6年ぶりに水曜どうでしょう祭やります!
♯どう祭2019
ほんとは6年前の祭りが終わったとき「もう祭りはやらないだろうな」と思いました。いろんなものが大きくなり過ぎたんですね。いろんなところに自分の目が届かなくなった。
それで翌年の夏、「祭りグッズの在庫処分」という名目で、最小のスタッフ陣で、東北に行商の旅に出かけました。自治体に声をかけて「それなら是非ウチでやってください!」と熱く手を挙げてくれた所に行きました。たとえ交通の便の悪い山奥であっても、会場をタダで使わせてくれるのなら喜んで行きました。スタッフの人手が足りないから、お客さんに声をかけて設営も撤収も販売も手伝ってもらいました。打首獄門同好会、黒色すみれ、DEPAPEPEのみなさんが「自分たちも行ってもいいですか」と、呼んでもいないのに参加してくれました。
いつのまにかこの行商の旅は、いろんな所からバカが集まる、ゆるくて自主的で創造的で幸せな夏のフェスになっていきました。
これが「キャラバン」の始まりです。
それから我々は毎年、夏になればキャラバンに出かけ、真っ黒に日焼けして、ヘロヘロに疲れ果てる日々を過ごしてきました。でも「労働環境が過酷だからもうキャラバンはやりたくない」と言うスタッフは誰もおらず、キャラバンが終われば「キャラバンロス」に陥るほど、我々はこの6年間、充実した夏の日々を過ごしてきたのです。
それは、キャラバンに来てくれたバカのみなさんも同じで、積極的にボランティアに参加し、自分たちで会場を盛り上げ、自分たちで幸せな空間を作り上げて、バカが主体のイベントへと成長させてくれました。
「キャラバンだったら毎年やりたい」
スタッフの誰もがそう思えるイベントになりました。「仕事」を超えた何かを、全員がちゃんとつかんだんです。
でも、ミスターが、多くのファンの人たちの心の声を代表して言いました。
「キャラバンもいいですけど、やっぱり祭りをやりましょうよ。僕ら4人が集まらないと」
やっぱり、そりゃそうですよね。
ならば、6年前の祭りのように運営母体を大きくしなくても、キャラバンの経験を積んだ我々が主体となって、キャラバンの経験を積んだバカのみなさんにボランティアをやってもらって、「札幌でキャラバンをやる」という感覚で祭りをやればいい、そう考えました。
「水曜どうでしょう祭2019」
会場は札幌市内にあるばんけいスキー場。
日時は10月4日金曜日から6日日曜日までの3日間。
サブタイトルは「フェスティバル in 札幌」です。
フェスです。キャラバンのような、ゆるくて幸せなフェスになればと思ってます。
ただ、寒いですよぉー。スキー場ですからね。屋根なんかないですよ。雨が降っても逃げ場ないですよ。油断すると死んじゃいますよー。
心して!札幌に集結してください!
(12:10 藤村)