2011年7月1日(金)

嬉野

2011年7月1日(金)
こんちは奥さん。
嬉野です。
今日から七月かぁと思えば、
本日は既に金曜日。
今週も終わりじゃないですか。
「ちがうよぉ、こっちは仕事で土日もないよう!」
という働き者の声も聞こえてきそうですが、
そういった方々にはご苦労さん!と、言っておきましょう。
さて、先日の土曜日に会社へ出ましたら、
誰もいないだろうと思っていたところ、
店長が先にぽつんとおりまして、
「お。どうした店長。いそがしいの?」
「いそがしいんですよ!」
と、息巻いておりましてね。
まぁ彼も風邪引いて具合悪いやら、
忙しいやらで、気持ちがこじれておるようすでね、
おりましたが。
私は、デスクにつくなり、
電圧低下してた携帯を充電してやろうと、
充電器の先端を探したのですが、ない。
おかしいね、
ここに差して置いたオレの携帯の充電器がないよ。
なんで?
なんでいつもあるものがないわけ?
これはどういうこと?
わけが分からなくなりまして、
近くには店長しかおりませんでしたのでね、
彼の席は遠いし、聞いても意味はないなぁとは思いつつも、
彼しかおらず、意味もなしに聞きましてね、
「店長さぁ…」
「なんですか?」
「オレの携帯の充電器しらないよね?」
「知りませんよ」
「ないんだよねぇ…」
「どこにあったんですか?」
「ここ。藤やんのコンセント借りて差してここにね…」
「藤村さんが、持ってたんじゃないんですか?」
「そんなことないよ。いくらなんでも他人のものを黙って持ってくなんてことしないよぉ。あの人そんな人間じゃないよ」
「でも、ないんでしょ?」
「ないんだよ」
「だったら藤村さんが持ってたんでしょ?」
「違うよう。そんなことはしないよう」
「そうですか」
「店長さぁ?」
「はい」
「充電器持ってない?」
「ありますよ」
「貸してよ」
「いやですよ」
「なんでだよ!」
「探すのめんどうなんですよ」
「探せよ!めんどくさがりだなぁ」
「じゃぁ、嬉野さんさがしてくださいよ」
「やだよ!」
「ほら、うれしのさんも探したくないでしょ」
「探しようがないだろ!おめぇがどっかにやったものを!」
「あ…、ありました」
「あれ?あったの?かしてね店長」
そうして週が明けてね。
何曜日でしたか、
出社した藤やんが、私の隣へすわりましてね、
すわっているうちに、
あれこれを二人で話をし始めまして、
まぁ、あの人ともこうして15年以上、
デスクを並べて語らってきたわけでありますが、
そのうち不意に思い出しまして、
「あ、そういえばさぁ」
「うん」
「ここに差しといた充電器しらない?」
「あぁ、あれ、持って帰った」
「持って帰った?」
「持って帰った」
「なんでオレの充電器あんたが持って帰るんだよ!」
「あれ?あれあんたのだったっけ?」
「オレのだろ!」
「あれ?そうだっけ…」
「そうだっけじゃないよ。オレの充電器だけどぉ、あんたのデスクのコンセント貸してねっ、つって、言ったでしょ?あんたも使っていいからねって」
「あぁ、そうかそうか…」
「そうだろ?なんでそれをさぁ、自分のだって思うのさ…」
「いや、オレのとこにあったからね…」
「なに?」
「いや、オレのとこにあったからね、当然オレのだなってずっと思ってたな」
「はい?」
「あぁ…分かった分かった、オレんじゃないだよね?」
「あたりまえだろ!」
「そうかそうか…」
で、そう言いつつ、あれからずっとね、
家から持ってくる気配も無しというね。
今日この頃ですよ。
ただまぁ、ぼくが信じていた通り、藤村くんは、他人のものを勝手に持って行くような男ではないということだけは確認されたわけでね…。
だって、自分のだと信じきってたわけだからね…。
もうね、怒る気にもならんわけよ奥さん。
どーいうことよ。
ということでねぇ、
大先生は本日もDVD鋭意編集中!
それでは諸氏!
本日も各自の持ち場で奮闘されますよう!
ここより祈念してやみません!
あぁ、それと!
他人のものはくれぐれも勝手に持ち帰らぬよう!
気をつけましょう!
以上解散!
【久しぶりの藤村先生メモリアルのコーナー】
6月29日水曜日。久しぶりの藤村でございます。
DVD第16弾の編集作業が佳境に入っております。「原付東日本」の編集はすでに終了し、現在「夏野菜」の最終夜を編集中。
やっぱりねぇ、「夏野菜」はおもしろい。これはほんとにね、「DVD」として残しておく価値はありますよ。テレビで放送したものよりも、DVD版は未公開のトークがかなり入っております。楽しみに待っていてください。
楽しみといえば今回から、「予約特典」のオマケが、ポストカードから「フィギュア」といいますか「ストラップ」に変わりました。
「夏野菜」の第一夜に出てくる「どうでしょう農園開墾予定地」と書かれた段ボールの看板を忠実に再現したフィギュアが、予約特典となります。これはねぇ、かなり魅力!であります。
製作は、「水曜どうでしょう」フィギュアシリーズを一緒に作っているユニオン・クリエイティブさん。
DVDの発売と同時に全国のローソン店頭で発売されるフィギュアシリーズも今回で「其の三」。
ラインナップがねぇ、いいですよ。中でも、「シェフ大泉」の中に出てくる「備前焼の藤村」のフィギュアは絶品でございます。なんせ、実物の「備前焼の藤村」を、ものすごい高精度でキャプチャーして、実物とまったく同じ形状を再現しておりますから。
あなたのお手元に!夢の備前焼の藤村が!
今回のDVDは「原付」と「シェフ大泉」という黄金のカップリングで、その上、予約特典の「開墾予定地看板」フィギュアは限定数の生産ですから、かなり早い段階で第一回目の予約受付が終了してしまう可能性があります。
今回ばかりは、本当に早めに予約をしておいた方がよろしいかと。
以上、出てくれば営業ばかりの藤村でございました!
さぁー編集編集!
(13:13 嬉野)