。
世界の車窓からのような、横移動の車窓に限り立体的に見ることができるのです。
さぁこうしてね、旅を行く列車の窓にひたすらビデオカメラを向けて長回ししてきた「横に流れ去る景色」を家のテレビで再生しますでしょ。
その時ね、サングラスをご用意していただきますよ。
で、流れ去っていく方の目に(片目よ)サングラスをかざす。
つまり、画面左に風景が流れ去る場合は、左目だけにサングラスをかざすわけです、そして右目は裸眼のまま。
この状態で横移動の映像をただ見ていると、あら不思議、これだけで立体的な風景がお楽しみいただけるのです。バカバカしいけど、ちょっとビックリしますので、お暇な方はぜひどうぞ、お子達と一緒にお試しを。
さぁて、樋口了一先生の秋田ライブ、かなりの盛り上がりであったとの情報を得ております。
東北藩士は燃えているようであります。
ありがたいことであります。
樋口さんも感激、集まった藩士も感激という、誠に喜ばしいライブであったそうであります。
今週末の土曜日はタワーレコード盛岡店さんでございますね。
また喜ばしく盛り上がって欲しいものであります。
それでは奥さん、また明日。
お忙しいお仕事の合間にまたおいでくださいませ。
それまで、しばし解散!
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2006年7月21日金曜日
2006年7月21日金曜日
みなさん今晩は、嬉野であります。
さて、美味しい日本酒を飲んだ時に、「この日本酒、飲みやすいねぇ!」といって喜ぶ人をよく見かけますが、美味しい晩御飯を食べて、「今日の晩御飯、食べ易いねぇ!」と喜んでいる人を私は知りません。
あれ、不思議ですね。
なぜ、日本酒では「飲みやすい」と感動する人がいるのに、料理では「食べ易い」と感動する人がいないのか。
これはおそらく、ぼくらが、日常的に「食べにくい料理」というものを、食べることがないからだと思うのです。
簡単な話。
だから、けして誰も「食べ易いねぇ」とは喜ばない。
でも、日本酒には、なぜか「飲みやすいねぇ」という感動がある。
どういうことなんでしょうか。
「飲みやすいねぇ!」の喜びの声を聞くたびに、いつも不思議に思うことです。
いっぺん、カミさんが作ってくれた晩飯を食いながら「食べ易いねぇ!」と言ってみたらどうなるだろうと思いながら、未だに恐くて言えないでいるわたくしではあります。
ねっ、ということで、えぇ、ただただ呑気な話でございましたよ。
リズムですね、やっぱり(笑)。
さて、明日の土曜日は、タワーレコード秋田店で、夕方の4時から樋口了一さんのミニライブがありますよ。
藩士のみなさんもお集まりになるやも知れませんので、お時間のある方は樋口さんの応援に行ってあげてくださいね。
いろいろと楽しめますからね。
詳しい日程は、この日記の後に続いてますからお読みくださいませ。
日曜日は、仙台でございますからね。
それでは、みなさん。また来週、お会いしましょうねー。
必ずくるのよー!
では、良い週末をお過ごしくださいませ。
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2006年7月19日水曜日
2006年7月19日水曜日
えぇ、北海道民のみなさま。嬉野でございます。
さて、いよいよ今夜でございます。
今夜の「クラシック」より「原付・東日本縦断ラリー」が始まるのでございます。
まぁ、そんなにね、仰々しくお知らせすることでもないのですが、面白いので見ていただきたいぞ、と、思いましたので、念入りに宣伝をしております。
もうね、この企画を御覧になっておられぬ方でも、『激突!大泉洋さん!だるま屋ウイリー事件』と聞けば、「おぉ、あれか!話には聞いておりましたぞ」と膝を乗り出してしまうというほどの名場面が中盤に待ち受けておる企画なのでございます。
この企画は、「水曜どうでしょう」のラスト・ランとなりました「原付・ベトナム縦断」の原型となるものでありますて、
ある企画会議の日、ミスターが、会議の席でこんなことをぶち上げましたのが全ての始まりでございますた。
「知ってます?ホンダのカブって1リッターで100キロメートル走るんですよ」
「そんなに走るんですか」
「100キロったら凄いですよね」
「100キロったら凄いです」
「どうですか、カブに1リッターのガソリンを入れて、札幌からどこまで走れるか、やってみませんか」
札幌?小樽間というのは、50キロほどございます。
抜群の燃費を誇るホンダ・スーパーカブという50ccバイクは、たった1リッターの燃料で、小樽まで行って、ゆうに札幌までまた帰ってくることができることになるのです。
そんなことが、本当に可能なのか。
ならば、ターンなどせずに走れるところまで走ったとしたらば、いったいカブは札幌からどこまで走ってしまうのだろう。
そんな「トリビアの種」のような好奇心が、ミスターの頭の中で、ふつふつと湧き上がったのでございましょう。
ところがオカシナことに、企画会議が終わります頃には、どうしたわけか、
「じゃぁ、東京でカブを買って、乗って帰ってみたら、実際、札幌まで帰ってこれるものだろうか」という、猪突猛進の荒行のような企画に変貌しておったわけなのでございます。
しかしながらミスターはライダー。「派手で好い」と、やる気満々でございました。
一方、もうひとりのモジャ毛の若手は、バイク未経験者でございました。
東京―札幌間は、1100キロもあるそうでございます。
そんな冗談では言えないような距離を、買ったから「さぁ乗ってください」、「さぁ帰りましょう」と、言って「はい、分かりました」と、あいつが乗って帰れるものだろうかと、一瞬三人は目を合わせましたが、それ以上真剣に考えるものは誰一人としておりませんでした。
それよりも、「タレント二人が、ずっとバックショットという画はどうだろうか」、という問題の方が深刻でございました。
おまけに音声に関しては、放送開始以来、常にカメラマイク一本で全てのロケを乗り切ってきたどうでしょう班としては、
「じゃぁ、走ってる間のトークはどうするんだ」という技術的な問題もあったのでございます。
その辺りのことを考えながら、後日、頭の中で企画をシュミレーションしながら藤村くんが言うわけであります。
「これは、あれかなぁ」
「ふむふむ」
「カブで走る二人をオレらが後からカメラ・カーで追いかけるということだよね」
「そうなるね」
「ということはあれかい?トークして欲しい時は、適当に止まってもらって、脇にバイク停めて、そこでいちいちトークしてもらわないとマイクで声が拾えないということかい?」
「そういうことになるねぇ」
「つまりこういうことだよね、ババババッってエンジン音だけが響く二人のバックショットの画が、ある程度続いたら、オレが、『ちょっとこの辺りでお二人に感想を聞いてみましょう』、なーんつって言った後、【感想を聞いてみる】みたいなのが一枚入って、あの二人がトーク始める、みたいなかい?」
「そうだろうねぇ」
「たる過ぎないかい?」
「たる過ぎるよねぇ」
「それって、ある程度間抜けだよね」
「間抜けだねぇ」
「間抜けだよねぇ」
「でも、【バババッ】→【お二人どうですか】→【なにが?】みたいなトークの繰り返しで札幌までやりきるったら、これはある意味凄いことだよ」
「そうねぇ」
結局、テレビ局としては当たり前のことですが、ワイヤレスマイクを二人に付けて声を飛ばしてカメラ・カーで受信、ミキサーを通してその二人の声をカメラへ入力と私は考えました。
ところが、そこまで考えた時に、そういえば、うちにはもう一人、声の出演者がいたなと隣のヒゲに目をやったのでございます。
「じゃあ、このヒゲの声をオレはどうやって拾えばいいんだ」
そう私は思案したわけでございます。
それに、だいたいこのヒゲの声をどうやってタレント二人に聞かしてやれば良いんだろう?
ワイヤレス・マイクは当然一方通行で飛んでくるだけなのです。
おまけに、もし何らかの理由でカメラが車外に緊急的に出動しなければならない時に、カメラに何本もケーブルを差していたら、その度にそのひもを一個一個はずして機動力がモーレツに落ちる。
だいたい一個一個はずすオレが面倒くさい。
問題は山積みでございました。
しかし、そこが技術素人の身の軽さ。
私は、車内に1個のスピーカーを置くことにしました。
つまりワイヤレスマイクから飛んできた二人の声を、ミキサー経由で、このスピーカーにつないだのございます。
そうすると、二人の声はスピーカーから聞こえる→スピーカーから聞こえるからカメラマイクで拾える→だからおヒゲの声も一緒にカメラマイクで拾える→車内のみんなも一緒にタレントのトークを聞ける→だからみんなの笑い声だってカメラマイクで拾える→ということは、またしてもカメラマイク一本でやれる→ステキ。
この「きれいな音を録ることよりは、実践で絶対まごつかず、かつ、どうでしょう的に実りの多いトークに全比重を取り、音質は必要最低限のものを確保するという」野蛮な録音システムのお陰で、どうでしょう班は、またしてもカメラマイク一本でロケを乗り切るのでございます。
そして、この音質的に野蛮なシステムのお陰で、カメラには1本のケーブルも差す必要がありませんから、カメラはフリー。機動力抜群となり、私はストレスがなくなる。
あとはトランシーバーを3個買ってまいりまして、タレントそれぞれに持たせて耳とし、その耳に向かって3個目のトランシーバを握りしめた藤村くんが、車内でガハハと笑うばかりという、いたって単純な段取りでございました。
実に現実的かつ乱暴な割り切りの良さでもって、とうとうストレス皆無な「原付ロケ・録音システム」が出来上がり、やはり「どうでしょう班」はカメラマイク一本でロケを乗り切るに限ると、私は思いを新たにしたのでありました。
しかし、大きな問題がまだありました。
現場の東京で、何も知らない大泉洋さん本人に、どのような誘導をして話を持ちかけるか、です。
いきなり、東京から札幌までバイクで帰るぞと宣言したところで、あのゴネル大泉洋氏が「分かりました」と素直に同意するはずがない。
では、どのような誘導をしたらば、彼自らが意志して、この企みに同意したように持っていけるのか。
その誘導尋問の想定が、藤村くんの課題として残ったのでございます。
さぁ、今夜は、その企画発表の日!
いかなる顛末になりますやら、お楽しみに!
いやぁなつかしい。
さぁ、ということでね、北海道民のみなさま。
そして、順次「クラシック」を御覧頂いております全国のみなさま。
そういうウラ話もご記憶になられまして、楽しく御覧いただければこれ幸いと思うのでございます。
ではみなさん、また明日。お会いしましょうね。
長ぇな、また。
【「1/6の夢旅人2002」でお馴染み!樋口了一さん情報】
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店 7/22(土)16:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店 7/23(日)15:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店 7/29(土)15:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店 8/5(土)15:00?
ミニライブ&サイン会
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
(19:26 嬉野)
2006年7月15日土曜日
2006年7月15日土曜日
緊急情報!!
「1/6の夢旅人2002」でみなさんご存知樋口了一さんの
ライブ情報を以下にドドドット列挙しました!
福岡タワーレコードさんではすでにはじまっております!
(現在15日夜7時ですが)
近くにお住まいの方
いいですよ?なま歌!
樋口さんも喜びますから
掲載遅くなってごめんね? (う)
「風の呼び声」キャンペーン!!
・タワーレコード福岡店 7/15(土)16:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード八代店(熊本) 7/16(日)13:00?/15:00? ミニライブ&サイン会
「windy train」キャンペーン!!
・タワーレコード秋田店 7/22(土)16:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード仙台店 7/23(日)15:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード盛岡店 7/29(土)15:00?
ミニライブ&サイン会
・タワーレコード下田店 8/5(土)15:00?
ミニライブ&サイン会
◇8月4日(金)「風の呼び声・windy train」全国発売!!
<金曜日の日記>
2006年7月14日金曜日
はい、嬉野であります。
さて、このところどうも自分がおばちゃん化している気がいたします。
会社でもね、廊下の向こうから知った顔が現れると手を振ってしまう自分がおりますよ。
「あらぁ、元気ぃー」、みたいなね。
五十近い男が一生懸命手を振って「あらぁー」です。多分おかしいです。
なんでこうなったか。
思い当たる節があります。
ずいぶんと前のことです。まだ世間は20世紀でした。
ある日、HTBにミッキー&ミニーの2マウスが来たんです。
なんでかは知りません。でも来たんです。玄関前の駐車場に。
ミッキーといえば、着ぐるみにしか見えませんが、そんなことはないんです!
だって、日本に一匹しかいないんです!
「ということは、今日はランドの方にはいないのか?」
そう思ったら無性に見に行きたくなったんです。ファン心理ですね。
行ったらほんとに居たんです。
この田舎のテレビ局の社屋の前にいると思ったら急にゴージャスな気がしました。
で、その2マウスが、ある瞬間、ぼくの方見て笑顔で手を振ってくれたんです。
それで一遍で心が開きまして、反射的に私も、おもいっきり手を振り返してましたね。
「ミッキー!」てな感じです。
ミッキーったら好い笑顔してるなぁって思いながらね、でもあの顔は一年中笑ってるかな、と、心のどかで思わないわけではなかったんです。やっぱ四十過ぎてましたし。
でも、そうはいってもね、あんだけ親しげに笑ってる顔で手ぇ振られたら、人として反射的に嬉しい。そのことをストレートに感じる自分しかいませんでした。
だから物凄い笑顔で手を振り返したと思います。
多分、あれからですよ。人に向かって手ぇ振り出したの。
まぁわたしゃミッキーじゃないけどね、でもさ、たとえおっさんであろうと笑顔で手ぇ振られて嫌な気はしねぇだろう。そう思ったですよ。
だって、私だって笑顔で手ぇ振って欲しいもの。
「嬉野さーん!」って。
で、次におばちゃん化を意識したのは、最近です。
歌手の森昌子さんが、テレビに出てたんです。
公開収録みたいな番組でした。お客さんがいっぱい入ってるんです。
でもね、森昌子さん、舞台で緊張しておられました。
だって、久々の舞台なんですよ。歌わなくなって久しいんですよ。
でも、事情があって歌わなきゃならなくなったんです。
「あぁ、私、歌えない…」
ひょっとして、そんなこと思って心配してるのかしら森昌子さん。
だったら、いやぁ、なんとか頑張って欲しい。
だから森昌子さんが、うつ向けばうつ向くほど手を振りたくなる自分がいる。
「昌子ちゃーん!あたしがついてるわよー!」
完全におばちゃん的心境です。
したら歌の途中で森昌子さんが、泣き出したんです。したら、私ももらい泣きしちゃって。
ちょうどカミさんも留守だったし、一人だったから、
「あぁもう!この際、はらいっぱい泣かしてもらおう!」
そして、大泣きです。いやぁ気持ち好かった。
基本的におばちゃん化することの利点は、やり逃げです。
一陣のつむじ風のように、感情移入して、大泣きして、気持ちよくなって、吹き過ぎたらそれで終わり。からりと次へチェンジできるんです。
こだわりは無いんです。理屈もないんです。あるのは共感です。人生の共有です。
汽車で乗り合わせても、おばちゃんは、ミカンとかくれるんです。
「ほら、あなた、ミカン食べない?お菓子もあるわよ?」
「いや、いいです」
「なに遠慮してんのよ、若いくせに、ほら!」
しつこいんです。物凄い親切なんだけど、物凄い無遠慮なんです。お節介なんです。
ほっといてほしいと、若者が張ってるバリヤーを、見ない振りして、どんどんこっち側に入ってくるんです。
そのうち若者も根負けしてミカンもらって、むいて食べると、甘いんです。
「甘い、ですね」そう言うと、「そうでしょう!リンゴもたべなさい」とか言ってくれる。
親父が死ぬ2年くらい前、里帰りしていたぼくに、親父は、ぽつりと言ったんです。
「なぁ、女の人が年をとると、他人に対してお節介になるのは、どうしてだと思う」
そんなことを聞くんです。ぼくは、見当もつかないから、
「いやぁ、なんでだろうねっ」て聞き返したんです。
そしたら親父が言うんです。
「きっとな、あれは寂しいんだ…」って、そう言うんです。
寂しいから、急に他人と仲良くしたくなるんだって、親父は言ったんです。
親父も自分が病気で、多分、もう良くはならないだろうという自覚がありましたから、ある時、「おばちゃん的な想いと同じもの」に、自分で出くわすことがあったんだなって、その時思いました。
みんなどっかで「自分の持ち時間が残り少ないんだ」って、気づく年齢というのがあるんでしょうね。そのことに気づくと人は寂しさをおぼえるようです。そうすると、そばにいる人と仲良くなりたいと思ってしまう。誰とでも仲良く出来るはずだと思ってしまう。
仲良くなれたら一人じゃないって思えますから。
それが、おばちゃん化の動機なんだって、その時、親父は言いました。
もし、あの日、親父が言ったとおりだとしたら、
寂しさも悪いものじゃないなと、ぼくは思います。
誰とでも仲良くしたいと、素直に欲求できるようになるのなら、
歳をとるのは悪くないと思います。
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
また、04年「ジャングル・リベンジ」の放送も以下2局で決定!
KBS京都さんで2夜連続!
7月15日(土)19:00?22:00 第1話?第4話
7月16日(日)19:55?21:25 第5話?第7話
*「どうでしょうリターンズ」もレギュラー編成中。
UMKテレビ宮崎さんで!
7月6(木)、7(金)、8(土)、9(日)、12(水)、13(木)、14(金)の各日に深夜編成されます。
(18:55嬉野)
2006年7月14日金曜日
2006年7月14日金曜日
本日は札幌も、暑いです。
そして今夜は花火大会の日ですね。
はい、嬉野であります。
さて、このところどうも自分がおばちゃん化している気がいたします。
会社でもね、廊下の向こうから知った顔が現れると手を振ってしまう自分がおりますよ。
「あらぁ、元気ぃー」、みたいなね。
五十近い男が一生懸命手を振って「あらぁー」です。多分おかしいです。
なんでこうなったか。
思い当たる節があります。
ずいぶんと前のことです。まだ世間は20世紀でした。
ある日、HTBにミッキー&ミニーの2マウスが来たんです。
なんでかは知りません。でも来たんです。玄関前の駐車場に。
ミッキーといえば、着ぐるみにしか見えませんが、そんなことはないんです!
だって、日本に一匹しかいないんです!
「ということは、今日はランドの方にはいないのか?」
そう思ったら無性に見に行きたくなったんです。ファン心理ですね。
行ったらほんとに居たんです。
この田舎のテレビ局の社屋の前にいると思ったら急にゴージャスな気がしました。
で、その2マウスが、ある瞬間、ぼくの方見て笑顔で手を振ってくれたんです。
それで一遍で心が開きまして、反射的に私も、おもいっきり手を振り返してましたね。
「ミッキー!」てな感じです。
ミッキーったら好い笑顔してるなぁって思いながらね、でもあの顔は一年中笑ってるかな、と、心のどかで思わないわけではなかったんです。やっぱ四十過ぎてましたし。
でも、そうはいってもね、あんだけ親しげに笑ってる顔で手ぇ振られたら、人として反射的に嬉しい。そのことをストレートに感じる自分しかいませんでした。
だから物凄い笑顔で手を振り返したと思います。
多分、あれからですよ。人に向かって手ぇ振り出したの。
まぁわたしゃミッキーじゃないけどね、でもさ、たとえおっさんであろうと笑顔で手ぇ振られて嫌な気はしねぇだろう。そう思ったですよ。
だって、私だって笑顔で手ぇ振って欲しいもの。
「嬉野さーん!」って。
で、次におばちゃん化を意識したのは、最近です。
歌手の森昌子さんが、テレビに出てたんです。
公開収録みたいな番組でした。お客さんがいっぱい入ってるんです。
でもね、森昌子さん、舞台で緊張しておられました。
だって、久々の舞台なんですよ。歌わなくなって久しいんですよ。
でも、事情があって歌わなきゃならなくなったんです。
「あぁ、私、歌えない…」
ひょっとして、そんなこと思って心配してるのかしら森昌子さん。
だったら、いやぁ、なんとか頑張って欲しい。
だから森昌子さんが、うつ向けばうつ向くほど手を振りたくなる自分がいる。
「昌子ちゃーん!あたしがついてるわよー!」
完全におばちゃん的心境です。
したら歌の途中で森昌子さんが、泣き出したんです。したら、私ももらい泣きしちゃって。
ちょうどカミさんも留守だったし、一人だったから、
「あぁもう!この際、はらいっぱい泣かしてもらおう!」
そして、大泣きです。いやぁ気持ち好かった。
基本的におばちゃん化することの利点は、やり逃げです。
一陣のつむじ風のように、感情移入して、大泣きして、気持ちよくなって、吹き過ぎたらそれで終わり。からりと次へチェンジできるんです。
こだわりは無いんです。理屈もないんです。あるのは共感です。人生の共有です。
汽車で乗り合わせても、おばちゃんは、ミカンとかくれるんです。
「ほら、あなた、ミカン食べない?お菓子もあるわよ?」
「いや、いいです」
「なに遠慮してんのよ、若いくせに、ほら!」
しつこいんです。物凄い親切なんだけど、物凄い無遠慮なんです。お節介なんです。
ほっといてほしいと、若者が張ってるバリヤーを、見ない振りして、どんどんこっち側に入ってくるんです。
そのうち若者も根負けしてミカンもらって、むいて食べると、甘いんです。
「甘い、ですね」そう言うと、「そうでしょう!リンゴもたべなさい」とか言ってくれる。
親父が死ぬ2年くらい前、里帰りしていたぼくに、親父は、ぽつりと言ったんです。
「なぁ、女の人が年をとると、他人に対してお節介になるのは、どうしてだと思う」
そんなことを聞くんです。ぼくは、見当もつかないから、
「いやぁ、なんでだろうねっ」て聞き返したんです。
そしたら親父が言うんです。
「きっとな、あれは寂しいんだ…」って、そう言うんです。
寂しいから、急に他人と仲良くしたくなるんだって、親父は言ったんです。
親父も自分が病気で、多分、もう良くはならないだろうという自覚がありましたから、ある時、「おばちゃん的な想いと同じもの」に、自分で出くわすことがあったんだなって、その時思いました。
みんなどっかで「自分の持ち時間が残り少ないんだ」って、気づく年齢というのがあるんでしょうね。そのことに気づくと人は寂しさをおぼえるようです。そうすると、そばにいる人と仲良くなりたいと思ってしまう。誰とでも仲良く出来るはずだと思ってしまう。
仲良くなれたら一人じゃないって思えますから。
それが、おばちゃん化の動機なんだって、その時、親父は言いました。
もし、あの日、親父が言ったとおりだとしたら、
寂しさも悪いものじゃないなと、ぼくは思います。
誰とでも仲良くしたいと、素直に欲求できるようになるのなら、
歳をとるのは悪くないと思います。
【新作放送決定!】
ついに関西で05年新作「激闘!西表島」が放送開始!
お久しぶりでございます!ABC朝日放送さんで!
7月8日から9月2日まで毎週土曜日25:00?
また、04年「ジャングル・リベンジ」の放送も以下2局で決定!
KBS京都さんで2夜連続!
7月15日(土)19:00?22:00 第1話?第4話
7月16日(日)19:55?21:25 第5話?第7話
*「どうでしょうリターンズ」もレギュラー編成中。
UMKテレビ宮崎さんで!
7月6(木)、7(金)、8(土)、9(日)、12(水)、13(木)、14(金)の各日に深夜編成されます。
(19:56嬉野)